JPH0532649Y2 - - Google Patents

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JPH0532649Y2
JPH0532649Y2 JP17492786U JP17492786U JPH0532649Y2 JP H0532649 Y2 JPH0532649 Y2 JP H0532649Y2 JP 17492786 U JP17492786 U JP 17492786U JP 17492786 U JP17492786 U JP 17492786U JP H0532649 Y2 JPH0532649 Y2 JP H0532649Y2
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JP
Japan
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circumferential surface
cylinder
roll
melting point
point metal
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JP17492786U
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JPS6380321U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本考案はコルゲートマシンにおけるシングルフ
エーサの圧力ロールに利用できる二重円筒ロール
に関するものである。 (従来の技術) 第7図〜第9図に制振を目的とした従来の低融
点金属封入ロールを示す。図において01は外
筒、02は内筒、03は内筒02と外筒01間に
封入した融体の低融点金属、04はロールヘツド
を示す。 (考案が解決しようとする問題点) 前記従来の第7図〜第9図に示す低融点金属封
入ロールにおいては、低融点金属03が融体から
固体に凝固する場合に、第10図に示すような空
洞部分05をロール上方部に生じ、このため、低
融点金属が凝固後にロール断面の真円度が保持で
きなくなり、第11図に示すように外筒01に変
形を生じていた。なお、第10図において、06
は凝固して固体となつた低融点金属を示す。 また、第11図における点線01aは、外筒0
1の外面の変形状況を示すものである。ここで第
10図のロールに封入されている固体となつた低
融点金属06は、稼動中は溶融状態であるが、休
止中に冷却凝固して前記第11図のように外筒が
変形し、再度運転する場合はこの凝固している封
入金属が溶融するが、外筒01の変形が回復する
までは使用することができないなどの問題があつ
た。 本考案は前記従来の問題点を解決するために提
案されたものである。 (問題点を解決するための手段) 内筒の外周面と外筒の内周面間の空隙部に低融
点金属を封入した二重円筒ロールにおいて、内筒
の外周面又は外筒の内周面の何れか一方に、複数
個の軸方向に向う切欠を設け、同切欠の山部と外
筒の内周面又は内筒の外周面とが接触しないよう
に離間していて、内筒の外周面と外筒の内周面間
に連続した空隙部を形成してなるもので、これを
問題点解決のための手段とするものである。 (作用) 内筒の外面もしくは外筒の内面の何れか一方
に、複数個の軸方向切欠を設けることにより、低
融点金属の融液から晶出した結晶がロール断面下
方に沈降しにくくなり(切欠部に停滞する)、ロ
ール上部に空洞が就中発生しにくくなる。即ち、
未凝固域が晶出した結晶によつて分断されること
になり、空洞は各々の切欠区間で形成されること
になつて空洞の微細化、分散化が図られ、これに
よりロールの変形が防止される。 (実施例) 以下本考案を図面の実施例について説明する
と、第1図〜第6図は本考案の実施例を示し、内
筒2と外筒1間に低融点金属3を封入した二重円
筒ロールにおいて、第1図、第3図及び第5図の
場合には、内筒2の外面に複数個の軸方向切欠7
を設けた場合であり、第4図の場合には、外筒1
の内面に複数個の軸方向切欠7aを設けてなる場
合である。即ち本考案は内筒2の外周面と外筒1
の内周面間の空隙部に低融点金属3を封入した二
重円筒ロールにおいて、内筒2の外周面又は外筒
1の内周面の何れか一方に、複数個の軸方向に向
う切欠7又は7aを設け、同切欠7又は7aの山
部と外筒1の内周面又は内筒2の外周面とが接触
しないようにしてあり、内筒2の外周面と外筒1
の内周面間に連続した空隙部が形成されるように
し、この空隙部に前記低融点金属3が封入される
ようにしてなるものである。 本考案の前記切欠7又は7aは、螺旋状溝では
なく、複数個の軸方向に向う切欠であるため、低
融点金属3の融液から晶出した結晶が、ロールの
断面下方に、前記螺旋状溝に比べて沈降しにくく
なる。なお、第1図における4はロールヘツドで
ある。 第6図は内筒2の外面に複数個の軸方向切欠7
を設けた他の実施例を示し、具体的寸法を示す
と、Dp=500φ、Di=474φ、dp=470φ、do
464φ、di=401φである。 また本考案に用いる低融点金属3の化学成分の
1例を示すと次の通りである。
【表】 (考案の効果) 以上詳細に説明した如く本考案は、内筒の外面
もしくは外筒の内面の何れか一方に、複数個の軸
方向切欠を設け、同切欠の山部と外筒の内周面又
は内筒の外周面とが接触しないように離間してい
て、内筒の外周面と外筒の内周面間に連続した空
隙部が形成されるようにしたので、軸方向切欠の
存在により、低融点金属の融液から晶出した結晶
が、ロール断面下方に沈降しにくくなり(切欠部
に停滞する)、ロール上部に空洞が集中発生しに
くくなる。従つて未凝縮域が晶出した結晶によつ
て分断されることになり、空洞は各々の切欠区間
で形成されることになつて、空洞の微細化、分散
化を図ることができ、これによりロールの変形を
防止もしくは軽減することができ、かつ一層制振
効果を高めることができる。 また本考案では、内筒の外周面又は外筒の内周
面の何れか一方に軸方向切欠を設けただけで目的
が達成されるため、切欠部の加工コストが、両方
の周面に切欠を設けた場合に比べて大幅に減少で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す二重円筒ロール
の側断面図、第2図は同正面図、第3図は第1図
のA〜A断面図、第4図、第5図及び第6図は
夫々第3図と異なる実施例を示すロールの正面断
面図、第7図は従来の制振を目的とした二重円筒
ロールの側断面図、第8図は同正面図、第9図は
第7図のB〜B断面図、第10図は第9図の低融
点金属が凝固した状態の断面図、第11図は第1
0図の場合にロールが変形する状態を示す説明図
である。 図の主要部分の説明、1……外筒、2……内
筒、3……低融点金属、7,7a……軸方向切
欠。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内筒の外周面と外筒の内周面間の空隙部に低融
    点金属を封入した二重円筒ロールにおいて、内筒
    の外周面又は外筒の内周面の何れか一方に、複数
    個の軸方向に向う切欠を設け、同切欠の山部と外
    筒の内周面又は内筒の外周面とが接触しないよう
    に離間していて、内筒の外周面と外筒の内周面間
    に連続した空隙部を形成してなることを特徴とす
    る二重円筒ロール。
JP17492786U 1986-11-14 1986-11-14 Expired - Lifetime JPH0532649Y2 (ja)

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JP17492786U JPH0532649Y2 (ja) 1986-11-14 1986-11-14

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JP17492786U JPH0532649Y2 (ja) 1986-11-14 1986-11-14

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Publication Number Publication Date
JPS6380321U JPS6380321U (ja) 1988-05-27
JPH0532649Y2 true JPH0532649Y2 (ja) 1993-08-20

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JPS6380321U (ja) 1988-05-27

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