JPH05325352A - 回転物体の位置補正制御方法 - Google Patents

回転物体の位置補正制御方法

Info

Publication number
JPH05325352A
JPH05325352A JP4130782A JP13078292A JPH05325352A JP H05325352 A JPH05325352 A JP H05325352A JP 4130782 A JP4130782 A JP 4130782A JP 13078292 A JP13078292 A JP 13078292A JP H05325352 A JPH05325352 A JP H05325352A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
position correction
control
backlash
rotating object
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4130782A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyasu Watanabe
秀康 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP4130782A priority Critical patent/JPH05325352A/ja
Priority to US08/052,647 priority patent/US5432419A/en
Publication of JPH05325352A publication Critical patent/JPH05325352A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は回転物体の位置補正制御方法に関
し、バックラッシュ内での位置補正(ストップロック)
制御時に、発振状態となることを防止し、精度の高い位
置補正制御が出来るようにすることを目的とする。 【構成】 セルドラム(回転物体)10と、ギア(回転
機構部)13,14と、モータ4と、2相タコメータ1
5と、制御系(MPU23,タコパルスカウンタ36,
モータ駆動部42等)とからなり、該制御系によるモー
タの制御で、セルドラム10を目標位置に停止させる際
の、回転物体の位置補正(ストップロック)制御方法に
おいて、タコメータ15の出力信号から、ギア13,1
4のバックラッシュ領域を検出し、該バックラッシュ領
域内で、上記モータ4に対する、位置補正(ストップロ
ック)制御時の補正力の利得を低下させることにより、
バックラッシュ領域内での発振状態を抑制するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のカートリッジ式
記録媒体を収納して保管するカートリッジ保管セルと、
複数の磁気テープ装置と、カートリッジの投入排出機構
と、カートリッジの運搬を行うアクセッサ機構部と、該
アクセッサの制御部等具備し、カートリッジの装着、取
り外し、保管、記録再生等を自動的に行う磁気テープラ
イブラリ装置などに利用可能なライブラリ装置における
回転物体の位置補正制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図13〜図16は、従来例を示した図で
あり、図13〜図16中、1は磁気テープライブラリ装
置、2は磁気テープ装置、4はセルモータ、5はアクセ
ッサ機構部、6はカートリッジ投入排出機構、7はアク
セッサ制御部、8はコントロールユニット、9はカート
リッジ(カートリッジ式磁気テープ記録媒体)、10は
セルドラムを示す。
【0003】従来の磁気テープライブラリ装置の1例
(内部の平面図)を図13に示す。この磁気テープライ
ブラリ装置1は、複数のカートリッジを収納して保管す
るセルドラム10と、複数の磁気テープ装置2と、アク
セッサ機構部5と、アクセッサ制御部7と、カートリッ
ジ投入排出機構6と、装置全体の制御を行うコントロー
ルユニット8等で構成されている。
【0004】上記セルドラム10は、その内部に複数の
カートリッジ9を収納出来るようになっており、セルモ
ータ4によって所定の位置まで回転駆動されるものであ
る。カートリッジ投入排出機構6は、オペレータが外部
から投入したカートリッジを、一巻ずつ分離しながら、
アクセッサ機構部5に受け渡す位置まで搬送するもので
ある。
【0005】アクセッサ機構部5は、カートリッジ投入
排出機構6が搬送したカートリッジを受取り、このカー
トリッジを運搬してセルドラム10に挿入したり、ある
いは、セルドラム10内のカートリッジを取り出して、
磁気テープ装置2に装着したり、該磁気テープ装置から
カートリッジを取り外してセルドラム10に挿入したり
する。
【0006】このような装置において、オペレータがカ
ートリッジ投入排出機構6の投入口から複数巻のカート
リッジを投入すると、該機構6では、カートリッジ9を
1巻ずつ分離して所定の位置まで搬送し、アクセッサ機
構部5に受け渡す。
【0007】アクセッサ機構部5では、カートリッジ9
を受け取ると、該カートリッジを搬送してセルドラム1
0の所定の場所に挿入する。また、記録或いは再生を行
う場合には、アクセッサ機構部5がセルドラム10の指
示された場所からカートリッジを取り出して運搬し、磁
気テープ装置2に装着したり、あるいは処理の終了した
カートリッジを磁気テープ装置2から取り出して運搬
し、セルドラム10の所定の場所に挿入して収納したり
する。
【0008】上記セルドラム10と、その駆動機構を図
14に示す。図示のように、セルドラム10には、カー
