JPH05325205A - 光ディスク装置の制御モード切換判定装置 - Google Patents

光ディスク装置の制御モード切換判定装置

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JPH05325205A
JPH05325205A JP4130763A JP13076392A JPH05325205A JP H05325205 A JPH05325205 A JP H05325205A JP 4130763 A JP4130763 A JP 4130763A JP 13076392 A JP13076392 A JP 13076392A JP H05325205 A JPH05325205 A JP H05325205A
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JP
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reflected light
track
light intensity
signal
light beam
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JP4130763A
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English (en)
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Junichi Nakano
淳一 中野
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な回路構成により、速度制御モードから
トラッキング制御モードへの切り換えのタイミング信号
を得る。 【構成】 サンプルサーボ方式の光ディスク21を用い
る光ディスク装置において、反射光強度信号検出回路2
3で光ディスク21からの光ビームの反射光強度を検出
し、ウォブルドピットでの反射光強度信号のレベルと、
クロックピットでの反射光強度信号のレベルとをそれぞ
れサンプリング/記憶回路27に記憶する。モード切り
換え判定回路29は、各々のピットでの反射光強度信号
のレベルを比較し、光ビームのスポット位置がモード切
り換え可能な位置であるか否かを判断してオントラック
信号を出力する。これを基に、制御回路33は、目標ト
ラック直前の位置でモード切換指示信号を出力して速度
制御モードからトラッキング制御モードへ切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク装置での光
ピックアップの制御における制御モード切換判定装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置での光ピックアップの制
御としては、光ビームを情報トラックに追従させるトラ
ッキング制御と、光ビームを所望の情報トラックへと移
動させるシーク制御とが行われている。
【0003】シーク制御は、まずトラッキング制御をオ
フとした後、目標トラックへの残トラック数に応じて決
められる目標速度と速度検出装置により検出される光ビ
ームの速度とが一致するようにピックアップを速度制御
し、目標トラックの直前で再び制御をトラッキング制御
へと切り換えることにより行われる。
【0004】この切り換えのタイミングは、目標トラッ
クの中央で行うのが理論的には最適であるとされている
が、切り換えが遅れてトラック中央を行き過ぎた場合に
は目標トラックへの引き込み特性が急激に低下する。そ
こで、タイミングのずれがあっても安定なトラック引き
込みが行えるように、目標トラックの少し手前で速度制
御のモードからトラッキング制御のモードへと切り換え
るのが一般的である。“光ディスク装置におけるトラッ
キング引き込み条件及び方式”(テレビジョン学会誌 V
ol.44,No10(1990))では、目標トラックの0〜1/8ト
ラック手前の位置においてトラッキングサーボをオンと
する引き込み可能な速度が最大となる、というシミュレ
ーション結果が報告されている。
【0005】ところで、光ディスクのフォーマットのひ
とつに、サンプルサーボ方式と呼ばれるものがある。こ
れは、トラックの中心にタイミング検出用のクロックピ
ットを設け、さらにトラック中心から半径方向へ各々約
1/4トラックピッチだけずれた位置にウォブルドピッ
トと呼ばれるピットを設けたサーボ領域を、ディスク全
周にわたって間欠的に設けたものである。このサンプル
サーボ方式では、ウォブルドピットがあらわれるタイミ
ングでディスクからの反射光の強度をサンプリングし、
一方に変位したウォブルドピットでのサンプル値から他
方に変位したウォブルドピットでのサンプル値を減じる
ことによって光ビームのトラック中心からの変位の検出
が行われる。
【0006】特開平3−192526号公報には、前記
サンプルサーボ方式を用いた光ディスク装置において、
