JPH05324141A - コンピュータシステム用電力制御装置 - Google Patents
コンピュータシステム用電力制御装置Info
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- JPH05324141A JPH05324141A JP4130807A JP13080792A JPH05324141A JP H05324141 A JPH05324141 A JP H05324141A JP 4130807 A JP4130807 A JP 4130807A JP 13080792 A JP13080792 A JP 13080792A JP H05324141 A JPH05324141 A JP H05324141A
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Abstract
減できるコンピュ−タシステム用電力制御装置を提供す
る。 【構成】 マイクロプロセッサ211 と、マイクロプロセ
ッサ211 に接続されたキャッシュメモリ212 と、マイク
ロプロセッサ211 及びキャッシュメモリ212を制御する
バスインタ−フェイス213 と、バスインタ−フェイス21
3 に接続されI/O装置からの処理終了割り込むを待つ
アイドル状態で非キャッシュメモリアクセスサイクルの
時間割合を調整すると共にマイクロプロセッサ211 の動
作が停止している時間的割合及びキャッシュメモリ212
に対するアクセスを調整する割り込み制御装置25、仮想
入出力(I/O)アドレスコ−ダ26、仮想入出力(I/
O)制御装置27を備えている。
Description
ション機器に利用するコンピュータシステムの電力制御
装置に関する。
ステムの一構成例を図19に示す。
クロプロセッサ(CPU)、デ−タ・キャッシュ・メモ
リ、命令キャッシュ・メモリ、バスインターフェイス、
ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、リ−ド・オン
リ−・メモリ(ROM)、各種入出力(I/O)によっ
て構成されている。
ップ、または複数のチップに分割されて集積される場合
もある。
際に米国、MIPSコンピュータシステムズ社のR3000
などのCPUで実現されている(例えば、LSI Logic 社
MipSET Technical Manual, Order No. 63004, Part N
o. MM71-000101-99A の1-2 を参照)。
したマイクロプロセッサ(CPU)R3000 は縮小命令セ
ット・コンピュ−タ(RISC(Reduced Instruction S
et Computer))と分類され、キャッシュメモリに命令/
データがあれば1マシンサイクルでアクセスできるため
にその処理性能が速い。
て命令/データがキャッシュに乗っているかどうかを1
マシンサイクル毎にチェックし、キャッシュに命令/デ
ータがあればキャッシュに対するアクセスのみで実行を
続けることができる。
マイクロプロセッサR3000 におけるパイプラインの流れ
を示す。
プラインにより、キャッシュメモリから命令のフェッチ
(IF)、レジスタデコード(RD)、演算(AL
U)、メモリアクセス(MEM)、レジスタへの書き戻
し(WB)の5段階が1段階ごとにオーバラップして実
行されるので、実質的に命令、データともにキャッシュ
メモリに存在すれば1クロックサイクル/1命令の処理
が可能である。
しない場合の動作を説明する。
べき命令は、最初、図19のRAMに置かれている。C
PUは命令を実行するため図19のキャッシュメモリか
ら命令を読み出し実行しようとするが、命令がRAMに
置かれているのでキャッシュはミスヒットとなる。
経由してRAMから命令を読み込むためスト−ル(STAL
L )サイクルに入り、バスインターフェイスを通してR
AMをアクセスし、読み出した命令をキャッシュメモリ
に書き込む(図21のフィックス・アップ(FIX UP)サ
イクル)。CPUはこれをフェッチすると実行(RUN)を
再開する。
ムは局所性が強い、即ち一度キャッシュメモリに取り込
まれた命令が再び利用される可能性が強い。命令がキャ
ッシュメモリに存在(“ヒットしている”と称する)し
ていれば、図20のようにパイプラインがスムーズに流
れ、実効1命令あたりキャッシュメモリのアクセスサイ
クルで命令を取り出して実行を続けることができ、 RAMのアクセス時間 > キャッシュメモリのアクセ
スサイクル時間 であることを有効に活用できる。
と同じ事情が成立している。また、上記説明ではキャッ
シュミスヒット時におけるRAMに対するアクセスを説
明したが、システムバスに接続されるI/O装置やRO
Mに対するアクセスはキャッシュメモリを使用しない論
理アドレス空間を使用してアクセスされるので、上記キ
ャッシュミスヒットと同様なスト−ル(STALL )サイク
ルが発生する。
シュがヒットしなかった場合を示す。RAMに対するア
クセス(STALL) サイクルが発生し、次の命令#2のME
Mステージは待たされる。
イクル費やし、キャッシュメモリに書き込みを行ってか
ら実行を再開するとし、キャッシュメモリのヒットする
確率A%とすると、1命令実行に必要な平均のサイクル
数は、 1×A/ 100+N×(1−A/100 ) が必要なサイクル数となる。
値なので、CPUの実効処理速度はCPUクロックサイ
クルに近く、処理速度がほとんど低下しない。
タシステムの動作原理である。
場合も同様の原理が働く。即ち、コンピュータシステム
ではキャッシュメモリからの命令の読み出し/データの
リード(READ)、ライト(WRITE)がマイクロ
プロセッサのマシンサイクルに等しい頻度で行われてい
る。
ロセスがI/O待ちになり、ほかに実行すべきプロセス
が無い場合はアイドル状態と呼ばれ、アイドルループを
実行するか、または停止(STOP)命令などを実行してI
/Oからの割り込みによってアイドル状態を抜け出すよ
うな制御が行われている。
法が知られている。
/Oからの割り込みが発生するまでアイドルループを実
