JPH05324060A - 清掃ロボット - Google Patents

清掃ロボット

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Publication number
JPH05324060A
JPH05324060A JP4123276A JP12327692A JPH05324060A JP H05324060 A JPH05324060 A JP H05324060A JP 4123276 A JP4123276 A JP 4123276A JP 12327692 A JP12327692 A JP 12327692A JP H05324060 A JPH05324060 A JP H05324060A
Authority
JP
Japan
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cleaning
distance
traveling
robot
steering
Prior art date
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Pending
Application number
JP4123276A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Oshida
尚樹 大信田
Yoshimori Fujiwara
良守 藤原
Sueyoshi Mizuno
末良 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
East Japan Railway Co
Original Assignee
Toshiba Corp
East Japan Railway Co
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Publication date
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  • Cleaning Of Streets, Tracks, Or Beaches (AREA)
  • Manipulator (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 電車内を自走しながら洗浄清掃する清掃ロボ
ットを実現する。 【構成】 この発明の清掃ロボットは、走行距離検出手
段で走行駆動装置の駆動輪を用いて走行距離を検出し、
測距手段によって側方に位置するシート、ドア、壁から
の距離を測定し、この測距手段によって測定した現在位
置での測距結果をあらかじめ設定されている走行ルート
の基準距離と比較し、その偏差を位置偏差検出手段によ
って求め、この偏差に基づき基準距離に戻すために必要
なステアリング量をステアリング量演算手段によって求
め、そのステアリング量に基づいて自動走行させ、車内
の自動清掃を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電車のような列車の
車内床面をシート、ドア、壁に沿って自走しながら清掃
用具により洗浄清掃する清掃ロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電車のような列車の車内清掃は、
人手で行なう作業であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
して多数の列車の車内清掃を人手によって行なうと多大
な労力が必要であり、人件費も高いものとなっていた。
そこで、電車のような列車の車内床面をシート、ドア、
壁に沿って自走しながら清掃用具により洗浄清掃する清
掃ロボットの開発が望まれていた。
【0004】ところで、電車のような列車内には、ドア
と戸袋の違い、ドアと戸袋のポールの違い、シートとシ
ートの継ぎ目、シートと固定台の継ぎ目の部分など、距
離計測センサの微妙な凹凸のデータ変化には追従しにく
いことが考えられる。加えて、距離計測センサは、その
センサの特性から指向角が約±5°であり、継ぎ目部分
などの反射物が傾斜している場所では測距が不可能か、
もしくは実際の距離と異なる距離データを出力してしま
う恐れがある。
【0005】この発明は、このような技術的課題に鑑み
なされたもので、車内シート、ドア、壁などとの距離を
計測し、その距離が基準距離と等しくなるようにステア
リング制御を行ない、定められたルートを自走しながら
清掃することができる清掃ロボットを提供することを目
的とする。
【0006】またこの発明は、車内シート、ドア、壁な
どとの距離を計測し、その距離が基準距離と等しくなる
ようにステアリング制御を行ないながら自走する清掃ロ
ボットにおいて、ステアリング係数を複数段階に設定
し、直進走行させることにより追従性の良い清掃ロボッ
トを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、列車内を自
動走行するための走行およびステアリングを行なう走行
駆動装置と、前記走行駆動装置を制御して列車内を当該
ロボットが外側から内側へ一筆書きで走行するように前
後進、転換を制御する走行制御装置と、列車内の床の洗
浄清掃を行なう清掃用具と、前記清掃用具を駆動する清
掃用具駆動装置とを備えて成る清掃ロボットにおいて、
前記走行駆動装置の駆動輪を用いて走行距離を検出する
走行距離検出手段と、側方に位置するシート、ドア、壁
からの距離を測定する測距手段と、前記測距手段によっ
て測定した現在位置での測距結果をあらかじめ設定され
ている基準距離と比較し、その偏差を求める位置偏差検
出手段と、前記位置偏差検出手段が求めた偏差に基づ
き、基準距離に戻すために必要なステアリング量を求め
て前記走行制御装置に与えるステアリング量演算手段と
を備えたものである。
【0008】またこの発明は、上記の清掃ロボットにお
いて、位置偏差検出手段が求めた位置偏差に基づいて、
当該位置偏差を複数ランクに分けたいずれのランクに属
するかを判定する偏差量ランク分け手段と、この偏差量
ランク分け手段によりランク分けされた偏差量に応じ
て、偏差量が比較的大きいランクに属する場合に偏差量
に大きな係数を掛けた数値に比例するステアリング指令
を出力し、偏差量が比較的小さいランクに属する場合に
偏差量に小さな係数を掛けた数値に比例するステアリン
グ指令を出力するステアリング量演算手段とを備えたも
のとすることができる。
【0009】
【作用】この発明の清掃ロボットでは、走行駆動装置に
よって列車内を自動走行する際、走行制御装置により走
行駆動装置の走行およびステアリング制御を行ない、列
車内を当該ロボットが外側から内側へ一筆書きで走行す
るように制御し、この走行時に、清掃用具駆動装置によ
