JPH05323882A - 疑似発光面体及びそれに用いる疑似発光面体用基体、並びに疑似発光面体を用いた表示素子及び表示装置 - Google Patents

疑似発光面体及びそれに用いる疑似発光面体用基体、並びに疑似発光面体を用いた表示素子及び表示装置

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JPH05323882A
JPH05323882A JP3317560A JP31756091A JPH05323882A JP H05323882 A JPH05323882 A JP H05323882A JP 3317560 A JP3317560 A JP 3317560A JP 31756091 A JP31756091 A JP 31756091A JP H05323882 A JPH05323882 A JP H05323882A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 疑似発光面体において、それが屋外の大地上
に、高い位置に配されている状態で、大地上の視者に、
昼間においても、また夜間においても、疑似発光面体の
パタ―ンを、白味がかっていない所定の色相で感知させ
る。 【構成】 疑似発光面体が、基体1と、その主表面2上
に薄膜光学色フィルタ3とを有し、基体の主表面2が、
交互に配列されている斜め前方下向き帯状表面部2A,
4Aと斜め前方上向き帯状表面部2B,4Bとでなり、
反射膜の基体の斜め前方下向き帯状表面部2A,4A
が、滑らかな反射面でなり基体の斜め前方上向き帯状表
面部2B,4Bが、滑らかな反射面または乱反射面もし
くは凹凸反射面でなり、薄膜光学色フィルタ3の斜め前
方下向き帯状表面部4Aが、縦断面上でみて直線的に延
長している滑らかな面でなり、薄膜光学色フィルタ3の
斜め前方上向き帯状表面部4Bが、粗面でなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、疑似発光面体及びそれ
に用いる疑似発光面体用基体、並びに疑似発光面体を用
いた表示素子及び表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図39及び図40に示すような、
例えば方形を有する基体1を有し、その主表面2が、垂
直平面上に延長している乱反射面DRまたは凹凸反射面
URでなる、という構成を有する疑似発光面体Qが提案
されている。
【0003】このような、従来の疑似発光面体Qによれ
ば、図41に示すように、屋外の例えば大地G上に、高
い位置において、支持体Hを用いて、基体1の主表面2
が垂直面に沿って延長しているように配置することによ
って、昼間において、基体1の主表面2が、その全域に
おいて、太陽光SLの照射を、斜め前上方から、直接的
に受ける。従って、太陽光SLが、基体1の主表面2
を、その全域に亘って、斜め前上方から直接的に照射す
る。そして、そのように基体1の主表面2を照射する太
陽光SLは、基体1の主表面2側部内に、基体1の主表
面2を通って、入射する。この場合、基体1の主表面2
が、乱反射面DRまたは凹凸反射面URでなる。このた
め、基体1の主表面2側部内に入射する太陽光SLは、
基体1の主表面2側部内に、乱入射する。このようにし
て基体1の主表面2側部内に乱入射した太陽光SLは、
基体1の主表面2側部内で乱反射する。そして、その乱
反射光は、基体1の主表面2を通って、疑似発光面体Q
の前方外部に出射する。この疑似発光面体Qの前方外部
に出射する乱反射光は、基体1の主表面2が、乱反射面
DRまたは凹凸反射面URでなるので、乱れて前方外部
に出射する。よって、疑似発光面体Qの前方外部に、太
陽光SLにもとずく散乱光SL′が得られる。
【0004】このように疑似発光面体Qの前方外部に得
られる太陽光SLにもとずく散乱光SL′は、基体1の
主表面2側部内を通って得られた光である。このため、
散乱光SL′は、基体1の主表面2側部の帯域通過特性
上でみた通過帯域に応じた色相を有している。また、上
述したようにして疑似発光面体Qの前方外部に得られる
太陽光SLにもとずき得られる散乱光SL′の一部は、
大地Gに向う。このため、昼間において、大地G上の視
者Mに、疑似発光面体Qからみた斜め前下方位置で、基
体1の主表面2のパタ―ンを、基体1の主表面2側部の
帯域通過特性上でみた通過帯域に応じた色調で、感知さ
せることができる。
【0005】また、図39及び図40に示す従来の疑似
発光面体Qの場合、図41に示すように且つ上述したよ
うに、屋外の例えば大地G上に、高い位置において配置
している状態で、夜間において、疑似発光面体Qに、大
地G上の、疑似発光面体Qからみて斜め前下方の位置に
予め設置された投光器Pから、基体1の主表面2側部の
帯域通過特性上でみた通過帯域を含む帯域を有する人工
光ALを照射させれば、その人工光ALが、太陽光SL
の場合に準じて、基体1の主表面2側部内に、その主表
面2を通って乱入射し、次で、基体1の主表面2側部内
で乱反射し、その乱反射光が、基体1の主表面2を通っ
て、疑似発光面体Qの前方外部に乱出射し、よって、疑
似発光面体Qの前方外部に、人工光ALにもとずく散乱
光AL′が得られる。
【0006】このようにして疑似発光面体Qの前方外部
に得られる人工光ALにもとずく散乱光AL′も、太陽
光SLにもとずく上述した乱反射光SL′の場合と同様
に、基体1の主表面2側部内を通って得られた光である
ので、基体1の主表面2側部の帯域通過特性上でみた通
過帯域に応じた色相を有し、また一部が、大地Gに向
う。このため、夜間において、大地G上の視者Mに、疑
似発光面体Qからみた斜め前下方位置で、基体1の主表
面2のパタ―ンを、基体1の主表面2側部の帯域通過特
性上でみた通過帯域に応じた色調で、感知させることが
できる。
【0007】以上のことから、図39及び図40に示す
従来の疑似発光面体Qによれば、その疑似発光面体Q
を、上述したように、屋外の例えば大地G上に、高い位
置において配置することによって、昼間において、太陽
光SLの照射を受けさせ、夜間において、大地G上の疑
似発光面体Qからみて斜め前下方位置に配された投光器
Pからの人工光ALの照射を受けさせるようにすれば、
大地G上の視者Mに、昼間においても、また夜間におい
ても、疑似発光面体Qからみた斜め前下方の位置で、基
体1の主表面2のパタ―ンを、基体1の主表面2側部の
帯域通過特性上でみた通過帯域に応じた色相で、感知さ
せることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図39及び図40に示
す従来の疑似発光面体Qを夜間において照射させる投光
器Pで得られる人工光ALは、投光器Pの製造上の制約
からなどの理由で、太陽光SLに比し格段的に低いエネ
ルギしか有していない。このため、昼間において疑似発
光面体Qが照射を受ける太陽光SLのエネルギと、夜間
において疑似発光面体Qが照射を受ける人工光ALのエ
ネルギとの間には、前者が後者に比し格段的に大である
関係で、格段的に大きなエネルギ差を有している。ま
た、昼間において視者Mに基体1の主表面2を感知させ
るのが、太陽光SLにもとずく乱反射光による散乱光S
L′の一部であり、夜間において視者Mに基体1の主表
面2を感知させるのが、人工光ALにもとずいているが
太陽光SLの場合と同様に乱反射光AL′の一部であ
る。
【0009】このため、図39及び図40に示す従来の
疑似発光面体Qの場合、基体1の材料を適当に選定する
などによって、基体1に比較的高い反射率を有せしめ、
それによって、夜間において、視者Mに、基体1の主表
面2のパタ―ンを暗く感じさせないで感知させることが
できるようにしたとき、昼間において、視者Mに、基体
1の主表面2のパタ―ンを非常に強い眩しさを伴って感
知させ、ある場合は、基体1の主表面2のパタ―ン自体
も感知させることが困難である、という欠点を有してい
た。
【0010】また、上述したように、基体1の材料を適
当に選定するなどによって、基体1に、比較的低い反射
率を有せしめ、それによって、昼間において、視者Mに
基体1の主表面2のパタ―ンを眩しさを伴うことなしに
感知させることができるようにしたとき、夜間におい
て、視者Mに、基体1の主表面2のパタ―ンを、非常に
暗く感じさせて感知させ、ある場合は、基体1の主表面
2のパタ―ンを、基体1の主表面2側部の帯域通過特性
上でみた通過帯域に応じた色調で、感知させることが困
難である、という欠点を有していた。
【0011】よって、本発明は、上述した欠点のない、
新規な疑似発光面体及びそれに用いる疑似発光面体用基
体、並びに疑似発光面体を用いた表示素子及び表示装置
を提案せんとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願第1番目の発明によ
る疑似発光面体は、(i)基体と、(ii)上記基体の
主表面上に形成されている薄膜光学色フィルタとを有
し、そして、(iii)上記基体の主表面が、幅方向を
上下方向とする斜め前方下向き帯状表面部と、幅方向を
上下方向とする斜め前方上向き帯状表面部とが順次交互
に上下方向に並置配列されている面でなり、(iv)上
記基体の主表面を構成している上記斜め前方下向き帯状
表面部が、滑らかな反射面でなり、(v)上記基体の主
表面を構成している上記斜め前方上向き帯状表面部が、
滑らかな反射面または乱反射面もしくは凹凸反射面でな
り、(vi)上記薄膜光学色フィルタの上記基体側とは
反対側の表面を構成している、上記基体の上記斜め前方
下向き帯状表面部上の斜め前方下向き帯状表面部が、縦
断面上でみて直線的に延長している滑らかな面でなり、
(vii)上記薄膜光学色フィルタの上記基体側とは反
対側の表面を構成している、上記基体の上記斜め前方上
向き帯状表面部上の斜め前方上向き帯状表面部が、粗面
でなる。
【0013】本願第2番目の発明による疑似発光面体
は、(i)基体と、(ii)上記基体の主表面上に形成
されている薄膜光学色フィルタとを有し、そして、(i
ii)上記基体の主表面が、幅方向を上下方向とする斜
め前方下向き帯状表面部と、幅方向を上下方向とする斜
め前方上向き帯状表面部とが順次交互に上下方向に並置
配列されている面でなり、(iv)上記基体の主表面を
構成している上記斜め前方下向き帯状表面部が、縦断面
上でみて斜め前下方に凹に弯曲して延長している滑らか
な反射面でなり、(v)上記基体の主表面を構成してい
る上記斜め前方上向き帯状表面部が、滑らかな反射面ま
たは乱反射面もしくは凹凸反射面でなり、(vi)上記
薄膜光学色フィルタの上記基体側とは反対側の表面を構
成している、上記基体の上記斜め前方下向き帯状表面部
上の斜め前方下向き帯状表面部が、縦断面上でみて直線
的に延長している滑らかな面でなり、(vii)上記薄
膜光学色フィルタの上記基体側とは反対側の表面を構成
している、上記基体の上記斜め前方上向き帯状表面部上
の斜め前方上向き帯状表面部が、粗面でなる。
【0014】本願第3番目の発明による疑似発光面体
は、(i)基体と、(ii)上記基体の主表面上に形成
されている反射膜と、(iii)上記反射膜の上記基体
側とは反対側の表面上に形成されている薄膜光学色フィ
ルタとを有し、そして、(iv)上記基体の主表面が、
幅方向を上下方向とする斜め前方下向き帯状表面部と、
幅方向を上下方向とする斜め前方上向き帯状表面部とが
順次交互に上下方向に並置配列されている面でなり、
(v)上記反射膜の上記基体側とは反対側の表面を構成
している、上記基体の上記斜め前方下向き帯状表面部上
の斜め前方下向き帯状表面部が、滑らかな反射面でな
り、(vi)上記反射膜の上記基体側とは反対側の表面
を構成している、上記基体の上記斜め前方上向き帯状表
面部上の斜め前方上向き帯状表面部が、滑らかな反射面
または乱反射面もしくは凹凸反射面でなり、(vii)
上記薄膜光学色フィルタの上記反射膜側とは反対側の表
面を構成している、上記反射膜の上記斜め下向きの帯状
表面部上の斜め前方下向き帯状表面部が、縦断面上でみ
て直線的に延長している滑らかな面でなり、(vii
i)上記薄膜光学色フィルタの上記反射膜側とは反対側
の表面を構成している、上記反射膜の上記斜め前方上向
き帯状表面部上の斜め前方上向き帯状表面部が、粗面で
なる。
【0015】本願第4番目の発明による疑似発光面体
は、(i)基体と、(ii)上記基体の主表面上に形成
されている反射膜と、(iii)上記反射膜の上記基体
側とは反対側の表面上に形成されている薄膜光学色フィ
ルタとを有し、そして、(iv)上記基体の主表面が、
幅方向を上下方向とする斜め前方下向き帯状表面部と、
幅方向を上下方向とする斜め前方上向き帯状表面部とが
順次交互に上下方向に並置配列されている面でなり、
(v)上記反射膜の上記基体側とは反対側の表面を構成
している、上記基体の上記斜め前方下向き帯状表面部上
の斜め前方下向き帯状表面部が、縦断面上でみて斜め前
下方に凹に弯曲して延長している滑らかな反射面でな
り、(vi)上記反射膜の上記基体側とは反対側の表面
を構成している、上記基体の上記斜め前方上向き帯状表
面部上の斜め前方上向き帯状表面部が、滑らかな反射面
または乱反射面もしくは凹凸反射面でなり、(vii)
上記薄膜光学色フィルタの上記反射膜側とは反対側の表
面を構成している、上記反射膜の上記斜め前方下向き帯
状表面部上の斜め前方下向き帯状表面部が、縦断面上で
みて直線的に延長している滑らかな面でなり、(vii
i)上記薄膜光学色フィルタの上記反射膜側とは反対側
の表面を構成している、上記反射膜の上記斜め前方上向
き帯状表面部上の斜め前方上向き帯状表面部が、粗面で
なる。
【0016】本願第5番目の発明による疑似発光面体
は、本願第1番目の発明または本願第2番目の発明によ
る疑似発光面体において、上記基体の主表面を構成して
いる上記斜め前方下向き帯状表面部が、横断面上でみて
直線的に延長している面でなる。
【0017】本願第6番目の発明による疑似発光面体
は、本願第1番目の発明または本願第2番目の発明によ
る疑似発光面体において、上記基体の主表面を構成して
