JP3528200B2 - 自走式掃除機 - Google Patents
自走式掃除機Info
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- Electric Suction Cleaners (AREA)
- Electric Vacuum Cleaner (AREA)
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Description
とを備え、自動的に清掃を行なう自走式掃除機に関する
ものである。
時の操作性の向上を図った掃除機が開発されている。特
に最近では、これにマイクロコンピュータと各種センサ
類を搭載した、いわゆる自立誘導型の自走式掃除機の開
発も行なわれている。
本体底部に吸い込みノズルやブラシ等を備え、移動機能
としてモータで駆動される走行輪や操舵輪等を有し、光
学式誘導手段やジャイロを用いた慣性航法手段等を利用
して本体の誘導制御を行ない、内部に蓄電池などの電源
を備えているのが通常である。
うに清掃区域の内側を障害物を検知するまで直進し、検
知した地点でジャイロ等の出力を基に180度ターンを
行い再度直進する。以後この様な往復動作を繰り返し清
掃を行っていく。
式掃除機では、無人の環境で動作する本体に清掃領域の
指定、移動領域の制限を行うため、四方を壁に囲まれて
いることが前提条件であり、部分的な清掃を行うには不
向きであり、又、絨毯目により本体の車輪が流された
り、また、車輪の滑りにより本体の移動距離が順目では
長めに、逆目では短めになり、それにより往路と復路の
距離が異なり意図した領域の清掃を行うことが困難であ
った。
決しようとしたものであって、四方を壁に囲まれていな
くとも容易に清掃領域を指定し、その場合、絨毯目の影
響を受けずに清掃を実行させる事を第一の目的としてい
る。
場合に簡単かつ安価な構成でやり残しなく清掃を行うこ
とを第二の目的としている。
るための本発明の第一の手段は、本体を移動させる走行
操舵手段と、前記本体の走行方向および左右方向にある
障害物の有無を検出する障害物検知手段と、前記本体に
設けられた清掃手段と、前記本体の走行方向を検知する
方位センサと、前記本体が清掃を行う領域を入力する清
掃領域入力手段と、前記本体の走行距離及び前記方位セ
ンサの走行方向より前記本体の位置を認識する位置認識
手段と、前記本体に電力を供給する電源部と、前記位置
認識手段と前記清掃領域入力手段からの信号を処理して
前記走行操舵手段に出力信号を送り、清掃領域内を前記
本体が移動するようにかつ前記障害物検知手段が障害物
を検出すると前記障害物を回避するように前記本体の移
動を制御する判断処理部とを備えた自走式掃除機とする
ものである。
第二の手段は、清掃領域の縦の距離を設定するために、
本体が障害物検知手段により障害物を検知するまでに実
際に走行した縦方向の距離を測定し、前記測定した縦方
向の距離を記憶する直進距離計測部を備え、清掃領域入
力手段は清掃領域の横の距離のみを入力する構成とする
とともに、前記入力した横の距離と前記直進距離計測部
が計測し記憶した縦の距離とで清掃領域を設定する自走
式掃除機とするものである。
第三の手段は、清掃領域の往路の距離を設定するため
に、本体が障害物検知手段により障害物を検知するまで
に実際に走行した往路の距離を測定し、前記測定した往
路の距離を記憶する第一直進距離計測部と、前記清掃領
域の復路の距離を設定するために、前記本体が障害物検
知手段により障害物を検知するまでに実際に走行した復
路の距離を測定し、前記測定した復路の距離を記憶する
第二直進距離計測部とを備え、清掃領域入力手段は清掃
領域の横の距離のみを入力する構成とするとともに、前
記測定した往路の距離と前記測定した復路の距離を、そ
れぞれ前記第一直進距離 計測部と前記第二直進距離計測
部とに記憶した後には、往路では前記第一直進距離計測
手段に記憶されている距離、復路では前記第二直進距離
計測手段に記憶されている距離をもとに直進する自走式