行する方法である。
スは処理されていないが、このような状態は、I/O待
ちにおいてしばしば出現するのでこのときの消費電力を
削減するのにいろいろな方法が考えられている。
系等のCPUでは、STOP命令というCPUの動作を止め
る命令がインストラクションセットに用意されているの
でこれを利用する。即ち、(2)アイドル状態にてCP
U停止命令を実行し、CPUを停止状態にしてI/Oか
らの割り込みを待つ状態に入る方法である。
割り込みである。
は、消費電力とクロック周波数が比例関係にあることを
利用してクロック周波数を下げる方法もある。
RISC CPUではCPUクロックを停止させても問
題ないことを利用し、(3)アイドル状態にするにはC
PUクロックを停止するI/Oをアクセスしてクロック
を停止状態にして、I/Oからの割り込みがあればCP
Uクロックの再開を行い、割り込み処理を行う方法であ
る。
制御のための外付けの回路が必要となる。また、上記方
法(3)の変種としてCPUクロックを0にするのでは
なく、クロック周波数を下げるという方法もあるが、方
法(3)に含めて議論すると、一般に最近のCMOSプ
ロセスで製造されるCPU/キャッシュメモリなどは動
作周波数に比例して消費電力が増加することから方法
(3)で消費電力を下げることは可能である。
111 号公報に示されている“マイクロプロセッサのパワ
ーセーブ制御装置”によればCPU停止命令の発行とC
PUクロックの停止を同時に行う方法などが提案されて
いる。
(1)では、アイドリング・ループの命令数が少ないた
め、ほとんどのシステムではキャッシュメモリに全てア
イドリング・ループが搭載されてしまう。この結果、1
命令/1クロックの速度でアイドリング・ループが実行
されてしまい、CPU/キャッシュメモリはCPUクロ
ックの動作速度で 100%動作している。従って、コンピ
ュータシステム消費電力のうち大多数がCPUとキャッ
シュメモリで消費されており、アイドリングに於ける消
費電力を削減することができないという問題点があっ
た。
命令をもたないCPUには適用できないという問題点が
あった。このようなCPUが大半であることから実現性
に問題がある。例えばMIPS社のR3000 である。
スタティックデザインで設計されていない場合には、C
PUクロックを0にすることまたはCPUクロックを低
速化することができないという問題点があった。このよ
うなCPUが大半であることから実現性に問題がある。
また、CPUクロックとシステムバスクロックが同一、
ないし整数倍の関係である場合が多いが、そのようなシ
ステムではCPUクロックを変えることができないとい
う問題点があった。
題点に鑑み、CPUクロックとは無関係にアイドリング
に於ける消費電力を削減できるコンピュータシステム用
電力制御装置を提供する。
セッサと、マイクロプロセッサに接続されたキャッシュ
メモリと、マイクロプロセッサ及びキャッシュメモリを
制御するバスインターフェイスと、バスインターフェイ
スに接続されたI/O装置からの処理終了割り込みを待
つアイドル状態で非キャッシュメモリアクセスサイクル
の時間的割合を調整すると共にマイクロプロセッサの動
作が停止している時間的割合及びキャッシュメモリに対
するアクセスを調整する調整手段とを備えているコンピ
ュータシステム用電力制御装置によって達成される。
では、バスインターフェイスはマイクロプロセッサ及び
キャッシュメモリを制御し、調整手段はI/O装置から
の処理終了割り込みを待つアイドル状態で非キャッシュ
メモリアクセスサイクルの時間的割合を調整すると共に
マイクロプロセッサの動作が停止している時間的割合及
びキャッシュメモリに対するアクセスを調整する。
タシステム用電力制御装置の実施例を説明する。
電力制御装置の第1実施例の構成を示す。
置は、マイクロプロセッサ部11、アドレスデコーダ12、
第1周辺装置13、アクノリッジ信号を出す第2周辺装置
14、メインメモリ15、リ−ド・オンリ−・メモリ(RO
M)16、及びアクノリッジ信号生成回路17によって構成
されている。
プロセッサ(CPU)111 、キャッシュメモリ112 、及
びバスインターフェイス113 によって構成されている。
のタイミングチャートに示すように、CPU111 のシス
テムクロックSYSCLKに同期して動作するように構成され
ており、また、CPU111 は命令を読み込むため、キャ
ッシュメモリ112 に対するアクセスを行う。
ヒットしている場合が図2のようになる。即ち、命令キ
ャッシュからのキャッシュリードストローブ/IRD がサ
イクルの前半でアサートされて命令のアクセスが行われ
る。また、サイクルの後半ではデータキャッシュの読み
出しのためキャッシュリードストローブ/DRD がアサー
トされている。上述のように構成されているので、図1
のキャッシュデータバスには半サイクルごとに命令とデ
ータがアクセス可能になっている。
は、システムクロックSYSCLKと同一のサイクルで処理を
実行するので、このときの消費電力は最大となる。
アクセスサイクルの周辺装置に対するアクセスにおいて
は、一定時間で必ずアクノリッジ信号生成回路17でアク
ノリッジ信号を作成し、サイクルを終了させる。また、
アクノリッジ信号を自ら生成する周辺装置14のアクノリ
ッジ信号は、アクノリッジ信号生成回路17で他のアクノ
リッジ信号と論理和されてバスインターフェイス113 に
アクノリッジとして送り返される。
ト時にシステムバスをアクセスする手順を示す。
ッシュミスヒットした場合、第3サイクル目で/MEMRD
(図1参照)がバスインターフェイスに対してアサート
され、システムバスに対するアクセスを開始する。
ッジ信号/LRDYがバスインターフェイス113 に対してア
サートされ、これがCPU111 に対するア−ルディビジ
ィ−(RdBusy)信号のネゲート(negate)となってシス
テムバスに対するアクセスサイクルを終了させる。
は、システムバスから読み出したデータをCPU111 が
読みだし、次のサイクルで実行状態を再開する。