トリッジを収納するための複数の収納棚16が設けてあ
り、該セルドラム10の下方には、セルポジションスリ
ット11と、このセルポジションスリット11を検出す
るためのフォトセンサ12が設けてある。
【0009】また、セルドラム10を回転させるため
に、ギア13,14が設けてあり、セルモータ(DCサ
ーボモータ)4により、ギア13,14を介してセルド
ラム10を回転駆動するように構成されている。
【0010】上記のようなセルドラム10は、例えば、
カートリッジを315巻搭載時で、約150Kgの重量
がある。このセルドラム10を、ギア比150対1のギ
ア13,14を用いて、セルモータ4で駆動する。
【0011】また、セルモータ4には、500スリット
の2相タコメータ15が直結されており、この2相タコ
メータ15から出力されるタコパルスの周期を計測し、
モータ軸の回転速度を測定して、速度制御を行う。
【0012】この場合、アクセッサ制御部7では、2相
タコメータ15の出力信号(タコパルス)を取り込ん
で、モータ4の制御を行う。セルドラム10の位置制御
を行う時は、上記タコパルスにより、QTP(Quat
er Tacho Pulse)を作成して行う。例え
ば、セルドラム列移動時には、移動距離に応じたQTP
数を、上記アクセッサ制御部7内のカウンタにプリセッ
トし、このカウンタのカウンタ値が0になるように制御
する。
【0013】一方、アクセッサ機構部5が、セルドラム
10にアクセス出来る位置にあるかどうかを判定する際
は、フォトセンサ12により、セルポジションスリット
11を検出することにより判定する。
【0014】ところで、セルドラム10をセルモータ4
で回転させ、アクセッサ機構部5がアクセス出来る位置
で停止させるためには、位置補正(ストップロック)制
御を行う必要がある。この位置補正制御を行う際は、機
構部(ギア13,14)上のバックラッシュ領域分を、
前もって、正規に停止する位置から引き算し、ヒステリ
シス幅を設定する。
【0015】すなわち、機構部のバックラッシュ量を実
際に測定し、その値をヒステリシス幅として設定する。
そして、その区間ではセルモータの駆動電流を0にして
いた。この状態を図15に示す。
【0016】図15において、横軸は位置ずれ量(移動
量)、縦軸はストップロック力(ストップロック力)を
示す。また、aはポジションスリットのセンタ位置、b
−c間はヒステリシス幅を示す。
【0017】例えば、正規の停止位置(ポジションスリ
ットのセンタ位置)0に対して、位置ずれ量が+0.4
5mmのc点と、位置ずれ量が−4.5mmのb点間を
ヒステリシス幅とする。
【0018】そして、b−c点間のヒステリシス幅内で
は、ストップロック力(モータ電流に比例した値)を0
とし、その区間を越えた位置ずれ量である時は、その位
置ずれ量に比例した電流をセルモータ4へ流し、位置補
正(ストップロック)制御を行っていた。
【0019】上記アクセッサ制御部7内で行うモータ
(DCサーボモータ)4のストップロック制御の概要
を、図16のフローチャートに基づいて説明する。な
お、図16の各処理番号は、カッコ内に示す。
【0020】先ず、ストップロック状態になると(S
1)、位置ずれ方向の決定を行い(S2)、位置ずれ量
の算出をする(S3)。そして、位置ずれ量が、補正範
囲(補正限界値)を越えたか否かの判断をする(S
4)。
【0021】もし、補正範囲を越えていれば、ストップ
ロック補正エラーとして処理する(S5)。しかし、位
置ずれ量が、補正範囲を越えていなければ、位置ずれ量
から、予め測定しておいたバックラッシュ長(この例で
は、0.45mm)を引き算し(S6)、停止直後か否
かを判断する(S7)。
【0022】その結果、停止直後であれば、ズレの補正
に対するゲイン(モータに指令するゲイン)を例えば、
1/4とする(S9)が、停止直後でなければ、ズレの
補正に対するゲインを、1とする(S8)。
【0023】このようにして、セルモータのモータ電流
を決定し(S10)、モータ回転方向を決定する(S1
1)。なお、図15のb−a間のヒステリシス幅内であ
れば、モータ電流(ストップロック力)を0にする。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。 (1) 機構部のバックラッシュ量を実際に測定し、その値
をヒステリシス幅とし制御するため、機構部上のバラツ
キ(バックラッシュ量のバラツキ)や、ギア歯の磨耗に
よるバックラッシュ量の増加に対応しきれず、バックラ
ッシュ領域内で発振現象が生じることがある。
【0025】すなわち、アクセッサ制御部内のファーム
ウエアが認識しているバックラッシュ量よりも、機構部
のバックラッシュ量が大きくなると、位置補正しようと
して、バックラッシュ内で発振する。
【0026】(2) バックラッシュ内で発振すると、正常
な位置決め制御が出来なくなり、セルドラムが、正規の
目標位置で停止出来なくなる。本発明は、このような従
来の課題を解決し、バックラッシュ内での位置補正(ス
トップロック)制御時に、発振状態となることを防止
し、精度の高い制御が出来るようにすることを目的とす
る。
【0027】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図であり、図1中、図13〜図16と同じものは、同一
符号で示してある。また、23はMPU(マイクロプロ
セッサ)、36はタコパルスカウンタ、37はタコパル
ス周期測定タイマ、38はタコプリセットレジスタ、4
1は上位コントローラ、42はモータ駆動部を示す。
【0028】本発明は上記の課題を解決するため、次の
ように構成した。 (1) 回転物体10と、該回転物体10の回転機構部1
3,14と、該回転機構部を介して、回転物体を回転駆