掃除機とするものである。
第四の手段は、清掃領域の縦の距離に応じて本体を清掃
領域の横方向にずらすための転換角度を算出する方向転
換角度算出手段を備えた自走式掃除機とするものであ
る。
距離のみを入力する様に構成し、本体が清掃を行う領域
を教示する際に本体が直進開始後、障害物を検知するま
で実際に走行した距離を計測し、記憶する直進距離計測
部と、直進距離計測部において計測された直進距離に応
じて本体を方向転換する際の転換角度を算出する方向転
換角度算出手段とを備えた自走式掃除機とするものであ
る。
第五の手段は、本体を移動させる走行操舵手段と、前記
本体の走行方向および左右方向にある障害物の有無を検
出する障害物検知手段と、前記本体に設けられた清掃手
段と、前記本体の走行方向を検知する方位センサと、前
記本体が清掃を行う領域を入力する清掃領域入力手段
と、前記本体の走行距離及び前記方位センサの検知する
走行方向より前記本体の位置を認識する位置認識手段
と、前記本体が直進開始後、障害物を検知するまで実際
に走行した距離を計測し、記憶する直進距離計測部と、
前記直進距離計測部が計測し記憶した距離に応じて本体
を清掃領域の横方向にずらすための方向転換角度を算出
する方向転換角度算出手段と、前記本体に電力を供給す
る電源部と、前記位置認識手段と前記清掃領域入力手段
からの信号を処理して前記走行操舵手段に出力信号を送
り、清掃領域内を前記本体が移動するように前記本体の
移動を制御する判断処理部とを備え、前記判断処理部
は、前記障害物検知手段で障害物を検知すると、前記方
向転換角度算出手段が算出した方向転換角度に基づい
て、前記本体の移動方向を制御する自走式掃除機とする
ものである。
れる本体の位置情報を基に清掃領域入力手段から入力さ
れた領域の縦の距離分、走行操舵手段、清掃手段を制御
し直進し清掃を行う。その後、180度ターンを行い清
掃領域入力手段により入力された横の距離分、移動が完
了するまで判断処理部により各手段を制御する。
直進開始後から障害物検知手段により障害物を検知し本
体を停止するまでの距離を直進距離計測手段により計
測、記憶後、方向転換(180度ターン)を行い、再
度、この記憶された距離分直進し方向転換を行う。この
ような動作を清掃領域入力手段により入力された横の距
離分、移動が完了するまで判断処理部により各手段を制
御する。
開始後から障害物検知手段により障害物を検知し本体を
停止するまでの距離を領域の往路は第一直進距離計測手
段、復路では第二直進距離計測手段によりそれぞれ計
測、記憶しそれぞれの距離分往路直進、方向転換、復路
直進を清掃領域入力手段により入力された横の距離分移
動が完了するまで判断処理部により各手段を制御する。
力手段から入力された領域の縦の距離に応じて、方向転
換角度算出手段により、方向転換の角度を算出し、直
進、方向転換を清掃領域入力手段により入力された横の
距離分、移動が完了するまで繰り返し判断処理部により
各手段を制御する。
段により障害物を検知し本体を停止するまでの距離を直
進距離計測手段により計測、記憶後、この距離に応じて
方向転換角度算出手段により方向転換の角度を算出し、
直進、方向転換を清掃領域入力手段により入力された横
の距離分、移動が完了するまで判断処理部により各手段
を制御する。
内部の清掃を開始後、直進、方向転換の繰り返し動作の
なかで、直進中に障害物検知手段により障害物を検知し
本体を停止するまでに直進した距離を毎回、直進距離計
測手段により計測し、その距離に応じて方向転換角度を
方向転換角度算出手段により算出し、方向転換を行う。
これらの動作を障害物検知手段により横方向の障害物を
検知し、清掃すべき領域がなくなった事を確認するまで
行う。
て、図2・図3・図4に基づいて説明する。図2・図3
は本実施例の全体構成を示している。また図4は、本実
施例のブロック図を示している。
各要素が収容されている。2a・2b・2cは、それぞ
れ清掃手段を構成している電動送風機・集塵室と、集塵
室2bの内部に設けたフィルタである。また2dは、同