クロックピットでの反射光強度信号から相対位置信号を
求め、目標トラック直前で相対位置信号がその振幅の1
/2になったときに速度制御からトラッキング制御へと
移行する、という技術が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
特開平3−192526号公報の装置では、切り換えタ
イミングの決定に用いられる相対位置信号はクロックピ
ットでの反射光強度信号を基に求めたものである。この
反射光強度信号は絶対に負の値にはならずに必ずオフセ
ットをもっているため、相対位置信号の振幅の1/2の
点を求める際にゼロクロス検出を用いることはできず、
最大値と最小値とをサンプリングし、その中間値を求め
て比較を行わなければならない。この値は、たとえばデ
ィスクの内周と外周で違うなど変化しやすいものである
ので、常にこの演算を行わなければならず、回路構成及
びモード切り換えにおける処理が複雑になるという欠点
がある。
【0008】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
もので、簡単な回路構成により、速度制御モードからト
ラッキング制御モードへの切り換えのタイミング信号を
得ることが可能な光ディスク装置の制御モード切換判定
装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による光ディスク
装置の制御モード切換判定装置は、情報トラック上に間
欠的にサーボ領域が設けられ、前記サーボ領域内には前
記情報トラック中心上に設けられたクロックピットと前
記情報トラック中心に対して半径方向左右に変位したウ
ォブルドピットとが形成されているサンプルサーボ方式
の光ディスクに対して光ビームを照射し情報の記録再生
を行い、前記情報トラックと前記光ビームとの相対速度
により前記光ビームの移動制御を行う速度制御モード
と、前記情報トラックと前記光ビームとの相対的な位置
ずれにより前記光ビームの位置制御を行うトラッキング
制御モードとを切り換えて前記光ビームの制御を行う光
ビーム制御手段を有する光ディスク装置において、前記
光ディスクからの前記光ビームの反射光強度を検出する
反射光強度信号検出手段と、前記ウォブルドピットでの
反射光強度信号のレベルをサンプリングし記憶する第1
の記憶手段と、前記クロックピットでの反射光強度信号
のレベルをサンプリングし記憶する第2の記憶手段と、
前記第1の記憶手段の出力と前記第2の記憶手段の出力
とを比較する比較手段と、前記比較手段での比較結果に
基づいて前記光ビーム制御手段の制御モードの切り換え
のタイミングを判定するモード切り換え判定手段とを備
えたものである。
【0010】
【作用】反射光強度信号検出手段により光ディスクから
の光ビームの反射光強度を検出し、ウォブルドピットで
の反射光強度信号のレベルと、クロックピットでの反射
光強度信号のレベルとをサンプリングしてそれぞれ第1
の記憶手段,第2の記憶手段に記憶する。そして、比較
手段で前記第1の記憶手段の出力と前記第2の記憶手段
の出力とを比較し、この比較結果に基づいて、モード切
り換え判定手段は、光ビーム制御手段における速度制御
モードとトラッキング制御モードとの切り換えのタイミ
ングを判定する。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図7は本発明の一実施例に係り、図1
は制御モード切換判定装置を含む光ディスク装置の特に
トラッキング/シーク制御に係る部分のブロック図、図
2はモード切換判定回路及びその周辺回路の構成を示す
ブロック図、図3はサンプルサーボ方式の光ディスクに
おけるサーボ領域の一例を示す説明図、図4はトラック
中央から±1/2トラックの範囲における各ピットでの
反射光強度のおよその値を示す図、図5はディスクの外
周側からシークを行った場合の本実施例の動作を示すタ
イミングチャート、図6は図5におけるA点,B点,C
点での反射光強度信号を示す波形図、図7はモード切換
判定回路の他の構成例を示すブロック図である。
【0012】まず、図3を参照してサンプルサーボ方式
の光ディスクのサーボ領域について説明する。この図に
おいて上方がディスクの外周側に相当している。
【0013】図3において、符号11は、トラック中央
を表しており、トラック中央11に位置して、シーク中
にリードすることによって速度検出及びトラックカウン
トを行うためのアクセスコード12が配置されている。
このアクセスコード12は、例えば6ビットのうち2ビ
ットが1になるグレイコードとなっている。一般には、
2トラックごとにパターンが変わり、16トラックでも
とのパターンに戻る繰り返しのパターンになっている。
【0014】また、トラック中央11に位置してクロッ
クピット13が設けられ、クロックピット13を基準に
して回路の同期が確立されるようになっている。このク
ロックピット13の前後には、トラッキングエラー検出
のためのウォブルドピット14及び15が配置されてい
