JPH05323021A - 電波式距離計測装置 - Google Patents
電波式距離計測装置Info
- Publication number
- JPH05323021A JPH05323021A JP4127830A JP12783092A JPH05323021A JP H05323021 A JPH05323021 A JP H05323021A JP 4127830 A JP4127830 A JP 4127830A JP 12783092 A JP12783092 A JP 12783092A JP H05323021 A JPH05323021 A JP H05323021A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reception
- transmission
- pulse
- measuring device
- delay
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 近距離の計測を可能にする。
【構成】 パルス変調マイクロ波送信部1からのマイク
ロ波パルスを送受共用部2を通じてアンテナ3から送信
し、その反射波をアンテナ3で受信し、送受共用部2を
通じて受信処理部8に導き、反射波の反射点6までの距
離を計測する電波式距離計測装置において、送受共用部
2とアンテナ3との間に信号遅延部7が挿入されて構成
される。。
ロ波パルスを送受共用部2を通じてアンテナ3から送信
し、その反射波をアンテナ3で受信し、送受共用部2を
通じて受信処理部8に導き、反射波の反射点6までの距
離を計測する電波式距離計測装置において、送受共用部
2とアンテナ3との間に信号遅延部7が挿入されて構成
される。。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、送受共用のアンテナ
を用いマイクロ波パルスを送受して、その時間差で距離
を計測する電波式距離計測装置、特に近距離の計測が可
能な電波式距離計測装置に関する。
を用いマイクロ波パルスを送受して、その時間差で距離
を計測する電波式距離計測装置、特に近距離の計測が可
能な電波式距離計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3、4を用いて、従来の電波式距離計
測装置の一例を説明する。信号発生部5からの送信パル
ス信号(図4A)がパルス変調マイクロ波送信部1に供
給され、これよりパルス変調されたマイクロ波パルスT
M(図4B)が発生されて送受共用部2に送られる。送
受共用部2としては、例えば方向性結合器、サーキュレ
ータ、或いは高速スイッチなどが用いられる。これらの
送受共用部2に用いられる送受共用素子には、ものによ
ってその量及び遅れは異なるが、送信信号の一部が受信
側にリークしてくる(図4C)。この送信マイクロ波パ
ルスTMはアンテナ3から送信され、計測対象物に向か
って進み反射点6で反射され、その反射波はアンテナ3
で受信される。この受信されたマイクロ波パルスRM
(図4D)は送受共用部2に入力され、内部リーケージ
成分減衰部4に送られるが、この回線には送信マイクロ
波パルスTMの内部リーケージ成分R1(図4C)が重
畳している。内部リーケージ成分減衰部4で内部リーケ
ージ成分R1だけが、信号発生部5で生成されるマスク
信号(図4E)のハイに対応する時間区間で減衰され、
内部リーケージ成分減衰部4の出力は受信処理部8に送
られる。このマスク信号のパルス幅は内部リーケージ成
分R1の長さとほぼ等しいか、少し長く設定されてい
る。受信処理部8では、送信パルス信号の立ち上がりで
示される送信マイクロ波パルスTMの送信タイミングと
入力された受信マイクロ波パルスRMの受信タイミング
との時間差THLから反射点までの距離が計測される。
測装置の一例を説明する。信号発生部5からの送信パル
ス信号(図4A)がパルス変調マイクロ波送信部1に供
給され、これよりパルス変調されたマイクロ波パルスT
M(図4B)が発生されて送受共用部2に送られる。送
受共用部2としては、例えば方向性結合器、サーキュレ
ータ、或いは高速スイッチなどが用いられる。これらの
送受共用部2に用いられる送受共用素子には、ものによ
ってその量及び遅れは異なるが、送信信号の一部が受信
側にリークしてくる(図4C)。この送信マイクロ波パ
ルスTMはアンテナ3から送信され、計測対象物に向か
って進み反射点6で反射され、その反射波はアンテナ3
で受信される。この受信されたマイクロ波パルスRM
(図4D)は送受共用部2に入力され、内部リーケージ
成分減衰部4に送られるが、この回線には送信マイクロ
波パルスTMの内部リーケージ成分R1(図4C)が重
畳している。内部リーケージ成分減衰部4で内部リーケ
ージ成分R1だけが、信号発生部5で生成されるマスク
信号(図4E)のハイに対応する時間区間で減衰され、
内部リーケージ成分減衰部4の出力は受信処理部8に送
られる。このマスク信号のパルス幅は内部リーケージ成
分R1の長さとほぼ等しいか、少し長く設定されてい
る。受信処理部8では、送信パルス信号の立ち上がりで
示される送信マイクロ波パルスTMの送信タイミングと
入力された受信マイクロ波パルスRMの受信タイミング