様に清掃手段を構成している床ノズルで、本体1の底部
中央に設けている。本体1の下部後方には、左駆動輪3
a・左駆動モーター3bと左駆動輪3aに取り付けられ
た走行距離検出用のエンコーダー3d(図示せず)と、
図示していない右駆動輪・右駆動モーターを設けてい
る。本体1の下部前方には、移動のために回転自在とな
っている従輪3cを設けている。この駆動輪3a・駆動
モーター3b・エンコーダー3dは、走行操舵手段3を
構成している。
検知するための超音波を使用した複数の障害物検知セン
サ4a1〜8を、本体1の下部全周には本体1が障害物
などに接触したことを検出する為の接触センサ4bを設
けている。
4bは、障害物検知手段4を構成している。
等の方位センサである。6は本体1の走行距離及び走行
方向を検知して本体の位置を認識する位置認識手段であ
る。
・位置認識手段8・清掃領域入力手段9からの信号を処
理して、前記走行操舵手段3に出力信号を送り本体1の
前進・後退・停止・方向転換を制御し、さらに前記清掃
手段2を制御する判断処理部である。また7は、本体全
体に電力を供給する電源部である。9は本体1が清掃を
行う領域の縦、横の距離を入力する清掃領域入力手段で
ある。
る。
離入力に使用する距離入力スイッチであり、9cは清掃
領域の縦の距離の入力と横の距離の入力とを切り換える
ときに使用する切り換えスイッチであり、9bは動作の
開始を指示するスタートスイッチである。9eは動作の
リセットスイッチである。また、9dは距離入力スイッ
チによって入力された距離を表示する表示部である。
行う際に、まず距離入力スイッチを押すと判断処理部8
は清掃領域入力モードに切り替わったことを認知し、表
示部9dを”00”で点滅させる。この状態で更に距離
入力スイッチ9aを押すと表示部9dの表示を一度押さ
れる度に一ずつ増加させていく。
ていき、所望の距離になった時点で切り換えスイッチ9
cを押す。切り換えスイッチ9cが押されると、判断処
理部8はその時表示部9d表示されていた距離を清掃領
域の縦の距離と確定し、入力する(たとえば表示部9d
の表示が”08”であれば8m)。
アし、清掃領域の横の距離の入力に切り換える。この状
態で距離スイッチ9aを押すと前述のように一度押す度
に表示部9dを一ずつ増加させていく。所望の距離とな
った時点でスタートスイッチ9dを押すと、判断処理部
8はその時、表示部9dで表示されていた距離を清掃領
域の横の距離として入力し、既に入力されていた縦の距
離とで示される領域(図1参照)の清掃を開始する。
手段3より得られる走行距離値と前述のように清掃領域
入力手段9により入力された縦の距離とを常時、比較し
ながら走行操舵手段3を制御して本体1を直進させる。
達すると本体1を一旦停止させ、その場で180度方向
転換を行い再度入力された縦距離に走行距離が達するま
で本体1を直進させる。
進の一連の動作により本体1は清掃領域の横方向に車輪
間隔(トレッド)分だけ移動した事になる。
とすると一回の方向転換で40cm横に移動する事にな
る。
た横の距離をトレッドで除した数+1(小数部切り上
げ)の回数分、方向転換を行い入力された領域の清掃を
行うものである。ここで、本体1が直進中に障害物を障
害物検知手段4により検知した場合の説明を行う。
体1を停止させ、その時点で180度方向転換を行う。
その後、直進を開始するが、方向転換をした場所から、
清掃領域入力手段9により入力された縦の距離分、直進
する。
知して、方向転換を行いその地点から、入力された縦距
離分、直進し、方向転換して再度同じ距離直進を行う。
ではB点迄到達するのであるが障害物によりB’点に達
した時点で方向転換する。
(B’点)で前方に障害物を障害物検知手段4で検知し
た場合、判断処理部8は障害物と方向転換の際に支障の
ない距離(例えば30cm)まで、トータルの直進距離
が縦距離の1.1倍までの範囲内で近ずく。
知した場合、障害物に30cm迄近づこうとするが、入
力された縦距離が5mであれば障害物に30cmまで