1 が実行状態では最大の消費電力となっているが、スト
−ル(STALL )サイクルに入るとキャッシュメモリ112
に対するサイクル毎のアクセスが停止するので、キャッ
シュメモリ112 における消費電力は小さくなる。CPU
111 もスト−ル(STALL )サイクルでは命令実行を停止
しているので消費電力は低下する。
ち、システムバスに比べて高速なアクセスサイクルをも
つコンピュータシステムでは消費電力は、 キャッシュヒット時の消費電力(Pmax)>>STALL サイクルの消費電力(Pmin) (但し、システムバスアクセス時) ………(1) であることが多い。
電力は、どのデバイスをアクセスするかにより若干の変
動はあるが、図1のROM16などのデバイスを選べばキ
ャッシュヒット時の消費電力に比べて充分小さい。
クロプロセッサ部11の動作クロックとシステムバスの動
作クロックが異なるシステムが増えており、マイクロプ
ロセッサ部11の動作クロックを高周波数に設定して高性
能を実現しよう試みており、上記不等式(1)でキャッ
シュヒット時の消費電力Pmaxが大きくなっている。
U)111 が実行すべきプロセスがなく、入出力(I/
O)からの割り込みを待つアイドル状態になったら、リ
ードアクセスしても差し支えないROM16をアクセス
し、このプロセスをループ状で繰り返すことにより、上
記スト−ル(STALL )サイクルの実行を頻繁に行わせる
ように構成している。即ち、ROM16を省電力I/Oと
して利用する。
た場合(例えばキー入力待ち)をアイドル状態と呼んで
いるが、この状態になったらROM16にリードアクセス
させてスト−ル(STALL )サイクルにする。
スにメモリマップドI/OされたROM16にセレクト信
号/ROMCS を送る。
を受けるとROMアクセスタイムが経過するとアクノリ
ッジ信号(/LRDY)を生成してROMアクセスサイクル
を終了する(図4参照)。
びCPU111 が実行状態(RUN) になると消費電力は最大
となる。フィックス・アップ(FIX UP)サイクルでCP
U111 に読み込まれるデータはROM16のデータであ
る。
号をもっているものはアクノリッジ信号発生装置17で発
生されるアクノリッジ信号と論理和されてバスインター
フェイス113 に接続される。これにより周辺装置14のよ
うにアクノリッジ信号によりアクセスサイクルの制御を
行なっていた周辺装置のアクセスサイクルには影響がで
ないようにする。
イミングチャ−トである。
クセス手順を示すフロ−チャ−トである。
説明する。
を判定し(ステップS1)、上記ステップS1で実行す
べきプロセスがあると判定された場合には、そのプロセ
スを実行して(ステップS2)、再びスタ−トに戻る。
セスがないと判定された場合には、図1のメインメモリ
15に確保された変数“アイドルフラグ”を1にセットし
(ステップS3)、ROM16をリードアクセスする(ス
テップS4)。
)サイクルになりシステムの消費電力が低下する。
フラグが1であるか否かを判定し(ステップS5)、上
記ステップS5でアイドルフラグが1であれば、上記ス
テップS4に戻ってROMアクセスを繰り返す。
が1でない場合には、上記ステップS2に戻ってそのプ
ロセスを実行する。
われる場合には、周辺装置へのI/Oが終了したかどう
かを確認し(ステップS7)、上記ステップS7でI/
O終了ならば“アイドルフラグ”を0にクリアし(ステ
ップS8)、I/O割り込み処理を行い(ステップS
9)、割り込み処理を終了し(ステップS10)、割り
込み処理が終了したら上記プロセスに戻る。
セスを利用して消費電力を削減するためのアルゴリズム
である。この制御プログラムはサイズが小さいのでキャ
ッシュメモリ112 に乗ってしまう。しかし、ROMアク
セスループはキャッシュメモリ112 上の命令を実行し、
長いROMアクセスサイクルを行うという状態を繰り返
し、実質ROMアクセスによるスト−ル(STALL )サイ
クルが時間的に大きな割合を占める。
となっており、アイドルループを構成する命令は僅か数
マシンサイクルである。
ープの部分をC言語のように表現すると、 idleflag = 1; /*アイドルフラグ をセット */ while(idleflag) {/*アイドルフラグが0でないなら
ループ実行 */temp = *romadr; /* ROM読みだし
*/} のように、ROM16のアドレスをロマド−(romadr)と
いう変数に格納しておき、テンプ(temp)という一時変
数に読み出すループを作ればよい。
ープ制御の命令を実行する時間的割合が減少するので、
スト−ル(STALL )サイクルの割合を、 idleflag = 1; /*アイドルフラグをセット */ while(idleflag) {/*アイドルフラグが0でないなら
ループ実行 */temp = *romadr; /* ROM読みだし
*/temp = *romadr; /* ROM読みだし */temp
= *romadr; /* ROM読みだし */temp = *romad
r; /* ROM読みだし */temp = *romadr; /* RO
M読みだし */temp = *romadr; /* ROM読みだし
*/temp = *romadr; /* ROM読みだし */temp
= *romadr; /* ROM読みだし */} のように増加して効果を上げることができる。
しまうとシステムバスを経由してROMアクセスできな
くなるので、物理アドレス空間のうちキャッシュされな
い論理アドレスに割り付けるようにする。
成例を表1に示す。
けられている。
制御によりサイクルタイムを制御する周辺装置14のため
に割り当てる。また、第2領域のI/Oエリアは、一定
時間でアクセスサイクルを打ち切るようなアクセスタイ
ムが固定のI/Oのために割り当てられている。即ち、
それぞれのアドレス空間でシステムバスの制御方式を分
けて設定している。
のR3000 を用いたので、物理アドレス0x1FC00000に割り
当てられたROM16は、論理アドレスOxBFC00000からア
クセスするとキャッシュされずにシステムバスに対する
