JPH05327427A - ランダムパルス生成装置及びランダムパルス生成方法 - Google Patents

ランダムパルス生成装置及びランダムパルス生成方法

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JPH05327427A
JPH05327427A JP5011610A JP1161093A JPH05327427A JP H05327427 A JPH05327427 A JP H05327427A JP 5011610 A JP5011610 A JP 5011610A JP 1161093 A JP1161093 A JP 1161093A JP H05327427 A JPH05327427 A JP H05327427A
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random pulse
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孝宏 渡邊
Shuji Motomura
修二 本村
Toshiyuki Furuta
俊之 古田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リニアフィードバックシフトレジスタからな
るランダムパルス生成装置が出力する疑似的なランダム
パルスの不規則性を向上させる。 【構成】 リニアフィードバックシフトレジスタ10が
出力するランダムパルスが一周期に到達すると、このリ
ニアフィードバックシフトレジスタ10に所定数のクロ
ックパルスを入力してからランダムパルスの出力を再開
する出力制御手段11,12を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パルス密度型のニュー
ラルネットワークなどに利用されるランダムパルス生成
装置及びランダムパルス生成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、乱数発生器等に利用されるランダ
ムパルス生成装置は、電磁ノイズなどを利用してランダ
ムパルスを生成することが行なわれていたが、これは再
現性が無い等の課題を有するため、現在ではリニアフィ
ードバックシフトレジスタであるLFSR(Linear Feed
back Shift Register)が出力する長周期のビット列を疑
似的なランダムパルスとして利用することが一般的とな
っている。ここで、このようなランダムパルス生成装置
を形成するLFSRは、リニアに順次接続された複数個
のレジスタの所定の複数の出力部が排他的論理和回路を
介して先頭の入力部にフィードバック接続された構造と
なっており、レジスタに設定されたビットを複数個所か
らフィードバックする際に排他的論理和回路で合成する
ことで、極めて長周期のビット列で疑似的なランダムパ
ルスを生成するようになっている。そして、このような
LFSRからなるランダムパルス生成装置は、そのレジ
スタの個数やフィードバック接続の位置及び設定された
初期値が同一ならば出力するビット列も同一となるの
で、再現性を有するランダムパルスを生成することがで
き、例えば、このランダムパルスを二進数として十進数
に変換することで乱数列を得ることもできる。
【0003】例えば、図11に例示するように、七段の
LFSRでランダムパルス生成装置11 〜14 を形成す
る場合、これはリニアに順次接続された七個のレジスタ
1〜27 の所定の中間の出力部3と末端の出力部4と
を排他的論理和回路5を介して先頭の入力部6にフィー
ドバック接続し、各レジスタ2に同一の基準クロック7
を並列に接続した構造として実施される。
【0004】このような構成において、このランダムパ
ルス生成装置1では、時刻tにおけるレジスタ21 内に
格納されたビットをAt と表現するならば、時刻(t+
j)におけるレジスタ2(1+i) 内には、i時間以前にレ
ジスタ21 内に格納されていたビットA(t-i+j) が移動
していることになり、時刻(t−1)におけるレジスタ
(1+i) 内に格納されたビットはA(t-i-1)となる。
【0005】例えば、同図(c)に例示したように、中
間の出力部3を四段目のレジスタ24 に設けたランダム
パルス生成装置13 では、一段目のレジスタ21 内のビ
ットAt は、時刻(t−1)における四段目と七段目と
のレジスタ24 ,27 内のビットを排他的論理和回路5
で合成した値となっている。ここで、排他的論理和回路
5によるビットの合成は“modulo2”での加算に等しい
ので、一段目のレジスタ21 内のビットAt は、 At=A(t-4) +A(t-7) (mod2) …(1) となる。
【0006】ここで、上述のような七段のLFSRから
なるランダムパルス生成装置1の各レジスタ2に所定の
ビットが入力された状態である設定値は、各レジスタ2
内のビットが“0”か“1”の一方となるので27 =12
8通りとなるが、七つの設定値が全て“0”の場合は、
ビットの回送を繰返しても設定値の全てが“0”のまま
であり、七つの設定値に一つでも“1”が内包される場
合は、ビットの回送を繰返すと設定値は上記組合わせの
一つに所定周期で変化する。そして、ランダムパルス生
成装置1の所定のレジスタ2内のビットAtが上記数式
(1)で規定される場合、Atのビット列は周期(27
−1)の疑似的なランダム系列となることが判明してい
る。つまり、図示したLFSRからなるランダムパルス
生成装置1は、一周期中に(27 −1)のビット列を生
成することができるので、このビット列を七桁の二進数
として読取ることでランダムパルス生成装置1は1〜12
7の整数値を出力することになる。
【0007】なお、このようなLFSRからなるランダ
ムパルス生成装置1の設定値を二進数の数値として読取
る場合、先頭を最下位とする方法と末端を最下位とする
方法との両方が実施されているが、ここでは先頭を最下
位として説明を行なうものとする。ただし、本発明はラ
ンダムパルス生成装置の先頭と末端との何れを最下位と
する方法でも成り立つようになっている。
【0008】ここで、ci(i=1,2,…p)を“0”
か“1”の整数(ただしcp =1)とすると、このci
によってAtを示す漸化式は、 At=c1(t-1) +c2(t-2) …+cp(t-p) (mod2) …(2) となり、この漸化式の特性多項式は、
【0009】
【数1】
【0010】となる。ここで、上述のような漸化式
(2)によって生成されるランダムパルスからなる乱数
列は、長さ“2のp乗−1”以下の周期を有するが、こ
の範囲内で最大周期を生じる特性多項式を特に原始多項
式と呼称している。そして、このような原始多項式によ
って生成される“2のp乗−1”の周期のAt のビット
列を、p次の線形最大周期列(Maximum-Length Linearly
Recurring Sequence)としてM系列と呼称している。例
えば、数式(1)から生成されるAtのビット列は、原
始多項式 f(x)=1+x4 +x7 に対応する七次のM系列である。なお、七段のLFSR
からなるランダムパルス生成装置1の場合、七次のM系
列のビット列を生成するものは図11に例示した四種類
に限定されているので、これらのランダムパルス生成装
置1の原始多項式や漸化式等を以下に例示する。
【0011】 .同図(a)に例示したランダムパルス生成装置11 原始多項式 f(x)=1+x+x7 漸化式 At=A(t-1) +A(t-7) (mod2) M系列のビット列 図12(a)に例示 生成される乱数列 図13(a)に例示 .同図(b)に例示したランダムパルス生成装置12 原始多項式 f(x)=1+x3 +x7 漸化式 At=A(t-3) +A(t-7) (mod2) M系列のビット列 図12(b)に例示 生成される乱数列 図13(b)に例示 .同図(c)に例示したランダムパルス生成装置13 原始多項式 f(x)=1+x4 +x7 漸化式 At=A(t-4) +A(t-7) (mod2) M系列のビット列 図12(c)に例示 生成される乱数列 図13(c)に例示 .同図(d)に例示したランダムパルス生成装置14 原始多項式 f(x)=1+x6 +x7 漸化式 At=A(t-6) +A(t-7) (mod2) M系列のビット列 図12(d)に例示 生成される乱数列 図13(d)に例示 つまり、このようなLFSRからなるランダムパルス生
成装置1は、M系列のビット列で生成するランダムパル
スの周期が最大であるので、発生するランダムパルスの
不規則性が極めて良好である。ここで、このようなM系
列のランダムパルス生成装置1では、出力するビット列
の周期が最大であることが予め判明しているので、これ
をパルス密度やパルス数で変調することでパルス位置が
不規則な信号を生成することも可能である。
【0012】例えば、上述のような127通りのランダム
パルスを発生する七次のランダムパルス生成装置1にお
いてパルス密度が10/127 の信号を要望した場合、生成
されたランダムパルスが1〜10ならばパルスを出力して
ランダムパルスが11〜127 ならばパルスを出力しないよ
うにすれば、この信号はパルスの位置が不規則で密度が
10/127 となる。
【0013】なお、上述のようなM系列のランダムパル
ス生成装置を形成するLFSRは七段に限定されるもの
ではなく、図14に例示するように、五個のレジスタ2
からなる五段のLFSRでランダムパルス生成装置8な
ども実施可能である。そして、このようなランダムパル
ス生成装置8の原始多項式は、 f(x)=1+x3 +x5 となり、その漸化式は、 At=A(t-3) +A(t-5) (mod2) となる。また、このランダムパルス生成装置8のM系列
