JPH0532614A - 2−{2−(モノメトキシトリチルオキシ)エチルチオ}エチル基および該基の使用法 - Google Patents
2−{2−(モノメトキシトリチルオキシ)エチルチオ}エチル基および該基の使用法Info
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- JPH0532614A JPH0532614A JP3193151A JP19315191A JPH0532614A JP H0532614 A JPH0532614 A JP H0532614A JP 3193151 A JP3193151 A JP 3193151A JP 19315191 A JP19315191 A JP 19315191A JP H0532614 A JPH0532614 A JP H0532614A
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/55—Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups
Abstract
(57)【要約】
【目的】 3’−および/または5’−末端にりん酸残
基を有するオリゴヌクレオチドを合成する際に使用する
りん酸残基の保護基が提供される。 【構成】 3’−および/または5’−末端にりん酸残
基を有するオリゴヌクレオチドを合成する際に、式
(1) 【化1】 MMTrO−CH2 CH2 SCH2 CH2 − (1) (式中、MMTrはモノメトキシトリチル基を示す)で
表わされる2−{2−(モノメトキシトリチルオキシ)
エチルチオ}エチル基をりん酸残基の保護基として用い
ることにより、オリゴヌクレオチドを有利に合成するこ
とができる。
基を有するオリゴヌクレオチドを合成する際に使用する
りん酸残基の保護基が提供される。 【構成】 3’−および/または5’−末端にりん酸残
基を有するオリゴヌクレオチドを合成する際に、式
(1) 【化1】 MMTrO−CH2 CH2 SCH2 CH2 − (1) (式中、MMTrはモノメトキシトリチル基を示す)で
表わされる2−{2−(モノメトキシトリチルオキシ)
エチルチオ}エチル基をりん酸残基の保護基として用い
ることにより、オリゴヌクレオチドを有利に合成するこ
とができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、3’−および/または
5’−末端にりん酸残基を有するオリゴヌクレオチド
(以下、オリゴマーと称することもある)を合成する際
に使用する3’−および/または5’−りん酸残基の保
護基に関するものである。
5’−末端にりん酸残基を有するオリゴヌクレオチド
(以下、オリゴマーと称することもある)を合成する際
に使用する3’−および/または5’−りん酸残基の保
護基に関するものである。
【0002】
【従来の技術】長鎖オリゴヌクレオチドの合法法の一つ
として、DNAまたはRNAリガーゼを用いる短鎖オリ
ゴヌクレオチドの結合反応による方法がある。この際、
基質となるオリゴマーは3’−末端水酸基を有するオリ
ゴマー(アクセプター)および5’−末端りん酸残基を
有するオリゴマー(ドナー)の2つのオリゴマーであ
る。従来、5’−りん酸残基を有するオリゴマーは、
5’−水酸基を有するオリゴマーの5’−末端をポリヌ
クレオチドキナーゼとATPとを用いてりん酸化する方
法により調製されていた。しかし、この酵素的りん酸化
はライゲーションごとに行なわなければならず、このた
め目的とするオリゴマーの収率が低下するという問題を
有していた。また、リガーゼによる結合反応は、ドナー
となるオリゴマーが3’−末端に水酸基を有するため、
環化反応や重合反応などの副反応が生じやすい。この副
反応を防止する方法としては、酵素を用いて3’−末端
水酸基をりん酸残基で保護する方法が報告されている
(「Oligonucleotide Synthes
is; A Practical Approach」
(M.J.Gait,ed.),185〜197,IR
L Press,Oxford/Washington
D.C.(1984))ものの、上述と同様に得られ
るオリゴマーの収率が低いという問題を有していた。上
記問題を解決する方法としては、3’−および/または
5’−末端にりん酸残基を有するオリゴマーを化学的に
合成する方法が挙げられる。
として、DNAまたはRNAリガーゼを用いる短鎖オリ
ゴヌクレオチドの結合反応による方法がある。この際、
基質となるオリゴマーは3’−末端水酸基を有するオリ
ゴマー(アクセプター)および5’−末端りん酸残基を
有するオリゴマー(ドナー)の2つのオリゴマーであ
る。従来、5’−りん酸残基を有するオリゴマーは、
5’−水酸基を有するオリゴマーの5’−末端をポリヌ
クレオチドキナーゼとATPとを用いてりん酸化する方
法により調製されていた。しかし、この酵素的りん酸化
はライゲーションごとに行なわなければならず、このた
め目的とするオリゴマーの収率が低下するという問題を
有していた。また、リガーゼによる結合反応は、ドナー
となるオリゴマーが3’−末端に水酸基を有するため、
環化反応や重合反応などの副反応が生じやすい。この副
反応を防止する方法としては、酵素を用いて3’−末端
水酸基をりん酸残基で保護する方法が報告されている
(「Oligonucleotide Synthes
is; A Practical Approach」
(M.J.Gait,ed.),185〜197,IR
L Press,Oxford/Washington
D.C.(1984))ものの、上述と同様に得られ
るオリゴマーの収率が低いという問題を有していた。上
記問題を解決する方法としては、3’−および/または
5’−末端にりん酸残基を有するオリゴマーを化学的に
合成する方法が挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記化学的合成法にお
ける5’−りん酸残基の保護基としては、3’−りん
酸残基の保護基である2−シアノエチル基の除去条件で
安定であること、脱保護時に容易に除去できること、
オリゴヌクレオチドの合成時の縮合反応の簡易な定量
が行なえること、および高速液体クロマトグラフィー
(HPLC)による精製が容易に行なえること、の各条
件を満足するものが好ましく、これらの各条件を満足す
るものは3’−りん酸残基の保護基の条件をも満たすも
のであるが、現在までにこのような各条件を充足する性
質を有する保護基は報告されていない。
ける5’−りん酸残基の保護基としては、3’−りん