動するモータ4と、該モータ4に直結された2相タコメ
ータ15の出力信号を用いて、該モータの駆動制御を行
う制御系とからなり、該制御系によるモータの制御で、
上記回転物体10を目標位置に停止させる際の、回転物
体の位置補正(ストップロック)制御方法において、上
記タコメータ15の出力信号から、回転機構部13,1
4のバックラッシュ領域を検出し、該バックラッシュ領
域内で、上記モータ4に対する、位置補正(ストップロ
ック)制御時の補正力の利得を低下させることにより、
バックラッシュ領域内での発振状態を抑制するようにし
た。
【0029】(2) 構成(1)の上記位置補正(ストップ
ロック)制御時において、タコメータ15の出力信号か
ら、停止すべき目標位置に対する位置ずれ方向を求め、
該位置ずれ方向が、前回と逆になったことを検出し、か
つ、この位置ずれ方向が、所定回数変化したことを検出
した際、回転機構部のバックラッシュ領域と判定するよ
うにした。
【0030】(3) 構成(1)、(2)において、上記回
転機構部のバックラッシュ領域を検出した際、モータ4
のイナーシャ値を、モータ単品値へ下げるようにした。 (4) 構成(1)、(2)、(3)において、回転物体
を、複数のカートリッジ式記録媒体を保管するセルドラ
ム10と、カートリッジ式記録媒体に対して、記録/再
生を行う磁気テープ装置と、カートリッジ式記録媒体の
投入及び排出を行うカートリッジ投入排出機構と、カー
トリッジ式記録媒体の運搬を行うアクセッサとを具備
し、カートリッジ式記録媒体の装着、取り外し、保管、
記録再生等を自動的に行う磁気テープライブラリ装置の
セルドラム10とし、かつ、上記回転機構部を、セルド
ラム10に結合されたギア13,14とした。
【0031】
【作用】上記構成に基づく本発明の作用を、図1に基づ
いて説明する。図1に示したように、MPU23では、
セルドラム10に結合されたギア13,14(回転機構
部)のバックラッシュ領域を、モータ4に直結された2
相タコメータ15の出力パルス(タコパルスカウンタ3
6,タコパルスレジスタ38を用いて、MPU23に取
り込んだタコパルス)より判断する。
【0032】そして、バックラッシュの領域内にある時
は、位置補正(ストップロック)制御方法を切り換え、
該位置補正時の補正力(位置ずれ量に比例したモータ電
流)の利得(ゲイン)を低下させて(MPU23からモ
ータ駆動部42に設定する指令値を低下)、バックラッ
シュ領域での発振を抑える。
【0033】すなわち、バックラッシュ領域内にある
時、位置補正(ストップロック)制御を行うと、多くの
場合、バックラッシュ領域内で、発振(振動)する。も
ともと、バックラッシュ領域内では、位置補正力(モー
タ電流と比例)=(モータ単体のイナーシャ)×(位置
ずれ量)で良いわけである。
【0034】従って、バックラッシュ領域内では、位置
ずれ量に対する補正力を低下させ、振動しないように、
ゲインを落とすべきであり、もし、バッシュラッシュが
増えて、振動(発振)した場合、タコパルス出力量が、
回転機構部のガタ内で振動する。
【0035】また、バックラッシュ領域内に無いとき、
すなわち、通常の位置補正時は、位置補正力=(負荷イ
ナーシャ)×(位置ずれ量)とし、補正力のゲインを上
げればよい。
【0036】この様にすれば、バックラッシュ領域内
で、発振することなく、位置補正制御を行って、セルド
ラム10を目標の位置に、高精度で位置決め出来る。
【0037】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2〜図12は、本発明の実施例を示した図であ
り、図2〜図12中、図1、図13〜図16と同じもの
は、同一符号で示してある。また、18、19は、オペ
レータパネル、20は投入口、21は排出口、24はD
A変換回路(ディジタル/アナログ コンバータ)、2
5はスピード/位置制御フィルター、26,29はアナ
ログスイッチ、27は加算増幅回路、28はPWM(パ
ルス幅変調)変換回路、30は極性判別回路、39はス
イッチング制御回路、31はドライブ回路、32は電流
検出回路、33は反転アンプ、15はタコメータ、35
はレシーバ、36はタコパルスカウンタ、38はタコプ
リセットレジスタ、37はタコパルス周期測定タイマ、
38、40はQTP作成回路、41は上位コントローラ
Q1,Q2,Q3,Q4はトランジスタ、d1,d2,
d3,d4はダイオードを示す。
【0038】本実施例は、上記従来例と同じ磁気テープ
ライブラリ装置に適用した例であり、該磁気テープライ
ブラリ装置の斜視図(外観図)を図2に示す。この磁気
テープライブラリ装置1の表側には、オペレータパネル
18,19が設けてあり、オペレータによって操作出来
るようになっている。また、カートリッジ投入排出機構
の投入口20及び、排出口21が設けてあり、カートリ
ッジを投入したり、排出されたカートリッジを取り出し
たり出来るようになっている。
【0039】この磁気テープライブラリ装置1の内部
は、例えば、図13のように構成されている(図13
は、本実施例でも同じなので、援用して説明する)が、
その一部の構成を図3に示す。
【0040】図3に示したように、磁気テープライブラ
リ装置1の内部には、複数の収納棚16を具備したセル
ドラム10が設けてあり、その近くには、複数の磁気テ
ープ装置2が設けてある。また、磁気テープライブラリ
装置1と磁気テープ装置2の近くには、アクセッサ機構
部5が設けてある。
【0041】上記セルドラム10の駆動機構は、例え
ば、図14のように構成されている(図14も、本実施
例と同じなので、この図も援用して説明する)。セルモ
ータ4は、DC(直流)サーボモータであり、該セルモ
ータ4の駆動制御は、上記従来例と同様に、アクセッサ
