JPH0532803Y2 - - Google Patents

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JPH0532803Y2
JPH0532803Y2 JP1986036893U JP3689386U JPH0532803Y2 JP H0532803 Y2 JPH0532803 Y2 JP H0532803Y2 JP 1986036893 U JP1986036893 U JP 1986036893U JP 3689386 U JP3689386 U JP 3689386U JP H0532803 Y2 JPH0532803 Y2 JP H0532803Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は光コネクタのフエルールと光フアイ
バ等のように一方を他方に挿入して、その端面の
微小な間隙から超音波振動によるハンダ付固定を
行なう際に、被固着物を同一軸心上に昇降自在に
保持するハンダ付用被固着物保持装置に関する。
[従来の技術] 従来光コネクタのハンダ付方法では、特開昭59
−129816号公報に示されるように、超音波振動子
上に設けられたハンダポツト内の溶解ハンダに超
音波振動を与えながら光コネクタ(フエルール)
の先端を挿入して、フエルール内に内挿された光
フアイバを固着する方法が知られている。
[考案が解決しようとする問題点] 上記のような従来の方法では、微小間隙に十分
にハンダが浸透したか否かの確認もできず、接着
の信頼性が低く、必要以上にハンダ付時間をかけ
ることで少しでも信頼性を高めることをしなけれ
ばならないほか、フエルールの予熱時間とハンダ
ポツトへの浸漬時間が長いために、光コードの被
覆樹脂の端部が溶解したり、変形する等の欠点が
あつた。
[問題点を解決するための手段] 上記のような問題点を解決する本考案は、溶解
ハンダを収容するハンダポツト内において超音波
振動を与えられているコアチツプ上に、内部に光
フアイバを挿通したフエルールの下端を当接して
ハンダ付を行う方法において、光フアイバの周面
とフエルールのフアイバ挿通孔内のいずれか一方
又は双方に予備ハンダコートを施しておくことを
特徴としている。
[作用] ハンダポツト内のコアチツプを通じて与えられ
る超音波振動及び熱伝導により、フエルールのフ
アイバ挿通孔より溶解ハンダが上昇し、フアイバ
挿通孔又は光フアイバ周面に予備コートされたハ
ンダを順次溶解させ、予備コートされたハンダに
よつてフエルールと光フアイバが確実且つ短時間
にハンダ付固定される。
[実施例] 以下本考案の実施例を図面に即して説明する
と、第1図〜第3図は本考案実施のための装置の
要部側面図で、この例では1個の本体テーブル1
上に溶解ハンダ槽3とコネクタ保持装置5が突設
されている。
コネクタ保持装置5はテーブル1上で一定角度
水平回動する回転テーブル7上に2本の平行な昇
降ガイド用のロツド9,9a,9bを昇降自在に
直立せしめた設けてある。該昇降ロツド9の外周
には長方形の偏平な箱形のケーシング13及びケ
ースシング13と嵌合する下部ケーシング16が
設けられ、下部ケーシング16が回転テーブル7
上にボルト17で締着固定されている。
上下のベアリング15,15間の昇降ローツド
9上部にはステツプリング等からなるバネ受け1
9がフランジ状に設けられ、該バネ受け19の下
部にはロツド9に外装されてコイルバネ21が各
挿入され、両昇降ロツド9は常時上向きに付勢さ
れ、ロツド9が下降せしめられた際にバネの押上
力によつて自ら上昇する機構となつている。
上記昇降ロツジ9a,9bは常に同時に昇降駆
動し、上端がケーシング13上に突出し、下部が
ケーシング13内に挿入されて、その中心部にね
じ込まれた調節ねじ23と一体となつている調節
つまみ25とによつて昇降調節されるスリーブ状
のストツパ27が、昇降ブロツク22の底面に当
たつて、上記昇降ブロツク22及びロツド9の下
限位置が調節規制される。また昇降ブロツク22