いる上記斜め前方下向き帯状表面部が、横断面上でみて
繰返し前下方に凸に弯曲して延長している面でなる。
【0018】本願第7番目の発明による疑似発光面体
は、本願第3番目の発明または本願第4番目の発明によ
る疑似発光面体において、上記反射膜の表面を構成して
いる上記斜め前方下向き帯状表面部が、横断面上でみて
直線的に延長している面でなる。
【0019】本願第8番目の発明による疑似発光面体
は、本願第3番目の発明または本願第4番目の発明によ
る疑似発光面体において、上記反射膜の表面を構成して
いる上記斜め前方下向き帯状表面部が、横断面上でみて
繰返し前下方に凸に弯曲して延長している面でなる。
【0020】本願第9番目の発明による疑似発光面体
は、本願第1番目の発明、本願第2番目の発明、本願第
3番目の発明または本願第4番目の発明による疑似発光
面体において、上記基体が、可撓性を有する。
【0021】本願第10番目の発明による疑似発光面体
用基体は、(i)基体を有し、そして、(ii)その基
体の主表面が、幅方向を上下方向とする斜め前方下向き
帯状表面部と、幅方向を上下方向とする斜め前方上向き
帯状表面部とが順次交互に上下方向に並置配列されてい
る面でなり、(iii)上記斜め前方下向き帯状表面部
が、縦断面上でみて直線的に延長している滑らかな反射
面でなり、(iv)上記斜め前方上向き帯状表面部が、
滑らかな反射面または乱反射面もしくは凹凸反射面でな
る。
【0022】本願第11番目の発明による疑似発光面体
用基体は、(i)基体を有し、そして、(ii)その基
体の主表面が、幅方向を上下方向とする斜め前方下向き
帯状表面部と、幅方向を上下方向とする斜め前方上向き
帯状表面部とが順次交互に上下方向に並置配列されてい
る面でなり、(iii)上記斜め前方下向き帯状表面部
が、縦断面上でみて斜め前下方に凹に弯曲して延長して
いる滑らかな反射面でなり、(iv)上記斜め前方上向
き帯状表面部が、滑らかな反射面または乱反射面もしく
は凹凸反射面でなる。
【0023】本願第12番目の発明による疑似発光面体
用基体は、(i)基体と、(ii)その基体の主表面上
に形成されている反射膜とを有し、そして、(iii)
上記基体の主表面が、幅方向を上下方向とする斜め前方
下向き帯状表面部と、幅方向を上下方向とする斜め前方
上向き帯状表面部とが順次交互に上下方向に並置配列さ
れている面でなり、(iv)上記反射膜の上記基体側と
は反対側の表面を構成している、上記基体の上記斜め前
方下向き帯状表面部上の斜め前方下向き帯状表面部が、
縦断面上でみて直線的に延長している滑らかな反射面で
なり、(v)上記反射膜の上記基体側とは反対側の表面
を構成している、上記基体の上記斜め前方上向き帯状表
面部の上の斜め前方上向き帯状表面部が、滑らかな反射
面または乱反射面または凹凸面でなる。
【0024】本願第13番目の発明による疑似発光面体
用基体は、(i)基体と、(ii)その基体の主表面上
に形成されている反射膜とを有し、そして、(iii)
上記基体の主表面が、幅方向を上下方向とする斜め前方
下向き帯状表面部と、幅方向を上下方向とする斜め前方
上向き帯状表面部とが順次交互に上下方向に並置配列さ
れている面でなり、(iv)上記反射膜の上記基体側と
は反対側の表面を構成している、上記基体の上記斜め前
方下向き帯状表面部上の斜め前方下向き帯状表面部が、
縦断面上でみて斜め前下方に凹に弯曲している滑らかな
反射面でなり、(v)上記反射膜の上記基体側とは反対
側の表面を構成している、上記基体の上記斜め前方上向
き帯状表面部の上の斜め前方上向き帯状表面部が、滑ら
かな反射面または乱反射面もしくは凹凸面でなる。
【0025】本願第14番目の発明による疑似発光面体
用基体は、本願第10番目の発明または本願第11番目
の発明による疑似発光面体用基体において、上記基体の
主表面を構成している上記斜め前方下向き帯状表面部
が、横断面上でみて直線的に延長している面でなる。
【0026】本願第15番目の発明による疑似発光面体
用基体は、本願第10番目の発明または本願第11番目
の発明による疑似発光面体用基体において、上記基体の
主表面を構成している上記斜め前方下向き帯状表面部
が、横断面上でみて繰返し前下方に凸に弯曲して延長し
ている面でなる。
【0027】本願第16番目の発明による疑似発光面体
用基体は、本願第10番目の発明または本願第11番目
の発明による疑似発光面体用基体において、上記基体
が、可撓性を有する。
【0028】本願第17番目の発明による疑似発光面体
用基体は、本願第12番目の発明または本願第13番目
の発明による疑似発光面体用基体において、上記反射膜
の表面を構成している上記斜め前方下向き帯状表面部
が、横断面上でみて直線的に延長している面でなる。
【0029】本願第18番目の発明による疑似発光面体
用基体は、本願第12番目の発明または本願第13番目
の発明による疑似発光面体用基体において、上記反射膜
の表面を構成している上記斜め前方下向き帯状表面部
が、横断面上でみて繰返し前下方に凸に弯曲して延長し
ている面でなる。
【0030】本願第19番目の発明による疑似発光面体
用基体は、本願第12番目の発明または本願第13番目
の発明による疑似発光面体用基体において、上記基体
が、可撓性を有する。
【0031】本願第20番目の発明による疑似発光面体
を用いた書換え可能な表示素子は、(i)本願第1番目
の発明、本願第2番目の発明、本願第3番目の発明また
は本願第4番目の発明による疑似発光面体の複数を有
し、そして、(ii)それら複数の疑似発光面体が、支
持体上に、選択的に表示されるように配列され、(ii
i)上記多数の疑似発光面体の薄膜光学色フィルタが、
帯域通過特性上でみて互に異なる通過帯域を有する。
【0032】本願第21番目の発明による疑似発光面体
を用いた固定マトリックス表示装置は、(i)本願第1
番目の発明、本願第2番目の発明、本願第3番目の発明
または本願第4番目の発明による疑似発光面体の多数を
有し、そして、(ii)それら多数の疑似発光面体が、
支持体上に、マトリックス状に配列されている。
【0033】本願第22番目の発明による疑似発光面体
を用いたマトリックス表示装置は、(i)書換え可能な
表示素子の多数を有し、そして、(ii)それら多数の
書換え可能な表示素子が、支持体上に、マトリックス状
に配列され、この場合、(iii)上記書換え可能な表
示素子が、本願第1番目の発明、本願第2番目の発明、
本願第3番目の発明または本願第4番目の発明による疑
似発光面体の複数を有し、そして、それら複数の疑似発
光面体が、支持体上に、選択的に表示されるように配列
され、また、上記複数の疑似発光面体の薄膜光学色フィ
ルタが、帯域通過特性上でみて互に異なる通過帯域を有
する。
【0034】
【作用・効果】本願第1番目の発明による疑似発光面体
によれば、図39及び図40で前述した従来の疑似発光
面体の場合と同様に且つ図41で上述したと同様に、屋
外の例えば大地上に、高い位置において、基体の主表面
が垂直面に沿って延長しているように配置することによ
って、昼間において、薄膜光学色フィルタの基体側とは
反対側の表面が、主として、それを構成している、基体
の斜め前方上向き帯状表面部上の斜め前方上向き帯状面
部において、太陽光の照射を、斜め前上方から、直接的
に受けるが、基体の斜め前方下向き帯状表面部上の斜め
前方下向き帯状面部においては、太陽光の照射を、直接
的にほとんど受けない。従って、太陽光が、薄膜光学色
フィルタの基体側とは反対側の表面を、主として、それ
を構成している基体の斜め前方上向き帯状表面部上の斜
め前方上向き帯状面部において、直接的に照射する。そ
して、そのように薄膜光学色フィルタの斜め前方上向き
帯状面部を直接的に照射する太陽光は、薄膜光学色フィ
ルタ内に、その斜め前方上向き帯状表面部を通って入射
し、次で、基体の主表面を構成している斜め前方上向き
帯状表面部に入射する。
【0035】この場合、薄膜光学色フィルタの基体側と
は反対側の表面を構成しているめ前方上向き帯状表面部
が、粗面でなる。このため、薄膜光学色フィルタの斜め
前方上向き帯状表面部に入射する太陽光は、薄膜光学色
フィルタ内に乱入射する。そして、その乱入射光は、基
体の斜め前方上向き帯状表面部で反射し、そして、その
反射光が薄膜光学色フィルタ内を再び通り、次で、その
薄膜光学色フィルタの斜め前方上向き帯状表面部を通っ
て、疑似発光面体の前方外部に乱出射する。よって、疑
似発光面体の前方外部に、太陽光にもとずく散乱光が出
射して得られる。
【0036】このようにして疑似発光面体の前方外部に
得られる太陽光にもとずく散乱光は、薄膜光学色フィル
タ内を通って得られた光である。このため、上述したよ
うにして疑似発光面体の前方外部に出射して得られる太
陽光にもとずく散乱光は、薄膜光学色フィルタの帯域通
過特性上でみた通過帯域に応じた色相を有している。ま
た、上述したようにして疑似発光面体の前方外部に出射
して得られる太陽光にもとずく散乱光の一部は、大地に
向う。このため、昼間において、大地上の視者に、疑似
発光面体の斜め前下方位置で、基体の主表面のパタ―ン
を、薄膜光学色フィルタの帯域通過特性上でみた通過帯
域に応じた色相で、感知させることができる。
【0037】また、本願第1番目の発明による疑似発光
面体の場合、上述したように、屋外の大地上に、高い位
置において、配置している状態で、夜間において、疑似
発光面体に、大地上の疑似発光面体からみて斜め前下方
の位置に予め設置された投光器から、薄膜光学色フィル
タの帯域通過特性上でみた通過帯域を含む帯域を有する
人工光を照射させるようにし、そして、その人工光を得
る投光器の疑似発光面体からみた斜め前下方の位置を適
当に選定しておけば、人工光を、その大部分について、
薄膜光学色フィルタの表面に、それを構成している基体
の斜め前方上向き帯状表面部上の斜め前下向き帯状面部
において、照射させることができる。
【0038】そして、そのようにして薄膜光学色フィル
タの斜め前方下向き帯状面部を直接的に照射する人工光
は、薄膜光学色フィルタ内に、その斜め前方下向き帯状
表面部を通って入射し、次で、基体の斜め前下向き帯状
表面部に入射する。この場合、基体の斜め前方下向き帯
状表面部が、滑らかな反射面である。このため、基体の
斜め前方下向き帯状表面部に入射する人工光は、基体の
斜め前方下向き帯状表面部において、ほとんど乱反射せ
ずに、斜め前下方向に向って直接的に反射する。そし
て、その斜め前下方に向う反射光は、薄膜光学色フィル
タ内を再び通り、次で、薄膜光学色フィルタの表面を構
成している斜め前方下向き帯状表面部を通って、疑似発
光面体の斜め前下方に向って外部に出射する。よって、
疑似発光面体の斜め前下方に向って外部に出射する人工
光にもとずく直接的な反射光が得られる。
【0039】このようにして疑似発光面体の斜め前下方
に向って外部に出射して得られる人工光にもとずく反射
光は、薄膜光学色フィルタ内を通って得られた光であ
る。このため、上述したようにして疑似発光面体の斜め
前下方に向って外部に出射して得られる人工光にもとず
く反射光は、薄膜光学色フィルタの帯域通過特性上でみ
た通過帯域に応じた色相を有している。よって、夜間に
おいて、大地上の視者に、疑似発光面体の斜め前下方位
置で、基体の主表面のパタ―ンを、薄膜光学色フィルタ
の帯域通過特性上でみた通過帯域に応じた色相で、感知
させることができる。
【0040】以上のことから、本願第1番目の発明によ
る疑似発光面体によれば、図39及び図40で前述した
従来の疑似発光面体の場合と同様に、疑似発光面体を、
屋外の例えば大地上に、高い位置において配置すること
によって、昼間において、太陽光の照射を受けさせ、夜
間において、大地上の疑似発光面体からみて斜め前下方
位置に配された投光器からの人工光の照射を受けさせる
ようにすれば、図39及び図40で前述した従来の疑似
発光面体の場合に準じて、大地上の視者に、昼間におい
ても、また夜間においても、疑似発光面体からみて斜め
前下方の位置で、基体の主表面のパタ―ンを、薄膜光学
色フィルタの帯域通過特性上でみた通過帯域に応じた色
相で、感知させることができる。
【0041】しかしながら、本願第1番目の発明による
疑似発光面体の場合、人工光が、図39及び図40で前
述した従来の疑似発光面体の場合で前述した理由によっ
て、太陽光に比し格段的に低いエネルギしか有してい
ず、このため、昼間において疑似発光面体が照射を受け
る太陽光のエネルギと、夜間において疑似発光面体が照
射を受ける人工光のエネルギとの間に、前者が後者に比
し格段的に大である関係で、格段的に大きなエネルギ差
を有していても、昼間において視者に基体の主表面のパ
タ―ンを感知させるのが、太陽光にもとずく散乱光の一
部であるのに対し、夜間において視者に基体の主表面の
パタ―ンを感知させるのが、人工光にもとずく、散乱光
の一部ではない直接的な反射光である。
【0042】このため、基体の材料を適当に選定するな
どによって、基体に比較的高い反射率を有せしめ、それ
によって、夜間において、視者に、基体の主表面のパタ
―ンを暗く感じさせないで感知させることができるよう
にしても、昼間において、視者に、基体の主表面のパタ
―ンを、眩しさを伴なわせることなしに、薄膜光学色フ
ィルタの帯域通過特性上でみた通過帯域に応じた色相で
感知させることができ、また、基体の材料を適当に選定
するなどによって、基体に、比較的低い反射率を有せし
め、それによって、昼間において、視者に基体の主表面
のパタ―ンを眩しさを伴わせることなしに感知させるこ
とができるようにしても、夜間において、視者に、基体
の主表面のパタ―ンを、暗く感じさせることなしに、薄
膜光学色フィルタの帯域通過特性上でみた通過帯域に応
じた色相で感知させることができる。
【0043】また、本願第1番目の発明による疑似発光
面体によれば、上述したようにして薄膜光学色フィルタ
の斜め前方上向きの帯状表面部を照射する太陽光は、上
述したように薄膜光学色フィルタ内に乱入射するが、そ
の場合、太陽光は、薄膜光学色フィルタの斜め前方上向
き帯状表面部において、一部表面反射し、そして、その
一部表面反射光が、疑似発光面体の斜め前下方に向うの