る。ウォブルドピット14及び15は、それぞれディス
クの内周および外周におよそ1/4トラックピッチだけ
変位して設けられている。
【0015】このような構成で、光ビームのスポットが
各々のウォブルドピットを通過する際に反射光の強度信
号をサンプリングし、その差をとることによりスポット
のトラック中央からのずれ量を知ることができる。以下
では便宜上、14をウォブルドピットA、15をウォブ
ルドピットBと呼ぶことにする。サンプルサーボ方式の
光ディスクでは、このようなサーボ領域が間欠的に、デ
ィスク全周にわたって1周あたり1500〜2000ヶ所程度設
けられている。
【0016】次に、前述のようなサンプルサーボ方式の
光ディスクに対して情報の記録再生を行う光ディスク装
置の構成を説明する。図1は制御モード切換判定装置を
含むトラッキング/シーク制御に係る部分の構成を示し
ている。なお、ここではレーザの制御、フォーカシング
制御、リードライト等に係る部分は省略している。
【0017】光ディスク21からの反射光の強度を検出
する反射光強度信号検出回路23が設けられ、ピックア
ップ(P.U.)22より出射したレーザ光は光ディス
ク21で反射され、その反射光の強度が反射光強度信号
検出回路23により検出されて反射光強度信号として出
力されるようになっている。反射光強度信号検出回路2
3には、波形整形回路24,クロックピット抽出回路2
5が順に接続されており、波形整形回路24で前記反射
光強度信号が二値化され、クロックピット抽出回路25
により光ディスク21上のクロックピット13に相当す
る信号が取り出されるようになっている。クロックピッ
ト抽出回路25の出力信号はタイミング信号発生回路2
6へ送出されるようになっており、タイミング信号発生
回路26でPLLにより逓倍されてチャネルクロックが
生成され、また同時に各種のタイミング信号が生成され
る。このクロックや各種タイミング信号は他の回路へと
分配されるが、ここでは詳細の説明は省略する。
【0018】また、反射光強度信号検出回路23により
検出された反射光強度信号は、サンプリング/記憶回路
27へも送出されるようになっており、ここでタイミン
グ信号発生回路26からのタイミング信号にしたがって
検出された反射光強度信号がサンプリングされ、記憶さ
れるようになっている。サンプリング/記憶回路27の
出力端には、トラッキングエラー信号発生回路28、及
びモード切換判定回路29が接続されており、サンプリ
ングされた反射光強度信号がそれぞれの回路へ入力され
るようになっている。トラッキングエラー信号発生回路
28では、ウォブルドピットA14でサンプリングされ
た反射光強度信号からウォブルドピットB15でサンプ
リングされた反射光強度信号を減じることにより、トラ
ッキングエラー信号が生成され、またモード切換判定回
路29では、クロックピット13と、ウォブルドピット
A14あるいはウォブルドピットB15とでサンプリン
グされた反射光強度信号より、速度制御モードからトラ
ッキング制御モードへのモード切り換えが可能な場所に
光ビームのスポットがあることを示す信号である、オン
トラック検出信号が生成されるようになっている。
【0019】また、波形整形回路24により二値化され
た信号は、アクセスコード復号回路30へも送られるよ
うになっており、アクセスコード復号回路30によって
光ディスク21上のアクセスコード12のデコードが行
われるようになっている。前記トラッキングエラー信号
発生回路28からのトラッキングエラー信号、及び前記
アクセスコード復号回路30からのデコード出力は、そ
れぞれ速度検出回路31及びトラックカウント回路32
に入力され、いずれかの信号を基に速度検出、及びトラ
ックカウントが行われるようになっている。すなわち、
高速移動時にはアクセスコード復号回路30によるデコ
ード結果をもとにして、低速移動時には前記トラッキン
グエラー信号のゼロクロスの検出をもとにして速度検出
回路31によりシーク中の速度の検出が行われ、一方、
アクセスコード復号回路30のデコード結果をもとにし
て、トラックカウント回路32により光ビームが横切っ
たトラック数のカウントが行われるようになっている。
【0020】前記トラッキングエラー信号,オントラッ
ク検出信号,光ビームとトラックとの相対速度値,トラ
ックカウント値は、制御回路33へ供給されるようにな
っており、これらの信号を基にピックアップ22の制御
が行われる。すなわち、制御回路33は、図示しない上
位のコントローラからの指示及びモード切換判定回路2
9の出力により制御のモードを決定し、トラッキングエ
ラー信号、あるいは速度検出信号及びトラックカウント
値に基づいて、ピックアップ22をトラッキング方向に
駆動する駆動信号を生成するようになっている。
【0021】前記モード切換判定回路29及びその周辺
回路は、例えば図2に示すように構成されている。
【0022】サンプリング/記憶回路27には、A/D
コンバータ41、及びラッチWA42,WB43,CP