のビット列は、図15に例示するような内容となり、こ
のようなビット列であるランダムパルスから生成される
乱数列は、図16に例示するような内容となる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなランダム
パルス生成装置1,8では、M系列のビット列を生成す
るので疑似的なランダムパルスや乱数の発生周期を最大
にすることができる。
【0015】ここで、上述のようなランダムパルス生成
装置1,8は、生成するランダムパルスは周期を有する
疑似的なもので再現性を有している。このため、ランダ
ムパルス生成装置1,8を連続的に駆動する場合、出力
するランダムパルスが一周期に到達すると同一のランダ
ムパルスが再度出力されるので、結果的にランダムパル
スの不規則性が低下することになって好ましくない。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
リニアに順次接続されたn個のレジスタの所定の複数の
出力部が排他的論理和回路を介して先頭の入力部にフィ
ードバック接続されたn段のリニアフィードバックシフ
トレジスタを設け、このリニアフィードバックシフトレ
ジスタの前記レジスタの各々に基準クロックを並列に接
続し、この基準クロックが出力するクロックパルスに従
って前記リニアフィードバックシフトレジスタがランダ
ムパルスを生成するようにしたランダムパルス生成装置
において、前記リニアフィードバックシフトレジスタが
最大周期列信号の一周期の生成に要するクロックパルス
のパルス数Mと前記パルス数Mより少ない所定のパルス
数Nとが予め設定されたパルス数メモリを設け、前記基
準クロックが前記リニアフィードバックシフトレジスタ
に出力するパルス数をカウントするクロックパルスカウ
ンタを設け、このクロックパルスカウンタがカウントす
るパルス数が前記パルス数メモリに設定されたパルス数
Mに到達すると前記基準クロックがパルス数Nのクロッ
クパルスを出力するまで前記リニアフィードバックシフ
トレジスタが生成するランダムパルスの出力を中断する
出力制御手段を設けた。
【0017】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、出力制御手段が作動する毎にパルス数Nを
変更する設定値変更手段を設けた。
【0018】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、クロックパルスの変調でパルス数Nを変更
する設定値変更手段を設けた。
【0019】請求項4記載の発明は、リニアに順次接続
されたn個のレジスタの所定の複数の出力部が排他的論
理和回路を介して先頭の入力部にフィードバック接続さ
れたn段のリニアフィードバックシフトレジスタを設
け、このリニアフィードバックシフトレジスタの前記レ
ジスタの各々に基準クロックを並列に接続し、この基準
クロックが出力するクロックパルスに従って前記リニア
フィードバックシフトレジスタがランダムパルスを生成
するようにしたランダムパルス生成装置において、前記
リニアフィードバックシフトレジスタが最大周期列信号
の一周期の生成に要するクロックパルスのパルス数Mと
前記パルス数Mより少ない所定のパルス数Nとをパルス
数メモリに予め設定し、前記基準クロックが前記リニア
フィードバックシフトレジスタに出力するパルス数をク
ロックパルスカウンタがカウントし、このパルス数が前
記パルス数メモリに設定されたパルス数Mに到達すると
前記基準クロックがパルス数Nのクロックパルスを出力
するまで前記リニアフィードバックシフトレジスタが生
成するランダムパルスの出力を出力制御手段が中断する
ようにした。
【0020】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、出力制御手段が作動する毎に設定値変更手
段がパルス数Nを変更するようにした。
【0021】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、設定値変更手段がクロックパルスの変調で
パルス数Nを変更するようにした。
【0022】請求項7記載の発明は、リニアに順次接続
されたn個のレジスタの所定の複数の出力部が排他的論
理和回路を介して先頭の入力部にフィードバック接続さ
れたn段のリニアフィードバックシフトレジスタからな
るランダムパルス生成装置において、前記排他的論理和
回路から前記入力部に至る前記フィードバック接続を一
時的に着脱自在に解除すると共に前記排他的論理和回路
に接続されていない所定の前記出力部と前記入力部とを
一時的に着脱自在にフィードバック接続するシフト内容
切替手段を設けた。
【0023】請求項8記載の発明は、リニアに順次接続
されたn個のレジスタの所定の複数の出力部が排他的論
理和回路を介して先頭の入力部にフィードバック接続さ
れたn段のリニアフィードバックシフトレジスタからな
るランダムパルス生成装置において、前記排他的論理和
回路と少なくとも一つの前記出力部との接続を着脱自在
に解除すると共に他の前記出力部を前記排他的論理和回
路に着脱自在に接続するレジスタ切替手段を設けた。
【0024】請求項9記載の発明は、請求項7又は8記
載の発明において、リニアフィードバックシフトレジス
タが出力するランダムな二値信号と予め設定された二値
信号とを比較して結果の大小を二値信号に変換するラン
ダムパルス出力手段を設けた。
【0025】請求項10記載の発明は、リニアに順次接
続されたn個のレジスタの所定の複数の出力部が排他的
論理和回路を介して先頭の入力部にフィードバック接続
されたn段のリニアフィードバックシフトレジスタから
なるランダムパルス生成装置において、所定数の二値信
号をシフトするとシフト内容切替手段で前記排他的論理
和回路から前記入力部に至る前記フィードバック接続を
解除すると共に前記排他的論理和回路に接続されていな
い所定の前記出力部と前記入力部とをフィードバック接
続し、この接続形態で所定数の二値信号をシフトしてか
らシフト内容切替手段で接続形態を初期状態に復元する
ようにした。
【0026】請求項11記載の発明は、リニアに順次接
続されたn個のレジスタの所定の複数の出力部が排他的
論理和回路を介して先頭の入力部にフィードバック接続
されたn段のリニアフィードバックシフトレジスタから
なるランダムパルス生成装置において、所定数の二値信
号をシフトするとレジスタ切替手段で前記排他的論理和
回路と少なくとも一つの前記出力部との接続を解除する
と共に他の前記出力部を前記排他的論理和回路に接続し
てから二値信号のシフトを再開するようにした。
【0027】請求項12記載の発明は、請求項10又は
11記載の発明において、ランダムパルス出力手段でリ
ニアフィードバックシフトレジスタが出力するランダム
な二値信号と予め設定された二値信号とを比較して結果
の大小を二値信号に変換するようにした。
【0028】請求項13記載の発明は、リニアに順次接
続されて予めnビットの初期値が設定されたn個のレジ
スタの所定の複数の出力部が排他的論理和回路を介して
先頭の入力部にフィードバック接続されたn段のリニア
フィードバックシフトレジスタを設け、このリニアフィ
ードバックシフトレジスタの前記レジスタの各々に基準
クロックを並列に接続し、この基準クロックから入力さ
れるクロックパルスに従って前記リニアフィードバック
シフトレジスタが出力するnビットの二値信号と予め設
定されたnビットの二値信号とを比較して結果の大小を
ランダムな二値信号として出力するランダムパルス出力
手段を設け、このランダムパルス出力手段が出力するラ
ンダムな二値信号のパルス数をカウントするランダムパ
ルスカウンタを設け、このランダムパルスカウンタが出
力するnビットの二値信号のカウント数と予め設定され
た二値信号のパルス数とを比較して結果の大小を二値信
号として出力する二値信号出力手段を設け、この二値信
号出力手段が出力する二値信号に基づいて前記基準クロ
ックが前記レジスタの各々に供給するクロックパルスを
中断するクロックパルス制御手段を設けた。
【0029】請求項14記載の発明は、請求項13記載
の発明において、n段のリニアフィードバックシフトレ
ジスタの各レジスタに供給されるクロックパルスのパル
ス数をカウントするクロックパルスカウンタを設け、こ
のクロックパルスカウンタのカウント数と前記リニアフ
ィードバックシフトレジスタによる一周期分のランダム
な二値信号の発生に要するクロックパルスのパルス数と
の一致を検知すると前記レジスタの各々に設定された初
期値を変更する初期値変更手段を設けた。
【0030】請求項15記載の発明は、リニアに順次接
続されて所定の複数の出力部が排他的論理和回路を介し
て先頭の入力部にフィードバック接続されたn個のレジ
スタからなるn段のリニアフィードバックシフトレジス
タの前記レジスタに予めnビットの初期値を設定し、こ
れらのレジスタの各々に基準クロックがクロックパルス
を出力し、このクロックパルスの入力に従って前記リニ
アフィードバックシフトレジスタが出力するnビットの
二値信号と予め設定されたnビットの二値信号とをラン
ダムパルス出力手段が比較して結果の大小をランダムな
二値信号として出力し、この二値信号のパルス数をラン
ダムパルスカウンタがカウントし、このnビットの二値
信号のカウント数と予め設定された二値信号のパルス数
とを二値信号出力手段が比較して結果の大小を二値信号
として出力し、この二値信号に基づいて前記基準クロッ
クが前記レジスタの各々に供給するクロックパルスをク
ロックパルス制御手段が中断するようにした。
【0031】請求項16記載の発明は、請求項15記載