を予儀なくされる。ところで、その疑似発光面体の斜め
前下方向に向う一部表面反射光は、薄膜光学色フィルタ
内を通っていないため、太陽光の色相(白色相)を有し
ている。このため、上述した太陽光にもとずく疑似発光
面体の斜め前下方向に向う一部表面反射光が、疑似発光
面体の斜め前下方位置で基体の主表面のパタ―ンを薄膜
光学色フィルタの帯域通過特性でみた通過帯域に応じた
色相で感知している大地上の視者によって感知されるよ
うに向うとすれば、昼間において、大地上の視者に、基
体の主表面のパタ―ンを、太陽光の色相がかっている
(白味がかっている)、彩度の低い、薄膜光学色フィル
タの通過帯域に応じた色相で感知させるのを予儀なくさ
れる。
【0044】しかしながら、本願第1番目の発明による
疑似発光面体によれば、薄膜光学色フィルタの斜め前方
上向き帯状表面部が粗面であるので、太陽光が薄膜光学
色フィルタの斜め前方上向き帯状表面部において一部表
面反射しても、その一部反射光は散乱光で得られる。こ
のため、昼間において、太陽光にもとずく薄膜光学色フ
ィルタの斜め前方上向き帯状表面部における一部表面反
射光が、疑似発光面体の斜め前下方位置で基体の主表面
のパタ―ンを薄膜光学色フィルタの通過帯域に応じた色
相で感知している大地上の視者によって感知されるよう
に向うとしても、そのように大地上の視者によって感知
されるように向う一部表面反射光は、わずかでしかな
い。従って、昼間において、大地上の視者に、基体の主
表面のパタ―ンを、ほとんど太陽光の色相がかっていな
い(白味がかっていない)、彩度の高い、薄膜光学色フ
ィルタの通過帯域に応じた色相で感知させることができ
る。
【0045】さらに、本願第1番目の発明による疑似発
光面体によれば、上述したようにして薄膜光学色フィル
タの斜め前方下向き帯状表面部を直接的に照射する人工
光は、上述したように、薄膜光学色フィルタ内に、その
前方下向き帯状表面部を通って入射するが、その場合、
人工光は、薄膜光学色フィルタの前方下向き帯状表面部
において一部表面反射し、そして、その一部表面反射光
が、疑似発光面体の斜め前下方に向うのを予儀なくされ
る。ところで、その疑似発光面体の斜め前下方向に向う
一部反射光は、薄膜光学色フィルタ内を通っていないた
め、人工光の色相(人工光の色相が白色相である場合、
白色相)を有している。このため、上述した人工光にも
とずく疑似発光面体の斜め前下方向に向う一部表面反射
光が、疑似発光面体の斜め前下方位置で基体の主表面の
パタ―ンを薄膜光学色フィルタの帯域通過特性でみた通
過帯域に応じた色相で感知している大地上の視者によっ
て感知されるように向うとすれば、夜間において、大地
上の視者に、基体の主表面のパタ―ンを、人工光の色相
がかっている(人工光の色相が白色相である場合、白味
がかっている)、彩度の低い、薄膜光学色フィルタの通
過帯域に応じた色相で感知させるのを予儀なくされる。
【0046】しかしながら、本願第1番目の発明による
疑似発光面体によれば、薄膜光学色フィルタの基体側と
は反対側の表面を構成している斜め前方下向き帯状表面
部が、縦断面上でみて直線的に延長している滑らかな面
でなるので、人工光の疑似発光面体への照射方向、従っ
て人工光のための投光器の位置を、人工光が縦断面上で
みて直線的に延長している滑らかな面を垂直に照射し、
それによって、人工光の一部表面反射光が投光器の方向
に向うようにするなど、人工光の一部表面反射光が、大
地上の視者の方向に向わないように予め選定しておくこ
とによって、夜間において、大地上の視者に、基体の主
表面のパタ―ンを、ほとんど人工光の色相がかっていな
い(人工光の色相が白色相である場合、白味がかってい
ない)、彩度の高い、薄膜光学色フィルタの通過帯域に
応じた色相で感知させることができる。
【0047】以上のことから、本願第1番目の発明によ
る疑似発光面体によれば、昼間においても、また夜間に
おいても、大地上の視者に、基体の主表面のパタ―ン
を、彩度の高い、薄膜光学色フィルタの通過帯域に応じ
た色相で感知させることができる。
【0048】本願第2番目の発明による疑似発光面体に
よれば、基体の主表面を構成している斜め前方下向き帯
状表面部が、本願第1番目の発明による疑似発光面体の
場合と同様に、滑らかな反射面でなるが、その滑らかな
反射面が、縦断面上でみて斜め前下方に凹に弯曲して延
長していることを除いて、本願第1番目の発明による疑
似発光面体と同様の構成を有する。このため、詳細説明
は省略するが、本願第1番目の発明による疑似発光面体
の場合と同様の作用効果が得られる。
【0049】ただし、本願第2番目の発明による疑似発
光面体の場合、基体の主表面を構成している斜め前方下
向き帯状表面部が、縦断面上でみて斜め前下方に凹に弯
曲して延長している滑らかな反射面でなるので、その弯
曲の度合、弯曲の向きなどを予め適当に選定しておけ
ば、薄膜光学色フィルタの表面が投光器からの人工光に
よって照射されることによって薄膜光学色フィルタ内に
入射し、次で基体の斜め前方下向き帯状表面部において
反射して得られる人工光の反射光を、薄膜光学色フィル
タの粗面でなる斜め前方上向き帯状表面部に通すことな
しに、薄膜光学色フィルタの前方下向き帯状表面部だけ
に通して、疑似発光面体の外部に、疑似発光面体の斜め
前下方に向って出射させるようにすることができ、しか
も、その人工光の反射光を、疑似発光面体の斜め前下方
に向って疑似発光面体からみて上下方向(垂直方向)に
広い角範囲で出射させるようにすることができる。この
ため、人工光の、基体の斜め前方下向き帯状表面部にお
いて反射して得られる反射光が、薄膜光学色フィルタの
粗面でなる斜め前方上向き帯状表面部を通ることによっ
て、散乱光になって疑似発光面体の外部に出射し、その
散乱光の一部だけが、疑似発光面体の斜め前下方に向
う、ということになったり、また、人工光の基体の斜め
前方下向き帯状表面部での反射光が、疑似発光面体の斜
め前下方に向って、疑似発光面体からみて狭い角範囲で
しか出射しない、ということになったりしないようにさ
せることができる。
【0050】以上のことから、本願第2番目の発明によ
る疑似発光面体によれば、夜間において、大地上の視者
に、大地上の広い前後方向の位置範囲において、基体の
主表面のパタ―ンを、高い明度と、薄膜光学色フィルタ
の通過帯域に応じた色相とで感知させることができる。
【0051】本願第3番目の発明による疑似発光面体に
よれば、反射膜の基体側とは反対側の表面が、本願第1
番目の発明による疑似発光面体における基体の主表面に
対応していることが明らかであるので、詳細説明は省略
するが、本願第1番目の発明による疑似発光面体におい
て、基体の主表面を反射膜の表面と読み替え、基体の斜
め前方下向き帯状表面部及び斜め前方上向き帯状表面部
を反射膜の斜め前方下向き帯状表面部及び斜め前方上向
き帯状表面部とそれぞれ読み替えた、本願第1番目の発
明による疑似発光面体の場合と同様の作用効果が得られ
る。
【0052】本願第4番目の発明による疑似発光面体に
よれば、反射膜の表面を構成している斜め前方下向き帯
状表面部が、本願第2番目の発明による疑似発光面体に
おける基体の斜め前方下向き帯状表面部と同様に、縦断
面上でみて斜め前下方に凹に弯曲して延長している滑ら
かな反射面でなることを除いて、本願第3番目の発明に
よる疑似発光面体の場合と同様の構成を有するので、詳
細説明は省略するが、本願第3番目の発明による疑似発
光面体の場合と同様の作用効果が得られるとともに、本
願第2番目の発明による疑似発光面体の場合と同様の作
用効果が得られる。
【0053】本願第5番目の発明による疑似発光面体に
よれば、本願第1番目の発明または本願第2番目の発明
による疑似発光面体において、基体の斜め前方下向き帯
状表面部が、横断面上でみて直線的に延長している滑ら
かな反射面でなるので、本願第1番目の発明または本願
第2番目の発明による疑似発光面体の場合と同様の作用
効果が得られるとともに、疑似発光面体の斜め前下方に
向って外部に出射する人工光にもとずく反射光が、左右
方向(水平方向)に不必要に拡がって得られないので、
夜間において、視者に、基体の主表面のパタ―ンを、あ
る程度制限された左右方向の範囲内で、明るく感知させ
ることができる。
【0054】本願第6番目の発明による疑似発光面体に
よれば、本願第1番目の発明または本願第2番目の発明
による疑似発光面体において、基体の斜め前方下向き帯
状表面部が、横断面上でみて繰返し前方に凸に弯曲して
延長している滑らかな反射面でなるので、本願第1番目
の発明または本願第2番目の発明による疑似発光面体の
場合と同様の作用効果が得られるとともに、疑似発光面
体の斜め前下方向に向って外部に出射する人工光にもと
ずく反射光が、左右方向(水平方向)に拡って得られる
ため、夜間において、視者に基体の主表面のパタ―ンを
感知させる左右方向の範囲に、制限を、実質的に伴わせ
なくすることができる。
【0055】本願第7番目の発明による疑似発光面体に
よれば、本願第3番目の発明または本願第4番目の発明
による疑似発光面体において、反射膜の斜め前方下向き
帯状表面部が、横断面上でみて直線的に延長している滑
らかな反射面でなるので、本願第3番目の発明または本
願第4番目の発明による疑似発光面体の場合と同様の作
用効果が得られるとともに、疑似発光面体の斜め前下方
に向って外部に出射する人工光にもとずく反射光が、左
右方向(水平方向)に不必要に拡がって得られないの
で、夜間において、視者に、基体の主表面のパタ―ン
を、ある程度制限された左右方向の範囲内で、明るく感
知させることができる。
【0056】本願第8番目の発明による疑似発光面体に
よれば、本願第3番目の発明または本願第4番目の発明
による疑似発光面体において、反射膜の斜め前方下向き
帯状表面部が、横断面上でみて繰返し前方に凸に弯曲し
て延長している滑らかな反射面でなるので、本願第3番
目の発明または本願第4番目の発明による疑似発光面体
の場合と同様の作用効果が得られるとともに、疑似発光
面体の斜め前下方向に向って外部に出射する人工光にも
とずく反射光が、左右方向(水平方向)に拡って得られ
るため、夜間において、視者に基体の主表面のパタ―ン
を感知させる左右方向の範囲に、制限を、実質的に伴わ
せなくすることができる。
【0057】本願第9番目の発明による疑似発光面体に
よれば、本願第1番目の発明、本願第2番目の発明、本
願第3番目の発明または本願第4番目の発明による疑似
発光面体において、基体が可撓性を有しているので、本
願第1番目の発明、本願第2番目の発明、本願第3番目
の発明または本願第4番目の発明による疑似発光面体の
場合と同様の作用効果が得られるとともに、疑似発光面
体を、シ―ト状にし、そしてそれを丸めることができる
ので、疑似発光面体を用いるようにするまでの間におけ
る取扱いが便である。
【0058】本願第10番目の発明による疑似発光面体
用基体によれば、基体の主表面上に、本願第1番目の発
明による疑似発光面体における薄膜光学色フィルタを形
成するだけで、本願第1番目の発明による上述した優れ
た作用効果を呈する疑似発光面体を、容易に得ることが
できる。
【0059】本願第11番目の発明による疑似発光面体
用基体によれば、基体の主表面上に、本願第2番目の発
明による疑似発光面体における薄膜光学色フィルタを形
成するだけで、本願第2番目の発明による上述した優れ
た作用効果を呈する疑似発光面体を、容易に得ることが
できる。
【0060】本願第12番目の発明による疑似発光面体
用基体によれば、反射膜の基体側とは反対側の表面上
に、本願第3番目の発明による疑似発光面体における薄
膜光学色フィルタを形成するだけで、本願第3番目の発
明による上述した優れた作用効果を呈する疑似発光面体
を、容易に得ることができる。
【0061】本願第13番目の発明による疑似発光面体
用基体によれば、反射膜の基体側とは反対側の表面上
に、本願第4番目の発明による疑似発光面体における薄
膜光学色フィルタを形成するだけで、本願第4番目の発
明による上述した優れた作用効果を呈する疑似発光面体
を容易に得ることができる。
【0062】本願第14番目の発明による疑似発光面体
用基体によれば、基体の主表面上に、本願第1番目の発
明または本願第2番目の発明による疑似発光面体におけ
る薄膜光学色フィルタを形成するだけで、本願第5番目
の発明による上述した優れた作用効果を呈する疑似発光
面体を、容易に得ることができる。
【0063】本願第15番目の発明による疑似発光面体
用基体によれば、基体の主表面上に、本願第1番目の発
明または本願第2番目の発明による疑似発光面体におけ
る薄膜光学色フィルタを形成するだけで、本願第6番目
の発明による上述した優れた作用効果を呈する疑似発光
面体を容易に得ることができる。
【0064】本願第16番目の発明による疑似発光面体
用基体によれば、基体の主表面上に、本願第1番目の発
明または本願第2番目の発明による疑似発光面体におけ
る薄膜光学色フィルタを形成するだけで、本願第9番目
の発明による上述した優れた作用効果を呈する疑似発光
面体を、容易に得ることができる。
【0065】本願第17番目の発明による疑似発光面体
用基体によれば、反射膜の基体側とは反対側の表面上
に、本願第3番目の発明または本願第4番目の発明によ
る疑似発光面体における薄膜光学色フィルタを形成する
だけで、本願第7番目の発明による上述した優れた作用
効果を呈する疑似発光面体を、容易に得ることができ
る。
【0066】本願第18番目の発明による疑似発光面体
用基体によれば、反射膜の基体側とは反対側の表面上
に、本願第3番目の発明または本願第4番目の発明によ
る疑似発光面体における薄膜光学色フィルタを形成する
だけで、本願第8番目の発明による上述した優れた作用
効果を呈する疑似発光面体を容易に得ることができる。
【0067】本願第19番目の発明による疑似発光面体
用基体によれば、反射膜の表面上に、本願第3番目の発
明または本願第4番目の発明による疑似発光面体におけ
る薄膜光学色フィルタを形成するだけで、本願第9番目
の発明による上述した優れた作用効果を呈する疑似発光
