JPH05323111A - カラ−フィルタの製造方法 - Google Patents
カラ−フィルタの製造方法Info
- Publication number
- JPH05323111A JPH05323111A JP12484192A JP12484192A JPH05323111A JP H05323111 A JPH05323111 A JP H05323111A JP 12484192 A JP12484192 A JP 12484192A JP 12484192 A JP12484192 A JP 12484192A JP H05323111 A JPH05323111 A JP H05323111A
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- transparent substrate
- resist
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は、製造時の環境即ち雰囲気温度の変
化に対する影響を受け難く、これを使って製造されたカ
ラ−フィルタは寸法精度、特にト−タルピッチ精度が大
幅に向上したカラ−フィルタが得られるカラ−フィルタ
の製造装置を提供することを目的とする。 【構成】この発明のカラ−フィルタの製造方法は、凹版
の画素部相当凹みパタ−ン１２に付与した着色インキ１
４を透明基板１６上に転移して印刷するカラ−フィルタ
の製造方法において、凹版１３をその熱膨脹係数が透明
基板１６と同等又は近似している材料で構成して印刷す
ることにより、上記の目的を達成することが出来る。
化に対する影響を受け難く、これを使って製造されたカ
ラ−フィルタは寸法精度、特にト−タルピッチ精度が大
幅に向上したカラ−フィルタが得られるカラ−フィルタ
の製造装置を提供することを目的とする。 【構成】この発明のカラ−フィルタの製造方法は、凹版
の画素部相当凹みパタ−ン１２に付与した着色インキ１
４を透明基板１６上に転移して印刷するカラ−フィルタ
の製造方法において、凹版１３をその熱膨脹係数が透明
基板１６と同等又は近似している材料で構成して印刷す
ることにより、上記の目的を達成することが出来る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばカラ−液晶表
示装置等の表示パネルに使用するカラ−フィルタの製造
方法に係り、特にその着色層の印刷法に関する。
示装置等の表示パネルに使用するカラ−フィルタの製造
方法に係り、特にその着色層の印刷法に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、カラ−液晶表示装置において
は、カラ−フィルタが用いられている。このカラ−フィ
ルタは、透明基板に遮光層，Ｒ，Ｇ，Ｂの着色層，オ−
バ−コ−ト層，透明電極が順次積層して形成されてなっ
ている。そして、着色層の形成に当たっては、印刷法，
顔料分散法，染色法，電着法等があるが、顔料分散法，
染色法，電着法等は開発が先行し実用化されているもの
の、工程が複雑でコストが下がらないという問題があ
る。これに対して、印刷法は低コスト化が可能な技術と
して注目を浴びている。
は、カラ−フィルタが用いられている。このカラ−フィ
ルタは、透明基板に遮光層，Ｒ，Ｇ，Ｂの着色層，オ−
バ−コ−ト層，透明電極が順次積層して形成されてなっ
ている。そして、着色層の形成に当たっては、印刷法，
顔料分散法，染色法，電着法等があるが、顔料分散法，
染色法，電着法等は開発が先行し実用化されているもの
の、工程が複雑でコストが下がらないという問題があ
る。これに対して、印刷法は低コスト化が可能な技術と
して注目を浴びている。
【０００３】現在、カラ−フィルタの印刷法として適用
が進められているのは、凹版を用いたオフセット印刷法
である。即ち、定盤上に設置された凹版上に着色インキ
を付与した後、画素部に相当する凹みパタ−ン以外の着
色インキを除去する。次に、凹版上の着色インキを転写
体（ブランケット）へ転移し、更に転写体から定盤上に
設置された透明基板上に転写する。このようにして、透
明基板上に着色層が形成される。
が進められているのは、凹版を用いたオフセット印刷法
である。即ち、定盤上に設置された凹版上に着色インキ
を付与した後、画素部に相当する凹みパタ−ン以外の着
色インキを除去する。次に、凹版上の着色インキを転写
体（ブランケット）へ転移し、更に転写体から定盤上に
設置された透明基板上に転写する。このようにして、透
明基板上に着色層が形成される。
【０００４】さて、凹版を用いたオフセット印刷法は、
凹版上で着色インキのパタ−ンエッジの切れが優れるこ
と、凹版の凹みパタ−ンの深さにより着色層の厚さを容
易に調整可能なこと、及び印刷精度の点でも凹版に金属
を使うことが出来るため有利であり、印刷法の中でも最
も実用化に近いものとされる。
凹版上で着色インキのパタ−ンエッジの切れが優れるこ
と、凹版の凹みパタ−ンの深さにより着色層の厚さを容
易に調整可能なこと、及び印刷精度の点でも凹版に金属
を使うことが出来るため有利であり、印刷法の中でも最
も実用化に近いものとされる。
【０００５】従来、上記のオフセット印刷法に使用され
る凹版は、次のようにして製造されている。即ち、鉄板
上にレジストを塗布し、フォトリソグラフィ法でパタ−
ニングする。その後、レジストを除去した部分の鉄板を
直接所定の深さにエッチングし、凹みパタ−ンを形成
後、レジストを除去し、耐摩耗性を付与するためＣｒメ
ッキを施している。
る凹版は、次のようにして製造されている。即ち、鉄板
上にレジストを塗布し、フォトリソグラフィ法でパタ−
ニングする。その後、レジストを除去した部分の鉄板を
直接所定の深さにエッチングし、凹みパタ−ンを形成
後、レジストを除去し、耐摩耗性を付与するためＣｒメ
ッキを施している。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】以上述べてきたよう
に、カラ−フィルタの製造装置として用いる凹版には、
一般に鉄板が使用されてきた。これら鉄板は、比較的熱
