JPH05324212A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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Publication number
JPH05324212A
JPH05324212A JP4133684A JP13368492A JPH05324212A JP H05324212 A JPH05324212 A JP H05324212A JP 4133684 A JP4133684 A JP 4133684A JP 13368492 A JP13368492 A JP 13368492A JP H05324212 A JPH05324212 A JP H05324212A
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JP
Japan
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signal
power
storage medium
instruction
control unit
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Application number
JP4133684A
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English (en)
Inventor
Susumu Onodera
進 小野寺
Takashi Abe
隆 阿部
Takeshi Shiobara
毅 塩原
Takeshi Maeda
武 前田
Masahiko Otaki
雅彦 大瀧
Shigenobu Ishimoto
重信 石本
Nobuyuki Kobayashi
信幸 小林
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Hitachi Image Information Systems Inc
Hitachi Ltd
Hitachi Advanced Digital Inc
Original Assignee
Hitachi Image Information Systems Inc
Hitachi Ltd
Hitachi Video and Information System Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 着脱可能な記憶媒体の抜き忘れを防止する情
報処理装置を提供する。 【構成】 着脱可能な記憶媒体20を用いる情報処理装
置において、該情報処理装置に供給する電源を遮断する
ためのOFF指示を検出し、電源OFF指示信号6を発
生する電源OFF指示検出部10と、記憶媒体20の着
脱状態を検出し装着状態の時に装着信号5を発生する装
着状態検出部3と、電源OFF指示信号と装着信号とが
ともにアクティブな場合に記憶媒体20の抜き出しを促
すための指示を出力する指示出力部18とを備えた。 【効果】 記憶媒体を装置から抜き忘れても、抜き出し
を促すための指示を出力するため、使用者が抜き出し忘
れることがなくなる。その結果、大切な記憶媒体の紛
失,他人に記憶媒体のデータを見られたりするなどの不
都合が解消される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ノート/デスクトップ
形のパーソナルコンピュータ,ワードプロセッサ等の情
報処理装置に係り、特に、この種の装置に用いられるフ
ロッピーディスクやメモリカード等の着脱可能な記憶媒
体の抜き忘れ防止処理に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ノート/デスクトップ形のパーソ
ナルコンピュータ(以下、パソコンという),ワードプ
ロセッサ等の普及は目ざましく、これら情報処理装置の
外部記憶装置には、フロッピーディスクやメモリカード
等の着脱可能な記憶媒体が用いられている。
【0003】オフィスなどでこれら情報処理装置が共同
使用される場合、情報処理装置の使用者一人一人が文
書,表,グラフ,図形等の専用データを格納/更新する
ためフロッピーディスクやメモリカードなどの記憶媒体
を情報処理装置に装着する。データの作成または更新が