アクセスが発生する。これはR3000 の仕様に基づくもの
であるが、どのようなCPUであってもI/Oのために
キャッシュされない論理アドレス空間を割り当てること
ができるので、その領域にROMを割り当てることがで
きる。
力の削減結果を示す。
CPU111 のコプロセッサとしてFPU R3010A(浮動
小数点演算チップ(chip))、キャッシュメモリ112 と
してIDT社IDT7MB6049(64KB 命令キャッシュ+64KB命
令キャッシュ)、バスインターフェイス113 としてLSI
Logic 社のLR3202を使用し、メインメモリ16MBの構成
で、DISK I/O装置、イーサネットインターフェイス
などを備えている。
あり、オペレ−ティング・システム(OS)はUNIX(AT&
T)をもとに作られたMIPSコンピュータシステムズ社
のRISCos V4.51であり、I/O待ちとなる部分にROM
16へのアクセスループを挿入して構成されている。
イムシェアリング方式のOSにおいては、プロセスの実
行を管理するスケージューリングアルゴリズムのなかに
本発実施例の装置を利用することが可能なアイドル状態
が用意されているので、その部分にROMアクセスグル
ープを挿入した。
グシステムソフトウエアの変更だけである。
は、表2のように 5.5wもの削減効果が得られており、
CPU、FPU、キャッシュメモリの温度も低下させる
ことができた。
−プに16回連続してROM16の読み出しを行わせてい
る。
イドル状態でない割合のことであるが、本方式ではアイ
ドル状態で消費電力が削減されることから、原理的に消
費電力削減効果とCPU利用率は線形の関係にある。
(%)/100 の関係が成り立つのでCPU利用率が低いほど消費電力
削減効果が得られる。
待ちであることが多く、CPU利用率は0%に近いこと
が多いため消費電力はWmin にほぼ等しく本実施例の装
置は非常に効果的である。
ではシステムの消費電力が削減された分、バッテリー動
作の時間が延長できるというメリットがある。
モリバスやシステムバスのスイッチングの割合が低下し
てしまうため、回路から発生する不要な輻射電磁波を抑
制することができる。更に、回路的な変更は不要であ
り、アイドル状態でROMアクセスするようソフトウエ
アを変更するだけでよい。
し、キャッシュメモリも高速化、大容量化する技術動向
のもとでは本発明の装置がますます有用である。
電力制御装置の第2実施例の構成を示すブロック図であ
る。
置は、マイクロプロセッサ部21、メインメモリ22、第3
周辺装置23、システムバス取得要求を出す第4周辺装置
24、割り込み制御装置25、仮想入出力(I/O)アドレ
スコーダ26、仮想I/O制御装置27、及びROM28によ
って構成されている。
プロセッサ(CPU)211 、キャッシュメモリ212 、バ
スインターフェイス213 によって構成されている。
テムバスの取得権を調停するバスアービタが内蔵されて
いる。また、仮想I/O制御装置27は、メモリマップド
I/OとしてシステムのI/Oの一部に割り当てるよう
にI/Oアドレスデコーダ26を設置する。
制御装置の動作を説明する。
タイミングチャートに示すようなCPU211 のシステム
クロックSYSCLKに同期して動作するもので、CPU211
は命令を読み込むため、キャッシュメモリ212 に対する
アクセスを行う。
ッシュがヒットしている場合のタイミングチャ−トを示
す。
キャッシュリードストローブ/IRDがサイクルの前半で
アサートされて命令のアクセスが行われる。また、サイ
クルの後半ではデータキャッシュの読みだしのためキャ
ッシュリードスローブ/DRDがアサートされる。これに
より図6のキャッシュデータバスには半サイクルごとに
命令とデータがアクセス可能になる。
211 は、システムクロックSYSCLKと同一のサイクルで処
理を実行するので、このときの消費電力は最大となる。
ト時にシステムバスをアクセスするときのタイミングチ
ャ−トを示す。
クル目でデータキャッシュミスヒットした場合、第3サ
イクル目で/MEMRD (図6参照)がバスインターフェイ
ス213 に対してアサートされ、システムバスに対するア
クセスを開始する。
ジ信号/LRDYがバスインターフェイス213 に対してアサ
ートされ、これがCPU211 に対するRdBusy信号のネゲ
ートとなってシステムバスに対するアクセスサイクルを
終了させる。
は、システムバスから読み出したデータをCPU211 が
読みだし、次のサイクルで実行状態を再開する。
が実行状態では最大の消費電力となっているが、スト−
ル(STALL )サイクルに入るとキャッシュメモリ212 に
対するサイクル毎のアクセスが停止するので、キャッシ
ュメモリ212 における消費電力は小さくなる。CPU21
1 もスト−ル(STALL )サイクルでは命令実行を停止し
ているので消費電力が低下する。
ち、システムバスに比べて高速なアクセスサイクルをも
つコンピュータシステムにおいては、消費電力は キャッシュヒット時の消費電力(Pmax)>>STALL サイクルの消費電力(Pmin) (システムバスアクセス時) ……(2) であることが多い。
クロプロセッサ部21の動作クロックとシステムバスの動
作クロックが異なるシステムが増えており、マイクロプ
ロセッサ部21の動作クロックを高い周波数にして高性能
を実現しようとしており、上記不等式(2)により、キ
ャッシュヒット時の消費電力Pmaxがますます大きくなっ
ている。
I/O制御装置27を導入し、電力消費が最小となる上記
スト−ル(STALL )サイクルを無限に延長できるように
した。なお、仮想I/O制御装置27はキャッシュされな
いものとする。
なった場合(例えばキー入力待ち)をアイドル状態と呼
んでいるが、この状態になったら仮想I/O制御装置27
にリードアクセスさせてスト−ル(STALL )サイクルに
する。
システムバスにメモリマップドI/Oされた仮想I/O
制御装置27に対しリードアクセスを検知して仮想I/O
制御装置27にセレクト信号/SELECTを送る。
