JPH05325295A - 光磁気記録方式 - Google Patents
光磁気記録方式Info
- Publication number
- JPH05325295A JPH05325295A JP15730392A JP15730392A JPH05325295A JP H05325295 A JPH05325295 A JP H05325295A JP 15730392 A JP15730392 A JP 15730392A JP 15730392 A JP15730392 A JP 15730392A JP H05325295 A JPH05325295 A JP H05325295A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording
- magneto
- optical
- linear velocity
- information
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 光磁気記録方式のうち磁界変調記録方式にお
いて、大きな記録マージン(記録時の条件の余裕度)を
確保することが可能であり、高密度記録を行った場合に
おいても信頼性の高い記録再生が可能であり、光磁気デ
ィスクの製造不良発生率を低減する。 【構成】 磁界変調記録方式において、光磁気記録媒体
に情報を記録する際の線速度を1.5m/s以上とし、
記録される情報信号を圧縮して時間的な間欠記録により
記録し、記録トラック上には連続信号として記録する。
いて、大きな記録マージン(記録時の条件の余裕度)を
確保することが可能であり、高密度記録を行った場合に
おいても信頼性の高い記録再生が可能であり、光磁気デ
ィスクの製造不良発生率を低減する。 【構成】 磁界変調記録方式において、光磁気記録媒体
に情報を記録する際の線速度を1.5m/s以上とし、
記録される情報信号を圧縮して時間的な間欠記録により
記録し、記録トラック上には連続信号として記録する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気記録方式に関す
るものである。
るものである。
【0002】
【従来の技術】光磁気記録方式は、磁性薄膜を部分的に
キュリー点または温度補償点を越えて昇温し、この部分
の保磁力を消滅させて外部から印加される記録磁界の方
向に磁化の向きを反転することを基本原理とするもの
で、光ファイルシステムやコンピューターの外部記憶装
置、あるいは音響、映像情報の記憶装置等において実用
化されつつある。
キュリー点または温度補償点を越えて昇温し、この部分
の保磁力を消滅させて外部から印加される記録磁界の方
向に磁化の向きを反転することを基本原理とするもの
で、光ファイルシステムやコンピューターの外部記憶装
置、あるいは音響、映像情報の記憶装置等において実用
化されつつある。
【0003】この光磁気記録方式に用いられる光磁気記
録媒体である光磁気ディスクとしては、ポリカーボネイ
ト等からなる透明基板の一主面に、膜面と垂直方向に磁
化容易軸を有し、且つ磁気光学効果の大きな記録磁性層
(例えば希土類─遷移金属合金非晶質薄膜)や反射層,
誘電体層を積層することにより記録部を形成し、さらに
この記録部上に紫外線硬化樹脂等よりなる保護膜を覆う
如く形成したものが知られている。また、この光磁気デ
ィスクには、情報の記録部としてスパイラル状の記録ト
ラックが設けられ、該記録トラック間には溝部が設けら
れており、記録トラック間の干渉を防止している。
録媒体である光磁気ディスクとしては、ポリカーボネイ
ト等からなる透明基板の一主面に、膜面と垂直方向に磁
化容易軸を有し、且つ磁気光学効果の大きな記録磁性層
(例えば希土類─遷移金属合金非晶質薄膜)や反射層,
誘電体層を積層することにより記録部を形成し、さらに
この記録部上に紫外線硬化樹脂等よりなる保護膜を覆う
如く形成したものが知られている。また、この光磁気デ
ィスクには、情報の記録部としてスパイラル状の記録ト
ラックが設けられ、該記録トラック間には溝部が設けら
れており、記録トラック間の干渉を防止している。
【0004】ところで、光磁気記録方式には、大きく分
けて光変調方式と磁界変調方式があるが、このうち磁界
変調方式は、オーバーライト可能であることから注目さ