終了した時、取り出しボタンを押す等の操作により各自
専用の記憶媒体を抜き出す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、処理の終了
後、使用者に対して記憶媒体の抜き出しを促す指示がな
いため、抜き忘れることがある。この場合、大切な記憶
媒体の紛失するおそれがあり、また他人に記憶媒体に記
憶されたデータを見られるなどの不都合が生じる。
【0005】特に、ノート形パソコンでは、小型化のた
めフロッピーディスクの挿入口が図14に示すように本
体の側部にあり正面から見えにくいこともあって、フロ
ッピーディスクを抜き忘れたまま、パソコンを使用者の
机から所定の位置に戻してしまうことが生じる。
【0006】この様に、従来の情報処理装置では、着脱
可能な記憶媒体の抜き出し忘れを防止する点について
は、配慮されていなかった。
【0007】尚、アップル社製パソコン(マッキントッ
シュ)では、使用者の誤操作によるフロッピーディスク
差替えによるデータ破壊防止のために、応用プログラム
実行時にはフロッピーディスクの抜き出しができないよ
うにして機械的ロックをかけている。そして、使用を終
了すると自動的にフロッピーディスクをイジェクトする
ので、抜き出し忘れることは少ない。なお、フロッピー
ディスクの出し入れ口にロックをかける従来技術として
は、特開昭62−254229公報に記載のものがあ
る。
【0008】しかし、機械的ロックを採用したもので
は、フロッピーディスクドライブのコスト増を招来して
しまう。
【0009】本発明の目的は、上記のような不都合を解
消し、着脱可能な記憶媒体の抜き忘れを防止することが
できる情報処理装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による情報処理装置は、着脱可能な記憶媒体
を用いる情報処理装置において、該情報処理装置に供給
する電源を遮断するためのOFF指示を検出し、電源O
FF指示信号を発生する電源OFF指示検出部と、上記
記憶媒体の着脱状態を検出し装着状態の時に装着信号を
発生する装着状態検出部と、上記電源OFF指示信号と
上記装着信号とがともにアクティブな場合に上記記憶媒
体の抜き出しを促すための指示を出力する指示出力部と
を備えたものである。
【0011】上記指示出力部としては、例えば、発光素
子の発光、表示画面へのメッセージの表示、警報音の発
生等、使用者の注意を喚起するための種々の手段を採用
することができる。
【0012】この装置において、好ましくは、電源OF
F指示信号がアクティブであり、かつ、装着信号がイン
アクティブな場合に電源を遮断する電源OFF制御部を
設ける。この場合、電源OFF制御部は、例えば、装着
信号がアクティブな場合、電源OFF指示信号がアクテ
ィブになってから一定時間の経過後に電源を遮断し、装
着信号がインアクティブな場合、電源OFF指示信号が
アクティブになった直後に電源を遮断する。
【0013】あるいは上記電源OFF制御部において、
電源OFF指示信号が出力された場合、装着信号がアク
ティブであれば抜き出し指示を発する第1のモードと、
装着信号の如何によらず抜き出しの指示なく電源が遮断
される第2のモードの2つの動作モードを設け、使用者
にいずれかのモードを選択させることもできる。
【0014】さらに、バッテリーと、電源の遮断後にバ
ッテリーから電圧を供給するバックアップ制御部を備
え、電源OFF制御部は電源OFF指示信号のみにより
電源を遮断し、バックアップ制御部から、電源OFF指
示検出部と装着状態検出部と指示出力部に電圧を供給す
るようにすることもできる。
【0015】
【作用】本発明の情報処理装置の代表的な構成につい
て、使用者が、記憶媒体を装着した状態でスイッチを押
すなどして電源を遮断しようとした場合を考える。
【0016】この場合、電源OFF指示検出部では電源
OFF指示信号を発生する。装着状態検出部では装着信
号を発生している。電源OFF指示信号と装着信号がと
もにアクティブなので、電源OFF制御部では電源をO
N状態に保ち、指示出力部では記憶媒体の抜き出しを促
すための指示を出力する。この指示により使用者が記憶
媒体を抜き出すと、装着状態検出部では装着信号をイン
アクティブとするため、電源OFF制御部により電源が
遮断される。この際、電源OFF制御部は、装着信号が