の発明において、n段のリニアフィードバックシフトレ
ジスタの各レジスタに供給されるクロックパルスのパル
ス数をクロックパルスカウンタがカウントし、このカウ
ント数と前記リニアフィードバックシフトレジスタによ
る一周期分のランダムな二値信号の発生に要するクロッ
クパルスのパルス数との一致を検知すると初期値変更手
段が前記レジスタの各々に設定された初期値を変更する
ようにした。
【0032】
【作用】請求項1及び4記載の発明は、リニアフィード
バックシフトレジスタが出力するランダムパルスが一周
期に到達すると、このリニアフィードバックシフトレジ
スタに所定のクロックパルスが入力されてからランダム
パルスの出力が再開されるので、このランダムパルスは
同一内容が繰返されることが防止されて不規則性が向上
することになる。
【0033】請求項2及び5記載の発明は、リニアフィ
ードバックシフトレジスタが出力するランダムパルスが
一周期に到達すると、このリニアフィードバックシフト
レジスタに毎回相違するパルス数のクロックパルスが入
力されてからランダムパルスの出力が再開されるので、
このランダムパルスは同一内容が繰返されることが防止
されて不規則性が極めて良好に向上することになる。
【0034】請求項3及び6記載の発明は、リニアフィ
ードバックシフトレジスタが出力するランダムパルスが
一周期に到達すると、このリニアフィードバックシフト
レジスタに毎回パルス数が不規則に変更されるクロック
パルスが入力されてからランダムパルスの出力が再開さ
れるので、このランダムパルスは同一内容が繰返される
ことが防止されて不規則性が極めて良好に向上すること
になる。
【0035】請求項7及び10記載の発明は、シフト内
容切替手段で一時的に入力部と出力部とをフィードバッ
ク接続した状態で二値信号をシフトすることで、ランダ
ムパルス生成装置に相違する初期値を設定することがで
き、この設定後にシフト内容切替手段で接続形態を初期
状態に復元してからランダムパルスを生成することで、
ランダムパルスの周期性を解消して不規則性を向上させ
ることができる。
【0036】請求項8及び11記載の発明は、レジスタ
切替手段で排他的論理和回路に接続する出力部を切替え
ることで生成するランダムパルスの内容を変更すること
ができるので、ランダムパルスの周期性を解消して不規
則性を向上させることができる。
【0037】請求項9及び12記載の発明は、予め設定
する二値信号を変更することでランダムパルス出力手段
が出力するランダムパルスのパルス密度を可変自在に設
定することができる。
【0038】請求項13及び15記載の発明は、ランダ
ムパルス出力手段によってリニアフィードバックシフト
レジスタが出力するランダムな二値信号と予め設定され
た二値信号とを比較した結果の大小をランダムな二値信
号として出力することにより、予め設定された二値信号
に応じた所定のパルス密度のランダムな二値信号を出力
することになり、この出力されたランダムな二値信号の
パルス数をランダムパルスカウンタがカウントし、この
カウント数が所望のパルス数に到達するとリニアフィー
ドバックシフトレジスタの各レジスタに入力されるクロ
ックパルスをクロックパルス制御手段が中断することに
より、リニアフィードバックシフトレジスタによるラン
ダムな二値信号の出力を中断することになるので、リニ
アフィードバックシフトレジスタが出力するランダムパ
ルスの周期性を解消して不規則性を向上させることがで
きる。
【0039】請求項14及び16記載の発明は、所望の
パルスを得るためにリニアフィードバックシフトレジス
タの各レジスタにクロックパルスを一周期分以上与えて
しまった場合でも、初期値変更手段によって各レジスタ
に予め設定された初期値を相違する数値に変更すること
により、リニアフィードバックシフトレジスタが発生す
るランダムパルスの周期性を解消して不規則性を向上さ
せることができる。
【0040】
【実施例】請求項1及び4記載の発明の一実施例を図1
に基づいて説明する。まず、本実施例のランダムパルス
生成装置9は、基準クロック7にLFSR10と出力制
御回路11とを並列に接続し、これらの出力部を論理積
回路12で合成した構造となっている。そして、前記出
力制御回路11は、入力部に並列接続された二個の論理
積回路13,14の出力部を一方は直接で他方は1/N
分周カウンタ15を介して1/M分周カウンタ16に接
続し、この1/M分周カウンタ16の出力部を前記論理
積回路13,14に一方は否定回路17を介して他方は
直接にフィードバック接続した構造となっている。な
お、前記LFSR10は、リニアに順次接続されたn個
のレジスタ(図示せず)の各々に基準クロック7からク
ロックパルスが入力されるようになっており、その最大
周期列信号の一周期の生成に要するクロックパルスのパ
ルス数はNとなっている。そこで、このランダムパルス
生成装置9では、上述のようなパルス数Mと所定のパル
ス数N(<M)とが予め設定されたパルス数メモリや、
基準クロック7から前記LFSR10に出力されるクロ
ックパルスのパルス数をカウントするクロックパルスカ
ウンタが、前記分周カウンタ15,16で形成されてお
り、このような分周カウンタ15,16の出力値に従っ
て前記LFSR10が生成するランダムパルスの出力を
中断する出力制御手段が、前記出力制御回路11や前記
論理積回路12で形成されている。
【0041】このような構成において、このランダムパ
ルス生成装置9では、例えば、予め所定のビットが初期
値として入力されたLFSR10に基準クロック7がク
ロックパルスを入力すると、このクロックパルスに従っ
てLFSR10が生成するランダムパルスが論理積回路
12を介して出力されることになる。このようにするこ
とで、例えば、論理積回路12から出力されたランダム
パルスからなる二値信号を二進数で読取って十進数に変
換することで乱数列を得ることができる。
【0042】ここで、上述のようなランダムパルス生成
装置9に利用されているLFSR10は、入力されるク
ロック信号に従ってランダムパルスを順次出力するが、
このランダムパルスは疑似的なので一周期に到達すると
同一内容が繰返されることになる。そこで、本発明のラ
ンダムパルス生成装置9では、パルス数Mのクロックパ
ルスでLFSR10が一周期のランダムパルスを生成す
ると、パルス数Mより少ないパルス数Nのクロックパル
スをLFSR10に入力してからランダムパルスの出力
を再開するようになっている。
【0043】そこで、このようなランダムパルス生成装
置9の処理動作を以下に詳述する。まず、このランダム
パルス生成装置9では、LFSR10と共に基準クロッ
ク7のクロックパルスが入力される出力制御回路11
は、初期状態としてクロックパルスが論理積回路13,
14から1/M分周カウンタ16のみに入力されるよう
になっており、この1/M分周カウンタ16は初期状態
として出力が“0”となるように設定されている。する
と、この“0”は否定回路17で反転して“1”となる
ので、この“1”が一端に入力される論理積回路12は
LFSR10が生成するランダムパルスを出力すること
になる。
【0044】そして、このランダムパルス生成装置9で
は、上述のような状態で基準クロック7が出力するクロ
ックパルスがパルス数Mに到達すると、1/Mカウンタ
の出力が“1”となって否定回路17が“0”を論理積
回路12に出力するので、この論理積回路12はLFS
R10が生成するランダムパルスを中断することにな
る。この時、クロックパルスは論理積回路13,14か
ら1/N分周カウンタ15のみに入力されることにな
り、この1/N分周カウンタ15は入力されるクロック
パルスがパルス数Nになるまで“0”を継続的に出力す
ることになる。そして、上述のようにLFSR10が生
成するランダムパルスの出力を論理積回路12が中断し
た状態で基準クロック7がパルス数Nのクロックパルス
を出力すると、1/N分周カウンタ15の出力は“1”
となって出力制御回路11は初期状態に復帰し、LFS
R10が生成するランダムパルスの出力を論理積回路1
2が再開することになる。
【0045】このようにすることで、このランダムパル
ス生成装置9では、LFSR10が出力するランダムパ
ルスが一周期に到達すると、このLFSR10にNパル
スのクロックパルスが入力されてからランダムパルスの
出力が再開されるので、同一内容のランダムパルスが繰
返されることが防止されて不規則性が向上することにな
る。
【0046】つぎに、請求項1ないし6記載の発明の一
実施例を図2に基づいて説明する。なお、請求項1記載
の発明の一実施例として図1に例示したランダムパルス
生成装置9と同一の部分は、同一の名称及び符号を用い
て説明も省略する。まず、このランダムパルス生成装置
18は、基準クロック7に出力制御回路11と共に並列
に接続された二個の論理積回路19,20の出力部を、
一方は直接で他方はLFSR21を介してLFSR10
に接続し、このLFSR10の出力部と共に論理積回路
12に入力した出力制御回路11の出力部を、前記論理
積回路19,20の一方には直接で他方には否定回路2
2を介してフィードバック接続した構造となっている。
ここで、このランダムパルス生成装置9では、クロック
パルスに従ったランダムパルスの生成はn次のLFSR
10が行なうようになっており、このLFSR10より
レジスタの個数が少ないm次のLFSR21は、出力制
御回路11が作動する毎にクロックパルスの変調でパル
ス数Nを変更する設定値変更手段として機能するように
なっている。
【0047】このような構成において、このランダムパ
ルス生成装置18は、前述したランダムパルス生成装置
1と同様に、パルス数MのクロックパルスでLFSR1
