JPH05325445A - ディスクプレーヤにおける指定アドレス探索方法 - Google Patents

ディスクプレーヤにおける指定アドレス探索方法

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JPH05325445A
JPH05325445A JP17066892A JP17066892A JPH05325445A JP H05325445 A JPH05325445 A JP H05325445A JP 17066892 A JP17066892 A JP 17066892A JP 17066892 A JP17066892 A JP 17066892A JP H05325445 A JPH05325445 A JP H05325445A
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disc
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  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステップ送りによりサーチする場合にピック
アップの情報読取点が情報記録部を飛び出さないように
確実に指定アドレスをサーチする。 【構成】 ピックアップを指定アドレスに向けて連続し
て同一方向にステップ送りすべきときには現在の設定ス
テップ量で次に送るアドレスが情報記録部の最大又は最
小アドレスを越えるか否かを判定し、越えないと判定さ
れたときには現在の設定ステップ量のままステップ送り
し、越えると判定されたときには越えないと判定される
まで現在のステップ量を減らしてステップ送りする。 【効果】 最大又は最小アドレス近傍のアドレスが指定
された場合であっても、ステップ量が大きすぎてピック
アップがディスクの情報記録部外へ飛びだすということ
が防止され、確実かつ急速に指定アドレスをサーチする
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスクプレーヤにお
ける指定アドレス探索方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスクプレーヤ、例えば、PCM信号
が記録されたディジタルオーディオディスクを再生する
プレーヤにおいて、所望の曲を自動的かつ速やかに選曲
する場合、従来、指定アドレス近傍まではピックアップ
の情報読取点を一定ステップでジャンプさせる粗送りが
行なわれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、粗送り
の際に指定アドレスがディスクの情報記録部の最外周又
は最内周に対応した最大又は最小アドレス近傍の場合、
ピックアップの情報読取点が該情報記録部を飛び出して
しまうことがあった。その場合、ピックアップから読取
情報が得られなくなるため、ディスクを定速回転駆動す
るスピンドルサーボが暴走することになる。
【0004】本発明は、上述した点に鑑みなされたもの
で、ステップ送りによりサーチする場合にピックアップ
の情報読取点が情報記録部を飛び出すことなく確実に指
定アドレスをサーチできるディスクプレーヤにおける指
定アドレス探索方法を提供することを目的とする。
【0005】
【発明を解決するための手段】本発明の指定アドレス探
索方法は、アドレス情報を含むプログラム情報が記録さ
れているディスク上の指定アドレスをプログラム情報読
取用のピックアップにより探索する方法であって、ピッ
クアップによりディスクの情報記録部をサーチして該情
報記録部内の最大及び最小アドレスを予め記憶しておく
記憶工程と、指定アドレスを探索するために先ずピック
アップを指定アドレスに向けて所定の設定ステップ量で
ステップ送りする工程と、ステップ送り後にピックアッ
プにより読み取られたアドレスが指定アドレスと一致す
るか否かを判定する第1判定工程と、第1判定工程にお
いてアドレス不一致のとき連続して同一方向にステップ
送りすべきか否かを判定する第2判定工程と、第2判定
工程において連続して同一方向にステップ送りすべきと
判定された場合には現在の設定ステップ量で次に送るア
ドレスが最大又は最小アドレスを越えるか否かを判定す