酸残基の保護基である2−シアノエチル基の除去条件で
安定であること、脱保護時に容易に除去できること、
オリゴヌクレオチドの合成時の縮合反応の簡易な定量
が行なえること、および高速液体クロマトグラフィー
(HPLC)による精製が容易に行なえること、の各条
件を満足するものが好ましく、これらの各条件を満足す
るものは3’−りん酸残基の保護基の条件をも満たすも
のであるが、現在までにこのような各条件を充足する性
質を有する保護基は報告されていない。
【0004】よって、本発明は、3’−および/または
5’−末端にりん酸残基を有するオリゴマーを合成する
際に使用するりん酸残基の保護基であって、上記の〜
条件を充足する保護基を提供することを目的とするも
のである。
5’−末端にりん酸残基を有するオリゴマーを合成する
際に使用するりん酸残基の保護基であって、上記の〜
条件を充足する保護基を提供することを目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
達成すべく、鋭意研究を重ねた結果、
達成すべく、鋭意研究を重ねた結果、
【0006】式(1)
【化2】
MMTrO−CH2 CH2 SCH2 CH2 − (1)
【0007】(式中、MMTrはモノメトキシトリチル
基を示す)で表わされる2−{2−(モノメトキシトリ
チルオキシ)エチルチオ}エチル基が上記の〜の各
条件を満足するものであることを知見し、本発明を完成
させた。
基を示す)で表わされる2−{2−(モノメトキシトリ
チルオキシ)エチルチオ}エチル基が上記の〜の各
条件を満足するものであることを知見し、本発明を完成
させた。
【0008】すなわち、本発明は、上記式(1)で表わ
される2−{2−(モノメトキシトリチルオキシ)エチ
ルチオ}エチル基に関するものである。また、本発明
は、3’−および/または5’−末端にりん酸残基を有
するオリゴヌクレオチドを合成する方法において、3’
−および/または5’−りん酸残基の保護基として上記
2−{2−(モノメトキシトリチルオキシ)エチルチ
オ}エチル基を使用する方法に関するものである。更
に、本発明は、ヌクレオチドと2−{2−(モノメトキ
シトリチルオキシ)エチルチオ}エタノールとを縮合剤
の存在下に反応させることによりヌクレオチドの3’−
および/または5’−りん酸残基に保護基として2−
{2−(モノメトキシトリチルオキシ)エチルチオ}エ
チル基を導入する方法に関するものである。
される2−{2−(モノメトキシトリチルオキシ)エチ
ルチオ}エチル基に関するものである。また、本発明
は、3’−および/または5’−末端にりん酸残基を有
するオリゴヌクレオチドを合成する方法において、3’
−および/または5’−りん酸残基の保護基として上記
2−{2−(モノメトキシトリチルオキシ)エチルチ
オ}エチル基を使用する方法に関するものである。更
に、本発明は、ヌクレオチドと2−{2−(モノメトキ
シトリチルオキシ)エチルチオ}エタノールとを縮合剤
の存在下に反応させることによりヌクレオチドの3’−
および/または5’−りん酸残基に保護基として2−
{2−(モノメトキシトリチルオキシ)エチルチオ}エ
チル基を導入する方法に関するものである。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
2−{2−(モノメトキシトリチルオキシ)エチルチ
オ}エチル基(以下、本発明の保護基と称することもあ
る)は上記式(1)で表わされるものである。トリチル
基中のモノメトキシ基の置換位置は特に制限されず、オ
ルト、メタ、パラのいずれの位置であってもよい。
2−{2−(モノメトキシトリチルオキシ)エチルチ
オ}エチル基(以下、本発明の保護基と称することもあ
る)は上記式(1)で表わされるものである。トリチル
基中のモノメトキシ基の置換位置は特に制限されず、オ
ルト、メタ、パラのいずれの位置であってもよい。
【0010】本発明の保護基は、2,2’−チオジエタ
ノールとハロゲン化モノメトキシトリチル(たとえば、
モノメトキシトリチルクロライド、モノメトキシトリチ
ルブロマイドなど)とを反応溶媒(塩化メチレン、クロ
ロホルム、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、
ピリジンなどの単独または混合溶媒)中、0〜100℃
で反応させることにより2−{2−(モノメトキシトリ
チルオキシ)エチルチオ}エタノールの形で調製するこ
とができる。
ノールとハロゲン化モノメトキシトリチル(たとえば、
モノメトキシトリチルクロライド、モノメトキシトリチ
ルブロマイドなど)とを反応溶媒(塩化メチレン、クロ
ロホルム、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、
ピリジンなどの単独または混合溶媒)中、0〜100℃
で反応させることにより2−{2−(モノメトキシトリ
チルオキシ)エチルチオ}エタノールの形で調製するこ
とができる。
【0011】反応液中にトリエチルアミン、ピリジン、
ピコリン、ジエチルアミノピリジン等の酸受容体を共存
させておくことにより反応を効率よく進行させることが
できる。反応後、2−{2−(モノメトキシトリチルオ
キシ)エチルチオ}エタノールはシリカゲル等を使用し
た吸着クロマトグラフィー法により単離精製することが
できる。
ピコリン、ジエチルアミノピリジン等の酸受容体を共存
させておくことにより反応を効率よく進行させることが
できる。反応後、2−{2−(モノメトキシトリチルオ
キシ)エチルチオ}エタノールはシリカゲル等を使用し
た吸着クロマトグラフィー法により単離精製することが
できる。
【0012】本発明の保護基は3’−および/または
5’−末端にりん酸残基を有するDNA型またはRNA
型オリゴヌクレオチドの合成に使用することができる。
まず、ヌクレオチドの3’−および/または5’−末端
に本発明の保護基を導入し、以下、通常の方法(たとえ
ば、りん酸トリエステル法、ホスファイト法など)に従
って目的とするオリゴヌクレオチドを合成すればよい。
5’−末端にりん酸残基を有するDNA型またはRNA
型オリゴヌクレオチドの合成に使用することができる。
まず、ヌクレオチドの3’−および/または5’−末端
に本発明の保護基を導入し、以下、通常の方法(たとえ
ば、りん酸トリエステル法、ホスファイト法など)に従
って目的とするオリゴヌクレオチドを合成すればよい。
【0013】ヌクレオチドへの本発明の保護基の導入
は、たとえば、ヌクレオチド1モルに対して2−{2−
(モノメトキシトリチルオキシ)エチルチオ}エタノー
