JPH05324463A - メモリ装置及びそれを使用したデータ処理装置 - Google Patents
メモリ装置及びそれを使用したデータ処理装置Info
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- JPH05324463A JPH05324463A JP4124571A JP12457192A JPH05324463A JP H05324463 A JPH05324463 A JP H05324463A JP 4124571 A JP4124571 A JP 4124571A JP 12457192 A JP12457192 A JP 12457192A JP H05324463 A JPH05324463 A JP H05324463A
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- Japan
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- word
- memory
- address
- signal
- memory device
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-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11C—STATIC STORES
- G11C8/00—Arrangements for selecting an address in a digital store
- G11C8/04—Arrangements for selecting an address in a digital store using a sequential addressing device, e.g. shift register, counter
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Dram (AREA)
- Memory System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡易な構成により小規模なハードウェアで且
つ消費電力の増大を抑制して、入力されたアドレスに隣
接するワードのアクセスを可能としたメモリ装置及びそ
れを使用したデータ処理装置の提供を目的とする。 【構成】 アドレスデコーダ11が発生したワード選択信
号を外部から所定の信号が与えられた場合に所定ビット
数シフトしてメモリに与えるシフト回路12を備え、シフ
ト回路12に所定の信号が与えられていない場合には外部
から入力されるアドレス信号をデコードしたワード選択
信号がそのままメモリに与えられ、シフト回路12に所定
の信号が与えられている場合には外部から入力されるア
ドレス信号をデコードしたワード選択信号がシフトされ
てメモリに与えられ、同一のアドレス信号を与えること
により異なるワードアドレスがアクセスされる。
つ消費電力の増大を抑制して、入力されたアドレスに隣
接するワードのアクセスを可能としたメモリ装置及びそ
れを使用したデータ処理装置の提供を目的とする。 【構成】 アドレスデコーダ11が発生したワード選択信
号を外部から所定の信号が与えられた場合に所定ビット
数シフトしてメモリに与えるシフト回路12を備え、シフ
ト回路12に所定の信号が与えられていない場合には外部
から入力されるアドレス信号をデコードしたワード選択
信号がそのままメモリに与えられ、シフト回路12に所定
の信号が与えられている場合には外部から入力されるア
ドレス信号をデコードしたワード選択信号がシフトされ
てメモリに与えられ、同一のアドレス信号を与えること
により異なるワードアドレスがアクセスされる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はメモリ装置及びそれを使
用したデータ処理装置に関し、更に詳述すれば、ワード
境界を越えてメモリアクセスする場合に、本来アクセス
すべきワードアドレスから隣接ワードアドレスを自動的
に発生することを可能としたメモリ装置及びそれを使用
したデータ処理装置に関する。
用したデータ処理装置に関し、更に詳述すれば、ワード
境界を越えてメモリアクセスする場合に、本来アクセス
すべきワードアドレスから隣接ワードアドレスを自動的
に発生することを可能としたメモリ装置及びそれを使用
したデータ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】メモリ装置は、メモリ本体(以下、単に
メモリという)と、アクセスされるべきアドレスを指示
するためにメモリ装置外部から入力されるアドレス信号
をデコードするデコーダと、メモリから読出されたデー
タの信号を増幅してメモリ装置外部へ出力するためのセ
ンスアンプと、メモリへデータを書込む際に外部から与
えられたデータの信号をドライブするドライバ等にて構
成されている。
メモリという)と、アクセスされるべきアドレスを指示
するためにメモリ装置外部から入力されるアドレス信号
をデコードするデコーダと、メモリから読出されたデー
タの信号を増幅してメモリ装置外部へ出力するためのセ
ンスアンプと、メモリへデータを書込む際に外部から与
えられたデータの信号をドライブするドライバ等にて構
成されている。
【0003】ところで、メモリは1ビット単位のアドレ
ス、即ちビットアドレスが付与されている場合と、1ワ
ード単位のアドレス、即ちワードアドレスが付与されて
いる場合と、両者が付与されている場合とがある。この
ような、ワードアドレスが付与されているメモリに対す
るアクセスに際しては、命令,データによっては本来の
アドレスとそれに隣接するワードとの2ワードを一度に
アクセスする場合があり、更に1ワード長のデータをワ
ード境界をまたがって記憶することが可能なメモリに対
するアクセスに際しては隣接する2ワードを共にアクセ
スする必要がある。
ス、即ちビットアドレスが付与されている場合と、1ワ
ード単位のアドレス、即ちワードアドレスが付与されて
いる場合と、両者が付与されている場合とがある。この
ような、ワードアドレスが付与されているメモリに対す
るアクセスに際しては、命令,データによっては本来の
アドレスとそれに隣接するワードとの2ワードを一度に
アクセスする場合があり、更に1ワード長のデータをワ
ード境界をまたがって記憶することが可能なメモリに対
するアクセスに際しては隣接する2ワードを共にアクセ
スする必要がある。
【0004】従来、1ワード長データのメモリ上での配
置がワード境界にまたがることが可能なメモリ装置は図
9のブロック図に示されているように構成されている。
置がワード境界にまたがることが可能なメモリ装置は図
9のブロック図に示されているように構成されている。
【0005】メモリとしての主記憶装置1001はアドレス
バス1003とデータバス1004とを介して主記憶アクセス装
置1002と接続されており、アドレスバス1003を介して与
えられるアドレス信号で指定された主記憶装置1001上の
ワードデータがデータバス1004へ出力される。主記憶装
置1001における1ワード内がワード内アドレス0〜nに
割り付けられており、主記憶アクセス装置1002から出力
されるメモリアクセス要求はワード単位でのみ可能であ
る。そして、ワードアドレスがw1 , ワード内アドレス
がw0 から始まる1ワード長データをアクセスする場合
には、サブメモリアドレスバス8,9,10により全ての
サブメモリ1005, 1006, 1007のアドレスw1 がアクセス
され、サブメモリデータバス1011, 1012, 1013を介して
データm0 , m1 , m2 の読み書きが行われる。
バス1003とデータバス1004とを介して主記憶アクセス装
置1002と接続されており、アドレスバス1003を介して与
えられるアドレス信号で指定された主記憶装置1001上の
ワードデータがデータバス1004へ出力される。主記憶装
置1001における1ワード内がワード内アドレス0〜nに
割り付けられており、主記憶アクセス装置1002から出力
されるメモリアクセス要求はワード単位でのみ可能であ
る。そして、ワードアドレスがw1 , ワード内アドレス
がw0 から始まる1ワード長データをアクセスする場合
には、サブメモリアドレスバス8,9,10により全ての
サブメモリ1005, 1006, 1007のアドレスw1 がアクセス
され、サブメモリデータバス1011, 1012, 1013を介して
データm0 , m1 , m2 の読み書きが行われる。
【0006】この際、ワード内アドレスw0 が0以外で
あれば主記憶アクセス装置1002がそれを判断して次のワ
ードアドレスw1 +1に対しても同様にアクセスが行わ
れる。そして、以上のようにしてアクセスされた2個の
1ワードデータを主記憶アクセス装置1002内で合成して
所望の1ワードデータが得られる。
あれば主記憶アクセス装置1002がそれを判断して次のワ
ードアドレスw1 +1に対しても同様にアクセスが行わ
れる。そして、以上のようにしてアクセスされた2個の
1ワードデータを主記憶アクセス装置1002内で合成して
所望の1ワードデータが得られる。
【0007】しかし、上述のような従来の構成では任意
のアドレスの1ワード長データの読み書きのみが必要な
場合にそのデータが主記憶装置1001上の2ワードにまた
がっていれば必ず2回のメモリアクセスが行われるの
で、メモリアクセスに長時間を要するという問題があ
る。
のアドレスの1ワード長データの読み書きのみが必要な
場合にそのデータが主記憶装置1001上の2ワードにまた
がっていれば必ず2回のメモリアクセスが行われるの