の上限位置はケーシング13内上部のベアリング
15の下部に設けたOリング29にバネ受け19
が当接して決められる。
昇降ブロツク22上にはその下部より挿入され
る固定ボルト31によつて上部ベース33が締着
固定され、該上部ベース33上には前後2本のガ
イドロツド35,35a,35bが平行に直立固
定せしめられ、該ガイドロツド35の上端には上
部ベース33と対応するトツププレート37が固
着されている。
上記ガイドロツド35の前方のガイドロツド3
5aにはベアリング又はブツシユ等の軸受39を
介して2個のクリツプ41,43が昇降自在に取
り付けられている。上記クリツプ41,43は先
端に取り付けられた光コード又はフエルールの把
持部45a,45bの形状を除いては殆ど同一構
造をなしているので、以下両者の同一部分は同一
符号で表し、主として下部のフエルール把持用ク
リツプ41につきその構造を説明する。
クリツプ41は第1図、第2図に示すように上
下に一定の間隔を介して軸受39に水平に嵌合固
定され、且つその後端は後方のガイドロツド35
bに昇降自在に嵌合される。上下のプレート4
7,49の間に、一対のクリツプレバ51,51
が軸53,53によつて回動自在に各別に軸支さ
れ、該軸53,53にはプレート47,49間に
おいて互いに噛み合うギヤー55,55が軸5
3,53及びレバ51,51と一体的に軸支され
て設けられている。
その結果レバ51,51は常に左右対称に作動
し、把持部45a,45bの中心は常に一定に保
たれている。また、プレート47,49の先端に
はスリーブ状のスペーサー57a,57bが嵌合
され、該スペーサー57a,57bは前記ガイド
ロツド35a,35bと平行なアジヤスタボルト
59に昇降自在に挿通されている。アジヤスタボ
ルト59の上端は下端にフランジ状のバネ受け6
1aを有するスリーブ状のテンシヨンロツク61
内にねじ込まれて挿通され、該テンシヨンロツク
61はトツププレート37の先端に昇降自在に嵌
合されている。
また上記トツププレート37上に突出している
テンシヨンロツク61の上端にはスリーブ状のテ
ンシヨンアジヤスタ63が嵌合されるとともに、
該テンシヨンアジヤスタ63の下端はトツププレ
ート37上面に当接し、且つその上部にはアジヤ
スタボルト59の上端がねじ込まれて貫通してい
る。そしてトツププレート37とテンシヨンロツ
ク61に外装されるコイルスプリング65が挿入
され、テンシヨンロツク61はテンシヨンアジヤ
スタ63をまわすことによつてアジヤスタボルト
59とともに昇降し、且つそのことによつてスプ
リング65による下向きの押圧力を調節される構
造となつている。
クリツプ41は上面には、アジヤスタボルト5
9に挿通されるクリツプ調節用のリング67とア
ジヤスタボルト59にねじ込まれているナツトか
らなるリングストツパ69とが設けられ、また下
部ベース33の先端上に突出するようにボルトか
らなるクリツプストツパ71が調節自在にねじ込
まれている。さらに上部クリツプ43の先端上に
はピン状のバネ掛け73が突設され、第1図、第
3図に示すようにヘアピン状の2本の押圧杆75
a,75aとその一端に連結部にリング状のコイ
ル部75bを有し、他方の端部が互いに交差して
対向し合うような折曲部75c,75cを形成し
ている係合バネ75のコイル部75bが上部バネ
掛け73に嵌合されている。
他方上部クリツプ43の上部プレート49上に
突出するスペーサー57bの周壁の両側には、前
記係合バネ75の押圧杆75a,75aが常時内
向きの力の作用により挿入されるスリツト77が
設けられ、押圧杆75a,75aは一定の弾力で
アジヤスタボルト59に押接されており、クリツ
プ43はこの押接の摩擦力によつてアジヤスタボ
ルト59に支持されているが、上記押接摩擦力よ
り強い上下方向の力を加えるとクリツプ43は上
下に移動する。同様に両側から折曲部75c,7
5cを押して押圧杆75a,75aを押し広げ、
アジヤスタボルト59への押圧力を解除すると、