れており、例えば直径64mm程度の小型光磁気ディス
クの記録方式として採用が検討されている。
けて光変調方式と磁界変調方式があるが、このうち磁界
変調方式は、オーバーライト可能であることから注目さ
れており、例えば直径64mm程度の小型光磁気ディス
クの記録方式として採用が検討されている。
【0005】上記磁界変調記録方式は、印加磁界を高速
で変調することにより磁性薄膜に情報を書き込むもので
あって、前述のような光磁気ディスクに設けられたスパ
イラル状の記録トラックに沿って一定の強さのレーザー
光を連続的に照射して記録磁性層を部分的にキュリー点
または温度補償点を越えて昇温し、この部分の保磁力を
消滅させて情報に応じ印加磁界を反転させて情報の書き
込みを行うものである。
で変調することにより磁性薄膜に情報を書き込むもので
あって、前述のような光磁気ディスクに設けられたスパ
イラル状の記録トラックに沿って一定の強さのレーザー
光を連続的に照射して記録磁性層を部分的にキュリー点
または温度補償点を越えて昇温し、この部分の保磁力を
消滅させて情報に応じ印加磁界を反転させて情報の書き
込みを行うものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年では上記光
磁気記録方式においても高密度記録が望まれており、磁
界変調記録方式においては、記録線速度を低速とし、光
磁気ディスクの記録トラック上の無記録部分を最小限と
することにより高密度記録を達成している。
磁気記録方式においても高密度記録が望まれており、磁
界変調記録方式においては、記録線速度を低速とし、光
磁気ディスクの記録トラック上の無記録部分を最小限と
することにより高密度記録を達成している。
【0007】ところが、磁界変調記録方式において記録
線速度を低速とすると、記録時の室温等の環境条件及び
光磁気ディスクの組成等の製造条件が厳しく制限される
こととなる。上述のような磁界変調記録方式において
は、記録トラックに沿ってレーザー光を連続的に照射し
て記録磁性層を昇温し、情報に応じて印加磁界を反転さ
せて情報の記録を行うため、記録線速度を低速とすると
レーザー光の移動も低速で行われることとなり、いわゆ
る記録マージン(記録時の条件の余裕度)が狭くなると
いう不都合が生ずる。
線速度を低速とすると、記録時の室温等の環境条件及び
光磁気ディスクの組成等の製造条件が厳しく制限される
こととなる。上述のような磁界変調記録方式において
は、記録トラックに沿ってレーザー光を連続的に照射し
て記録磁性層を昇温し、情報に応じて印加磁界を反転さ
せて情報の記録を行うため、記録線速度を低速とすると
レーザー光の移動も低速で行われることとなり、いわゆ
る記録マージン(記録時の条件の余裕度)が狭くなると
いう不都合が生ずる。
【0008】すなわち、1つの記録ピットにレーザー光
が照射される時間が長くなると、記録磁性層の温度プロ
ファイルは非常になだらかなものとなる。この時、照射
されるレーザ光の強さを一定とすると、記録磁性層の温
度は記録時の室温や光磁気ディスクの汚れ等の環境条件
に左右され、例えば記録時の室温の差によって記録磁性
層のキュリー温度または温度補償点以上の温度となる領
域が大きく変化してしまうこととなり、記録される領域
(記録ピットの大きさ)が大きく変化し、安定した記録
を行うことができない。よって、環境条件による記録マ
ージンは非常に狭いものとなってしまう。
が照射される時間が長くなると、記録磁性層の温度プロ
ファイルは非常になだらかなものとなる。この時、照射
されるレーザ光の強さを一定とすると、記録磁性層の温
度は記録時の室温や光磁気ディスクの汚れ等の環境条件
に左右され、例えば記録時の室温の差によって記録磁性
層のキュリー温度または温度補償点以上の温度となる領
域が大きく変化してしまうこととなり、記録される領域
(記録ピットの大きさ)が大きく変化し、安定した記録
を行うことができない。よって、環境条件による記録マ
ージンは非常に狭いものとなってしまう。
【0009】また、前記記録マージンは光磁気ディスク
を製造する際の組成の差等によっても製造された光磁気
ディスク間で多少の差が生じるが、前述のように記録マ
ージンが狭いと安定した記録状態を確保するためには、
かなりの不良品を発生させることになる。
を製造する際の組成の差等によっても製造された光磁気