受けると以下の条件が成り立つまでアクノリッジ信号を
発生しないでアクセスサイクルを延長する。
セスサイクル中に周辺装置24からの割り込みが発生する
とアクノリッジ信号を作成して図6のバスインターフェ
イス213 に与えてスト−ル(STALL )サイクルを終了さ
せる(図9参照)。
びCPU211 が実行状態(RUN) になると消費電力は最大
となる。フィックス・アップ(FIX UP)サイクルでCP
U211 に読み込まれるデータは、システムバスをどの装
置もドライブしなかったのでダミーデータであり読み捨
てる。
割り込みは、割り込み制御装置25で論理和されたもので
あり、どの周辺装置から割り込みが発生しても必ず仮想
I/O制御装置27へ割り込み( /INTR) を伝える。
号をもっているものは、仮想I/O制御装置27で発生さ
れるアクノリッジ信号と論理和されてバスインターフェ
イス213 に接続される。これにより周辺装置24のように
アクノリッジ信号によりアクセスサイクルの制御を行な
っていた周辺装置のアクセスサイクルに影響がでないよ
うにする。
より、システムバスは使用中になってしまうが、周辺装
置24のようにシステムバスアービターに対してシステム
バス取得要求(バスリクエスト、/BR) を出すもの(例
えば、直接メモリアクセス(DMA)する場合)に対し
てシステムバスを明け渡す必要がある。
ムバス取得要求(バスリクエスト)を監視し、要求があ
ればアクノリッジ信号を生成して仮想I/O制御装置27
に対するアクセスを終了してバスを解放する(図10参
照)。
クセスサイクルが割り込みにより終了させられた場合の
タイミングチャ−トを示す。また、図10は仮想I/O
制御装置27に対するアクセスサイクルがシステムバス取
得要求(バスリクエスト)により終了させられた場合の
タイミングチャ−トを示す。
て、仮想I/O制御装置27へのアクセス手順を説明す
る。
を判定し(ステップT1)、上記ステップT1で実行す
べきプロセスがある場合には、そのプロセスを実行し
(ステップT2)、上記ステップT1で実行すべきプロ
セスがない場合には図6のメインメモリ22に確保された
変数“アイドルフラグ”を1にセットし(ステップT
3)、続いて仮想I/O制御装置27をリードアクセスす
る(ステップT4)。これによりCPU211 はスト−ル
(STALL )サイクルになりシステムの消費電力が低下す
る。
エストにより次のステップに移行して割り込み処理中か
否かを判定し(ステップT5)、上記ステップT5でN
Oの場合にはスト−ル(STALL )サイクルを終了して
“アイドルフラグ”が1であるか否かを判定し(ステッ
プT6)、上記ステップT6でYESの場合には上記ス
テップT4に戻り、上記ステップT6でNOの場合には
上記ステップT2に戻ってプロセスを実行する。
は割り込み処理のプロセス(ステップT7〜T10)に
移行して、周辺装置23,24へのI/Oが終了したか否か
を確認し(ステップT7)、上記ステップT7でI/O
終了ならば“アイドルフラグ”を0にクリアし(ステッ
プT8)、I/O割り込み処理を行い(ステップT9)
割り込み処理を終了して上記ステップT6に戻る。
が発生した場合にも、仮想I/O制御装置27へのアクセ
スは終了して上記ステップT6の処理へ移行する。そし
て、上記ステップT6で“アイドルフラグ”が1であれ
ば仮想I/O制御装置27へのアクセスが終了したのはI
/Oからの割り込みでが原因ではなくバスリクエストに
よるものであることが判明するので、この場合はもう一
度仮想I/O制御装置27のアクセスをやり直すため上記
ステップT4へ制御を移す。
ズムである。
セレクトされているあいだ、システムバスのデータはダ
ミーデータで不要なものである。従って、システムバス
の負荷が大きくてバスドライバを挿入している場合はそ
のバスドライバをドライブしないようにすることも可能
であり、これによりバスドライブにより電力消費を削減
することもできる。
理アドレスを占有する。このアドレスは物理アドレス空
間のうちキャッシュされない論理アドレスに割り付けら
れる。キャッシュされてしまうとシステムバスを経由し
て仮想I/O制御装置27にアクセスできなくなるからで
ある。
ようになっている。
け、第1領域のI/Oエリアはアクノリッジ制御により
サイクルタイムを制御する周辺装置24のために割り当て
る。
クセスサイクルを打ち切るようなアクセスタイムが固定
のI/Oのために割り当てる。
バスの制御方式を分けて設定している。また、アクノリ
ッジによりサイクルタイムの制御をする空間では、一定
時間以上アクノリッジ信号が返ってこない場合をバスタ
イムアウトエラーとして検出するかどうかをアドレス空
間ごとに変えている。仮想I/O制御装置27のアドレス
空間ではバスタイムアウトエラーを検出することは行わ
ない。
ので、物理アドレス 0x1800000 の割り当てられた仮想
I/O制御装置27は論理アドレス 0xB8000000からアク
セスするとキャッシュされずに、システムバスに対する
アクセスが発生する。
のためにキャッシュされない論理アドレス空間は、割り
当てられるのでその領域に仮想I/O制御装置27を割り
当てることができる。
テムバスに設けているが、そのために周辺装置23,24か
らバスリクエストがないかどうか検知して仮想I/O制
御装置27へのアクセスサイクルを終了させている。しか
し、本実施例の装置を図6のマイクロプロセッサ部に実
現することでシステムバスと切り放しておけばシステム
バスを使用しなくてすむので、バスリクエストの監視が
不要となりまた、仮想I/Oアクセスにおいてシステム
バスをドライブする必要がなくなり更に消費電力削減が
期待できる。
用性からみて困難であるから、バスインターフェイス21
3 を設計する場合にバスインターフェイス213 に本実施
例の機能を組み入れるのが理想的である。また、既存の
システムにおいては仮想I/O制御装置27を一種の拡張
周辺ボードとして提供し、OSを対応すれば利用可能で
ある。
の削減結果を示す。
してFPU R3010A(浮動少数店演算chip),キャッシ