ル1〜2倍モル使用し、反応溶媒(ピリジン、ピコリ
ン、塩化メチレン、などの単独または混合溶媒)中、通
常の縮合剤(たとえば、2,4,6−トリイソプロピル
ベンゼンスルホニルクロライド−1−メチルイミダゾー
ル系、8−キノリンスルホニルクロライド−1−メチル
イミダゾール系、2,4,6−トリメチルベンゼンスル
ホニル−3−ニトロトリアゾリド、2,4,6−トリイ
ソプロピルベンゼンスルホニル−3−ニトロトリアゾリ
ドなど)の存在下、0〜50℃で反応させることにより
実施することができる。
は、たとえば、ヌクレオチド1モルに対して2−{2−
(モノメトキシトリチルオキシ)エチルチオ}エタノー
ル1〜2倍モル使用し、反応溶媒(ピリジン、ピコリ
ン、塩化メチレン、などの単独または混合溶媒)中、通
常の縮合剤(たとえば、2,4,6−トリイソプロピル
ベンゼンスルホニルクロライド−1−メチルイミダゾー
ル系、8−キノリンスルホニルクロライド−1−メチル
イミダゾール系、2,4,6−トリメチルベンゼンスル
ホニル−3−ニトロトリアゾリド、2,4,6−トリイ
ソプロピルベンゼンスルホニル−3−ニトロトリアゾリ
ドなど)の存在下、0〜50℃で反応させることにより
実施することができる。
【0014】反応後、本発明の保護基を3’−および/
または5’−末端に有するヌクレオチドは、必要により
シリカゲル等を使用した吸着クロマトグラフィー、再結
晶法等のヌクレオチドの通常の単離精製法により単離精
製することができる。
または5’−末端に有するヌクレオチドは、必要により
シリカゲル等を使用した吸着クロマトグラフィー、再結
晶法等のヌクレオチドの通常の単離精製法により単離精
製することができる。
【0015】以下、実施例を示し、本発明を具体的に説
明する。
明する。
【0016】実施例12−{2−(モノメトキシトリチルオキシ)エチルチ
オ}エタノールの合成および、ヌクレオチドへの2−
{2−(モノメトキシトリチルオキシ)エチルチオ}エ
チル基の導入 2,2’−チオジエタノール(4.51ml,75mmo
l)とモノメトキシトリチルクロリド(4.6322
g,15mmol)とを塩化メチレン(60ml)に溶か
し、トリエチルアミン(2.17ml,15mmol)を
滴下しながら攪拌し、さらに室温で1時間攪拌した。塩
化メチレンで抽出し、水で洗浄して有機層を減圧下濃縮
した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(n−ヘキサンークロロホルム系)により精製して、2
−{2−(モノメトキシトリチルオキシ)エチルチオ}
エタノールを収率70%(4.171g,10.571
8mmol)で得た。 1 H−NMR(CDCl3 −TMS)δ;2.10〜
2.33(1H,m,−OH),2.65(4H,t,
−CH2 ×2),3.30(2H,t,−CH2 −),
3.63(2H,t,−CH2 −),3.83(3H,
s,OCH3 ),6.83(2H,d,J=9Hz,A
r−H),7.00〜7.60(12H,m,Ar−
H) さらに下記構造式1で表わされるウリジン誘導体(1)
(0.5283g,0.5mmol)と2−{2−(モ
ノメトキシトリチルオキシ)エチルチオ}エタノール
(0.3740g,0.75mmol)をピリジンで共
沸脱水した後、ピリジン(2.5ml)に溶かし2,4,
6−トリイソプロピルベンゼスルホニルクロライド(T
PSCl)(0.4543g,1.5mmol)、1−
メチルイミダゾール(1−Meim)(0.239ml、
3.0mmol)を加え室温で2時間攪拌した。その
後、塩化メチレンで抽出して水で洗浄した。有機層を減
圧下濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにより精製して、3’−りん酸基に2−{2−(モ
ノメトキシトリチルオキシ)エチルチオ}エチル基を導
入した下記構造式2で表わされるウリジン誘導体(2)
を収率31%(0.200g,0.156mmol)で
得た。
オ}エタノールの合成および、ヌクレオチドへの2−
{2−(モノメトキシトリチルオキシ)エチルチオ}エ
チル基の導入 2,2’−チオジエタノール(4.51ml,75mmo
l)とモノメトキシトリチルクロリド(4.6322
g,15mmol)とを塩化メチレン(60ml)に溶か
し、トリエチルアミン(2.17ml,15mmol)を
滴下しながら攪拌し、さらに室温で1時間攪拌した。塩
化メチレンで抽出し、水で洗浄して有機層を減圧下濃縮
した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(n−ヘキサンークロロホルム系)により精製して、2
−{2−(モノメトキシトリチルオキシ)エチルチオ}
エタノールを収率70%(4.171g,10.571
8mmol)で得た。 1 H−NMR(CDCl3 −TMS)δ;2.10〜
2.33(1H,m,−OH),2.65(4H,t,
−CH2 ×2),3.30(2H,t,−CH2 −),
3.63(2H,t,−CH2 −),3.83(3H,
s,OCH3 ),6.83(2H,d,J=9Hz,A
r−H),7.00〜7.60(12H,m,Ar−
H) さらに下記構造式1で表わされるウリジン誘導体(1)
(0.5283g,0.5mmol)と2−{2−(モ
ノメトキシトリチルオキシ)エチルチオ}エタノール
(0.3740g,0.75mmol)をピリジンで共
沸脱水した後、ピリジン(2.5ml)に溶かし2,4,
6−トリイソプロピルベンゼスルホニルクロライド(T
PSCl)(0.4543g,1.5mmol)、1−
メチルイミダゾール(1−Meim)(0.239ml、
3.0mmol)を加え室温で2時間攪拌した。その
後、塩化メチレンで抽出して水で洗浄した。有機層を減
圧下濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにより精製して、3’−りん酸基に2−{2−(モ
ノメトキシトリチルオキシ)エチルチオ}エチル基を導
入した下記構造式2で表わされるウリジン誘導体(2)
を収率31%(0.200g,0.156mmol)で
得た。
【0017】
【化3】
【0018】(式中、MMTrは前記と同意義、Anは
アニソイル基、DMTrはジメトキシトリチル基、TH
Pはテトラヒドロピラニル基、Etはエチル基、PhC
lはo−クロロフェニル基を示す)
アニソイル基、DMTrはジメトキシトリチル基、TH
Pはテトラヒドロピラニル基、Etはエチル基、PhC
lはo−クロロフェニル基を示す)
【0019】ウリジン誘導体(2)の 1H−NMR(C