面体を、容易に得ることができる。
【0068】本願第20番目の発明による疑似発光面体
を用いた書換え可能な表示素子によれば、薄膜光学色フ
ィルタの帯域通過特性上でみた互に異なる通過帯域に応
じた互に異なる色相が、書換え可能である、という表示
素子としての機能を、本願第1番目の発明、本願第2番
目の発明、本願第3番目の発明または本願第4番目の発
明で上述した優れた作用効果を伴って得ることができ
る。
【0069】本願第21番目の発明による疑似発光面体
を用いた固定マトリックス表示装置によれば、視者に、
文字、図形、模様などのパタ―ンを、所望の色相で、本
願第1番目の発明、本願第2番目の発明、本願第3番目
の発明または本願第4番目の発明で上述した優れた作用
効果を伴って感知させることができる。
【0070】本願第22番目の発明による疑似発光面体
を用いたマトリックス表示装置によれば、視者に、所望
に応じ随時選択された文字、図形、模様などのパタ―ン
を、所望の色相で、本願第1番目の発明、本願第2番目
の発明、本願第3番目の発明または本願第4番目の発明
で上述した優れた作用効果を伴って感知させることがで
きる。
【0071】
【実施例1】次に、図1及び図2を伴って本発明による
疑似発光面体の第1の実施例を述べよう。
【0072】図1及び図2に示す本発明による疑似発光
面体は、符号Qで示され、次に述べる構成を有する。
【0073】すなわち、基体1と、その主表面2上に形
成されている薄膜光学色フィルタ3とを有する。
【0074】この場合、基体1の主表面2が、幅方向を
上下方向とする斜め前方下向き帯状表面部2Aと、幅方
向を上下方向とする斜め前方上向き帯状表面部2Bとが
順次交互に上下方向に並置配列されている面でなる。
【0075】また、基体1の主表面2を構成している斜
め前方下向き帯状表面部2Aが、滑らかな反射面SRで
なるとともに、縦断面上でみて斜め前下方に凹に弯曲し
て延長し且つ横断面上でみて直線的に延長している面C
Lでなる。
【0076】さらに、基体1の主表面2を構成している
斜め前方上向き帯状表面部2Bが、平面上に延長してい
る滑らかな反射面SRでなる。
【0077】また、薄膜光学色フィルタ3の基体1側と
は反対側の表面4を構成している、基体1の斜め前方下
向き帯状表面部2A上の斜め前方下向き帯状表面部4A
が、滑らかな面Sでなるとともに、縦断面上でみて直線
的に延長し且つ横断面上でみて直線的に延長している面
LLでなり、従って、斜め前方下向き帯状表面部4Aが
滑らかな平面SFでなる。
【0078】また、薄膜光学色フィルタ3の基体1側と
は反対側の表面4を構成している、基体1の斜め前方上
向き帯状表面部2B上の斜め前方上向き帯状表面部4B
が、平面上に延長している、粗面Kでなる。
【0079】以上が、本発明による疑似発光面体Qの第
1の実施例の構成である。
【0080】このような構成を有する本発明による疑似
発光面体Qによれば、図3に示すように、図39及び図
40で前述した従来の疑似発光面体の場合と同様に且つ
図41で上述したと同様に、屋外の例えば大地G上に、
高い位置において、支持体Hを用いて、基体1の主表面
2が垂直面に沿って延長しているように配置することに
よって、昼間において、薄膜光学色フィルタ3の基体1
側とは反対側の表面4が、主として、それを構成してい
る、基体1の斜め前方上向き帯状表面部2B上の斜め前
方上向き帯状表面部4Bにおいて、太陽光SLの照射
を、斜め前上方から、直接的に受けるが、基体1の斜め
前方下向き帯状表面部2A上の斜め前方下向き帯状表面
部4Aにおいては、太陽光SLの照射を、直接的にほと
んど受けない。従って、太陽光SLが、薄膜光学色フィ
ルタ3の基体1側とは反対側の表面4を、主として、そ
れを構成している基体1の斜め前方上向き帯状表面部2
B上の斜め前方上向き帯状表面部4Bにおいて、直接的
に照射する。そして、そのように薄膜光学色フィルタ3
の斜め前方上向き帯状表面部4Bを直接的に照射する太
陽光SLは、薄膜光学色フィルタ3内に、その斜め前方
上向き帯状表面部4Bを通って入射し、次で、基体1の
主表面2を構成している斜め前方上向き帯状表面部2B
に入射する。
【0081】この場合、薄膜光学色フィルタ3の基体1
側とは反対側の表面を構成している斜め前方上向き帯状
表面部4Bが、粗面Kでなる。このため、薄膜光学色フ
ィルタ3の斜め前方上向き帯状表面部4Bに入射する太
陽光SLは、薄膜光学色フィルタ3内に乱入射する。そ
して、その乱入射光は、基体1の斜め前方上向き帯状表
面部2Bで反射し、その反射光が薄膜光学色フィルタ3
内を再び通り、次で、その薄膜光学色フィルタ3の斜め
前方上向き帯状表面部4Bを通って、疑似発光面体Qの
前方外部に乱出射する。よって、疑似発光面体Qの前方
外部に、太陽光SLにもとずく散乱光SL′が出射して
得られる。
【0082】このようにして疑似発光面体Qの前方外部
に得られる太陽光SLにもとずく散乱光SL′は、薄膜
光学色フィルタ3内を通って得られた光である。このた
め、上述したようにして疑似発光面体Qの前方外部に出
射して得られる太陽光SLにもとずく散乱光SL′は、
薄膜光学色フィルタ3の帯域通過特性上でみた通過帯域
に応じた色相を有している。また、上述したようにして
疑似発光面体Qの前方外部に出射して得られる太陽光S
Lにもとずく散乱光SL′の一部は、大地Gに向う。こ
のため、昼間において、大地G上の視者Mに、疑似発光
面体Qの斜め前下方位置で、基体1の主表面2のパタ―
ンを、薄膜光学色フィルタ3の帯域通過特性上でみた通
過帯域に応じた色相で、感知させることができる。
【0083】また、図1及び図2に示す本発明による疑
似発光面体Qの場合、上述したように、屋外の大地G上
に、高い位置において、配置している状態で、夜間にお
いて、疑似発光面体Qに、大地G上の疑似発光面体Qか
らみて斜め前下方の位置に予め設置された投光器Pか
ら、薄膜光学色フィルタ3の帯域通過特性上でみた通過
帯域を含む帯域を有する人工光ALを照射させるように
し、そして、その人工光ALを得る投光器Pの疑似発光
面体Qからみた斜め前下方の位置を適当に選定しておけ
ば、人工光ALを、その大部分について、薄膜光学色フ
ィルタ3の表面4に、それを構成している基体1の斜め
前方上向き帯状表面部2A上の斜め前下向き帯状表面部
4Aにおいて、照射させることができる。
【0084】そして、そのようにして薄膜光学色フィル
タ3の斜め前下向き帯状表面部4Aを直接的に照射する
人工光ALは、薄膜光学色フィルタ3内に、その斜め前
方下向き帯状表面部4Aを通って入射し、次で、基体1
の斜め前下向き帯状表面部2Aに入射する。この場合、
基体1の斜め前方下向き帯状表面部2Aが、滑らかな反
射面Sである。このため、基体1の斜め前方下向き帯状
表面部2Aに入射する人工光ALは、基体1の斜め前方
下向き帯状表面部2Aにおいて、ほとんど乱反射せず
に、斜め前下方向に向って直接的に反射する。そして、
その斜め前下方に向う反射光は、薄膜光学色フィルタ3
内を再び通り、次で、薄膜光学色フィルタ3の表面4を
構成している斜め前方下向き帯状表面部4Aを通って、
疑似発光面体Qの斜め前下方に向って外部に出射する。
よって、疑似発光面体Qの斜め前下方に向って外部に出
射する人工光ALにもとずく直接的な反射光AL″が得
られる。
【0085】このようにして疑似発光面体Qの斜め前下
方に向って外部に出射して得られる人工光ALにもとず
く反射光AL″は、薄膜光学色フィルタ3内を通って得
られた光である。このため、上述したようにして疑似発
光面体Qの斜め前下方に向って外部に出射して得られる
人工光ALにもとずく反射光AL″は、薄膜光学色フィ
ルタ3の帯域通過特性上でみた通過帯域に応じた色相を
有している。よって、夜間において、大地G上の視者M
に、疑似発光面体Qの斜め前下方位置で、基体1の主表
面2のパタ―ンを、薄膜光学色フィルタ3の帯域通過特
性上でみた通過帯域に応じた色相で、感知させることが
できる。
【0086】以上のことから、図1及び図2に示す本発
明による疑似発光面体Qによれば、図39及び図40で
前述した従来の疑似発光面体Qの場合と同様に、疑似発
光面体Qを、屋外の例えば大地G上に、高い位置におい
て配置することによって、昼間において、太陽光SLの
照射を受けさせ、夜間において、大地G上の疑似発光面
体Qからみて斜め前下方位置に配された投光器Pからの
人工光ALの照射を受けさせるようにすれば、図39及
び図40で前述した従来の疑似発光面体の場合に準じ
て、大地G上の視者Mに、昼間においても、また夜間に
おいても、疑似発光面体Qからみた斜め前下方の位置
で、基体1の主表面2のパタ―ンを、薄膜光学色フィル
タ3の帯域通過特性上でみた通過帯域に応じた色相で、
感知させることができる。
【0087】しかしながら、図1及び図2に示す本発明
による疑似発光面体の場合、人工光ALが、図39及び
図40で前述した従来の疑似発光面体Qの場合で前述し
た理由によって、太陽光SLに比し格段的に低いエネル
ギしか有していず、このため、昼間において疑似発光面
体Qが照射を受ける太陽光のエネルギと、夜間において
疑似発光面体Qが照射を受ける人工光のエネルギとの間
に、前者が後者に比し格段的に大である関係で、格段的
に大きなエネルギ差を有していても、昼間において視者
Mに基体1の主表面2のパタ―ンを感知させるのが、太
陽光SLにもとずく散乱光SL′の一部であるのに対
し、夜間において視者Mに基体1の主表面2のパタ―ン
を感知させるのが、人工光ALにもとずく、散乱光の一
部ではない直接的な反射光AL″である。
【0088】このため、基体1の材料を適当に選定する
などによって、基体1に比較的高い反射率を有せしめ、
それによって、夜間において、視者Mに、基体1の主表
面2のパタ―ンを暗く感じさせないで感知させることが
できるようにしても、昼間において、視者Mに、基体1
の主表面2のパタ―ンを、眩しさを伴なわせることなし
に、薄膜光学色フィルタ3の帯域通過特性上でみた通過
帯域に応じた色相で感知させることができ、また、基体
1の材料を適当に選定するなどによって、基体1に、比
較的低い反射率を有せしめ、それによって、昼間におい
て、視者Mに基体1の主表面2のパタ―ンを眩しさを伴
うことなしに感知させることができるようにしても、夜
間において、視者Mに、基体1の主表面2のパタ―ン
を、暗く感じさせることなしに、薄膜光学色フィルタ3
の帯域通過特性上でみた通過帯域に応じた色相で感知さ
せることができる。
【0089】さらに、図1及び図2に示す本発明による
疑似発光面体によれば、上述したように、基体1の主表
面2を構成している斜め前方上向き帯状表面部2Aが、
滑らかな反射面SRでなるとともに、縦断面上でみて斜
め前下方に凹に弯曲して延長し且つ横断面上でみて直線
的に延長している面CLでなるので、疑似発光面体Qの
斜め前下方に向って外部に出射する人工光ALにもとず
く反射光AL″が、左右方向(水平方向)に不必要に拡
がって得られない。このため、夜間において、視者Mが
大地G上で基体1の主表面2のパタ―ンを感知できる左
右方向の範囲に、ある程度の制限を伴うとしても、視者
Mに、基体1の主表面2のパタ―ンを、大地G上のある
程度制限された左右方向の範囲内で、明るく感知させる
ことができる。
【0090】また、図1及び図2に示す本発明による疑
似発光面体による場合、基体1を、可撓性をほとんど有
しないものとすることができるが、可撓性を有するシ―
ト状にし、従って、疑似発光面体Qを可撓性を有するシ
―ト状にすることができる。そして、疑似発光面体Q
を、そのように可撓性を有するシ―ト状にすれば、疑似
発光面体Qを筒状に丸めて持運びができるので、その持
運びが便であるとともに、その疑似発光面体Qを、上述
したように、屋外の例えば大地G上に、高い位置におい
て、支持体Hを用いて配置するときに、その疑似発光面
体Qを広げて、支持体H上に貼着させさえすればよいの
で、疑似発光面体Qを用いるようにするまでの間におけ
る取扱いが便である。
【0091】また、図1及び図2に示す本発明による疑
似発光面体Qによれば、上述したようにして、薄膜光学
色フィルタ3の斜め前方上向きの帯状表面部4Bを照射
する太陽光SLは、上述したように、薄膜光学色フィル
タ3内に乱入射するが、その場合、太陽光SLは、薄膜
光学色フィルタ3の斜め前方上向き帯状表面部4Bにお
いて、一部表面反射し、そして、その一部表面反射光
が、疑似発光面体Qの斜め前下方に向うのを予儀なくさ
れる。ところで、その疑似発光面体Qの斜め前下方向に
向う一部表面反射光は、薄膜光学色フィルタ3内を通っ
ていないため、太陽光SLの色相(白色相)を有してい
る。このため、上述した太陽光SLにもとずく疑似発光
面体Qの斜め前下方向に向う一部表面反射光が、疑似発
光面体Qの斜め前下方の位置で基体1の主表面2のパタ
―ンを薄膜光学色フィルタ3の帯域通過特性でみた通過
帯域に応じた色相で感知している大地G上の視者Mによ
って感知されるように向うとすれば、昼間において、大
地G上の視者Mは、基体1の主表面2のパタ―ンを、太
陽光SLの色相がかっている(白味がかっている)、彩
度の低い、薄膜光学色フィルタ3の通過帯域に応じた色
相で感知するのを予儀なくされる。
【0092】しかしながら、図1及び図2に示す本発明
による疑似発光面体Qによれば、薄膜光学色フィルタ3
の斜め前方上向き帯状表面部4Bが粗面Kであるので、
太陽光SLが薄膜光学色フィルタ3の斜め前方上向き帯
状表面部4Bにおいて一部表面反射しても、その一部表
面反射光は散乱光で得られる。このため、昼間におい
て、太陽光SLの、薄膜光学色フィルタ3の斜め前方上
向き帯状表面部4Bにおける一部表面反射光が、疑似発
光面体Qの斜め前方下方向の位置で基体1の主表面2の
パタ―ンを薄膜光学色フィルタ3の通過帯域に応じた色
相で感知している大地G上の視者Mによって感知される
ように向うとしても、そのように大地G上の視者Mによ
って感知されるように向う一部表面反射光は、わずかで
しかない。従って、昼間において、大地G上の視者M
に、基体1の主表面2のパタ―ンを、ほとんど白味がか