制御部7(図13参照)で行う。このセルモータ4の制
御回路のブロック図を図4に示す。
【0042】図4に示したように、セルモータ(DCサ
ーボモータ)4の制御回路には、MPU(マイクロプロ
セッサ)23、DA変換回路(ディジタル/アナログ
コンバータ)24、スピード/位置制御フィルター2
5、アナログスイッチ26,29、加算増幅回路27、
PWM(パルス幅変調)変換回路28、極性判別回路3
0、スイッチング制御回路39、ドライブ回路31、電
流検出回路32、反転アンプ33、タコメータ15、レ
シーバ35、タコパルスカウンタ36、タコプリセット
レジスタ38、タコパルス周期測定タイマ37等を設け
る。
【0043】MPU(マイクロプロセッサ)23は、モ
ータの駆動制御を行うものであり、例えば、8ビットの
MPUを用いる。このMPUは、上位コントローラ41
からのモータ駆動指示信号(モータ駆動/停止指示)に
応じて、モータの駆動/走行/停止動作を実行する。
【0044】また、前記MPU23は、タコメータ1
5、レシーバ(受信回路)35等を介して、セルモータ
4の実際の回転速度を検出して基準値と比較し、その差
をセルモータ4に印加して駆動することにより、該セル
モータ4の回転速度を制御する。
【0045】DA変換回路(ディジタル/アナログ コ
ンバータ)24は、MPU23で処理されたモータ駆動
指示値(ディジタル値)をアナログ電圧値に変換し、モ
ータ電流指示値とする。
【0046】加算増幅回路27は、MPU23からのモ
ータ電流指示値と、モータ電流の帰還信号(極性は負)
加算しPWM(パルス幅変調)変換回路28に加えてモ
ータ電流の制御を行う。
【0047】PWM変換回路28は、モータパルス駆動
のためのパルス列を発生するものであり、加算増幅回路
27からのモータ電流指示信号に基づき、パルスの繰り
返し周期が、一定で、そのデューティ比が入力電圧の大
きさに比例するパルス列を、スイッチング制御回路39
を介してドライブ回路31に出力する。
【0048】スイッチング回路31は、PWM(パルス
幅変調)駆動信号、符号判別信号、駆動方向信号、駆動
極性信号等を基に、ドライブ回路31内の駆動素子(例
えばトランジスタ)をオン/オフ制御して、セルモータ
4のコイルに流れる電流の切り換えを制御する。
【0049】この場合、極性判別回路30からの信号を
基に、駆動モード/回生制動モードの切り換えを行う。
ドライブ回路31は、スイッチング制御回路39からの
信号により、セルモータの捲線に流れる駆動電流を供給
する。
【0050】電流検出回路32は電流検出抵抗の電圧降
下として検出された信号を増幅してモータ電流信号とす
る。アナログスイッチ29は、スイッチング制御回路3
9からの切り換え信号により、スイッチの切り換えを行
って、電流検出回路32の出力と、この信号を反転し
た、反転アンプ33の出力信号とを切り換えて、加算増
幅回路27に対し、常に、負帰還信号が入力するように
する。
【0051】以下、各部の機能を、更に詳細に説明す
る。 (ドライブ回路31の説明)・・・図5参照 上記ドライブ回路31の構成例を図5に示す。このドラ
イブ回路31には、4つのトランジスタQ1,Q2,Q
3,Q4と、4つのダイオードd1,d2,d3,d4
が設けてあり、スイッチング制御回路39からの信号に
より、該トランジスタQ1,Q2,Q3,Q4を駆動し
て、セルモータ4に、モータ電流I1,I2を流す。
【0052】この場合、セルモータ4と直列に、電流検
出抵抗Rsを接続しておき、この電流検出抵抗Rsの両
端に、電流検出回路32を接続してモータ電流I1,I
2を検出(モータ電流の方向と、大きさを検出)する。
【0053】(DA変換回路の説明)・・・図6(A)
参照 上記DA変換回路(DAC)24は、MPU23が設定
した駆動指令値を、アナログ信号に変換するものであ
り,該MPUが8ビットの場合、データとして、00か
らFF(16進)まで設定可能である。
【0054】図6(A)の横軸はDAC値で、縦軸はモ
ータ電流を示す。この例では、DAC値とモータ電流は
比例しており、DAC値がFF(16進数)の時、モー
タ電流が6.3Aであるとすれば、DACの1ステップ
あたり、25mAである。
【0055】(スピード/位置制御フィルタ25の説
明)・・・図6(B),(C)参照 スピードフィルタは、セルドラムが回転している時に使
用するフィルタであり、ローパスフィルタを使用する。
このスピードフィルタは、図6(B)のような特性(
参照)を有し、セルモータ4の軸の共振(軸のぶれによ
り、共振が起きる)を防ぐものである(共振点参
照)。
【0056】また、位置制御フィルタ(Positio
n Filter)は、セルドラムが停止中に使用する
フィルタで、微分フィルタを使用する。この位置制御フ
ィルタは、図6(C)に示したように、停止中に外乱に
より起きた位置ずれ量を微分(参照)して、(強調し
て)補正するものである。
【0057】(タコパルスカウンタ36、タコプリセッ
トレジスタ38の説明)・・・図7(A),(B)参照 タコメータ15からは、図7(A)に示した、互いに9
0度位相の異なる2相のパルスP1,P2が出力する。
このパルスP1,P2は、レシーバ35内のQTP作成
回路40で、QTP(Quater Pulse)に変
換される。
【0058】このQTPパルスは、パルスP1,P2の
立ち上がり、立ち下がりで発生するものであり、パルス
P1,P2の1周期内にパルスが4個発生するため、
「Quater」と呼んでいる。
【0059】また、QTP作成回路40からタコパルス
カウンタ36に対し、QTPクロックと、回転方向の信
号を出力する。そして、タコパルスカウンタ36では、