る第3判定工程と、第3判定工程において越えないと判
定された場合には現在の設定ステップ量を維持し第3判
定工程において越えると判定された場合には越えないと
判定されるまで現在のステップ量を減らして現在のステ
ップ量を新たに設定する設定工程と、設定工程の実行後
に現在のステップ量でステップ送りし、その後第1判定
工程に移行する工程とからなることを特徴としている。
【0006】
【作用】本発明の指定アドレス探索方法においては、ピ
ックアップを指定アドレスに向けて連続して同一方向に
ステップ送りすべきときには現在の設定ステップ量で次
に送るアドレスが情報記録部の最大又は最小アドレスを
越えるか否かが判定され、越えないと判定されたときに
は現在の設定ステップ量のままステップ送りされ、越え
ると判定されたときには越えないと判定されるまで現在
のステップ量を減らしてステップ送りされ、この動作が
読取アドレスが指定アドレスと一致するまで繰り返され
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例としての車載用オート
ローディングディスクプレーヤを添付図面を参照しつつ
説明する。図において参照符1は当該オートローディン
グディスクプレーヤの全体を示している。図1に示され
る如く、ハウジング2の一部を構成するフロントパネル
3には、演奏さるべきディスク5を挿入する為のスロッ
ト3a が左右方向に伸長して設けられている。但し、こ
こで言う左右方向とは矢印Yにて示される前方に向って
のものである。従って、図中矢印X方向は左方を示し、
また、矢印Z方向は上方である。なお、ディスク5は、
レーザ光を用いて信号を記録し且つ読み取る方式のもの
であって、外径が約12cmとなっている。フロントパネ
ル3にはまた、当該ディスクプレーヤの操作、例えばプ
レイスタート及びイジェクトなどをなすための操作ボタ
ン群6が配設されている。
【0008】ハウジング2内にはローディング機構、ピ
ックアップ移動機構等の機構が形成されている。これら
の機構としては例えば、特願昭59−72041号とし
て本出願人によって出願された願書に添付した明細書及
び図面に記載されたものが用いられる。図2及び図3に
制御系のブロック図が示されており、システム全体の制
御を司る第1の制御部たるホストマイクロコンピュータ
(以下ホストマイコンと略称する)200と、少なくと
も操作部201及び表示部202の制御を司る第2の制
御部たるサブマイクロコンピュータ(以下サブマイコン
と略称す)203とを含み、これらマイコン200,2
03は互いに分離されたユニットに搭載され、主電源ラ
イン204、定電圧電源ライン205及び通信ライン2
06を介して接続されている。なお、主電源はサブマイ
コン側を介してホストマイコン側に供給されるようにし
たが、直接ホストマイコンに供給されるようにしても良
いことは勿論である。
【0009】主電源のオン/オフを司る自動車のいわゆ
るアクセサリースイッチ207がオン閉成すると、安定
化回路208で安定化された電源電圧VDDが図4(a) に
示す如く瞬時に立上る。リセット回路209の出力は電
源電圧(a) に対して図4(b)に示す如く所定時定数で徐
々に立上り、所定レベルV1に達した時点でホストマイ
コン200をリセットする。ホストマイコン200はリ
セット時点から一定時間T経過後にコントロール信号を
発して、サブマイコン203に電源電圧VDDを供給すべ
く両マイコン間の電源ラインに挿入された電源スイッチ
210をオンせしめる。これにより、サブマイコン20
3及びリセット回路211に供給される電源電圧VDD
図4(c) に示す如く立上る。リセット回路209の出力
は電源電圧(c) に対して図4(d) に示す如く所定時定数
で徐々に立上り、所定レベルV2に達した時点でサブマ
イコン203をリセットする。
【0010】このようにホストマイコン200によって
サブマイコン203の電源コントロールを行なうことに
より、両マイコン200,203の同期を保つことがで
きるのである。ここで、かかる同期方法を採らない場合
を考えると、両マイコン200,203の同期をとるた
めの専用の同期ラインを設ける必要があり、その分だけ
配線構造が複雑になると共に作業時間もかかることにな
る。