膨脹係数が大きいため、製造時の環境即ち雰囲気温度の
変化により、所定のカラ−フィルタのト−タルピッチ等
の値が得難く、寸法精度が不十分であるという問題があ
った。この発明は、上記事情に鑑みなされたもので、寸
法精度が大幅に向上したカラ−フィルタが得られるカラ
−フィルタの製造装置を提供することを目的とする。
に、カラ−フィルタの製造装置として用いる凹版には、
一般に鉄板が使用されてきた。これら鉄板は、比較的熱
膨脹係数が大きいため、製造時の環境即ち雰囲気温度の
変化により、所定のカラ−フィルタのト−タルピッチ等
の値が得難く、寸法精度が不十分であるという問題があ
った。この発明は、上記事情に鑑みなされたもので、寸
法精度が大幅に向上したカラ−フィルタが得られるカラ
−フィルタの製造装置を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明は、凹版の画素
部相当凹みパタ−ンに付与した着色インキを透明基板上
に転移して印刷するカラ−フィルタの製造方法におい
て、凹版をその熱膨脹係数が透明基板と同等又は近似し
ている材料で構成して印刷するカラ−フィルタの製造方
法である。
部相当凹みパタ−ンに付与した着色インキを透明基板上
に転移して印刷するカラ−フィルタの製造方法におい
て、凹版をその熱膨脹係数が透明基板と同等又は近似し
ている材料で構成して印刷するカラ−フィルタの製造方
法である。
【０００８】
【作用】この発明によれば、製造時の環境即ち雰囲気温
度の変化に対する影響を受け難く、これを使って製造さ
れたカラ−フィルタは寸法精度、特にト−タルピッチ精
度が大幅に向上した。
度の変化に対する影響を受け難く、これを使って製造さ
れたカラ−フィルタは寸法精度、特にト−タルピッチ精
度が大幅に向上した。
【０００９】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の一実施例
を詳細に説明する。
を詳細に説明する。
【００１０】先ず、カラ−フィルタの製造方法における
オフセット印刷法を説明すると、図１の（ａ）に示すよ
うに、定盤１１上に設置された画素部に相当する凹みパ
タ−ン１２を有する凹版１３上に、着色インキ１４を付
与する。次に、同図の（ｂ）に示すように、凹みパタ−
ン１２以外の着色インキ１４を除去する。次に、同図の
（ｃ）に示すように、凹版１３上の着色インキ１４を転
写体（ブランケット）１５へ転移する。次に、同図の
（ｄ）に示すように、転写体１５から定盤１１上に設置
されたガラス基板のような透明基板１６上に、着色イン
キ１４を転写する。この一連の動作をＲ，Ｇ，Ｂ３回行
なうことにより、カラ−フィルタの着色層が形成され
る。
オフセット印刷法を説明すると、図１の（ａ）に示すよ
うに、定盤１１上に設置された画素部に相当する凹みパ
タ−ン１２を有する凹版１３上に、着色インキ１４を付
与する。次に、同図の（ｂ）に示すように、凹みパタ−
ン１２以外の着色インキ１４を除去する。次に、同図の
（ｃ）に示すように、凹版１３上の着色インキ１４を転
写体（ブランケット）１５へ転移する。次に、同図の
（ｄ）に示すように、転写体１５から定盤１１上に設置
されたガラス基板のような透明基板１６上に、着色イン
キ１４を転写する。この一連の動作をＲ，Ｇ，Ｂ３回行
なうことにより、カラ−フィルタの着色層が形成され
る。
【００１１】上記の場合、透明基板１６は熱膨脹係数が
約４．５×１０-6cm／℃である。更に、凹版１３は図２
に示すように構成され、熱膨脹係数が透明基板１６と同
等又は近似している材料からなっている。即ち、図中の
符号１７は透明基板１６と熱膨脹係数が近似している金
属又は合金からなる凹版本体であり、その熱膨脹係数は
約５．０×１０-6cm／℃である。具体的には、例えば６
０重量％のＮｉを含む合金からなっている。そして、凹
版１３の製造に当たっては、この凹版本体１７上にレジ
ストを塗布し、フォトリソグラフィ法でパタ−ニング
し、レジストを除去した部分の凹版本体１７を所定の深
さまでエッチングし、凹みパタ−ン１２を形成後、レジ
ストを除去し、耐摩耗性を付与するため、Ｃｒメッキ１
８を施してある。
約４．５×１０-6cm／℃である。更に、凹版１３は図２
に示すように構成され、熱膨脹係数が透明基板１６と同
等又は近似している材料からなっている。即ち、図中の
符号１７は透明基板１６と熱膨脹係数が近似している金
属又は合金からなる凹版本体であり、その熱膨脹係数は
約５．０×１０-6cm／℃である。具体的には、例えば６
０重量％のＮｉを含む合金からなっている。そして、凹
版１３の製造に当たっては、この凹版本体１７上にレジ
ストを塗布し、フォトリソグラフィ法でパタ−ニング
し、レジストを除去した部分の凹版本体１７を所定の深
さまでエッチングし、凹みパタ−ン１２を形成後、レジ
ストを除去し、耐摩耗性を付与するため、Ｃｒメッキ１
８を施してある。
【００１２】
【発明の効果】この発明によれば、凹版は透明基板の熱
膨脹係数と同等又は近似している材料で構成しているの
で、製造時の環境即ち雰囲気温度の変化に対する影響を
受け難く、これを使って製造されたカラ−フィルタは寸
法精度、特にト−タルピッチ精度が大幅に向上する。
膨脹係数と同等又は近似している材料で構成しているの
で、製造時の環境即ち雰囲気温度の変化に対する影響を
受け難く、これを使って製造されたカラ−フィルタは寸
法精度、特にト−タルピッチ精度が大幅に向上する。
【図１】この発明の製造装置を使用したカラ−フィルタ
の製造方法（オフセット印刷法）を示す工程説明図。
の製造方法（オフセット印刷法）を示す工程説明図。
【図２】この発明の製造装置の１つである凹版を示す断
面図。
面図。
１２…凹みパタ−ン、１３…凹版、１４…着色インキ、
１５…転写体（ブランケット）、１６…透明基板、１７
…凹版本体、１８…Ｃｒメッキ。
１５…転写体（ブランケット）、１６…透明基板、１７
…凹版本体、１８…Ｃｒメッキ。
Claims (1)
- 【請求項１】 凹版の画素部相当凹みパタ−ンに付与し
た着色インキを透明基板上に転移して印刷するカラ−フ
