JPH05325803A - 進行波管遅波回路構体 - Google Patents
進行波管遅波回路構体Info
- Publication number
- JPH05325803A JPH05325803A JP8676792A JP8676792A JPH05325803A JP H05325803 A JPH05325803 A JP H05325803A JP 8676792 A JP8676792 A JP 8676792A JP 8676792 A JP8676792 A JP 8676792A JP H05325803 A JPH05325803 A JP H05325803A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spacer
- pole piece
- slow
- wave circuit
- circuit structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Microwave Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】進行波管遅波回路構体として、いわゆるインテ
グラルポールピース構造を使用する際に遅波回路全長寸
法のばらつきを防止し、かつ、円環状磁石の中心軸のず
れを防止する。 【構成】複数個のポールピース1とスペーサ2を交互に
配置し、ポールピースの突出部4とスペーサの座ぐり部
5でろう付する。スペーサ両端面はポールピースの端面
に突き当たり接触するため精度よい遅波回路全長寸法が
得られ、スペーサ外周面にろう材が流れることなく、中
心軸にずれのない周期磁界集束装置が構成される。
グラルポールピース構造を使用する際に遅波回路全長寸
法のばらつきを防止し、かつ、円環状磁石の中心軸のず
れを防止する。 【構成】複数個のポールピース1とスペーサ2を交互に
配置し、ポールピースの突出部4とスペーサの座ぐり部
5でろう付する。スペーサ両端面はポールピースの端面
に突き当たり接触するため精度よい遅波回路全長寸法が
得られ、スペーサ外周面にろう材が流れることなく、中
心軸にずれのない周期磁界集束装置が構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、進行波管遅波回路構体
の構造に関し、特に真空外囲器としてポールピースとス
ペーサを交互に積層してろう付する、いわゆるインテグ
ラルポールピース構造の遅波回路構体に関する。
の構造に関し、特に真空外囲器としてポールピースとス
ペーサを交互に積層してろう付する、いわゆるインテグ
ラルポールピース構造の遅波回路構体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、進行波管は高周波数化、高出力化
への需要が増加しており、この要望にこたえるべく遅波
回路の真空外囲器をポールピースとスペーサを交互にろ
う付して製造する、いわゆるインテグラルポールピース
構造が採用されるようになりつつある。インテグラルポ
ールピース構造を採用することにより周期磁界集束装置
の偏心が抑えられビーム透過率を良くすることができ
る。また、遅波回路内部に挿入されるヘリックス支柱と
ポールピースが直接接触するためにヘリックスからの熱
放散を良くすることができる。
への需要が増加しており、この要望にこたえるべく遅波
回路の真空外囲器をポールピースとスペーサを交互にろ
う付して製造する、いわゆるインテグラルポールピース
構造が採用されるようになりつつある。インテグラルポ
ールピース構造を採用することにより周期磁界集束装置
の偏心が抑えられビーム透過率を良くすることができ
る。また、遅波回路内部に挿入されるヘリックス支柱と
ポールピースが直接接触するためにヘリックスからの熱
放散を良くすることができる。
【0003】従来のインテグラルポールピースの構造
は、図2に示すように突出部4を有するポールピース1
と円環状のスペーサ2′とを交互に積重ね両者の接触面
全面でろう材3によってろう付されていた。なお、非磁
性金属のスペーサ2′の外周部には通常2分割されてい
る円環状磁石が配置され、磁性金属のポールピース1と
磁石が組み合わされ周期磁界集束装置が構成される。
は、図2に示すように突出部4を有するポールピース1
と円環状のスペーサ2′とを交互に積重ね両者の接触面
全面でろう材3によってろう付されていた。なお、非磁
性金属のスペーサ2′の外周部には通常2分割されてい
る円環状磁石が配置され、磁性金属のポールピース1と
磁石が組み合わされ周期磁界集束装置が構成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のイン
テグラルポールピース構造においては、軸方向の長さに
ろう材3の厚さが加わるため、インテグラルポールピー
ス全長すなわち遅波回路長がろう材の流れ具合によって
ばらつき、外部との入出力のインターフェイス整合がと
れなかったり、パッケージの所定位置に配置できないと
いう問題点があった。また、ろう材がスペーサ外周面に
流れてしまい、円環状磁石を装着する際中心軸がずれて
周期磁界が乱れるということがあった。
テグラルポールピース構造においては、軸方向の長さに
ろう材3の厚さが加わるため、インテグラルポールピー
ス全長すなわち遅波回路長がろう材の流れ具合によって
ばらつき、外部との入出力のインターフェイス整合がと
れなかったり、パッケージの所定位置に配置できないと
いう問題点があった。また、ろう材がスペーサ外周面に
流れてしまい、円環状磁石を装着する際中心軸がずれて
周期磁界が乱れるということがあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、突出部を有す