り駆動される清掃用具によって列車内の床の洗浄清掃を
行なうことにより、車内を自動清掃する。
【0010】そして、車内を自動清掃するために、走行
距離検出手段で走行駆動装置の駆動輪を用いて走行距離
を検出し、測距手段によって側方に位置するシート、ド
ア、壁からの距離を測定し、この測距手段によって測定
した現在位置での測距結果をあらかじめ設定されている
基準距離と比較し、その偏差を位置偏差検出手段によっ
て求め、この偏差に基づき基準距離に戻すために必要な
ステアリング量をステアリング量演算手段によって求
め、そのステアリング量に基づいて自動走行させ、車内
の自動清掃を行なう。
【0011】またこの発明は、上記の清掃ロボットにお
いて、位置偏差検出手段が求めた位置偏差に基づいて、
当該位置偏差を複数ランクに分けたいずれのランクに属
するかを判定する偏差量ランク分け手段と、この偏差量
ランク分け手段によりランク分けされた偏差量に応じ
て、偏差量が比較的大きいランクに属する場合に偏差量
に大きな係数を掛けた数値に比例するステアリング指令
を出力し、偏差量が比較的小さいランクに属する場合に
偏差量に小さな係数を掛けた数値に比例するステアリン
グ指令を出力するステアリング量演算手段とを備えるこ
とにより、列車特有の微妙な凹凸に車内清掃ロボットを
円滑に追従走行させることができる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて詳説
する。
【0013】図1、図2はこの発明の一実施例の車内清
掃ロボットの外形図であり、図3はその回路ブロック図
である。清掃ロボット1は、清掃を行なうための洗浄ブ
ラシ2と、洗浄した汚水を吸い取るスクイージ3と、床
面を走行するためにロボット本体後方の左右に設けられ
た2つの駆動輪4r,4l(図では4lは見えない)
と、主電源供給用の電源ケーブル5を送出したり巻取っ
たりするケーブル巻取装置6と、清掃用の洗浄剤を入れ
ておく洗浄剤タンク7と、吸引回収した洗浄汚水を溜め
ておく汚水タンク8と、手動にて走行させたり清掃させ
たりするときに把持する操作ハンドル9を備えている。
また、各種モードの設定やスタート/ストップを行なう
ための操作パネル10と、手動走行時の走行方向を決定
する走行スイッチ11と、非常時に停止させるための非
常停止スイッチボタン12とを備えている。
【0014】さらに、自動清掃時に前方の障害物の有無
を判断するために本体の前面に設けられた超音波式ある
いは赤外線式の障害物センサ13と、車内シート、ドア
および壁との距離を計測するために本体側面と前面とに
設けられ、超音波式の距離計測センサ14と、進行方向
左上方の物体の存在を検出する超音波式あるいは赤外線
式センサで、特にシート検出用の近接センサ15と、車
内のシート、壁その他の物との直接接触を検知するため
にマイクロスイッチ内蔵の接触検知用バンパ16と、ロ
ボットの進行方向を示す点滅灯17と、これら各装置お
よび各センサから入力されるデータに基づいて当該ロボ
ット1の走行、ステアリング、清掃を制御する制御装置
18を備えている。
【0015】図2に示すように、操作パネル10はオペ
レータが操作するのに必要なスイッチ、表示が備えられ
ている部分で、スタート/ストップボタン10a、電源
ケーブル巻取スイッチ10b、電源状態、清掃動作状
態、走行状態などをランプの点灯、ランプ色の変更など
によって表示するモニタ部10c、走行指令、手動/自
動モード切換操作などの操作部10d、主電源スイッチ
10eが設けられている。
【0016】図3に基づき、回路構成について説明すれ
ば、制御装置18はマイクロコンピュータ、メモリ、お
よび入出力回路などで構成され、各種機能をROM内に
登録されているプログラムにしたがって実行する装置で
あり、後述するように走行速度制御、ステアリング制御
を含む走行制御全般、清掃制御、電源ケーブル巻取制御
を司る。
【0017】そして、この制御装置18に対する入力情
報として、操作パネル10からのスタート/ストップ、
ケーブル巻取指令、モード切換指令などの操作信号、位
置情報入力部19に属する距離計測センサ14からの測
距情報および近接センサ15からの近接検知信号、保安
部20に属する非常停止スイッチ12からの非常停止指
令、障害物センサ13からの障害物検知信号および接触
検知用バンパ16からの接触検知信号が入力されるよう
になっている。
【0018】走行駆動系21として、左右の駆動輪4
r,4lそれぞれを個別に駆動制御するために、走行用
ドライバ22r,22l、この走行用ドライバによって
駆動されるサーボモータのような直流モータ23r,2
3l、モータ速度検出のためのエンコーダ24r,24
lが備えられている。
【0019】また、電源ケーブル張力制御系25とし
て、ケーブル巻取ドライバ26、このケーブル巻取ドラ
イバによって駆動される直流モータ27、モータ速度検
出のためのエンコーダ28が備えられている。
【0020】さらに、清掃制御系29として、洗浄ブラ
シ2の回転駆動を行なう駆動回路30とこれによって回
転駆動され、洗浄ブラシ2を回転させる交流モータ3
1、洗浄剤タンク7の洗浄剤を汲み出してきて滴下する
洗剤滴下アクチュエータ32、洗浄剤タンク7のレベル
が低下して給水が必要となったことを検出する給水検出
センサ33、床面に滴下され、洗浄が終わった汚水を吸
い上げて汚水タンク8に導く吸引装置34、汚水タンク
8の汚水レベルが高くなり排出が必要となったことを検
出する廃水検出センサ35、汚水の光透過量によって水
質を調査する水質センサ36が備えられている。
【0021】制御装置18は、これらの走行駆動系2
1、電源ケーブル張力制御系25、清掃制御系29それ
ぞれの制御を行なうために、ブロック判定部37、シー
ト判定部38、ドア判定部38、車種判定部39、走行
制御部40、巻取制御部41、清掃制御部43、そして
これらの統括制御を行なう統括制御部44を備えてい
る。
【0022】次に、上記構成の清掃ロボットの動作につ
いて説明する。
【0023】電車のような列車には、図5の中間車50
のように、左右両側にシート51が所々ドア部52で途
切れながらも、前端部および後端部までシート51が設
置されているものと、図6に示す運転席有り列車60の
ように、前端部に運転席61が設けられているために、
前端のドア部52の先には運転室の壁62があって、シ
ートが設けられていないものとが混在する。
【0024】この実施例の清掃ロボット1は、このよう
な2種類の列車の車内を図5、図6に示す一筆書きのル
ート53,63を自走しながら、床面の洗浄清掃を行な
う。この一筆書きのルート53,63について説明すれ
ば、通常、車両50または60の進行方向後端左側のシ
ート部51をスタート位置STとし、シート部51に沿
って直進しながら床面の洗浄清掃を行なう。そして、シ
ート部51を過ぎ、ドア部52に入れば、図7に基づい
