JPH05326884A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH05326884A
JPH05326884A JP12582392A JP12582392A JPH05326884A JP H05326884 A JPH05326884 A JP H05326884A JP 12582392 A JP12582392 A JP 12582392A JP 12582392 A JP12582392 A JP 12582392A JP H05326884 A JPH05326884 A JP H05326884A
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JP
Japan
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region
substrate
memory
type
voltage
Prior art date
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JP12582392A
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English (en)
Inventor
Masataka Tsuruta
政孝 鶴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05326884A publication Critical patent/JPH05326884A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】半導体記憶装置の集積度を向上させる。 【構成】メモリセル2において、ゲート直下に位置する
基板領域内でドレイン層7と隣接するようにP+高濃度
層19が設けられている。情報書き込み時においてドレイ
ン層7とP+高濃度層19との境界付近にホットエレクト
ロンを発生させることによりシリコン窒化膜11のドレイ
ン7側にだけ電子をトラップさせる。シリコン窒化膜11
の電子がトラップされない領域に選択トランジスタの代
りとして利用することによって、メモリマトリクス回路
を1トランジスタ/セル構造で構成した場合にも誤読み
出しを起こさない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置に関するも
のであり、特に半導体不揮発性記憶装置のマトリクス回
路の集積度向上に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体不揮発性記憶装置のメモリセルと
して、近年M0NOS(Metal-Oxide-Nitride-Oxide-Se
micondactor)構造のメモリセルが公表されている(鈴
木他、エレクトロニクス、昭和57年10月号、107〜110
頁)。以下にMONOS構造を持つメモリセルについて
説明する。メモリセル部の断面構成略図を図10に示
す。N形ドレイン層27及びN形ソース層29が設けら
れたP形シリコン基板3上にゲート絶縁膜であるシリコ
ン酸化膜31を介してシリコン窒化膜(SiN膜)33、
シリコン酸化膜32、メモリゲート電極35がこの順に
形成される。この様な構造を持つトランジスタ1をメモ
リとして利用する。一方、このメモリセルには、トラン
ジスタ1と隣接するように選択トランジスタ4が設けら
れている。選択トランジスタ4において、メモリ1のソ
ース層29を選択トランジスタ4のドレイン層とし、N
形拡散層41をソース層としている。さらに、シリコン
基板3上にはシリコン酸化膜38を介して選択ゲート電
極39が形成されている。なお、選択トランジスタ4
は、エンハンスメント型トランジスタとして働くよう調
整する。
【0003】上記の様なメモリ1は、情報”0”を記憶
する状態(SiN膜33に電子がトラップされた状態)
と、情報”1”を記憶する状態(SiN膜33に電子がト
ラップされていない状態)との二通りを取り得る。この
特徴が記憶手段に利用される。この二状態を、図11に
示すメモリ1のヒステリシスループに基づいて説明す
る。図11の横軸はゲート電圧Vgを表わし、縦軸は閾
電圧Vthを表わす。ゲート電圧Vgとは、メモリのゲー
ト電極に印加された電圧である。また、閾電圧Vthと
は、ゲート電極に印加する電圧を大きくしていった場合
に、一定ドレイン電圧においてソース・ドレイン間に電
流が流れ出す時のゲート電圧である。なお、閾電圧Vth
は、以下の式によって与えられる。
【0004】
【数1】