アクティブなので、電源OFF指示信号がアクティブに
なってから一定時間の経過後に電源をOFFとする。こ
の一定時間、指示出力部では記憶媒体の抜き出しを促す
ための指示を出力する。
【0017】以上のように、記憶媒体を抜き出し忘れて
電源をOFFしようとしても、抜き出しを促すための指
示を出力するため、使用者が抜き出し忘れることがなく
なる。
【0018】情報処理装置の使用者が記憶媒体を外部記
憶装置から抜き出して電源をOFFした場合は、そのま
ま電源をOFFし、抜き出しを促すための指示は出力さ
れないので、使用者が戸惑うことはない。
【0019】ところで、情報処理装置を再び使用する場
合など、使用が終わっても記憶媒体を外部記憶装置に装
着しておきたいことがある。このような場合、使用者は
第2のモードを選択することにより、抜き出し指示を受
けることなく電源を遮断することができる。
【0020】なお、バッテリーバックアップを採用して
いる情報処理装置の場合には、バッテリーにより記憶媒
体の抜き出し指示を行うための回路群をバックアップし
ておけば、通常の電源は電源OFF指示信号により直ち
に遮断することができる。
【0021】
【実施例】図1は、本発明の第一の実施例の情報処理装
置を示すブロック図である。この実施例では、着脱可能
な記憶媒体としてフロッピーディスクを例にとるが、後
述するメモリカード等の他の記憶媒体であってもよい。
同図で、14は中央処理装置(以下CPUという)、1
3はCPU14のプログラムが記憶されたメモリ、16
は液晶パネルなどの表示装置、15はCPU14のアク
セスにより作成される表示データを表示装置16に対し
出力する表示制御部、20はフロッピーディスク、11
はフロッピーディスク装置(以下FDDという)、17
はFDD11に対するリード/ライトを制御するFDD
制御部、3はフロッピーディスク20の着脱状態を検出
し、装着状態の時に装着(READY)信号5を発生す
る装着状態検出部、12は情報処理装置の各部に電圧を
供給する電源、10は使用者が電源をOFFしようとし
た場合に電源OFF指示(PWROFFE)信号6を発
生する電源OFF指示検出部、1は電源12をOFFさ
せる電源OFF(PWROFF)信号7を発生する電源
OFF制御部、4は警告(WARN)信号8がアクティ
ブになったとき発光するLED(発光ダイオード),2
はフロッピーディスク20の抜き出しを促すためLED
4を発光させるWARN信号8を発生する周辺制御部で
ある。電源OFF指示検出部10と電源OFF制御部1
とが電源制御部40を構成し、周辺制御部2とLED4
とが抜き出しを促すための指示を出力する指示出力部1
8を構成する。
【0022】次に、電源OFF指示検出部10、電源O
FF制御部1、そして周辺制御部2の具体的回路例をそ
れぞれ図2から図4に示す。
【0023】図2の電源OFF指示検出部10におい
て、20はGNDに接続された抵抗、21は+5Vと抵
抗20に接続された電源OFFスイッチ、22はスイッ
チ21が押された瞬間に発生する機械的振動による信号
の電圧変動を防ぐチャタリング防止回路で、PWROF
FE信号6をスイッチ21が押されない場合“0”、押
された場合に“1”とする。
【0024】なお、通常、装着状態検出部3はFDD1
1に内蔵されており、フロッピーディスク20が装着さ
れているか否かを光スイッチ(図示せず)で検出し、装
着されているか否かにより、それぞれREADY信号5
をアクティブ“1”,インアクティブ“0”とする。
【0025】図3の電源OFF制御部1において、23
はインバータ論理回路、24はAND論理回路で、PW
ROFFE信号6とREADY信号5がそれぞれ
“1”,“0”の場合にPWROFF信号7をアクティ
ブ“1”とする。図4の周辺制御部2において、25は
AND論理回路で、PWROFFE信号6とREADY
信号5が共に“1”の場合にWARN信号8をアクティ
ブ“1”とする。
【0026】図5に本発明が実施される情報処理装置の
電源OFF処理を示すフローチャートを示す。この処理
は、使用者が電源OFF指示検出部10内の電源OFF
スイッチ21(図2)を押す操作により開始される(ス
テップa)。そこで、その時点の記憶媒体の装着状態を
検出する(ステップb)。装着状態になければそのまま
電源が遮断される(ステップd)。装着状態にあれば使