との時間差THLから反射点までの距離が計測される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の電波式距離計測装置では、送信タイミングと受信タ
イミングの時間差THLが内部リーケージ成分R1の減衰
時間TR1よりも長い必要がある。反射点までの距離が短
く、従ってTHLが減衰時間TR1より小さい場合にはこの
条件が満足されず、図4Dの一点破線で示すように受信
マイクロ波パルスRMが内部リーケージ成分R1と重な
り、内部リーケージ成分減衰部4でこの2種の信号を分
離できなくなるので、計測が不可能になるという欠点が
あった。
来の電波式距離計測装置では、送信タイミングと受信タ
イミングの時間差THLが内部リーケージ成分R1の減衰
時間TR1よりも長い必要がある。反射点までの距離が短
く、従ってTHLが減衰時間TR1より小さい場合にはこの
条件が満足されず、図4Dの一点破線で示すように受信
マイクロ波パルスRMが内部リーケージ成分R1と重な
り、内部リーケージ成分減衰部4でこの2種の信号を分
離できなくなるので、計測が不可能になるという欠点が
あった。
【0004】この発明の目的は、従来の欠点を取り除
き、短い距離でも計測可能な電波式距離計測装置を提供
する事にある。
き、短い距離でも計測可能な電波式距離計測装置を提供
する事にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明では、パルス変
調マイクロ波送信部からのマイクロ波パルスを送受共用
部を通じてアンテナから送信し、その反射波を上記アン
テナで受信し、上記送受共用部を通じて受信処理部に導
き、上記反射波の反射点までの距離を計測する電波式距
離計測装置において、上記送受共用部と上記アンテナと
の間に信号遅延部が挿入される。
調マイクロ波送信部からのマイクロ波パルスを送受共用
部を通じてアンテナから送信し、その反射波を上記アン
テナで受信し、上記送受共用部を通じて受信処理部に導
き、上記反射波の反射点までの距離を計測する電波式距
離計測装置において、上記送受共用部と上記アンテナと
の間に信号遅延部が挿入される。
【0006】
【作用】以上述べたように、この発明の電波式距離計測
装置では、送受共用部とアンテナとの間に信号遅延部が
挿入されているので、送信マイクロ波パルスの送信タイ
ミングと受信マイクロ波パルスが受信処理部に達する受
信タイミングとの差を最小の場合でも内部リーケージ成
分の減衰時間よりも長くする事が出来るので、内部リー
ケージ成分だけを減衰させる事が可能となり、近距離の
計測も行える。
装置では、送受共用部とアンテナとの間に信号遅延部が
挿入されているので、送信マイクロ波パルスの送信タイ
ミングと受信マイクロ波パルスが受信処理部に達する受
信タイミングとの差を最小の場合でも内部リーケージ成
分の減衰時間よりも長くする事が出来るので、内部リー
ケージ成分だけを減衰させる事が可能となり、近距離の
計測も行える。
【0007】
【実施例】次に、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。この発明の電波式距離計測装置を図1、2に
示し、図3、4の対応する部分には同一符号を付けてあ
る。重複を避けるため、図3、4に示した従来の電波式
距離計測装置と異なる部分だけを説明する。この発明で
は送受共用部2とアンテナ3との間に信号遅延部7が挿
入される。よって、送受共用部2に入力された送信マイ
クロ波パルスTM波は信号遅延部7に送られ、遅延時間
TDLだけ遅らされた後、アンテナ3から送信され、計測
対象物に向かって進み反射点6で反射され、その反射波
はアンテナ3で受信される。この受信信号は再び信号遅
延部7に入力され、遅延時間TDLだけ遅らされた後、送
受共用部2に入力される。その送受共用部2から出力さ
れる受信マイクロ波パルスRMは内部リーケージ成分減
衰部4に送られるが、この回線には送信マイクロ波パル
スTMの内部リーケージ成分R1が重畳している。この
とき、信号遅延部7の遅延時間TDLを 2×TDL>(内部リーケージ成分R1の減衰時間TR1) 満足するように選べば、内部リーケージ成分減衰部4で
の内部リーケージ成分R1だけの減衰が可能となる。こ
の様にして内部リーケージ成分減衰器4の出力に得られ
る受信マイクロ波パルスRMは受信処理部8に送られ
る。受信処理部8に入力される受信マイクロ波パルスR
Mは図2Dに示すように送受信間の遅れTHLの他に2×
TDL遅れる。受信処理部8では、送信パルス信号の立ち
上がりで示される送信マイクロ波パルスTMの送信タイ
ミングと入力された受信マイクロ波パルスRMの受信タ
イミングとの時間差2×TDL+THLから遅延時間の合計
2×T DLを減算して反射点までの正味の往復所要時間T
HLを得、これに基づいて反射点までの距離を計測する。
説明する。この発明の電波式距離計測装置を図1、2に
示し、図3、4の対応する部分には同一符号を付けてあ
る。重複を避けるため、図3、4に示した従来の電波式
距離計測装置と異なる部分だけを説明する。この発明で
は送受共用部2とアンテナ3との間に信号遅延部7が挿
入される。よって、送受共用部2に入力された送信マイ
クロ波パルスTM波は信号遅延部7に送られ、遅延時間
TDLだけ遅らされた後、アンテナ3から送信され、計測
対象物に向かって進み反射点6で反射され、その反射波
はアンテナ3で受信される。この受信信号は再び信号遅
延部7に入力され、遅延時間TDLだけ遅らされた後、送