て後ほど詳述するようにドア部52の洗浄清掃を行な
い、次にまたシート部51を直進しながら清掃し、こう
して前端部まで繰り返し、ドア部52で出入りしながら
進む。
【0025】そして前端部に到達すれば、その車両が運
転席無しの中間車50であるか、運転席有りの車両60
であるかを後述する手順で判定し、図8または図9に示
すそれぞれに適したUターンブロック56,64の清掃
処理を行ない、その後、車両の後方に向かってシート部
51、ドア部52を出入りしながら後端まで清掃してい
く。
【0026】車両の後端部に到達すれば、この場合に
は、中間車50も運転席有り車両60も同じ構造である
ので、車両の後端部までシート部51が設けられている
図10に示す1巡目−2巡目Uターンブロック57の清
掃処理を行ない、今度は、すでに1回目にシート部51
近くは清掃が済んでいるので、それよりも1清掃幅分だ
けシート部51から内側寄りに位置させて、進行方向前
端部まで直進しながら洗浄清掃を行なう。
【0027】再び車両の前端部まで来れば、Uターンし
ながら清掃し、後は、1回の清掃幅ずつ内側に寄るよう
にして渦巻状に自走させながら最終点SPまで洗浄清掃
していく。
【0028】この最終点SPは、スタート点STとは反
対側の端部とし、1車両の清掃が終了した後に、車両の
貫通部58を通って、すぐに次の車両のスタート点ST
に移動できるようにする。
【0029】以上の自動清掃動作は、図11のフローチ
ャートに示す手順にしたがって行なわれる。すなわち、
スタート点STからシート部51を直進しながら床面の
洗浄清掃を行ない(ステップS1)、最初のうちは前方
に壁がないので(ステップS2)、シート部51のエン
ドを検出するまで直進する(ステップS3)。
【0030】そして、シート部51を直進し終わり、ド
ア部52にさしかかったとしても直進を続け(ステップ
S4)、次のシート部51の手前側のエンドを検出した
時にいったん停止し、ドア部52の清掃に入る(ステッ
プS5,S6)。
【0031】そして、ドア部52の清掃が終了すれば、
次のシート部51の手前側の位置に来て、そこからシー
ト部51に沿って直進しながら清掃し、次のドア部52
に到達すれば同じくドア部52の清掃を行なう動作を繰
り返す(ステップS1〜S6)。
【0032】そして、車両の前端部近くまで清掃が進
み、シート部51に沿って直進中に前方に壁54を検出
すれば(ステップS1,S2)、これは運転席無しの中
間車両50におけるUターンブロック56に到達したも
のと判断し、運転席無し車両Uターンブロックの清掃処
理を行ない(ステップS7)、その後、車両50の前方
から後方に向きを変えて、同じくロボット1の進行方向
左側のシート部51、ドア部52の清掃作業を繰り返す
(ステップS1〜ステップS6)。
【0033】他方、ロボット1が車両の前端近くまで進
んでもステップS2で前方に壁を検出しない場合には、
さらにシート部51を前進するが、やがてシート部51
のエンドに到達し、ドア部52に入ることになるが(ス
テップS3,S4)、そのドア部52の先に次のシート
部51を検出できない場合には、前方に壁を検出するま
でドア部52を直進し(ステップS5,S8)、前方に
壁を検出した時に運転席有り車両60のUターンブロッ
ク64に到達したものと判断し、運転席有り車両Uター
ンブロックの清掃処理を行なう(ステップS9)。そし
てこの後、車両60の前方から後方に向きを変えて、同
じくロボット1の進行方向左側のシート部51、ドア部
52の清掃作業を繰り返す(ステップS1〜ステップS
6)。
【0034】車両50,60の後端近くまでロボット1
が進めば、ここではいずれの車両であっても図10に示
すような1巡目−2巡目Uターンブロック57に到達
し、ここでは上述したように、すでに1回目にシート部
51近くの清掃が済んでいるので、それよりも1回の清
掃幅分だけシート部51から内側寄りに位置させて、進
行方向前端部まで直進しながら洗浄清掃を行ない、以
後、渦巻状に1回の清掃幅分ずつ内側に寄せながら床面
全体を清掃する(ステップS1〜S7)。
【0035】次に、シート部51、ドア部52の判断、
運転席無しの中間車両50の壁あるいは運転席有り車両
60の運転室壁62の判断、ドア部52の清掃動作、各
Uターンブロック56,64,57における清掃処理動
作について、説明する。
【0036】<<シート部/ドア部の判断>>まず、車
両の長手方向に沿って直進している場合の制御装置18
による車内のシート部51とドア部52との識別は、図
4に示すように、ロボット1の左側面に設けられている
距離計測センサ14の測距信号と近接センサ15の近接
信号との組合せに基づき、シート判定部38およびドア
判定部39が行なう。すなわち、距離計測センサ14が
所定値以下の近くに何らかの物体の存在を検出し、ある
いは近接センサ15が何らかの物体の検出を行なってい
る場合に、シート部51に沿ってロボット1が走行して
いると判断する(図4に示す状態)。そして、距離計測
センサ14が所定値以上の距離を測定しており、かつ近
接センサ15が検出信号を入力しない場合には、ドア部
52に沿って走行していると判断する。
【0037】<<前方の壁の検出>>前方に車両の壁5
4あるいは運転室の壁62が存在することを検出するの
は、ロボット1の前面に設けられた距離計測センサ14
が所定値以下の測距信号を入力する場合である。
【0038】<<運転席無し車両(中間車)/運転席有
り車両の判断>>図12(a)に示すように中間車50
の場合には、ロボット1の進行方向前端部近く(図12
では右端近く)にドア部52があり、さらに前方にシー
ト部51があり、そのシート部51の前方に壁54が存
在することになる。ところが、同図(b)に示すように
運転席有り車両60の場合には、ロボット1の進行方向
前端部近くにドア部52があるが、その前方にはシート
部51が存在せず、直接運転室の壁62を検出すること
になる。
【0039】そこで、図12(a)において、70aの
位置で側方にドア部52を検出し、その後に70bの位
置で側方にシート部51を検出し、さらに進んで、70
cの位置まで来て側方にシート部51を検出し、同時に
前方の距離計測センサ14が所定距離以内の測距信号を
入力するようになった時に、中間車50と判定し、図5
に示す運転席無し車両のUターンブロック56にロボッ
ト1が来ていると判断する。
【0040】他方、図12(b)において、70aの位
置で側方にドア部52を検出し、その後に70dまで進
んでもシート部を検出せず、前方の距離計測センサ14
が所定距離以内の測距信号を入力するようになった時
に、運転席有り車両60であると判定し、図6に示す運
転席有り車両のUターンブロック64にロボット1が来
ていると判断する。
【0041】<<ドア部の清掃処理>>図7に示すよう