44が設けられており、反射光強度信号検出回路23に
より検出された反射光強度信号がA/Dコンバータ41
でA/D変換された後、ウォブルドピットA、クロック
ピット、ウォブルドピットBの各ピットでのサンプル値
がそれぞれラッチWA42,WB43,CP44に記憶
されるようになっている。このとき、ラッチ42〜44
にはタイミング信号発生回路26からのタイミング信号
が供給されており、各ピットでのサンプル値がウォブル
ドピットA、クロックピット、ウォブルドピットBに相
当するタイミング信号にしたがってラッチWA42,W
B43,CP44に記憶される。なお、A/Dコンバー
タ41やラッチ42〜44は、もともとトラッキングエ
ラー信号生成のために用意されているものを流用すれば
良い。
【0023】前記ラッチ42〜44に記憶された反射光
強度信号のサンプル値は、モード切換判定回路29に送
られるようになっている。モード切換判定回路29に
は、データセレクタ45及びコンパレータ46が設けら
れており、ラッチWA42,WB43の出力はデータセ
レクタ45を介してコンパレータ46の一方の入力端
へ、ラッチCP44の出力はコンパレータ46の他方の
入力端へ供給されるようになっている。データセレクタ
45には、外部のコントローラ(図示せず)からシーク
の方向を指示する方向指示信号が与えられており、この
方向指示信号にしたがってラッチWA42あるいはラッ
チWB43のどちらか一方を選択し、コンパレータ46
へ出力するようになっている。コンパレータ46では、
選択された一方のウォブルドピットに相当するタイミン
グの反射光強度のラッチ出力と、クロックピットに相当
するタイミングの反射光強度のラッチ出力とが比較さ
れ、その比較結果がオントラック検出信号として出力さ
れるようになっている。
【0024】前記モード切換判定回路29の出力のオン
トラック検出信号は、制御回路33へ送出されるように
なっている。なお、制御回路33には図2に示している
以外にも図1に示したように多くの信号が入力されてい
るが、図2では説明に必要な信号だけを示している。制
御回路33にはDフリップフロップ49が設けられてお
り、クロック入力には前記オントラック検出信号が入力
されるようになっている。また、残トラックゼロ信号
(次のトラックが目標トラックであることを示す信号)
を生成する残トラックゼロ検出回路47、及びインバー
タ48が設けられており、この残トラックゼロ信号の反
転信号がDフリップフロップ49のリセット(クリア)
入力に入力されるようになっている。すなわち、残トラ
ックゼロ検出回路47はトラックカウント回路32から
のトラックカウント値より残トラックゼロ信号を生成
し、これをインバータ48で反転してリセット入力に入
力するようになっている。これにより、残トラックゼロ
信号がローレベル(“L”)、すなわち次のトラックが
目標トラックでない場合には、Dフリップフロップ49
のリセット入力にはハイレベル(“H”)が入力され、
リセットされたままの状態となっている。
【0025】したがって、Dフリップフロップ49のQ
出力であるモード切換指示信号は、残トラックゼロ信号
が“L”のときには“L”であり、光ビームのスポット
が目標トラックの直前のトラックを通過して残トラック
ゼロ検出信号が“H”となり、モード切換判定回路29
からのオントラック検出信号が“L”から“H”に変化
したときに“H”となる。このとき、速度制御モードか
らトラッキング制御モードへの切り換えが行われるよう
になっている。
【0026】次に、本実施例の作用について説明する。
光ビームのスポットを追従させるトラックを移動する場
合には、まずトラッキング制御をオフとした後、シーク
制御に切り換えて速度検出回路31により検出される光
ビームの速度とトラックカウント回路32によるカウン
ト値から得られる目標トラックへの残トラック数とに応
じてピックアップ22を速度制御し、目標トラックの直
前で再び制御をトラッキング制御へと切り換えるように
する。
【0027】ここで、図4は、トラック中央から±1/
2トラックの範囲でスポットがトラックに沿って図3の
サーボ領域を横切ったときの、各ピットでの反射光強度
のおよその値を示したものである。スポットの位置は、
トラック中央から外周側を+とし、反射光の強度は便宜
上1から5の値で示している。なお、反射光強度が強い
方を1としている。WA,CP,WBは、それぞれのス
ポット位置におけるウォブルドピットA(WA)14,
クロックピット(CP)13,ウォブルドピットB(W
B)15での反射光の強度であり、トラッキングエラー
信号TESは、TES=WA−WBで得られた値であ
る。
【0028】図4からわかるように、外周側からシーク
してきた場合には、ウォブルドピットB15とクロック
ピット13での反射光強度が等しくなる点がトラックの
手前1/8トラックの場所であるので、この反射光強度
が等しくなる点を検出して速度制御モードからトラッキ
ング制御モードへの切り換えを行うことにより、トラッ