(5m*1.1=5.5m、従って最大5.5m前進す
る。5m+0.8m(障害物までの距離)=5.8m、
5.8−5.5=0.3m)、縦距離が4mであれば障
害物に40cmまで近づく(図7に点線で示す)。
壁を一方に持つ特定領域を清掃した場合、図8に示す様
に絨毯目の影響を受けて走行操舵手段により同じ距離直
進しても実際の直進距離は復路1と往路2に示すように
異なり、この状態でも本体1の前方に壁を検知し、壁か
ら一定距離の場所で方向転換を行うので常に壁から、一
定の距離分清掃を行い絨毯目の影響に無関係に意図した
領域の清掃を行える。
の一実施例のブロック図を示す。清掃領域入力手段9に
おいて清掃を行う領域の横の距離のみを入力する以外は
第1の手段の実施例と同じものである。10は本体が直
進開始後、障害物を検知するまで実際に走行した距離を
計測し、記憶する直進距離計測部である。
力手段9により清掃領域の横の距離を入力中、所望の距
離となった時点でスタートスイッチ9dを押すと、判断
処理部8はその時、表示部9dで表示されていた距離を
清掃領域の横の距離として入力し、表示部9dを”0
0”で点滅させ清掃を開始する。
の縦の距離を入力中である事を報知するためである。そ
して本体を移動させながら判断処理部8は直進距離計測
手段10により計測された直進開始後の直進距離値を得
て、表示部9dに点滅表示する。直進中に障害物を検知
した場合、及び距離スイッチ9aを押すと本体1はその
場で停止し、それまで直進した距離を直進距離計測手段
10に記憶し、判断処理部8は本体1を方向転換し、再
度直進を開始し、直進距離計測手段10に記憶されてい
る距離だけ直進を行う。この様に清掃領域の縦の距離に
おいては、第1列目に実際に走行した距離をその距離と
し、そして直進、方向転換、直進の一連の動作により清
掃領域の横方向に移動し第1の手段の実施例と同様に清
掃領域入力手段9により入力された横の距離分の清掃を
行う。以上のように使用者が清掃領域の距離を予めはか
る必要なく実際に走行させた場合の、その走行距離をも
って清掃領域の縦の距離の入力とする事で、清掃領域の
入力を簡便に行う事が可能になる。
機の一実施例のブロック図を示す。
域の横の距離のみを入力する以外は第1の手段の実施例
と同じものである。
縦の距離の入力の際、その移動した往路の距離を計測、
記憶し、11の第2直進距離計測手段は移動した復路の
距離を計測、記憶する。
スイッチ9dを押し本体1を始動し、直進を開始させ
る。そこで直進中に障害物を検知した場合、及び距離ス
イッチ9aを押すと本体1はその場で停止し、それまで
直進した距離(スタート地点からみて往路の距離)を第
1直進距離計測手段10に記憶し、判断処理部8は本体
1を方向転換し、再度直進を開始する。直進再開後、直
進中に障害物を検知した場合、及び距離スイッチ9aを
押すと本体1はその場で停止し、それまで直進した距離
(スタート地点からみて復路の距離)を第2直進距離計
測手段11に記憶する。この様な本実施例の自走式掃除
機を絨毯上で使用した場合、図11に示すようにスター
ト地点から任意の距離の場所で方向転換させ、スタート
地点と同じ位置で停止させ、方向転換させる。これによ
り領域の往路と復路の実走行距離を第1直進距離計測手
段10と第2直進距離計測手段11とに記憶し、以後領
域の往路では第1直進距離計測手段10に記憶されてい
る距離、領域の復路では第2直進距離計測手段11に記
憶されている距離をもとに直進するので、絨毯目の影響
を受け往路と復路で走行距離に差が発生しても実際に走
行した距離をもって、以後の直進を行うので絨毯目に影
響されない。
機の一実施例のブロック図を示す。
た領域の縦の距離に応じて、方向転換の角度を算出する
方向転換角度算出手段である。
入力されると図13に示すように領域の縦の距離、直進
後方向転換し後退して元の位置(A点)に戻ったときに
清掃幅(40cm)分ずれるような方向転換角度(θ=
Tanー1(0.4m/領域縦の距離))を方向転換角
度算出手段12により算出する。以上の構成においてそ