0が一周期のランダムパルスを出力すると、このLFS
R10にNパルスのクロックパルスを入力してからラン
ダムパルスの出力を再開するようになっている。この
時、このランダムパルス生成装置18では、LFSR1
0が生成するランダムパルスを中断するために出力制御
回路11の出力が“0”となると、基準クロック7が出
力するクロックパルスは出力制御回路11に直接に出力
されると共にLFSR21を介してLFSR10に入力
されることになる。このようにすることで、このランダ
ムパルス生成装置18では、出力制御回路11にパルス
数nのクロックパルスが入力されてランダムパルスの出
力が再開されるまでにLFSR10に入力されるクロッ
クパルスのパルス数がLFSR21で不規則に変調され
るので、このLFSR21に入力されるパルス数Nは出
力制御回路11が作動する毎に変更されることになる。
つまり、このランダムパルス生成装置18では、LFS
R10が出力するランダムパルスが一周期に到達する
と、このLFSR10に毎回相違するパルス数のクロッ
クパルスが入力されてからランダムパルスの出力が再開
されるので、ランダムパルスの不規則性が極めて良好に
向上することになる。
【0048】なお、本実施例のランダムパルス生成装置
18では、請求項3及び6記載の発明の一実施例とし
て、LFSR21によるクロックパルスの変調でパルス
数Nを変更する設定値変更手段を例示したが、本発明は
上記形式に限定されるものではなく、請求項2及び5記
載の発明のように、他の設定値変更手段でパルス数Nを
変更することも実施可能である。
【0049】請求項7及び10記載の発明の一実施例を
図3ないし図5に基づいて説明する。まず、本実施例の
ランダムパルス生成装置23は、図3に例示するよう
に、七個のレジスタ21〜27の先頭の出力部3と末端の
出力部4とが排他的論理和回路5に接続されており、こ
の排他的論理和回路5と末端の出力部4との一方が切替
スイッチ24で先頭の入力部6に着脱自在にフィードバ
ック接続されたLSFRで形成されている。
【0050】ここで、シフト内容切替手段である前記切
替スイッチ24としては、通常の機械的なスイッチも利
用可能であるが、図4に例示するように、ここでは先頭
の入力部6に出力端子が接続された一個の論理積回路2
5の入力端子に二個の論理和回路26,27の出力端子
を接続し、これらの論理和回路26,27の一方の入力
端子の各々に末端の前記出力部4と前記排他的論理和回
路5の出力端子とを接続した構造となっている。そし
て、このような切替スイッチ24の論理和回路26,2
7の他方の入力端子に一方は否定回路28を介して制御
回路29が共に接続されることで、この制御回路29が
出力する二値信号で前記出力部4と前記排他的論理和回
路5との一方が前記入力部6に選択的に接続されるよう
になっている。
【0051】このような構成において、このランダムパ
ルス生成装置23は、通常は切替スイッチ24で排他的
論理和回路5が入力部6に接続されて従来のランダムパ
ルス生成装置1と同様な構造となっているので、この接
続形態で単純に二値信号をシフトしてランダムパルスを
出力すると同一内容が周期的に繰返されることになる。
そこで、このランダムパルス生成装置23では、例え
ば、ランダムパルスの一周期を出力するような所定数の
二値信号をシフトすると切替スイッチ24で入力部6に
出力部4をフィードバック接続して少数の二値信号をシ
フトし、このシフトで二値信号を循環させてから切替ス
イッチ24で入力部6に排他的論理和回路5を接続する
ことで初期値を変更してランダムパルスの周期性を解消
するようになっている。
【0052】そこで、このようなランダムパルス生成装
置23の処理動作を図5のフローチャートに基づいて以
下に詳述する。まず、このランダムパルス生成装置23
では、最初に外部機器(図示せず)を入力部6に接続す
るなどして所定の二値信号からなる初期値を設定してか
ら、制御回路29の切替信号に従って動作する切替スイ
ッチ24で入力部6に排他的論理和回路5を接続してレ
ジスタ2の各々にクロック信号を入力する。このように
することで、このクロック信号に従って各レジスタ2が
二値信号を順次シフトすると、先頭と末端とのレジスタ
2が出力する二値信号が排他的論理和回路5で合成され
て先頭のレジスタ2にフィードバック入力されるので、
従来のランダムパルス生成装置1と同様にランダムパル
スが生成されることになる。そして、このようにしてラ
ンダムパルス生成装置1が生成するランダムパルスは二
値信号で形成されているので、例えば、これを二進数の
数値として十進数に変換することで1〜127 の乱数を得
ることができる。
【0053】そして、このランダムパルス生成装置23
では、上述のようにして従来のランダムパルス生成装置
1と同様に生成するランダムパルスが一周期に到達する
と、制御回路29の切替信号に従って動作する切替スイ
ッチ24が排他的論理和回路5と入力部6との接続を解
除すると共に入力部6に末端の出力部4を接続し、例え
ば、この接続形態でレジスタ2の各々に一つのクロック
信号を入力するようになっている。そこで、このクロッ
ク信号に従って各レジスタ2が1ビットの二値信号をシ
フトすることで、このランダムパルス生成装置23には
前述した初期値とは無関係の初期値が設定されるので、
この設定後に切替スイッチ24が入力部6に排他的論理
和回路5を再度接続して接続形態を初期状態に復元する
ことで、良好な不規則性でランダムパルスの生成を再開
することができる。
【0054】なお、本実施例ではランダムパルス生成装
置23として七個のレジスタ2の先頭と末端とをフィー
ドバック接続することを例示したが、このようなレジス
タ2の個数やフィードバック接続の位置は各種の実施が
可能である。さらに、本実施例のランダムパルス生成装
置23では、末端の出力部4を排他的論理和回路5と先
頭の入力部6との一方に接続することを例示したが、例
えば、このような排他的論理和回路5と入力部6とに選
択的に接続する出力部を末端以外の位置に設けることも
実施可能である。さらに、切替スイッチ24が作動する
タイミングをランダムパルスの一周期の前後に設定する
ことも実施可能であり、出力部4と入力部6とを直結し
ている後にシフトする二値信号の数量も1ビットに限定
されるものではない。
【0055】ここで、本出願人が乱数発生装置として特
願平4-11217 号に開示したランダムパルス生成装置で
は、LFSRの先頭の入力部に排他的論理和回路との接
続を解除して他機器を接続自在とする切替スイッチを設
け、このようなLFSRを順次接続して形成した長大な
シフトレジスタの先頭の入力部に初期値入力装置を接続
して複数のランダムパルス生成装置に相違する初期値を
設定するようになっている。そこで、図6に例示するよ
うに、上述のような切替スイッチ30を備えた複数のラ
ンダムパルス生成装置31を順次接続し、この先頭部に
前述したランダムパルス生成装置23を初期値入力装置
として接続することも実施可能である。
【0056】つぎに、請求項8及び11記載の発明の一
実施例を図7に基づいて説明する。このランダムパルス
生成装置32では、七個のレジスタ21〜27の末端の出
力部4が排他的論理和回路5の一方の入力端子に接続さ
れており、この排他的論理和回路5の他方の入力端子に
は先頭の出力部31と二番目の出力部32との一方がレジ
スタ切替手段である切替スイッチ33で選択的に接続さ
れるようになっている。
【0057】このような構成において、このランダムパ
ルス生成装置32では、例えば、切替スイッチ33で排
他的論理和回路5に先頭と末端の出力部31,4を接続
し、この従来のランダムパルス生成装置1と同様な接続
形態でランダムパルスを生成する。そして、このランダ
ムパルス生成装置32では、上述のようにして従来のラ
ンダムパルス生成装置1と同様に生成するランダムパル
スが一周期に到達すると、切替スイッチ33が排他的論
理和回路5の接続を先頭の出力部31から二番目の出力
部32に切替え、この接続形態で一周期のランダムパル
スを生成することになる。このようにすることで、この
ランダムパルス生成装置32では、排他的論理和回路5
に接続する出力部31,32を切替えることで生成するラ
ンダムパルスの内容を変更するので、極めて簡易な構造
で生成するランダムパルスの周期を略二倍にすることが
できる。
【0058】なお、本実施例のランダムパルス生成装置
32では、排他的論理和回路5の一方の入力端子に二つ
の出力部31,32の一方を選択的に接続することを例示
したが、このような出力部の位置や個数は各種が実施可
能であり、さらに、排他的論理和回路5の二つの入力端
子に接続する出力部の両方を変更することも実施可能で
ある。また、このようなランダムパルス生成装置32を
初期値入力装置として図6に例示したようなランダムパ
ルス生成装置31の先頭部に接続することも実施可能で
ある。
【0059】つぎに、請求項9及び12記載の発明の一
実施例を図8に基づいて説明する。まず、本実施例のラ
ンダムパルス生成装置34は、請求項7及び10記載の
発明の一実施例として例示したランダムパルス生成装置
23の七個のレジスタ21〜27の出力部31〜36,4と
数値設定装置35の出力部361〜367とをランダムパ
ルス出力手段である比較器37の二系統の入力端子3
8,39に接続した構造となっている。ここで、この比
較器37は、入力端子38,39から入力される二値信
号を二進数の数値として比較し、ここでは入力端子38
の数値が入力端子39の数値より大きい場合に“1”を
出力して逆の場合には“0”を出力するようになってい
る。そして、このような比較器37の入力端子39に接
