JPH05324092A - 電磁比例減圧弁 - Google Patents
電磁比例減圧弁Info
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- JPH05324092A JPH05324092A JP4126408A JP12640892A JPH05324092A JP H05324092 A JPH05324092 A JP H05324092A JP 4126408 A JP4126408 A JP 4126408A JP 12640892 A JP12640892 A JP 12640892A JP H05324092 A JPH05324092 A JP H05324092A
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F15—FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
- F15B—SYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F15B13/00—Details of servomotor systems ; Valves for servomotor systems
- F15B13/02—Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors
- F15B13/04—Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors for use with a single servomotor
- F15B13/042—Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors for use with a single servomotor operated by fluid pressure
- F15B13/043—Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors for use with a single servomotor operated by fluid pressure with electrically-controlled pilot valves
- F15B13/0435—Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors for use with a single servomotor operated by fluid pressure with electrically-controlled pilot valves the pilot valves being sliding valves
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- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05D—SYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
- G05D16/00—Control of fluid pressure
- G05D16/20—Control of fluid pressure characterised by the use of electric means
- G05D16/2006—Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with direct action of electric energy on controlling means
- G05D16/2013—Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with direct action of electric energy on controlling means using throttling means as controlling means
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ソレノイド励磁電流の遮断時にも所定の制御
圧力を維持し、異常時のフェイルセーフ機能を発揮す
る。 【構成】 供給ポート５とタンクポート６との連通に応
じて制御ポート４に圧力を発生させるスプール１と、ス
プール端面１ｂを押圧する第１のソレノイドのプランジ
ャ９と、反対端面１ａを前記制御ポート４の圧力に応じ