【0011】なお、ホストマイコン側のリセット回路2
09は電源電圧の瞬断を検出でき、これにより図4から
明らかなように電源電圧の瞬断があっても一定のタイミ
ングでホストマイコン200及びサブマイコン203が
リセットされ、両者の同期を保つことができるのであ
る。ホストマイコン200には、図3に示す如く、アド
レスメモリ212及びバックアップメモリ213が内蔵
されており、主電源が断となったときバックアップメモ
リ213に対してはバックアップ電源がサブマイコン2
03から供給されるようになっている。バックアップ電
源は抵抗R1及びツェナーダイオードZDによって定電
圧化され、サブマイコン203とホストマイコン200
間の通信ライン206及びダイオードD1を介してホス
トマイコン200の電源端子に供給される。
【0012】プレイスタートスイッチ93はノーマルク
ローズタイプのスイッチであり、図2に示す如く、トレ
イ(図示せず)が前方移動限界位置に達したこと、即ち
ディスクがイジェクト位置まで搬送されたことを検知す
る検知スイッチ103と直列に接続されている。これら
スイッチ直列接続回路の一端はサブマイコン203の入
力端に接続されると共に抵抗R2を介して電源VDDに接
続され、その他端は接地されている。演奏終了後、ディ
スクがイジェクト位置まで搬送されると、検知スイッチ
103が閉成するので、低レベルの検知信号がサブマイ
コン203の入力端に供給される。一方イジェクト位置
においてディスクが搬入方向に僅かに押されると、プレ
イスタートスイッチ93が開放し、低レベルにあったサ
ブマイコン203の入力端が高レベルに遷移して再プレ
イ指令がなされたことが検知される。
【0013】ハウジング2のスロット3a から挿入され
たディスクを演奏位置まで搬送するローディング機構
(ディスク搬送手段)214と、ピックアップ215を
ディスクの半径方向にて移動させるピックアップ移動機
構216には、ホストマイコン200によってオン/オ
フ制御される主電源スイッチ217を介して主電源が供
給される構成となっている。ホストマイコン200は、
本プレーヤシステムが他のソース源、例えばテープデッ
キやチューナとの組合せで用いられる場合において、演
奏中に他のソースが入力されたときには、ローディング
機構214及びピックアップ移動機構216への主電源
の供給を停止すべく主電源スイッチ217をオフとする
制御をなす。
【0014】図3において、ディスク5にはアドレス情
報を含むプログラム情報が記録されており、この記録情
報はピックアップ215によって読み取られる。ピック
アップ215で読み取られた情報は復調回路218を経
てアドレス判定回路219においてアドレス情報が検出
され、ピックアップ215の現在位置が判定される。そ
して最新のアドレス情報はホストマイコン200内のア
ドレスメモリ212に格納される。220はピックアッ
プ215の出力に基づいて当該ピックアップが合焦状態
にあるか否かを常時監視するフォーカス検出回路であ
り、フォーカス外れのとき出力を発生する。ホストマイ
コン200はフォーカス検出回路220の出力が発生さ
れると、ピックアップ215をホームポジション(演奏
開始前の静止位置)に戻すべくピックアップ移動機構2
16を駆動制御すると共に、該ホームポジションにて再
びフォーカスをとるように制御する。そして再度フォー
カスをとった後は、アドレスメモリ212に格納されて
いるフォーカス外れ直前のアドレスから再び演奏を開始
するように、ピックアップ215を上記直前のアドレス
まで移動させる。
【0015】演奏中に、自動車のアクセサリースイッチ
207のオフによりシステムの主電源が断となると、電
源断検出回路221がこれを検出して出力を発生する。
この検出出力の発生によりアドレスメモリ212に格納
されている最新のアドレス情報がバックアップメモリ2
13に書き込まれる。そして再度主電源が供給されたと
きバックアップメモリ213に書き込まれたアドレスか
ら演奏が開始される。
【0016】ホストマイコン200内には更に、演奏中
において一定周期でカウント動作してピックアップ21
5が次に移動すべき期待アドレス情報を順次出力するカ
ウンタ222と、アドレスメモリ212からの最新アド
レス情報とカウンタ222からの期待アドレス情報とを