に、シート部51に沿ってiで直進してきたロボット1
は、ドア部52を直進し、次のシート部51の手前側の
エンドを検出して停止し、iiでドア部52の奥後方まで
後退し、続いて iiiで前進しながらドアに沿って清掃
し、前方のシート部51の近くまで来て停止し、続いて
ivで後方のシート部51の先端部までRを描くように後
退し、ドアに向かって直角になるように転換し、 vでそ
のままドアまで進み、その後、viで後方のシート部51
に沿って直角に曲がるように後退しながら元の直進方向
に転換し、続いて viiで再びシート部51に沿うように
直進しなが清掃を行なうようにする。
【0042】こうして、ドア部52の全体を隅々まで洗
浄清掃して、次のシート部52に進むのである。
【0043】<<運転席無し車両のUターンブロックの
清掃処理>>図8に示すように、最後のドア部52の清
掃を終えて、次のシート部51の沿って清掃しながらi
で直進するうちに、前方に壁54を検出すれば、この場
合には上述のようにこの部分が運転席無し車両(中間
車)50のUターンブロック56であると判断し、iiで
少し後退し、 iiiで右に90度方向転換しながら清掃
し、右側のシート部51の近くまで進めば停止して、iv
で後退し、続いて vで斜め前方を向くようにさらに90
度近く転換して清掃しながら進み、その後viで斜め外側
に壁54近くまで後退し、さらにシート部51に平行に
なるように方向転換した後、 viiでシート部51に沿っ
て車両50の後方に直進しながら清掃を続けるように
し、Uターンブロック56の清掃を終了する。
【0044】<<運転席有り車両のUターンブロックの
清掃処理>>図9に示すように、最後のドア部52の次
にシート部51がなく、前方に直接に壁62を検出すれ
ば、この部分が運転席有り車両60のUターンブロック
64であると判断し、次のように清掃処理する。
【0045】ドア部52をiで直進し、前方に壁62を
検出して停止し、iiでドアに接近するように斜め外側に
向けて後進し、直前のシート部51のところまで来ると
停止して、 iiiでドアに沿って直進しながら清掃し、再
び壁62を検出すれば停止し、ivで先のシート部51の
エンド先端部までRを描くように後退してドアと直角に
なる向きに方向転換し、そのまま vでドアに直角に向か
って直進しながら清掃し、ドアを検出すれば停止し、vi
でシート部51に沿って90度方向転換しながら後退
し、 viiで再び壁62を検出するまで直進する。
【0046】そして壁62からロボット1のほぼ1台分
近く残した位置で停止して右に90度転換し、viiiで壁
62に沿って直進しながら清掃し、反対側のドアを検出
すると停止し、さらにixで壁62側に近づくように斜め
後方に先のドアまで後退し、続いて、 xで壁62に沿っ
て直進しながら清掃し、反対側のドアまで進む。
【0047】続いて、xiでシート部51の幅分近く壁6
2に沿って後退し、90度右転換してシート部51に平
行にし、 xiiで車両の後方に向かってドア部52をシー
ト部51を検出するまで直進しながら清掃し、シート部
51を検出すれば停止し、次にxiiiでドアに近づくよう
に斜め外後方に向けて後退し、壁62の近くまで後退す
れば停止し、 xivで進行方向前方のシート部51までド
アに沿って前進しながら清掃し、シート部51に到達す
れば停止し、xvで少し後退し、その後、 xviで斜め内前
方に方向転換して前進し、シート部51のエンド位置に
来れば、シート部51に平行になるように方向転換し、
シート部51に沿って直進しながら清掃するようにす
る。
【0048】<<1巡目−2巡目Uターンブロックの清
掃処理>>車両50または60をスタート点STから前
端部まで進んで運転席無し車両Uターンブロック56ま
たは運転席有り車両Uターンブロック64のUターンブ
ロック清掃処理を終え、さらに車両の反対側を前方から
後方に向けて通常のシート部51、ドア部52の清掃処
理を繰り返しながら、車両50または60の後端部まで
到達すれば、1巡目−2巡目Uターンブロック57を図
10に示すルートによって清掃処理する。
【0049】すなわち、ドア部52の清掃の後、iでシ
ート部51に沿って直進しながら清掃し、前方に壁54
を検出すれば、iiでいったん後退し、その後、 iiiで9
0度右に方向転換して壁54に沿って直進しながら清掃
し、スタート点STの最初のシート部51を前方に検出
すれば停止する。そして、ivで1巡目で清掃済みの幅分
だけ後退し、 vで右に90度方向転換し、シート部51
に沿って車両50または60の前方に向かって直進しな
がら清掃する。
【0050】その後、前端部まで到達すれば、1巡目で
清掃済みの幅分だけ内側位置を旋回しながら清掃し、再
び後方に向けて直進しながら清掃し、以後、同じように
して渦巻き状に徐々に内側にシフトしながら床面全体を
残さずに洗浄清掃する。
【0051】こうして、車両50または60のスタート
点STから最終点SPまでを自動走行しながら洗浄清掃
するのである。
【0052】しかしながら、例えばICカードなどによ
りあらかじめ車両情報を記憶させておいて、スタート点
STを固定し、スタート点から最終点SPまでの走行ル
ートをあらかじめ設定するようにすれば、清掃開始後に
何らかの原因で途中で停止してしまうと、もう一度スタ
ート点STに戻して再スタートさせなければ全体の自動
清掃が円滑に実行できないようになり、この場合には、
清掃済みの箇所も再び清掃しなければならなくなる無駄
が生じる。
【0053】そこで、図13に示すように、車両50ま
たは60を1つのシート部51とその次のドア部52と
で1ブロックとなるように複数のブロックB1,B2,
…に分割する。そして、各ブロックB1,B2,…にお
いてシート部51の始まり位置をスタート点として自走
清掃するようにする。
【0054】このようにすれば、何らかの原因でロボッ
ト1が途中で停止したとしても、最初のスタート点ST
まで戻さずとも、最寄りのブロックBiのシート部51
から再スタートさせることができるようになり、すでに
清掃し終えた場所を再清掃する無駄を防止することがで
きるようになる。
【0055】そして、この発明によれば、車両の種別を
Uターンブロック56,64において運転席無しの中間
車50と運転席有り車両60との自動判別し、それに応
じたUターンブロックの清掃処理ができるようにしたた
めに、このようにブロック分けして、途中のブロックか
ら再スタートしても継続して車両全体の自走清掃ができ
るようになるのである。
【0056】次に、洗浄汚水の光透過量の大小に応じて
再清掃の判別を行ない、あいるは汚れのひどさに応じて
清掃速度を可変として、全体として仕上がりの均一化を
図る発明について説明する。
【0057】図14はこの発明の一実施例に用いられる
水質調査センサ36の一例を示している。この実施例の
水質調査センサ36は、スクイージ3の部分から回収さ