で、メモリアクセスに長時間を要するという問題があ
る。
【0008】このような事情から、たとえば特開平2-24
4350号公報に開示されている発明が提案されている。こ
の特開平2-244350号公報の発明は、図10のブロック図に
その構成が示されている。
4350号公報に開示されている発明が提案されている。こ
の特開平2-244350号公報の発明は、図10のブロック図に
その構成が示されている。
【0009】図10において、参照符号1014は1ワード長
データをワード境界にまたがって記憶することが可能な
主記憶装置であり、アドレスバス1016及びデータバス10
17を介して主記憶アクセス装置1015及びワード内配置変
換回路1019に接続されている。主記憶装置1014は、n+
1個のサブメモリ(M0, M1 … Mn)1020, 1021, 1022と、
ワード選択アドレス生成回路1018とで構成されている。
データをワード境界にまたがって記憶することが可能な
主記憶装置であり、アドレスバス1016及びデータバス10
17を介して主記憶アクセス装置1015及びワード内配置変
換回路1019に接続されている。主記憶装置1014は、n+
1個のサブメモリ(M0, M1 … Mn)1020, 1021, 1022と、
ワード選択アドレス生成回路1018とで構成されている。
【0010】サブメモリ1020, 1021, 1022に対するアク
セスはそれぞれサブメモリアドレスバス1023, 1024, 10
25とサブメモリデータバス1026, 1027, 1028とに対して
独立に行われ、それぞれのアクセスデータ値をm0 , m
1 , …mn とする。ワード選択アドレス生成回路1018は
アドレスバス1016中のワードアドレスを示すワード選択
アドレスバス1029とワード内アドレスを示すワード内選
択アドレスバス1030とを入力として、ワードアドレス及
びワード内アドレスのそれぞれの値w1 及びw0 から図
11に示されている動作表に従ってアクセスすべきサブメ
モリとそのワード選択アドレスとを生成してサブメモリ
アドレスバス1023, 1024, 1025上へ出力する。
セスはそれぞれサブメモリアドレスバス1023, 1024, 10
25とサブメモリデータバス1026, 1027, 1028とに対して
独立に行われ、それぞれのアクセスデータ値をm0 , m
1 , …mn とする。ワード選択アドレス生成回路1018は
アドレスバス1016中のワードアドレスを示すワード選択
アドレスバス1029とワード内アドレスを示すワード内選
択アドレスバス1030とを入力として、ワードアドレス及
びワード内アドレスのそれぞれの値w1 及びw0 から図
11に示されている動作表に従ってアクセスすべきサブメ
モリとそのワード選択アドレスとを生成してサブメモリ
アドレスバス1023, 1024, 1025上へ出力する。
【0011】一方、ワード内配置変換回路1019は、ワー
ド内アドレスを示すワード内選択アドレスバス1031を入
力として、ワード内アドレスの値w0 から図12に示され
ている動作表に従って、データバス1017のサブメモリデ
ータバス1026, 1027, 1028に対応するデータm0 ,
m1 , m2 の順序を組み替えて整列する。
ド内アドレスを示すワード内選択アドレスバス1031を入
力として、ワード内アドレスの値w0 から図12に示され
ている動作表に従って、データバス1017のサブメモリデ
ータバス1026, 1027, 1028に対応するデータm0 ,
m1 , m2 の順序を組み替えて整列する。
【0012】以上のような構成により、主記憶装置1014
はアドレスバス1016で接続されている主記憶アクセス装
置1015からのアクセス要求に応じて、ワード選択アドレ
スバス1029で示されるワードアドレスw1 内のワード内
選択アドレスバス1030で示されるアドレスw0 からの1
ワード長データを読み出す場合は、ワードアドレスw1
のワード内アドレスがw0 番目からn番目までのサブメ
モリのデータと、ワードアドレスw1 +1のワード内ア
ドレスが0番目からw0 −1番目までのサブメモリのデ
ータとを1度のアクセスで読み出す。
はアドレスバス1016で接続されている主記憶アクセス装
置1015からのアクセス要求に応じて、ワード選択アドレ
スバス1029で示されるワードアドレスw1 内のワード内
選択アドレスバス1030で示されるアドレスw0 からの1
ワード長データを読み出す場合は、ワードアドレスw1
のワード内アドレスがw0 番目からn番目までのサブメ
モリのデータと、ワードアドレスw1 +1のワード内ア
ドレスが0番目からw0 −1番目までのサブメモリのデ
ータとを1度のアクセスで読み出す。
【0013】一方、このようにして読み出されたデータ
m0 , m1 , …mn はワード内配置変換回路1019に1回
のバスサイクルで転送され、mw0, …, mn , m0 , …
mw0-1の順で1ワード長データに並び換えられ、主記憶
アクセス装置1015に送られる。
m0 , m1 , …mn はワード内配置変換回路1019に1回
のバスサイクルで転送され、mw0, …, mn , m0 , …
mw0-1の順で1ワード長データに並び換えられ、主記憶
アクセス装置1015に送られる。
【0014】このような1ワード長データの書込み動作
は上述の読出しの際の動作と同様である。
は上述の読出しの際の動作と同様である。
【0015】また、類似の技術として特開平2-255929号
公報の発明も知られている。この特開平2-255929号公報
の発明は端的には、アクセス対象データ長とデータ位置
とによりワード境界をまたぐアクセスであることが示さ
れている場合、アクセス対象のデータの先頭位置のワー
ドアドレスの次のワードアドレスをCPU から供給するた
めに加算器を備える構成を採っている。
公報の発明も知られている。この特開平2-255929号公報
の発明は端的には、アクセス対象データ長とデータ位置
とによりワード境界をまたぐアクセスであることが示さ
れている場合、アクセス対象のデータの先頭位置のワー
ドアドレスの次のワードアドレスをCPU から供給するた
めに加算器を備える構成を採っている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述の特
開平2-255929号公報の発明ではワード境界を越えてアク
セスすべきアドレスをメモリ装置に与えるための加算器
を備えている。
開平2-255929号公報の発明ではワード境界を越えてアク
セスすべきアドレスをメモリ装置に与えるための加算器
を備えている。
【0017】一方、前述の特開平2-244350号公報の発明
では、隣接ワードのアドレスの発生手段 (上述の加算器
に対応する) については明示されていないが、ほぼ同一
の構成を前提にしていると考えられる。その根拠は、ワ
ード選択アドレス生成回路(図10の参照符号1018) の出
力をそれぞれのサブメモリに与えるワード線が、それぞ
れのサブメモリについて独立して存在しているからであ
る。従って、アクセス対象のワードの先頭部分のアドレ
スと、隣接ワードのアドレスとの双方を予めワード選択
アドレス生成回路で準備し、各サブメモリに与えるよう
に構成されていることは明らかである。
では、隣接ワードのアドレスの発生手段 (上述の加算器
に対応する) については明示されていないが、ほぼ同一
の構成を前提にしていると考えられる。その根拠は、ワ
ード選択アドレス生成回路(図10の参照符号1018) の出
力をそれぞれのサブメモリに与えるワード線が、それぞ
れのサブメモリについて独立して存在しているからであ
る。従って、アクセス対象のワードの先頭部分のアドレ
スと、隣接ワードのアドレスとの双方を予めワード選択
アドレス生成回路で準備し、各サブメモリに与えるよう
に構成されていることは明らかである。
【0018】ところで、ワード境界を越えてメモリをア
クセスすることを許容するために、従来例に示されてい
るような構成を採る場合、以下のような問題が生じる。
クセスすることを許容するために、従来例に示されてい
るような構成を採る場合、以下のような問題が生じる。
【0019】隣接ワードのアドレスを発生するために、
加算器 (あるいはインクリメンタ)及び加算器の入力ま
たは加算結果のいずれか一方を選択するための選択回路
を備える必要がある。このため、ハードウェア量が増大
し、更にアクセスすべき先頭アドレスが確定した後に実
際にメモリに与えられるワード選択線の出力値を確定す
る過程において加算処理を実行する必要があるため、メ
モリアクセス時間が大幅に増大する。
加算器 (あるいはインクリメンタ)及び加算器の入力ま
たは加算結果のいずれか一方を選択するための選択回路
を備える必要がある。このため、ハードウェア量が増大
し、更にアクセスすべき先頭アドレスが確定した後に実
際にメモリに与えられるワード選択線の出力値を確定す
る過程において加算処理を実行する必要があるため、メ
モリアクセス時間が大幅に増大する。
【0020】各サブメモリそれぞれに独立して、あるい
は異なるアドレスまたはワード選択線を設ける必要があ
るため、ハードウェア規模が増大する
は異なるアドレスまたはワード選択線を設ける必要があ
るため、ハードウェア規模が増大する
【0021】上述の両方の理由に起因して消費電力が増
加するため、特にバッテリ駆動タイプのデータ処理装置
では頻繁に充電を反復する必要が生じる。
加するため、特にバッテリ駆動タイプのデータ処理装置
では頻繁に充電を反復する必要が生じる。
【0022】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、簡易な構成により小規模なハードウェアで