て押圧する手段ととを備える一方、前記第１のソレノイ
ドとは別に第２のソレノイドを設け、この第２のソレノ
イドは通電時には第１のソレノイドと非接触位置に保持
され、電流の遮断時にスプリング１３の力で第１のソレ
ノイドのプランジャ９を介してスプール１を所定位置に
保持するプランジャ１２を備える。
圧力を維持し、異常時のフェイルセーフ機能を発揮す
る。 【構成】 供給ポート５とタンクポート６との連通に応
じて制御ポート４に圧力を発生させるスプール１と、ス
プール端面１ｂを押圧する第１のソレノイドのプランジ
ャ９と、反対端面１ａを前記制御ポート４の圧力に応じ
て押圧する手段ととを備える一方、前記第１のソレノイ
ドとは別に第２のソレノイドを設け、この第２のソレノ
イドは通電時には第１のソレノイドと非接触位置に保持
され、電流の遮断時にスプリング１３の力で第１のソレ
ノイドのプランジャ９を介してスプール１を所定位置に
保持するプランジャ１２を備える。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はフェイルセーフ機能付き
の電磁比例減圧弁に関する。
の電磁比例減圧弁に関する。
【０００２】
【従来技術】ソレノイドの励磁電流に応じて圧力を制御
する電磁比例減圧弁として、例えば図５に示すようなも
のがある。
する電磁比例減圧弁として、例えば図５に示すようなも
のがある。
【０００３】図において、バルブハウジング２のバルブ
孔２ａにはスプール１が摺動自由に挿入される。バルブ
孔２ａには制御ポート４と、油圧源Ｐに接続する供給ポ
ート５と、タンクＴに接続するタンクポート６とが接続
し、スプール１の位置によって制御ポート４に発生させ
る圧力をコントロールする。さらに制御ポート４から分
岐したフィードバック油路３がスプール１の端面１ａに
制御ポート４の圧力を作用させる。
孔２ａにはスプール１が摺動自由に挿入される。バルブ
孔２ａには制御ポート４と、油圧源Ｐに接続する供給ポ
ート５と、タンクＴに接続するタンクポート６とが接続
し、スプール１の位置によって制御ポート４に発生させ
る圧力をコントロールする。さらに制御ポート４から分
岐したフィードバック油路３がスプール１の端面１ａに
制御ポート４の圧力を作用させる。
【０００４】スプール１の位置を制御するため、ソレノ
イドケース１０がバルブハウジング２の端部に配置さ
れ、コイル８の励磁によって移動するプランジャ９がス
プール１の端面１ｂに接触する。
イドケース１０がバルブハウジング２の端部に配置さ
れ、コイル８の励磁によって移動するプランジャ９がス
プール１の端面１ｂに接触する。
【０００５】コイル８に電流を流すと、励磁力によりプ
ランジャ９がベース７に吸引されるため、プランジャ９
がスプール１を図中左方に向けて押圧する。なお、この
押圧力はコイル８の励磁電流に比例する。
ランジャ９がベース７に吸引されるため、プランジャ９
がスプール１を図中左方に向けて押圧する。なお、この
押圧力はコイル８の励磁電流に比例する。
【０００６】バルブ孔２ａとスプール１との間にはわず
かな摺動間隙があり、この間隙により制御ポート４は供
給ポート５とタンクポート６とに連通している。これら
の隙間の長手方向の長さ（オーバラップ）をＳ1とＳ2と
すると、Ｓ1とＳ2はスプール１の位置によって変化する
（ただし、Ｓ1＋Ｓ2は常に同一）。
かな摺動間隙があり、この間隙により制御ポート４は供
給ポート５とタンクポート６とに連通している。これら
の隙間の長手方向の長さ（オーバラップ）をＳ1とＳ2と
すると、Ｓ1とＳ2はスプール１の位置によって変化する
（ただし、Ｓ1＋Ｓ2は常に同一）。
【０００７】このオーバラップの比率によって制御ポー
ト４に発生する圧力Ｐｃは変化し、たとえば供給ポート
５とのオーバラップＳ1が小さく、タンクポート６との
オーバラップＳ2が大きくなると圧力は高まる。
ト４に発生する圧力Ｐｃは変化し、たとえば供給ポート
５とのオーバラップＳ1が小さく、タンクポート６との
オーバラップＳ2が大きくなると圧力は高まる。
【０００８】ソレノイドのコイル８に電流ｉ1を流した
ときにスプール１に働く駆動力をＦ1とすると、このＦ1
によってスプール１は図中左方に移動する。
ときにスプール１に働く駆動力をＦ1とすると、このＦ1
によってスプール１は図中左方に移動する。
【０００９】一方、フィードバック油路３によってスプ
ール１の左端面には、圧力Ｐｃが導かれるため、スプー
ル１にはこの圧力Ｐｃによる右向きの作用力Ｆ2が働
く。このＦ2は、スプール１の受圧面積Ａａとすると、 Ｆ2＝Ｐｃ・Ａａ…（１） となる。
ール１の左端面には、圧力Ｐｃが導かれるため、スプー
ル１にはこの圧力Ｐｃによる右向きの作用力Ｆ2が働