用者に対して抜き出しを指示し(ステップc)、使用者
が抜き出し操作を行った後、電源が遮断される。
【0027】ここで、本装置の使用者が、フロッピーデ
ィスク20をFDD11に装着した状態で電源OFF指
示をした場合を考える。以下、その動作を図1から図4
とあわせて説明する。
【0028】ステップa)で、使用者が電源OFFスイ
ッチ21を押すとPWROFFE信号6は“1”とな
る。一方、フロッピーディスク20がFDD11に装着
状態にあるので、装着状態検出部3出力のREADY信
号5はアクティブ“1”を維持している。従って、PW
ROFFE信号6,READY信号5は共に“1”なの
で、電源OFF制御部1ではPWROFF信号7をイン
アクティブ“0”に維持し、周辺制御部2ではWARN
信号8をアクティブ“1”とする。このため、電源12
はON状態を維持し、フロッピーディスク20の抜き出
しを促すためLED4を発光させる。以上の動作は図5
のステップb),ステップc)に相当する。使用者がこ
の指示を受けフロッピーディスク20を取り出した場
合、装着状態検出部3ではREADY信号5をインアク
ティブ“0”とし、PWROFFE信号6は“1”の状
態にある。このため、電源OFF制御部1ではPWRO
FF信号7をアクティブ“1”とするので、電源12を
OFFとする。この動作はステップb),ステップd)
に相当する。
【0029】次に、使用者が忘れずにフロッピーディス
ク20をFDD11から抜き出して電源OFF指示をし
た場合について説明する。
【0030】ステップa)で、使用者が電源OFFスイ
ッチ21を押すとPWROFFE信号6は“1”とな
る。一方、フロッピーディスク20がFDD11から抜
き出されているので、装着状態検出部3ではREADY
信号5をインアクティブ“0”にする。従って、PWR
OFFE信号6,READY信号5は、それぞれ
“1”,“0”なので、電源OFF制御部1ではPWR
OFF信号7をアクティブ“1”とし、電源12をOF
Fとする。このため、抜き出しを促すための指示は出力
しないので、使用者が戸惑うことはない。
【0031】以上述べたように、フロッピーディスクを
抜き忘れても、抜き出しを促すための指示を出力するた
め、使用者が抜き出し忘れることがない。この結果、大
切な記憶媒体の紛失,他人に記憶媒体のデータを見られ
たりするなどの不都合が解消できる。指示出力部のLE
D4の代わりにスピーカを用い、抜き出しを促すため音
を出すようにしてもよい。
【0032】フロッピーディスクの他に、着脱可能な記
憶媒体として小型,軽量,省電力等の利点を持ったメモ
リカードが用いられている。これは抜き出した状態でも
メモリのデータを保持するため、電池でバックアップし
たり、フラッシュメモリを使用したものである。
【0033】次に、本発明の第二の実施例として、着脱
可能な記憶媒体としてメモリカードを用い、抜き出しを
促す指示を表示装置に出力させる情報処理装置について
説明する。本実施例においても、記憶媒体はメモリカー
ドに限らず、前述したフロッピーディスクであってもよ
い。図6は、本発明の第二の実施例の情報処理装置を示
すブロック図である。30はメモリカード、32はメモ
リカード30を本装置に接続させるためのコネクタ、3
1はメモリカード制御部、周辺制御部2出力のWARN
信号8はCPU14の割り込み信号として用いており、
その他は図1の構成と同じである。一般にメモリカード
30の内部には、着脱状態を検出する装着状態検出部を
内蔵し、挿入(装着)時にアクティブとする抜き出し信
号READY5を出力する。
【0034】図7に装着状態検出部の構成の一例を示
す。同図でメモリカード30の入出力ピンの1つは+5
Vに接続する。そのピンと相対するコネクタ32側のピ
ンをREADY信号5とし、他方がGNDに接続した抵
抗20と接続する。このため、READY信号5はメモ
リカード30の挿入(装着)時は電流が流れるので抵抗
20の電圧降下により“1”、抜き出した状態では抵抗
20に電流が流れないので“0”を出力する。これは、
図1のREADY信号5と同様、装着した状態では
“1”、抜き出した状態では“0”である。
【0035】ここで、メモリカード30をコネクタ32
に挿入(装着)した状態で電源をOFFしようとした場
合の図6における抜き出し指示の出力方法を説明する。
【0036】この場合、PWROFFE信号6,REA
