JPH05326866A - クロック供給回路 - Google Patents

クロック供給回路

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Publication number
JPH05326866A
JPH05326866A JP4124566A JP12456692A JPH05326866A JP H05326866 A JPH05326866 A JP H05326866A JP 4124566 A JP4124566 A JP 4124566A JP 12456692 A JP12456692 A JP 12456692A JP H05326866 A JPH05326866 A JP H05326866A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clock
amplitude
driver
circuit
power consumption
Prior art date
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Pending
Application number
JP4124566A
Other languages
English (en)
Inventor
Harufusa Kondo
晴房 近藤
Hiromi Notani
宏美 野谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP4124566A priority Critical patent/JPH05326866A/ja
Publication of JPH05326866A publication Critical patent/JPH05326866A/ja
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  • Logic Circuits (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体集積回路チップ内のクロック供給回路
における消費電力を低減する。 【構成】 例えば、プリ・ドライバ11およびメイン・
ドライバ12を小振幅用とし、電源電圧より小さい振幅
でアルミニウム配線4,5にクロックを供給する。ロジ
ック・ゲート等の内部回路6には、レベル変換回路13
によりCMOSレベルまで増幅した信号を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体集積回路に関
し、特に回路内のクロックの分配に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来のCMOS集積回路におけ
るクロック供給回路の一例を示す図である。同図におい
て、外部端子1から入力されたクロックは、プリ・ドラ
イバ2でバッファリングされ、メイン・ドライバ3へ送
られる。図8にメイン・ドライバ3の具体的な構成例を
示す。
【0003】メイン・ドライバ3は、チップ内のアルミ
ニウム配線4,5によって、ラッチ等の各種内部回路6
へ供給される。配線5をメッシュ状にしてあるのは、チ
ップ内でのクロック・スキューを小さくするためである
が、このようなクロック用の配線は、一般にチップ全体
にはりめぐらされているため寄生容量が大きくなり、そ
の駆動にはかなりの電力を必要とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
クロック供給回路において、スキューを十分に小さくす
るためにはメイン・ドライバのサイズを大きくすること
が効果的であるが、そうすると消費電力の増大が避けら
れない。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、低消費電力で高速・低スキュー
のクロック分配が可能なクロック供給回路を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るクロック
供給回路は、供給するクロックの振幅を、回路内部にお
ける信号の振幅よりも小さく設定したものである。
【0007】
【作用】クロックの振幅が小さくなることで、クロック
用配線を駆動するために費やされる電力が小さくなる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1は本実施例のクロック供給回路の回路図であ
る。同図において図7と同一符号は同一もしくは相当部
分を示している。11は小振幅のクロック用のプリ・ド
ライバ、12は同じく小振幅のメイン・ドライバであ
る。また13は小振幅クロックを回路内部における処理
に本来必要なレベル(本実施例ではCMOSレベル)に
まで増幅するレベル変換回路である。なお14は内部回
路で、ここでは一例として複数個のCMOSロジックゲ
ートを示してある。このような内部回路における動作は
従来と同様で、配線4,5が小振幅で駆動されることの
みが従来と異なる点である。
【0009】図2にプリ・ドライバ11およびメイン・
ドライバ12の具体的な構成例を、また図3にレベル変
換回路13の具体的な構成例を示す。基準電圧Vref
小振幅クロックの振幅の中心値から約0.7V低い電位
に設定し、バイアス電圧Bは1.3V程度とする。
【0010】次に本実施例の動作について詳述する。例
として、図4に示すように、アルミニウム配線5に容量
Cだけがついているものとした場合、1回の充電(矢印
Aの径路で行われる)・放電(矢印Bの径路によって行
われる)によってQ=C・VC (VC は両端の電圧)
の電荷を必要とする。この場合、周波数fで動作してい
るものとすれば、1周期は1/fであり、電流をIとし
て、 Q=C・VC =I・t=I/f ゆえに I=C・VC ・f となって、消費電力Pは、 P=I・VC =C・f・VC 2 となる。
【0011】ここで、図5(a)に示すようなCMOS
レベルで駆動するものとしてVC =5[V]とした場
合、C=50[pF]、f=100[MHz ]とすれ
ば、P=125[mW]となる。これに対し、図2に示
すような小振幅のドライバを用いて小振幅でクロックを
分配する場合には次のようになる。
【0012】例えば、図5(b)に示すように4.3V
〜3.3Vの振幅を考える。すると、VC =1[V]と
なって、同じくC=50[pF]、f=100[MHz
]の条件の下で、消費電力はP=5[mW]で済むこ
とになる。
【0013】このように、クロックを小振幅で分配する
ことによって配線部分における消費電力を大幅に削減す
ることが可能になる。もっとも、図2に示したドライバ
や図3に示したレベル変換回路は、通常のCMOSドラ
イバに比較して消費電力が大きい。例えば、図2に示し
たドライバで10mW、図3に示したレベル変換回路で
5mWの電力が余分に消費されるものとすれば、プリ・