【0005】メモリ1に情報”0”を書き込む場合、10
V程度の電圧をメモリ1のメモリゲート電極35に印加
する。この時、メモリゲート電極35とチャンネル領域
37間に発生する電界によって、チャンネル領域37内
の電子は高いエネルギーを持つようになり、いくつかの
電子はシリコン酸化膜31をトンネリングしてSiN膜3
3の中にはいり、トラップされる。この様な変化によっ
て、閾電圧が1V程度まで上昇する(図11のQ1参
照)。すなわち、メモリ1は、閾電圧1Vのエンハンス
メント形トランジスタとして働くようになる。すなわ
ち、この状態が、メモリ1に情報”0”が書き込みまれ
た状態である。なお、ゲート電圧が遮断されても閾電圧
はそのままの状態である(図11のR1参照)。
【0006】次に、情報”0”を消去する為にはトラッ
プされた電子をチャンネル領域37に戻してやる必要が
ある。従って、チャンネル領域37に10V程度の電圧を
印加し、情報の書き込み時とは反対方向の電界を発生さ
せて、チャンネル領域37に電子を戻してやる。この様
な変化によって、1V程度の閾電圧が−1V程度に変化
する(図11のS1参照)。すなわち、メモリ1は、閾
電圧−1Vのディプレッション形トランジスタとして働
くようになる。情報”0”が消去されたこの状態は、メ
モリ1が情報”1”を記憶した状態を意味する。なお、
ゲート電圧が遮断されても閾電圧はそのままの状態であ
る(図11のT1参照)。
【0007】情報の読み出しにおいては、ゲート電極3
5に0voltのセンス電圧を印加し、メモリ1のソース層
29とドレイン層27間に5V程度の読み出し用電圧を
印加した時にチャンネル領域37を電流が流れるか否か
で、情報”0”が記憶されているか、情報”1”が記憶
されているかが判断される。
【0008】つまり、情報”0”が記憶されている場合
は、上述したようにメモリ1はエンハンスメント形トラ
ンジスタであるから、ゲート電極35に0voltを印加し
た場合チャンネル領域37は導通状態にない。従って、
チャンネル領域37には電流が流れない。一方、情報”
1”が記憶されている場合は、上述したようにメモリ1
はディプレッション形トランジスタであるから、ゲート
電極35に0voltを印加した場合チャンネル領域37は
導通状態である。従って、チャンネル領域37には電流
が流れる。
【0009】次に、上記のメモリセルを用いて構成され
たメモリ回路の一例を構成概念図で図12に示す。
【0010】メモリセルアレイAには、メモリ1及び、
メモリ1のソースと接続する選択トランジスタ4とを有
するメモリセルが、32(行)×32(列)で計102
4個(1Kビット)、マトリクス状に並んでいる。ロウ
デコーダ8からは、各選択トランジスタ4の選択ゲート
電極39に接続するワードラインWLが配線されてい
る。また、コントロールゲートラインCGLは、各メモ
リ1のメモリゲート電極35に接続されている。さら
に、コラムデコーダ6からは、各メモリ1のドレイン2
7に接続するドレインラインDLが配線されている。ま
た、P形基板3には、ウエルラインWellが接続されてい
る。
【0011】このメモリ回路において、図12を参照と
して希望のメモリへの情報の書き込みについて以下に説
明する。例えば、メモリ1m,nを選択する際には、ワー
ドラインWLnに基板と同電位の接地電位を印加し、ロ
ウデコーダ8によってコントロールラインCGLnにプ
ログラミング電圧VP1を印加するとともに、ドレインラ
インDLm以外の全てのドレインラインにプログラミン
グ禁止電圧Viを印加する。
【0012】この時、選択メモリ1m、nでは、メモリゲ
ート電極35にプログラミング電圧Vppが印加されてお
り、基板3と電極35間に電界が発生する。従って、上
述したようにチャンネル領域37内の電子をSiN膜33
にトラップさせることが出来る。この状態は、メモリ1
m,nに情報”0”が書き込まれたことを意味する。
【0013】一方、コントロールゲートラインCGLn
と接続するメモリでメモリ1m、n以外のメモリ、例えば
メモリ1m+1、nでは、プログラミング電圧Vppはゲート電
極35に印加されているが同時にドレイン層7にはドレ
インラインDLm+1によりプログラミング禁止電圧Viが
印加されている。従って、基板3と電極35間には書き
込む為に必要な電界が発生せず、情報も書き込まれな
い。また、ゲートラインCGLn以外のゲートラインC
GLと接続するメモリ、例えばメモリ1m、n+1、メモリ
1m+1、n+1、メモリ1m、nー1、メモリ1m+1、n-1では、ゲ
ート電極35にプログラミング電圧が印加されていない
ので、基板3と電極35間には電界が発生せず、情報も
書き込まれない。