の動作を説明すると、清掃領域入力手段9により領域が
入力された後、スタートスイッチ9dを押し本体1を始
動し清掃を開始すると判断処理部8は走行操舵手段3よ
り得られる走行距離値と前述のように清掃領域入力手段
9により入力された縦の距離とを常時、比較しながら走
行操舵手段3を制御して本体1を直進させ、入力された
縦の距離に本体1の走行距離が達すると本体1を一旦停
止させ、方向転換角度算出手段12で算出される角度
分、方向転換を行い、その後、判断処理部8により後退
距離{領域縦の距離*(1/Cos(方向転換角
度))}を算出し、その距離、本体1を後退させ、一旦
停止後、再度、方向転換をしスタート地点での基準方向
に直進する(この時の方向転換角度は同じくθ)。
以後これらの動作を第1の手段の実施例と同様に清掃領
域入力手段9により入力された横の距離分の清掃が終了
するまで繰り返す。
度が最大でも90度以下であり、これは角度を検出する
方位センサ5を、狭い角度範囲のみで使用する事にな
り、ダイナミックレンジの広い方位センサ5は不要とな
り、ダイナミックレンジの狭いものでも使用可となる。
一般にダイナミックレンジの広い方位センサ5は角度精
度が悪く、狭いものの方が角度精度は高い。
方位センサを使用でき本体1の制御性が向上している。
ロック図を示す。
領域の横の距離のみを入力する以外は第1の手段の清掃
領域入力手段と同じものである。
体1が走行した清掃領域の往路の距離に応じて、方向転
換の角度を算出する方向転換角度算出手段である。
入力手段9により清掃領域横の距離を入力中、所望の距
離となった時点でスタートスイッチ9dを押すと、判断
処理部8はその時、表示部9dで表示されていた距離を
清掃領域の横の距離として入力し、表示部9dを”0
0”で点滅させ清掃を開始する。
は直進距離計測手段10により計測された直進開始後の
直進距離値を得て、表示部9dに点滅表示する。直進中
に障害物を検知した場合、及び距離スイッチ9aを押す
と本体1はその場で停止し、それまで直進した距離を直
進距離計測手段10に記憶し、判断処理部8は直進距離
計測手段10が計測した直進距離に応じて方向転換角度
算出手段12が算出した図13に示すような方向転換の
角度で本体1の方向転換を行う。
域縦の距離*(1/Cos(方向転換角度))}を算出
し、その距離、本体1を後退させ、一旦停止後、再度、
方向転換角度算出手段12で算出された角度分、方向転
換を行い、その後、本体1を直進距離計測手段10に記
憶されている距離分直進し、再度前述のような方向転換
を行う。以後これらの動作を第1の手段の実施例と同様
に清掃領域入力手段9により入力された横の距離分の清
掃が終了するまで繰り返す。
めはかる必要なく実際に走行させ、その走行距離をもっ
て清掃領域の縦の距離の入力とする事で、清掃領域の入
力を簡便に行う事が可能になり、かつ狭い角度範囲で使
用する事により、より角度精度の高い方位センサを使用
でき本体1の制御性が向上している。
機の一実施例のブロック図を示す。
施例とは少し異なり本体1が走行した清掃領域の直進の
距離をそれぞれ毎回計測、記憶する。12は直進距離計
測手段10が計測する本体1が走行した距離に応じて、
方向転換の角度を算出する方向転換角度算出手段であ
る。
スイッチ9dが押されると判断処理部8は本体1を始動
し清掃を開始する。直進開始後からの直進距離を直進距
離計測手段10より得る。直進中に障害物を検知した場
合、判断処理部8は本体1を停止させる。そして、図1
3に示すように、方向転換し、後退して元の位置に戻っ
たときに清掃幅(40cm)分、横にずれるような方向
転換角度を、それまでの直進距離をもとに方向転換角度
算出手段12により算出する。判断処理部8はこの算出
された角度で方向転換を行い後退を開始する。
部8は本体1を停止させ、それまでの後退距離より、図
13に示すような動作を行うため、方向転換角度算出手
段12により算出された角度で本体1を方向転換させ直
進を開始する。
すように障害物検知手段4により図の右側の壁を検知し