れた洗浄汚水を汚水タンク8まで導く汚水ダクト101
上に設けられており、汚水ダクト101の透明部101
aに一定量の光を照射する光照射部36aと、この光照
射部36aからの光のうち汚水ダクトの透明部101a
を透過してきて光透過量を検出する光受光部36bを配
置した構成である。
【0058】そして、制御装置18は、水質センサ36
における光受光部36bからの光透過量検出信号を受け
て光透過率を計算し、得られた光透過率から汚水の透明
度をを判定し、床面の汚れ具合を判断し、汚れがひどい
ときには再清掃をゆっくりやらせ、汚れがさほどでない
場合には再清掃を定常清掃速度よりもやや遅い程度に制
御し、汚れ具合に応じて清掃速度を可変とする制御を行
なう。
【0059】すなわち、光の透過率が50%以下の場合
には、床面が基準よりも汚れていると判断し、ロボット
1を一定区間後進させる。そして、次に前進するのであ
るが、その前進時の走行速度を光の透過率/走行速度係
数とし、汚れがひどく、したがって汚水の光透過率が低
い場合には走行速度を遅くしてゆっくり洗浄清掃させる
ようにし、逆に汚れがそれほどひどくなくて光の透過率
が40〜50%である場合には、走行速度を定常速度よ
りもやや遅いだけにする。こうして、汚れのひどい部分
でもさほど汚れがひどくない部分であっても、清掃の仕
上がりがほぼ均一になるようにする。
【0060】なお、再清掃時の走行速度を可変とする制
御を開始する光透過率は、上記では50%としたが、こ
れに限定されることはなく、実験的に決定することがで
きるものである。
【0061】こうして、この発明の実施例の清掃ロボッ
トでは、複数種の車両を識別してそれに応じた清掃ルー
トを自動的に選択して自走清掃することができ、また各
車両の清掃スタート点を固定的にしなくてもよくなり、
途中で停止した後、再開する場合でも最寄りの位置から
支障なく再スタートさせることができ、さらには、床面
の汚れ具合に応じて清掃のていねいさを加減し、清掃の
仕上がりを床面全体で均一なものとすることができる。
【0062】なお、上記実施例において、距離計測セン
サには超音波式だけでなく、光学式、接触式など測距が
できるセンサであれば特に限定されることはない。ま
た、車両をいくつかのブロックに分割する場合、シート
部51とドア部52とで1ブロックとするのではなく、
逆にドア部52とシート部51とで1ブロックとする分
け方であってもよい。
【0063】次に、上述の自走式清掃ロボットにおける
ロボット1の方向制御方式について説明する。
【0064】ロボット1の走行制御は制御装置18の走
行制御部41によって行なわれるのであるが、左右の駆
動輪4r,4lの走行距離情報を各直流モータ23r,
23lに対する回転速度を検出するエンコーダ24r,
23lの信号から得ている。そして、ロボット1の現在
位置がどこであるべきかは、あらかじめ走行基準線とし
て、1巡目であればどこ、2巡目であればどこ、Uター
ンブロック56,64,57であればどこというよう
に、シート部51の前端縁からの距離、ドア部52から
の距離、壁54,62からの距離情報として与えられて
いる。
【0065】そこで、走行制御部41は、図15に示す
機能ブロック図、図16に示すフローチャートのよう
に、走行距離演算部41aにおいてエンコーダ24r,
24lからの信号をもとにして左右の駆動輪4r,4l
の走行距離を算出し(ステップS11,S12)、現在
位置演算部41bにおいて、それらのデータから現在位
置をスタート点STからの距離Xと前述の走行基準線か
らのズレ量Yとして求める(ステップS13)。
【0066】そして、距離計測センサ14からの入力が
あれば(ステップS14,S15)、ズレ量補正部41
cがこの距離計測センサ14からの信号に基づいて現在
位置のズレ量Yを補正して厳密な値を求める(ステップ
S16)。
【0067】続いて、ステアリング係数演算部41d
が、こうして得られたズレ量Yの大小に応じて、折線デ
ータ記憶部41eに保存された折線特性に基づいてステ
アリング係数を3段階に分けて調整し、速度指令演算部
41fにおいて、得られたステアリング係数を速度指令
と加算することにより左右の速度指令を求め、ロボット
1が常に走行基準線に一致して走行するように制御する
(ステップS17〜S29)。上記のステアリング係数
の調整は、図17に示す折線特性に基づく。
【0068】まず、このようにステアリング係数を3段
階に分けて調整する理由について説明すれば、列車5
0,60内でロボット1をシート部51、ドア部52、
壁などからの距離を計測しながらこれらに平行に走行さ
せようとするとき、図18に示すように、ドア部52と
戸袋59と段差、ドア部52と戸袋59のポール510
との段差、シート部51の継ぎ目511の段差、シート
部51と固定台512との継ぎ目513の段差があり、
このような段差がある部分で距離計測センサ14が微妙
な凹凸に反応し、距離計測データがそれまで出力してい
たものと比べて変化する。
【0069】そこで、このような微妙な凹凸に対する距
離データの変化に対してはズレ量を敏感に補正するよう
にすれば、ロボット1の走行安定性が損なわれることに
なるので、このような場合にはステアリング制御を緩く
する必要があり、逆に、基準距離から大きくずれている
場合には大きなステアリング制御をすることによって速
く基準線に戻す必要がある。そして、さらに大きなズレ
量が発生している場合には、それに応じたステアリング
制御を行なうと、一度のステアリング量が大きくなり過
ぎてロボット1が回転してしまうことにもなって不都合
であり、ある一定量以上のステアリングを一度に掛ける
ことも避けなければならない。
【0070】以上の理由によって、ステアリング係数を
3段階に分けて調整するようにしているのであり、図1
6のフローチャートにおけるステップS16で得たズレ
量Yと、現在の走行速度とをもとにして、ステップS1
7以下の処理にしたがってステアリング補正料Sを決定
する。
【0071】ズレ量Yと比較するズレ量基準として±Δ
D1,±ΔD2,±ΔD3があり、これらの関係は、|
ΔD1|<|ΔD2|<|ΔD3|であるとする。そし
て、ステアリング補正量Sを以下のようにして決定す
る。
【0072】まず、走行速度指令V′は、 走行速度指令V′=走行速度指令V+ステアリング補正
量S とする。また、現在のズレ量Yと走行速度指令Vとをも
とに、ステアリング係数SPDを SPD=V/K とし、前記ステアリング補正量Sをステアリング係数S
PDとの関係で、次のようにして決定する。
【0073】(1)基準距離との差、すなわちズレ量Y
が−ΔD3より小さい(Y<−ΔD3)とき、ステアリ
ング補正量Sを−ΔD3の固定値とする(ステップS1
7,S18)。
【0074】(2)基準距離からのズレ量YがΔD3よ
り大きい(Y>ΔD3)とき、ステアリング補正量Sを