クリツプ43は上下にフリー移動できる。
クリツプレバ51,51の後端付近の対向面に
は、該クリツプレバ51,51の後端を常時押し
広げるように(即ち、把持45a又は45bを閉
じるように)付勢するスプリング79が挿入さ
れ、このスプリング79に抗してクリツプレバ5
1,51の後端内側に押し挟めると、先端の把持
部45a又は45bが開き、開放するとスプリン
グ79の付勢によつて閉じられる。
クリツプ41,43の把持部45a又は45b
は常に同一軸心上にあつて、各クリツプ41,4
3の把持部45a,45bはそれぞれフエルール
83と光コード81とを同軸上に把持し、しかも
これらの軸心の下部には溶解ハンダ槽3が位置し
ている。
即ちハンダ槽3内には下部に超音波振動子(図
示しない)を連結しているホーン85の先端に接
続したコアチツプ87が上向きに収容され、該コ
アチツプ87のまわりには加熱装置付のハンダポ
ツト89が外装されてハンダポツト89内には、
Sn,Pb,Zn又はこれに希土類元素を加えたガラ
ス、陶磁器に接着性の優れた溶解ハンダ91が収
容されている。上記コアチツプ87の上端中心に
は1mm位の細径の孔からなる逃がし部93が穿設
され、該逃がし部93の中心は前記把持部45
a,45bの軸心の下方延長上にある。
フエルール83は光コネクタの内部に挿入され
る主要部をなし、図示する例では第8図に示すよ
うにスリーブ状の本体83aの上部外周には位置
決め用のフランジ83bを突設しており、その内
部中心には光コード挿入孔83cが貫通してお
り、挿入孔83cの下端には段部83dが形成さ
れ、そこにはセラミツクス等よりなるスリーブ状
のキヤピラリ83eが嵌合固定されている。該キ
ヤピラリ83eの中心には、125μm位の光フアイ
バ挿通孔83fが穿設されている。このキヤピラ
リ83eを設けないで光コード挿入孔83cから
フアイバ挿通孔83fに連続するタイプもある。
光コード81の内部中心には上記フアイバ挿通
孔83fと交差1μm程度の精度で嵌合する光フア
イバ81aがシリコンコート81bを施されて収
容され、その外周はナイロン等の樹脂で被覆部8
1cが施されている。そしてフエルール83に挿
入固定される光コード81の先端には光フアイバ
81aが前記キヤピラリ83e以上の長さ突出し
ている。
次に光コード81とフエルール83とを接続す
る第1番目の方法につき説明すると、例えば第4
図、第5図に示すようにクリツプ45a又は45
bによつてフエルール83又は光コード81を把
持せしめ、超音波振動子により10〜100KHzの上
下方向の振動をコアチツプ87を介して与えられ
ているハンダポツト89中の溶解ハンダ91中に
挿入し、フアイバ挿通孔83f内周面及び光フア
イバ81a外周にハンダを付着せしめて予備ハン
ダコートを行う。これらの予備ハンダコートは任
意な方法で行い得るが、フエルール83を溶解ハ
ンダ91中に浸すときは、その先端周面に耐熱性
樹脂チユーブ95(収縮チユーブであればなお良
い)を被覆し、精密加工されたフエルール周面を
保護しておくことが望ましい。
予備ハンダコート完了後のフエルール83の上
端と光コード81を同心上にあるクリツプ先端の
把持部45a,45bで把持せしめる。このとき
光フアイバ81aはフエルール83内には挿入さ
れていない。次いで昇降ブロツク22を下降させ
てフエルール83の先端を超音波振動印加中のハ
ンダポツト89中に挿入し、コアチツプ87の中
心に当接せしめる。
この工程でフエルール83のフアイバ挿通孔8
3f内の予備ハンダは溶解しているので、クリツ
プ43上の係合バネ75の折曲部75cを両側か
ら押圧して押圧杆75aをアジヤスタボルト59
より解放し、クリツプ43を下降しながら光コー
ド81の先端をフエルール83内に挿入する。こ
のとき光フアイバ81aの外周の予備ハンダコー
トも挿入に伴つて溶解するとともに、フエルール
83に印加される超音波振動により、摺り鉢状に
形成されたフアイバ挿通孔の入口の中心に光フア
イバ81aの先端が案内される結果、光フアイバ