ディスク間で多少の差が生じるが、前述のように記録マ
ージンが狭いと安定した記録状態を確保するためには、
かなりの不良品を発生させることになる。
【0010】以上のように、磁界変調記録方式において
記録線速度を低速とすると、その温度プロファイルが非
常になだらかなものとなることから、記録マージンが狭
くなり、記録時の室温等の環境条件及び光磁気ディスク
の組成等の製造条件が厳しく制限されることとなり、記
録時あるいは製造時に不良品を大量に発生させることと
にもなる。
記録線速度を低速とすると、その温度プロファイルが非
常になだらかなものとなることから、記録マージンが狭
くなり、記録時の室温等の環境条件及び光磁気ディスク
の組成等の製造条件が厳しく制限されることとなり、記
録時あるいは製造時に不良品を大量に発生させることと
にもなる。
【0011】そこで本発明は、大きな記録マージンを確
保することが可能な光磁気記録方式を提供することを目
的とし、高密度記録を行った場合にも信頼性の高い記録
再生が可能で光磁気ディスクの製造不良発生率も低減し
得る光磁気記録方式を提供することを目的とする。
保することが可能な光磁気記録方式を提供することを目
的とし、高密度記録を行った場合にも信頼性の高い記録
再生が可能で光磁気ディスクの製造不良発生率も低減し
得る光磁気記録方式を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明者等は鋭意検討を重ねた結果、磁界変調記録
方式において記録線速度を高速にすることによって、光
磁気ディスクへのレーザー光の温度プロファイルがシャ
ープなものとなるため、大きな記録マージンを確保する
ことが可能であるという知見を得た。
めに本発明者等は鋭意検討を重ねた結果、磁界変調記録
方式において記録線速度を高速にすることによって、光
磁気ディスクへのレーザー光の温度プロファイルがシャ
ープなものとなるため、大きな記録マージンを確保する
ことが可能であるという知見を得た。
【0013】すまわち、本発明の光磁気記録方式は、磁
界変調記録方式において、光磁気記録媒体に情報を記録
する際の記録線速度が、1.5m/s以上であることを
特徴とするものである。
界変調記録方式において、光磁気記録媒体に情報を記録
する際の記録線速度が、1.5m/s以上であることを
特徴とするものである。
【0014】また、記録線速度を高速とした場合、リア
ルタイムで記録を行うと、記録線速度を低速とした場合
と比較して記録時間が短かくなってしまう。そこで本発
明者等は、情報信号を圧縮することにより上記問題を解
決できるとの知見を見出した。
ルタイムで記録を行うと、記録線速度を低速とした場合
と比較して記録時間が短かくなってしまう。そこで本発
明者等は、情報信号を圧縮することにより上記問題を解
決できるとの知見を見出した。
【0015】すなわち、磁界変調記録方式において、光
磁気記録媒体に情報を記録する際の記録線速度を1.5
m/s以上とし、光磁気記録媒体に情報を記録する際、
圧縮された情報信号を時間的な間欠記録により記録し、
記録トラック上には連続信号として記録することを特徴
とするものである。
磁気記録媒体に情報を記録する際の記録線速度を1.5
m/s以上とし、光磁気記録媒体に情報を記録する際、
圧縮された情報信号を時間的な間欠記録により記録し、
記録トラック上には連続信号として記録することを特徴
とするものである。
【0016】
【作用】光磁気記録方式のうち、磁界変調記録方式にお
いては、高密度記録を達成するために記録線速度を低速
としている。ところが、光磁気ディスクの記録磁性層の
温度プロファイルが非常になだらかなものとなるため、
記録マージンが狭くなるという不都合が生じている。
いては、高密度記録を達成するために記録線速度を低速
としている。ところが、光磁気ディスクの記録磁性層の
温度プロファイルが非常になだらかなものとなるため、
記録マージンが狭くなるという不都合が生じている。
【0017】また、記録マージンが狭くなることから、
室温等の環境条件及び光磁気ディスクの組成等の製造条
件が厳しく制限されることとなり、記録時あるいは製造
時に不良品を大量に発生させることにもなる。
室温等の環境条件及び光磁気ディスクの組成等の製造条
件が厳しく制限されることとなり、記録時あるいは製造