続された前記数値設定装置35は、例えば、キーボード
(図示せず)の手動操作で設定された十進数の数値を二
進数に変換して二値信号で固定的に出力するようになっ
ており、ここではランダムパルス生成装置23が出力す
る乱数に対応して0〜127が設定可能となっている。
【0060】このような構成において、このランダムパ
ルス生成装置34では、内包するランダムパルス生成装
置23がランダムに出力する二値信号と数値設定装置3
5が固定的に出力する二値信号とが比較器37で比較さ
れ、この比較器37は比較結果の大小関係に従って二値
信号を出力することになる。この時、ランダムパルス生
成装置23は1〜127 に相当する二値信号をランダムに
順次出力するので、例えば、数値設定装置35に“10”
を設定しておくと、比較器37が出力するランダムパル
スには10/127 の割合で“1”が内包されることにな
る。つまり、このランダムパルス生成装置34では、数
値設定装置35に設定する数値を変更することで、生成
するランダムパルスのパルス密度を可変自在に設定する
ことができる。
【0061】なお、このようなランダムパルス生成装置
34を初期値入力装置として図6に例示したようなラン
ダムパルス生成装置31の先頭部に接続することも実施
可能である。
【0062】また、請求項9及び12記載の発明の一実
施例として上述したランダムパルス生成装置34は、数
値設定装置35に設定する数値を変更することでランダ
ムパルスのパルス密度を可変自在に設定することはでき
るが、このランダムパルスは七段のLFSRからなるラ
ンダムパルス生成装置23の次数に依存した周期性を有
しており、数値設定装置35で設定した数値が固定であ
れば128 パルス以降は同一内容のランダムパルスが繰返
されるので、このままでは周期毎に相違するランダムパ
ルスを繰返し生成することはできない。
【0063】そこで、このような課題を解決したランダ
ムパルス生成装置及び方法として、請求項13及び15
記載の発明の一実施例を図9に基づいて説明する。ま
ず、本実施例のランダムパルス生成装置40は、請求項
9及び12記載の発明の一実施例として前述したランダ
ムパルス生成装置34を内包した構造となっている。
【0064】ここで、このランダムパルス生成装置34
は、例えば、数値設定装置35で設定されたパルス数が
“10”である場合には、ランダムパルスとして10パルス
を生成した後はランダムパルス生成装置23の乱数列が
10以下になることはないため、その出力は常に“0”と
なる。そこで、本実施例は上述のようなランダムパルス
生成装置23の性質を利用し、ランダムパルス生成装置
23の各レジスタ2に一周期分のクロックパルスを入力
せず、所望のパルス数のランダムパルスを得ることによ
り、ランダムパルス生成装置23の周期性を解消するよ
うにしたものである。
【0065】まず、本実施例のランダムパルス生成装置
40は、前述したランダムパルス生成装置34にランダ
ムパルスカウンタ41を接続し、このランダムパルスカ
ウンタ41の出力部421〜427と数値設定装置43の
出力部441〜447とを二値信号出力手段である比較器
45の二系統の入力端子46,47に接続し、さらに、
前記比較器45の出力部と基準クロック7とをクロック
パルス制御手段である論理積回路48を介してランダム
パルス生成装置34の入力部49にフィードバック接続
したものである。
【0066】ここで、前記比較器45は、入力端子4
6,47から入力される互いの二値信号を二進数の数値
として比較し、ここでは、入力端子46の数値が入力端
子47の数値より小さい場合に“1”を出力し、逆の場
合には“0”を出力するようになっている。そして、こ
のような比較器45の入力端子47に接続された数値設
定装置43は、例えば、キーボード(図示せず)の手動
操作で設定された十進数の数値を二進数の数値に変換し
て二値信号で固定的に出力するようになっており、ここ
では、ランダムパルス生成装置34が出力する乱数に対
応して1〜127 が設定可能となっている。
【0067】このような構成において、このランダムパ
ルス生成装置40は、内包するランダムパルス生成装置
34がランダムに出力する二値信号からなるランダムパ
ルスのパルス数をランダムパルスカウンタ41がカウン
トすると、そのカウント数と数値設定装置43から固定
的に出力される二値信号とが比較器45で比較され、こ
の比較器45からは比較結果の大小に従って二値信号が
出力されることになる。
【0068】この時、ランダムパルス生成装置34は、
1〜127 に相当する二値信号をランダムに順次出力する
ので、ランダムパルスカウンタ41でカウントされて入
力端子46に入力されるパルス数をR、数値設定装置4
3で設定されて入力端子47に入力される所望のパルス
数をQとすれば、比較器45からはR<Qで“1”が出
力され、それ以外では“0”が出力されることになる。
そして、比較器45の出力は論理積回路48に入力され
て基準クロック7のクロックパルスとで論理積演算が行
われ、この結果がR=Qとなると論理積回路48が出力
するクロックパルスがランダムパルス生成装置34の入
力部49に入力されなくなる。
【0069】つまり、クロックパルスがランダムパルス
生成装置34内のランダムパルス生成装置23の各レジ
スタ2に供給されなくなるため、このランダムパルス生
成装置34によるランダムパルスの発生が中断されるこ
とになってランダムパルスの周期性が解消されることに
なる。
【0070】このように、本実施例のランダムパルス生
成装置40では、ランダムパルス生成装置34から出力
されるランダムパルスのパルス数Rと所望のパルス数Q
との一致を検知すると、ランダムパルス生成装置34に
よるランダムパルスの発生を中断することにより、ラン
ダムパルス生成装置34が生成するランダムパルスの周
期性を解消することができる。従って、このランダムパ
ルス生成装置40では、連続的にランダムパルスを発生
させても、ランダムパルス生成装置34内のランダムパ
ルス生成装置23の各レジスタ2の初期値を変更するこ
となく相違するパターンのランダムパルスを生成するこ
とができる。
【0071】なお、上述のようなランダムパルス生成装
置40は、所望のパルス数Qが少ない時には極めて有効
であるが、所望のパルス数Qが大きい時には、所望のパ
ルス数Qを得るためにランダムパルス生成装置23の一
周期分以上のクロックパルスを入力しなければならない
場合が多くなる。そこで、このような場合、ランダムパ
ルスの周期性を良好に解消するためにはランダムパルス
生成装置23の各レジスタ2の初期値を変更する必要が
ある。
【0072】そこで、上述のような課題を解決したラン
ダムパルス生成装置として、請求項14及び16記載の
発明の一実施例を図10に基づいて説明する。なお、こ
こでは請求項13及び15記載の発明の一実施例として
上述したランダムパルス生成装置40と同一の部分は同
一の名称及び符号を使用して詳細な説明は省略する。
【0073】まず、本実施例のランダムパルス生成装置
50は、図9に例示したランダムパルス生成装置40の
論理積回路48とランダムパルス生成装置34との間
に、クロックパルスカウンタである分周カウンタ51を
配置した構造となっている。ここで、この分周カウンタ
51は、基準クロック7から論理積回路48を介してラ
ンダムパルス生成装置34の入力部49に供給されるク
ロックパルスのパルス数をカウントするカウンタ機能
と、ランダムパルス生成装置34のランダムパルス生成
装置23による一周期分のランダムパルスの発生に要す
るクロックパルスが入力した時のみ分周カウンタ51の
出力を前記入力部49に供給してランダムパルス生成装
置23の各レジスタ2の初期値を変更する図示しない初
期値変更手段とを備えたものである。
【0074】このような構成において、このランダムパ
ルス生成装置50では、分周カウンタ51により論理積
回路48を介してランダムパルス生成装置34のランダ
ムパルス生成装置23の各レジスタ2に供給されるクロ
ックパルスのパルス数がカウントされ、そのカウント数
がランダムパルス生成装置23による一周期分のランダ
ムパルスの発生に要するクロックパルスのパルス数に到
達した時に、分周カウンタ51の初期値変更手段により
ランダムパルス生成装置23の各レジスタ2に設定され
た初期値の変更が行われる。その結果、ランダムパルス
生成装置34から一周期目とは相違するランダムパルス
が順次出力され、ランダムパルス生成装置34から出力
されるランダムパルスの周期性が解消されることにな
る。なお、同図中には示していないが、ランダムパルス
を発生する度に、分周カウンタ51がリセットされるよ
うに設定されているものとする。
【0075】このようにすることで、ランダムパルス生
成装置34内のランダムパルス生成装置23の各レジス
タ2に入力されるクロックパルスのパルス数がランダム
パルス生成装置23による一周期分のランダムパルスの
発生に要するパルス数に到達する毎に、ランダムパルス
生成装置23の各レジスタ2の初期値が相違する数値に
変更されるので、常にランダムパルス生成装置34が生
成するランダムパルスの周期性を解消することが可能と
なる。従って、このランダムパルス生成装置50では、
連続的にランダムパルスを発生させても、常に相違する
パターンのランダムパルスを得ることが可能である。な
お、本実施例で説明したランダムパルス生成装置34内
のランダムパルス生成装置23の各レジスタ2に設定さ
れた初期値の変更方式は、本実施例方式に限るものでは
なく、他方式により実施することも可能である。
【0076】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、リニアに順次接