【0014】次に、情報の読み出しについて図13に基
づいて説明する。図13のメモリ回路構成は、図12と
同じである。例えばメモリ1m,nを選択する際には、ワ
ードラインWLnにセンス電圧Vddを印加することによ
り、ワードラインWLnと接続する選択トランジスタ4
m、nをオン(チャンネルが導通する)状態とする。な
お、ワードラインWLn以外のワードラインと接続する
選択トランジスタ4はオフのままである。また、全ての
ドレインラインDLに抵抗30を介して読み出し用電圧
Vddを印加するとともにコラムデコーダ6によりドレイ
ンラインDLmを選択する。
【0015】この時、選択メモリ1m、nが情報”0”を
記憶する場合には、そのチャンネル領域は上述したよう
に通電状態にない。従って、ドレインラインDLmを流
れる電流は、他のメモリに間違って漏れることなくその
ままコラムデコーダ6に入力され、センスアンプ10に
より検出される。一方、選択メモリ1m、nが情報”1”
を記憶する場合には、そのチャンネル領域37は上述し
たように導通状態にある。よって、ドレインラインDL
mを流れる電流は他のメモリに間違って漏れることなく
メモリ1m、nのチャンネル領域37を流れ、オン状態の
選択トランジスタ4m、nを介して接地電位に落ちる。す
なわち、コラムデコーダ6には電流が入力されない。
【0016】このようにセンスアンプ10に電流が入力
されるか否かで、選択メモリ1m、nの情報を読み出すこ
とが出来る。
【0017】このような読み出し操作においては、選択
トランジスタ4によって、選択メモリを接続するドレイ
ンラインを流れる電流が選択されていないメモリに間違
って漏れないようにし、誤読み出しを防止している。
【0018】次に、上記のメモリ回路に記憶された情報
を一括消去する場合を図14に基づいて説明する。図1
4のメモリ回路構成は、図12と同じである。
【0019】情報を消去する際には、各コントロールゲ
ートCGラインを接地した上で、ウエルラインWellを介
して各メモリ1のP形基板3にプログラミング電圧Vpp
を印加する。
【0020】この時、回路内の全てのメモリ1では、基
板3とゲート電極35間に書き込み時とは反対方向の電
界効果によりシリコン窒化膜33にトラップされている
電子がチャンネル領域37に戻る。つまり、書き込みま
れている情報”0”は全て消去され、全てのメモリ1が
情報”1”を記憶した状態となる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
メモリセルを用いた半導体不揮発性記憶装置には次のよ
うな問題点があった。
【0022】メモリ回路を構成する場合、上記で説明し
たように、誤読み出しを防止する為に各々のメモリ1に
対して選択トランジスタ4が必要であった。すなわち、
メモリセルに、記憶手段を有するトランジスタ以外に別
のトランジスタが設けられていた。これは、メモリセル
の容積が大きくなることを意味し、回路の集積化の妨げ
となっていた。
【0023】よって、本発明は、1トランジスタ/セル
構造にもかかわらず誤読み出しを起こさないメモリ回路
を構成し、集積度の点で優れたメモリ回路を有する不揮
発性記憶装置を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る半導体装
置は、第一導電型の第一領域及び第一導電型の第二領域
を有する第二導電型基板と前記基板の上面で前記第一領
域から前記第二領域に渡って設けられた電荷保持用絶縁
膜と前記電荷保持用絶縁膜上に設けられた制御電極と前
記電荷保持用絶縁膜の下位に位置する前記基板の領域の
一部に前記第一領域に隣接するように設けられた第二導
電型の高濃度領域とを有するメモリセルをマトリクス状
に配置するとともに、同一列に配置された複数のメモリ
セルの第一領域を接続する各列ごとに設けられた第一領
域用ラインと、同一行に配置された複数のメモリセルの
制御電極を接続する各行ごとに設けられた制御電極用ラ
インと、全てのメモリセルの第二領域を接続する第二領
域用ラインとを備えたことを特徴としている。
【0025】請求項2に係る請求項1の半導体装置の使
用方法は、情報を書き込む際には、書き込み希望メモリ
セルの制御電極にプログラミング電圧を印加するととも
に前記書き込み希望メモリセルの第一領域に書き込み用
電圧を印加すること、情報を読み出す際には、読み出し
希望メモリセルの制御電極にセンス電圧を印加するとと
もに前記読み出し希望メモリセルを接続する第一領域用
ラインに読み出し用電圧を印加し、前記読み出し希望メ
モリセルの第一領域及び第二領域間を電流が流れるか否
かを検出することを特徴としている。
【0026】請求項3に係る半導体装置の製造方法は、