ュメモリはIDT社IDT7MB6049(64KB命令キャッシュ+
64KB命令キャッシュ)、バスインターフェイスはL
SI Logic 社のLR3202を使用し、メインメモリ
16MBの構成で、DISK I/O装置、イーサネットインタ
ーフェイスなどを備えている。
る。
MIPSコンピュータシステムズ社のRISCox V4.51であ
り、I/O待ちとなる部分に仮想I/O制御装置へのア
クセスを挿入した。
るタイムシェアリング方式のOSにおいてはプロセスの
実行を管理するスケージューリングアルゴリズムのなか
に本発明の装置を利用することが可能なアイドル状態が
用意されているので、その部分に仮想I/O制御装置27
へのアクセスを挿入した。変更箇所は1カ所に過ぎなか
った。
の削減効果が得られており、CPU、FPU、キャッシ
ュメモリの温度も低下された。
用電力制御装置の第3実施例の構成を示すブロック図で
ある。
装置は、マイクロプロセッサ部31、メインメモリ32、第
5周辺装置33、システムバス取得要求を出す第6周辺装
置34、割り込み制御装置35、仮想I/Oアドレスデコー
ダ36、仮想I/O制御装置37、ROM38、システムバス
バッファ39、消費電力削減手段40、外部拡張バスドライ
バ41によって構成されている。
プロセッサ(CPU)311 、キャッシュメモリ312 、バ
スインターフェイス313 によって構成されている。
は、システムバスの取得権を調停するバスアービタが内
蔵されている。
ップドI/OとしてシステムのI/Oの一部に割り当て
るようにアドレスデコーダ26を設置している。
用電力制御装置の動作を説明する。
3、図14のタイミングチャートに示すようにCPU31
1 のシステムクロックSYSCLKに同期して動作するもので
あり、CPU311 は命令を読み込むためキャッシュメモ
リ312 に対するアクセスを行う。 図13のタイミング
チャートは、プロセス実行において 100%キャッシュが
ヒットしている場合を示す。即ち、命令キャッシュから
のキャッシュリードストローブ/IRDがサイクルの前半で
アサートされ命令のアクセスが行われる。また、サイク
ルの後半ではデータキャッシュの読み出しのためキャッ
シュリードストローブ/DRDがアサートされている。これ
により、図12のキャッシュデータバスには半サイクル
ごとに命令とデータがアクセス可能になっている。
311 はシステムクロックSYSCLKと同一のサイクルで処理
を実行するのでこのときの消費電力は最大となる。
ータキャッシュリードミスヒット時にシステムバスをア
クセスする場合を示す。
ッシュミスヒットした場合、第3サイクル目で/MEMRD
(図12参考)がバスインターフェイス313 に対してア
サートされ、システムバスに対するアクセスを開始す
る。
ジ信号/LRDY がバスインターフェイス313 に対してアサ
ートされ、これがCPU311 に対するRdBusy信号のネゲ
ートとなってシステムバスに対するアクセスサイクルを
終了させる。FIX UPサイクルではシステムバスから読み
出したデータをCPU311 が読みだし、次のサイクルで
実行状態を再開する。
が実行状態では最大の消費電力となっているが、スト−
ル(STALL )サイクルに入るとキャッシュメモリ312 に
対するサイクル毎のアクセスが停止するので、キャッシ
ュメモリ312 における消費電力は小さくなる。CPU31
1 もスト−ル(STALL )サイクルでは命令実行を停止し
ているので消費電力は低下する。
システムバスに比べて高速なアクセスサイクルをもつコ
ンピュータシステムにおいては消費電力は、 キャッシュヒット時の消費電力(Pmax)>>STALL サイクルの消費電力(Pmin) (システムバスアクセス時) ……(3) であることが多い。
イクロプロセッサ部31の動作クロックとシステムバスの
動作クロックが異なるシステムが増えており、マイクロ
プロセッサ部31の動作クロックを高い周波数にして高性
能を実現しようとしており、上記不等式はキャッシュヒ
ット時の消費電力Pmaxが益々大きくなっている。
想I/O制御装置37を導入し、電力消費が最小となる上
記スト−ル(STALL )サイクルを無限に延長できるよう
にしたものである。
なった場合(例えばキー入力待ち)をアイドル状態と呼
んでいるが、この状態になったら仮想I/O制御装置37
にリードアクセスさせてスト−ル(STALL )サイクルに
する。
は、システムバスにメモリマップドI/Oされた仮想I
/O制御装置37に対しリードアクセスを検知して仮想I
/O制御装置37にセレクト信号/SELECT を送る。
受けると以下の条件が成り立つまでアクノリッジ信号を
発生しないでアクセスサイクルを延長する。
イクル中に周辺装置34からの割り込みが発生するとアク
ノリッジ信号を作成し、図12のバスインターフェイス
313に与えてそのスト−ル(STALL )サイクルを終了さ
せる(図15参照)。
びCPU311 が実行状態(RUN )になると消費電力は最
大となる。FIX UPサイクルでCPU311 に読み込まれる
データはシステムバスのどの装置もドライブしなかった
のでダミーデータであり、読み捨てる。
り込みは割り込み制御装置35で論理和されたもので、ど
の周辺装置から割り込みが発生しても必ず仮想I/O制
御装置37へ割り込み(/INTR )を伝える。
号をもっているものは仮想I/O制御装置37で発生され
るアクノリッジ信号と論理和されてバスインターフェイ
ス313 に接続される。これにより周辺装置34のようにア
クノリッジ信号によりアクセスサイクルの制御を行なっ
ていた周辺装置のアクセスサイクルには影響がでないよ
うにする。
セスによりシステムバスは使用中になってしまうが、周
辺装置34のようにシステムバスアービターに対してシス
テムバス取得要求(バスリクエスト、/BR )を出すもの
(たとえばDMA する場合)にたいしてシステムバスを明
け渡す必要がある。そこで仮想I/O制御装置37はシス
テムバス取得要求(バスリクエスト)を監視し、要求が
あればアクノリッジ信号を生成して仮想I/Oに対する