て、未清掃領域がなくなったことを検知するまで(図中
A点)清掃を行う。以上、四方を壁に囲まれた四角形の
部屋での清掃について述べてきたが、それ以外の形状の
部屋での清掃について述べ、方向転換角度算出手段12
についてさらに詳しく説明する。図17に示すような形
状の部屋ではB点において障害物を検知し停止後、図中
C点の様に退開完了時に40cmずれるような方向転換
角度を方向転換角度算出手段12において算出し、その
方向に方向転換を行い後退を開始する。後退中、図にお
けるA点において壁を検知して停止した場合B点と同じ
方向転換角度で方向転換を行い、直進を再開する。
中B点で想定したC点をすぎA点まで到達する。図中点
線で示したのがこれら図17、図18の2つの清掃パタ
ーンにおける本体1の清掃域(ノズルの軌跡)である。
図18に示すようにこのケースでは清掃のやり残しが発
生してしまう。そこで方向転換角度算出手段12では図
17のように最初に想定した後退距離{直進距離*(1
/Cos(方向転換角度))}内で後退が完了した場合
は、方向転換角度を同じくθとし、それにより判断処理
部8はスタート地点の基準方向に方向転換を行い直進を
再開する。図18のように最初に想定した後退距離以上
後退した場合は、清掃残しをなくすため、横方向のズレ
分l3を補正する角度θ2(=Tan−1(l3/l1
+l2))を算出し、それにより判断処理部8は(l4
+l5)の距離、直進しD点に達する(l4+l5=l
3/Sinθ2)。
通常と同じく、距離(l1+l2)より後退完了時に清
掃幅分(40cm)、横にずれる方向転換角度θ3=T
an−10.4(m)/(l1+l2)を算出し、図中
E点を目指して判断処理部8により方向転換を行う。以
上のように本実施例では四角形以外の形状の部屋におい
ても、ダイナミックレンジを狭くした角度精度の高い方
位センサを使用して、清掃残しのない自走式掃除機を得
ることができる。
ば、絨毯目の影響を受けても本体1の前方に壁を検知
し、壁から一定距離の場所で方向転換を行うことで常に
壁から、一定の距離分清掃を行い絨毯目の影響に無関係
に意図した領域の清掃を行える自走式掃除機を実現でき
る。
者が清掃領域の距離を予めはかる必要なく実際に走行さ
せ、その走行距離をもって清掃領域の縦の距離の入力と
する事で、清掃領域の入力を簡便に行う事が可能な自走
式掃除機を実現できる。
目に影響されずに意図した領域の清掃を行える自走式掃
除機を実現できる。
精度の高い方位センサを使用でき本体1の制御性が向上
した自走式掃除機を実現できるものである。
る必要なく実際に走行させ、その走行距離をもって清掃
領域の縦の距離の入力とする事で、清掃領域の入力を簡
便に行う事が可能になり、かつ狭い角度範囲で使用する
事により、より角度精度の高い方位センサを使用でき本
体1の制御性が向上した自走式掃除機を実現できるもの
である。
形以外の形状の部屋においても、ダイナミックレンジを
狭くした角度精度の高い方位センサを使用して、清掃残
しのない自走式掃除機を実現できるものである。
除機の縦断面図
手段の説明図
ック図
ロック図
作説明図
ロック図
向転換角度の説明図
ロック図
ロック図
作説明図
作説明図
作説明図
Claims (5)
- 【請求項1】 本体を移動させる走行操舵手段と、前記
本体の走行方向および左右方向にある障害物の有無を検
出する障害物検知手段と、前記本体に設けられた清掃手
段と、前記本体の走行方向を検知する方位センサと、前
記本体が清掃を行う領域を入力する清掃領域入力手段
と、前記本体の走行距離及び前記方位センサの走行方向
より前記本体の位置を認識する位置認識手段と、前記本
体に電力を供給する電源部と、前記位置認識手段と前記
清掃領域入力手段からの信号を処理して前記走行操舵手
段に出力信号を送り、清掃領域内を前記本体が移動する
ようにかつ前記障害物検知手段が障害物を検出すると前
記障害物を回避するように前記本体の移動を制御する判
断処理部とを備えた自走式掃除機。 - 【請求項2】 清掃領域の縦の距離を設定するために、