ィルタの製造方法において、 上記凹版をその熱膨脹係数が上記透明基板と同等又は近
似している材料で構成して印刷することを特徴とするカ
ラ−フィルタの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12484192A JPH05323111A (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | カラ−フィルタの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12484192A JPH05323111A (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | カラ−フィルタの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05323111A true JPH05323111A (ja) | 1993-12-07 |
Family
ID=14895422
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12484192A Pending JPH05323111A (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | カラ−フィルタの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05323111A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6703313B2 (en) | 2001-02-23 | 2004-03-09 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Printing plates |
| JP2006069026A (ja) * | 2004-09-01 | 2006-03-16 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | グラビアオフセット印刷機 |
| JP2006167937A (ja) * | 2004-12-13 | 2006-06-29 | Toppan Printing Co Ltd | パターン毎に版深が異なる刷版用凹版及びその製造方法 |
| JP2006231827A (ja) * | 2005-02-28 | 2006-09-07 | Toppan Printing Co Ltd | 凹版の製造方法 |
| JP2006258872A (ja) * | 2005-03-15 | 2006-09-28 | Toppan Printing Co Ltd | カラーフィルターの製造方法 |
| KR100763170B1 (ko) * | 2001-10-04 | 2007-10-08 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 액정표시장치용 인쇄장비 및 이를 이용한 인쇄방법 |
| KR100807584B1 (ko) * | 2001-10-04 | 2008-02-28 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 액정 표시 장치용 인쇄 장비 및 인쇄방법 |
| CN100399145C (zh) * | 2003-12-18 | 2008-07-02 | Lg.菲利浦Lcd株式会社 | 滤色片阵列基板的制造方法 |
-
1992
- 1992-05-18 JP JP12484192A patent/JPH05323111A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6703313B2 (en) | 2001-02-23 | 2004-03-09 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Printing plates |
| KR100763170B1 (ko) * | 2001-10-04 | 2007-10-08 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 액정표시장치용 인쇄장비 및 이를 이용한 인쇄방법 |
| KR100807584B1 (ko) * | 2001-10-04 | 2008-02-28 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 액정 표시 장치용 인쇄 장비 및 인쇄방법 |
| CN100399145C (zh) * | 2003-12-18 | 2008-07-02 | Lg.菲利浦Lcd株式会社 | 滤色片阵列基板的制造方法 |
| JP2006069026A (ja) * | 2004-09-01 | 2006-03-16 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | グラビアオフセット印刷機 |
| JP2006167937A (ja) * | 2004-12-13 | 2006-06-29 | Toppan Printing Co Ltd | パターン毎に版深が異なる刷版用凹版及びその製造方法 |
| JP2006231827A (ja) * | 2005-02-28 | 2006-09-07 | Toppan Printing Co Ltd | 凹版の製造方法 |
| JP2006258872A (ja) * | 2005-03-15 | 2006-09-28 | Toppan Printing Co Ltd | カラーフィルターの製造方法 |
| JP4736484B2 (ja) * | 2005-03-15 | 2011-07-27 | 凸版印刷株式会社 | カラーフィルターの製造方法 |
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