っていない、彩度の高い、薄膜光学色フィルタ3の通過
帯域に応じた色相で感知させることができる。
【0093】さらに、図1及び図2に示す本発明による
疑似発光面体Qによれば、上述したようにして、薄膜光
学色フィルタ3の斜め前方下向き帯状表面部4Aを直線
的に照射する人工光ALは、上述したように、薄膜光学
色フィルタ3内に、その前方下向き帯状表面部4Aを通
って入射するが、その場合、人工光ALは、薄膜光学色
フィルタ3の前方下向き帯状表面部4Aにおいて一部表
面反射し、そして、その一部表面反射光が、疑似発光面
体Qの斜め前下方に向うのを予儀なくされる。ところ
で、その疑似発光面体Qの斜め前下方向に向う一部反射
光は、薄膜光学色フィルタ3内を通っていないため、人
工光ALの色相(人工光ALの色相が白色相である場
合、白色相)を有している。このため、上述した人工光
ALにもとずく疑似発光面体Qの斜め前下方向に向う一
部表面反射光が、疑似発光面体Qの斜め前下方の位置で
基体1の主表面2のパタ―ンを薄膜光学色フィルタ3の
帯域通過特性でみた通過帯域に応じた色相で感知してい
る大地G上の視者Mによって感知されるように向うとす
れば、夜間において、大地G上の視者Mは、基体1の主
表面2のパタ―ンを、人工光ALの色相がかっている
(人工光ALの色相が白色相である場合、白味がかって
いる)、彩度の低い、薄膜光学色フィルタ3の通過帯域
に応じた色相で感知するのを予儀なくされる。
【0094】しかしながら、図1及び図2に示す本発明
による疑似発光面体Qによれば、薄膜光学色フィルタ3
の基体1側とは反対側の表面4を構成している斜め前方
下向き帯状表面部4Aが、縦断面上でみて直線的に延長
し且つ横断面上でみて直線的に延長している滑らかな面
LLでなり、従って滑らかな平面SFでなるので、人工
光ALの疑似発光面体Qへの照射方向、従って人工光A
Lのための投光器Pの位置を、人工光ALが滑らかな平
面SFを垂直に照射し、それによって、人工光ALの一
部反射光が投光器Pの方向に向うようにするなど、人工
光ALの一部表面反射光が、大地G上の視者Mの方向に
向わないように予め選定しておくことによって、夜間に
おいて、大地G上の視者Mに、基体1の主表面2のパタ
―ンを、ほとんど人工光ALの色相がかっていない(人
工光の色相が白色相である場合、白味がかっていな
い)、彩度の高い、薄膜光学色フィルタ3の通過帯域に
応じた色相で感知させることができる。
【0095】以上のことから、図1及び図2に示す本発
明による疑似発光面体Qによれば、昼間においても、ま
た夜間においても、大地G上の視者Mに、基体1の主表
面2のパタ―ンを、彩度の高い、薄膜光学色フィルタ3
の通過帯域に応じた色相で感知させることができる。
【0096】さらに、図1及び図2に示す本発明による
疑似発光面体Qによれば、基体1の主表面2を構成して
いる斜め前方下向き帯状表面部2Aが、滑らかな反射面
SRでなるとともに、縦断面上でみて斜め前下方に凹に
弯曲して延長し且つ横断面上でみて直線的に延長してい
る面CLでなるため、その面CLの縦断面上でみて斜め
前下方に凹に弯曲している度合、弯曲の向きなどを予め
適当に選定しておけば、薄膜光学色フィルタ3の表面4
が投光器Pからの人工光ALによって照射されることに
よって薄膜光学色フィルタ3内に入射し、次で基体1の
斜め前方下向き帯状表面部2A乃至基体1の斜め前方下
向き帯状表面部2A側部内において反射して得られる、
人工光ALの反射光を、薄膜光学色フィルタ3の斜め前
方上向き帯状表面部4Bの下側部に通すことなしに、薄
膜光学色フィルタ3の前方下向き帯状表面部4Aだけに
通して、疑似発光面体Qの外部に、疑似発光面体Qの斜
め前下方向に向って出射させるようにすることができ、
しかも、その人工光ALの反射光を、疑似発光面体Qの
斜め前下方向に向って疑似発光面体Qからみて広い角範
囲で出射させるようにすることができる。このため、人
工光ALの、基体1の斜め前方下向き帯状表面部2A乃
至基体1の斜め前方下向き帯状表面部2A側部において
反射して得られる反射光が、薄膜光学色フィルタ3の斜
め前方上向き帯状表面部4Bの下側部を通ることによっ
て、散乱光になって疑似発光面体Qの外部に出射し、そ
の散乱光の一部だけが、疑似発光面体Qの斜め前下方向
に向う、ということになったり、また、人工光ALの上
述した反射光が、疑似発光面体Qの斜め前下方向に向っ
て、疑似発光面体Qからみて狭い角範囲でしか出射しな
い、ということになったりしないようにさせることがで
きる。
【0097】以上のことから、図1及び図2に示す本発
明による疑似発光面体Qによれば、夜間において、大地
G上の視者Mに、大地G上の広い位置範囲において、基
体1の主表面2のパタ―ンを、高い明度と、薄膜光学色
フィルタ3の通過帯域に応じた色相で感知させることが
できる。
【0098】
【実施例2】次に、図4及び図5を伴って、本発明によ
る疑似発光面体の第2の実施例を述べよう。図4及び図
5において、図1及び図2との対応部分には同一符号を
付し、詳細説明を省略する。
【0099】図4及び図5に示す本発明による疑似発光
面体は、図1及び図2で上述した本発明による疑似発光
面体の第1の実施例において、基体1の主表面2を構成
している斜め前方上向き帯状表面部2Bが、平面上に延
長している滑らかな反射面SRでなるのに代え、平面上
に延長している乱反射面DRまたは凹凸反射面URでな
ることを除いて、図1及び図2で上述した本発明による
疑似発光面体の第1の実施例と同様の構成を有する。
【0100】このような構成を有する本発明による疑似
発光面体によれば、上述した事項を除いて、図1及び図
2で上述した本発明による疑似発光面体の場合と同様の
構成を有するので、詳細説明は省略するが、図1及び図
2で上述した本発明による疑似発光面体の場合と同様の
作用効果が得られることは明らかである。
【0101】ただし、図4及び図5に示す本発明による
疑似発光面体の場合、基体1の主表面2を構成している
斜め前方上向き帯状表面部2Bが乱反射面DRまたは凹
凸反射面URでなるので、昼間において、太陽光SL
が、薄膜光学色フィルタ3内に、斜め前上方から乱入射
し、次で、基体1の斜め前方上向き帯状表面部2B乃至
基体1の斜め前方上向き帯状表面部2B側で反射すると
き、その太陽光SLの反射光は乱反射光になる。そし
て、その乱反射光が、薄膜光学色フィルタ3内を再度通
って前方外部に乱出射する。従って、疑似発光面体Qの
前方外部に出射して得られる太陽光SLにもとずく散乱
光SL′が、図1及び図2で上述した本発明による疑似
発光面体の場合に比しより散乱している。
【0102】このため、昼間において、太陽光SLのエ
ネルギが比較的大であることによって、図1及び図2で
上述した本発明による疑似発光面体Qの場合に、視者M
に、基体1のパタ―ンを、眩しさを伴わせて感知させる
ときであっても、視者Mに、基体1のパタ―ンを、その
ような眩しさを伴わせることなしに、薄膜光学色フィル
タ3の帯域通過特性上でみた帯域通過に応じた色相で、
感知させることができる。
【0103】
【実施例3】次に、図6及び図7を伴って、本発明によ
る疑似発光面体の第3の実施例を述べよう。
【0104】図6及び図7において、図1及び図2との
対応部分には同一符号を付し、詳細説明を省略する。
【0105】図6及び図7に示す本発明による疑似発光
面体は、図1及び図2で上述した本発明による疑似発光
面体の第1の実施例において、その基体1の斜め前方下
向き帯状表面部2Aが、滑らかな反射面SRでなるとと
もに、縦断面上でみて斜め前下方に凹に弯曲して延長し
且つ横断面上でみて直線的に延長している面CLでなる
のに代え、滑らかな反射面SRでなるが、縦断面上でみ
て斜め前下方に凹に弯曲して延長し且つ横断面上でみて
繰返し前下方に凸に弯曲している面CVでなり、これに
応じて、薄膜光学色フィルタ3の斜め前方下向き帯状表
面部4Aが、滑らかな面Sでなるとともに、縦断面上で
みて直線的に延長し且つ横断面上でみて繰返し前下方に
凸に弯曲している面LVでなることを除いて、図1及び
図2で上述した本発明による疑似発光面体の第1の実施
例と同様の構成を有する。
【0106】このような構成を有する本発明による疑似
発光面体によれば、上述した事項を除いて、図1及び図
2で上述した本発明による疑似発光面体の場合と同様の
構成を有するので、詳細説明は省略するが、図1及び図
2で上述した本発明による疑似発光面体の場合と同様の
作用効果が得られることは明らかである。
【0107】ただし、図6及び図7に示す本発明による
疑似発光面体の場合、基体1の主表面2を構成している
斜め前方下向き帯状表面部2Aが、滑らかな反射面SR
でなるとともに、縦断面上でみて斜め前下方に凹に弯曲
して延長し且つ横断面上でみて繰返し前下方に凸に弯曲
している面CVでなるので、疑似発光面体Qの斜め前下
方に向って外部に出射する人工光ALにもとずく反射光
AL″が、図8に示すように、左右方向(水平方向)拡
がって得られる。このため、基体1の斜め前方下向き帯
状表面部2Aが、滑らかな反射面SRでなるとともに、
縦断面上でみて斜め前下方に凹に弯曲して延長し且つ横
断面上でみて繰返し前下方に凸に弯曲している面CVで
なるとする、その面CVの繰返し前下方に凸に弯曲して
いる弯曲の形状を適当に選定しておくことによって、夜
間において、視者Mが基体1の主表面2のパタ―ンを感
知できる左右方向(水平方向)の範囲に、制限を実質的
に伴わせなくすることができる。
【0108】
【実施例4】次に、図9及び図10を伴って、本発明に
よる疑似発光面体の第4の実施例を述べよう。
【0109】図9及び図10において、図6及び図7と
の対応部分には同一符号を付し、詳細説明を省略する。
【0110】図9及び図10に示す本発明による疑似発
光面体は、図6及び図7で上述した本発明による疑似発
光面体の第3の実施例において、その基体1の主表面2
を構成している斜め前方上向き帯状表面部2Bが、平面
上に延長している滑らかな反射面SRでなるのに代え、
図4及び図5で上述した本発明による疑似発光面体の第
2の実施例の場合と同様に、乱反射面DRまたは凹凸反
射面URでなることを除いて、図6及び図7で上述した
本発明による疑似発光面体の第3の実施例と同様の構成
を有する。
【0111】このような構成を有する本発明による疑似
発光面体によれば、上述した事項を除いて、図6及び図
7で上述した本発明による疑似発光面体の場合と同様の
構成を有するので、詳細説明は省略するが、図6及び図
7で上述した本発明による疑似発光面体の場合と同様の
作用効果が得られるとともに、図4及び図5で上述した
本発明による疑似発光面体の場合と同様の作用効果が得
られることは明らかである。
【0112】
【実施例5】次に、図11及び図12を伴って本発明に
よる疑似発光面体の第5の実施例を述べよう。
【0113】図11及び図12において、図1及び図2
との対応部分には同一符号を付して示す。
【0114】図11及び図12に示す本発明による疑似
発光面体は、次に述べる構成を有する。
【0115】すなわち、基体1と、その主表面2上に形
成されている反射膜5と、その反射膜5の基体1側とは
反対側の表面6上に形成されている薄膜光学色フィルタ
3とを有する。
【0116】この場合、基体1の主表面2が、図1及び
図2で上述した本発明による疑似発光面体の場合と同様
に、幅方向を上下方向とする斜め前方下向き帯状表面部
2Aと、幅方向を上下方向とする斜め前方上向き帯状表
面部2Bとが順次交互に上下方向に並置配列されている
面でなる。
【0117】しかしながら、基体1の主表面2を構成し
ている斜め前方下向き帯状表面部2Aが、滑らかな面S
でなるとともに、縦断面上でみて斜め前下方に凹に弯曲
して延長し且つ横断面上でみて直線的に延長している面
CLでなる。また、基体1の主表面2を構成している斜
め前方上向き帯状表面部2Bが、平面上に延長している
滑らかな面Sでなる。
【0118】さらに、反射膜5の基体1側とは反対側の
表面6を構成している、基体1の斜め前方下向き帯状表
面部2A上の斜め前方下向き帯状表面部6Aが、図1及
び図2で上述した本発明による疑似発光面体における基
体1の主表面2を構成している斜め前方下向き帯状表面
部2Aと同様に、滑らかな反射面SRでなるとともに、
基体1の斜め前方下向き帯状表面部2Aに応じて、縦断
面上でみて斜め前下方に凹に弯曲して延長し且つ横断面
上でみて直線的に延長している面CLでなる。
【0119】また、反射膜5の基体1側とは反対側の表
面6を構成している、基体1の斜め前方上向き帯状表面
部2B上の斜め前方上向き帯状表面部6Bが、図1及び
図2で上述した本発明による疑似発光面体における基体
1の主表面2を構成している斜め前方上向き帯状表面部
2Bと同様に、平面上に延長している滑らかな反射面S
Rでなる。
【0120】さらに、薄膜光学色フィルタ3の反射膜5
側とは反対側の表面4を構成している、反射膜5の斜め
前方下向き帯状表面部6A上の斜め前方下向き帯状表面
部4Aが、図1及び図2で上述した本発明による疑似発
光面体の場合と同様に、滑らかな面Sでなるとともに、
縦断面上でみて直線的に延長し且つ横断面上でみて直線
的に延長している面LLでなり、従って、斜め前方下向
き帯状表面部4Aが滑らかな平面SFでなる。
【0121】また、薄膜光学色フィルタ3の反射膜5側
とは反対側の表面4を構成している、反射膜5の斜め前
方上向き帯状表面部6B上の斜め前方上向き帯状表面部
4Bも、図1及び図2で上述した本発明による疑似発光
面体の場合と同様に、平面上に延長している、粗面Kで
なる。
【0122】以上が、本発明による疑似発光面体Qの第
5の実施例の構成である。
【0123】このような構成を有する本発明による疑似
発光面体Qによれば、反射膜5の表面6が、図1及び図
2で上述した本発明による疑似発光面体における基体1
の主表面2に全く対応していることが明らかであるの
で、詳細説明は省略するが、図1及び図2で上述した本
発明による疑似発光面体において、基体1の表面2を反
射膜5の表面6と読み替え、さらに、基体1の斜め前方
下向き帯状表面部2A及び斜め前方上向き帯状表面部2