第二導電型半導体基板上全面に電荷保持用絶縁層を形成
し、前記電荷保持用絶縁層上に制御電極層を形成する工
程と、前記半導体基板上に形成された前記電荷保持用絶
縁層および前記制御電極層を選択的に除去し、電荷保持
用絶縁膜及び制御電極からなる積層体を形成する工程
と、前記積層体の下位に位置する基板領域の一方に隣接
する基板領域に斜に第二導電型不純物を打込み、前記積
層体の下部に位置する基板領域の一部に第二導電型の高
濃度領域を形成する工程と、前記基板に対して第一導電
型不純物を打込むことにより積層体の下位に位置する基
板領域内で前記高濃度領域と隣接するように第一導電型
第一領域を形成する工程と、前記基板に対して第一導電
型不純物を打込むことにより、積層体の下位に位置する
基板領域を挟んで前記第一領域と対向する基板領域に第
一導電型第二領域を形成する工程とを備えたことを特徴
としている。
【0027】
【作用】請求項1に係る半導体装置において、前記第一
領域と前記高濃度領域との境界付近では、情報書き込み
時に前記第一領域及び前記第二領域間に印加された電圧
により、大きな電界強度を有する上記境界付近にだけ大
きなエネルギーを持つ電子が出現する。従って、情報の
書き込みにおいて前記電荷保持用絶縁膜の第一領域側に
だけ電子を捕獲させることが出来る。すなわち、電荷を
捕獲できない領域をスイッチング手段に利用することが
出来る。
【0028】請求項2に係る請求項1の半導体装置の使
用方法は、情報を書き込む際には、書き込み希望メモリ
セルの制御電極にプログラミング電圧を印加するととも
に前記書き込み希望メモリセルの第一領域に書き込み用
電圧を印加すること、情報を読み出す際には、読み出し
希望メモリセルの制御電極にセンス電圧を印加するとと
もに前記読み出し希望メモリセルを接続する第一領域用
ラインに読み出し用電圧を印加し、前記読み出し希望メ
モリセルの第一領域及び第二領域間を電流が流れるか否
かを検出することを特徴としている。
【0029】従って、前記第一領域と前記高濃度領域と
の境界付近では、情報書き込み時に前記第一領域及び前
記第二領域間に印加された前記書き込み用電圧により、
大きな電界強度を有する上記境界付近にだけ大きなエネ
ルギーを持つ電子が出現する。さらに制御電極に印加さ
れたプログラミング電圧により前記大きなエネルギーを
持つ電子の一部が前記電荷保持用絶縁膜の第一領域側だ
けに捕獲される。情報を読み出す際に、センス電圧を制
御電極に印加することによって前記電荷保持用絶縁膜の
電子が捕獲されない領域の下位に位置する基板領域をス
イッチング手段として利用することによって、読み出し
用電圧が印加された第一領域用ラインを流れる電流が希
望のメモリセルについてだけ第一領域及び第二領域間を
流れるか否かを検出することができる。
【0030】請求項3に係る半導体装置の製造方法は、
前記積層体の下位に位置する基板領域の一方に隣接する
基板領域に斜に第二導電型不純物を打込み、前記積層体
の下部に位置する基板領域の一部に第二導電型の高濃度
領域を形成した後に、前記基板に対して第一導電型不純
物を打込むことにより積層体の下位に位置する基板領域
内で前記高濃度領域と隣接するように第一導電型第一領
域を形成することを特徴としている。
【0031】従って、前記第一領域と前記高濃度領域と
の境界付近では、情報書き込み時に前記第一領域及び前
記第二領域間に印加された電圧により、大きな電界強度
を有する上記境界付近にだけ大きなエネルギーを持つ電
子が出現する。従って、情報の書き込みにおいて前記電
荷保持用絶縁膜の第一領域側にだけ電子を捕獲させるこ
とが出来る。すなわち、電荷を捕獲できない領域をスイ
ッチング手段に利用することが出来る。
【0032】
【実施例】本発明の一実施例によるメモリセル2につい
て以下に説明する。図1にメモリセル2の構造を断面構
成略図で示す。
【0033】第二導電型の基板であるP形シリコン基板
3には第一導電型第一領域であるN形ドレイン層7及び
第一導電型第二領域であるN形ソース層9が設けられ、
かつドレイン層7の周囲には第二導電型の高濃度領域で
あるP+形ポケット層19が形成されている。基板3上
面には、シリコン酸化膜5、シリコン窒化膜(SiN膜)
11、シリコン酸化膜13をこの順で積層することによ
り電荷保持用絶縁膜18が形成される。さらに、その上
面に制御電極であるメモリーゲート電極15がポリシリ
コン等で形成される。なお、このメモリセル2の閾電圧
V2は正の値を有する。すなわち、エンハンスメント形
トランジスタとして設定される。
【0034】従来のメモリセルと同じくメモリセル2
も、情報”0”を記憶する状態と、情報”1”を記憶す