く。このＦ2は、スプール１の受圧面積Ａａとすると、 Ｆ2＝Ｐｃ・Ａａ…（１） となる。
【００１０】スプール１はソレノイドの作用力Ｆ1とこ
のフィードバック作用力Ｆ2とが釣り合う位置に止ま
る。Ｆ1はソレノイドコイル８に通電する電流ｉ1に比例
し、またＦ2は制御ポート４に発生した圧力Ｐｃに比例
し、この結果として、コイル８の電流ｉ1に比例した圧
力Ｐｃを生じさせる。つまり、 Ｐｃ＝Ｆ1／Ａａ…（２） となり、したがってソレノイドの励磁電流を増加したり
減少したりすると、プランジャ９に作用するＦ1が変化
し、これと平衡するスプール１の位置が変位し、制御圧
力Ｐｃがスプール位置に応じて任意に制御される、つま
り供給ポート５に供給される高圧をＳ1とＳ2の比率に応
じて減圧制御するのである。
のフィードバック作用力Ｆ2とが釣り合う位置に止ま
る。Ｆ1はソレノイドコイル８に通電する電流ｉ1に比例
し、またＦ2は制御ポート４に発生した圧力Ｐｃに比例
し、この結果として、コイル８の電流ｉ1に比例した圧
力Ｐｃを生じさせる。つまり、 Ｐｃ＝Ｆ1／Ａａ…（２） となり、したがってソレノイドの励磁電流を増加したり
減少したりすると、プランジャ９に作用するＦ1が変化
し、これと平衡するスプール１の位置が変位し、制御圧
力Ｐｃがスプール位置に応じて任意に制御される、つま
り供給ポート５に供給される高圧をＳ1とＳ2の比率に応
じて減圧制御するのである。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
電磁比例減圧弁において、コイル８に流れる電流ｉ1が
何らかの原因で途絶えた場合、プランジャ９の作用力Ｆ
1がゼロとなるため、制御圧力Ｐｃはタンクポート６の
圧力Ｐｒまで低下してしまう。
電磁比例減圧弁において、コイル８に流れる電流ｉ1が
何らかの原因で途絶えた場合、プランジャ９の作用力Ｆ
1がゼロとなるため、制御圧力Ｐｃはタンクポート６の
圧力Ｐｒまで低下してしまう。
【００１２】たとえば制御圧力Ｐｃによって作動する油
圧アクチュエータＡが荷重を支えている場合、故障によ
って励磁電流が遮断されると、圧力を保持できないた
め、被支持部材が降下するようなことがある。
圧アクチュエータＡが荷重を支えている場合、故障によ
って励磁電流が遮断されると、圧力を保持できないた
め、被支持部材が降下するようなことがある。
【００１３】この対策として、油圧回路に緊急時の圧力
保持のためのバルブ等を配置することが考えられるが、
回路の構成が複雑化し、コストアップも避けられない。
保持のためのバルブ等を配置することが考えられるが、
回路の構成が複雑化し、コストアップも避けられない。
【００１４】なお、特開昭５４−４４２２２号公報には
方向切換弁に２つのソレノイドを備えるものが開示され
ているが、ソレノイドのいずれか一方または双方への電
流が遮断されたときに、スプールをその位置に保持する
ことができず、いわゆるフェイルセーフの機能はもって
いない。
方向切換弁に２つのソレノイドを備えるものが開示され
ているが、ソレノイドのいずれか一方または双方への電
流が遮断されたときに、スプールをその位置に保持する
ことができず、いわゆるフェイルセーフの機能はもって
いない。
【００１５】本発明はソレノイド励磁電流が故障等によ
り遮断されたときにも、所定の制御圧力を維持すること
のできる電磁比例減圧弁を提供することを目的とする。
り遮断されたときにも、所定の制御圧力を維持すること
のできる電磁比例減圧弁を提供することを目的とする。
【００１６】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、供給ポ
ートとタンクポートとの連通に応じて制御ポートに圧力
を発生させるスプールと、スプール端面に第１のソレノ
イドの励磁電流に応じた作用力を付与するプランジャ
と、スプールの反対端面に前記制御ポートの圧力をフィ
ードバックする通路とを備え、スプールの位置に応じて
制御ポートの発生圧力を増減させるようにした電磁比例
減圧弁において、前記第１のソレノイドとは別に第２の
ソレノイドを設け、この第２のソレノイドは通電時には
第１のソレノイドのプランジャと非接触位置に保持さ
れ、かつ電流の遮断時にスプリング力により第１のソレ
ノイドのプランジャを介してスプールを所定位置に保持
するプランジャを備える。
ートとタンクポートとの連通に応じて制御ポートに圧力
を発生させるスプールと、スプール端面に第１のソレノ
イドの励磁電流に応じた作用力を付与するプランジャ
と、スプールの反対端面に前記制御ポートの圧力をフィ
ードバックする通路とを備え、スプールの位置に応じて