続されたn個のレジスタの所定の複数の出力部が排他的
論理和回路を介して先頭の入力部にフィードバック接続
されたn段のリニアフィードバックシフトレジスタを設
け、このリニアフィードバックシフトレジスタのレジス
タの各々に基準クロックを並列に接続し、この基準クロ
ックが出力するクロックパルスに従ってリニアフィード
バックシフトレジスタがランダムパルスを生成するよう
にしたランダムパルス生成装置において、リニアフィー
ドバックシフトレジスタが最大周期列信号の一周期の生
成に要するクロックパルスのパルス数Mとパルス数Mよ
り少ない所定のパルス数Nとが予め設定されたパルス数
メモリを設け、基準クロックがリニアフィードバックシ
フトレジスタに出力するパルス数をカウントするクロッ
クパルスカウンタを設け、このクロックパルスカウンタ
がカウントするパルス数がパルス数メモリに設定された
パルス数Mに到達すると基準クロックがパルス数Nのク
ロックパルスを出力するまでリニアフィードバックシフ
トレジスタが生成するランダムパルスの出力を中断する
出力制御手段を設けたことにより、リニアフィードバッ
クシフトレジスタが出力するランダムパルスが一周期に
到達すると、このリニアフィードバックシフトレジスタ
に所定のクロックパルスが入力されてからランダムパル
スの出力が再開されるので、このランダムパルスは同一
内容が繰返されることが防止されて不規則性が向上する
ことになる等の効果を有するものである。
【0077】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、出力制御手段が作動する毎にパルス数Nを
変更する設定値変更手段を設けたことにより、リニアフ
ィードバックシフトレジスタが出力するランダムパルス
が一周期に到達すると、このリニアフィードバックシフ
トレジスタに毎回相違するパルス数のクロックパルスが
入力されてからランダムパルスの出力が再開されるの
で、このランダムパルスは同一内容が繰返されることが
防止されて不規則性が極めて良好に向上することになる
等の効果を有するものである。
【0078】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、クロックパルスの変調でパルス数Nを変更
する設定値変更手段を設けたことにより、リニアフィー
ドバックシフトレジスタが出力するランダムパルスが一
周期に到達すると、このリニアフィードバックシフトレ
ジスタに毎回パルス数が不規則に変更されるクロックパ
ルスが入力されてからランダムパルスの出力が再開され
るので、このランダムパルスは同一内容が繰返されるこ
とが防止されて不規則性が極めて良好に向上することに
なる等の効果を有するものである。
【0079】請求項4記載の発明は、リニアに順次接続
されたn個のレジスタの所定の複数の出力部が排他的論
理和回路を介して先頭の入力部にフィードバック接続さ
れたn段のリニアフィードバックシフトレジスタを設
け、このリニアフィードバックシフトレジスタのレジス
タの各々に基準クロックを並列に接続し、この基準クロ
ックが出力するクロックパルスに従ってリニアフィード
バックシフトレジスタがランダムパルスを生成するよう
にしたランダムパルス生成装置において、リニアフィー
ドバックシフトレジスタが最大周期列信号の一周期の生
成に要するクロックパルスのパルス数Mとパルス数Mよ
り少ない所定のパルス数Nとをパルス数メモリに予め設
定し、基準クロックがリニアフィードバックシフトレジ
スタに出力するパルス数をクロックパルスカウンタがカ
ウントし、このパルス数がパルス数メモリに設定された
パルス数Mに到達すると基準クロックがパルス数Nのク
ロックパルスを出力するまでリニアフィードバックシフ
トレジスタが生成するランダムパルスの出力を出力制御
手段が中断するようにしたことにより、リニアフィード
バックシフトレジスタが出力するランダムパルスが一周
期に到達すると、このリニアフィードバックシフトレジ
スタに所定のクロックパルスが入力されてからランダム
パルスの出力が再開されるので、このランダムパルスは
同一内容が繰返されることが防止されて不規則性が向上
することになる等の効果を有するものである。
【0080】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、出力制御手段が作動する毎に設定値変更手
段がパルス数Nを変更するようにしたことにより、リニ
アフィードバックシフトレジスタが出力するランダムパ
ルスが一周期に到達すると、このリニアフィードバック
シフトレジスタに毎回相違するパルス数のクロックパル
スが入力されてからランダムパルスの出力が再開される
ので、このランダムパルスは同一内容が繰返されること
が防止されて不規則性が極めて良好に向上することにな
る等の効果を有するものである。
【0081】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、設定値変更手段がクロックパルスの変調で
パルス数Nを変更するようにしたことにより、リニアフ
ィードバックシフトレジスタが出力するランダムパルス
が一周期に到達すると、このリニアフィードバックシフ
トレジスタに毎回パルス数が不規則に変更されるクロッ
クパルスが入力されてからランダムパルスの出力が再開
されるので、このランダムパルスは同一内容が繰返され
ることが防止されて不規則性が極めて良好に向上するこ
とになる等の効果を有するものである。
【0082】請求項7記載の発明は、リニアに順次接続
されたn個のレジスタの所定の複数の出力部が排他的論
理和回路を介して先頭の入力部にフィードバック接続さ
れたn段のリニアフィードバックシフトレジスタからな
るランダムパルス生成装置において、排他的論理和回路
から入力部に至るフィードバック接続を一時的に着脱自
在に解除すると共に排他的論理和回路に接続されていな
い所定の出力部と入力部とを一時的に着脱自在にフィー
ドバック接続するシフト内容切替手段を設けたことによ
り、このシフト内容切替手段で一時的に入力部と出力部
とをフィードバック接続した状態で二値信号をシフトす
ることで、ランダムパルス生成装置に相違する初期値を
設定することができ、この設定後にシフト内容切替手段
で接続形態を初期状態に復元してからランダムパルスを
生成することで、ランダムパルスの周期性を解消して不
規則性を向上させることができる等の効果を有するもの
である。
【0083】請求項8記載の発明は、リニアに順次接続
されたn個のレジスタの所定の複数の出力部が排他的論
理和回路を介して先頭の入力部にフィードバック接続さ
れたn段のリニアフィードバックシフトレジスタからな
るランダムパルス生成装置において、排他的論理和回路
と少なくとも一つの出力部との接続を着脱自在に解除す
ると共に他の出力部を排他的論理和回路に着脱自在に接
続するレジスタ切替手段を設けたことにより、このレジ
スタ切替手段で排他的論理和回路に接続する出力部を切
替えることで生成するランダムパルスの内容を変更する
ことができるので、ランダムパルスの周期性を解消して
不規則性を向上させることができる等の効果を有するも
のである。
【0084】請求項9記載の発明は、請求項7及び8記
載の発明において、リニアフィードバックシフトレジス
タが出力するランダムな二値信号と予め設定された二値
信号とを比較して結果の大小を二値信号に変換するラン
ダムパルス出力手段を設けたことにより、予め設定する
二値信号を変更することでランダムパルス出力手段が出
力するランダムパルスのパルス密度を可変自在に設定す
ることができる等の効果を有するものである。
【0085】請求項10記載の発明は、リニアに順次接
続されたn個のレジスタの所定の複数の出力部が排他的
論理和回路を介して先頭の入力部にフィードバック接続
されたn段のリニアフィードバックシフトレジスタから
なるランダムパルス生成装置において、所定数の二値信
号をシフトするとシフト内容切替手段で排他的論理和回
路から入力部に至るフィードバック接続を解除すると共
に排他的論理和回路に接続されていない所定の出力部と
入力部とをフィードバック接続し、この接続形態で所定
数の二値信号をシフトしてからシフト内容切替手段で接
続形態を初期状態に復元するようにしたことにより、ラ
ンダムパルス生成装置に相違する初期値を設定してから
ランダムパルスを生成することができ、ランダムパルス
の周期性を解消して不規則性を向上させることができる
等の効果を有するものである。
【0086】請求項11記載の発明は、リニアに順次接
続されたn個のレジスタの所定の複数の出力部が排他的
論理和回路を介して先頭の入力部にフィードバック接続
されたn段のリニアフィードバックシフトレジスタから
なるランダムパルス生成装置において、所定数の二値信
号をシフトするとレジスタ切替手段で排他的論理和回路
と少なくとも一つの出力部との接続を解除すると共に他
の出力部を排他的論理和回路に接続してから二値信号の
シフトを再開するようにしたことにより、生成するラン
ダムパルスの内容を変更することができ、ランダムパル
スの周期性を解消して不規則性を向上させることができ
る等の効果を有するものである。
【0087】請求項12記載の発明は、請求項10及び
11記載の発明において、ランダムパルス出力手段でリ
ニアフィードバックシフトレジスタが出力するランダム
な二値信号と予め設定された二値信号とを比較して結果
の大小を二値信号に変換するようにしたことにより、予
め設定する二値信号を変更することでランダムパルス出
力手段が出力するランダムパルスのパルス密度を可変自
在に設定することができる等の効果を有するものであ
る。
【0088】請求項13記載の発明は、リニアに順次接