セルモータの回転に応じて、QTPカウント値をアップ
ダウンする。。
【0060】一方、MPU23は、タコプリセットレジ
スタ38に対し、設定値の書き込みを行う。この設定値
は、タコパルスカウンタ36にプリセットテータとし
て、セットされる。そして、MPU23は、タコパルス
カウンタ36のカウント値を読み取り、認識する。
【0061】(タコパルス周期測定タイマ37の説明)
・・・図7(C)参照 このタコパルス周期測定タイマ37は、レシーバ35を
介して、タコメータ15の一周期の時間を測定するもの
であり、測定したデータは、MPU23の割り込み入力
端子から、該MPUに入力する。
【0062】以下、実施例の動作を説明する。 (加速、定速:減速時のモータ制御の説明)・・・図4
参照 モータ4を起動する場合、MPU23が、DA変換回路
24にモータ駆動指示値をセットすると、DA変換回路
24は、この指示値をアナログ電圧値に変換し、モータ
電流指示値として加算増幅回路27に入力する。
【0063】この時、モータ4が駆動中であれば、モー
タ電流検出信号がネガティブフィードバックして、加算
増幅回路27に入力するが、起動時はモータ4が停止し
ているため、DA変換回路24から与えられたモータ電
流指示値のみが加算増幅回路27に入力し、その出力信
号がPWM変換回路28に入力する。
【0064】PWM変換回路28に入力した信号は、こ
の信号の絶対値と、PWM変換回路28内の電圧とを比
較し、PWMパルス列を出力する。このPWM出力パル
ス列は、スイッチング制御回路39に入力し、ドライブ
回路31内のトランジスタの切り換え制御を行うための
制御信号を発生させ、該トランジスタを駆動制御する。
【0065】ドライブ回路31内のトランジスタが駆動
されると、モータ4にモータ電流が流れる。このモータ
電流は、電流検出回路32によって検出し、検出したモ
ータ電流検出信号は、アナログスイッチ29と、反転ア
ンプ33に入力する。
【0066】また、反転アンプ33で反転した信号もア
ナログスイッチ29に入力する。すなわち、アナログス
イッチ29には、電流検出回路32で検出したモータ電
流検出信号と、この信号を反転(符号を反転)した信号
との2種類の信号を入力する。
【0067】また、アナログスイッチ29では、スイッ
チング制御回路39からの切り換え信号により、スイッ
チの切り換えを行って、2種類の入力信号の内、いずれ
か一方の信号を帰還信号として加算増幅回路27に入力
する。
【0068】この場合、帰還信号は、負帰還となるよう
に、負の信号とする。そして、加算増幅回路27では、
モータ電流指示値と、負帰還されたモータ電流検出信号
とを加算(モータ電流指示値に、負の帰還信号を加算)
し、出力をPWM変換回路28に入力することにより、
モータ4を、モータ電流指示値と一致するように制御す
る。
【0069】PWM変換回路28では、モータ電流指示
値よりモータ電流が小さければ、モータ電流を増やすよ
うに、PWMパルス列のデューティ比を大きくし、逆
に、モータ電流が、モータ電流指示値より大きければ、
モータ電流を減らすように、PWMパルス列のデューテ
ィ比を小さくする。
【0070】このようにして、上位コントローラ41か
らの駆動指令値通りに、モータ電流を制御する。 (ストップロック制御動作の一般的な説明)一般に、モ
ータにより物体を回転運動させ、ある目的の場所へ停止
させるという位置制御の場合、その物体の慣性モーメン
ト(イナーシャ)及び、機構部の摩擦値を把握する必要
がある。
【0071】そして、モータの加速時には、「イナーシ
ャ+摩擦」に応じた、また、定速時には、「摩擦」、減
速時には、「イナーシャ−摩擦」に応じた駆動電流をモ
ータに流し、トルクの制御をしている。
【0072】位置補正(ストップロック)時において
は、位置ずれ量に比例した駆動電流をモータに流し、位
置補正制御を行っている。すなわち、摩擦、イナーシャ
による駆動トルクを上回るように、必要なトルクを与え
ている。
【0073】今、モータ発生トルクをT(Kg・c
m)、トルク定数をKr(Kg・cm/A)、モータ電
流をI(A)とすると、T=Kr・Iとなる。ところ
で、本実施例では、ギアを使用した回転機構部のバック
ラッシュ領域を、モータに直結された2相タコメータの
出力パルスより判断し、バックラッシュの範囲内にある
時は、位置補正時の補正力(位置ずれ量に比例した電
流)の利得(ゲイン)を低下させ、バックラッシュ領域
での発振を抑えるようにしたものである。
【0074】バックラッシュ領域内にある時、位置補正
(ストップロック)制御を行うと、多くの場合、バック
ラッシュ内で、振動(発振)する。もともと、バックラ
ッシュ領域内では、位置補正力=(モータ単体のイナー
シャ)×(位置ずれ量)で良いわけである。
【0075】位置ずれ量に対する補正力を低下させ、振
動しないように、ゲインを落とすべきであり、もし、バ
ッシュラッシュが増えて、振動(発振)した場合、タコ
パルス出力量が、機構部のガタ内で振動する。
【0076】また、バックラッシュ領域内に無いとき、
すなわち通常の位置補正時は、位置補正力=(負荷イナ
ーシャ)×(位置ずれ量)とし、補正力のゲインを上げ
ればよい。
【0077】この時は、負荷イナーシャが大きいため、
タコパルス出力量及び、その応答周波数が下がる。例え
ば、モータ単品のイナーシャと、負荷イナーシャが10
0倍程度異なっていたとする。この場合、移動距離は1
00×100=10,000倍異なることになる。従っ
て、バックラッシュ領域内なのか、領域外かをMPUの
ファームウエアが認識可能である。
【0078】これにより、バックラッシュ領域内で発振
することなく、位置補正制御が出来る。また、MPU2
3は、バックラッシュ領域がどれくらいの値なのかを認