且つ消費電力の増大を抑制して、入力されたアドレスに
隣接するワードのアクセスを可能としたメモリ装置及び
それを使用したデータ処理装置の提供を目的とする。
ものであり、簡易な構成により小規模なハードウェアで
且つ消費電力の増大を抑制して、入力されたアドレスに
隣接するワードのアクセスを可能としたメモリ装置及び
それを使用したデータ処理装置の提供を目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明に係
るメモリ装置は、アドレスデコーダが発生したワード選
択信号を外部から所定の信号が与えられた場合に所定ビ
ット数シフトしてメモリに与えるシフト回路を備えてい
る。
るメモリ装置は、アドレスデコーダが発生したワード選
択信号を外部から所定の信号が与えられた場合に所定ビ
ット数シフトしてメモリに与えるシフト回路を備えてい
る。
【0024】そして、本発明の第1の発明に係るデータ
処理装置は上述のメモリ装置を複数と、これらにアドレ
ス信号を与えてアクセスすると共に、各メモリ装置に対
して入出力されるデータの順序を変換するローテータを
有するマイクロプロセッサを備えている。
処理装置は上述のメモリ装置を複数と、これらにアドレ
ス信号を与えてアクセスすると共に、各メモリ装置に対
して入出力されるデータの順序を変換するローテータを
有するマイクロプロセッサを備えている。
【0025】また、本発明の第2の発明に係るメモリ装
置は、1ワードのデータをそれぞれワード単位でアドレ
スが割り付けられているサブメモリに分割して格納する
ように構成されたメモリ装置において、入力されたワー
ド選択信号を外部から所定の信号が与えられた場合に所
定ビット数シフトして出力するシフト回路をサブメモリ
よりも1個少なく備え、アドレスデコーダから出力され
たワード選択信号を1個のサブメモリには直接、他の各
サブメモリにはそれぞれシフト回路を介して与えるよう
に構成されている。
置は、1ワードのデータをそれぞれワード単位でアドレ
スが割り付けられているサブメモリに分割して格納する
ように構成されたメモリ装置において、入力されたワー
ド選択信号を外部から所定の信号が与えられた場合に所
定ビット数シフトして出力するシフト回路をサブメモリ
よりも1個少なく備え、アドレスデコーダから出力され
たワード選択信号を1個のサブメモリには直接、他の各
サブメモリにはそれぞれシフト回路を介して与えるよう
に構成されている。
【0026】そして、本発明の第2の発明に係るデータ
処理装置は上述のメモリ装置と、これらにアドレス信号
を与えてアクセスすると共に、メモリ装置の各シフト回
路に所定の信号を与える手段を有するマイクロプロセッ
サと、メモリ装置に対して入出力されるデータの順序を
変換するローテータとを備えている。
処理装置は上述のメモリ装置と、これらにアドレス信号
を与えてアクセスすると共に、メモリ装置の各シフト回
路に所定の信号を与える手段を有するマイクロプロセッ
サと、メモリ装置に対して入出力されるデータの順序を
変換するローテータとを備えている。
【0027】更に、本発明の第3の発明に係るメモリ装
置は、1ワードのデータをそれぞれワード単位でアドレ
スが割り付けられているサブメモリに分割して格納する
ように構成されたメモリ装置において、入力されたワー
ド選択信号を外部から所定の信号が与えられた場合に所
定ビット数シフトして出力するシフト回路をサブメモリ
と同数備え、アドレスデコーダから出力されたワード選
択信号をサブメモリにそれぞれシフト回路を介して与え
るべくように構成されている。
置は、1ワードのデータをそれぞれワード単位でアドレ
スが割り付けられているサブメモリに分割して格納する
ように構成されたメモリ装置において、入力されたワー
ド選択信号を外部から所定の信号が与えられた場合に所
定ビット数シフトして出力するシフト回路をサブメモリ
と同数備え、アドレスデコーダから出力されたワード選
択信号をサブメモリにそれぞれシフト回路を介して与え
るべくように構成されている。
【0028】そして、本発明の第3の発明に係るデータ
処理装置は上述のメモリ装置と、これらにアドレス信号
を与えてアクセスすると共に、メモリ装置の各シフト回
路に所定の信号を与える手段を有するマイクロプロセッ
サと、メモリ装置に対して入出力されるデータの順序を
変換するローテータとを備えている。
処理装置は上述のメモリ装置と、これらにアドレス信号
を与えてアクセスすると共に、メモリ装置の各シフト回
路に所定の信号を与える手段を有するマイクロプロセッ
サと、メモリ装置に対して入出力されるデータの順序を
変換するローテータとを備えている。
【0029】
【作用】本発明の第1の発明に係るメモリ装置では、シ
フト回路に所定の信号が与えられていない場合には外部
から入力されるアドレス信号をデコードしたワード選択
信号がそのままメモリに与えられ、シフト回路に所定の
信号が与えられている場合には外部から入力されるアド
レス信号をデコードしたワード選択信号がシフトされて
メモリに与えられ、同一のアドレス信号を与えることに
より異なるワードアドレスがアクセスされる。
フト回路に所定の信号が与えられていない場合には外部
から入力されるアドレス信号をデコードしたワード選択
信号がそのままメモリに与えられ、シフト回路に所定の
信号が与えられている場合には外部から入力されるアド
レス信号をデコードしたワード選択信号がシフトされて
メモリに与えられ、同一のアドレス信号を与えることに
より異なるワードアドレスがアクセスされる。
【0030】そして、本発明の第1の発明に係るデータ
処理装置では、一つのアドレス信号を与えることによ
り、必要に応じて複数のメモリ装置の異なるワードアド
レスがそれぞれアクセスされて1ワードのデータの読出
し,書込みが行われる。
処理装置では、一つのアドレス信号を与えることによ
り、必要に応じて複数のメモリ装置の異なるワードアド
レスがそれぞれアクセスされて1ワードのデータの読出
し,書込みが行われる。
【0031】本発明の第2,第3の発明に係るメモリ装
置では、外部から入力されるアドレス信号をデコードし
たワード選択信号がシフト回路に与えられている所定の
信号に応じてシフトされ、あるいはシフトされずにサブ
メモリに与えられ、同一のアドレス信号を与えることに
より各サブメモリの異なるワードアドレスがアクセスさ
れる。
置では、外部から入力されるアドレス信号をデコードし
たワード選択信号がシフト回路に与えられている所定の
信号に応じてシフトされ、あるいはシフトされずにサブ
メモリに与えられ、同一のアドレス信号を与えることに
より各サブメモリの異なるワードアドレスがアクセスさ
れる。
【0032】そして、本発明の第2,第3の発明に係る
データ処理装置では、一つのアドレス信号を与えること
により、必要に応じて複数のサブメモリ装置の異なるワ
ードアドレスがそれぞれアクセスされ、異なるワードア
ドレスにまたがった1ワードのデータが読出され、また
異なるワードアドレスにまたがって1ワードのデータが
書込まれる。。
データ処理装置では、一つのアドレス信号を与えること
により、必要に応じて複数のサブメモリ装置の異なるワ
ードアドレスがそれぞれアクセスされ、異なるワードア
ドレスにまたがった1ワードのデータが読出され、また
異なるワードアドレスにまたがって1ワードのデータが
書込まれる。。
【0033】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図面に基づ
いて詳述する。
いて詳述する。
【0034】図1は本発明の第1の発明に係るメモリ装
置一実施例の構成を示すブロック図である。図1におい
て、参照符号1にて示されている一点鎖線の範囲が本発
明のメモリ装置である。本発明のメモリ装置1は、8Kワ
ード×8ビット、即ち64Kビット構成のメモリ本体(以
下、メモリセルという)13と、メモリ装置1に外部から
13ビットのアドレス信号線L1を介して与えられるアドレ
ス信号入力をデコードするアドレスデコーダ11と、この
アドレスデコーダ11によりデコードされた213ビットの
ワード選択信号を1ビットだけシフトしてメモリセル13
に与える1ビットシフタ12と、メモリセル13から読み出
されたデータを外部へ出力するための、またメモリセル
13にデータを書込むためにドライブするためのセンスア
ンプ及び書込みデータドライバ14等にて構成されてい
る。
置一実施例の構成を示すブロック図である。図1におい
て、参照符号1にて示されている一点鎖線の範囲が本発
明のメモリ装置である。本発明のメモリ装置1は、8Kワ
ード×8ビット、即ち64Kビット構成のメモリ本体(以
下、メモリセルという)13と、メモリ装置1に外部から
13ビットのアドレス信号線L1を介して与えられるアドレ
ス信号入力をデコードするアドレスデコーダ11と、この
アドレスデコーダ11によりデコードされた213ビットの
ワード選択信号を1ビットだけシフトしてメモリセル13
に与える1ビットシフタ12と、メモリセル13から読み出
されたデータを外部へ出力するための、またメモリセル
13にデータを書込むためにドライブするためのセンスア
ンプ及び書込みデータドライバ14等にて構成されてい
る。
【0035】なお、1ビットシフタ12からメモリセル13
へのワード選択信号の伝播はそれぞれインバータを介装
したワード線L2にて行われる。また1ビットシフタ12に
は外部からシフト制御信号線L3を介してシフト制御信号
が与えられており、このシフト制御信号がローレベルで
ある場合には1ビットシフタ12はアドレスデコーダ11か
ら入力される213ビットのワード選択信号をそのままワ
ード線L2へ出力し、シフト制御信号がハイレベルである
場合には1ビットシフタ12はアドレスデコーダ11から入