DCl3 −TMS)δ:1.33−1.67(6H,
m,CCH2 ×3),2.53−2.80(4H,m,
CH2 ×2),3.23(2H,t,J=6Hz,CH
2 ),3.47−3.63(2H,m,OCH2 ),
3.77(12H,s,OCH3 ×4),3.80−
3.87(2H,m,H−5’,5”),4.07−
4.33(2H,m,POCH2 )4.37−4.50
(1H,m,H−4’),4.67−4.93(2H,
m,OCH,H−2’),5.13−5.36(1H,
m,H−3’),5.37(1H,d,J56=7.5H
z,H−5),6.20,6.35(1H,d×2,J
1'2'=6Hz,J1'2'=7.5Hz,H−1’)6.8
0−7.60(33H,m,Ph−H),7.75(1
H,d,H−6),7.95(2H,d,J=9Hz,
Ph−H)
DCl3 −TMS)δ:1.33−1.67(6H,
m,CCH2 ×3),2.53−2.80(4H,m,
CH2 ×2),3.23(2H,t,J=6Hz,CH
2 ),3.47−3.63(2H,m,OCH2 ),
3.77(12H,s,OCH3 ×4),3.80−
3.87(2H,m,H−5’,5”),4.07−
4.33(2H,m,POCH2 )4.37−4.50
(1H,m,H−4’),4.67−4.93(2H,
m,OCH,H−2’),5.13−5.36(1H,
m,H−3’),5.37(1H,d,J56=7.5H
z,H−5),6.20,6.35(1H,d×2,J
1'2'=6Hz,J1'2'=7.5Hz,H−1’)6.8
0−7.60(33H,m,Ph−H),7.75(1
H,d,H−6),7.95(2H,d,J=9Hz,
Ph−H)
【0020】2−(2−(モノメトキシトリチルオキ
シ)エチルチオ)エチル基の除去 ウリジン誘導体(2)(0.1g,0.078mmo
l)に0.5M N1 ,N 1 ,N3 ,N3 −テトラメチ
ルグアニジウム−(E)−2−ピリジンアルドオキシマ
ート(TMG−PAO)(0.5ml)を加え室温で3時
間放置した。塩化メチレン(100ml)で抽出し0.2
Mテトラエチルアンモニウムブロミド(TEAB)(5
0ml×2)で洗浄した。有機層を減圧下濃縮し、残留物
に0.2MTEAB−ピリジン(2:1v/v)(10
0ml)を加え抽出し、ジエチルエーテル(50ml×2)
で洗浄した。有機層を減圧下濃縮し、残留物に0.2M
1−クロロコハク酸イミド(NCS)/0.4M T
EAB:1,4−ジオキサン(1:1v/v)溶液(5
ml)を加えて溶かし、室温で2時間放置した。その後、
0.2M TEAB(5ml)を加えジエチルエーテル
(5ml×2)で洗浄した。水層を減圧下濃縮し、残留物
に濃アンモニア水(5ml)−ピリジン(0.5ml)を加
え室温で20時間放置した。減圧下濃縮し、残留物にpH
2の塩酸溶液(5ml)を加えさらに22時間放置した。
希アンモニア水で中和した後、水10mlを加えジエチル
エーテル(5ml×2)で洗浄した。水層を減圧下濃縮
し、ペーパークロマトグラフィー(東洋漉紙No.5
1;IPA:conc.NH4 OH:H 2 O=7:1:
2v/v/v)により完全に脱保護されていることを確
認した。
シ)エチルチオ)エチル基の除去 ウリジン誘導体(2)(0.1g,0.078mmo
l)に0.5M N1 ,N 1 ,N3 ,N3 −テトラメチ
ルグアニジウム−(E)−2−ピリジンアルドオキシマ
ート(TMG−PAO)(0.5ml)を加え室温で3時
間放置した。塩化メチレン(100ml)で抽出し0.2
Mテトラエチルアンモニウムブロミド(TEAB)(5
0ml×2)で洗浄した。有機層を減圧下濃縮し、残留物
に0.2MTEAB−ピリジン(2:1v/v)(10
0ml)を加え抽出し、ジエチルエーテル(50ml×2)
で洗浄した。有機層を減圧下濃縮し、残留物に0.2M
1−クロロコハク酸イミド(NCS)/0.4M T
EAB:1,4−ジオキサン(1:1v/v)溶液(5
ml)を加えて溶かし、室温で2時間放置した。その後、
0.2M TEAB(5ml)を加えジエチルエーテル
(5ml×2)で洗浄した。水層を減圧下濃縮し、残留物
に濃アンモニア水(5ml)−ピリジン(0.5ml)を加
え室温で20時間放置した。減圧下濃縮し、残留物にpH
2の塩酸溶液(5ml)を加えさらに22時間放置した。
希アンモニア水で中和した後、水10mlを加えジエチル
エーテル(5ml×2)で洗浄した。水層を減圧下濃縮
し、ペーパークロマトグラフィー(東洋漉紙No.5
1;IPA:conc.NH4 OH:H 2 O=7:1:
2v/v/v)により完全に脱保護されていることを確
認した。
【0021】実施例2シチジン3’,5’−ジホスフェイト誘導体の合成
下記構造式3で表わされるシチジン誘導体(3)(1.
268g,1.8349mmol)をピリジンで共沸脱
水した後、塩化メチレン(10ml)に溶かし、2−クロ
ロフェニルホスホロジクロリド(0.4530ml,2.
7525mmol)のピリジン溶液(10ml)に攪拌し
つつ2時間かけて滴下し、さらに30分攪拌した。水
(1ml)で反応を停止した後、減圧下濃縮した。残留物
を水−ピリジン(2:1)溶液(100ml)で抽出しエ
ーテル(50ml×3)で洗浄し、水層を減圧下濃縮し下
記構造式4で表わされるシチジン誘導体(4)を収率6
7%(1.202g,1.2231mmol)で得た。
2−{2−(モノメトキシトリチルオキシ)エチルチ
オ}エタノール(1.4356g,3.6387mmo
l)とシチジン誘導体(4)(1.192g,1.21
29mmol)をピリジンで共沸脱水した後、ピリジン
(6ml)に溶かし8−キノリンスルホニルクロライド
(QSCl)(0.824g,3.6387mmo
l)、1−Meim(0.58ml,7.2774mmo
l)を加え1時間攪拌した。析出した8−キノリンスル
ホン酸(QS)の分子内塩を濾別した後、濾液に冷水
(2ml)を加えて反応を停止させ、水(15ml)および
ピリジン(6ml)を加えジエチルエーテル(30ml×
3)で抽出し、有機層を水−ピリジン(2:1)溶液
(15ml×2)で洗浄した。有機層を減圧下濃縮しシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して下記構
造式5で表わされるシチジン誘導体(5)を収率38%
(0.588g,0.4652mmol)で得た。
268g,1.8349mmol)をピリジンで共沸脱
水した後、塩化メチレン(10ml)に溶かし、2−クロ
ロフェニルホスホロジクロリド(0.4530ml,2.