時に不良品を大量に発生させることにもなる。
【0018】本発明の光磁気記録方式においては、磁界
変調記録方式において、光磁気記録媒体に情報を記録す
る際の記録線速度が、1.5m/s以上であるため、光
磁気ディスクへのレーザー光の温度プロファイルがシャ
ープなものとなり、大きな記録マージンを確保できるた
め、記録時の室温等の環境条件にあまり左右されること
なく、安定した記録を行うことが可能であり、記録時の
室温等の環境条件及び光磁気ディスクの組成等の製造条
件の適性範囲が拡大される。
変調記録方式において、光磁気記録媒体に情報を記録す
る際の記録線速度が、1.5m/s以上であるため、光
磁気ディスクへのレーザー光の温度プロファイルがシャ
ープなものとなり、大きな記録マージンを確保できるた
め、記録時の室温等の環境条件にあまり左右されること
なく、安定した記録を行うことが可能であり、記録時の
室温等の環境条件及び光磁気ディスクの組成等の製造条
件の適性範囲が拡大される。
【0019】また、記録線速度を高速とした場合、リア
ルタイムで記録を行うと、記録線速度を低速とした場合
と比較して記録時間が短かくなってしまうが、本発明の
光磁気記録方式においては、磁界変調記録方式におい
て、光磁気記録媒体に情報を記録する際の記録線速度を
1.5m/s以上とし、光磁気記録媒体に情報を記録す
る際、圧縮された情報信号を時間的な間欠記録により連
続信号として記録するため、光磁気ディスクへのレーザ
ー光の温度プロファイルがシャープなものとなり、大き
な記録マージンを確保できるため、記録時の室温等の環
境条件にあまり左右されることなく、安定した記録を行
うことが可能であり、記録時の室温等の環境条件及び光
磁気ディスクの組成等の製造条件の適性範囲が拡大さ
れ、記録時間が短縮されることもない。
ルタイムで記録を行うと、記録線速度を低速とした場合
と比較して記録時間が短かくなってしまうが、本発明の
光磁気記録方式においては、磁界変調記録方式におい
て、光磁気記録媒体に情報を記録する際の記録線速度を
1.5m/s以上とし、光磁気記録媒体に情報を記録す
る際、圧縮された情報信号を時間的な間欠記録により連
続信号として記録するため、光磁気ディスクへのレーザ
ー光の温度プロファイルがシャープなものとなり、大き
な記録マージンを確保できるため、記録時の室温等の環
境条件にあまり左右されることなく、安定した記録を行
うことが可能であり、記録時の室温等の環境条件及び光
磁気ディスクの組成等の製造条件の適性範囲が拡大さ
れ、記録時間が短縮されることもない。
【0020】
【実施例】以下、本発明を適用した具体的な実施例につ
いて、実験例に基づいて説明する。実験例 1 本実験例においては、磁界変調記録方式において、情報
の記録線速度を変化させ、それぞれの記録線速度におけ
るレーザー光の光磁気ディスクの記録磁性層に対する温
度プロファイルの測定を行った。結果を図1に示す。図
1中●で示されるデータは、情報の記録線速度が2.0
m/sの場合を示し、図1中○で示されるデータは、情
報の記録線速度が0.8m/sの場合を示す。図1に示
されるように、情報の記録線速度が速い方が温度プロフ
ァイルがシャープとなることが確認された。特に図中T
で示されるキュリー点前後の温度領域においては、記録
線速度が速い方が記録線速度の遅い方と比較して温度プ
ロファイルがかなりシャープであり、大きな記録マージ
ンを確保できるため、記録時の室温等の環境条件に左右
されることなく安定した記録を行うことが可能であるこ
とが確認された。
いて、実験例に基づいて説明する。実験例 1 本実験例においては、磁界変調記録方式において、情報
の記録線速度を変化させ、それぞれの記録線速度におけ
るレーザー光の光磁気ディスクの記録磁性層に対する温
度プロファイルの測定を行った。結果を図1に示す。図
1中●で示されるデータは、情報の記録線速度が2.0
m/sの場合を示し、図1中○で示されるデータは、情
報の記録線速度が0.8m/sの場合を示す。図1に示
されるように、情報の記録線速度が速い方が温度プロフ
ァイルがシャープとなることが確認された。特に図中T
で示されるキュリー点前後の温度領域においては、記録
線速度が速い方が記録線速度の遅い方と比較して温度プ
ロファイルがかなりシャープであり、大きな記録マージ
ンを確保できるため、記録時の室温等の環境条件に左右