力される213ビットのワード選択信号を1ビットずらせ
てワード線L2へ出力する。
へのワード選択信号の伝播はそれぞれインバータを介装
したワード線L2にて行われる。また1ビットシフタ12に
は外部からシフト制御信号線L3を介してシフト制御信号
が与えられており、このシフト制御信号がローレベルで
ある場合には1ビットシフタ12はアドレスデコーダ11か
ら入力される213ビットのワード選択信号をそのままワ
ード線L2へ出力し、シフト制御信号がハイレベルである
場合には1ビットシフタ12はアドレスデコーダ11から入
力される213ビットのワード選択信号を1ビットずらせ
てワード線L2へ出力する。
【0036】更に、メモリセル13とセンスアンプ及び書
込みデータドライバ14との間はビット線L4にて接続され
ている。メモリセル13からデータが読み出される場合に
は、メモリセル13からセンスアンプ及び書込みデータド
ライバ14へビット線L4を介してデータ信号が出力され、
データがメモリセル13に書き込まれる場合には、センス
アンプ及び書込みデータドライバ14からメモリセル13へ
データ信号が入力される。本実施例のメモリセル13は8K
ワード×8ビットの構成を採っているので、8ビット分
のビット線L4がデータ入出力に用いられる。
込みデータドライバ14との間はビット線L4にて接続され
ている。メモリセル13からデータが読み出される場合に
は、メモリセル13からセンスアンプ及び書込みデータド
ライバ14へビット線L4を介してデータ信号が出力され、
データがメモリセル13に書き込まれる場合には、センス
アンプ及び書込みデータドライバ14からメモリセル13へ
データ信号が入力される。本実施例のメモリセル13は8K
ワード×8ビットの構成を採っているので、8ビット分
のビット線L4がデータ入出力に用いられる。
【0037】なお、参照符号L5はセンスアンプ及び書込
みデータドライバ14と外部との間でデータ信号を送受す
るデータ入出力線である。
みデータドライバ14と外部との間でデータ信号を送受す
るデータ入出力線である。
【0038】このような構成の本発明の第1の発明に係
るメモリ装置の動作は以下の如くである。
るメモリ装置の動作は以下の如くである。
【0039】アドレス信号線L1を介して外部から入力さ
れた13ビットのアドレス信号はアドレスデコーダ11でデ
コードされ、213 (=8K) ビットのワード選択信号とし
て出力され、1ビットシフタ12に入力される。
れた13ビットのアドレス信号はアドレスデコーダ11でデ
コードされ、213 (=8K) ビットのワード選択信号とし
て出力され、1ビットシフタ12に入力される。
【0040】1ビットシフタ12にはシフト制御信号線L3
を介してシフト制御信号が入力されている。このシフト
制御信号がハイレベル (アクティブ) である場合には、
1ビットシフタ12はワード選択信号を1ビットだけシフ
トして出力する。即ち、シフト制御信号がハイレベルで
ある場合には、アドレスデコーダ11のデコード結果が1
ビットだけシフトされることになり、隣接するアドレス
が選択される。
を介してシフト制御信号が入力されている。このシフト
制御信号がハイレベル (アクティブ) である場合には、
1ビットシフタ12はワード選択信号を1ビットだけシフ
トして出力する。即ち、シフト制御信号がハイレベルで
ある場合には、アドレスデコーダ11のデコード結果が1
ビットだけシフトされることになり、隣接するアドレス
が選択される。
【0041】この結果、外部からアドレス信号線L1を介
して与えられたアドレスに対して1アドレスだけ隣のア
ドレスがアクセスされる。たとえば、外部からアドレ
ス”k”が与えられた場合、通常は第k番目のワードが
アクセスされるが、1ビットシフタ12にシフト制御信号
線L3を介して与えられているシフト制御信号がハイレベ
ルであれば第k+1番目のワードがアクセスされる。
して与えられたアドレスに対して1アドレスだけ隣のア
ドレスがアクセスされる。たとえば、外部からアドレ
ス”k”が与えられた場合、通常は第k番目のワードが
アクセスされるが、1ビットシフタ12にシフト制御信号
線L3を介して与えられているシフト制御信号がハイレベ
ルであれば第k+1番目のワードがアクセスされる。
【0042】図2は本発明の第1の発明に係る上述のメ
モリ装置を用いたデータ処理装置の構成を示すブロック
図である。
モリ装置を用いたデータ処理装置の構成を示すブロック
図である。
【0043】図2において、参照符号2はマイクロプロ
セッサを示しており、内部データバス21, ローテータ22
等が内蔵されている。そして、上述の図1に参照符号13
にて示されているメモリ装置はこのマイクロプロセッサ
2の外部メモリとして本実施例では4個がそれぞれサブ
メモリ0 100,サブメモリ1 101,サブメモリ2 102,サブメ
モリ3 103 として、アドレス信号線L1及びデータ入出力
線L5にて接続されている。
セッサを示しており、内部データバス21, ローテータ22
等が内蔵されている。そして、上述の図1に参照符号13
にて示されているメモリ装置はこのマイクロプロセッサ
2の外部メモリとして本実施例では4個がそれぞれサブ
メモリ0 100,サブメモリ1 101,サブメモリ2 102,サブメ
モリ3 103 として、アドレス信号線L1及びデータ入出力
線L5にて接続されている。
【0044】更に、マイクロプロセッサ2と各サブメモ
リ0 100,サブメモリ1 101,サブメモリ2 102,サブメモリ
3 103 との間には個別のシフト制御信号線L3が接続され
ている。より具体的には、マイクロプロセッサ2からサ
ブメモリ0 100 へはシフト制御信号S0が、サブメモリ1
101 からは同S1が、サブメモリ2 102 からは同S2が、サ
ブメモリ3 103 からは同S3がそれぞれシフト制御信号線
L3を介して与えられる。
リ0 100,サブメモリ1 101,サブメモリ2 102,サブメモリ
3 103 との間には個別のシフト制御信号線L3が接続され
ている。より具体的には、マイクロプロセッサ2からサ
ブメモリ0 100 へはシフト制御信号S0が、サブメモリ1
101 からは同S1が、サブメモリ2 102 からは同S2が、サ
ブメモリ3 103 からは同S3がそれぞれシフト制御信号線
L3を介して与えられる。
【0045】ローテータ22は各サブメモリ0 100,サブメ
モリ1 101,サブメモリ2 102,サブメモリ3 103 から読出
されたデータをデータ入出力線L5を介して入力し、8ビ
ット単位で並べ換えるために備えられている。
モリ1 101,サブメモリ2 102,サブメモリ3 103 から読出
されたデータをデータ入出力線L5を介して入力し、8ビ
ット単位で並べ換えるために備えられている。
【0046】このようなデータ処理装置では、マイクロ
プロセッサ2による外部メモリアクセス時には、マイク
ロプロセッサ2からは13ビット幅のアドレス信号がアド
レス信号線L1へ出力されると共に4ビットのシフト制御
信号S0〜S3がシフト制御信号線L3へ出力される。たとえ
ば、ワードアドレス”k”の3バイト目から32ビットを
アクセスするには、シフト制御信号の内のS0とS1とをロ
ーレベル (ノンアクティブ) として、同S2とS3とをハイ
レベル (アクティブ) としてそれぞれサブメモリ0 100,
サブメモリ1 101,サブメモリ2 102,サブメモリ3 103 に
与えるように、各シフト制御信号S0, S1, S2, S3をマイ
クロプロセッサ2で制御する。
プロセッサ2による外部メモリアクセス時には、マイク
ロプロセッサ2からは13ビット幅のアドレス信号がアド
レス信号線L1へ出力されると共に4ビットのシフト制御
信号S0〜S3がシフト制御信号線L3へ出力される。たとえ
ば、ワードアドレス”k”の3バイト目から32ビットを
アクセスするには、シフト制御信号の内のS0とS1とをロ
ーレベル (ノンアクティブ) として、同S2とS3とをハイ
レベル (アクティブ) としてそれぞれサブメモリ0 100,
サブメモリ1 101,サブメモリ2 102,サブメモリ3 103 に
与えるように、各シフト制御信号S0, S1, S2, S3をマイ
クロプロセッサ2で制御する。
【0047】この際、各サブメモリ0 100,サブメモリ1
101,サブメモリ2 102,サブメモリ3103 には共通にアド
レス”k”がマイクロプロセッサ2からアドレス信号線
23を介して与えられる。しかし、サブメモリ3 103 とサ
ブメモリ2 102 に与えられているシフト制御信号S3及び
S2はハイレベルであるため、これらのサブメモリ3103
とサブメモリ2 102 では実際にはアドレス”k+1”に
対応するデータがアクセスされる。
101,サブメモリ2 102,サブメモリ3103 には共通にアド
レス”k”がマイクロプロセッサ2からアドレス信号線
23を介して与えられる。しかし、サブメモリ3 103 とサ
ブメモリ2 102 に与えられているシフト制御信号S3及び
S2はハイレベルであるため、これらのサブメモリ3103
とサブメモリ2 102 では実際にはアドレス”k+1”に
対応するデータがアクセスされる。
【0048】このようにして各サブメモリ0 100,サブメ
モリ1 101,サブメモリ2 102,サブメモリ3 103 がアクセ
スされてそれぞれからデータが読出された場合、それら
のデータはデータ入出力線L5を介してマイクロプロセッ
サ2のローテータ22に入力される。そして、ローテータ
22はマイクロプロセッサ2の内部データバス21の上位ビ
ット側にサブメモリ1 101 のデータが出力されるよう
に、バイト単位での回転処理を行う。
モリ1 101,サブメモリ2 102,サブメモリ3 103 がアクセ
スされてそれぞれからデータが読出された場合、それら