制御ポートの発生圧力を増減させるようにした電磁比例
減圧弁において、前記第１のソレノイドとは別に第２の
ソレノイドを設け、この第２のソレノイドは通電時には
第１のソレノイドのプランジャと非接触位置に保持さ
れ、かつ電流の遮断時にスプリング力により第１のソレ
ノイドのプランジャを介してスプールを所定位置に保持
するプランジャを備える。
【００１７】
【作用】第１、第２のソレノイドに通電されている通常
時には、第２のソレノイドのプランジャは、第１のソレ
ノイドのプランジャと干渉しない位置に保持され、第１
のソレノイドのプランジャによってスプールの位置が制
御され、これの位置に応じて制御ポートに制御圧力が発
生する。
時には、第２のソレノイドのプランジャは、第１のソレ
ノイドのプランジャと干渉しない位置に保持され、第１
のソレノイドのプランジャによってスプールの位置が制
御され、これの位置に応じて制御ポートに制御圧力が発
生する。
【００１８】一方、何らかの原因で第１、第２のソレノ
イドに対する電流が遮断されたようなとき、第１のソレ
ノイドの励磁力は消失するが、第２のソレノイドのプラ
ンジャがスプリングの付勢力で第１のソレノイドのプラ
ンジャを介してスプールを所定の位置に保持する。
イドに対する電流が遮断されたようなとき、第１のソレ
ノイドの励磁力は消失するが、第２のソレノイドのプラ
ンジャがスプリングの付勢力で第１のソレノイドのプラ
ンジャを介してスプールを所定の位置に保持する。
【００１９】このため、制御ポートにはスプールの位置
に応じて圧力が保持され、制御ポートに接続される油圧
アクチュエータがこの保持圧力によって負荷を支持する
ことができる。
に応じて圧力が保持され、制御ポートに接続される油圧
アクチュエータがこの保持圧力によって負荷を支持する
ことができる。
【００２０】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【００２１】図１に示すように、バルブハウジング２に
連なるソレノイドケース１０には、第１のソレノイドの
プランジャ９と直列に第２のソレノイドのプランジャ１
２が同軸的に配置される。ケース１０には、第２のプラ
ンジャ１２の先方から第１のプランジャ９の背面に連通
する通孔１４が設けられ、この通孔１４に第２のプラン
ジャ１２の先端が挿入される。
連なるソレノイドケース１０には、第１のソレノイドの
プランジャ９と直列に第２のソレノイドのプランジャ１
２が同軸的に配置される。ケース１０には、第２のプラ
ンジャ１２の先方から第１のプランジャ９の背面に連通
する通孔１４が設けられ、この通孔１４に第２のプラン
ジャ１２の先端が挿入される。
【００２２】第２のプランジャ１２はコイル１１に通電
されたときにスプリング１３に抗して後退し、第１のプ
ランジャ９と非接触の位置に保持される。しかし、コイ
ル１１への通電が遮断されたときは、スプリング１３の
付勢力で前進し、第１のプランジャ９を背面から押圧
し、スプール１を所定の位置に押す。
されたときにスプリング１３に抗して後退し、第１のプ
ランジャ９と非接触の位置に保持される。しかし、コイ
ル１１への通電が遮断されたときは、スプリング１３の
付勢力で前進し、第１のプランジャ９を背面から押圧
し、スプール１を所定の位置に押す。
【００２３】第１のコイル８には制御圧力の目標値に応
じて変化する制御電流ｉ1が供給され、これに対して第
２のコイル１１にはスプリング１３に抗して第２のプラ
ンジャ１２を後退位置に保持するのに必要最小限の一定
の電流ｉ2が供給される。
じて変化する制御電流ｉ1が供給され、これに対して第
２のコイル１１にはスプリング１３に抗して第２のプラ
ンジャ１２を後退位置に保持するのに必要最小限の一定
の電流ｉ2が供給される。
【００２４】なお、スプール１の形状、制御ポート４、
供給ポート５あるいはタンクポート６などは、図２の構
成と同じため、同一符号を付して説明は省く。
供給ポート５あるいはタンクポート６などは、図２の構
成と同じため、同一符号を付して説明は省く。
【００２５】次に作用について説明すると、通常状態に
おいて、第２のソレノイドのコイル１１には一定の電流
ｉ2を流し、プランジャ１２を吸着して第１のソレノイ
ドのプランジャ９から完全に切り離しておく。
おいて、第２のソレノイドのコイル１１には一定の電流
ｉ2を流し、プランジャ１２を吸着して第１のソレノイ
ドのプランジャ９から完全に切り離しておく。
【００２６】第１のソレノイドのコイル８には目標圧力
に応じて変化する制御電流ｉ1を流すと、これによって
生じる励磁力でプランジャ９が駆動され、スプール１を
変位させる。このためスプール１の位置に応じた圧力が
制御ポート４に発生し、通常の減圧制御が行われる。