る状態との二通りを取り得る。この特徴が記憶手段に利
用される。
【0035】メモリセル2に情報”0”を書き込む際に
は、メモリセル2のドレイン層7に7V程度の書き込み
用電圧Vnを印加するとともにメモリセル2のメモリゲ
ート電極15に10V程度のプログラミング電圧VP1を
印加する。
【0036】この時、ゲート電極15に印加されたプロ
グラミング電圧VP1によってソース層9・ドレイン層7
間には導電性チャンネルが形成される。また、ドレイン
層7に印加された書き込み用電圧Vnにより、P+ポケ
ット層19とN形ドレイン7間の空乏層幅が広がるとと
もにこの広がった空乏層には非常に強い電界が発生す
る。なお、P+ポケット層19を設けない場合の方が空
乏層幅の広がりは大きい。また、空乏層の幅が狭いほど
強い電界が発生する。一方、ソース層9・ドレイン層7
間電位差により、ソース層9内の電子が導電性チャンネ
ル内をドレイン層7方向へ移動する。さらに、この電子
は、上述の空乏層内で高電界によりその速度が加速され
る。
【0037】従って、空乏層内でシリコン原子から高い
エネルギーを持つ電子が多数発生する。このような電子
をホットエレクトロンと呼ぶ。このホットエレクトロン
の一部は、シリコン酸化膜5をトンネリングし、シリコ
ン窒化膜11の一部分、具体的には窒化膜11のドレイ
ン層側だけにトラップされる。この状態がメモリセル2
に情報”0”を書き込んだ状態である。なお、この状態
においては、基板領域45は、初めのメモリセルの設定
状態と同じくゲート電極15に電圧V2以上の電圧を印
加することによって導通状態とすることが出来るが、基
板領域47を導通状態とする為にはゲート電極15に電
圧VQ2(VQ2>V2)以上の電圧を印加する必要が
ある。
【0038】次に、情報”0”を消去する際には、ゲー
ト電極15及びソース層9を接地するとともにドレイン
層7にプログラミング電圧VP2を印加する。
【0039】この時、ドレイン層7に印加されたプログ
ラミング電圧VP2によって、ゲート電極15の下位のド
レイン層7およびポケット層19との境界付近でドレイ
ン層7と基板3との電位差によるいわゆるバンド間トン
ネル効果が起こり、ホール(アバランシェホットホール
と呼ばれる)が発生する。発生したホールの一部は、シ
リコン酸化膜5を飛び越えてシリコン窒化膜11のドレ
イン側に注入される。この注入されたホールにより窒化
膜11に保持されていた負電荷が打ち消される。この状
態は情報”0”が消去された状態、すなわち情報”1”
を記憶する状態である。なお、この状態においては、基
板領域45は、初めのメモリセルの設定状態と同じくゲ
ート電極15に電圧V2以上の電圧を印加することによ
って導通状態とすることが出来る。また、基板領域47
も、ゲート電極15に電圧VS2(VS2<V2)以上
の電圧を印加することによって、導通状態とすることが
出来る。
【0040】情報を読み出す際には、ソース層9を接地
し、ドレイン層7に5V程度の読み出し用電圧Vddを印
加するとともにゲート電極にセンス電圧Vm(電圧Vm
は電圧V2と電圧VQ2との中間電圧)を印加した場合
にドレイン層7・ソース層9間を電流が流れるか否かに
より情報を識別する。
【0041】詳しく述べると、メモリセル2が情報”
0”を記憶する場合は、ゲート電極15にセンス電圧V
mを印加すると、センス電圧Vmは電圧V2より大きい
から上述したように基板領域45は導通状態となる。し
かしセンス電圧Vmは電圧VQ2より小さいから上述し
たように基板領域47は導通状態とはならない。すなわ
ちチャンネル領域17全体としては導通状態とはならな
い。従って、ドレイン層7・ソース層9間には電流が流
れない。
【0042】一方、メモリセル2が情報”1”を記憶す
る場合、ゲート電極15にセンス電圧Vmを印加する
と、センス電圧Vmは電圧V2及びVS2のどちらより
も大きいから上述したように基板領域45及び47はと
もに導通状態となる。すなわち、チャンネル領域17が
全体として導通状態となる。従って、ドレイン層7・ソ
ース層9間には電流が流れる。
【0043】次に、上記のメモリセル2を用いて構成さ
れた本発明の一実施例によるメモリ回路を構成概念図で
図12に示す。
【0044】図2に示すように、メモリセル2がマトリ
クス状に配列されている。各メモリセル2において、同
一行に配列する全てのメモリセル2のドレイン層7には
第一領域用ラインであるドレインラインDLが各行ごと
に配線されている。また、同一列に配列する全てのメモ
リセル2のメモリゲート電極15には制御電極用ライン
であるゲートラインGLが各列ごとに配線されている。
さらに、全てのメモリセル2のソース層9には、第二領