常時対比して不一致となったとき出力を発生する検出回
路223とが内蔵されており、ホストマイコン220は
検出回路223の出力をもってディスク5の記録トラッ
クを追従するピックアップ215の情報読取点が該トラ
ックを飛び越したと判断する。そしてトラック飛びと判
断した場合には、ピックアップ215の情報読取点をカ
ウンタ222の出力による期待アドレスへ移動させるべ
くピックアップ移動機構216を駆動制御する。
【0017】なお、ディスク5に記録されている情報が
楽音の場合、上述の如くピックアップ215を期待アド
レスへ移動させることにより最終読取アドレスと期待ア
ドレスとの間の情報の読取りが行なわれなくても、聴感
上何ら影響はないが、記録情報が制御情報の場合、必ず
読み取る必要があるので、このような場合にはピックア
ップ215を最終読取アドレスへ移動させることによ
り、すべての情報を正確に読み取ることができる。
【0018】224はサーミスタ等の感温素子であり、
図1に示すハウジング2内、好ましくはピックアップ2
15の近傍に設けられる。温度検出回路225は感温素
子224の出力が所定の範囲を越えたとき、すなわちハ
ウジング2内の温度が異常に上昇したとき出力を発生す
る。この温度検出回路225の出力はディスクが演奏位
置にセットされているときにのみ有効となる。すなわ
ち、ディスクの演奏位置への搬入が完了したことを検知
するディスク搬入検知スイッチ104(図5に示す)の
作動期間において温度検出回路225の出力が発生する
と、図2においてホストマイコン200は主電源スイッ
チ217をオフ(開放)せしめて機構部への電源の供給
を停止し、感温素子224の出力が上記所定の範囲内と
なるまで待期状態とする。なお、電源の供給を停止する
のみならず、例えば表示部202を兼用し、この表示部
202をディスクのローディングが完了した時点で温度
表示用に切り換えてハウジング2内の温度が異常に上昇
したことを警告することもできる。
【0019】図5において、半導体レーザダイオード2
26はピックアップ215(図3に示す)に内蔵されて
ディスクの記録情報を読み取るためのレーザ光を発する
半導体レーザダイオードであり、サブマイコン203か
ら出力される点灯指令信号により点灯駆動されるのであ
るが、その点灯時期が制約されている。すなわち、上記
点灯指令信号はANDゲート回路227の一方の入力と
なり、その他方の入力としてディスクの演奏位置への搬
入が完了したことを検知する検知スイッチ104の出力
が供給されるようになっており、ANDゲート回路22
7の出力により駆動回路228を介して半導体レーザダ
イオード226が点灯駆動される構成となっている。従
って、半導体レーザダイオード226はディスクがディ
スク演奏位置にあるときのみ上記点灯指令信号に応答し
て点灯するのである。
【0020】229は圧電ブザーであり、この圧電ブザ
ー229はサブマイコン203から発せられる制御信号
により駆動トランジスタQ1を介して駆動されて発音す
る。この発音のための圧電ブザー229はプレーヤ本体
に加わる振動を検出するための検出素子として兼用され
る。すなわち、圧電ブザー229が発音駆動されていな
いとき、検出回路230において圧電ブザー229の出
力に基づいてプレーヤ本体に加わる振動が検出されるの
である。検出回路230は、圧電ブザー229の出力を
増幅する増幅器231と、圧電ブザー229の周波数特
性と逆の周波数特性を有する等化器としてのフィルタ2
32と、このフィルタ232の出力レベルと所定の大き
さの振動に対応して設定された基準レベルとを比較する
コンパレータ233とからなり、コンパレータ233の
比較出力はサブマイコン203に供給される。
【0021】ここで、周知のフォーカスサーボ、トラッ
キングサーボ、タンジェンシャルサーボの各種サーボ系
を備えたプレーヤシステムにおいて、一般に知られてい
る様に、外部から加わる外部振動等に対しては、サーボ
帯域を広げてサーボゲインを上げることにより、外乱に
よる影響が圧縮されて外部振動に強くなるのである。一
方、ディスクの傷或いはディフェクトによりサーボ系に
大きなエラー信号が発生してトラック飛び等の現象を起
こす内乱に対しては、逆にサーボ帯域を広くすることに
より、発生するエラー信号は大きくなる為に弱くなる。