ドライバ、2個のメイン・ドライバおよびn個のレベル
変換回路による消費電力の増大を考慮して、本実施例に
おけるクロック分配で消費される電力は、 P=10[mW]+2×10[mW]+5[mW]+n
×5[mW]=35[mW]+n×5[mW] となる。
【0014】この値が、従来通りCMOSレベルで分配
した場合の125mWに比較して小さければ、全体とし
ても消費電力節減の効果があることになる。これを一般
的に示せば、CMOS振幅をVC 、小振幅をVS 、ドラ
イバ1個による消費電力増大分をPdrv 、レベル変換回
路1個による消費電力増大分をPsht として、 C・f・VC 2>C・f・VS 2+3Pdrv +nPsht Cf(VC 2−VS 2)−3Pdrv >nPsht となる。
【0015】上式より、チップ面積の増大により容量値
Cが大きくなるほど、また動作周波数fが増大するほ
ど、消費電力節減の効果が大きくなること、あるいは同
じ消費電力ならレベル変換回路の個数nの許容値が大き
くなることがわかる。集積度およびチップ面積ならびに
動作周波数は今後も増大傾向が続くと考えられるから、
クロックの小振幅化は、消費電力の増大を抑制するもの
として有効な手段といえる。
【0016】レベル変換回路13によってCMOSレベ
ルに変換された後は、小振幅化による消費電力節減のメ
リットはなくなるがデメリットも生じない。レベル変換
回路13は、例えばLSIを構成するブロック単位に配
置する。そうすることにより、各ブロック自体について
は従来からのCMOS回路がそのまま利用できることに
なり、既存の設計資産を有効に活用できる。
【0017】さらに、近年LSIからの不要な電磁輻射
が問題になっているが、クロックを小振幅VS とするこ
とにより、CMOS振幅VC のままとした場合に比べ、
クロック用配線からの輻射がVS /VC に減少するとい
う利点がある。また、従来高スキューを得るためにメイ
ン・ドライバのサイズを大きくすると、アルミニウム配
線のエレクトロ・マイグレーション耐性を確保するため
に線幅を広くしなければならなかったが、クロックを小
振幅とすれば、クロック配線中を移動する電荷量がVS
/VC に減少するため、エレクトロ・マイグレーション
による断線の危険性も減少する。このため、クロック用
配線を太幅化する必要はなく、それによりチップ面積が
増大する等の不都合も避けられる。
【0018】上述した実施例では、チップ外部より端子
1を通じて供給するクロック自体を小振幅としたが、図
1において、プリ・ドライバ11として図6に示すよう
な回路を用いれば、外部からは通常のCMOSレベルの
クロックを供給しても、これをプリ・ドライバにおいて
小振幅に変換してクロック用配線に出力することによ
り、第1の実施例と同様に、高負荷部分であるクロック
用配線を小振幅で駆動することによる各種のメリットが
得られる。
【0019】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、クロッ
クの振幅を集積回路内部の信号の振幅より小さく設定し
たことにより、低消費電力で高速・低スキューのクロッ
ク分配が可能になるとともに、電磁輻射が減少し、断線
の危険性も低下する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すクロック供給回路の
回路図である。
【図2】図1中のドライバの構成例を示す回路図であ
る。
【図3】図1中のレベル変換回路の構成例を示す回路図
である。
【図4】クロック用配線における電力消費を説明するた
めの回路図である。
【図5】振幅の違いを説明するための図である。
【図6】ドライバの他の構成例を示す回路図である。
【図7】従来のクロック供給回路の構成例を示す回路図
である。
【図8】図7中のドライバの構成例を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
4,5 配線 6 内部回路 11,12 ドライバ 13 レベル変換回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一半導体基板上に形成された半導体集
    積回路の各部にクロックを供給するクロック供給回路に
    おいて、供給するクロックの振幅を、上記半導体集積回
    路内部の信号の振幅より小さく設定したことを特徴とす
    るクロック供給回路。
JP4124566A 1992-05-18 1992-05-18 クロック供給回路 Pending JPH05326866A (ja)

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JP4124566A JPH05326866A (ja) 1992-05-18 1992-05-18 クロック供給回路

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JPH05326866A true JPH05326866A (ja) 1993-12-10

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ID=14888656

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JP (1) JPH05326866A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001095075A1 (fr) * 2000-06-02 2001-12-13 Hitachi,Ltd Circuit integre a semi-conducteur et circuit de distribution du signal d'horloge
JP2005512439A (ja) * 2001-12-11 2005-04-28 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ クロックドインターフェイスを有するシステム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001095075A1 (fr) * 2000-06-02 2001-12-13 Hitachi,Ltd Circuit integre a semi-conducteur et circuit de distribution du signal d'horloge
JP2005512439A (ja) * 2001-12-11 2005-04-28 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ クロックドインターフェイスを有するシステム

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