識出来る。
【0079】上記負荷イナーシャJは、セルドラム10
へのカートリッジの出し入れ数を数えて、次のようにし
て求める。 J=1/2×(Mc+N・Mg)×R2 但し、J:負荷イナーシャ、Mc:セルドラム自体
(空)の重量、N:カートリッジ巻数、Mg:カートリ
ッジ1巻当たりの重量、R:セルドラムの半径である。
【0080】(セルドラム制御の説明)・・・図8参照 アクセッサ及びセルドラムの制御を行う場合、セルドラ
ムの停止位置精度を向上させる必要がある。制御対象物
を目的の位置に、早く、正確に、振動せずに到達させ
て、停止させるために、次のような前提で、制御を行
う。
【0081】位置制御を行う際は、QTPの数で制御す
るが、先ず、上位コントローラ41から、MPU23
に対してターゲットポジション(目標位置)を指示す
る。目標位置−現在位置=移動距離で、移動距離(何
段、何列動かすか)が決まる。移動距離に応じたQT
P数をタコパルスカウンタ36へプリセット。タコパ
ルスカウンタ36の値が0になるように動かす。このよ
うな順序で位置制御を行う。
【0082】また、速度制御は、図8のに示したFT
A(Full Tacho A:例えば、図7(A)の
パルスP1)の周期をタコパルス周期測定タイマ37で
計測し、MPU23が、モータ軸の回転速度Nを測定す
る。そして、速度指令値として、基準速度カウント値N
rを用い、N−Nr=サーボエラー(速度誤差)を算出
し、速度制御する。
【0083】(位置精度の向上の説明)・・・図8
参照 セルモータの減速時、いつまで速度制御出来るか、つま
り、トップスピードの何%スピードダウン地点まで、ス
ピード制御可能かが問題である。図8ののように、定
速のスピード制御から、減速のスピード制御に移り、そ
の後、スピード制御可能限界地点Aからブレーキをか
け、目標とする停止位置で停止する。
【0084】この場合、スピード制御可能限界地点、つ
まり、A地点での速度誤差を小さく抑えれば、オーバラ
ン量を小さく出来る。この場合、図のように、速度を
V、時間をt、距離をSとすれば、S=Vt/2の関係
が成り立つ。
【0085】(セルドラム側の説明、及びセルドラム制
御の説明)・・・図9、図14参照セルドラム10の下
側の円周上に、例えば5mmのセルポジションスリット
11が9か所に設けてあるとする。この位置がアクセッ
サがアクセス可能な位置である。一方、セルモータ4の
シャフトには、例えば500スリットのタコメータ15
が設けてある。
【0086】この場合、モータシャフトを1周させれ
ば、500×4=2,000QTPのパルスが発生す
る。そこで、上位のコントローラ41から、MPU23
に対して、9列の内、何列移動させるかの指示を出す
と、MPU23では、セルドラムは、現在の位置から近
い方へ何列回転させればよいかが分かる。
【0087】例えば、アクセッサがアクセス出来る位置
に、現在2列目のセルがあって、次の命令で、5列目へ
移動しようとした場合、反時計方向に3列分回転させれ
ばよいことになる。
【0088】本実施例の場合、セルモータ4から、15
0:1のギア比のギア13,14を介して、セルモータ
を回転しているため、セルドラムを1周させるために
は、2,000QTP×150=300,000QTP
となる。
【0089】また、3列分回転させるためには、30
0,000×3/9=100,000QTPとなる。従
って、現在いる位置より、反時計方向に100,000
QTP分移動した点が、次回の目標位置である。
【0090】そして、この100,000(10万)Q
TPを回転させる前に、MPU23がタコパルスカウン
タ36にプリセットデータをプリセットしてやれば、該
タコパルスカウンタ36では、セルモータの回転に伴っ
て、カウンタ値が減ってくるため、現在の位置が分か
る。
【0091】MPU23では、タコパルスカウンタ36
の値を読みだし、残留パルスが少なくなったら、指示を
出して、セルモータ4にブレーキをかける。このように
して、セルモータ4を目標位置で素早く停止させる(図
9の参照)。
【0092】(フローチャートに基づく、セルドラムス
トップロック制御の説明)・・・図10,11参照 次に、セルドラムストップロック制御(MPU23の制
御)を、図10,11のフローチャートに基づいて説明
する。なお、図10,11の各処理番号は、カッコ内に
示す。
【0093】セルドラム10が回転して、目標位置の近
くにくると、ストップロック制御を行う。この制御で
は、位置ずれ方向を決定し(S21)、位置ずれ量の算
出を行う(S22)。
【0094】次に、MPU23では、位置ずれ量が、前
回と逆か否かを判断し(S23)、もし、逆であれば、
位置ずれ方向がN(任意の整数)回変化したかどうかを
判断する(S24)。これらの判断で、位置ずれ方向が
前回と同じ場合、及び、位置ずれ方向の変化の回数が、
N回未満ならば、上記従来例と同様に制御する。
【0095】すなわち、位置ずれ量が、補正範囲を越え
たかどうかを判断し(S28)、越えていれば、ストッ
プロックエラーとする(S30)。しかし、位置ずれ量
が、補正範囲を越えていなければ、「位置ずれ量−バッ
クラッシュ長」の引き算をおこなって、ヒステリシス幅
を設定する(S29)。
【0096】その後、停止直後がどうかを判断(MPU
内の基準値と比較して判断)し、停止直後ならば、位置
ずれの補正に対するゲインを、1/4にするが、停止直
後でなければ、位置ずれの補正に対するゲインを、+1
にする(S32)。
【0097】このようにして、モータ電流を決定し(S
26)、モータ電流方向を決定する(S27)。上記の
処理(S23,S24)で、位置ずれ方向が前回と逆
で、かつ、位置ずれ方向が、N回変化した場合には、M