のデータはデータ入出力線L5を介してマイクロプロセッ
サ2のローテータ22に入力される。そして、ローテータ
22はマイクロプロセッサ2の内部データバス21の上位ビ
ット側にサブメモリ1 101 のデータが出力されるよう
に、バイト単位での回転処理を行う。
【0049】逆に、上述のように各サブメモリ0 100,サ
ブメモリ1 101,サブメモリ2 102,サブメモリ3 103 をア
クセスしてそれぞれかにデータを書込む場合、ローテー
タ22はマイクロプロセッサ2の内部データバス21の上位
ビット側のデータがサブメモリ1 101 に書き込まれるよ
うに、バイト単位での回転処理を行った上でデータ入出
力線L5へデータを出力する。
ブメモリ1 101,サブメモリ2 102,サブメモリ3 103 をア
クセスしてそれぞれかにデータを書込む場合、ローテー
タ22はマイクロプロセッサ2の内部データバス21の上位
ビット側のデータがサブメモリ1 101 に書き込まれるよ
うに、バイト単位での回転処理を行った上でデータ入出
力線L5へデータを出力する。
【0050】このようにして、ワード境界を越えるよう
なメモリアクセスも、通常のメモリアクセスと全く同一
のタイミング及びアクセスサイクルで処理可能になる。
なお、上述の説明ではデータの書込み, 読出しの双方に
共通であるため、読出し/書込みの制御そのものについ
ては省略した。
なメモリアクセスも、通常のメモリアクセスと全く同一
のタイミング及びアクセスサイクルで処理可能になる。
なお、上述の説明ではデータの書込み, 読出しの双方に
共通であるため、読出し/書込みの制御そのものについ
ては省略した。
【0051】図3は本発明の第1の発明に係るメモリ装
置の他の実施例の構成を示すブロック図である。
置の他の実施例の構成を示すブロック図である。
【0052】一般的に、半導体メモリ装置はメモリセル
配列の縦横比を1になるべく近くし、またアドレスデコ
ード処理の負荷を小さくするために複数カラム構成を採
る場合が多い。このため図3に示されている実施例で
は、8カラム構成を採ることにより、8Kワード×8ビッ
トのメモリのワード方向を1/8に圧縮して1Kワードと
し、ビット線を64本に増加させている。1ビット当り8
本のビット線から1本を選択するためにカラム選択回路
18が設けられている。本実施例では、13ビットの入力ア
ドレス信号の内の下位3ビットがカラムデコーダ16に入
力されてカラム選択用に用いられている。なお、13ビッ
トの入力アドレス信号の内の上位10ビットはロウデコー
ダ15に入力されてロウ選択用に用いられている。
配列の縦横比を1になるべく近くし、またアドレスデコ
ード処理の負荷を小さくするために複数カラム構成を採
る場合が多い。このため図3に示されている実施例で
は、8カラム構成を採ることにより、8Kワード×8ビッ
トのメモリのワード方向を1/8に圧縮して1Kワードと
し、ビット線を64本に増加させている。1ビット当り8
本のビット線から1本を選択するためにカラム選択回路
18が設けられている。本実施例では、13ビットの入力ア
ドレス信号の内の下位3ビットがカラムデコーダ16に入
力されてカラム選択用に用いられている。なお、13ビッ
トの入力アドレス信号の内の上位10ビットはロウデコー
ダ15に入力されてロウ選択用に用いられている。
【0053】従って、隣接アドレスをアクセスするため
に、図1に示されている構成ではワード線L2の信号を1
ビットずつシフトするための1ビットシフタ12を設けて
いるが、本実施例の場合には、カラムデコーダ16のから
カラム選択線へ出力される信号を1ビットづつシフトす
るための参照符号17にて示されている1ビットシフタが
設けられている。
に、図1に示されている構成ではワード線L2の信号を1
ビットずつシフトするための1ビットシフタ12を設けて
いるが、本実施例の場合には、カラムデコーダ16のから
カラム選択線へ出力される信号を1ビットづつシフトす
るための参照符号17にて示されている1ビットシフタが
設けられている。
【0054】更に、入力アドレス信号の下位3ビット
が”111 ”である場合には、シフト制御信号がハイレベ
ルであれば”000 ”が入力された場合と同一のカラムが
選択される。この場合には、上位10ビットのデコード結
果を1ビットシフトする必要がある。このためには、下
位3ビットが”111 ”であることを検知するための3入
力NANDゲート31, 及びシフト制御信号線L3を介して与え
られるシフト制御信号がハイレベルである場合にのみロ
ウデコーダ15のデコーダ結果を1ビットだけシフタする
ために信号をアクティブにする2入力 NORゲート32が備
えられている。
が”111 ”である場合には、シフト制御信号がハイレベ
ルであれば”000 ”が入力された場合と同一のカラムが
選択される。この場合には、上位10ビットのデコード結
果を1ビットシフトする必要がある。このためには、下
位3ビットが”111 ”であることを検知するための3入
力NANDゲート31, 及びシフト制御信号線L3を介して与え
られるシフト制御信号がハイレベルである場合にのみロ
ウデコーダ15のデコーダ結果を1ビットだけシフタする
ために信号をアクティブにする2入力 NORゲート32が備
えられている。
【0055】図4は1ビットシフタ12(17)の構成例を示
す回路図である。
す回路図である。
【0056】1ビットシフタ12(17)は、1ワード当り2
個のnチャネルトランジスタT10(T11, T12…T1n),T20(T
21, T22 …T2n)で構成されており、極めて小規模のハー
ドウェア量で構成されている。そして、各トランジスタ
はシフト制御信号線L3を介して与えられるシフト制御信
号によりオン/オフ制御される。たとえば、アドレスラ
イン”1”とワードライン”1”との間は、シフト制御
信号が通常のローレベルであればトランジスタT11 がオ
フ,T21がオン状態となるので、アドレスライン”1”の
信号がそのままワードライン”1”へ出力される。一
方、シフト制御信号がハイレベルであればトランジスタ
T11 がオン,T21がオフ状態となるので、アドレスライ
ン”0”の信号が1ビットシフトされてワードライン”
1”へ出力される。
個のnチャネルトランジスタT10(T11, T12…T1n),T20(T
21, T22 …T2n)で構成されており、極めて小規模のハー
ドウェア量で構成されている。そして、各トランジスタ
はシフト制御信号線L3を介して与えられるシフト制御信
号によりオン/オフ制御される。たとえば、アドレスラ
イン”1”とワードライン”1”との間は、シフト制御
信号が通常のローレベルであればトランジスタT11 がオ
フ,T21がオン状態となるので、アドレスライン”1”の
信号がそのままワードライン”1”へ出力される。一
方、シフト制御信号がハイレベルであればトランジスタ
T11 がオン,T21がオフ状態となるので、アドレスライ
ン”0”の信号が1ビットシフトされてワードライン”
1”へ出力される。
【0057】なお、シフト制御信号がハイレベルである
場合、ワードライン”0”には信号”0”が出力され
る。
場合、ワードライン”0”には信号”0”が出力され
る。
【0058】従って、シフト制御信号線L3を介して与え
られるシフト制御信号がローレベルである場合には、ア
ドレスデコーダ11から入力されるアドレスデコード結果
がそのままワード線L2へ出力されるが、シフト制御信号
がハイレベルである場合には、全入力が1ビットづつシ
フトされ、たとえばアドレス”n−1”の値がワードラ
イン”n”へ出力される。
られるシフト制御信号がローレベルである場合には、ア
ドレスデコーダ11から入力されるアドレスデコード結果
がそのままワード線L2へ出力されるが、シフト制御信号
がハイレベルである場合には、全入力が1ビットづつシ
フトされ、たとえばアドレス”n−1”の値がワードラ
イン”n”へ出力される。
【0059】図5はアドレスデコーダ11, ロウデコーダ
15, カラムデコーダ16の具体的構成例を示す回路図であ
る。なお、ここでは説明の簡略化のため、アドレス信号
線L1が4ビット入力であり、出力される信号が16ビット
である場合を示している。
15, カラムデコーダ16の具体的構成例を示す回路図であ
る。なお、ここでは説明の簡略化のため、アドレス信号
線L1が4ビット入力であり、出力される信号が16ビット
である場合を示している。
【0060】このような構成のアドレスデコーダでは、
4ビット幅のアドレス信号がアドレス信号線L1を介して
入力されると、16本の制御信号の内の1本がアクティブ
(ローレベル)になる。たとえば、入力アドレス信号と
して10進数の”15”を表す2値信号”1111”が入力され
ると、図5の最下段の4入力NANDゲートの入力のみが全
て”1”になってアドレス15のみがローレベルになる。
4ビット幅のアドレス信号がアドレス信号線L1を介して
入力されると、16本の制御信号の内の1本がアクティブ
(ローレベル)になる。たとえば、入力アドレス信号と
して10進数の”15”を表す2値信号”1111”が入力され
ると、図5の最下段の4入力NANDゲートの入力のみが全
て”1”になってアドレス15のみがローレベルになる。
【0061】図6は本発明の第2の発明に係るメモリ装
置の一実施例の構成を示すブロック図である。
置の一実施例の構成を示すブロック図である。
【0062】図6において、参照符号11はアドレスデコ
ーダであり、外部からアドレス信号線L1を介してアドレ
ス信号が入力されることは前述の第1の発明と同様であ
る。また、参照符号100, 101, 102, 104はそれぞれ8ビ
ット幅のサブメモリ0, サブメモリ1, サブメモリ2,