7525mmol)のピリジン溶液(10ml)に攪拌し
つつ2時間かけて滴下し、さらに30分攪拌した。水
(1ml)で反応を停止した後、減圧下濃縮した。残留物
を水−ピリジン(2:1)溶液(100ml)で抽出しエ
ーテル(50ml×3)で洗浄し、水層を減圧下濃縮し下
記構造式4で表わされるシチジン誘導体(4)を収率6
7%(1.202g,1.2231mmol)で得た。
2−{2−(モノメトキシトリチルオキシ)エチルチ
オ}エタノール(1.4356g,3.6387mmo
l)とシチジン誘導体(4)(1.192g,1.21
29mmol)をピリジンで共沸脱水した後、ピリジン
(6ml)に溶かし8−キノリンスルホニルクロライド
(QSCl)(0.824g,3.6387mmo
l)、1−Meim(0.58ml,7.2774mmo
l)を加え1時間攪拌した。析出した8−キノリンスル
ホン酸(QS)の分子内塩を濾別した後、濾液に冷水
(2ml)を加えて反応を停止させ、水(15ml)および
ピリジン(6ml)を加えジエチルエーテル(30ml×
3)で抽出し、有機層を水−ピリジン(2:1)溶液
(15ml×2)で洗浄した。有機層を減圧下濃縮しシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して下記構
造式5で表わされるシチジン誘導体(5)を収率38%
(0.588g,0.4652mmol)で得た。
【0022】シチジン誘導体(5)(0.578g,
0.4558mmol)にトリエチルアミン−ピリジン
(1:3v/v)(5ml)を加え2時間攪拌した。減圧
下濃縮して下記構造式6で表わされるシチジン誘導体
(6)を定量的に得た。この際5’−りん酸に導入した
2−{2−(モノメトキシトリチルオキシ)エチルチ
オ}エチル基が損なわれていないことはMMTr基の酸
による発色で確認した。すなわち、60%過塩素酸−エ
タノール(3:2(v/v))溶液にて発色させ、47
0nmでの吸光度を測定し、ε470 =56000(Nu
cleic AcidsRes.,11,4365(1
983))よりMMTr基の量を算定する方法によっ
た。
0.4558mmol)にトリエチルアミン−ピリジン
(1:3v/v)(5ml)を加え2時間攪拌した。減圧
下濃縮して下記構造式6で表わされるシチジン誘導体
(6)を定量的に得た。この際5’−りん酸に導入した
2−{2−(モノメトキシトリチルオキシ)エチルチ
オ}エチル基が損なわれていないことはMMTr基の酸
による発色で確認した。すなわち、60%過塩素酸−エ
タノール(3:2(v/v))溶液にて発色させ、47
0nmでの吸光度を測定し、ε470 =56000(Nu
cleic AcidsRes.,11,4365(1
983))よりMMTr基の量を算定する方法によっ
た。
【0023】
【化4】
【化5】
【0024】(式中、An,THP,PhCl,Et,
MMTrは前記と同意義)
MMTrは前記と同意義)
【0025】
シチジン誘導体(5)の元素分析値 C61H62N4 O9 P2 SCl2 として
C H N
計算値(%) 57.60 4.92 4.40
実測値(%) 57.62 4.91 4.43
【0026】実施例311量体の合成
図1〜3の反応スキームで11量体を合成した。
【0027】2量体の合成
シチジン誘導体(6)(0.8493g,0.6452
mmol)と下記構造式7で表わされるウリジン誘導体
(7)(0.3796g,0.5377mmol)を共
沸脱水した後、ピリジン(3ml)に溶かし、QS(0.
4407g,1.9356mmol)、1−Meim
(0.3086ml,3.8712mmol)を加え2時
間攪拌した。析出したQSの分子内塩を吸引濾過により
除去し、濾液に水(1ml)を加えて反応を停止し、水−
ピリジン(4:1v/v)溶液(25ml)を加えジエチ
ルエーテル(30ml×3)で抽出した。有機層を減圧下
濃縮してグラス状の図1の化学式8で表わされる2量体
(8)を収率86%(0.883g,0.4615mm
ol)で得た。
mmol)と下記構造式7で表わされるウリジン誘導体
(7)(0.3796g,0.5377mmol)を共
沸脱水した後、ピリジン(3ml)に溶かし、QS(0.
4407g,1.9356mmol)、1−Meim
(0.3086ml,3.8712mmol)を加え2時
間攪拌した。析出したQSの分子内塩を吸引濾過により
除去し、濾液に水(1ml)を加えて反応を停止し、水−
ピリジン(4:1v/v)溶液(25ml)を加えジエチ
ルエーテル(30ml×3)で抽出した。有機層を減圧下
濃縮してグラス状の図1の化学式8で表わされる2量体
(8)を収率86%(0.883g,0.4615mm
ol)で得た。
【0028】下記構造式9で表わされるシチジン誘導体
(9)(2.875g,2.76mmol)と下記構造
式10で表わされるグアノシン誘導体(10)(1.6
90g,2.3mmol)を共沸脱水した後、ピリジン
(11.5ml)に溶かし、QS(1.8850g,8.
28mmol)、1−Meim(1.3201ml,1
6.56mmol)を加え2時間攪拌した。析出したQ
Sの分子内塩を吸引濾過により除去し、濾液に水(1m
l)を加えて反応を停止し、水−ピリジン(4:1v/
v)溶液(50ml)を加えジエチルエーテル(40ml×
3)で抽出した。有機層を減圧下濃縮してグラス状の図
1の化学式11で表わされる2量体(11)を収率95
%(3.652g,2.1914mmol)で得た。
(9)(2.875g,2.76mmol)と下記構造
式10で表わされるグアノシン誘導体(10)(1.6
90g,2.3mmol)を共沸脱水した後、ピリジン
(11.5ml)に溶かし、QS(1.8850g,8.