DY信号5は共に“1”なので、電源OFF制御部1で
はPWROFF信号7をインアクティブ“0”に維持
し、周辺制御部2ではWARN信号8をアクティブ
“1”とする。このため、電源12はON状態を維持
し、CPU14はメモリ13に格納された割り込み処理
プログラムを実行する。この割り込み処理でCPU14
が表示制御部15をアクセスすることにより、表示装置
に抜き出しを促す指示(メッセージ等)を表示できる。
【0037】なお、本実施例においても、先の実施例の
ように、メッセージ表示でなくLED表示もしくは警告
音発生を行うようにしてもよい。
【0038】次に、図1又は図6の電源OFF制御部1
の他の例について図8を用いて説明する。34はクロッ
ク信号、38はPWROFFE信号6とREADY信号
5が共に“1”の場合に信号35を“0”とするNAN
D論理回路である。また、33は、信号35が“1”の
時に値を“0”とし、信号35が“0”の時にCLK信
号34によりカウントアップし、値がN(≧1)に達し
た時に信号37を“1”とするカウンタ、23はインバ
ータ論理回路、24はAND論理回路、25はOR論理
回路である。以下に、図8の電源OFF処理について図
9のフローチャートを用いて説明する。
【0039】使用者が図1又は図6の本装置を使用して
いる場合は、PWROFFE信号6がインアクティブ
“0”の状態で、クリア信号35が“1”である。従っ
て、カウンタ33の値は“0”であり、信号37が
“0”、信号36も“0”なのでPWROFF信号7は
“0”の状態にある。
【0040】まず、記憶媒体が装着された状態について
述べる。図9のステップa)で電源OFFスイッチ21
を押すと、PWROFFE信号6が“1”となる。RE
ADY信号5は“1”の状態を維持しているので、信号
37と信号35は共に“0”である。この結果、カウン
タ33はCLK信号34によりカウントアップを開始す
る。一方、周辺制御部2ではWARN信号8をアクティ
ブ“1”とするので、図1,図6の例ではそれぞれ、L
ED4の発光,表示装置16の表示による抜き出しの指
示を出力する。カウンタ33の値がNに達した時に信号
37が“1”となるのでPWROFF信号7が“1”と
なり、電源12をOFFとする。以上の動作がステップ
b),c),d)に相当する。
【0041】次に、記憶媒体が取り出された状態につい
て述べる。ステップa)で電源OFFスイッチ21を押
すと、PWROFFE信号6が“1”となる。READ
Y信号5は“0”の状態を維持しており、信号36は
“1”、従ってPWROFF信号7は“1”とし、電源
12をOFFとする。以上の動作がステップb),d)
に相当する。
【0042】従って、図8の電源OFF制御部1によ
り、図1又は図6の本装置の使用者が記憶媒体を外部記
憶装置に装着した状態で電源をOFFしようとした場合
に、抜き出しを促す指示を一定時間出力した後に電源を
OFFさせる。また、外部記憶装置から記憶媒体を抜き
出した状態で電源をOFFしようとした場合には、すぐ
に電源をOFFさせ、抜き出しを促す指示は出力しない
ので使用者が戸惑うことはない。なお、信号37を
“1”とするカウンタ33の値Nは外部スイッチやCP
U14などにより設定できるようにすると、抜き出しの
指示を出力する時間を自由に変更できシステム全体の自
由度が上がるという利点がある。
【0043】ところで、情報処理装置を再び使用する場
合など、使用が終わっても記憶媒体を外部記憶装置に装
着しておきたいことがある。このような要求に対応した
電源OFF制御部100について図10を用いて説明す
る。同図で、1は図3又は図8の電源OFF制御部、5
0は電源OFF制御部1の出力信号、51はPWROF
F信号7としてPWROFFE信号6と信号50とを選
択する切り替え回路(セレクタ)である。切り替え回路
51の選択は、切り替えスイッチを設けたり、CPU1
4等により行う。
【0044】この構成において、切り替え回路51でP
WROFFE信号6を選択すれば、電源OFFスイッチ
21が押されてPWROFFE信号6が“1”になる
と、PWROFF信号7が“1”となり、電源12がO
FFする。従って、記憶媒体を外部記憶装置に装着して
いても指示を出力しない。また、切り替え回路51で信
号50を選択すれば図3又は図8の電源OFF制御部1
と同じ回路となり、記憶媒体を外部記憶装置に装着して