受共用部2に入力される。その送受共用部2から出力さ
れる受信マイクロ波パルスRMは内部リーケージ成分減
衰部4に送られるが、この回線には送信マイクロ波パル
スTMの内部リーケージ成分R1が重畳している。この
とき、信号遅延部7の遅延時間TDLを 2×TDL>(内部リーケージ成分R1の減衰時間TR1) 満足するように選べば、内部リーケージ成分減衰部4で
の内部リーケージ成分R1だけの減衰が可能となる。こ
の様にして内部リーケージ成分減衰器4の出力に得られ
る受信マイクロ波パルスRMは受信処理部8に送られ
る。受信処理部8に入力される受信マイクロ波パルスR
Mは図2Dに示すように送受信間の遅れTHLの他に2×
TDL遅れる。受信処理部8では、送信パルス信号の立ち
上がりで示される送信マイクロ波パルスTMの送信タイ
ミングと入力された受信マイクロ波パルスRMの受信タ
イミングとの時間差2×TDL+THLから遅延時間の合計
2×T DLを減算して反射点までの正味の往復所要時間T
HLを得、これに基づいて反射点までの距離を計測する。
【0008】
【発明の効果】この発明の電波式距離計測装置によれ
ば、送受共用部とアンテナとの間に信号遅延部が挿入さ
れるので、送信マイクロ波パルスの送信タイミングと受
信マイクロ波パルスの受信タイミングを内部リーケージ
成分の減衰時間よりも長くする事が出来るので、内部リ
ーケージ成分だけを減衰させる事が可能となり、近距離
の計測も行える。
ば、送受共用部とアンテナとの間に信号遅延部が挿入さ
れるので、送信マイクロ波パルスの送信タイミングと受
信マイクロ波パルスの受信タイミングを内部リーケージ
成分の減衰時間よりも長くする事が出来るので、内部リ
ーケージ成分だけを減衰させる事が可能となり、近距離
の計測も行える。
【図1】この発明による電波式距離計測装置のブロック
図。
図。
【図2】この発明による電波式距離計測装置で用いられ
る信号のタイミング図。
る信号のタイミング図。
【図3】従来の電波式距離計測装置のブロック図。
【図4】従来の電波式距離計測装置で用いられる信号の
タイミング図。
タイミング図。
Claims (1)
- 【請求項1】 パルス変調マイクロ波送信部からのマイ
クロ波パルスを送受共用部を通じてアンテナから送信
し、その反射波を上記アンテナで受信し、上記送受共用
部を通じて受信処理部に導き、上記反射波の反射点まで
の距離を計測する電波式距離計測装置において、 上記送受共用部と上記アンテナとの間に信号遅延部が挿
入されている事を特徴とする電波式距離計測装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4127830A JPH05323021A (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | 電波式距離計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4127830A JPH05323021A (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | 電波式距離計測装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05323021A true JPH05323021A (ja) | 1993-12-07 |
Family
ID=14969723
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4127830A Withdrawn JPH05323021A (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | 電波式距離計測装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05323021A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001084177A1 (fr) * | 2000-05-01 | 2001-11-08 | Tokimec Inc. | Systeme de detection de radiophare d'alignement |
JP2008249564A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Fuji Heavy Ind Ltd | パルスレーダ装置 |
-
1992
- 1992-05-21 JP JP4127830A patent/JPH05323021A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001084177A1 (fr) * | 2000-05-01 | 2001-11-08 | Tokimec Inc. | Systeme de detection de radiophare d'alignement |
JP2008249564A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Fuji Heavy Ind Ltd | パルスレーダ装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990803 |