されることなく安定した記録を行うことが可能であるこ
とが確認された。
【0021】実験例 2 本実験例においては、本発明の光磁気記録方式を適用し
た光磁気記録システムの実施例とこれを用いて記録を行
った光磁気ディスクのノイズ特性について述べる。
た光磁気記録システムの実施例とこれを用いて記録を行
った光磁気ディスクのノイズ特性について述べる。
【0022】先ず、本発明の光磁気記録方式を適用した
光磁気記録システムの実施例の構成について述べる。図
2に該光磁気記録システムの構成を示す。デジタルオー
ディオ等のデジタル信号等の連続した(または間欠的
な)信号を数秒間のデータを蓄積できるRAMであるバ
ッファメモリ1にt秒間蓄積する。この時、磁界変調オ
ーバライト用である光磁気ディスクドライブ2は記録が
予定されている記録トラックにおいて回転待ちをしてい
る。次に、バッファメモリ1から光磁気ディスクドライ
ブ2に上記のt秒間のデジタル記録信号をt/a秒間
(a>1)で送り、このt/a秒間のデータをa・vの
記録線速度でリアルタイムに光磁気ディスクに記録す
る。(ただし、vはt秒間のデータをバッファメモリを
介さずに記録再生を行う際の記録線速度を示す。)デジ
タル記録信号の読み出しは、再生線速度vで読み出して
バッファメモリ3を介さずにデジタル再生信号として出
力する、若しくは再生線速度a・vで読み出してバッフ
ァメモリ3を介して連続したデジタル再生信号として出
力する等の手法により行えば良い。
光磁気記録システムの実施例の構成について述べる。図
2に該光磁気記録システムの構成を示す。デジタルオー
ディオ等のデジタル信号等の連続した(または間欠的
な)信号を数秒間のデータを蓄積できるRAMであるバ
ッファメモリ1にt秒間蓄積する。この時、磁界変調オ
ーバライト用である光磁気ディスクドライブ2は記録が
予定されている記録トラックにおいて回転待ちをしてい
る。次に、バッファメモリ1から光磁気ディスクドライ
ブ2に上記のt秒間のデジタル記録信号をt/a秒間
(a>1)で送り、このt/a秒間のデータをa・vの
記録線速度でリアルタイムに光磁気ディスクに記録す
る。(ただし、vはt秒間のデータをバッファメモリを
介さずに記録再生を行う際の記録線速度を示す。)デジ
タル記録信号の読み出しは、再生線速度vで読み出して
バッファメモリ3を介さずにデジタル再生信号として出
力する、若しくは再生線速度a・vで読み出してバッフ
ァメモリ3を介して連続したデジタル再生信号として出
力する等の手法により行えば良い。
【0023】そこで、上述の光磁気記録システムによっ
て、記録線速度を変化させて光磁気ディスクに情報の記
録を行い、これらの光磁気ディスクのCN比の測定を行
った。この時、用いられる光磁気ディスクの記録ビット
長及び再生線速度は一定とする。結果を図3に示す。図
3の結果より、記録速度が1.5以上の時、CN比の向
上が顕著であり、記録速度が1.5以上である時、大き
な記録マージンを確保することができ、記録時の室温等
の環境条件に左右されることなく、安定した記録が行え
ることが確認された。
て、記録線速度を変化させて光磁気ディスクに情報の記
録を行い、これらの光磁気ディスクのCN比の測定を行
った。この時、用いられる光磁気ディスクの記録ビット
長及び再生線速度は一定とする。結果を図3に示す。図
3の結果より、記録速度が1.5以上の時、CN比の向
上が顕著であり、記録速度が1.5以上である時、大き
な記録マージンを確保することができ、記録時の室温等
の環境条件に左右されることなく、安定した記録が行え
ることが確認された。
【0024】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の光磁気記録方式においては、磁界変調記録方式にお
いて、光磁気記録媒体に情報を記録する際の記録線速度
が、1.5m/s以上であるため、光磁気ディスクへの
レーザー光の温度プロファイルがシャープなものとなる
ため、大きな記録マージンを確保することができ、記録
時の室温等の環境条件にあまり左右されることなく、安
定した記録を行うことが可能であり、高密度記録を行っ
た場合にも信頼性の高い記録再生が可能となる。
明の光磁気記録方式においては、磁界変調記録方式にお
いて、光磁気記録媒体に情報を記録する際の記録線速度