PU23は、バックラッシュ内であると判定し、イナー
シャ値Jをモータ単品値に下げる(S25)。そして、
モータ電流を決定し(S26)、モータ電流方向を決定
する(S27)。
【0098】(従来例との比較による動作の説明)・・
・図12参照 図12Aは、モータ電流と、位置ずれ量との関係を示し
た図であり、図12Bは一部拡大図である。図の実線
は、従来例を示し、点線は、実施例を示す。
【0099】図のaはポジションスリットのセンタ位
置、b−c間がヒステリシス幅である。この場合にも、
座標軸上で、b点が−0.45mm、c点が+0.45
mmの位置ずれ量である。そして、d点とe点がバック
ラッシュ領域と判定した点である。
【0100】従来例では、b−c間はモータ電流が0
で、それ以外では、略直線的にモータ電流を変化させて
いる。しかし、この実施例では、b,c点より位置ずれ
量の多いd,e点でバックラッシュ領域と判定し、d−
b間及びe−c間でモータ電流を下げている。
【0101】例えば、d点でバックラッシュ領域と判定
(タコパルス出力の符号が、毎回反転している)したと
すると、このd点で、直ちにモータ電流を下げて、発振
しないようにする。
【0102】
【他の実施例】以上実施例について説明したが、本発明
は次のようにしても実施可能である。 (1) 磁気テープライブラリ装置のセルドラムに限らず、
他の同様な機構の制御にも、適用可能である。
【0103】(2) 図4に示したモータ制御回路は、他の
回路で実現しても良い。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 (1) ギア(歯車)を使用した機構部のバックラッシュ領
域を、モータに直結された2相タコメータの出力パルス
より判断し、バックラッシュ領域にある時は、位置補正
時の補正力(位置ずれ量に比例したモータ電流)の利得
(ゲイン)を低下させている。
【0105】従って、バックラッシュ領域内での発振を
抑えることが出来る。 (2) 機構部上のバラツキ(バックラッシュ量のバラツ
キ)や、ギア歯の磨耗によるバックラッシュ量の増加が
あっても、常に、バックラッシュ領域内での発振現象を
抑えることが出来る。
【0106】(3) バックラッシュ領域内での発振現象を
抑えることが出来るため、高精度で、かつ、迅速な位置
補正制御が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の実施例における磁気テープライブラリ
装置の斜視図である。
【図3】本発明の実施例における磁気テープライブラリ
装置内部の斜視図である。
【図4】本発明の実施例におけるセルモータ制御回路の
ブロック図である。
【図5】本発明の実施例におけるドライブ回路の構成図
である。
【図6】本発明の実施例における各部の説明図である。
【図7】本発明の実施例における各部の説明図である。
【図8】本発明の実施例におけるセルドラム制御の説明
図(その1)である。
【図9】本発明の実施例におけるセルドラム制御の説明
図(その2)である。
【図10】本発明の実施例におけるセルドラムストップ
ロック制御フローチャート(その1)である。
【図11】本発明の実施例におけるセルドラムストップ
ロック制御フローチャート(その2)である。
【図12】本発明の実施例における動作説明図である。
【図13】従来の磁気テープライブラリ装置(内部の平
面図)である。
【図14】従来のセルドラムと、その駆動機構を示した
図である。
【図15】従来例の動作説明図である。
【図16】従来のセルドラムのストップロック制御フロ
ーチャートである。
【符号の説明】
4 セルモータ 10 セルドラム 11 セルポジションスリット 12 フォトセンサ 13,14 ギア(歯車) 15 2相タコメータ 23 MPU 36 タコパルスカウンタ 37 タコパルス周期測定タイマ 38 タコプリセットレジスタ 41 上位コントローラ 42 モータ駆動部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転物体(10)と、 該回転物体(10)の回転機構部(13,14)と、 該回転機構部(13,14)を介して、回転物体(1
    0)を回転駆動するモータ(4)と、 該モータ(4)に直結されたタコメータ(15)の出力
    信号を用いて、該モータの駆動制御を行う制御系とから
    なり、 該制御系によるモータの制御で、上記回転物体(10)
    を目標位置に停止させる際の、回転物体の位置補正(ス
    トップロック)制御方法において、 上記タコメータ(15)の出力信号から、回転機構部
    (13,14)のバックラッシュ領域を検出し、 該バックラッシュ領域内で、上記モータ(4)に対す
    る、位置補正(ストップロック)制御時の補正力の利得
    を低下させることにより、 バックラッシュ領域内での発振状態を抑制することを特
    徴とした回転物体の位置補正制御方法。
  2. 【請求項2】 上記位置補正(ストップロック)制御時
    において、 タコメータ(15)の出力信号から、停止すべき目標位
    置に対する位置ずれ方向を求め、 該位置ずれ方向が、前回と逆になったことを検出し、 かつ、この位置ずれ方向が、所定回数変化したことを検
    出した際、 回転機構部のバックラッシュ領域と判定することを特徴
    とした請求項1記載の回転物体の位置補正制御方法。
  3. 【請求項3】 上記回転機構部のバックラッシュ領域を
    検出した際、 モータ(4)のイナーシャ値を、モータ単品値へ下げる
    ことを特徴とした請求項1、又は2記載の回転物体の位
    置補正制御方法。
  4. 【請求項4】 上記回転物体が、 複数のカートリッジ式記録媒体(9)を保管するセルド