28mmol)、1−Meim(1.3201ml,1
6.56mmol)を加え2時間攪拌した。析出したQ
Sの分子内塩を吸引濾過により除去し、濾液に水(1m
l)を加えて反応を停止し、水−ピリジン(4:1v/
v)溶液(50ml)を加えジエチルエーテル(40ml×
3)で抽出した。有機層を減圧下濃縮してグラス状の図
1の化学式11で表わされる2量体(11)を収率95
%(3.652g,2.1914mmol)で得た。
【0029】
【化6】
【化7】
【0030】(式中、An,THP,PhCl,DMT
r,Etは前記と同意義、CEはシアノエチル基、iB
uはイソブチリル基を示す)
r,Etは前記と同意義、CEはシアノエチル基、iB
uはイソブチリル基を示す)
【0031】4量体の5’−末端りん酸トリエステル−
3’−末端りん酸トリエステル誘導体(14)の合成 2量体(8)(0.491g,0.2592mmol)
は、トリエチルアミン−ピリジン(1:3v/v)(4
ml)に溶かし室温で2時間攪拌した後反応溶液を減圧下
濃縮しりん酸部の保護基である2−シアノエチル基を除
去し図1の化学式12で表わされる2量体(12)を収
率91%(0.426g,0.2356mmol)で得
た。一方2量体(11)(1.8765g,1.126
0mmol)を塩化メチレン(10m)に溶かし氷冷下
4%ジクロロ酢酸/塩化メチレン溶液(10m)を加え
て15分間反応させDMTr基を除去した。その後5%
炭酸水素ナトリウム溶液を加えて中和し、クロロホルム
(50ml)で抽出、さらに水(20ml×2)で洗浄した
後有機層を減圧下濃縮した。残留物をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーにより精製し図1の化学式13で表
わされる2量体(13)を定量的に得た。このようにし
て合成した2量体(12)(0.426g,0.235
6mmol)および2量体(13)(0.2678g,
0.1963mmol)をピリジンで共沸脱水した後、
ピリジン(3ml)に溶かしQS(0.1609g,0.
7068mmol)、1−Meim(0.1127ml,
1.4136mmol)を加えて室温で2時間攪拌し
た。析出したQSの分子内塩を吸引濾過により除去し、
濾液に水(0.5ml)を加えて反応を停止し、水−ピリ
ジン(4:1v/v)溶液(25ml)を加えジエチルエ
ーテル(30ml×3)で抽出した。有機層を減圧下濃縮
しシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して
グラス状の図1の化学式14で表わされる4量体(1
4)を収率44%(0.08591mmol)で得た。
3’−末端りん酸トリエステル誘導体(14)の合成 2量体(8)(0.491g,0.2592mmol)
は、トリエチルアミン−ピリジン(1:3v/v)(4
ml)に溶かし室温で2時間攪拌した後反応溶液を減圧下
濃縮しりん酸部の保護基である2−シアノエチル基を除
去し図1の化学式12で表わされる2量体(12)を収
率91%(0.426g,0.2356mmol)で得
た。一方2量体(11)(1.8765g,1.126
0mmol)を塩化メチレン(10m)に溶かし氷冷下
4%ジクロロ酢酸/塩化メチレン溶液(10m)を加え
て15分間反応させDMTr基を除去した。その後5%
炭酸水素ナトリウム溶液を加えて中和し、クロロホルム
(50ml)で抽出、さらに水(20ml×2)で洗浄した
後有機層を減圧下濃縮した。残留物をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーにより精製し図1の化学式13で表
わされる2量体(13)を定量的に得た。このようにし
て合成した2量体(12)(0.426g,0.235
6mmol)および2量体(13)(0.2678g,
0.1963mmol)をピリジンで共沸脱水した後、
ピリジン(3ml)に溶かしQS(0.1609g,0.
7068mmol)、1−Meim(0.1127ml,
1.4136mmol)を加えて室温で2時間攪拌し
た。析出したQSの分子内塩を吸引濾過により除去し、
濾液に水(0.5ml)を加えて反応を停止し、水−ピリ
ジン(4:1v/v)溶液(25ml)を加えジエチルエ
ーテル(30ml×3)で抽出した。有機層を減圧下濃縮
しシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して
グラス状の図1の化学式14で表わされる4量体(1
4)を収率44%(0.08591mmol)で得た。
【0032】4量体の5’−末端りん酸トリエステル−
3’−末端りん酸ジエステル誘導体(15)の合成 4量体(14)(0.08591mmol)をトリエチ
ルアミン−ピリジン(1:3v/v)(1ml)を加えて
2時間攪拌し減圧下濃縮した。残留物をC−18逆相カ
ラムクロマトグラフィーにより精製して図1の化学式1
5で表わされる4量体(15)を収率60%(0.16
9g,0.05177mmol)で得た。同様にして図
2に示す順序で5’−末端にりん酸残基を有しない図2
の化学式16で表わされる6量体の3’−末端りん酸ジ
エステル誘導体(16)を合成した。
3’−末端りん酸ジエステル誘導体(15)の合成 4量体(14)(0.08591mmol)をトリエチ
ルアミン−ピリジン(1:3v/v)(1ml)を加えて
2時間攪拌し減圧下濃縮した。残留物をC−18逆相カ
ラムクロマトグラフィーにより精製して図1の化学式1
5で表わされる4量体(15)を収率60%(0.16
9g,0.05177mmol)で得た。同様にして図
2に示す順序で5’−末端にりん酸残基を有しない図2
の化学式16で表わされる6量体の3’−末端りん酸ジ
エステル誘導体(16)を合成した。
【0033】担持体の合成
6量体(16)(0.2107g,0.05mmol)
と下記構造式17で表わされるアデノシン誘導体を担持
した担体(17)(0.4965g,0.30mmo
l)を共にピリジンで共沸脱水した後、ピリジン(5m
l)に溶かしTPSCl(0.0757g,0.25m
mol)、1−Meim(0.0398ml,0.50m
ol)を加え室温で2時間攪拌した。その後無水酢酸
(1.5ml)を加えてさらに室温で6時間攪拌し、反応
溶液を塩化メチレンで薄めてから攪拌しているエタノー
ル(500ml)中に注いで沈殿としてヌクレオシド誘導
体を担持したアセチルセルロースを得た。さらにトルエ
ンで共沸してピリジンを除き塩化メチレン(10ml)に
溶かし4%ジクロロ酢酸塩化メチレン溶液(10ml)を
加えて氷冷下10分間攪拌した。その後ピリジン(2m
l)を加え中和して反応を停止し攪拌しているエタノー
ル(500ml)中に注ぐことにより沈澱として図3の1
8で表わされる7量体を担持した担体(18)を収率4
8%(0.464g,0.02422mmol)で得
た。(担持量0.05219mmol/g)さらに4量
体(15)(0.1186g,0.03633mmo
l)と担体(18)(0.232g,0.01211m
mol)を共にピリジンで共沸脱水した後、ピリジン
(2ml)に溶かしTPSCl(0.0606g,0.1
817mmol)、1−Meim(0.0318ml,
0.3633mmol)を加え室温で2時間攪拌した。
その後、反応溶液を塩化メチレンで薄めてから攪拌して
いるエタノール(500ml)中に注いで担持体を沈澱さ
せ、図3の19で表わされる11量体を担持した担体
(19)を収率61%(0.2210g,0.0073
76mmol)で得た。(担持量0.03338mmo
l/g)
と下記構造式17で表わされるアデノシン誘導体を担持
した担体(17)(0.4965g,0.30mmo
l)を共にピリジンで共沸脱水した後、ピリジン(5m
l)に溶かしTPSCl(0.0757g,0.25m
mol)、1−Meim(0.0398ml,0.50m
ol)を加え室温で2時間攪拌した。その後無水酢酸
(1.5ml)を加えてさらに室温で6時間攪拌し、反応
溶液を塩化メチレンで薄めてから攪拌しているエタノー
ル(500ml)中に注いで沈殿としてヌクレオシド誘導
体を担持したアセチルセルロースを得た。さらにトルエ
ンで共沸してピリジンを除き塩化メチレン(10ml)に
溶かし4%ジクロロ酢酸塩化メチレン溶液(10ml)を
加えて氷冷下10分間攪拌した。その後ピリジン(2m
l)を加え中和して反応を停止し攪拌しているエタノー
ル(500ml)中に注ぐことにより沈澱として図3の1
8で表わされる7量体を担持した担体(18)を収率4
8%(0.464g,0.02422mmol)で得
た。(担持量0.05219mmol/g)さらに4量
体(15)(0.1186g,0.03633mmo
l)と担体(18)(0.232g,0.01211m
mol)を共にピリジンで共沸脱水した後、ピリジン
(2ml)に溶かしTPSCl(0.0606g,0.1
817mmol)、1−Meim(0.0318ml,
0.3633mmol)を加え室温で2時間攪拌した。
その後、反応溶液を塩化メチレンで薄めてから攪拌して
いるエタノール(500ml)中に注いで担持体を沈澱さ
せ、図3の19で表わされる11量体を担持した担体
(19)を収率61%(0.2210g,0.0073
76mmol)で得た。(担持量0.03338mmo
l/g)
【0034】
【化8】
【0035】11量体の脱保護および構造確認
担体(19)(29.92mg,1.0μmol)を0.