81aはスムーズにフアイバ挿通孔81bに挿入
され、光フアイバ81aの先端は逃がし部93内
に収容される。
光フアイバ81aがフアイバ挿通孔83fに挿
入された時点で係合バネ75を押し開き状態から
開放し、当該位置でクリツプ43をアジヤスタボ
ルト59の定位置でクリツプ43をアジヤスタボ
ルト59の定位置に緩やかに固定する。このと
き、リングストツパ69を調整してクリツプ41
上面との間に一定のギヤツプを設けておき、昇降
ブロツク22の微小ストロークを繰り返し行う
と、光フアイバ81aとフアイバ挿通孔85fの
間で溶解ハンダ馴染み、両者の間隙への超音波振
動によつて溶解ハンダが均一に浸透する。
最後にフエルール83をコアチツプ87上に当
接せしめて昇降ブロツク22を下方に強く押圧し
た状態で光コード81とフエルール83の超音波
ハンダ付が行われるが、このとき上部クリツプ4
3bもその上部に突出するスペーサー57bにテ
ンシヨンロツク61の下端が、テンシヨンアジヤ
スタ63によつて調節されるスプリング65の付
勢を受けながら当接されており、光コード81も
下向きの独自の押圧力を受けている。
上記により光コード81及びフエルール83と
もに下向きに押圧された状態で、超音波振動によ
り両者の微小(例えば1μm位)な間隙に溶解ハン
ダが押上げられてハンダ付が行われ、昇降ブロツ
ク22を上昇させることにより2〜3秒間でハン
ダは固化するので、該上昇後クリツプ41,43
より光コード81及びフエルール83を取り外
し、樹脂チユーブ95が除去されて次の加工工程
にまわされる。
上記ハンダ付に際し、フエルール83に伝わる
溶解ハンダの熱による樹脂被覆部81cの溶解等
を防止するため、クリツプ41の先端の把持部4
5aの材料を熱出伝導性の良い(即ち放熱効果の
高い)材質を選ぶことが望ましい。
またフアイバ挿通孔83f及び光フアイバ81
aの予備ハンダコートはいずれか一方に行うだけ
でハンダ付をむらなく高強度に且つ短時間で行う
作用としては十分なものが得られる。
次に光コード81とフエルール83を固定する
第2のハンダ付方法を第7図に基づいて説明する
と、同図はハンダポツト89内のコアチツプ87
上端面に、中心に1mm位の噴流孔97aを貫通せ
しめた噴流ノズル97を、同心的に且つコアチツ
プ87上面との接触面が互いに嵌合し合うように
接触載置せしめ、上記噴流ノズル97がコアチツ
プ87上の定位置を保持するように嵌合するノズ
ルガイド99をハンダポツト内周壁に設けてなる
噴流式ハンダ付装置を用いている。
この装置では、コアチツプ87に超音波振動を
与えるとコアチツプ87と噴流ノズル97との接
触面からハンダが侵入し、噴流孔97aを通じて
ノズル97の上端面に溶解ハンダ91が噴流する
結果、溶解ハンダ91の液面上に突出した噴流ノ
ズル97の上面に予備ハンダコートを施したフエ
ルール83と光コード81を前述した要領で押接
することにより、ハンダ付が行われる。
即ち、溶解ハンダ91が噴流しているノズル9
7の上端面中心部に既に説明した第6図に示す要
領でフエルール83及び光コード81を押接する
と、フエルール83の先端から突出する光フアイ
バ81aの端部は噴流孔97a内に収容された状
態となり、噴流ハンダはフエルール端面より光フ
アイバ81aとフアイバ挿通孔83f内面との微
小間隙に侵入して予備ハンダコートを溶かしなが
らハンダ付が行われる。
この方法によれば、フエルール83の周面には
溶解ハンダが付着せず、第6図に示す場合のよう
にフエルール先端に樹脂チユーブを被覆せしめた
り、あるいは周面の付着ハンダを除去する必要は
生じないし、フエルールや光コードに溶解ハンダ
からの熱影響を与えることが少ない。またフエル
ール83や光コード81の予備ハンダコートも、
フエルール83を端面に押接し、あるいは光フア
イバ81aをハンダポツト89や噴流孔97a内
に挿入することで行うことができる。
なお、この第2の方法においても予備ハンダコ
ートはフエルール83と光フアイバ81aの双方
又はいずれか一方のみで足りる。