電源OFFスイッチを押すと、抜き出しを促す指示を出
力するのはこれまで通りである。
【0045】ところで、ノート形パソコンや小型ワープ
ロの中には、電源をOFFしてもメモリの内容を保持し
ておくためバックアップ用バッテリーが用いられてい
る。そこで、バックアップ用バッテリーから電圧を供給
して、記憶媒体の抜き出しを促す指示を出力する情報処
理装置について説明する。
【0046】図11は第三の実施例の情報処理装置の構
成を示すブロック図である。図1,図6と異なる構成に
ついて述べる。61はバックアップ用バッテリー、60
は電源12がOFFになると電源12の代わりにバッテ
リー61から電圧を供給するバックアップ制御部であ
る。電源制御部40には図1,図6と異なり電源OFF
制御部1がなく、電源12はPWROFFE信号6が
“1”の時に直ちにOFFする。ここで、READY信
号5,PWROFFE信号6をそれぞれ発生する図7の
装着状態検出部,図2の電源OFF指示検出部10にお
いては、必要とする電圧はバックアップ制御部60から
供給する。このため、電源12がOFFされても、RE
ADY信号5,PWROFFE信号6はそれぞれメモリ
カードの装着状態,電源OFFスイッチが押された状態
では“1”となる。
【0047】2は内部回路が図4の周辺制御部、62は
スピーカで、どちらもバックアップ制御部60から電圧
を与えられるので、PWROFFE信号6が“1”とな
り電源12がOFFとなっても、READY信号5が
“1”の場合にはスピーカ62を鳴らすことが出来る。
【0048】以下、本装置の動作を図12の電源OFF
処理を示すフローチャートを用いて説明する。まず、使
用者がメモリカード30をコネクタ32に装着した状態
で電源OFFスイッチ21を押した場合を考える。ステ
ップa)で、使用者が電源OFFスイッチ21を押すと
PWROFFE信号6は“1”となり、電源12をOF
Fとする(ステップb)。電源12がOFFとなっても
バックアップ制御部60により電圧が供給され、PWR
OFFE信号6,READY信号5は共に“1”なの
で、周辺制御部2ではWARN信号8をアクティブ
“1”としスピーカ62を鳴らす(ステップc,dの繰
り返し)。次に、使用者がこの指示を受けメモリカード
30を取り出した場合の動作を説明する。この時、図7
の装着状態検出部ではREADY信号5をインアクティ
ブ“0”とするので、周辺制御部2ではWARN信号8
をインアクティブ“0としスピーカ62の音を止める。
【0049】次に、使用者が忘れずにメモリカード30
をコネクタ32から取り出して電源をOFFした場合に
ついて説明する。ステップaで、使用者が電源OFFス
イッチ21を押すとPWROFFE信号6が“1”とな
り、電源12をOFFとする(ステップb)。一方、メ
モリカード30がコネクタ32から抜き出されているの
で、READY信号5はインアクティブ“0”状態にあ
り(ステップcの判断はNO)、周辺制御部2ではWA
RN信号8をインアクティブ“0”とし、スピーカ6の
音を出さない。このため、抜き出しを促すための指示は
出力しない。
【0050】以上のように、上記記憶媒体を抜き忘れて
も、抜き出しを促すための指示を出力するため、使用者
が抜き出し忘れることがない。この結果、大切な記憶媒
体の紛失,他人に記憶媒体のデータを見られたりするな
どの不都合が解消できる。また、記憶媒体を外部記憶装
置から抜き出した場合、抜き出しを促すための指示は出
力しないので使用者が戸惑うことはない。
【0051】以上述べた情報処理装置では、本発明のポ
イントとなる電源OFFの処理について説明してきた。
そこで、電源ONの動作ついて以下に説明する。
【0052】図13は、電源ON/OFF処理を行う電
源制御部40の他の例を示すブロック図である。同図
で、41は電源ON部とOFF部から成るスイッチ、4
2は電源である。43はPWROFF信号7が“1”,
“0”の時、それぞれ内部スイッチがOFF,ONする
リレーである。スイッチ41の電源OFF部側,抵抗2
0,チャタリング防止回路22は、図2の電源OFF指
示検出部10に相当しPWROFFE信号6を発生す
る。
【0053】この電源制御部において、スイッチ41を
電源ON側にすると、電源42はON状態となり本情報
処理装置すべての回路に電圧を供給し、PWROFFE
信号6は“0”となる。この結果、PWROFF信号7