続されて予めnビットの初期値が設定されたn個のレジ
スタの所定の複数の出力部が排他的論理和回路を介して
先頭の入力部にフィードバック接続されたn段のリニア
フィードバックシフトレジスタを設け、このリニアフィ
ードバックシフトレジスタのレジスタの各々に基準クロ
ックを並列に接続し、この基準クロックから入力される
クロックパルスに従ってリニアフィードバックシフトレ
ジスタが出力するnビットの二値信号と予め設定された
nビットの二値信号とを比較して結果の大小をランダム
な二値信号として出力するランダムパルス出力手段を設
け、このランダムパルス出力手段が出力するランダムな
二値信号のパルス数をカウントするランダムパルスカウ
ンタを設け、このランダムパルスカウンタが出力するn
ビットの二値信号のカウント数と予め設定された二値信
号のパルス数とを比較して結果の大小を二値信号として
出力する二値信号出力手段を設け、この二値信号出力手
段が出力する二値信号に基づいて基準クロックがレジス
タの各々に供給するクロックパルスを中断するクロック
パルス制御手段を設けたことにより、ランダムパルス出
力手段によってリニアフィードバックシフトレジスタが
出力するランダムな二値信号と予め設定された二値信号
とを比較してその結果の大小をランダムな二値信号とし
て出力することにより、予め設定された二値信号に応じ
た所定のパルス密度のランダムな二値信号を出力するこ
とになり、この出力されたランダムな二値信号のパルス
数をランダムパルスカウンタによりカウントし、このカ
ウント数が所望のパルス数に到達した時に、クロックパ
ルス制御手段によってリニアフィードバックシフトレジ
スタの各レジスタに供給されるクロックパルスを中断す
ることにより、リニアフィードバックシフトレジスタに
よるランダムな二値信号の出力を中断するようにしたの
で、リニアフィードバックシフトレジスタが出力するラ
ンダムパルスの周期性を解消することができ、これによ
り、連続的にランダムパルスを発生させても、リニアフ
ィードバックシフトレジスタの各レジスタに予め設定さ
れた初期値を変更することなくランダムパルス出力手段
から相違するパターンのランダムパルスを得ることがで
きる等の効果を有するものである。
【0089】請求項14記載の発明は、請求項13記載
の発明において、n段のリニアフィードバックシフトレ
ジスタの各レジスタに供給されるクロックパルスのパル
ス数をカウントするクロックパルスカウンタを設け、こ
のクロックパルスカウンタのカウント数とリニアフィー
ドバックシフトレジスタによる一周期分のランダムな二
値信号の発生に要するクロックパルスのパルス数との一
致を検知するとレジスタの各々に設定された初期値を変
更する初期値変更手段を設けたことにより、所望のパル
スを得るためにリニアフィードバックシフトレジスタの
各レジスタにクロックパルスを一周期分以上与えてしま
った場合でも、初期値変更手段によって各レジスタに予
め設定された初期値を相違する数値に変更することでリ
ニアフィードバックシフトレジスタが発生するランダム
パルスの周期性を解消することができ、これにより、連
続的にランダムパルスを発生させても、ランダムパルス
出力手段から相違するパターンのランダムパルスを得る
ことができる等の効果を有するものである。
【0090】請求項15記載の発明は、リニアに順次接
続されて所定の複数の出力部が排他的論理和回路を介し
て先頭の入力部にフィードバック接続されたn個のレジ
スタからなるn段のリニアフィードバックシフトレジス
タのレジスタに予めnビットの初期値を設定し、これら
のレジスタの各々に基準クロックがクロックパルスを出
力し、このクロックパルスの入力に従ってリニアフィー
ドバックシフトレジスタが出力するnビットの二値信号
と予め設定されたnビットの二値信号とをランダムパル
ス出力手段が比較して結果の大小をランダムな二値信号
として出力し、この二値信号のパルス数をランダムパル
スカウンタがカウントし、このnビットの二値信号のカ
ウント数と予め設定された二値信号のパルス数とを二値
信号出力手段が比較して結果の大小を二値信号として出
力し、この二値信号に基づいて基準クロックがレジスタ
の各々に供給するクロックパルスをクロックパルス制御
手段が中断するようにしたことにより、ランダムパルス
出力手段によってリニアフィードバックシフトレジスタ
が出力するランダムな二値信号と予め設定された二値信
号とを比較してその結果の大小をランダムな二値信号と
して出力することにより、予め設定された二値信号に応
じた所定のパルス密度のランダムな二値信号を出力する
ことになり、この出力されたランダムな二値信号のパル
ス数をランダムパルスカウンタによりカウントし、この
カウント数が所望のパルス数に到達した時に、クロック
パルス制御手段によってリニアフィードバックシフトレ
ジスタの各レジスタに供給されるクロックパルスを中断
することにより、リニアフィードバックシフトレジスタ
によるランダムな二値信号の出力を中断するようにした
ので、リニアフィードバックシフトレジスタが出力する
ランダムパルスの周期性を解消することができ、これに
より、連続的にランダムパルスを発生させても、リニア
フィードバックシフトレジスタの各レジスタに予め設定
された初期値を変更することなくランダムパルス出力手
段から相違するパターンのランダムパルスを得ることが
できる等の効果を有するものである。
【0091】請求項16記載の発明は、請求項15記載
の発明において、n段のリニアフィードバックシフトレ
ジスタの各レジスタに供給されるクロックパルスのパル
ス数をクロックパルスカウンタがカウントし、このカウ
ント数とリニアフィードバックシフトレジスタによる一
周期分のランダムな二値信号の発生に要するクロックパ
ルスのパルス数との一致を検知すると初期値変更手段が
レジスタの各々に設定された初期値を変更するようにし
たことにより、所望のパルスを得るためにリニアフィー
ドバックシフトレジスタの各レジスタにクロックパルス
を一周期分以上与えてしまった場合でも、初期値変更手
段によって各レジスタに予め設定された初期値を相違す
る数値に変更することでリニアフィードバックシフトレ
ジスタが発生するランダムパルスの周期性を解消するこ
とができ、これにより、連続的にランダムパルスを発生
させてもランダムパルス出力手段から相違するパターン
のランダムパルスを得ることができる等の効果を有する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1及び4記載の発明の一実施例のランダ
ムパルス生成装置の回路構造を示すブロック図である。
【図2】請求項1ないし6記載の発明の一実施例のラン
ダムパルス生成装置の回路構造を示すブロック図であ
る。
【図3】請求項7及び10記載の発明の一実施例のラン
ダムパルス生成装置の回路構造を示すブロック図であ
る。
【図4】拡大した要部を示す回路図である。
【図5】ランダムパルスの生成時の処理動作を示すフロ
ーチャートである。
【図6】一変形例のランダムパルス生成装置の回路構造
を示すブロック図である。
【図7】請求項8及び11記載の発明の一実施例のラン
ダムパルス生成装置の回路構造を示すブロック図であ
る。
【図8】請求項9及び12記載の発明の一実施例のラン
ダムパルス生成装置の回路構造を示すブロック図であ
る。
【図9】請求項13及び15記載の発明の一実施例のラ
ンダムパルス生成装置の回路構造を示すブロック回路図
である。
【図10】請求項14及び16記載の発明の一実施例の
ランダムパルス生成装置の回路構造を示すブロック回路
図である。
【図11】一従来例のランダムパルス生成装置を示すブ
ロック図である。
【図12】M系列のビット列を示す概念説明図である。
【図13】ランダムパルス生成装置の初期値の設定状態
を示す概念説明図である。
【図14】他の従来例のランダムパルス生成装置を示す
ブロック図である。
【図15】M系列のビット列を示す概念説明図である。
【図16】ランダムパルス生成装置の初期値の設定状態
を示す概念説明図である。
【符号の説明】

レジスタ 3,4
出力部 5
排他的論理和回路 6
入力部 7
基準クロック 9,18,23,32,34,40,50 ラ
ンダムパルス生成装置 10,21 リニアフィード
バックシフトレジスタ 11,12
出力制御手段 15,16
パルス数メモリ 15,16,51 ク
ロックパルスカウンタ 21
設定値変更手段 24
シフト内容切替手段 33
レジスタ切替手段 37 ラ
ンダムパルス出力手段 41 ラ
ンダムパルスカウンタ 45
二値信号出力手段 48 ク
ロックパルス制御手段

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リニアに順次接続されたn個のレジスタ
    の所定の複数の出力部が排他的論理和回路を介して先頭
    の入力部にフィードバック接続されたn段のリニアフィ
    ードバックシフトレジスタを設け、このリニアフィード
    バックシフトレジスタの前記レジスタの各々に基準クロ
    ックを並列に接続し、この基準クロックが出力するクロ
    ックパルスに従って前記リニアフィードバックシフトレ
    ジスタがランダムパルスを生成するようにしたランダム
    パルス生成装置において、前記リニアフィードバックシ
    フトレジスタが最大周期列信号の一周期の生成に要する
    クロックパルスのパルス数Mと前記パルス数Mより少な
    い所定のパルス数Nとが予め設定されたパルス数メモリ
    を設け、前記基準クロックが前記リニアフィードバック
    シフトレジスタに出力するパルス数をカウントするクロ
    ックパルスカウンタを設け、このクロックパルスカウン