上記いずれの方法においても、予備ハンダコー
テイングの過程で、予めフエルール83に光フア
イバ81aを途中まで挿入し仮固定した状態で、
最終的なハンダ付を行うことも可能である。
第9図、第10図は本考案による別の装置の断
面図であり、フエルールのフアイバ挿通孔83f
に予備ハンダコートを行うのに適している。セン
サー100はクリツプ43の把持部45bに装脱
可能に把持され、その先端は把持部45aに把持
されたフエルール83の光コード挿入孔83cを
挿通しフアイバー挿通孔83fの上端に位置す
る。センサーは第10図の如く銅線102の外周
面に絶縁性被覆層103が設けてあり、その先端
は若干露出している。
フアイバ挿通孔への予備ハンダコートを行なう
に当つては、フエルール及びセンサーを把持部4
5a,45bに把持し第10図のようにセンサー
の先端がフアイバ挿通孔の上端に位置するように
する。次いでこれを降下して噴流ノズル97の上
端にフエルールの下端を当接し、超音波振動によ
り噴流孔97aから噴流する溶解ハンダ91をフ
アイバ挿通孔83fに充填し予備ハンダコートが
行なわれる。このコートが完了するとセンサーと
ハンダポツト89とが導通し超音波振動の印加が
自動的に停止する。次いでセンサーを把持部より
脱着した後、光コードを挿入しハンダ付する。こ
の装置によると予備ハンダコートが完了しないと
超音波振動の印加が停止しないためハンダコート
不足によるハンダ付不良を生ずることはない。ま
た、超音波振動は自動的に停止するので作業が大
幅に簡素化される。
[考案の効果] 本考案の装置は以上の如く構成される結果、光
コネクタその他の細径の管状物等のように、細径
のものを嵌合して超音波ハンダ付する際に、嵌合
される被固着物を正確に支持及び案内させること
ができ、このためハンダ付の信頼性が高まり、作
業時間も短縮されるという利点がある。特にフエ
ルールや光フアイバのハンダ付面に予備ハンダコ
ートを施したもののハンダ付は本案の装置によつ
て初めて実施できるものであるほか、本案装置に
よれば、ハンダ付時間の短縮により、光コードの
樹脂被覆が溶解ハンダの伝導熱によつて損傷する
ことが少ない上、高融点をもつハンダの使用が可
能となる。
また、テーブル7を回転テーブルとし、そのま
わりに、予備ハンダ付用のハンダポツトや固着用
のハンダポツト、あるいはハンダ付後の後処理
(例えばフエルールの端面研磨)用の装置等を単
一同心円上に配置し、装置を回転させながら、作
業工程に応じて順次流れ作業的に処理することが
可能となる。
更に、予備ハンダコートの完了を検知するセン
サー100を把持部45bに装脱可能に設けるこ
とにより、ハンダ不足によるハンダ不良がなくな
り、安定したハンダ付作業を容易に行なえるので
特に好ましい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の被固着物保持装置及び超音波
ハンダ付装置の実施例を示す要部の一部断面図、
第2図はクリツプ構造を示す半断面平面図、第3
図は同じく他のクリツプ上部の係合バネの構造を
示す平面図、第4図〜第7図はハンダ付方法を示
す要部拡大断面図、第8図は互いに固着される光
コードとフエルールの構造例を示す拡大断面図、
第9図、第10図は本考案による別の装置の断面
図である。 1……本体テーブル、3……溶解ハンダ槽、5
……被固着物保持装置、7……回転テーブル、
9,9a,9b……昇降ロツド、13……ケーシ
ング、15……ベアリング、16……下部ケーシ
ング、19……バネ受け、21……コイルバネ、
22……昇降ブロツク、23……昇降ねじ、25
……調節つまみ、27……ストツパ、29……O
リング、31……固定ボルト、33……上部ベー
ス、35,35a,35b……ガイドロツド、3
7……トツププレート、39……軸受、41,4
3……クリツプ、45a,45b……把持部、4
7,49……プレート、51……クリツプレバ、
53……軸、55……ギヤ、57a,57b……
スペーサー、59……アジヤスタボルト、61…