は“0”となり、リレー43の内部スイッチをONにす
る。その後、スイッチ41を電源ON側からOFF側に
しても、リレー43の内部スイッチにより電源42はO
Nの状態を維持する。このため、電源42をOFF状態
にするには、スイッチ41を電源OFF側にするだけで
は足りず、記憶媒体を抜き出してREADY信号5を
“0”にすることが必要となる。これにより電源制御部
1出力のPWROFF信号7が“1”となり、リレー4
3の内部スイッチがOFFとなる。PWROFFE信号
6に基づいて、LED表示、メッセージ表示もしくは警
報音発生を行えることは前述の通りである。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、記憶媒体を装置から抜
き忘れても、抜き出しを促すための指示を出力するた
め、使用者が抜き出し忘れることがなくなる。その結
果、大切な記憶媒体の紛失,他人に記憶媒体のデータを
見られたりするなどの不都合が解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例の情報処理装置の構成を
示すブロック図。
【図2】図1に示した電源OFF指示検出部10の内部
回路図。
【図3】図1に示した電源OFF制御部1の内部回路
図。
【図4】図1に示した周辺制御部2の内部回路図。
【図5】図1に示した実施例の動作手順を示すフローチ
ャート。
【図6】本発明の第二の実施例の情報処理装置の構成を
示すブロック図。
【図7】図6に示した実施例におけるメモリカード装着
状態検出部の内部回路図。
【図8】電源OFF制御部1の他の構成例を示す内部回
路図。
【図9】図8の電源OFF処理の動作手順を示すフロー
チャート。
【図10】電源OFF制御部1´の構成を示すブロック
図。
【図11】本発明の第三の実施例の情報処理装置の構成
を示すブロック図。
【図12】図11に示した実施例の動作手順を示すフロ
ーチャート。
【図13】電源制御部40の他の構成例を示すブロック
図。
【図14】本発明を適用する情報処理装置の一例として
のノート形パソコンの全体外観図。
【符号の説明】
1…電源OFF制御部、2…周辺制御部、3…装着状態
検出部、4…指示出力部、5…装着(READY)信
号、6…電源OFF指示(PWROFFE)信号、7…
電源OFF(PWROFF)信号、8…警告(WAR
N)信号、10…電源OFF指示検出部、18…指示出
力部、40…電源制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 隆 千葉県習志野市東習志野七丁目1番1号 株式会社日立製作所オフィスシステム設計 開発センタ内 (72)発明者 塩原 毅 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立画像情報システム内 (72)発明者 前田 武 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立画像情報システム内 (72)発明者 大瀧 雅彦 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立画像情報システム内 (72)発明者 石本 重信 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立画像情報システム内 (72)発明者 小林 信幸 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立画像情報システム内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】着脱可能な記憶媒体を用いる情報処理装置
    において、 該情報処理装置に供給する電源を遮断するためのOFF
    指示を検出し、電源OFF指示信号を発生する電源OF
    F指示検出部と、 上記記憶媒体の着脱状態を検出し装着状態の時に装着信
    号を発生する装着状態検出部と、 上記電源OFF指示信号と上記装着信号とがともにアク
    ティブな場合に上記記憶媒体の抜き出しを促すための指
    示を出力する指示出力部とを備えたことを特徴とする情
    報処理装置。
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