域用ラインであるソースラインSLが接続されている。
【0045】図2のメモリ回路に基づいて、以下に希望
のメモリセルへの情報の書き込みについて説明する。例
えば、メモリセル2m、nを選択する際には、ソースライ
ンSLを接地し、ドレインラインDLmにコラムデコー
ダ6により書き込み用電圧Vnを印加するとともにゲー
トラインGLnにロウデコーダ6によりプログラミング
電圧VP1を印加する。
【0046】この時、選択メモリセル2m、nでは、上述
したようにゲート電極の下位のP+ポケット層19とN
形ドレイン7との境界付近には高いエネルギーのホット
エレクトロンが多数発生する。従って、このホットエレ
クトロンの一部は、シリコン窒化膜11のドレイン側に
だけ流入し、トラップされる。一方、ゲートラインGL
nと接続するメモリセルでメモリセル2m、n以外のメモ
リ、すなわちメモリセル2m+1、nでは、プログラミング
電圧VP1はゲート電極15に印加されているがソース・
ドレイン間には書き込み用電圧Vnが印加されておらず
ホットエレクトロンが発生しないから情報は書き込みま
れない。また、ゲートラインGLn以外のゲートライン
と接続するメモリ、つまりメモリセル2m、n+1、メモリ
セル2m+1、n+1、メモリセル2m、nー1、メモリセル2m+1、n-1にお
いても、ゲート電極15にプログラミング電圧VP1を印
加していないので、情報は書き込みまれない。
【0047】次に、希望のメモリセルからの情報の読み
出しについて図3に基づいて説明する。図3のメモリ回
路構成は、図2と同じである。例えばメモリセル2m,n
を選択する際には、ソースラインSLを接地し、ゲート
ラインGLnにロウデコーダ8によりセンス電圧Vmを
印加し、全てのドレインラインDLに抵抗30を介して
読み出し用電圧Vddを印加するとともにコラムデコーダ
6によりドレインラインDLmを選択する。
【0048】この時、選択メモリセル2m、nが情報”
0”を記憶する場合には、メモリセル2m、nのゲート電
極15には電圧Vmが印加されるとともにドレイン層9
には電圧Vddが印加されるているが、上述したように基
板領域47は導通状態とはならず、チャンネル領域17
は全体として通電状態にない。またドレインラインDL
mに接続するメモリセル2m、n以外のメモリセルにおい
ても、ゲート電極15にはセンス電圧Vmが印加されて
いないから記憶する情報の種類にかかわらずチャンネル
領域17は導通状態とはならない。従って、ドレインラ
インDLmを流れる電流は、他のメモリセルに間違って
漏れることなくそのままコラムデコーダ6に入力され、
センスアンプ10により検出される。
【0049】一方、選択メモリセル2m、nが情報”1”
を記憶する場合には、メモリセル2m、nのゲート電極1
5には電圧Vmを印加するとともにドレイン層9に電圧
Vddを印加することにより上述したように基板領域45
及び基板領域47はともに導通状態となる。すなわちチ
ャンネル領域17が全体として導通状態となる。また、
ドレインラインDLmに接続するメモリセル2m、n以外
のメモリセルのチャンネル領域17は上記と同様導通状
態にない。よって、ドレインラインDLmを流れる電流
は他のメモリセルに間違って漏れることなくメモリセル
2m、nのチャンネル領域17を流れ、ソースラインSL
を介して接地電位に落ちる。すなわち、コラムデコーダ
6には電流が入力されない。
【0050】このようにセンスアンプ10に電流が入力
されるか否かで、選択メモリセル2m、nの情報を読み出
すことが出来る。
【0051】次に、図4に基づいて情報の一括消去につ
いて説明する。図4の構成は、図2と同じである。この
場合、全てのゲートラインGL及びソースラインSLを
接地するとともに、すべてのドレインラインDLにプロ
グラミング電圧VP2を印加する。
【0052】この時、回路内の全てのメモリセルにおい
て、上述したようにゲート電極15の下位のドレイン層
7およびポケット層19との境界付近でアバランシェホ
ットホールが発生する。さらに発生したホールの一部
は、シリコン酸化膜5を飛び越えてシリコン窒化膜11
のドレイン側に注入される。従って、そこにトラップさ
れている負電荷が打ち消される。すなわち、これは書き
込まれている情報”0”は消去された状態であり、全て
のメモリセル2が情報”1”を記憶したことを意味す
る。
【0053】次に、このメモリマトリクス回路の製造方
法について説明する。図5、図6、図7及び図8は製造
工程を説明する為の図である。
【0054】図5A及びBは平面図である。図5Aに示
すように、シリコン基板にフィールド酸化膜を成長させ
て素子分離領域12を形成する。また、図5Bに示すよ