ク引き込み可能速度が最大となる点でトラックを引き込
むことができる。
【0029】図5に外周側からシークを行ってきた場合
の動作波形を示す。また、図5のA点,B点,C点での
反射光強度信号の波形は図6に示すようになる。なお、
図5ではトラック引き込み直前の部分だけを示してい
る。
【0030】光ビームのスポットは、シークの残りトラ
ック数の減少にしたがって徐々に減速し、トラック引き
込み直前では10mm/s程度まで減速されて目標トラック
へ近づいていく。このとき、残トラックゼロ検出回路4
7から出力される残トラックゼロ信号は“L”であり、
Dフリップフロップ49のリセット入力には“H”が入
力されてリセット状態となっている。そして、目標トラ
ックの直前のトラックを横切ると、トラックカウント回
路32からのトラックカウント値を基に残トラックゼロ
検出回路47から残トラックゼロ信号として“H”が出
力される。すると、Dフリップフロップ49のリセット
入力には“L”が入力されてリセット状態から解放され
る。この状態で、Dフリップフロップ49のクロック入
力に入力されるコンパレータ46からのオントラック検
出信号によってQ出力のモード切換指示信号が切り換わ
る。
【0031】外周側から移動してきた場合には、ウォブ
ルドピットB15での反射光強度のサンプル値とクロッ
クピット13での反射光強度のサンプル値とを比較し、
オントラック検出信号を出力する。すなわち、データセ
レクタ45によりウォブルドピットB15での反射光強
度のサンプル値(ラッチWB43の出力)が選択され、
コンパレータ46によりクロックピット13での反射光
強度のサンプル値(ラッチCP44の出力)との比較が
行われ、クロックピット13でサンプルされた反射光強
度の方が小さい場合にコンパレータ46よりオントラッ
ク検出信号として“H”が出力される。図6に示すよう
に、A点ではクロックピット13でサンプルされた反射
光強度の方が大きく、B点でウォブルドピットB15で
の反射光強度とクロックピット13での反射光強度とが
等しく、C点でクロックピット13でサンプルされた反
射光強度の方が小さい状態であり、双方のピットでの反
射光強度の大小によりオントラック検出信号が出力され
る。このオントラック検出信号が出力される範囲は、図
4からもわかるように+1/8トラックから−3/8ト
ラックまでの範囲である。
【0032】残トラックゼロ信号が出力されている状態
でオントラック検出信号が出力され、“L”から“H”
に切り換わると、Dフリップフロップ49よりモード切
換指示信号として“H”が出力される。これにより、速
度制御モードからトラッキング制御モードへと制御モー
ドが切り換えられ、制御モードに応じて制御回路33よ
り駆動信号が出力されてピックアップ22が制御され
る。
【0033】逆に、内周側から外周側へ向かってシーク
を行う際には、データセレクタ45によりラッチWA4
2に記憶されているウォブルドピットA14での反射光
強度のサンプル値を選択し、コンパレータ46でクロッ
クピット13での反射光強度のサンプル値との比較を行
う。この場合も、前述した外周側からのシークの場合と
同様に、クロックピット13でサンプルされた反射光強
度の方が小さくなるタイミングで速度制御モードからト
ラッキング制御モードへと制御モードの切り換えを行え
ば良い。
【0034】なお、前記モード切換判定回路29の変形
例として、図7に示すように構成することもできる。
【0035】この変形例のモード切換判定回路29a
は、2つのコンパレータ46a,46bが設けられ、コ
ンパレータ46a,46bの出力がAND素子50で論
理積をとられてオントラック検出信号として出力され、
制御回路33へ送られるようになっている。コンパレー
タ46aには、ラッチWA42の出力とラッチCP44
の出力とが入力され、ウォブルドピットA14での反射
光強度のサンプル値とクロックピット13での反射光強
度のサンプル値とが比較される。また、コンパレータ4
6bには、ラッチWB43の出力とラッチCP44の出
力とが入力され、ウォブルドピットB15での反射光強
度のサンプル値とクロックピット13での反射光強度の
サンプル値とが比較される。この例では、オントラック
検出信号が“H”となるのは、図4からわかるように、
トラック中央から±1/8トラックの範囲であり、この
構成によればシークの方向によらずオントラック検出信
号に基づいて制御モードの切り換えを行うことができ
る。
【0036】また、コンパレータ2つとAND素子を使
う代わりに、各ラッチの出力をアドレス入力とするRO
Mを用意しておき、ROMの出力が上述のオントラック
検出信号と同じになるようにメモリ内容を書き込んでお
いても、同様の機能を得ることが可能である。
【0037】なお、上記の説明ではウォブルドピットA
あるいはBでの反射光量と比較する対象としてクロック
ピットでの反射光量を用いたが、これに限らず、クロッ
クピットでなくてもトラックの中央に位置するピットで
あればそのピットでの反射光量を代わりに用いることが