が、1.5m/s以上であるため、光磁気ディスクへの
レーザー光の温度プロファイルがシャープなものとなる
ため、大きな記録マージンを確保することができ、記録
時の室温等の環境条件にあまり左右されることなく、安
定した記録を行うことが可能であり、高密度記録を行っ
た場合にも信頼性の高い記録再生が可能となる。
【0025】また、高速で記録を行う場合、リアルタイ
ムで記録を行うと、低速で記録する場合と比較して記録
時間が短かくなってしまうが、本発明の光磁気記録方式
においては、磁界変調記録方式において、光磁気記録媒
体に情報を記録する際の記録線速度を1.5m/s以上
とし、光磁気記録媒体に情報を記録する際、圧縮された
情報信号を時間的な間欠記録により連続信号として記録
するため、光磁気ディスクへのレーザー光の温度プロフ
ァイルがシャープなものとなるため、大きな記録マージ
ンを確保することができ、記録時の室温等の環境条件に
あまり左右されることなく、安定した記録を行うことが
可能であり、高密度記録を行った場合にも信頼性の高い
記録再生が可能であり、記録時間が短縮されることもな
い。
ムで記録を行うと、低速で記録する場合と比較して記録
時間が短かくなってしまうが、本発明の光磁気記録方式
においては、磁界変調記録方式において、光磁気記録媒
体に情報を記録する際の記録線速度を1.5m/s以上
とし、光磁気記録媒体に情報を記録する際、圧縮された
情報信号を時間的な間欠記録により連続信号として記録
するため、光磁気ディスクへのレーザー光の温度プロフ
ァイルがシャープなものとなるため、大きな記録マージ
ンを確保することができ、記録時の室温等の環境条件に
あまり左右されることなく、安定した記録を行うことが
可能であり、高密度記録を行った場合にも信頼性の高い
記録再生が可能であり、記録時間が短縮されることもな
い。
【0026】さらには、本発明の光磁気記録方式は低コ
ストで実現することがき、大きな記録マージンを確保で
きるため、本発明の実施により記録時室温等の環境条件
及び光磁気ディスクの組成等の製造条件の適性範囲を拡
大することが可能であり、製造不良発生率を低減し、か
つ安価な光磁気ディスクを製造することを可能とし、生
産性を向上させ、その工業的価値は非常に高い。
ストで実現することがき、大きな記録マージンを確保で
きるため、本発明の実施により記録時室温等の環境条件
及び光磁気ディスクの組成等の製造条件の適性範囲を拡
大することが可能であり、製造不良発生率を低減し、か
つ安価な光磁気ディスクを製造することを可能とし、生
産性を向上させ、その工業的価値は非常に高い。
【図1】情報の記録線速度と各記録線速度におけるレー
ザー光の光磁気ディスクの記録磁性層に対する温度プロ
ファイルの関係を示す図である。
ザー光の光磁気ディスクの記録磁性層に対する温度プロ
ファイルの関係を示す図である。
【図2】本発明の光磁気記録方式を適用した光磁気記録
システムの構成を示す模式図でる。
システムの構成を示す模式図でる。
【図3】情報の記録線速度と記録された光磁気ディスク
のCN比の関係を示す図である。
のCN比の関係を示す図である。
1・・・バッファメモリ 2・・・光磁気ディスクドライブ 3・・・バッファメモリ
Claims (2)
- 【請求項1】 磁界変調記録方式において、光磁気記録
媒体に情報を記録する際の記録線速度が、1.5m/s
以上であることを特徴とする光磁気記録方式。 - 【請求項2】 光磁気記録媒体に情報を記録する際、圧
縮された情報信号を時間的な間欠記録により記録し、記
録トラック上には連続信号として記録することを特徴と
する請求項1記載の光磁気記録方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15730392A JPH05325295A (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 光磁気記録方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15730392A JPH05325295A (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 光磁気記録方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05325295A true JPH05325295A (ja) | 1993-12-10 |