ホーム用プレーヤでは、外部振動が常に加わることはな
い為、ディスクの読取り能力を優先させてサーボ帯域を
決めることができるが、車載用プレーヤでは、常に外乱
がある状態にあり、振動に対する強さとディスクの傷、
指紋、欠陥等に対する読取り能力の両方を満足させる帯
域を設定するのは困難である。
【0022】そこで、前述した如く、外乱による振動を
検出し、その検出出力に基づいてサーボ帯域を自動的に
切り換える制御をなすことにより、運転中にユーザがい
ちいち手動で切り換える必要がないと共に、ディスクの
傷、ディフェクトに対するプレイアビリティを良くしか
つ振動に対し強くすることができるのである。図2にお
いて説明した如く、本プレーヤシステムが他のソース源
との組合せで用いられる場合において、演奏中に他のソ
ースが入力された場合には、機構部への主電源の供給が
停止されるのであるが、ディスクがプレーヤ内に取り込
まれた状態で待期状態になると、誤ってディスクを2重
挿入する場合があり得る。そこで、図5に示す様に、表
示部202の1つとしてディスクが演奏位置にセットさ
れていることを表示するディスクセット表示部202a
を設け、ディスクが演奏位置に搬入されたことを検知す
る検知スイッチ104の出力により例えば電源スイッチ
234を介して他ソース入力時にもディスクセット表示
部202a に主電源を供給して当該表示部202a を駆
動することにより、ディスクの2重挿入を防止すべく警
告できるのである。
【0023】なお、図5に示されている半導体レーザダ
イオード226はその寿命が温度に依存し、高温下にお
ける使用で著しい寿命低下を招くので、熱源から離れて
設けられるのが好ましい。例えば図6に示されるような
ピックアップ215の対物レンズ(図示せず)の駆動回
路において、対物レンズを駆動する為のコイル235の
駆動部236が熱を発する熱源となるので、互いに分離
された例えば2つのユニットの一方に半導体レーザダイ
オード226やアンプ237のゲイン調整用の調整ボリ
ューム238等を含むピックアップ215を搭載し、熱
源となる駆動部236を他方のユニットに搭載すること
により、半導体レーザダイオード226に対する熱の影
響を抑えることができるのである。
【0024】フロントパネル3に配設された操作ボタン
群6のうち、プレイスタートスイッチ6a が押される
と、図2及び図3に示されたホストマイコン200から
演奏開始指令信号が発せられ、これに応答してターンテ
ーブル45が回転し、しかる後演奏(再生)を開始すべ
くピックアップ215がピックアップ移動機構216に
より駆動されてホームポジションから移動を開始する。
なお、ピックアップ215のホームポジションはディス
クの情報記録範囲内の所定位置、好ましくは記録開始位
置である最内周位置近傍に設定され、ピックアップ21
5がホームポジションに到来するとホームポジション検
知スイッチ(図示せず)が作動する。
【0025】演奏に際しては、図7において、まずピッ
クアップ215がホームポジションにあるか否かをステ
ップ1で判定し、ホームポジションにある場合にはピッ
クアップ215のフォーカスをとり(ステップ2)、ピ
ックアップ215の読取り動作を開始する。そしてステ
ップ3において、ピックアップ215によって得られた
アドレス情報に基づいてディスクのリードインエリアで
ある情報記録開始位置すなわちTOC(Table of C
ontents )位置が算出される。TOCには、ディスクに
収録されている曲数、総絶対時間、各曲毎の演奏時間等
が記録されており、演奏開始に際し必ずこのTOCの記
録情報を読み取る必要がある。現在アドレスからTOC
位置(目標アドレス)を算出する方法としては、例えば
本出願人により特願昭58−201994号にて提案さ
れた方法、すなわち目標アドレスに近づく程より正確に
目標アドレスまでの距離が得られることを利用し、目標
アドレスまでの距離が一定の値になるまで繰り返し目標
までの距離を計算してピックアップを移動させる方法が
ある。
【0026】ステップ3でTOC位置が算出されると、
当該位置までピックアップ215を移動させる(ステッ
プ4)。そしてピックアップ215によりTOCの内容
を読み取り(ステップ5)、続いて演奏動作へ移行す