5M TMG−PAO/ピリジン−水(9:1v/v)
溶液(0.5ml)に溶かし、室温で24時間放置した。
反応溶液にエタノール(30ml)を加えセルロース残渣
を沈澱させた後、−20℃で30分放置してから遠心分
離(3000回転/分、r.t.,15分間)し、上清
を減圧下濃縮した。残留物に濃アンモニア水(28%)
(15ml)を加え、密栓をし、55℃6時間放置した
後、減圧下濃縮した。あらかじめ、アセトニトリル−水
(9:1v/v)(10ml)を注入して3時間以上放置
した後、50mM TEAB水溶液(20ml)を流出さ
せておいたSEP−PAK(C−18)(Waters
社)に50mMTEAB水溶液(20ml)に溶かした1
1量体を注入した。15%アセトニトリル−50mM
TEAB水溶液(30ml)でTMG、PAO等を溶出し
た後、35%アセトニトリル−50mM TEAB水溶
液(20ml)で11量体を溶出し溶出液を減圧下濃縮し
た。
5M TMG−PAO/ピリジン−水(9:1v/v)
溶液(0.5ml)に溶かし、室温で24時間放置した。
反応溶液にエタノール(30ml)を加えセルロース残渣
を沈澱させた後、−20℃で30分放置してから遠心分
離(3000回転/分、r.t.,15分間)し、上清
を減圧下濃縮した。残留物に濃アンモニア水(28%)
(15ml)を加え、密栓をし、55℃6時間放置した
後、減圧下濃縮した。あらかじめ、アセトニトリル−水
(9:1v/v)(10ml)を注入して3時間以上放置
した後、50mM TEAB水溶液(20ml)を流出さ
せておいたSEP−PAK(C−18)(Waters
社)に50mMTEAB水溶液(20ml)に溶かした1
1量体を注入した。15%アセトニトリル−50mM
TEAB水溶液(30ml)でTMG、PAO等を溶出し
た後、35%アセトニトリル−50mM TEAB水溶
液(20ml)で11量体を溶出し溶出液を減圧下濃縮し
た。
【0036】11量体を水(0.200ml)に溶かし、
HPLC(μBOMDASPHERE 5μ C−18
−100Å 3.9mm×15cm,10%−50%アセト
ニトリル−0.1MTEAA水溶液系)により11量体
(0.0776ml)を精製した(図4参照)。主ピーク
の中央部分を分取し、減圧下濃縮した。さらに水(1m
l)を加えトリエチルアミン臭がしなくなるまで減圧留
去した後、残留物を0.5MTEAB−1,4−ジオキ
サン(1:1)(100μl)に溶かしN−クロロコハ
ク酸イミド(0.0027g)を加え室温で2時間放置
した。さらに濃アンモニア水(1ml)を加え20時間放
置した。酢酸エチル(5ml×2)で洗浄した後、水層を
減圧下濃縮し、残留物をpH2.0塩酸(5ml)に溶かし
室温で2日間放置した。希アンモニア水で中和し、酢酸
エチル(20ml)で洗浄した後、水層を減圧下濃縮し
た。残留物を水(0.075ml)に溶かしHPLC(μ
BOMDASPHERE 5μ C−18−100Å
3.9mm×15cm,5%−19%アセトニトリル−0.
1MTEAA水溶液系)で精製し(図5参照)、主ピー
クの中央部分を分取して減圧下濃縮し保護基が完全に除
去された図3の20で表わされる11量体(20)を
0.884A260 ユニット得た。
HPLC(μBOMDASPHERE 5μ C−18
−100Å 3.9mm×15cm,10%−50%アセト
ニトリル−0.1MTEAA水溶液系)により11量体
(0.0776ml)を精製した(図4参照)。主ピーク
の中央部分を分取し、減圧下濃縮した。さらに水(1m
l)を加えトリエチルアミン臭がしなくなるまで減圧留
去した後、残留物を0.5MTEAB−1,4−ジオキ
サン(1:1)(100μl)に溶かしN−クロロコハ
ク酸イミド(0.0027g)を加え室温で2時間放置
した。さらに濃アンモニア水(1ml)を加え20時間放
置した。酢酸エチル(5ml×2)で洗浄した後、水層を
減圧下濃縮し、残留物をpH2.0塩酸(5ml)に溶かし
室温で2日間放置した。希アンモニア水で中和し、酢酸
エチル(20ml)で洗浄した後、水層を減圧下濃縮し
た。残留物を水(0.075ml)に溶かしHPLC(μ
BOMDASPHERE 5μ C−18−100Å
3.9mm×15cm,5%−19%アセトニトリル−0.