…テンシヨンロツク、61a……バネ受け、63
……テンシヨンアジヤスタ、65……スプリン
グ、67……リング、69……リングストツパ、
71……クリツプストツパ、73……バネ掛け、
75……係合バネ、75a……押圧杆、75b…
…コイル部、75c……折曲部、77……スリツ
ト、79……スプリング、81……光コード、8
1a……光フアイバ、81b……シリコンコー
ト、81c……被覆部、83……フエルール、8
3a……本体、83b……フランジ、83c……
光コード挿入孔、83d……段部、83e……キ
ヤピラリ、83f……フアイバ挿通孔、85……
ホーン、87……コアチツプ、89……ハンダポ
ツト、91……溶解ハンダ、93……逃がし部、
95……耐熱性樹脂チユーブ、97……噴流ノズ
ル、97a……噴流孔、99……ノズルガイド、
100……センサー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) テーブル7上に昇降ロツド9を設け、該昇降
    ロツド9上には昇降ブロツク22を介してガイ
    ドロツド35を同方向に設け、ガイドロツド3
    5には先端において2個以上の被固着物を同軸
    上において各別に昇降可能な如く把持する2個
    以上のクリツプ41,43を設けるとともに、
    上部のクリツプ43を一定の高さでセツトする
    アジヤスタボルト59を両クリツプ41,43
    を貫通せしめて設けたハンダ付用被固着物保持
    装置。 (2) 前記被固着物の一方は、光フアイバであり、
    前記被固着物の他方は光コネクタのフエルール
    であり、該フエルールには光コード挿入孔83
    c及びフアイバ挿通孔83fが設けてあり、該
    光コード挿入孔83cに挿入されフアイバ挿通
    孔83fへの予備ハンダコートの完了を検知す
    るセンサー100を前記クリツプ43の把持部
    45bに装脱可能に設けてなる実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の装置。
JP1986036893U 1985-04-26 1986-03-12 Expired - Lifetime JPH0532803Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986036893U JPH0532803Y2 (ja) 1985-04-26 1986-03-12

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6284685 1985-04-26
JP1986036893U JPH0532803Y2 (ja) 1985-04-26 1986-03-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6246411U JPS6246411U (ja) 1987-03-20
JPH0532803Y2 true JPH0532803Y2 (ja) 1993-08-23

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ID=31497372

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JPS59129816A (ja) * 1983-01-18 1984-07-26 Kuroda Denki Kk 光フアイバ−用コネクタ−の固定方法
JPS61133909A (ja) * 1984-12-04 1986-06-21 Fujitsu Ltd フエル−ル及びフエル−ルの製造方法

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JPS6246411U (ja) 1987-03-20

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