    ラム(10)と、 カートリッジ式記録媒体に対して、記録/再生を行う磁
    気テープ装置(2)と、 カートリッジ式記録媒体の投入及び排出を行うカートリ
    ッジ投入排出機構(6)と、 カートリッジ式記録媒体の運搬を行うアクセッサ(5,
    7)とを具備し、 カートリッジ式記録媒体の装着、取り外し、保管、記録
    再生等を自動的に行う磁気テープライブラリ装置のセル
    ドラム(10)であり、 かつ、上記回転機構部が、セルドラム(10)に結合さ
    れたギア(13,14)であることを特徴とした請求項
    1、又は2、又は3記載の回転物体の位置補正制御方
    法。
JP4130782A 1992-04-28 1992-05-22 回転物体の位置補正制御方法 Pending JPH05325352A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4130782A JPH05325352A (ja) 1992-05-22 1992-05-22 回転物体の位置補正制御方法
US08/052,647 US5432419A (en) 1992-04-28 1993-04-26 Recording medium library system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4130782A JPH05325352A (ja) 1992-05-22 1992-05-22 回転物体の位置補正制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05325352A true JPH05325352A (ja) 1993-12-10

Family

ID=15042551

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4130782A Pending JPH05325352A (ja) 1992-04-28 1992-05-22 回転物体の位置補正制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05325352A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4824732A (en) * 1983-05-11 1989-04-25 Cinpres Limited Process and apparatus for injection moulding and mouldings produced thereby

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4824732A (en) * 1983-05-11 1989-04-25 Cinpres Limited Process and apparatus for injection moulding and mouldings produced thereby

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4851755A (en) Low power stepper motor drive system and method
EP0164256B1 (en) Motor control apparatus for reel-to-reel tape drive system
US4355266A (en) Eddy current servo system for controlling the rotation of disk packs
US5432419A (en) Recording medium library system
JPH05325352A (ja) 回転物体の位置補正制御方法
US4736900A (en) Motor control apparatus for reel-to-reel tape drive system
US5465918A (en) Current supply circuit and control method for supply current in a magnetic tape apparatus
JPH06311772A (ja) モータ制御方式
WO2001054264A1 (fr) Procede de production du chlore
JPH028559B2 (ja)
JP3073104B2 (ja) 移動体駆動装置及び移動体駆動装置の移動体駆動用モータ制御方法
JP2674409B2 (ja) 磁気記録再生装置
EP0497559B1 (en) Servo control devices for video apparatus
JP2810587B2 (ja) 回転体の慣性モーメント検出装置
JP2878901B2 (ja) 直流サーボモータ制御回路
JP2674414B2 (ja) 磁気記録再生装置
JP2906434B2 (ja) 回転制御装置
JP2730335B2 (ja) ライブラリ装置
JPH08167201A (ja) テープ走行速度制御装置
JP3093741B2 (ja) 磁気テープ走行制御方法及び制御装置
JP2597968B2 (ja) 回転ヘツド型ビデオ信号再生装置
JP2827508B2 (ja) モータ制御装置
JPH06205594A (ja) サーボモータの暴走検出方法
JPH0562297A (ja) モータブレーキ制御装置
JPH05199782A (ja) パルス検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980908