ΔD3の固定値とする(ステップS19,S20)。
【0075】(3)ズレ量Yが−ΔD1より小さく(ス
テップS21)、また−ΔD2よりも小さいとき(ステ
ップS22)、すなわち、Y<−ΔD2のときには、ス
テアリング補正量Sを、 S=SPD*(1−(Y/(−ΔD2))) とする(ステップS24)。
【0076】(4)ズレ量Yが−ΔD1より小さいが
(ステップS21)、−ΔD2よりも大きいとき(ステ
ップS22)、すなわち、−ΔD1>Y>−ΔD2のと
きには、ステアリング補正量Sを、 S=SPD=V/K (K:定数) とする(ステップS23)。
【0077】(5)ズレ量YがΔD1より大きく(ステ
ップS25)、かつ、ΔD2よりも大きいとき(ステッ
プS26)、すなわち、Y>ΔD2のときには、ステア
リング補正量Sを、 S=SPD*(1+(Y/ΔD2)) とする(ステップS28)。
【0078】(6)ズレ量YがΔD1より大きいが(ス
テップS25)、ΔD2より小さいとき(ステップS2
6)、すなわち、ΔD1<Y<ΔD2のときには、ステ
アリング補正量Sを、 S=SPD とする(ステップS27)。
【0079】(7)ズレ量Yが−ΔD1より大きく(ス
テップS21)、かつ、ΔD1よりも小さいとき(ステ
ップS25)、すなわち、−ΔD1<Y<ΔD1のとき
には、ステアリング補正量S=0とする(ステップS2
9)。
【0080】こうして、正規の速度指令Vに対して上記
のステアリング補正量Sを加えることにより最終的な速
度指令V′を求め、右または左のステアリングの必要な
方の駆動輪4r,4lに与え、これら右または左の他方
の駆動輪には速度指令Vをそのまま与えることによって
ステアリング制御を行ない、常に基準距離を保つように
走行制御するのである。そしてこの結果とし、前述のよ
うなシート間の極小さな段差に対してはステアリングを
行なわず、また大きな段差に対しては大きなステアリン
グ量を与えることにより、すばやく基準線に戻るように
制御できるようになり、安定した走行と、きれの良いス
テアリングを実現することができるのである。
【0081】なお、この実施例において、ステアリング
係数を決定する段階として、3段階に限らず、2段階と
し、あるいは4段階以上の多段としてもよい。
【0082】次に、図1〜図3に示した清掃ロボット1
が自走清掃する際に、電源ケーブル5が弛んで床に落
ち、ロボット1自身に巻き付いたりすることがないよう
に、電源ケーブル5の張力を常に一定に保つためにケー
ブル張力制御系25により電源ケーブル5を自動的に巻
取り、あるいは送出す電源ケーブルの張力制御を行なう
巻取制御部42の構成について説明する。
【0083】電源ケーブル5の張力を一定に保持するた
めのケーブル張力制御系25のハードウェア構成は、図
19のようになっており、電源ケーブル5を巻取り、送
出すために正逆転ができる巻取リール710と、この巻
取リール710を回転駆動するための電動機27と、こ
の電動機27の回転速度、方向を検出するためのエンコ
ーダ28と、電源ケーブル5に一定張力を与えるための
テンションアーム73、このテンションアーム73に張
力を与え、テンションアーム73に加わる力に応じて伸
張、収縮するバネ74と、このバネ74の伸び量に応じ
た電圧信号を出力するポテンショメータ75を備えてい
る。
【0084】次に、この巻取制御部42のケーブル張力
保持の動作原理について、図20に基づいて説明すれ
ば、同図(a)に示す通常状態から、ロボット1が走行
して電源元の位置から離れると電源ケーブル5を送出す
必要があるが、ロボット1が移動すると、同図(b)に
示すように電源ケーブル5が引っ張られ、これによって
テンションアーム73が引出され、バネ74が延び、ポ
テンショメータ75が張力増加を示す電圧信号を出力す
る。
【0085】そこで、このポテンショメータ75の信号
に基づいて、後述する電気系統が巻取リール710のケ
ーブル送出を指示してケーブルの張力を通常状態になる
ように制御する。
【0086】逆にロボット1がケーブル5の張力を緩め
る方向に走行すれば、同図(c)に示すようにケーブル
5の張力が小さくなるためにバネ74がテンションアー
ム73を引き戻し、これによってポテンショメータ75
が張力減少を示す電圧信号を出力し、これに応答して、
後述する電気系統が巻取リール710のケーブル巻取を
指示してケーブルの張力を通常状態になるように制御す
る。
【0087】図21はこの巻取制御部42の機能ブック
図を示している。図21において、ケーブル5の張力の
指令値76を巻取制御部42の入力に設定し、ポテンシ
ョメータ75には電源77によって電圧を印加し、ポテ
ンショメータ75の出力を制御系25にフィードバック
するようにしてある。この場合、ケーブル5の張力をポ
テンショメータ75によって電圧値として検出し、巻取
制御部42に入力されることになる。
【0088】そこで、ポテンショメータ75の検出値
は、A/D変換器78によってディジタル量に変換さ
れ、張力指令値76と比較され、制御演算部79に入力
され、この制御演算部79によって、電動機27を駆動
する指令が出力され、巻取リール710を回転させるこ
とができる。
【0089】次に、上記の構成の巻取制御部42による
ケーブル張力制御動作について説明する。
【0090】図22のフローチャートに示すように、張
力指令値76の設定を行なっておき、ポテンショメータ
75とA/D変換器78によってケーブル5の張力を検
出する(ステップS31,S32)。
【0091】このケーブル5の張力検出値は、張力指令
値76と等しいか等しくないか判断され(ステップS3
3)、等しい場合には、停止指令を電動機27に出力し
(ステップS35)、巻取リール710を回転させない
状態を保つ(ステップS38,S39)。
【0092】一方、ステップS33において、ケーブル
5の張力が張力指令値76と等しくない場合には、さら
にステップS34において、張力検出値が張力指令値7
6より大きいか大きくないか判断され、大きくない場合
ケーブル5を巻取る方向への回転指令を電動機27に出
力し(ステップS36)、ケーブル5を巻取る方向に巻
取リール710を回転させる(ステップS38,S3
9)。逆にステップS34において、張力検出値が張力
指令値76よりも大きいと判断された場合にはケーブル
5を送出す方向への回転指令を電動機27に出力し(ス
テップS37)、ケーブル5を送出す方向に巻取リール
710を回転させる(ステップS38,S39)。
【0093】そして、この張力制御は張力検出値が張力
設定値とほぼ等しくなるまで巻取リール710を回転さ
せ、常にケーブル5の張力が一定になるように制御す
る。なお、この一連の動作は、処理終了指令が入力され
るまで続けられる(ステップS40)。
【0094】こうして、この実施例の清掃ロボット1の