    タがカウントするパルス数が前記パルス数メモリに設定
    されたパルス数Mに到達すると前記基準クロックがパル
    ス数Nのクロックパルスを出力するまで前記リニアフィ
    ードバックシフトレジスタが生成するランダムパルスの
    出力を中断する出力制御手段を設けたことを特徴とする
    ランダムパルス生成装置。
  2. 【請求項2】 出力制御手段が作動する毎にパルス数N
    を変更する設定値変更手段を設けたことを特徴とする請
    求項1記載のランダムパルス生成装置。
  3. 【請求項3】 クロックパルスの変調でパルス数Nを変
    更する設定値変更手段を設けたことを特徴とする請求項
    2記載のランダムパルス生成装置。
  4. 【請求項4】 リニアに順次接続されたn個のレジスタ
    の所定の複数の出力部が排他的論理和回路を介して先頭
    の入力部にフィードバック接続されたn段のリニアフィ
    ードバックシフトレジスタを設け、このリニアフィード
    バックシフトレジスタの前記レジスタの各々に基準クロ
    ックを並列に接続し、この基準クロックが出力するクロ
    ックパルスに従って前記リニアフィードバックシフトレ
    ジスタがランダムパルスを生成するようにしたランダム
    パルス生成装置において、前記リニアフィードバックシ
    フトレジスタが最大周期列信号の一周期の生成に要する
    クロックパルスのパルス数Mと前記パルス数Mより少な
    い所定のパルス数Nとをパルス数メモリに予め設定し、
    前記基準クロックが前記リニアフィードバックシフトレ
    ジスタに出力するパルス数をクロックパルスカウンタが
    カウントし、このパルス数が前記パルス数メモリに設定
    されたパルス数Mに到達すると前記基準クロックがパル
    ス数Nのクロックパルスを出力するまで前記リニアフィ
    ードバックシフトレジスタが生成するランダムパルスの
    出力を出力制御手段が中断するようにしたことを特徴と
    するランダムパルス生成方法。
  5. 【請求項5】 出力制御手段が作動する毎に設定値変更
    手段がパルス数Nを変更するようにしたことを特徴とす
    る請求項4記載のランダムパルス生成方法。
  6. 【請求項6】 設定値変更手段がクロックパルスの変調
    でパルス数Nを変更するようにしたことを特徴とする請
    求項5記載のランダムパルス生成方法。
  7. 【請求項7】 リニアに順次接続されたn個のレジスタ
    の所定の複数の出力部が排他的論理和回路を介して先頭
    の入力部にフィードバック接続されたn段のリニアフィ
    ードバックシフトレジスタからなるランダムパルス生成
    装置において、前記排他的論理和回路から前記入力部に
    至る前記フィードバック接続を一時的に着脱自在に解除
    すると共に前記排他的論理和回路に接続されていない所
    定の前記出力部と前記入力部とを一時的に着脱自在にフ
    ィードバック接続するシフト内容切替手段を設けたこと
    を特徴とするランダムパルス生成装置。
  8. 【請求項8】 リニアに順次接続されたn個のレジスタ
    の所定の複数の出力部が排他的論理和回路を介して先頭
    の入力部にフィードバック接続されたn段のリニアフィ
    ードバックシフトレジスタからなるランダムパルス生成
    装置において、前記排他的論理和回路と少なくとも一つ
    の前記出力部との接続を着脱自在に解除すると共に他の
    前記出力部を前記排他的論理和回路に着脱自在に接続す
    るレジスタ切替手段を設けたことを特徴とするランダム
    パルス生成装置。
  9. 【請求項9】 リニアフィードバックシフトレジスタが
    出力するランダムな二値信号と予め設定された二値信号
    とを比較して結果の大小を二値信号に変換するランダム
    パルス出力手段を設けたことを特徴とする請求項7又は
    8記載のランダムパルス生成装置。
  10. 【請求項10】 リニアに順次接続されたn個のレジス
    タの所定の複数の出力部が排他的論理和回路を介して先
    頭の入力部にフィードバック接続されたn段のリニアフ
    ィードバックシフトレジスタからなるランダムパルス生
    成装置において、所定数の二値信号をシフトするとシフ
    ト内容切替手段で前記排他的論理和回路から前記入力部
    に至る前記フィードバック接続を解除すると共に前記排
    他的論理和回路に接続されていない所定の前記出力部と
    前記入力部とをフィードバック接続し、この接続形態で
    所定数の二値信号をシフトしてからシフト内容切替手段
    で接続形態を初期状態に復元するようにしたことを特徴
    とするランダムパルス生成方法。
  11. 【請求項11】 リニアに順次接続されたn個のレジス
    タの所定の複数の出力部が排他的論理和回路を介して先
    頭の入力部にフィードバック接続されたn段のリニアフ
    ィードバックシフトレジスタからなるランダムパルス生
    成装置において、所定数の二値信号をシフトするとレジ
    スタ切替手段で前記排他的論理和回路と少なくとも一つ
    の前記出力部との接続を解除すると共に他の前記出力部
    を前記排他的論理和回路に接続してから二値信号のシフ
    トを再開するようにしたことを特徴とするランダムパル
    ス生成方法。
  12. 【請求項12】 ランダムパルス出力手段でリニアフィ
    ードバックシフトレジスタが出力するランダムな二値信
    号と予め設定された二値信号とを比較して結果の大小を
    二値信号に変換するようにしたことを特徴とする請求項
    10又は11記載のランダムパルス生成方法。
  13. 【請求項13】 リニアに順次接続されて予めnビット
    の初期値が設定されたn個のレジスタの所定の複数の出
    力部が排他的論理和回路を介して先頭の入力部にフィー
    ドバック接続されたn段のリニアフィードバックシフト
    レジスタと、このリニアフィードバックシフトレジスタ
    の前記レジスタの各々に並列に接続された基準クロック
    と、この基準クロックから入力されるクロックパルスに
    従って前記リニアフィードバックシフトレジスタが出力
    するnビットの二値信号と予め設定されたnビットの二
    値信号とを比較して結果の大小をランダムな二値信号と
    して出力するランダムパルス出力手段と、このランダム
    パルス出力手段が出力するランダムな二値信号のパルス
    数をカウントするランダムパルスカウンタと、このラン
    ダムパルスカウンタが出力するnビットの二値信号のカ
    ウント数と予め設定された二値信号のパルス数とを比較
    して結果の大小を二値信号として出力する二値信号出力
    手段と、この二値信号出力手段が出力する二値信号に基
    づいて前記基準クロックが前記レジスタの各々に供給す
    るクロックパルスを中断するクロックパルス制御手段と
    よりなることを特徴とするランダムパルス生成装置。
  14. 【請求項14】 n段のリニアフィードバックシフトレ
    ジスタの各レジスタに供給されるクロックパルスのパル
    ス数をカウントするクロックパルスカウンタを設け、こ
    のクロックパルスカウンタのカウント数と前記リニアフ
    ィードバックシフトレジスタによる一周期分のランダム
    な二値信号の発生に要するクロックパルスのパルス数と
    の一致を検知すると前記レジスタの各々に設定された初
    期値を変更する初期値変更手段を設けたことを特徴とす
    る請求項13記載のランダムパルス生成装置。
  15. 【請求項15】 リニアに順次接続されて所定の複数の
    出力部が排他的論理和回路を介して先頭の入力部にフィ
    ードバック接続されたn個のレジスタからなるn段のリ
    ニアフィードバックシフトレジスタの前記レジスタに予
    めnビットの初期値を設定し、これらのレジスタの各々
    に基準クロックがクロックパルスを出力し、このクロッ
    クパルスの入力に従って前記リニアフィードバックシフ
    トレジスタが出力するnビットの二値信号と予め設定さ
    れたnビットの二値信号とをランダムパルス出力手段が
    比較して結果の大小をランダムな二値信号として出力
    し、この二値信号のパルス数をランダムパルスカウンタ
    がカウントし、このnビットの二値信号のカウント数と
    予め設定された二値信号のパルス数とを二値信号出力手
    段が比較して結果の大小を二値信号として出力し、この
    二値信号に基づいて前記基準クロックが前記レジスタの
    各々に供給するクロックパルスをクロックパルス制御手
    段が中断するようにしたことを特徴とするランダムパル
    ス生成方法。
  16. 【請求項16】 n段のリニアフィードバックシフトレ
    ジスタの各レジスタに供給されるクロックパルスのパル
    ス数をクロックパルスカウンタがカウントし、このカウ
    ント数と前記リニアフィードバックシフトレジスタによ
    る一周期分のランダムな二値信号の発生に要するクロッ
    クパルスのパルス数との一致を検知すると初期値変更手
    段が前記レジスタの各々に設定された初期値を変更する
    ようにしたことを特徴とする請求項15記載のランダム
    パルス生成方法。
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