る。ピックアップ215のホームポジションがTOC位
置に近ければ近い程、演奏動作へ迅速に移行できるので
ある。なお、ステップ1でピックアップ215がホーム
ポジションにないと判定された場合にはピックアップ移
動機構216によってホームポジションへの移動が行な
われる(ステップ6)。
【0027】演奏すべき曲が指定されている場合には、
TOC内容を読み取った後、図8において、ステップ7
でピックアップを指定アドレス(指定された曲のアドレ
ス)方向へ初期設定ステップ量でステップ送りする。そ
してステップ8で現在アドレスが指定アドレスであるか
否かが判定され、指定アドレスでないと判定された場合
には更にステップ9で現在アドレスが指定アドレスより
大きいか否かが判定される。指定アドレスより大なる場
合にはステップ10でピックアップ215をフォワード
(FWD)方向すなわちディスク内周から外周方向へ送
っていたか否かが判定される。FWD方向に送っていた
場合にはステップ11へ移行して送り方向を反転させ、
更に送りステップ量を小さくし(ステップ12)、しか
る後ステップ13でピックアップ215をステップ量送
りをし、ステップ8へ移行する。
【0028】ステップ10でリバース(REV)方向す
なわちディスク外周から内周方向へ送っていたと判定さ
れた場合には、それまでのステップ量で送った場合にデ
ィスクの情報記録部内の最小アドレスを越えるか否かが
ステップ14で判定され、越えると判定された場合には
ステップ15で送りステップ量を小さくして再びステッ
プ14へ戻り、最小アドレスを越えないと判定されるま
で上記の動作を繰り返す。そして越えないと判定される
と、ステップ13へ移行する。
【0029】ステップ9で現在アドレスが指定アドレス
より小と判定された場合には、ステップ16でピックア
ップ215をREV方向に送っていたか否かが判定さ
れ、REV方向と判定された場合にはステップ11へ移
行する。FWD方向と判定された場合には、それまでの
ステップ量で送った場合にディスクの情報記録部内の最
大アドレスを越えるか否かがステップ17で判定され、
越えると判定された場合にはステップ18で送りステッ
プ量を小さくして再びステップ17へ戻り、最大アドレ
スを越えないと判定されるまで上記の動作を繰り返す。
そして越えないと判定されると、ステップ13へ移行す
る。
【0030】なお、ディスクの情報記録部内の最大及び
最小アドレスはサーチ前予めTOC内容の読取り情報に
基づいて算出され、最大及び最小時間として記憶され
る。また、ステップ14及び17においては、それまで
のステップ量を時間に変換し、変換した時間を現在アド
レスの絶対時間に加算(又は減算)し、その加算(又は
減算)時間が上記最大(又は最小)時間より大か否かの
判定によって、最大(又は最小)アドレスを越えるか否
かが判定される。
【0031】上記のサーチ方法を採ることにより、最大
(又は最小)アドレス近傍のアドレスが指定された場合
であっても、ステップ量が大きすぎてピックアップ21
5がディスクの情報記録部外へ飛び出すということはな
くなる。なお、何らかの原因でピックアップ215が該
情報記録部外へ飛び出したり、或いは上記のサーチ方法
を採らなかったことによりピックアップ215が該情報
記録部外の鏡面部に飛び出した場合の復帰方法について
図9のフローチャートに基づいて以下に説明する。
【0032】ピックアップ215の出力に基づいてピッ
クアップ215のビームスポット(情報読取点)が情報
が記録されていない鏡面部に飛び出たか否かがステップ
19で判定される。飛び出したと判定された場合には、
ピックアップ215の送り方向を反転し(ステップ2
0)、該ビームスポットが情報記録部に入ったか否かが
ステップ21で判定される。入ったと判定されると、ピ
ックアップ215の出力に基づいて該ビームスポットが
横切るディスクの記録トラック数をカウントし(ステッ
プ22)、そのカウント数が所定数に達したとステップ
23で判定されると、その時点からピックアップ215
による読取動作を開始する。
【0033】上記の復帰方法によれば、ディスクが偏芯
していてもビームスポットを確実に情報記録部内に復帰
できると共に、復帰位置を常に一定とすることができる
のである。次に、演奏中における特殊な場合を図10の