サブメモリ3を示している。そして、各サブメモリ010
0,サブメモリ1 101,サブメモリ2 102,サブメモリ3 103
間にはそれぞれ1ビットシフタ120, 121, 122 が配置さ
れている。これらの1ビットシフタ120, 121, 122 に
はシフト制御信号線L3を介してシフト制御信号S0, S1,
S2がそれぞれ与えられている。
ーダであり、外部からアドレス信号線L1を介してアドレ
ス信号が入力されることは前述の第1の発明と同様であ
る。また、参照符号100, 101, 102, 104はそれぞれ8ビ
ット幅のサブメモリ0, サブメモリ1, サブメモリ2,
サブメモリ3を示している。そして、各サブメモリ010
0,サブメモリ1 101,サブメモリ2 102,サブメモリ3 103
間にはそれぞれ1ビットシフタ120, 121, 122 が配置さ
れている。これらの1ビットシフタ120, 121, 122 に
はシフト制御信号線L3を介してシフト制御信号S0, S1,
S2がそれぞれ与えられている。
【0063】なお、参照符号140, 141, 142, 143はいず
れもセンスアンプ及び書込みデータドライバであり、そ
れぞれサブメモリ0 100,サブメモリ1 101,サブメモリ2
102,サブメモリ3 103 とバイト単位ローテータ220 との
間を接続している。
れもセンスアンプ及び書込みデータドライバであり、そ
れぞれサブメモリ0 100,サブメモリ1 101,サブメモリ2
102,サブメモリ3 103 とバイト単位ローテータ220 との
間を接続している。
【0064】このような本発明の第2の発明のメモリ装
置の動作は以下の如くである。図6には示されていない
マイクロプロセッサ内のアドレスバスからnビットのア
ドレス信号がこのメモリ装置に与えられると、アドレス
デコーダ11により2n本のワード選択信号にデコードさ
れてワード線L2を介してまずサブメモリ0 100に与えら
れ、以下順次1ビットシフタ120,サブメモリ1 101,1ビ
ットシフタ121,サブメモリ3 103,1ビットシフタ122,サ
ブメモリ3 103 に伝播される。
置の動作は以下の如くである。図6には示されていない
マイクロプロセッサ内のアドレスバスからnビットのア
ドレス信号がこのメモリ装置に与えられると、アドレス
デコーダ11により2n本のワード選択信号にデコードさ
れてワード線L2を介してまずサブメモリ0 100に与えら
れ、以下順次1ビットシフタ120,サブメモリ1 101,1ビ
ットシフタ121,サブメモリ3 103,1ビットシフタ122,サ
ブメモリ3 103 に伝播される。
【0065】このような構成の本発明の第2の発明に係
るメモリ装置の動作は以下の如くである。
るメモリ装置の動作は以下の如くである。
【0066】ワード単位のアクセスに際して、先頭のバ
イトがサブメモリ3 103 である場合は全サブメモリ0 10
0,サブメモリ1 101,サブメモリ2 102,サブメモリ3 103
に対して同一のワードを選択すればよいため、シフト制
御信号S2, S1, S0はローレベルにされる。また、バイト
単位ローテータ220 もローテートせずにそのままのバイ
ト順位でデータを転送する。
イトがサブメモリ3 103 である場合は全サブメモリ0 10
0,サブメモリ1 101,サブメモリ2 102,サブメモリ3 103
に対して同一のワードを選択すればよいため、シフト制
御信号S2, S1, S0はローレベルにされる。また、バイト
単位ローテータ220 もローテートせずにそのままのバイ
ト順位でデータを転送する。
【0067】このような動作により、データの読出しの
場合は各サブメモリ0 100,サブメモリ1 101,サブメモリ
2 102,サブメモリ3 103 から読出されたデータがバイト
単位ローテータ220 でそのまま1ワード長データとして
データバスへ出力される。一方、データの書込みの場合
は1ワード長データがデータバスからそのままバイト単
位ローテータ220 を介して各サブメモリ0 100,サブメモ
リ1 101,サブメモリ2102,サブメモリ3 103 に書き込ま
れる。
場合は各サブメモリ0 100,サブメモリ1 101,サブメモリ
2 102,サブメモリ3 103 から読出されたデータがバイト
単位ローテータ220 でそのまま1ワード長データとして
データバスへ出力される。一方、データの書込みの場合
は1ワード長データがデータバスからそのままバイト単
位ローテータ220 を介して各サブメモリ0 100,サブメモ
リ1 101,サブメモリ2102,サブメモリ3 103 に書き込ま
れる。
【0068】一方、たとえばワード単位のアクセス時に
先頭アドレスがサブメモリ1 101 である場合には、サブ
メモリ3 103 及びサブメモリ2 102 については次のワー
ドを読み出す必要がある。このような場合には、シフト
制御信号の内のS1のみをハイレベルにすればよい。これ
により、たとえばアドレスとして”k”が与えられた場
合、1ビットシフタ120 はサブメモリ0 100 からのアド
レス信号をサブメモリ1 101 にそのまま出力するので、
サブメモリ1 101 とサブメモリ0 100 についてはアドレ
ス”k”がアクセスされる。また、1ビットシフタ121
はサブメモリ1101 からのアドレス信号を1ビットシフ
タしてサブメモリ2 102 に出力するので、サブメモリ2
102 はアドレス”k+1”がアクセスされる。更に、1
ビットシフタ122 はサブメモリ2 102 からのアドレス信
号をそのままサブメモリ3 103に出力するので、サブメ
モリ3 103 はアドレス”k+1”がアクセスされる。
先頭アドレスがサブメモリ1 101 である場合には、サブ
メモリ3 103 及びサブメモリ2 102 については次のワー
ドを読み出す必要がある。このような場合には、シフト
制御信号の内のS1のみをハイレベルにすればよい。これ
により、たとえばアドレスとして”k”が与えられた場
合、1ビットシフタ120 はサブメモリ0 100 からのアド
レス信号をサブメモリ1 101 にそのまま出力するので、
サブメモリ1 101 とサブメモリ0 100 についてはアドレ
ス”k”がアクセスされる。また、1ビットシフタ121
はサブメモリ1101 からのアドレス信号を1ビットシフ
タしてサブメモリ2 102 に出力するので、サブメモリ2
102 はアドレス”k+1”がアクセスされる。更に、1
ビットシフタ122 はサブメモリ2 102 からのアドレス信
号をそのままサブメモリ3 103に出力するので、サブメ
モリ3 103 はアドレス”k+1”がアクセスされる。
【0069】この場合には、バイト単位ローテータ220
により2バイトのローテートを行うことにより、サブメ
モリ1 101 から読み出した先頭バイトが上位に位置する
ように並べ換えを行うことが出来る。
により2バイトのローテートを行うことにより、サブメ
モリ1 101 から読み出した先頭バイトが上位に位置する
ように並べ換えを行うことが出来る。
【0070】アクセス対象のワードの先頭バイト位置、
即ち先頭バイトが格納されているサブメモリと、シフト
制御信号と、ローテート制御信号との間の関係を表1に
示す。
即ち先頭バイトが格納されているサブメモリと、シフト
制御信号と、ローテート制御信号との間の関係を表1に
示す。
【0071】
【表1】
【0072】図7は本発明の第3の発明に係るメモリ装
置の構成例を示すブロック図である。
置の構成例を示すブロック図である。
【0073】スキュー、即ちビット間のメモリアクセス
時間のバラツキを最小にするためには、デコードされた
アドレスが全てのサブメモリ0 100,サブメモリ1 101,サ
ブメモリ2 102,サブメモリ3 103 に可及的に同時に伝達
されるように構成することが望ましい。このためハード
ウェアのレイアウト面での観点から、アドレスデコーダ
11をサブメモリ100, 101, 102, 103群の中央に配置する
ことが望ましい。図7に示されている構成例はそのよう
な配慮を加えた例である。
時間のバラツキを最小にするためには、デコードされた
アドレスが全てのサブメモリ0 100,サブメモリ1 101,サ
ブメモリ2 102,サブメモリ3 103 に可及的に同時に伝達
されるように構成することが望ましい。このためハード
ウェアのレイアウト面での観点から、アドレスデコーダ
11をサブメモリ100, 101, 102, 103群の中央に配置する
ことが望ましい。図7に示されている構成例はそのよう
な配慮を加えた例である。
【0074】このようなレイアウトを採用した場合の動
作は、先頭バイト位置とシフト制御信号とローテート制
御信号との関係を調整することにより、上述の図6に示
されている構成と基本的に同一になる。図7に示されて
いる構成例の先頭バイト位置とシフト制御信号とローテ
ート制御信号との関係を表2に示す。
作は、先頭バイト位置とシフト制御信号とローテート制
御信号との関係を調整することにより、上述の図6に示
されている構成と基本的に同一になる。図7に示されて
いる構成例の先頭バイト位置とシフト制御信号とローテ
ート制御信号との関係を表2に示す。
【0075】
【表2】
【0076】図8は本発明の第2及び第3の発明に係る
上述の各メモリ装置を用いたデータ処理装置の構成を示
すブロック図である。
上述の各メモリ装置を用いたデータ処理装置の構成を示
すブロック図である。
【0077】図8において、参照符号2はマイクロプロ
セッサを示している。そして、参照符号110 にて示され
ている上述の図6または図7に示されている本発明の第
2の発明のメモリ装置がマイクロプロセッサ2にアドレ
ス信号線L1及びシフト制御信号線L3にて接続されてい
る。更にバイト単位ローテータ220 がメモリ装置110 と