うに、素子分離領域12が形成されたシリコン基板上
に、シリコン酸化層、シリコン窒化層、シリコン酸化層
及びポリシリコン層をこの順で積層した後に、フォトエ
ッチング法によりパターンニングにして積層体14を形
成する。
【0055】図6Aは平面図であり、図6BはそのDー
D矢視断面図である。図6A及びBに示すように、ソー
ス層形成予定領域面をフォトレジスト23でマスキング
し、ドレイン層形成予定領域に対して斜(矢印16の方
向)にボロン(B+)をイオン注入して、P+ポケット層
を自己整合によって形成する。ここで、ボロンを斜にイ
オン注入するのは、P+ポケット層の横拡がりを助長し
て、ドレイン近傍のシリコン酸化膜の直下でP型の高濃
度不純物領域を作る為である。
【0056】図7Aは平面図であり、図7B及び図7C
はそれぞれそのFーF矢視断面図、GーG矢視断面図で
ある。図7A、B、Cに示すように、フォトレジスト2
3を除去した後、砒素(As+)を垂直にイオン注入し
て、ドレイン層7およびソース層9を形成する。この結
果、図に示すように、積層体14の下部に位置する基板
領域内でP+ポケット層19とドレイン層7とが隣接す
る。
【0057】その後、平面図である図8に示すように、
シリコン基板上にシリコン酸化膜等の層間絶縁膜(図示
せず)を成長させ、層間絶縁膜に所要のコンタクトホー
ル24を形成する。さらに、平面図である図9A及びそ
のJーJ矢視断面図の図9Bに示すように、層間絶縁膜
21の上にAlーSi等の金属層を形成し、これをフォ
トエッチング法によりパターンニングして、ドレイン電
極40等の金属配線を形成する。
【0058】なお、上記の実施例ではドレイン層7の周
囲を覆うようにP+ポケット層19を設けたが、ゲート
電極の下位に位置する基板領域内のドレイン側に、ドレ
イン層とP+高濃度層との境界が形成されるようなP+
ケット層19であれば他の形状でも良い。
【0059】なお、上記実施例では、第一導電型をN型
とし第二導電型をP型としたが、第一導電型をN型と
し、第二導電型をP型としてもよい。
【0060】
【発明の効果】請求項1に係る半導体装置において、前
記電荷保持用絶縁膜の下位に位置する前記基板の領域の
一部に前記第一領域に隣接するように第二導電型の高濃
度領域を設けることにより、前記電荷保持用絶縁膜の電
荷が捕獲されない領域をスイッチング手段に利用するこ
とが出来る。
【0061】従って、メモリマトリクス回路を1トラン
ジスタ/セル構造で構成することが出来る。すなわち半
導体装置の集積度を向上させることが出来る。
【0062】請求項2に係る請求項1の半導体装置の使
用方法は、情報を書き込む際には、書き込み希望メモリ
セルの制御電極にプログラミング電圧を印加するととも
に前記書き込み希望メモリセルの第一領域に書き込み用
電圧を印加すること、情報を読み出す際には、読み出し
希望メモリセルの制御電極にセンス電圧を印加するとと
もに前記読み出し希望メモリセルを接続する第一領域用
ラインに読み出し用電圧を印加し、前記読み出し希望メ
モリセルの第一領域及び第二領域間を電流が流れるか否
かを検出することを特徴としている。従って、前記電荷
保持用絶縁膜の電荷が捕獲されない領域をスイッチング
手段に利用することが出来る。
【0063】従って、メモリマトリクス回路を1トラン
ジスタ/セル構造で構成することが出来る。すなわち半
導体装置の集積度を向上させることが出来る。
【0064】請求項3に係る半導体装置の製造方法は、
前記積層体の下位に位置する基板領域の一方に隣接する
基板領域に斜に第二導電型不純物を打込み、前記積層体
の下部に位置する基板領域の一部に第二導電型の高濃度
領域を形成した後に、前記基板に対して第一導電型不純
物を打込むことにより積層体の下位に位置する基板領域
内で前記高濃度領域と隣接するように第一導電型第一領
域を形成することを特徴としている。よって、前記電荷
保持用絶縁膜の電荷が捕獲されない領域をスイッチング
手段に利用することが出来る。
【0065】従って、メモリマトリクス回路を1トラン
ジスタ/セル構造で構成することが出来る。すなわち半
導体装置の集積度を向上させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるメモリセルの断面構成
略図である。
【図2】本発明の一実施例によるメモリ回路の構成概念
図である。
【図3】図2のメモリ回路において情報の読み出しを説
明する為の図である。
【図4】図2のメモリ回路において情報の一括消去を説
明する為の図である。
【図5】本発明の一実施例によるメモリ回路の製造工程
を示す図である。
【図6】本発明の一実施例によるメモリ回路の製造工程