フローチャートに基づいて説明する。
【0034】演奏中にピックアップ215のフォーカス
が外れたと判定されると(ステップ24)、ピックアッ
プ215をホームポジションへ移動させ(ステップ2
5)、ステップ26でピックアップ215がホームポジ
ションに復帰したと判定されると、その位置で再度フォ
ーカスがとられ(ステップ27)、しかる後最終読取ア
ドレスすなわちフォーカス外れ直前のアドレスへピック
アップ215を移動させ(ステップ28)、そのアドレ
スから再び演奏が開始される。なお、図3において説明
した如く、ピックアップ215により読み取られた最新
アドレス情報がアドレスメモリ212に記憶されてお
り、フォーカス外れのときアドレスメモリ212に記憶
されている最終読取アドレスがフォーカス外れ直前のア
ドレスとなるのである。
【0035】また、自動車のアクセサリースイッチ20
7(図2に示す)のオフにより演奏中に主電源断が生じ
たと判定されると(ステップ29)、ステップ30でロ
ーディング機構214によるイジェクト動作が開始され
(ステップ30)、更にステップ31でイジェクト動作
が開始されてから所定時間が経過したか否かが判定さ
れ、所定時間が経過したと判定された時点でイジェクト
動作を停止し、待期状態となる。ここで、上記所定時間
とは、イジェクト動作開始によりターンテーブル上のデ
ィスク5をイジェクト搬送部材(図示せず)が担持しか
つ押圧部材(図示せず)との間でディスク5を挾持する
状態になるまでに要する時間である。
【0036】以上の動作により、電源断が生じたときに
はディスク5をローディング機構214により担持でき
るので、ディスク5の変形を防止でき、またディスク5
を挟持しているので、車の振動等によってディスク5が
上下動することもない。なお、アクセサリースイッチ2
07のオフによる主電源断のときのみならず、演奏中に
システムに異常が生じた場合にも同様の動作を行なわせ
ることにより、ディスクの変形を防止することができ
る。また、先述した如く、他ソース源との組合せで、使
用される場合において、演奏中に他ソース入力となった
とき、機構部への主電源の供給が断となりディスク5が
本体内に取り込まれた状態となるが、この場合には機構
部のうちローディング機構214のみにバックアップ電
源を供給するようにし、上記と同様の動作を行なわせる
ようにしても良く、これにより同様にディスクの変形を
防止できることになる。
【0037】演奏が終了してキャリッジが移動限界位置
に達すると、キャリッジ及びターンテーブルは停止せし
められ、同時にモータ20が反転動作を始める。従っ
て、ディスクローディング時の動作と全く逆の過程を辿
って演奏前の静止位置に復帰せられる。また、キャリッ
ジもホームポジションに復帰せしめられる。かくしてデ
ィスク5は回収されるのである。
【0038】なお、一度演奏を終了したディスク5を再
演奏したい場合、該ディスクをディスク挿入方向に僅か
に押すことにより図2に示されるプレイスタートスイッ
チ93が動作して再演奏がなされる。尚、当該オートロ
ーディングディスクプレーヤは車載用として示されてい
るが、家庭用として室内にても使用可能であることは言
うまでもない。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ピックアップを指定アドレスに向けて連続して同一方向
にステップ送りすべきときには現在の設定ステップ量で
次に送るアドレスが情報記録部の最大又は最小アドレス
を越えるか否かを判定し、越えないと判定されたときに
は現在の設定ステップ量のままステップ送りし、越える
と判定されたときには越えないと判定されるまで現在の
ステップ量を減らしてステップ送りするようにしたの
で、最大又は最小アドレス近傍のアドレスが指定された
場合であっても、ステップ量が大きすぎてピックアップ
がディスクの情報記録部外へ飛びだすということが防止
されると共に、確実かつ急速に指定アドレスをサーチす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車載用オートローディングディス
クプレーヤの全体を示す概略斜視図である。
【図2】制御系を示すブロック図である。
【図3】制御系を示すブロック図である。