Family
ID=15646719
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15730392A Pending JPH05325295A (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 光磁気記録方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05325295A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5590099A (en) * | 1994-12-19 | 1996-12-31 | Tdk Corporation | Magneto-optical recording method and method for making information-carrying magneto-optical recording medium |
-
1992
- 1992-05-26 JP JP15730392A patent/JPH05325295A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5590099A (en) * | 1994-12-19 | 1996-12-31 | Tdk Corporation | Magneto-optical recording method and method for making information-carrying magneto-optical recording medium |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100457204B1 (ko) | 광 디스크 및 광 기록 재생 장치 | |
JPH0444333B2 (ja) | ||
JPS62110644A (ja) | 光磁気デイスクの記録方式 | |
JPS6260147A (ja) | 光磁気デイスク | |
JPH05325295A (ja) | 光磁気記録方式 | |
JPS61260439A (ja) | 光学的情報記録装置 | |
JPS5857646A (ja) | 垂直磁気記録・再生方法 | |
JPS60217541A (ja) | 光デイスク | |
JPH0263261B2 (ja) | ||
JP3186217B2 (ja) | 光磁気記録媒体および該媒体を用いた記録および再生方法 | |
JPS60121575A (ja) | 光学的情報記録再生装置 | |
US5535180A (en) | Magneto-optical tape recording and reading-out method involving running tape in front of at least a single pole of a magnet to initialize or erase information | |
JPS61214265A (ja) | 光磁気記録消去方法 | |
JP3128095B2 (ja) | 記録再生方法 | |
JPS5938951A (ja) | 光学磁気記録再生装置 | |
JPH0714170A (ja) | 光ディスク装置 | |
JPS63148445A (ja) | 光磁気デイスク | |
JPH06180876A (ja) | 磁界変調オーバライト型光磁気記録媒体の製法 | |
JP2607476B2 (ja) | 光磁気記録方法 | |
JPH04298816A (ja) | セクタサーボ型磁気記録再生装置 | |
JP2565884B2 (ja) | 磁気光学記憶素子 | |
JPS61273762A (ja) | 光磁気デイスク | |
JPS61287059A (ja) | 光デイスク | |
JPH05210891A (ja) | 光記録媒体及びそれを用いた記録方法 | |
JPH05250755A (ja) | 光記録媒体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030225 |