を示す図である。
【図7】本発明の一実施例によるメモリ回路の製造工程
を示す図である。
【図8】本発明の一実施例によるメモリ回路の製造工程
を示す図である。
【図9】本発明の一実施例によるメモリ回路の製造工程
を示す図である。
【図10】従来のMONOS構造メモリセルの断面構成
略図である。
【図11】メモリ1の閾電位のヒステリシスループを示
す図である。
【図12】従来のメモリ1への情報の書き込みを説明す
る為のメモリ回路の構成を概念図である。
【図13】従来のメモリ1からの情報の読み出しを説明
する為のメモリ回路の構成を概念図である。
【図14】従来のメモリに記憶された情報の一括消去を
説明する為のメモリ回路の構成を概念図である。
【符号の説明】
2・・・メモリセル GL・・・ゲートライン DL・・・ドレインライン SL・・・ソースライン 3・・・基板 7・・・ドレイン層 9・・・ソース層 5、11、13・・・絶縁膜 15・・・メモリゲート電極 19・・・P+ポケット層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一導電型の第一領域及び第一導電型の第
    二領域を有する第二導電型基板と前記基板の上面で前記
    第一領域から前記第二領域に渡って設けられた電荷保持
    用絶縁膜と前記電荷保持用絶縁膜上に設けられた制御電
    極と前記電荷保持用絶縁膜の下位に位置する前記基板の
    領域の一部に前記第一領域に隣接するように設けられた
    第二導電型の高濃度領域とを有するメモリセルをマトリ
    クス状に配置するとともに、 同一列に配置された複数のメモリセルの第一領域を接続
    する各列ごとに設けられた第一領域用ラインと、 同一行に配置された複数のメモリセルの制御電極を接続
    する各行ごとに設けられた制御電極用ラインと、 全てのメモリセルの第二領域を接続する第二領域用ライ
    ンと、 を備えたことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】情報を書き込む際には、書き込み希望メモ
    リセルの制御電極にプログラミング電圧を印加するとと
    もに前記書き込み希望メモリセルの第一領域に書き込み
    用電圧を印加すること、 情報を読み出す際には、読み出し希望メモリセルの制御
    電極にセンス電圧を印加するとともに前記読み出し希望
    メモリセルを接続する第一領域用ラインに読み出し用電
    圧を印加し、前記読み出し希望メモリセルの第一領域及
    び第二領域間を電流が流れるか否かを検出すること、 を特徴とする請求項1の半導体装置の使用方法。
  3. 【請求項3】第二導電型半導体基板上全面に電荷保持用
    絶縁層を形成し、前記電荷保持用絶縁層上に制御電極層
    を形成する工程と、 前記半導体基板上に形成された前記電荷保持用絶縁層お
    よび前記制御電極層を選択的に除去し、電荷保持用絶縁
    膜及び制御電極からなる積層体を形成する工程と、 前記積層体の下位に位置する基板領域の一方に隣接する
    基板領域に斜に第二導電型不純物を打込み、前記積層体
    の下部に位置する基板領域の一部に第二導電型の高濃度
    領域を形成する工程と、 前記基板に対して第一導電型不純物を打込むことにより
    積層体の下位に位置する基板領域内で前記高濃度領域と
    隣接するように第一導電型第一領域を形成する工程と、 前記基板に対して第一導電型不純物を打込むことによ
    り、積層体の下位に位置する基板領域を挟んで前記第一
    領域と対向する基板領域に第一導電型第二領域を形成す
    る工程と、 を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6324099B1 (en) 1999-11-25 2001-11-27 Fujitsu Limited 2-bit/cell type nonvolatile semiconductor memory
US6661040B2 (en) 2001-07-11 2003-12-09 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor device with insulating gate surrounded by impurity layers
JP2004214365A (ja) * 2002-12-27 2004-07-29 Sony Corp 不揮発性半導体メモリ装置およびその動作方法

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