Bを反射膜5の斜め前方下向き帯状表面部6A及び斜め
前方上向き帯状表面部6Bとそれぞれ読み替えた、図1
及び図2で上述した本発明による疑似発光面体の場合と
同様の作用効果が得られることは明らかである。
【0124】
【実施例6】次に、図13及び図14を伴って、本発明
による疑似発光面体の第6の実施例を述べよう。
【0125】図13及び図14において、図11及び図
12との対応部分には同一符号を付し、詳細説明を省略
する。
【0126】図13及び図14に示す本発明による疑似
発光面体は、図11及び図12で上述した本発明による
疑似発光面体の第5の実施例において、基体1の前方上
向き帯状表面部2Bが、平面上に延長している滑らかな
面Sでなるのに代え、乱面Dまたは凹凸面Uでなり、こ
れに応じて、反射膜5の斜め前方上向き帯状表面部6B
が、平面上に延長している滑らかな反射面SRでなるの
に代え、図4及び図5で上述した本発明による疑似発光
面体の場合の基体1の斜め前方上向き帯状表面部2Bと
同様に、乱反射面DRまたは凹凸反射面URでなること
を除いて、図11及び図12で上述した本発明による疑
似発光面体の第7の実施例と同様の構成を有する。
【0127】このような構成を有する本発明による疑似
発光面体によれば、上述した事項を除いて、図17及び
図18で上述した本発明による疑似発光面体の場合と同
様の構成を有するので、詳細説明は省略するが、図11
及び図12で上述した本発明による疑似発光面体の場合
と同様の作用効果が得られるとともに、図4及び図5で
上述した本発明による疑似発光面体の場合と同様の作用
効果が得られることは明らかである。
【0128】
【実施例7】次に、図15及び図16を伴って、本発明
による疑似発光面体の第7の実施例を述べよう。
【0129】図15及び図16において、図11及び図
12との対応部分には同一符号を付し、詳細説明を省略
する。
【0130】図15及び図16に示す本発明による疑似
発光面体は、図11及び図12で上述した本発明による
疑似発光面体の第5の実施例において、基体1の斜め前
方下向き帯状表面部2Aが、滑らかな面Sでなるととも
に、縦断面上でみて斜め前下方に凹に弯曲して延長し且
つ横断面上でみて直線的に延長している面CLでなり、
これに応じて、反射膜5の斜め前方下向き帯状表面部6
Aが、滑らかな反射面SRでなるとともに、縦断面上で
みて斜め前下方に凹に弯曲して延長し且つ横断面上でみ
て直線的に延長している面CLでなるのに代え、図6及
び図7で上述した本発明による疑似発光面体における基
体1の斜め前方下向き帯状表面部2Aの場合に準じて、
基体1の斜め前方下向き帯状表面部2Aが、滑らかな面
Sでなるとともに、縦断面上でみて斜め前下方に凹に弯
曲して延長し且つ横断面上でみて繰返し斜め前下方に凸
に弯曲して延長している面CVでなり、これに応じて、
反射膜5の斜め前方下向き帯状表面部6Aが、滑らかな
反射面SRでなるとともに、縦断面上でみて斜め前下方
に凹に弯曲して延長し且つ横断面上でみて繰返し前下方
に凸に弯曲して延長している面CVでなり、また、これ
に応じて、薄膜光学色フィルタ3の斜め前方下向き帯状
表面部4Aが、滑らかな面Sでなるとともに、縦断面上
でみて直線的に延長し且つ横断面上でみて繰返し前下方
に凸に弯曲している面LVでなることを除いて、図11
及び図12で上述した本発明による疑似発光面体の第5
の実施例と同様の構成を有する。
【0131】このような構成を有する本発明による疑似
発光面体によれば、上述した事項を除いて、図11及び
図12で上述した本発明による疑似発光面体の場合と同
様の構成を有するので、詳細説明は省略するが、図11
及び図12で上述した本発明による疑似発光面体の場合
と同様の作用効果が得られるとともに、図6及び図7で
上述した本発明による疑似発光面体の場合と同様の作用
効果が得られることは明らかである。
【0132】
【実施例8】次に、図17及び図18を伴って、本発明
による疑似発光面体の第8の実施例を述べよう。
【0133】図17及び図18において、図15及び図
16との対応部分には同一符号を付し、詳細説明を省略
する。
【0134】図17及び図18に示す本発明による疑似
発光面体は、図15及び図16で上述した本発明による
疑似発光面体の第7の実施例において、基体1の前方上
向き帯状表面部2Bが、平面上に延長している滑らかな
面Sでなるのに代え、乱面Dまたは凹凸面Uでなり、こ
れに応じて、反射膜5の斜め前方上向き帯状表面部6B
が、平面上に延長している滑らかな反射面SRでなるの
に代え、図13及び図14で上述した本発明による疑似
発光面体の第6の実施例の場合と同様に、乱反射面DR
または凹凸反射面URでなることを除いて、図15及び
図16で上述した本発明による疑似発光面体の第7の実
施例と同様の構成を有する。
【0135】このような構成を有する本発明による疑似
発光面体によれば、上述した事項を除いて、図15及び
図16で上述した本発明による疑似発光面体の場合と同
様の構成を有するので、詳細説明は省略するが、図15
及び図16で上述した本発明による疑似発光面体の場合
と同様の作用効果が得られるとともに、図13及び図1
4で上述した本発明による疑似発光面体の場合と同様の
作用効果が得られることは明らかである。
【0136】
【実施例9】次に、図19及び図20を伴って、本発明
による疑似発光面体用基体の第1の実施例を述べよう。
【0137】図19及び図20において、図1及び図2
との対応部分には同一符号を付し、詳細説明を省略す
る。
【0138】図19及び図20に示す本発明による疑似
発光面体用基体は、符号Bで示され、図1及び図2で上
述した本発明による疑似発光面体Qの第1の実施例にお
いて、その薄膜光学色フィルタ3が省略されていること
を除いて、図1及び図2で上述した本発明による疑似発
光面体の第1の実施例と同様の構成を有する。
【0139】このような構成を有する本発明による疑似
発光面体用基体Bによれば、上述した事項を除いて、図
1及び図2で上述した本発明による疑似発光面体Qの場
合と同様の構成を有するので、基体1の主表面2上に、
図1及び図2で上述した本発明による疑似発光面体Qに
おける薄膜光学色フィルタ3を形成しさえすれば、図1
及び図2で上述した本発明による疑似発光面体Qを得る
ことができる。
【0140】よって、図19及び図20に示す本発明に
よる疑似発光面体用基体Bによれば、それを用いて、図
1及び図2で上述した優れた作用効果を呈する本発明に
よる疑似発光面体Qを容易に得ることができる。
【0141】
【実施例10】次に、図21及び図22を伴って、本発
明による疑似発光面体用基体の第2の実施例を述べよ
う。
【0142】図21及び図22において、図4及び図5
との対応部分には同一符号を付し、詳細説明を省略す
る。
【0143】図21及び図22に示す本発明による疑似
発光面体用基体Bは、図4及び図5で上述した本発明に
よる疑似発光面体の第2の実施例において、その薄膜光
学色フィルタ3が省略されていることを除いて、図4及
び図5で上述した本発明による疑似発光面体の第2の実
施例と同様の構成を有する。
【0144】このような構成を有する本発明による疑似
発光面体用基体Bによれば、上述した事項を除いて、図
4及び図5で上述した本発明による疑似発光面体Qの場
合と同様の構成を有するので、基体1の主表面2上に、
図4及び図5で上述した本発明による疑似発光面体Qに
おける薄膜光学色フィルタ3を形成しさえすれば、図4
及び図5で上述した本発明による疑似発光面体Qを得る
ことができる。
【0145】よって、図21及び図22に示す本発明に
よる疑似発光面体用基体Bによれば、それを用いて、図
4及び図5で上述した優れた作用効果を呈する本発明に
よる疑似発光面体Qを容易に得ることができる。
【0146】
【実施例11】次に、図23及び図24を伴って、本発
明による疑似発光面体用基体の第3の実施例を述べよ
う。
【0147】図23及び図24において、図6及び図7
との対応部分には同一符号を付し、詳細説明を省略す
る。
【0148】図23及び図24に示す本発明による疑似
発光面体用基体Bは、図6及び図7で上述した本発明に
よる疑似発光面体の第3の実施例において、その薄膜光
学色フィルタ3が省略されていることを除いて、図6及
び図7で上述した本発明による疑似発光面体Qの第3の
実施例と同様の構成を有する。
【0149】このような構成を有する本発明による疑似
発光面体用基体Bによれば、上述した事項を除いて、図
6及び図7で上述した本発明による疑似発光面体Qの場
合と同様の構成を有するので、基体1の主表面2上に、
図6及び図7で上述した本発明による疑似発光面体にお
ける薄膜光学色フィルタ3を形成しさえすれば、図6及
び図7で上述した本発明による疑似発光面体Qを得るこ
とができる。
【0150】よって、図23及び図24に示す本発明に
よる疑似発光面体用基体Bによれば、それを用いて、図
6及び図7で上述した優れた作用効果を呈する本発明に
よる疑似発光面体Qを容易に得ることができる。
【0151】
【実施例12】次に、図25及び図26を伴って、本発
明による疑似発光面体用基体の第4の実施例を述べよ
う。
【0152】図25及び図26において、図9及び図1
0との対応部分には同一符号を付し、詳細説明を省略す
る。
【0153】図25及び図26に示す本発明による疑似
発光面体用基体Bは、図9及び図10で上述した本発明
による疑似発光面体の第4の実施例において、その薄膜
光学色フィルタ3が省略されていることを除いて、図9
及び図10で上述した本発明による疑似発光面体Qの第
4の実施例と同様の構成を有する。
【0154】このような構成を有する本発明による疑似
発光面体用基体Bによれば、上述した事項を除いて、図
9及び図10で上述した本発明による疑似発光面体Qの
場合と同様の構成を有するので、基体1の主表面2上
に、図9及び図10で上述した本発明による疑似発光面
体Qにおける薄膜光学色フィルタ3を形成しさえすれ
ば、図9及び図10で上述した本発明による疑似発光面
体Qを得ることができる。
【0155】よって、図25及び図26に示す本発明に
よる疑似発光面体用基体Bによれば、それを用いて、図
9及び図10で上述した優れた作用効果を呈する本発明
による疑似発光面体を容易に得ることができる。
【0156】
【実施例13】次に、図27及び図28を伴って、本発
明による疑似発光面体用基体の第5の実施例を述べよ
う。
【0157】図27及び図28において、図11及び図
12との対応部分には同一符号を付し、詳細説明を省略
する。
【0158】図27及び図28に示す本発明による疑似
発光面体用基体Bは、図11及び図12で上述した本発
明による疑似発光面体Qの第5の実施例において、その
薄膜光学色フィルタ3が省略されていることを除いて、
図11及び図12で上述した本発明による疑似発光面体
の第5の実施例と同様の構成を有する。
【0159】このような構成を有する本発明による疑似
発光面体用基体Bによれば、上述した事項を除いて、図
11及び図12で上述した本発明による疑似発光面体Q
の場合と同様の構成を有するので、反射膜5の表面6上
に、図11及び図12で上述した本発明による疑似発光
面体Qにおける薄膜光学色フィルタ3を形成しさえすれ
ば、図11及び図12で上述した本発明による疑似発光
面体Qを得ることができる。
【0160】よって、図27及び図28に示す本発明に
よる疑似発光面体用基体Bによれば、それを用いて、図
11及び図12で上述した優れた作用効果を呈する本発
明による疑似発光面体Qを容易に得ることができる。
【0161】
【実施例14】次に、図29及び図30を伴って、本発
明による疑似発光面体用基体の第6の実施例を述べよ
う。
【0162】図29及び図30において、図13及び図
14との対応部分には同一符号を付し、詳細説明を省略
する。
【0163】図29及び図30に示す本発明による疑似
発光面体用基体Bは、図13及び図14で上述した本発
明による疑似発光面体の第6の実施例において、その薄
膜光学色フィルタ3が省略されていることを除いて、図
13及び図14で上述した本発明による疑似発光面体の
第6の実施例と同様の構成を有する。
【0164】このような構成を有する本発明による疑似
発光面体用基体Bによれば、上述した事項を除いて、図
13及び図14で上述した本発明による疑似発光面体Q
の場合と同様の構成を有するので、反射膜5の表面6上
に、図13及び図14で上述した本発明による疑似発光
面体における薄膜光学色フィルタ3を形成しさえすれ
ば、図13及び図14で上述した本発明による疑似発光
面体Qを得ることができる。
【0165】よって、図29及び図30に示す本発明に
よる疑似発光面体用基体Qによれば、それを用いて、図
13及び図14で上述した優れた作用効果を呈する本発
明による疑似発光面体Qを容易に得ることができる。
【0166】
【実施例15】次に、図31及び図32を伴って、本発
明による疑似発光面体用基体の第7の実施例を述べよ
う。
【0167】図31及び図32において、図15及び図
16との対応部分には同一符号を付し、詳細説明を省略
する。
【0168】図31及び図32に示す本発明による疑似
発光面体用基体Bは、図15及び図16で上述した本発
明による疑似発光面体Qの第7の実施例において、その
薄膜光学色フィルタ3が省略されていることを除いて、
図15及び図16で上述した本発明による疑似発光面体
の第7の実施例と同様の構成を有する。
【0169】このような構成を有する本発明による疑似
発光面体用基体Bによれば、上述した事項を除いて、図
15及び図16で上述した本発明による疑似発光面体Q
の場合と同様の構成を有するので、反射膜5の表面6上
に、図15及び図16で上述した本発明による疑似発光
面体Qにおける薄膜光学色フィルタ3を形成しさえすれ
ば、図15及び図16で上述した本発明による疑似発光
面体Qを得ることができる。
【0170】よって、図31及び図32に示す本発明に
よる疑似発光面体用基体Bによれば、それを用いて、図
15及び図16で上述した優れた作用効果を呈する本発