アクセスを終了してバスを解放する(図16参照)。
クセスサイクルが割り込みにより終了させられた場合を
示す。また、図16は仮想I/O制御装置37に対するア
クセスサイクルがシステムバス取得要求(バスリクエス
ト)により終了させられた場合を示す。
セス手順を示すフロ−チャ−トである。
を判定し(ステップU1)、上記ステップU1で実行す
べきプロセスがある場合にはそのプロセスを実行し(ス
テップU2)、上記ステップU1で実行すべきプロセス
がない場合は図12のメインメモリ32に確保された変数
“アイドルフラグ”を1にセットし(ステップU3)、
続いて、仮想I/O制御装置37をリードアクセスする
(ステップU4)。これによりCPU311 はスト−ル
(STALL )サイクルになりシステムの消費電力が低下す
る。
割り込みまたはバスリクエストがあったときにのみスト
−ル(STALL )サイクルを終了させて、割り込み処理中
か否かを判定し(ステップU5)、上記ステップU5の
判定結果に基づいて割り込み処理(ステップU7〜U1
0)またはステップU6へ進む。
Oが終了したがどうかを確認し(ステップU7)、上記
ステップU7でI/Oが終了したならば“アイドルフラ
グ”を0にクリアし(ステップU8)、I/O割り込み
処理を行って(ステップU9)、割り込み処理を終了し
(ステップU10)、上記ステップU5に戻る。
ないと判定されたならば“アイドルフラグ”が1である
か否かを判定し(ステップU6)、上記ステップU6で
YESの場合には上記ステップU4へ戻り、上記ステッ
プU6でNOの場合には上記ステップU2へ戻る。
が発生した場合でも、仮想I/O制御装置37へのアクセ
スは終了して図17のステップU5へ処理が移る。
1であれば仮想I/O制御装置37へのアクセスが終了し
たのはI/Oからの割り込みでが原因ではなくバスリク
エストによるものであることが判明するので、この場合
はもう一度仮想I/O制御装置37のアクセスをやり直す
ため図17のステップU4へ制御を移す。
ルゴリズムである。
がセレクトされているあいだシステムバスのデータはダ
ミーデータで不要なものである。図12において、シス
テムバスの負荷が大きくてバスバッファ39を挿入してい
る場合は、それをドライブしないようにすることも可能
であり、電力消費を削減することもできる。図12にお
けるシステムバスバッファ39はシステムバスのアドレス
及びデータバスをドライブするバッファである。
トされていればディスエーブルされ出力がハイインピー
ダンスとなりバスをドライブしないためバスドライバ39
の電力消費が押えられる。
続される外部拡張バスバッファ41も/SELECT 信号がアサ
ートされている期間、ディスエーブルすることで電力消
費を削減できる。
期間は、システムバス上のデバイスで低消費電力モード
に移行させることができるものに対しては図12の消費
電力削減手段40から供給される電源電圧(図12の電力
線(a)〜(d)参照)を個別に低消費電力状態になる
よう/SELECT 信号のみでコントロールできる。
(a)〜(d)と/SELECT の関係を表5に示す。
)てある期間はそれぞれのデバイスが消費電力を落と
せる電圧に下げられる。周辺装置33では3.3 Vに下げる
ことができるが、周辺装置34は5V以下には下げられな
いデバイスであり、メインメモリ32は内容を保持するた
め3.3 Vに下げても大丈夫であり、ROM38では0Vに
しても問題ないというように個々のデバイスの事情に応
じた設定をする。
・メモリ32などに対する個別の電源供給コントロールの
方法はソフトウエアによるものである。
ELECT 信号があるために、それがアサートされている期
間を電力管理の適用期間とすることができる。
旦、低電圧に落ちたパワーダウン状態に入ったとして、
I/Oからの割り込みによって仮想I/O制御装置37へ
のアクセスサイクルが終了しようとした場合、パワーダ
ウンから昇圧にある時間(たとえば T秒)必要であれ
ば、それを見込んでI/O割り込み発生してからT秒後
に仮想I/O制御装置37に対するアクセスを終了するよ
うに仮想I/O制御装置37からT秒遅れてアクノリッジ
信号をアサートすればよい。
アドレスを占有する。このアドレスは物理アドレス空間
のうちキャッシュされない論理アドレスに割り付けられ
るべきである。キャッシュされてしまうとシステムバス
を経由して仮想I/O制御装置37にアクセスできなくな
るからである。
概略を示す。
られており、第1領域のI/Oエリアはアクノリッジ制
御によりサイクルタイムを制御する周辺装置のために割
り当てる。また、第2領域のI/Oエリアは、一定時間
でアクセスサイクルを打ち切るようなアクセスタイムが
固定のI/Oのために割り当てている。即ち、それぞれ
のアドレス空間でシステムバスの制御方式を分けて設定
している。
の制御をする空間では、一定時間以上アクノリッジ信号
が返って来ない場合をバスタイムアウトエラーとして検
出するかどうかをアドレス空間ごとに変えている。
バスタイムアウトエラーを検出することは明らかに不都
合であるのでその検出は行わない。
ので、物理アドレス0 x18000000に割り当てられた仮想
I/O制御装置37は論理アドレス0 xB8000000からアク
セスするとキャッシュされず、システムバスに対するア
クセスが発生する。
のためにキャッシュされない論理アドレス空間は割り当
てられるのでその領域に仮想I/O制御装置37を割り当
てることができる。
テムバスに設けているが、そのために周辺装置33,34か
らバスリクエストがないかどうか検知して仮想I/O制
御装置37へのアクセスサイクルを終了させている。しか
し、本実施例の装置を図12のマイクロプロセッサ部31
に実現することでシステムバスと切り放しておけばシス
テムバスを使用しなくてすむので、バスリクエストの監
視が不要となる。
1 の氾用性からみて困難であるからバスインターフェイ
ス313 を設計する場合にバスインターフェイス313 に本
実施例の機能を組み入れるのが理想的である。
御装置37を一種の拡張周辺ボードとして提供し、OSを