データ入出力線L5にて接続されており、またマイクロプ
ロセッサ2のデータバスとも接続されている。
セッサを示している。そして、参照符号110 にて示され
ている上述の図6または図7に示されている本発明の第
2の発明のメモリ装置がマイクロプロセッサ2にアドレ
ス信号線L1及びシフト制御信号線L3にて接続されてい
る。更にバイト単位ローテータ220 がメモリ装置110 と
データ入出力線L5にて接続されており、またマイクロプ
ロセッサ2のデータバスとも接続されている。
【0078】このようなデータ処理装置では、上述の表
1または表2に示されているようにシフト制御信号をマ
イクロプロセッサ2が制御する。
1または表2に示されているようにシフト制御信号をマ
イクロプロセッサ2が制御する。
【0079】なお、上記実施例では、1ワードが32ビッ
トで4個のサブメモリから構成されるメモリ装置を例と
して説明したが、本発明はそのような条件に限定される
ものではない。スーパースカラ型のマイクロプロセッサ
のように、複数ワードを同時にメモリから読み出す必要
があるプログラムに対しても適用可能である。
トで4個のサブメモリから構成されるメモリ装置を例と
して説明したが、本発明はそのような条件に限定される
ものではない。スーパースカラ型のマイクロプロセッサ
のように、複数ワードを同時にメモリから読み出す必要
があるプログラムに対しても適用可能である。
【0080】また上記各実施例では、アドレスデコーダ
から出力された信号を1ビットシフトする構成について
のみ説明したが、これに限らず、複数ビットシフトする
ような構成を採ることも勿論可能である。
から出力された信号を1ビットシフトする構成について
のみ説明したが、これに限らず、複数ビットシフトする
ような構成を採ることも勿論可能である。
【0081】また上記各実施例では、アドレスバスとデ
ータバスとが独立して存在する場合について説明されて
いるが、一つのバスを共用する構成に対しても適用可能
であることは言うまでもない。
ータバスとが独立して存在する場合について説明されて
いるが、一つのバスを共用する構成に対しても適用可能
であることは言うまでもない。
【0082】更に上記各実施例では、ワード単位でアク
セスする場合についてのみ説明されているが、2バイト
アクセス,3バイトアクセスあるいは更に多数の複数ア
クセス等の種々のワード境界を越えるメモリアクセスに
ついて本発明は広く効果を奏する。但し、2バイトアク
セス,3バイトアクセス等についてはサブメモリそれぞ
れに書込み制御が必要であることは従来と同様である。
セスする場合についてのみ説明されているが、2バイト
アクセス,3バイトアクセスあるいは更に多数の複数ア
クセス等の種々のワード境界を越えるメモリアクセスに
ついて本発明は広く効果を奏する。但し、2バイトアク
セス,3バイトアクセス等についてはサブメモリそれぞ
れに書込み制御が必要であることは従来と同様である。
【0083】更にまた上記各実施例では、バイト単位で
のローテータをハードウェアとして備える構成が示され
ているが、同等の処理はCPU によっても可能であり、こ
のローテータ自体はCPU にその処理を代行させることも
可能である。
のローテータをハードウェアとして備える構成が示され
ているが、同等の処理はCPU によっても可能であり、こ
のローテータ自体はCPU にその処理を代行させることも
可能である。
【0084】また更に上記各実施例では、たとえば図1
及び図3に示されているように、シフタ回路とワード選
択線との間にレベル保持用のインバータを装入した例
と、インバータが装入されていない例とが示されている
が、いずれの構成を採る場合にも本発明の本質には全く
影響はない。
及び図3に示されているように、シフタ回路とワード選
択線との間にレベル保持用のインバータを装入した例
と、インバータが装入されていない例とが示されている
が、いずれの構成を採る場合にも本発明の本質には全く
影響はない。
【0085】
【発明の効果】以上に詳述したように本発明によれば、
メモリに与えられるワード選択信号をシフトする回路を
付加することにより、従来の加算回路及びアドレス選択
用のセレクタ回路を不要とし、簡単且つ少量のハードウ
ェア量にて、ワード境界を越えるメモリアクセスを1回
のアクセスで行えるようになる。特に、従来例において
加算器のレイアウトがメモリとは全く別に行われている
のに対して、シフト回路を使用する本発明の場合にはメ
モリ, サブメモリに隣接して配置することが可能である
ため、レイアウト効率が各段に向上する。
メモリに与えられるワード選択信号をシフトする回路を
付加することにより、従来の加算回路及びアドレス選択
用のセレクタ回路を不要とし、簡単且つ少量のハードウ
ェア量にて、ワード境界を越えるメモリアクセスを1回
のアクセスで行えるようになる。特に、従来例において
加算器のレイアウトがメモリとは全く別に行われている
のに対して、シフト回路を使用する本発明の場合にはメ
モリ, サブメモリに隣接して配置することが可能である
ため、レイアウト効率が各段に向上する。
【0086】また、メモリに与えられるワード選択信号
をシフトする回路を付加することにより、加算器を必要
としている従来例に比して、ワード境界を越えるメモリ
アクセスが高速化される。
をシフトする回路を付加することにより、加算器を必要
としている従来例に比して、ワード境界を越えるメモリ
アクセスが高速化される。
【0087】更に、一つのアドレスを与えるのみでワー
ド境界をまたぐメモリアクセスが可能になるため、アド
レスを2回にわけて与える従来例、たとえば特開平2-24
4350号公報の発明に比して、バス及びメモリの利用効率
を向上させることが可能になり、ひいてはシステム全体
の性能を向上させることが出来る。
ド境界をまたぐメモリアクセスが可能になるため、アド
レスを2回にわけて与える従来例、たとえば特開平2-24
4350号公報の発明に比して、バス及びメモリの利用効率
を向上させることが可能になり、ひいてはシステム全体
の性能を向上させることが出来る。
【0088】また更に、少量のハードウェアでしかも少
ないサイクル数でメモリアクセスが可能になるので、同
一の処理を行う場合には従来の装置に比して消費電力が
低減する。
ないサイクル数でメモリアクセスが可能になるので、同
一の処理を行う場合には従来の装置に比して消費電力が
低減する。
【図1】本発明の第1の発明に係るメモリ装置一実施例
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の発明に係る上述のメモリ装置を
用いたデータ処理装置の構成を示すブロック図である。
用いたデータ処理装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の発明に係るメモリ装置の他の実
施例の構成を示すブロック図である。
施例の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1の発明に係るメモリ装置の1ビッ
トシフタの構成例を示す回路図である。
トシフタの構成例を示す回路図である。
【図5】本発明の第1の発明に係るメモリ装置のアドレ
スデコーダ, ロウデコーダ, カラムデコーダ等の各デコ
ーダの具体的構成例を示す回路図である。
スデコーダ, ロウデコーダ, カラムデコーダ等の各デコ
ーダの具体的構成例を示す回路図である。
【図6】本発明の第2の発明に係るメモリ装置の一実施
例の構成を示すブロック図である。
例の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第3の発明に係るメモリ装置の構成例
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図8】本発明の第2及び第3の発明に係る上述の各メ
モリ装置を用いたデータ処理装置の構成を示すブロック
図である。
モリ装置を用いたデータ処理装置の構成を示すブロック
図である。
【図9】従来の1ワード長データのメモリ上での配置が
ワード境界にまたがることが可能なメモリ装置の構成を
示すブロック図である。
ワード境界にまたがることが可能なメモリ装置の構成を
示すブロック図である。
【図10】従来の1ワード長データのメモリ上での配置
がワード境界にまたがることが可能なメモリ装置の他の
構成を示すブロック図である。
がワード境界にまたがることが可能なメモリ装置の他の
構成を示すブロック図である。
【図11】図10に示されているメモリ装置の動作状態を
示す表である。
示す表である。
【図12】図10に示されているメモリ装置の動作状態を
示す表である。
示す表である。
1 メモリ装置 11 アドレスデコーダ 12 1ビットシフタ 13 メモリセル 2 マイクロプロセッサ 100 〜103 サブメモリ 22 ローテータ 220 バイト単位ローテータ 120 〜123 1ビットシフタ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0080
【補正方法】変更
【補正内容】
【0080】また上記各実施例では、アドレスデコーダ
から出力された信号を1ビットシフトする構成について
のみ説明したが、これに限らず、論理的な1ワードが物
理的な複数ワードに相当するような構成を採るデータ処
理装置等においては複数ビットシフトするような構成を
採ることも勿論可能である。
から出力された信号を1ビットシフトする構成について
のみ説明したが、これに限らず、論理的な1ワードが物
理的な複数ワードに相当するような構成を採るデータ処
理装置等においては複数ビットシフトするような構成を
採ることも勿論可能である。
Claims (6)
- 【請求項1】 外部から入力されるアドレス信号をデコ