明による疑似発光面体Qを容易に得ることができる。
【0171】
【実施例16】次に、図33及び図34を伴って、本発
明による疑似発光面体用基体の第8の実施例を述べよ
う。
【0172】図33及び図34において、図17及び図
18との対応部分には同一符号を付し、詳細説明を省略
する。
【0173】図33及び図34に示す本発明による疑似
発光面体用基体Bは、図17及び図18で上述した本発
明による疑似発光面体Qの第8の実施例において、その
薄膜光学色フィルタ3が省略されていることを除いて、
図17及び図18で上述した本発明による疑似発光面体
Qの第8の実施例と同様の構成を有する。
【0174】このような構成を有する本発明による疑似
発光面体用基体Bによれば、上述した事項を除いて、図
17及び図18で上述した本発明による疑似発光面体Q
の場合と同様の構成を有するので、反射膜5の表面6上
に、図17及び図18で上述した本発明による疑似発光
面体Qにおける薄膜光学色フィルタ3を形成しさえすれ
ば、図17及び図18で上述した本発明による疑似発光
面体Qを得ることができる。
【0175】よって、図33及び図34に示す本発明に
よる疑似発光面体用基体Bによれば、それを用いて、図
17及び図18で上述した優れた作用効果を呈する本発
明による疑似発光面体Qを容易に得ることができる。
【0176】
【実施例17】次に、図35を伴って、本発明による疑
似発光面体を用いた書換え可能な表示素子の第1の実施
例を述べよう。
【0177】図35に示す本発明による書換え可能な表
示素子は、上述した本発明による第1の実施例〜第8の
実施例に示す疑似発光面体Qの4つQR、QY、QB及
びQWが、軸受11及び12間に90°づつ順または逆
方向に回動できるように軸支された回動軸13のまわり
に、それと一体に90°の角間隔を保って、配されてい
る構成を有する。
【0178】この場合、疑似発光面体QR、QY、QB
及びQWは、それらが有する薄膜光学色フィルタ3に、
基体1のパタ―ンを、互に異なる例えば赤、黄、青及び
白の色相で、感知させるように、帯域通過特性上でみた
通過帯域を互に異にしている。
【0179】以上が、本発明による疑似発光面体を用い
た書換え可能な表示素子Eの第1の実施例の構成であ
る。
【0180】このような構成を有する本発明による疑似
発光面体を用いた書換え可能な表示素子Eによれば、そ
の前方に、窓15を有する化粧板14を配し、そして、
回動軸13を、適当な手段を用いて、90°づつ順方向
または逆方向に回動させれば、疑似発光面体QR、Q
Y、QB及びQW中の1つを、選択的に、化粧板14の
窓15に臨ませることができる。
【0181】従って、本発明による書換え可能な表示素
子Eを、その前方に、上述したように窓15を有する化
粧板14を配している状態で、第1の実施例〜第8の実
施例で疑似発光面体Qを配したと同様に、屋外の例えば
大地上の高い位置に設置すれば、大地上の視者に、昼間
においても、また夜間においても、化粧板14の窓15
に臨んでいる疑似発光面体QR、QY、QB及びQW中
から選択された1つの疑似発光面体の窓15に臨む領域
のパタ―ンを、いま窓15に臨んでいる疑似発光面体Q
R、QY、QB及びQW中から選択された1つの疑似発
光面体の薄膜光学色フィルタ3の帯域通過特性上でみた
通過帯域に応じた色相(例えば赤、黄、青または白)
で、第1の実施例〜第8の実施例で上述した優れた作用
効果を伴って、感知させることができる。
【0182】よって、図35に示す本発明による書換え
可能な表示素子Eによれば、視者が感知できる色相が書
換え可能である表示装置としての機能を呈する。
【0183】また、このため、図35に示す本発明によ
る書換え可能な表示素子Eによれば、それを、例えば交
通信号表示器に用いることもできる。
【0184】
【実施例18】次に、図36を伴って、本発明による疑
似発光面体を用いた書換え可能な表示素子の第2の実施
例を述べよう。
【0185】図36に示す本発明による疑似発光面体を
用いた書換え可能な表示素子Eは、本発明による第1の
実施例〜第8の実施例で上述した可撓性を有する疑似発
光面体Qの3つQR、QY及びQBが無端ベルト20上
に順次配列されまたは無端ベルト20を構成するように
順次配列され、そして、その無端ベルト20が、支持体
21上に植立された回転軸22及び23間に装架されて
いる構成を有する。
【0186】この場合、疑似発光面体QR、QY及びQ
Bは、それらが有する薄膜光学色フィルタ3が、視者
に、基体1のパタ―ンを感知させるとき、その感知が、
上述した本発明による第17の実施例の場合と同様に、
互に異なる例えば赤、黄及び青の色相で行われるよう
に、帯域通過特性上でみた通過帯域を互に異にしてい
る。
【0187】以上が、本発明による疑似発光面体を用い
た書換え可能な表示素子Eの第2の実施例の構成であ
る。
【0188】このような構成を有する本発明による疑似
発光面体を用いた書換え可能な表示素子Eによれば、そ
の前方に、窓15を有する化粧板14を配し、そして、
回転軸22及び23を、適当な手段を用いて、順方向に
または逆方向に回動させれば、疑似発光面体QR、QY
及びQB中の1つを、選択的に、化粧板14の窓15に
臨ませることができる。
【0189】従って、本発明による書換え可能な表示素
子Eを、その前方に、上述したように窓15を有する化
粧板14を配している状態で、本発明による疑似発光面
体の第1の実施例〜第8の実施例で疑似発光面体Qを配
したと同様に、屋外の例えば大地上の高い位置に設置す
れば、大地上の視者に、昼間においても、また夜間にお
いても、化粧板14の窓15に臨んでいる疑似発光面体
QR、QY及びQB中から選択された1つの疑似発光面
体の窓15に臨む領域のパタ―ンを、いま窓15に臨ん
でいる疑似発光面体QR、QY及びQB中から選択され
た1つの疑似発光面体の薄膜光学色フィルタ3の帯域通
過特性上でみた通過帯域に応じた色相(例えば赤、黄ま
たは青)で、感知させることができる。
【0190】よって、図36に示す本発明による書換え
可能な表示素子Eによる場合も、視者が感知できる色相
が書換え可能である表示素子としての機能を、第1の実
施例〜第8の実施例で上述した優れた作用効果を伴っ
て、呈する。
【0191】また、このため、図36に示す本発明によ
る書換え可能な表示素子Eによる場合も、それを、例え
ば交通信号表示器に用いることもできる。
【0192】
【実施例19】次に、図37を伴って、本発明による疑
似発光面体を用いた固定マトリックス表示装置の実施例
を述べよう。
【0193】図37に示す本発明による疑似発光面体を
用いた固定マトリックス表示装置FMDは、本発明によ
る第1〜第8の実施例で上述した疑似発光面体Qの多数
が、支持板30上にマトリックス状に配列されている構
成を有する。
【0194】この場合、多数の疑似発光面体Q中の一部
の疑似発光面体QAを除いた疑似発光面体(一般にQB
とする)の薄膜光学色フィルタ3について、その薄膜光
学色フィルタ3が、視者に、基体1のパタ―ンを感知さ
せるとき、その感知が、例えば青の色相で行われるよう
な帯域通過特性上の通過帯域を有するとした場合、多数
の疑似発光面体Q中の一部の疑似発光面体QAについ
て、その薄膜光学色フィルタ3が、視者に、基体1のパ
タ―ンを感知されるとき、その感知が疑似発光面体QB
の薄膜光学色フィルタ3の場合とは異なる例えば赤の色
相で行われるような通過帯域を有する。
【0195】そして、多数の疑似発光面体Qが、疑似発
光面体QAによって図示のように例えば文字「A」のパ
タ―ンが得られるように配されている。
【0196】以上が、本発明による疑似発光面体を用い
た固定マトリックス表示装置FMDの実施例である。
【0197】このような本発明による疑似発光面体を用
いた固定マトリックス表示装置FMDによれば、それ
を、屋外の例えば大地上の高い位置に設置すれば、本発
明による疑似発光面体の第1の実施例〜第8の実施例で
疑似発光面体Qを配したと同様に、屋外の例えば大地上
の高い位置に設置すれば、大地の視者に、昼間において
も、また夜間においても、文字「A」のパタ―ンを、疑
似発光面体QAの薄膜光学色フィルタ3の帯域通過特性
上でみた通過帯域に応じた色相(青)で、感知させるこ
とができる。
【0198】また、このため、図37に示す本発明によ
る疑似発光面体を用いた固定マトリックス表示装置FM
Dによれば、それを例えば広告表示器に用いることもで
きる。
【0199】
【実施例20】次に、図38を伴って、本発明による疑
似発光面体を用いたマトリックス表示装置の実施例を述
べよう。
【0200】図38に示す本発明による疑似発光面体を
用いたマトリックス表示装置MDは、本発明による図3
5に示す第17の実施例または図36に示す第18の実
施例で上述した書換え可能な表示素子Eの多数が、支持
枠31内に、マトリックス状に配列されている構成を有
する。
【0201】以上が、本発明による疑似発光面体を用い
たマトリックス表示装置MDの実施例の構成である。
【0202】このような構成を有する本発明による疑似
発光面体を用いたマトリックス表示装置MDによれば、
書換え可能な表示素子Eが、本発明による第17の実施
例または第18の実施例で上述したように、視者が感知
できる色相が書換え可能な表示素子としての機能を呈す
るので、視者に、昼間においても、夜間においても、文
字、図形、模様などのパタ―ンを、色相を伴って感知さ
せることができる。
【0203】なお、上述においては、本発明のわずかな
実施例を示したに留まり、上述した各実施例において、
基体1の斜め前方下向き帯状表面部2Aを、縦断面上で
みて直線的に延長している滑らかな面とすることもで
き、また、上述した反射膜5を有する各実施例におい
て、反射膜5の斜め前方下向き帯状表面部6Aを、縦断
面上でみて直線的に延長している滑らかな反射面とする
こともできる。
【0204】また、図13及び図14に示す第6の実施
例、及び図17及び図18に示す第8の実施例におい
て、基体1の斜め前方上向きの帯状表面部2Bを、縦断
面上でみて滑らかな面とすることもでき、その他、本発
明の精神を脱することなしに、種々の変型、変更をなし
得るであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による疑似発光面体の第1の実施例を示
す略線的縦断面図である。
【図2】本発明による疑似発光面体の第1の実施例を示
す、一部を切欠して表している略線的正面図である。
【図3】図1及び図2に示す本発明による疑似発光面体
の第1の実施例の説明に供する略線図である。
【図4】本発明による疑似発光面体の第2の実施例を示
す略線的縦断面図である。
【図5】本発明による疑似発光面体の第2の実施例を示
す、一部を切欠して表している略線的正面図である。
【図6】本発明による疑似発光面体の第3の実施例を示
す略線的縦断面図である。
【図7】本発明による疑似発光面体の第3の実施例を示
す、一部を切欠して表している略線的正面図である。
【図8】図6及び図7に示す本発明による疑似発光面体
の第3の実施例の説明に供する略線図である。
【図9】本発明による疑似発光面体の第4の実施例を示
す略線的縦断面図である。
【図10】本発明による疑似発光面体の第4の実施例を
示す、一部を切欠して表している略線的正面図である。
【図11】本発明による疑似発光面体の第5の実施例を
示す略線的縦断面図である。
【図12】本発明による疑似発光面体の第5の実施例を
示す、一部を切欠して表している略線的正面図である。
【図13】本発明による疑似発光面体の第6の実施例を
示す略線的縦断面図である。
【図14】本発明による疑似発光面体の第6の実施例を
示す、一部を切欠して表している略線的正面図である。
【図15】本発明による疑似発光面体の第7の実施例を
示す略線的縦断面図である。
【図16】本発明による疑似発光面体の第7の実施例を
示す、一部を切欠して表している略線的正面図である。
【図17】本発明による疑似発光面体の第8の実施例を
示す略線的縦断面図である。
【図18】本発明による疑似発光面体の第8の実施例を
示す、一部を切欠して表している略線的正面図である。
【図19】本発明による疑似発光面体用基体の第1の実
施例を示す略線的縦断面図である。
【図20】本発明による疑似発光面体用基体の第1の実
施例を示す、一部を切欠して表している略線的正面図で
ある。
【図21】本発明による疑似発光面体用基体の第2の実
施例を示す略線的縦断面図である。
【図22】本発明による疑似発光面体用基体の第2の実
施例を示す、一部を切欠して表している略線的正面図で
ある。
【図23】本発明による疑似発光面体用基体の第3の実
施例を示す略線的縦断面図である。
【図24】本発明による疑似発光面体用基体の第3の実
施例を示す、一部を切欠して表している略線的正面図で
ある。
【図25】本発明による疑似発光面体用基体の第4の実
施例を示す略線的縦断面図である。
【図26】本発明による疑似発光面体用基体の第4の実
施例を示す、一部を切欠して表している略線的正面図で
ある。
【図27】本発明による疑似発光面体用基体の第5の実
施例を示す略線的縦断面図である。
【図28】本発明による疑似発光面体用基体の第5の実
施例を示す、一部を切欠して表している略線的正面図で
ある。
【図29】本発明による疑似発光面体用基体の第6の実
施例を示す略線的縦断面図である。
【図30】本発明による疑似発光面体用基体の第6の実
施例を示す、一部を切欠して表している略線的正面図で
ある。
【図31】本発明による疑似発光面体用基体の第7の実
施例を示す略線的縦断面図である。
【図32】本発明による疑似発光面体用基体の第7の実
施例を示す、一部を切欠して表している略線的正面図で
ある。
【図33】本発明による疑似発光面体用基体の第8の実
施例を示す略線的縦断面図である。
【図34】本発明による疑似発光面体用基体の第8の実
施例を示す、一部を切欠して表している略線的正面図で
ある。
【図35】本発明による疑似発光面体を用いた書換え可
能な表示素子の第1の実施例を示す略線的斜視図であ
る。
【図36】本発明による疑似発光面体を用いた書換え可