自走清掃時に、ロボット1が電源元から遠く離れていく
場合でも、近くに戻ってくる場合でも、いつでもケーブ
ル5の張力を検出し、張力設定値と比較し、 張力検出値>張力設定値 の場合にはケーブル5を送出し、 張力検出値<張力設定値 の場合にはケーブル5を巻取るように巻取リール710
を電動機27によって回転させ、ケーブル5の張力を設
定値に等しくすることができる。
【0095】さらに、この清掃ロボット1における巻取
装置6のケーブル張力一定に制御するケーブル張力制御
系25は、特にロボット1が方向転換する際にも常に一
定のケーブル張力を保てるように保障する構成として、
次のような実施例を構成することができる。
【0096】すなわち、図21に示した実施例では、ロ
ボット1がどのような走行を行なっているのかを巻取装
置6が認識していないために、張力指令値は1つの固定
された値をとるしかできず、この場合には、ロボット1
が直線走行を行なうとき、図25(a)に示すように巻
取装置6の電源ケーブル引出し口711が常に電源元を
向くので、実張力値がロボット1の走行に対応したデー
タ(ロボット1が電源元から遠ざかる場合には、送出の
張力データであり、近づく場合には、巻取の張力データ
である)となるため、問題なくケーブルの巻取、送出の
制御が行なえる。しかしながら、コーナリングやUター
ンなどのように旋回する走行をした場合には、通常は図
25(a)に示すようにケーブル5を引く張力(張力指
令値)が小さいために電源ケーブル引出し口711が電
源元を向いているが、同図(b)に示すように巻取装置
6の電源ケーブル引出し口711が電源元を向かない場
合が発生し、ロボット1は電源元に近づいているのに、
実張力入力値にケーブル5を送出す方向が入力され、巻
取装置6は実張力にしたがい、ケーブルを送出す方向に
速度を出力するため、ケーブル5が弛んでしまい、ロボ
ット1自身がケーブル5を踏みつけてしまう事態の発生
する恐れがある。
【0097】そこで、張力指令値76をあらかじめ強く
した場合、上記の問題はなくなるが、常時、強い張力で
ケーブル5を引っ張っているため、ロボット1の走行に
悪影響を与える恐れがある。
【0098】そこで、図23に示す実施例では、ロボッ
ト1の左右の駆動輪4r,4lの走行速度を検出し、左
右の駆動輪の速度差に応じて張力指令値を変動させるこ
とにより、巻取装置6の電源引出し口が常に電源元を向
くように制御し、より安定した巻取、送出の制御を行な
うようにするのである。
【0099】すなわち、左右の駆動輪4r,4lの電動
機23r,23lそれぞれの速度をエンコーダ24r,
24lの信号から入力する走行速度入力部81と、入力
した走行速度より左右の電動機23r,23lの速度差
を計算する速度差計算部82と、計算した速度差に基づ
き、その速度差に応じた張力指令値を計算する張力指令
値計算部83と、前述のポテンショメータ75に相当す
る現在の張力を検出する実張力検出部84と、この実張
力を入力する実張力入力部85と、前述の張力指令計算
部83で求めた張力指令値と実張力入力部85から入力
した実張力との誤差張力より巻取電動機27の速度指令
値を計算する速度指令値計算部86と、その速度指令値
で巻取電動機27を駆動させるための駆動制御部87と
で、この清掃ロボット1の巻取制御部42が構成され
る。
【0100】そして、この実施例の巻取制御部42は、
次のように動作する。
【0101】走行速度入力部81で、ロボット1の左右
の駆動輪4r,4lそれぞれの電動機23r,23lの
速度をエンコーダ24r,24lの信号から入力し、入
力した左右の電動機速度より速度差を速度差計算部82
が計算する。
【0102】これは、 電動機速度差=|左電動機速度−右電動機速度| …(1) による。
【0103】得られた電動機速度差は、張力指令値を決
定するために張力指令値計算部83に入力されて参照さ
れる。ここで、走行電動機速度差が、MIN値以下(直
進とみなすことができる範囲の値)の場合には、直進走
行時の張力指令値とし、速度差がMAX値を超える場合
には、コーナー走行時の張力指令値とする。さらに、M
IN値とMAX値との間の速度差については、速度差に
比例するように張力指令値を次の(2)式によって算出
する。
【0104】 張力指令値=走行電動機速度差×係数 …(2) したがって、この張力指令値計算部83では、走行電動
機23r,23lの速度差に応じて、図24に示す張力
指令値のパターンを計算し、 速度差<MIN値の場合 …… 張力指令値=MI
N値 速度差>MAX値の場合 …… 張力指令値=MA
X値 MIN値<速度差<MAX値 …… 張力指令値=走行
電動機速度差×係数 とし、速度差に応じてこれらの値を選択して張力指令と
して出力する。
【0105】一方、ケーブル5の実張力は、前述のよう
なポテンショメータ75のような張力検出部84で検出
し、これを実張力入力部85でアナログディジタル変換
し、ディジタルデータとしてフィードバックする。
【0106】このフィードバックした実張力と張力指令
値計算部83で求めた張力指令値から、張力指令値との
張力誤差を(3)式で求め、 張力誤差=張力指令値−実張力 …(3) その張力誤差を速度指令値計算部86で速度指令値に計
算しなおし、これを駆動制御部87(図3におけるケー
ブル巻取用ドライバ26に相当する)に与える。この速
度指令値の計算は、次の(4)式に基づく。
【0107】 速度指令値V(t)= kp・En+kd・(En−En-1 ) +ki・(En+En-1 +En-2 ……En-T )/T …(4) ここで、 kp : 比例ゲイン kd : 微分ゲイン ki : 積分ゲイン En : 張力誤差 T : 積分サンプリングタイム である。
【0108】こうして、(4)式で求めた速度指令値を
駆動制御部87に出力することにより、巻取電動機27
を駆動して、電源ケーブル5の実張力を張力指令値に一
致させる。なお、以上の巻取電動機27の速度制御は約
10msという周期で行なうことにより、実張力を張力
指令値の値に保つことができる。
【0109】このようにして、電源ケーブルの張力指令
値をロボット1の走行する左右の走行電動機の速度差に
より変動させ、直進走行時は張力指令値を弱くし、電動
機速度差が大きくなるにつれて張力指令値を大きくする
ことにより、コーナリングなどロボットが複雑な動きを
した場合でも、電源元と巻取装置6の電源ケーブル引出
し口711が図20(a)のように一直線になるように
することにより、巻取装置がロボットの動作と反対の動
作(ロボットがケーブルの方向に近づくのに巻取装置が
ケーブルを送出すような動作)をすることをさけること
ができ、ロボット1の動作に応じた安定した巻取、送出
制御が行なえるのである。
【0110】
【発明の効果】以上のようにこの発明の清掃ロボットに
よれば、走行距離検出手段で走行駆動装置の駆動輪を用