ードしてワード選択信号を発生するアドレスデコーダ
と、ワード単位でアドレスが割り付けられており、前記
アドレスデコーダが発生したワード選択信号に対応する
ワードアドレスがアクセスされるメモリとを備えたメモ
リ装置において、 前記アドレスデコーダが発生したワード選択信号を外部
から所定の信号が与えられた場合に所定ビット数シフト
して前記メモリに与えるシフト回路を備えたことを特徴
とするメモリ装置。 - 【請求項2】 外部から入力されるアドレス信号をデコ
ードしてワード選択信号を発生するアドレスデコーダ
と、1ワードのデータをそれぞれワード単位で割り付け
られているアドレスに分割して格納し、前記アドレスデ
コーダが発生したワード選択信号に対応するワードアド
レスがアクセスされる複数のサブメモリとを備えたメモ
リ装置において、 入力されたワード選択信号を外部から所定の信号が与え
られた場合に所定ビット数シフトして出力するシフト回
路を前記サブメモリよりも1個少なく備え、 前記アドレスデコーダから出力されたワード選択信号を
1個のサブメモリには直接、他の各サブメモリにはそれ
ぞれ前記シフト回路を介して与えるべくなしてあること
を特徴とするメモリ装置。 - 【請求項3】 外部から入力されるアドレス信号をデコ
ードしてワード選択信号を発生するアドレスデコーダ
と、1ワードのデータをそれぞれワード単位で割り付け
られているアドレスに分割して格納し、前記アドレスデ
コーダが発生したワード選択信号に対応するワードアド
レスがアクセスされる複数のサブメモリとを備えたメモ
リ装置において、 入力されたワード選択信号を外部から所定の信号が与え
られた場合に所定ビット数シフトして出力するシフト回
路を前記サブメモリと同数備え、 前記アドレスデコーダから出力されたワード選択信号を
前記サブメモリにそれぞれ前記シフト回路を介して与え
るべくなしてあることを特徴とするメモリ装置。 - 【請求項4】 外部から入力されるアドレス信号をデコ
ードしてワード選択信号を発生するアドレスデコーダ
と、ワード単位でアドレスが割り付けられており、前記
アドレスデコーダが発生したワード選択信号に対応する
ワードアドレスがアクセスされるメモリとを有する複数
のメモリ装置と、 前記各メモリ装置にアドレス信号を与えることにより前
記各メモリ装置をアクセスするマイクロプロセッサとを
備えたデータ処理装置において、 前記各メモリ装置は、前記アドレスデコーダが発生した
ワード選択信号を外部から所定の信号が与えられた場合
に所定ビット数シフトして前記メモリに与えるシフト回
路を備え、 前記マイクロプロセッサは、前記各シフト回路に与えら
れる前記所定の信号を発生する手段と、前記シフト回路
それぞれに与えられる所定の信号に対応して前記各メモ
リ装置へのデータの入出力の順序を変換するローテータ
とを備えたことを特徴とするデータ処理装置。 - 【請求項5】 外部から入力されるアドレス信号をデコ
ードしてワード選択信号を発生するアドレスデコーダ
と、1ワードのデータをそれぞれワード単位で割り付け
られているアドレスに分割して格納し、前記アドレスデ
コーダが発生したワード選択信号に対応するワードアド
レスがアクセスされる複数のサブメモリとを有するメモ
リ装置と、 前記メモリ装置にアドレス信号を与えることにより前記
メモリ装置をアクセスするマイクロプロセッサとを備え
たデータ処理装置において、 前記メモリ装置は、入力されたワード選択信号を外部か
ら所定の信号が与えられた場合に所定ビット数シフトし
て出力するシフト回路を前記サブメモリよりも1個少な
く備え、前記アドレスデコーダから出力されたワード選
択信号を1個のサブメモリには直接、他の各サブメモリ
にはそれぞれ前記シフト回路を介して与えるべくなして
あり、 前記マイクロプロセッサは、前記各シフト回路に与えら
れる所定の信号を発生する手段を有し、 更に、前記シフト回路それぞれに与えられる所定の信号
に対応して前記各メモリ装置へのデータの入出力の順序
を変換するローテータを備えたことを特徴とするデータ
処理装置。 - 【請求項6】 外部から入力されるアドレス信号をデコ
ードしてワード選択信号を発生するアドレスデコーダ
と、1ワードのデータをそれぞれワード単位で割り付け
られているアドレスに分割して格納し、前記アドレスデ
コーダが発生したワード選択信号に対応するワードアド
レスがアクセスされる複数のサブメモリとを有するメモ
リ装置と、 前記メモリ装置にアドレス信号を与えることにより前記
メモリ装置をアクセスするマイクロプロセッサとを備え
たデータ処理装置において、 前記メモリ装置は、入力されたワード選択信号を外部か
ら所定の信号が与えられた場合に所定ビット数シフトし
て出力するシフト回路を前記サブメモリと同数備え、前
記アドレスデコーダから出力されたワード選択信号を前
記サブメモリにそれぞれ前記シフト回路を介して与える
べくなしてあり、 前記マイクロプロセッサは、前記各シフト回路に与えら
れる所定の信号を発生する手段を有し、 更に、前記シフト回路それぞれに与えられる所定の信号
に対応して前記各メモリ装置へのデータの入出力の順序
を変換するローテータを備えたことを特徴とするデータ
処理装置。。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4124571A JPH05324463A (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | メモリ装置及びそれを使用したデータ処理装置 |
US08/062,630 US5506978A (en) | 1992-05-18 | 1993-05-18 | Memory apparatus including a shift circuit for shifting a word select signal by a predetermined number of words |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4124571A JPH05324463A (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | メモリ装置及びそれを使用したデータ処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05324463A true JPH05324463A (ja) | 1993-12-07 |
Family
ID=14888781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4124571A Pending JPH05324463A (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | メモリ装置及びそれを使用したデータ処理装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5506978A (ja) |
JP (1) | JPH05324463A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5638533A (en) * | 1995-10-12 | 1997-06-10 | Lsi Logic Corporation | Method and apparatus for providing data to a parallel processing array |
US8688962B2 (en) * | 2011-04-01 | 2014-04-01 | Intel Corporation | Gather cache architecture |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4680738A (en) * | 1985-07-30 | 1987-07-14 | Advanced Micro Devices, Inc. | Memory with sequential mode |
DE3884492T2 (de) * | 1987-07-15 | 1994-02-17 | Hitachi Ltd | Integrierte Halbleiterschaltungsanordnung. |
JP2582587B2 (ja) * | 1987-09-18 | 1997-02-19 | 日本テキサス・インスツルメンツ株式会社 | 半導体記憶装置 |
JPH02255929A (ja) * | 1989-01-31 | 1990-10-16 | Toshiba Corp | データ境界調整装置 |
JPH02244350A (ja) * | 1989-03-17 | 1990-09-28 | Nec Corp | 主記憶装置アクセス方式 |
US4985872A (en) * | 1989-06-23 | 1991-01-15 | Vlsi Technology, Inc. | Sequencing column select circuit for a random access memory |
-
1992
- 1992-05-18 JP JP4124571A patent/JPH05324463A/ja active Pending
-
1993
- 1993-05-18 US US08/062,630 patent/US5506978A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5506978A (en) | 1996-04-09 |
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