能な表示素子の第2の実施例を示す略線的斜視図であ
る。
【図37】本発明による疑似発光面体を用いた固定マト
リックス表示装置の実施例を示す略線的斜視図である。
【図38】本発明による疑似発光面体を用いたマトリッ
クス表示装置の実施例を示す略線的斜視図である。
【図39】従来の疑似発光面体を示す略線的縦断面図で
ある。
【図40】従来の疑似発光面体を示す略線的平面図であ
る。
【図41】従来の疑似発光面体の説明に供する略線図で
ある。
【符号の説明】
1 基体 2 主表面 2A 斜め前方下向き帯状表面部 2B 斜め前方上向き帯状表面部 3 薄膜光学色フィルタ 4 表面 4A 斜め前方下向き帯状表面部 4B 斜め前方上向き帯状表面部 5 反射膜 6 表面 6A 斜め前方下向き帯状表面部 6B 斜め前方上向き帯状表面部 AL 人工光 AL′ 散乱光 AL″ 反射光 B 疑似発光面体用基体 CL 縦断面上でみて斜め前下方に凹に弯曲
して延長し且つ横断面上でみて直線的に延長している面 CV 縦断面上でみて斜め前下方に凹に弯曲
して延長し且つ横断面上でみて繰返し前下方に凸に弯曲
して延長している面 D 乱面 DR 乱反射面 E 表示素子 FMD 固定マトリックス表示装置 G 大地 H 支持体 K 粗面 LL 縦断面上でみて直線的に延長し且つ横
断面上でみて直線的に延長している面 M 視者 MD マトリックス表示装置 P 投光器 Q 疑似発光面体 S 滑らかな面 SF 滑らかな平面 SL 太陽光 SL′ 散乱光 SR 滑らかな反射面 U 凹凸面 UR 凹凸反射面

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体と、 上記基体の主表面上に形成されている薄膜光学色フィル
    タとを有し、 上記基体の主表面が、幅方向を上下方向とする斜め前方
    下向き帯状表面部と、幅方向を上下方向とする斜め前方
    上向き帯状表面部とが順次交互に上下方向に並置配列さ
    れている面でなり、 上記基体の主表面を構成している上記斜め前方下向き帯
    状表面部が、滑らかな反射面でなり、 上記基体の主表面を構成している上記斜め前方上向き帯
    状表面部が、滑らかな反射面または乱反射面もしくは凹
    凸反射面でなり、 上記薄膜光学色フィルタの上記基体側とは反対側の表面
    を構成している、上記基体の上記斜め前方下向き帯状表
    面部上の斜め前方下向き帯状表面部が、縦断面上でみて
    直線的に延長している滑らかな面でなり、 上記薄膜光学色フィルタの上記基体側とは反対側の表面
    を構成している、上記基体の上記斜め前方上向き帯状表
    面部上の斜め前方上向き帯状表面部が、粗面でなること
    を特徴とする疑似発光面体。
  2. 【請求項2】 基体と、 上記基体の主表面上に形成されている薄膜光学色フィル
    タとを有し、 上記基体の主表面が、幅方向を上下方向とする斜め前方
    下向き帯状表面部と、幅方向を上下方向とする斜め前方
    上向き帯状表面部とが順次交互に上下方向に並置配列さ
    れている面でなり、 上記基体の主表面を構成している上記斜め前方下向き帯
    状表面部が、縦断面上でみて斜め前下方に凹に弯曲して
    延長している滑らかな反射面でなり、 上記基体の主表面を構成している上記斜め前方上向き帯
    状表面部が、滑らかな反射面または乱反射面もしくは凹
    凸反射面でなり、 上記薄膜光学色フィルタの上記基体側とは反対側の表面
    を構成している、上記基体の上記斜め前方下向き帯状表
    面部上の斜め前方下向き帯状表面部が、縦断面上でみて
    直線的に延長している滑らかな面でなり、 上記薄膜光学色フィルタの上記基体側とは反対側の表面
    を構成している、上記基体の上記斜め前方上向き帯状表
    面部上の斜め前方上向き帯状表面部が、粗面でなること
    を特徴とする疑似発光面体。
  3. 【請求項3】 基体と、 上記基体の主表面上に形成されている反射膜と、 上記反射膜の上記基体側とは反対側の表面上に形成され
    ている薄膜光学色フィルタとを有し、 上記基体の主表面が、幅方向を上下方向とする斜め前方
    下向き帯状表面部と、幅方向を上下方向とする斜め前方
    上向き帯状表面部とが順次交互に上下方向に並置配列さ
    れている面でなり、 上記反射膜の上記基体側とは反対側の表面を構成してい
    る、上記基体の上記斜め前方下向き帯状表面部上の斜め
    前方下向き帯状表面部が、滑らかな反射面でなり、 上記反射膜の上記基体側とは反対側の表面を構成してい
    る、上記基体の上記斜め前方上向き帯状表面部上の斜め
    前方上向き帯状表面部が、滑らかな反射面または乱反射
    面もしくは凹凸反射面でなり、 上記薄膜光学色フィルタの上記反射膜側とは反対側の表
    面を構成している、上記反射膜の上記斜め下向きの帯状
    表面部上の斜め前方下向き帯状表面部が、縦断面上でみ
    て直線的に延長している滑らかな面でなり、 上記薄膜光学色フィルタの上記反射膜側とは反対側の表
    面を構成している、上記反射膜の上記斜め前方上向き帯
    状表面部上の斜め前方上向き帯状表面部が、粗面でなる
    ことを特徴とする疑似発光面体。
  4. 【請求項4】 基体と、 上記基体の主表面上に形成されている反射膜と、 上記反射膜の上記基体側とは反対側の表面上に形成され
    ている薄膜光学色フィルタとを有し、 上記基体の主表面が、幅方向を上下方向とする斜め前方
    下向き帯状表面部と、幅方向を上下方向とする斜め前方
    上向き帯状表面部とが順次交互に上下方向に並置配列さ
    れている面でなり、 上記反射膜の上記基体側とは反対側の表面を構成してい
    る、上記基体の上記斜め前方下向き帯状表面部上の斜め
    前方下向き帯状表面部が、縦断面上でみて斜め前下方に
    凹に弯曲して延長している滑らかな反射面でなり、 上記反射膜の上記基体側とは反対側の表面を構成してい
    る、上記基体の上記斜め前方上向き帯状表面部上の斜め
    前方上向き帯状表面部が、滑らかな反射面または乱反射
    面もしくは凹凸反射面でなり、 上記薄膜光学色フィルタの上記反射膜側とは反対側の表
    面を構成している、上記反射膜の上記斜め前方下向き帯
    状表面部上の斜め前方下向き帯状表面部が、縦断面上で
    みて直線的に延長している滑らかな面でなり、 上記薄膜光学色フィルタの上記反射膜側とは反対側の表
    面を構成している、上記反射膜の上記斜め前方上向き帯
    状表面部上の斜め前方上向き帯状表面部が、粗面でなる
    ことを特徴とする疑似発光面体。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2記載の疑似発光
    面体において、 上記基体の主表面を構成している上記斜め前方下向き帯
    状表面部が、横断面上でみて直線的に延長している面で
    なることを特徴とする疑似発光面体。
  6. 【請求項6】 請求項1または請求項2記載の疑似発光
    面体において、 上記基体の主表面を構成している上記斜め前方下向き帯
    状表面部が、横断面上でみて繰返し前下方に凸に弯曲し
    て延長している面でなることを特徴とする疑似発光面
    体。
  7. 【請求項7】 請求項3または請求項4記載の疑似発光
    面体において、 上記反射膜の表面を構成している上記斜め前方下向き帯
    状表面部が、横断面上でみて直線的に延長している面で
    なることを特徴とする疑似発光面体。
  8. 【請求項8】 請求項3または請求項4記載の疑似発光
    面体において、 上記反射膜の表面を構成している上記斜め前方下向き帯
    状表面部が、横断面上でみて繰返し前下方に凸に弯曲し
    て延長している面でなることを特徴とする疑似発光面
    体。
  9. 【請求項9】 請求項1、請求項2、請求項3または請
    求項4記載の疑似発光面体において、 上記基体が、可撓性を有することを特徴とする疑似発光
    面体。
  10. 【請求項10】 基体を有し、 上記基体の主表面が、幅方向を上下方向とする斜め前方
    下向き帯状表面部と、幅方向を上下方向とする斜め前方
    上向き帯状表面部とが順次交互に上下方向に並置配列さ
    れている面でなり、 上記基体の斜め前方下向き帯状表面部が、縦断面上でみ
    て直線的に延長している滑らかな反射面でなり、 上記基体の斜め前方上向き帯状表面部が、滑らかな反射
    面または乱反射面もしくは凹凸反射面でなることを特徴
    とする疑似発光面体用基体。
  11. 【請求項11】 基体を有し、 上記基体の主表面が、幅方向を上下方向とする斜め前方
    下向き帯状表面部と、幅方向を上下方向とする斜め前方
    上向き帯状表面部とが順次交互に上下方向に並置配列さ
    れている面でなり、 上記基体の斜め前方下向き帯状表面部が、縦断面上でみ
    て斜め前下方に凹に弯曲して延長している滑らかな反射
    面でなり、 上記基体の斜め前方上向き帯状表面部が、滑らかな反射
    面または乱反射面もしくは凹凸反射面でなることを特徴
    とする疑似発光面体用基体。
  12. 【請求項12】 基体と、 上記基体の主表面上に形成されている反射膜とを有し、 上記基体の主表面が、幅方向を上下方向とする斜め前方
    下向き帯状表面部と、幅方向を上下方向とする斜め前方
    上向き帯状表面部とが順次交互に上下方向に並置配列さ
    れている面でなり、 上記反射膜の上記基体側とは反対側の表面を構成してい
    る、上記基体の上記斜め前方下向き帯状表面部上の斜め
    前方下向き帯状表面部が、縦断面上でみて直線的に延長
    している滑らかな反射面でなり、 上記反射膜の上記基体側とは反対側の表面を構成してい
    る、上記基体の上記斜め前方上向き帯状表面部の上の斜
    め前方上向き帯状表面部が、滑らかな反射面または乱反
    射面もしくは凹凸面でなることを特徴とする疑似発光面
    体用基体。
  13. 【請求項13】 基体と、 上記基体の主表面上に形成されている反射膜とを有し、 上記基体の主表面が、幅方向を上下方向とする斜め前方
    下向き帯状表面部と、幅方向を上下方向とする斜め前方
    上向き帯状表面部とが順次交互に上下方向に並置配列さ
    れている面でなり、 上記反射膜の上記基体側とは反対側の表面を構成してい
    る、上記基体の上記斜め前方下向き帯状表面部上の斜め
    前方下向き帯状表面部が、縦断面上でみて斜め前下方に
    凹に弯曲している滑らかな反射面でなり、 上記反射膜の上記基体側とは反対側の表面を構成してい
    る、上記基体の上記斜め前方上向き帯状表面部の上の斜
    め前方上向き帯状表面部が、滑らかな反射面または乱反
    射面もしくは凹凸面でなることを特徴とする疑似発光面
    体用基体。
  14. 【請求項14】 請求項10または請求項11記載の疑
    似発光面体用基体において、 上記基体の主表面を構成している上記斜め前方下向き帯
    状表面部が、横断面上でみて直線的に延長している面で
    なることを特徴とする疑似発光面体用基体。
  15. 【請求項15】 請求項10または請求項11記載の疑
    似発光面体用基体において、 上記基体の主表面を構成している上記斜め前方下向き帯
    状表面部が、横断面上でみて繰返し前下方に凸に弯曲し
    て延長している面でなることを特徴とする疑似発光面体
    用基体。
  16. 【請求項16】 請求項10または請求項11記載の疑
    似発光面体用基体において、 上記基体が、可撓性を有することを特徴とする疑似発光
    面体用基体。
  17. 【請求項17】 請求項12または請求項13記載の疑
    似発光面体用基体において、 上記反射膜の表面を構成している上記斜め前方下向き帯
    状表面部が、横断面上でみて直線的に延長している面で
    なることを特徴とする疑似発光面体用基体。
  18. 【請求項18】 請求項12または請求項13記載の疑
    似発光面体用基体において、 上記反射膜の表面を構成している上記斜め前方下向き帯
    状表面部が、横断面上でみて繰返し前下方に凸に弯曲し
    て延長している面でなることを特徴とする疑似発光面体
    用基体。
  19. 【請求項19】 請求項12または請求項13記載の疑
    似発光面体用基体において、 上記基体が、可撓性を有することを特徴とする疑似発光
    面体用基体。
  20. 【請求項20】請求項1、請求項2、請求項3または請
    求項4記載の疑似発光面体の複数を有し、 それら複数の疑似発光面体が、支持体上に、選択的に表
    示されるように配列され、 上記複数の疑似発光面体の薄膜光学色フィルタが、帯域
    通過特性上でみて互に異なる通過帯域を有することを特
    徴とする疑似発光面体を用いた書換え可能な表示素子。
  21. 【請求項21】請求項1、請求項2、請求項3または請
    求項4記載の疑似発光面体の多数を有し、 それら多数の疑似発光面体が、支持体上に、マトリック
    ス状に配列されていることを特徴とする疑似発光面体を
    用いた固定マトリックス表示装置。
  22. 【請求項22】書換え可能な表示素子の多数を有し、 それら多数の書換え可能な表示素子が、支持体上に、マ
    トリックス状に配列され、 上記書換え可能な表示素子が、請求項1、請求項2、請
    求項3または請求項4記載の疑似発光面体の複数を有
    し、 それら複数の疑似発光面体が、支持体上に、選択的に表
    示されるように配列され、 上記複数の疑似発光面体の薄膜光学色フィルタが、帯域
    通過特性上でみて互に異なる通過帯域を有することを特
    徴とする疑似発光面体を用いたマトリックス表示装置。
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