1MTEAA水溶液系)で精製し(図5参照)、主ピー
クの中央部分を分取して減圧下濃縮し保護基が完全に除
去された図3の20で表わされる11量体(20)を
0.884A260 ユニット得た。
【0037】11量体の酵素分解
11量体(20)(0.2A260 ユニット)をTris
緩衝液(0.1ml)に溶かしヘビ毒のホスホジエステラ
ーゼを3μl加え37℃で1時間放置した。HPLC
(LiChrosorb RP 18−5 4.6mm×
150mm,1%アセトニトリル−0.1MTEAA水溶
液)の溶出パターンには4種類全てのヌクレオチドのピ
ークが認められ(図6参照)、その積分強度比はpC:
pU:pG:pA=(6:2:1:2)[理論比(6:
2:1:2)]でありシチジンのピークは認められなか
った。ヘビ毒のホスホジエステラーゼはオリゴヌクレオ
チドの3’−位の酸素とりん酸との結合を選択的に開裂
する活性を有しており分解物のHPLC(図6)では
5’−りん酸基を有するヌクレオチドのみが見られるこ
とから本発明の保護基の有用性が示された。
緩衝液(0.1ml)に溶かしヘビ毒のホスホジエステラ
ーゼを3μl加え37℃で1時間放置した。HPLC
(LiChrosorb RP 18−5 4.6mm×
150mm,1%アセトニトリル−0.1MTEAA水溶
液)の溶出パターンには4種類全てのヌクレオチドのピ
ークが認められ(図6参照)、その積分強度比はpC:
pU:pG:pA=(6:2:1:2)[理論比(6:
2:1:2)]でありシチジンのピークは認められなか
った。ヘビ毒のホスホジエステラーゼはオリゴヌクレオ
チドの3’−位の酸素とりん酸との結合を選択的に開裂
する活性を有しており分解物のHPLC(図6)では
5’−りん酸基を有するヌクレオチドのみが見られるこ
とから本発明の保護基の有用性が示された。
【0038】
【発明の効果】上述の実施例1より、本発明の保護基は
導入および除去とも極めて容易に行なえるとともに、2
−シアノエチル基の除去条件下でも安定であることが明
らかとなった。また、本発明の保護基中にはモノメトキ
シトリチル基を有するため通常の方法により発色させる
ことができ、この発色の程度で定量を行なうこともでき
る。
導入および除去とも極めて容易に行なえるとともに、2
−シアノエチル基の除去条件下でも安定であることが明
らかとなった。また、本発明の保護基中にはモノメトキ
シトリチル基を有するため通常の方法により発色させる
ことができ、この発色の程度で定量を行なうこともでき
る。
【0039】さらに、図4に示されているように、本発
明の保護基を有するオリゴマーは他の反応未反応物との
分離がよく、HPLCにより目的とするオリゴマーを単
離精製することができる。このように本発明の保護基は
3’−および/または5’−末端にりん酸残基を有する
オリゴマーを調製する際のりん酸残基の保護基として有
用である。
明の保護基を有するオリゴマーは他の反応未反応物との
分離がよく、HPLCにより目的とするオリゴマーを単
離精製することができる。このように本発明の保護基は
3’−および/または5’−末端にりん酸残基を有する
オリゴマーを調製する際のりん酸残基の保護基として有
用である。
【図1】図1は実施例3で合成した11量体の合成スキ
ームを示したものである。
ームを示したものである。
【図2】図2は実施例3で合成した11量体の合成スキ
ームを示したものである。
ームを示したものである。
【図3】図3は実施例3で合成した11量体の合成スキ
ームを示したものである。
ームを示したものである。
【図4】図4は2’位にTHP基、5’位に本発明の保
護基を有する11量体のHPLCにおける溶出パターン
を示したものである。
護基を有する11量体のHPLCにおける溶出パターン
を示したものである。
【図5】図5は、保護基を有しない11量体のHPLC
における溶出パターンを示したものである。
における溶出パターンを示したものである。
【図6】図6は、無保護の11量体をヘビ毒のホスホジ
エステラーゼで酵素分解して得られる分解物のHPLC
における溶出パターンを示したものである。
エステラーゼで酵素分解して得られる分解物のHPLC
における溶出パターンを示したものである。
図中の略号は以下のとおりである。
P o−クロロフェニルホスホニル基
CE 2−シアノエトキシ基
NEt3 トリエチルアミン
Claims (3)
- 【請求項1】式(1) 【化1】 MMTrO−CH2 CH2 SCH2 CH2 − (1) (式中、MMTrはモノメトキシトリチル基を示す)で
表わされる2−{2−(モノメトキシトリチルオキシ)
エチルチオ}エチル基。 - 【請求項2】 3’−および/または5’−末端にりん
酸残基を有するオリゴヌクレオチドを合成する方法にお
いて、3’−および/または5’−りん酸残基の保護基
として請求項1記載の2−{2−(モノメトキシトリチ
ルオキシ)エチルチオ}エチル基を使用する方法。 - 【請求項3】 ヌクレオチドと2−{2−(モノメトキ
シトリチルオキシ)エチルチオ}エタノールとを縮合剤
の存在下に反応させることによりヌクレオチドの3’−
および/または5’−りん酸残基に保護基として2−
{2−(モノメトキシトリチルオキシ)エチルチオ}エ
チル基を導入する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3193151A JP3061659B2 (ja) | 1991-08-01 | 1991-08-01 | 2−{2−(モノメトキシトリチルオキシ)エチルチオ}エチル基および該基の使用法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3193151A JP3061659B2 (ja) | 1991-08-01 | 1991-08-01 | 2−{2−(モノメトキシトリチルオキシ)エチルチオ}エチル基および該基の使用法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0532614A true JPH0532614A (ja) | 1993-02-09 |
JP3061659B2 JP3061659B2 (ja) | 2000-07-10 |
Family
ID=16303136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3193151A Expired - Fee Related JP3061659B2 (ja) | 1991-08-01 | 1991-08-01 | 2−{2−(モノメトキシトリチルオキシ)エチルチオ}エチル基および該基の使用法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3061659B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0611075A1 (en) * | 1993-01-29 | 1994-08-17 | Sankyo Company Limited | Modified oligodeoxyribonucleotides, their preparation and their therapeutic use |
-
1991
- 1991-08-01 JP JP3193151A patent/JP3061659B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0611075A1 (en) * | 1993-01-29 | 1994-08-17 | Sankyo Company Limited | Modified oligodeoxyribonucleotides, their preparation and their therapeutic use |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3061659B2 (ja) | 2000-07-10 |
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