いて走行距離を検出し、測距手段によって側方に位置す
るシート、ドア、壁からの距離を測定し、この測距手段
によって測定した現在位置での測距結果をあらかじめ設
定されている走行ルートの基準距離と比較し、その偏差
を位置偏差検出手段によって求め、この偏差に基づき基
準距離に戻すために必要なステアリング量をステアリン
グ量演算手段によって求め、そのステアリング量に基づ
いて自動走行させ、車内の自動清掃を行なうことができ
る。
【0111】またこの発明によれば、位置偏差検出手段
が求めた位置偏差に基づいて、当該位置偏差を複数ラン
クに分けたいずれのランクに属するかを判定する偏差量
ランク分け手段と、この偏差量ランク分け手段によりラ
ンク分けされた偏差量に応じて、偏差量が比較的大きい
ランクに属する場合に偏差量に大きな係数を掛けた数値
に比例するステアリング指令を出力し、偏差量が比較的
小さいランクに属する場合に偏差量に小さな係数を掛け
た数値に比例するステアリング指令を出力するステアリ
ング量演算手段とを備えることにより、列車特有の微妙
な凹凸に車内清掃ロボットを円滑に追従走行させること
ができ、列車内の自動走行による清掃が円滑、かつ確実
に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のハードウェア構成を示す
正面図および側面図。
【図2】上記実施例の操作パネルを示す正面図。
【図3】上記実施例のシステム構成を示す回路ブロック
図。
【図4】上記実施例の測距動作を説明する正面図。
【図5】上記実施例のロボットの運転席無し車両(中間
車)内の清掃ルートを示す説明図。
【図6】上記実施例のロボットの運転席有り車両内の清
掃ルートを示す説明図。
【図7】上記実施例のロボットのドア部の自走ルートを
示す説明図。
【図8】上記実施例の運転席無し車両のUターンブロッ
クの自走ルートを示す説明図。
【図9】上記実施例の運転席有り車両のUターンブロッ
クの自走ルートを示す説明図。
【図10】上記実施例の1巡目−2巡目のUターンブロ
ックの自走ルートを示す説明図。
【図11】上記実施例の自動清掃の動作を示すフローチ
ャート。
【図12】上記実施例の運転席有り/無しそれぞれの車
両のUターンブロックの説明図。
【図13】この発明の他の実施例における車内分割例を
示す説明図。
【図14】この発明の他の実施例における洗浄汚水の光
透過量を自動検出する装置の斜視図。
【図15】この発明の多段ステアリング制御系の機能ブ
ロック図。
【図16】上記実施例の多段ステアリング制御系の動作
を示すフローチャート。
【図17】上記実施例で用いるステアリング係数補正の
折線グラフ。
【図18】上記実施例の動作を示す平面図。
【図19】この発明の他の実施例の電源ケーブル張力制
御系における巻取制御部のハードウェア説明図。
【図20】上記実施例の電源ケーブル張力制御動作を示
す説明図。
【図21】上記実施例の回路構成を示す回路ブロック
図。
【図22】上記実施例の動作を示すフローチャート。
【図23】この発明のさらに他の実施例の回路ブロック
図。
【図24】上記実施例で用いる張力指令パターンの説明
図。
【図25】上記実施例の動作の説明図。
【符号の説明】
1 清掃ロボット 2 清掃ブラシ 3 スクイージ 4r,4l 駆動輪 5 電源ケーブル 6 巻取装置 7 洗浄液タンク 8 汚水タンク 9 操作ハンドル 10 操作パネル 11 走行スイッチ 12 非常停止スイッチ 13 障害物センサ 14 距離計測センサ 15 近接センサ 16 接触検知バンパ 17 点滅灯 18 制御装置 22r,22l 走行用ドライバ 23r,23l 走行電動機 24r,24l エンコーダ 26 ケーブル巻取用ドライバ 27 巻取電動機 28 エンコーダ 30 駆動回路 31 電動機 32 洗剤滴下アクチュエータ 33 給水検出センサ 34 吸引装置 35 廃水検出センサ 36 水質調査センサ 37 ブロック判定部 38 シート判定部 39 ドア判定部 40 車種判別部 41 走行制御部 42 巻取制御部 43 清掃制御部 50 運転席無し車両 51 シート部 52 ドア部 56 運転席無し車両のUターンブロック 64 運転席有り車両のUターンブロック 73 テンションアーム 74 バネ 75 ポテンショメータ 76 張力指令値 77 電源 78 A/D変換器 79 制御演算部 710 巻取機 81 走行速度入力部 82 速度差計算部 83 張力指令値計算部 84 張力検出部 85 実張力入力部 86 速度指令計算部 87 駆動制御部 88 駆動制御部 101 汚水ダクト
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B25J 13/08 Z E01H 1/00 Z 7505−2D (72)発明者 水野 末良 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 列車内を自動走行するための走行および
    ステアリングを行なう走行駆動装置と、前記走行駆動装
    置を制御して列車内を当該ロボットが外側から内側へ一
    筆書きで走行するように前後進、転換を制御する走行制
    御装置と、列車内の床の洗浄清掃を行なう清掃用具と、
    前記清掃用具を駆動する清掃用具駆動装置とを備えて成
    る清掃ロボットにおいて、 前記走行駆動装置の駆動輪を用いて走行距離を検出する
    走行距離検出手段と、 側方に位置するシート、ドア、壁からの距離を測定する
    測距手段と、 前記測距手段によって測定した現在位置での測距結果を
    あらかじめ設定されている基準距離と比較し、その偏差
    を求める位置偏差検出手段と、 前記位置偏差検出手段が求めた偏差に基づき、基準距離
    に戻すために必要なステアリング量を求めて前記走行制
    御装置に与えるステアリング量演算手段とを備えて成る
    清掃ロボット。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の清掃ロボットにおい
    て、 前記位置偏差検出手段が求めた位置偏差に基づいて、当
    該位置偏差を複数ランクに分けたいずれのランクに属す
    るかを判定する偏差量ランク分け手段と、 この偏差量ランク分け手段によりランク分けされた偏差
    量に応じて、偏差量が比較的大きいランクに属する場合
    に偏差量に大きな係数を掛けた数値に比例するステアリ
    ング指令を出力し、偏差量が比較的小さいランクに属す
    る場合に偏差量に小さな係数を掛けた数値に比例するス
    テアリング指令を出力するステアリング量演算手段とを
    備えて成る清掃ロボット。
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