本体が障害物検知手段により障害物を検知するまでに実
際に走行した縦方向の距離を測定し、前記測定した縦方
向の距離を記憶する直進距離計測部を備え、清掃領域入
力手段は清掃領域の横の距離のみを入力する構成とする
とともに、前記入力した横の距離と前記直進距離計測部
が計測し記憶した縦の距離とで清掃領域を設定する請求
項1記載の自走式掃除機。 - 【請求項3】 清掃領域の往路の距離を設定するため
に、本体が障害物検知手段により障害物を検知するまで
に実際に走行した往路の距離を測定し、前記測定した往
路の距離を記憶する第一直進距離計測部と、前記清掃領
域の復路の距離を設定するために、前記本体が障害物検
知手段により障害物を検知するまでに実際に走行した復
路の距離を測定し、前記測定した復路の距離を記憶する
第二直進距離計測部とを備え、清掃領域入力手段は清掃
領域の横の距離のみを入力する構成とするとともに、前
記測定した往路の距離と前記測定した復路の距離を、そ
れぞれ前記第一直進距離計測部と前記第二直進距離計測
部とに記憶した後には、往路では前記第一直進距離計測
手段に記憶されている距離、復路では前記第二直進距離
計測手段に記憶されている距離をもとに直進する請求項
1記載の自走式掃除機。 - 【請求項4】 清掃領域の縦の距離に応じて本体を清掃
領域の横方向にずらすための転換角度を算出する方向転
換角度算出手段を備えた請求項1〜3のいずれか1項に
記載の自走式掃除機。 - 【請求項5】 本体を移動させる走行操舵手段と、前記
本体の走行方向および左右方向にある障害物の有無を検
出する障害物検知手段と、前記本体に設けられた清掃手
段と、前記本体の走行方向を検知する方位センサと、前
記本体が清掃を行う領域を入力する清掃領域入力手段
と、前記本体の走行距離及び前記方位センサの検知する
走行方向より前記本体の位置を認識する位置認識手段
と、前記本体が直進開始後、障害物を検知するまで実際
に走行した距離を計測し、記憶する直進距離計測部と、
前記直進距離計測部が計測し記憶した距離に応じて本体
を清掃領域の横方向にずらすための方向転換角度を算出
する方向転換角度算出手段と、前記本体に電力を供給す
る電源部と、前記位置認識手段と前記清掃領域入力手段
からの信号を処理して前記走行操舵手段に出力信号を送
り、清掃領域内を前記本体が移動するように前記本体の
移動を制御する判断処理部とを備え、前記判断処理部
は、前記障害物検知手段で障害物を検知すると、前記方
向転換角度算出手段が算出した方向転換角度に基づい
て、前記本体の移動方向を制御する自走式掃除機。
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---|---|---|---|
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP12126993A JP3528200B2 (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 自走式掃除機 |
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JPH06327599A JPH06327599A (ja) | 1994-11-29 |
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Family Applications (1)
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-
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- 1993-05-24 JP JP12126993A patent/JP3528200B2/ja not_active Expired - Fee Related
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