対応すれば利用可能である。
を測定した結果を表7に示す。
U311 のコプロセッサとしてFPU R3010A(浮動小数店演
算chip)、キャッシュメモリ312 はIDT 社IDT7MB6049
(64KB命令キャッシュ+64KB命令キャッシュ)、バスイ
ンターフェイス313 はLSI Logic 社のLR3202を使用し、
メインメモリ32は16MBの構成で、DISK I/O装置、イ
ーサネットインターフェイスなどを備えている。
ある。
ず、本実施例の効果によりキャッシュメモリ312 、CP
U311 、FPUなど図12のマイクロプロセッサ部31の
消費電力削減効果のみを調べるため測定した。
ピュータシステムズ社のRISCos V4.51であり、I/O待
ちとなる部分に仮想I/O制御装置37へのアクセスを挿
入した。
イムシェアリング方式のOSにおいてはプロセスの実行
を管理するスケージューリングアルゴリズムのなかに本
実施例の装置を利用することが可能なアイドル状態が用
意されているのでその部分に仮想I/O制御装置37への
アクセスを挿入した。なお、変更箇所は1カ所に過ぎな
い。
削減効果が得られており、CPU311 、FPU、キャッ
シュメモリ312 の温度も低下される。
て、CPU利用率はシステムの動作中にアイドル状態で
ない割合のことであるが、本方式ではアイドル状態で消
費電力が削減されることから、原理的に消費電力削減効
果とCPU 利用率は線形の関係にある。即ち、消費電力は CPU利用率0%の時の消費電力 =Wmin CPU利用率 100%の時の消費電力 =Wmax とすると、 消費電力= Wmin +(Wmax-Wmin) ×CPU利用率(%)
/100 の関係が成り立つのでCPU利用率が低いほど消費電力
削減効果が得られる。
ちであることが多く、CPU利用率は0%に近いことが
多いため消費電力はWminにほぼ等しく本実施例は非常に
効果的である。
ではシステムの消費電力が削減された分、バッテリー動
作の時間が延長できるというメリットがある。
スやシステムバスのスイッチングがと停止されるため回
路から発生する不要輻射電磁波が抑制できる。
ャッシュメモリも高速化、大容量化する技術動向のもと
では本発明の効果はますます大きい。
御装置は、マイクロプロセッサと、マイクロプロセッサ
に接続されたキャッシュメモリと、マイクロプロセッサ
及びキャッシュメモリを制御するバスインターフェイス
と、バスインターフェイスに接続されたI/O装置と、
I/O装置からの処理終了割り込みを待つアイドル状態
で非キャッシュメモリアクセスサイクルの時間的割合を
調整すると共にマイクロプロセッサの動作が停止してい
る時間的割合及びキャッシュメモリに対するアクセスを
調整する調整手段とを備えているので、I/Oに対する
アクセスは、あらかじめそのI/Oのアクセスタイムに
合わせて設定されたアクセスサイクルの間は終了しない
ため、このアドレスをアクセスしたマイクロプロセッサ
はその間キャッシュメモリに対するアクセス及び、I/
Oのアドレスのアクセスの次の命令実行ができないため
実質的に停止状態となり、その期間はマイクロプロセッ
サ、キャッシュメモリ、及びバスインターフェイスの消
費電力が削減される。また、バッテリー駆動のコンピュ
ータシステムでは駆動時間が延長でき、マイクロプロセ
ッサやキャッシュメモリの発熱が抑制されるので冷却の
要求が緩和できると共にこれらの部品の信頼性が高ま
り、マイクロプロセッサが割り込みや周辺装置からのシ
ステムバス取得要求をI/Oのアクセスサイクル終了時
に即時に受け付けられるので処理速度を維持できる。
の第1実施例の構成を示すブロック図である。
のコンピュ−タシステム用電力制御装置の動作を説明す
るためのフロ−チャ−トである。
ムバスをアクセスする場合の図1のコンピュ−タシステ
ム用電力制御装置の動作を説明するためのフロ−チャ−
トである。
のタイミングチャ−トである。
明するためのフロ−チャ−トである。
の第2実施例の構成を示すブロック図である。
のコンピュ−タシステム用電力制御装置の動作を説明す
るためのフロ−チャ−トである。
ムバスをアクセスする場合の図6のコンピュ−タシステ
ム用電力制御装置の動作を説明するためのフロ−チャ−
トである。
イクルが割り込みにより終了させられた場合のタイミン
グチャ−トである。
サイクルがシステムバス取得要求により終了させられた
場合のタイミングチャ−トである。
明するためのフロ−チャ−トである。
置の第3実施例の構成を示すブロック図である。
12のコンピュ−タシステム用電力制御装置の動作を説
明するためのフロ−チャ−トである。
テムバスをアクセスする場合の図12のコンピュ−タシ
ステム用電力制御装置の動作を説明するためのフロ−チ
ャ−トである。
スサイクルが割り込みにより終了させられた場合のタイ
ミングチャ−トである。
スサイクルがシステムバス取得要求により終了させられ
た場合のタイミングチャ−トである。
説明するためのフロ−チャ−トである。
想I/O制御装置の動作を説明するためのタイミングチ
ャ−トである。
すブロック図である。
ロプロセッサR3000 におけるパイプラインの流れの説明
図である。
の従来のコンピュ−タシステムの動作の説明図である。
しなかった場合の図19の従来のコンピュ−タシステム
の動作の説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 マイクロプロセッサと、前記マイクロプ
ロセッサに接続されたキャッシュメモリと、前記マイク
ロプロセッサ及び前記キャッシュメモリを制御するバス
インターフェイスと、前記バスインターフェイスに接続
されたI/O装置からの処理終了割り込みを待つアイド
ル状態で非キャッシュメモリアクセスサイクルの時間的
割合を調整すると共に前記マイクロプロセッサの動作が
停止している時間的割合及び前記キャッシュメモリに対
するアクセスを調整する調整手段とを備えていることを
特徴とするコンピュータシステム用電力制御装置。
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