に応じて変化する制御電流ｉ1を流すと、これによって
生じる励磁力でプランジャ９が駆動され、スプール１を
変位させる。このためスプール１の位置に応じた圧力が
制御ポート４に発生し、通常の減圧制御が行われる。
【００２７】一方、電源の故障など何等かの原因によ
り、第１、第２のコイル８と１１に対する通電が遮断さ
れると、第１のプランジャ９の励磁力が消失して、スプ
ール１はフィードバック圧力により押し戻され、制御ポ
ート４の発生圧力Ｐｃが、タンクポート６の圧力Ｐｒに
等しくなろうとする。
り、第１、第２のコイル８と１１に対する通電が遮断さ
れると、第１のプランジャ９の励磁力が消失して、スプ
ール１はフィードバック圧力により押し戻され、制御ポ
ート４の発生圧力Ｐｃが、タンクポート６の圧力Ｐｒに
等しくなろうとする。
【００２８】しかし、第２のコイル１１による拘束が解
かれたプランジャ１２がスプリング１３の付勢力で前進
し、第１のプランジャ９を所定の力で押し出す。このた
め、スプール１がスプリング１３の設定力に応じた位置
まで変位し、したがって制御ポート４にはスプール１の
位置に応じた圧力Ｐｃが保持される。
かれたプランジャ１２がスプリング１３の付勢力で前進
し、第１のプランジャ９を所定の力で押し出す。このた
め、スプール１がスプリング１３の設定力に応じた位置
まで変位し、したがって制御ポート４にはスプール１の
位置に応じた圧力Ｐｃが保持される。
【００２９】このようにしてたとえ電流が遮断されて
も、制御ポート４には一定の圧力を発生させられ、ここ
に接続される油圧アクチュエータＡはこの保持圧力で負
荷を支持することができる。
も、制御ポート４には一定の圧力を発生させられ、ここ
に接続される油圧アクチュエータＡはこの保持圧力で負
荷を支持することができる。
【００３０】なおこの場合、装置を構成する性能部品の
異常を検出するシステムを備え、他の部品の異常にもと
づき意図的に電流を遮断したときなどにも、同様にして
油圧アクチュエータの圧力を保持できる。
異常を検出するシステムを備え、他の部品の異常にもと
づき意図的に電流を遮断したときなどにも、同様にして
油圧アクチュエータの圧力を保持できる。
【００３１】一方、これに対して、正常な状態において
の制御の停止や終了時など、第１、第２のソレノイドに
対する通電を停止するときは、同時に油圧源Ｐの作動も
停止させることで、たとえスプール１の位置は所定位置
に保持されたとしても、供給ポート５に油圧が発生しな
いため、制御ポート４の圧力Ｐｃはタンクポート６の圧
力まで低下する。
の制御の停止や終了時など、第１、第２のソレノイドに
対する通電を停止するときは、同時に油圧源Ｐの作動も
停止させることで、たとえスプール１の位置は所定位置
に保持されたとしても、供給ポート５に油圧が発生しな
いため、制御ポート４の圧力Ｐｃはタンクポート６の圧
力まで低下する。
【００３２】次の制御再開時は、第１、第２のソレノイ
ドへの通電開始に伴い、第２のプランジャ１２が非干渉
位置まで後退し、制御電流ｉ1によって駆動される第１
のプランジャ９によってのみスプール１の位置が決ま
り、通常の圧力制御に戻る。
ドへの通電開始に伴い、第２のプランジャ１２が非干渉
位置まで後退し、制御電流ｉ1によって駆動される第１
のプランジャ９によってのみスプール１の位置が決ま
り、通常の圧力制御に戻る。
【００３３】このようにして、第２のソレノイドを設け
るだけで圧力の保持ができ、油圧回路には特別な圧力保
持バルブ等を備える必要がないため、構造の簡略化が図
れる。また、通常の減圧弁の第１のソレノイドと同軸的
に第２のソレノイドを配置するだけで対応できるため、
基本的な減圧弁特性等については全く従前の通りで、信
頼性にすぐれるとともに低コストに製作できる。
るだけで圧力の保持ができ、油圧回路には特別な圧力保
持バルブ等を備える必要がないため、構造の簡略化が図
れる。また、通常の減圧弁の第１のソレノイドと同軸的
に第２のソレノイドを配置するだけで対応できるため、
基本的な減圧弁特性等については全く従前の通りで、信
頼性にすぐれるとともに低コストに製作できる。
【００３４】次に他の実施例について説明すると、図２
の実施例は、制御ポート４に発生する圧力Ｐｃをスプー
ル１の端面１ａにかけるためのフィードバック油路３を
スプール１の内部を貫通して設けたものである。この場
合、フィードバック油路３をハウジング２に設ける必要
がないため、小型化がはかれる。
の実施例は、制御ポート４に発生する圧力Ｐｃをスプー
ル１の端面１ａにかけるためのフィードバック油路３を
スプール１の内部を貫通して設けたものである。この場
合、フィードバック油路３をハウジング２に設ける必要