る円環状ポールピースとスペーサとを交互に複数個積層
し、ろう付により接合した進行波管遅波回路構体におい
て、座ぐり部を有するスペーサを用いポールピースの突
出部とスペーサの座ぐり部でろう付され、スペーサの両
端面がポールピースの端面に接触する構造としたことを
特徴とする。
る円環状ポールピースとスペーサとを交互に複数個積層
し、ろう付により接合した進行波管遅波回路構体におい
て、座ぐり部を有するスペーサを用いポールピースの突
出部とスペーサの座ぐり部でろう付され、スペーサの両
端面がポールピースの端面に接触する構造としたことを
特徴とする。
【0006】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は、本発明のインテグラルポールピース構造の
一実施例を示す断面図である。スペーサ2には、ポール
ピース1の突出部4に嵌合する座ぐり5が設けられてお
り、磁性金属のポールピースと非磁性金属のスペーサと
が交互に配置され、ろう付により接着されている。ろう
材3はポールピースの突出部とスペーサの座ぐり部の間
のみに充填されて真空外囲器を形成し、各スペーサの両
端面は軸方向においてポールピースに突き当り接触する
構造となっている。
る。図1は、本発明のインテグラルポールピース構造の
一実施例を示す断面図である。スペーサ2には、ポール
ピース1の突出部4に嵌合する座ぐり5が設けられてお
り、磁性金属のポールピースと非磁性金属のスペーサと
が交互に配置され、ろう付により接着されている。ろう
材3はポールピースの突出部とスペーサの座ぐり部の間
のみに充填されて真空外囲器を形成し、各スペーサの両
端面は軸方向においてポールピースに突き当り接触する
構造となっている。
【0007】上記構造においては、遅波回路長はポール
ピースとスペーサ各々の突き当たる部分の厚さによって
決まり、ろう材の厚さが関与しないため精度のよい遅波
回路長が得られる。また、ろう材3がスペーサの外周部
に流れ出ないため、中心軸のずれのない周期磁界集束装
置が構成される。
ピースとスペーサ各々の突き当たる部分の厚さによって
決まり、ろう材の厚さが関与しないため精度のよい遅波
回路長が得られる。また、ろう材3がスペーサの外周部
に流れ出ないため、中心軸のずれのない周期磁界集束装
置が構成される。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように本発明による進行波
管遅波回路構体は、精度良い遅波回路全長寸法と周期磁
界集束装置が得られ、その後の製造工程も安定化し、進
行波管の特性安定へ寄与するという効果がある。
管遅波回路構体は、精度良い遅波回路全長寸法と周期磁
界集束装置が得られ、その後の製造工程も安定化し、進
行波管の特性安定へ寄与するという効果がある。
【図1】本発明の一実施例を示す遅波回路構体の断面図
である。
である。
【図2】従来構造の遅波回路構体の断面図である。
1 ポールピース 2,2′ スペーサ 3 ろう材 4 突出部 5 座ぐり部
Claims (1)
- 【請求項1】 突出部を有する円環状のポールピースと
スペーサとを交互に複数個積層し、ろう付により接合し
てなる進行波管遅延回路構体において、前記スペーサと
して座ぐり部を有するものを用い、前記ポールピースの
突出部とスペーサの座ぐり部でろう付され、かつスペー
サ両端面はポールピースの端面に接触していることを特
徴とする進行波管遅波回路構体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8676792A JPH05325803A (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | 進行波管遅波回路構体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8676792A JPH05325803A (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | 進行波管遅波回路構体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05325803A true JPH05325803A (ja) | 1993-12-10 |
Family
ID=13895903
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8676792A Withdrawn JPH05325803A (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | 進行波管遅波回路構体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05325803A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101789346A (zh) * | 2010-03-05 | 2010-07-28 | 安徽华东光电技术研究所 | 一种螺旋线行波管磁聚焦系统装配方法 |
-
1992
- 1992-04-08 JP JP8676792A patent/JPH05325803A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101789346A (zh) * | 2010-03-05 | 2010-07-28 | 安徽华东光电技术研究所 | 一种螺旋线行波管磁聚焦系统装配方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990608 |