できるのは言うまでもない。
【0038】以上説明したように、本実施例によれば、
クロックピットでの反射光量とウォブルドピットでの反
射光量を比較し、クロックピットでの反射光量の方が小
さくなる点で速度制御モードからトラッキング制御モー
ドへの切り換えを行うようにしているので、簡単な回路
構成により切り換えのタイミング信号を得ることができ
る。すなわち、トラック引き込みのタイミングはクロッ
クピットでの反射光強度信号とウォブルドピットでの反
射光強度信号のレベルの比較結果により決定されるの
で、制御モードの切り換えにおける処理を簡略化するこ
とができる。
【0039】また、前述の特開平3−192526号公
報の従来の装置では、制御モード移行のタイミングは目
標トラックの1/4トラック手前になるため、光ビーム
を目標トラックに引き込もうとするトラッキング制御の
作用により光ビームが加速されてしまい、かえって安定
性を損なう可能性があったが、この実施例では、制御モ
ードの切り換えはトラック引き込み可能速度が最大とな
る目標トラックの1/8トラック手前で行われるので、
シーク動作の最終速度を高めることができ、安定に制御
モードを移行することができると共に、結果的にシーク
時間を短縮することが可能となる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、簡
単な回路構成により、速度制御モードからトラッキング
制御モードへの切り換えのタイミング信号を得ることが
可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図7は本発明の一実施例に係り、図
1は制御モード切換判定装置を含む光ディスク装置の特
にトラッキング/シーク制御に係る部分のブロック図
【図2】モード切換判定回路及びその周辺回路の構成を
示すブロック図
【図3】サンプルサーボ方式の光ディスクにおけるサー
ボ領域の一例を示す説明図
【図4】トラック中央から±1/2トラックの範囲にお
ける各ピットでの反射光強度のおよその値を示す図
【図5】ディスクの外周側からシークを行った場合の本
実施例の動作を示すタイミングチャート
【図6】図5におけるA点,B点,C点での反射光強度
信号を示す波形図
【図7】モード切換判定回路の他の構成例を示すブロッ
ク図
【符号の説明】
22…ピックアップ 23…反射光強度信号検出回路 26…タイミング信号発生回路 27…サンプリング/記憶回路 28…トラッキングエラー信号発生回路 29…モード切換判定回路 30…アクセスコード復号回路 31…速度検出回路 32…トラックカウント回路 33…制御回路 42,43,44…ラッチ 45…データセレクタ 46…コンパレータ 47…残トラックゼロ検出回路 49…Dフリップフロップ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報トラック上に間欠的にサーボ領域が
    設けられ、前記サーボ領域内には前記情報トラック中心
    上に設けられたクロックピットと前記情報トラック中心
    に対して半径方向左右に変位したウォブルドピットとが
    形成されているサンプルサーボ方式の光ディスクに対し
    て光ビームを照射し情報の記録再生を行い、 前記情報トラックと前記光ビームとの相対速度により前
    記光ビームの移動制御を行う速度制御モードと、前記情
    報トラックと前記光ビームとの相対的な位置ずれにより
    前記光ビームの位置制御を行うトラッキング制御モード
    とを切り換えて前記光ビームの制御を行う光ビーム制御
    手段を有する光ディスク装置において、 前記光ディスクからの前記光ビームの反射光強度を検出
    する反射光強度信号検出手段と、 前記ウォブルドピットでの反射光強度信号のレベルをサ
    ンプリングし記憶する第1の記憶手段と、 前記クロックピットでの反射光強度信号のレベルをサン
    プリングし記憶する第2の記憶手段と、 前記第1の記憶手段の出力と前記第2の記憶手段の出力
    とを比較する比較手段と、 前記比較手段での比較結果に基づいて前記光ビーム制御
    手段の制御モードの切り換えのタイミングを判定するモ
    ード切り換え判定手段と、 を備えたことを特徴とする光ディスク装置の制御モード
    切換判定装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100587268B1 (ko) * 1999-05-25 2006-06-08 엘지전자 주식회사 광 기록매체의 기록재생 방법 및 그 장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100587268B1 (ko) * 1999-05-25 2006-06-08 엘지전자 주식회사 광 기록매체의 기록재생 방법 및 그 장치

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