がないため、小型化がはかれる。
【００３５】また、図３の実施例は、スプール１の摺動
面が供給、タンクポート５と６を完全に塞がない、いわ
ゆるアンダーラップタイプのバルブ構成としたものであ
る。この場合にもスプール１の位置によって圧力Ｐｃが
コントロールされる。
面が供給、タンクポート５と６を完全に塞がない、いわ
ゆるアンダーラップタイプのバルブ構成としたものであ
る。この場合にもスプール１の位置によって圧力Ｐｃが
コントロールされる。
【００３６】さらにまた図４の実施例は、制御ポート４
の圧力Ｐｃにもとづく作用力Ｆ2をスプール１の端面に
作用させるために、スプール１よりも受圧面積の小さな
反力ピン１５を用いている。
の圧力Ｐｃにもとづく作用力Ｆ2をスプール１の端面に
作用させるために、スプール１よりも受圧面積の小さな
反力ピン１５を用いている。
【００３７】フィードバック油路３の圧力Ｐｃが反力ピ
ン１５に働き、スプール１を押圧するが、この場合の作
用力Ｆ２は、ピン１５の受圧面積をＡｓとすると、 Ｆ２＝Ｐｃ・Ａｓ…（３） となり、このときＡｓ＜Ａａであるから、前述の（２）
式より、同一のソレノイド作用力（駆動力）Ｆ1に対し
て、発生する制御圧力Ｐｃを大きくすることができる。
したがって、このように反力ピン１５を用いると、同一
の圧力Ｐｃを発生させるのに、それだけ駆動力の小さな
小型のソレノイドを用いることができ、ダウンサイズイ
ングやコストダウンがはかれる。なお、１６は反力ピン
１５を押すすリターンスプリングである。
ン１５に働き、スプール１を押圧するが、この場合の作
用力Ｆ２は、ピン１５の受圧面積をＡｓとすると、 Ｆ２＝Ｐｃ・Ａｓ…（３） となり、このときＡｓ＜Ａａであるから、前述の（２）
式より、同一のソレノイド作用力（駆動力）Ｆ1に対し
て、発生する制御圧力Ｐｃを大きくすることができる。
したがって、このように反力ピン１５を用いると、同一
の圧力Ｐｃを発生させるのに、それだけ駆動力の小さな
小型のソレノイドを用いることができ、ダウンサイズイ
ングやコストダウンがはかれる。なお、１６は反力ピン
１５を押すすリターンスプリングである。
【００３８】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電流の遮
断時にもスプリングの付勢力によりスプールを所定位置
に保持し、制御ポートにスプール位置に応じた圧力を発
生させることができ、油圧回路に格別の圧力保持バルブ
等を備えなくても、電流遮断等の異常時のフェイルセー
フ機能を発揮することができる。
断時にもスプリングの付勢力によりスプールを所定位置
に保持し、制御ポートにスプール位置に応じた圧力を発
生させることができ、油圧回路に格別の圧力保持バルブ
等を備えなくても、電流遮断等の異常時のフェイルセー
フ機能を発揮することができる。
【図１】本発明の第１の実施例を示す断面図である。
【図２】第２の実施例を示す断面図である。
【図３】第３の実施例を示す断面図である。
【図４】第４の実施例を示す断面図である。
【図５】従来例の断面図である。
１ スプール ４ 制御ポート ５ 供給ポート ６ タンクポート ８ コイル ９ プランジャ １１ コイル １２ プランジャ １３ スプリング １５ 反力ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗田 昇 岐阜県可児市土田2548番地 カヤバ工業株 式会社岐阜北工場内 (72)発明者 森田 浩嗣 神奈川県横浜市神奈川区宝町２番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 江藤 宜幸 神奈川県横浜市神奈川区宝町２番地 日産 自動車株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】 供給ポートとタンクポートとの連通に応
じて制御ポートに圧力を発生させるスプールと、スプー
ル端面に第１のソレノイドの励磁電流に応じた作用力を
付与するプランジャと、スプールの反対端面に前記制御
ポートの圧力をフィードバックする通路とを備え、スプ
ールの位置に応じて制御ポートの発生圧力を増減させる
ようにした電磁比例減圧弁において、前記第１のソレノ
イドとは別に第２のソレノイドを設け、この第２のソレ
ノイドは通電時には第１のソレノイドのプランジャと非
接触位置に保持され、かつ電流の遮断時にスプリング力
により第１のソレノイドのプランジャを介してスプール
を所定位置に保持するプランジャを備えることを特徴と
する電磁比例減圧弁。
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