【図4】図2における各部(a) 〜(d) の波形図である。
【図5】図2におけるサブマイコンの周辺の詳細図であ
る。
【図6】ピックアップの駆動部の回路図である。
【図7】図2及び図3に示す制御系の動作説明のための
フローチャートである。
【図8】図2及び図3に示す制御系の動作説明のための
フローチャートである。
【図9】図2及び図3に示す制御系の動作説明のための
フローチャートである。
【図10】図2及び図3に示す制御系の動作説明のため
のフローチャートである。
【主要部分の符号の説明】
2 ハウジング 3 フロントパネル 3a スロット 5 ディスク 6 操作ボタン群 6a プレイスタートスイッチ 93 プレイスタートスイッチ 103,104 検知スイッチ 200 ホストマイコン 203 サブマイコン 209,211 リセット回路 212 アドレスメモリ 213 バックアップメモリ 214 ローディング機構 215 ピックアップ 220 フォーカス検出回路 224 感温素子 226 半導体レーザダイオード 229 圧電ブザー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 良彦 埼玉県川越市大字山田字西町25番の1パイ オニア株式会社川越工場内 (72)発明者 平野 広行 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地パイオニ ア株式会社所沢工場内 (72)発明者 小川 洋一 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地パイオニ ア株式会社所沢工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アドレス情報を含むプログラム情報が記
    録されているディスク上の指定アドレスをプログラム情
    報読取用のピックアップにより探索する方法であって、
    前記ピックアップにより前記ディスクの情報記録部をサ
    ーチして該情報記録部内の最大及び最小アドレスを予め
    記憶しておく記憶工程と、前記指定アドレスを探索する
    ために先ず前記ピックアップを前記指定アドレスに向け
    て所定の設定ステップ量でステップ送りする工程と、ス
    テップ送り後に前記ピックアップにより読み取られたア
    ドレスが前記指定アドレスと一致するか否かを判定する
    第1判定工程と、前記第1判定工程においてアドレス不
    一致のとき連続して同一方向にステップ送りすべきか否
    かを判定する第2判定工程と、前記第2判定工程におい
    て連続して同一方向にステップ送りすべきと判定された
    場合には現在の設定ステップ量で次に送るアドレスが前
    記最大又は最小アドレスを越えるか否かを判定する第3
    判定工程と、前記第3判定工程において越えないと判定
    された場合には前記現在の設定ステップ量を維持し前記
    第3判定工程において越えると判定された場合には越え
    ないと判定されるまで前記現在のステップ量を減らして
    現在のステップ量を新たに設定する設定工程と、前記設
    定工程の実行後に前記現在のステップ量でステップ送り
    し、その後前記第1判定工程に移行する工程とからなる
    ことを特徴とするディスクプレーヤにおける指定アドレ
    ス探索方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007257838A (ja) * 1998-07-03 2007-10-04 Deutsche Thomson Brandt Gmbh データプレーヤおよび/またはレコーダ内の読取りおよび/または書込みヘッドの迅速かつ正確な位置決め

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007257838A (ja) * 1998-07-03 2007-10-04 Deutsche Thomson Brandt Gmbh データプレーヤおよび/またはレコーダ内の読取りおよび/または書込みヘッドの迅速かつ正確な位置決め

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