JPH05322953A - 複数導線の導通検査方法およびこれに用いる接続装置 - Google Patents

複数導線の導通検査方法およびこれに用いる接続装置

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JPH05322953A
JPH05322953A JP4126468A JP12646892A JPH05322953A JP H05322953 A JPH05322953 A JP H05322953A JP 4126468 A JP4126468 A JP 4126468A JP 12646892 A JP12646892 A JP 12646892A JP H05322953 A JPH05322953 A JP H05322953A
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JP
Japan
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resistance
conductors
cable
clip
conductor
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Application number
JP4126468A
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English (en)
Inventor
Hideaki Tanaka
秀明 田中
Tominari Sato
富徳 佐藤
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 多芯シールドケーブルの各心線の両端部を対
応して導通検査を良好な作業性で行うこと。 【構成】 多芯シールドケーブルの外部導体と複数の各
心線の間に相互に識別可能な抵抗をそれぞれ接続し、ケ
ーブルの他方端部において外部導体と各心線間の抵抗値
を測定することによって各心線の両端の対応関係、した
がって各心線の導通状態の検査を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば複数の心線が
相互に電気的に絶縁されて構成されるケーブルの前記心
線の両端部の導通状態を検査するためなどに有利に実施
することができる複数導線の導通検査方法およびそれに
用いる接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】典型的な先行技術は図3に示されてい
る。電気信号を有するケーブル1の一方端2と他方端3
とにおいて、相互に電気的に絶縁された心線4の一方端
4aと他方端4bとを相互に対応して導通していること
を検査するために、ケーブル1の一方端2と他方端3と
に検査員5,6が配置される。このケーブル1はシール
ド線であるものとし、その外導体である接地導体7を有
する。ケーブル1の一方端2における検査員5は、一方
のクリップ8によって接地導体7に接続し、このクリッ
プ8にライン9を介して接続されているクリップ10
を、複数の心線4の端部4aの1つに接続/離脱を繰返
しながらオン/オフ信号を手動によって送信する。ケー
ブル1の他方端3では、もう1人の検査員6がテスタな
どの抵抗計11を用いて、抵抗を測定する。この抵抗計
11は抵抗を指示する指針12を有する。抵抗計11の
一方の接続端子はライン13を介して接地導体7に接続
される。抵抗計11の他方端14は、複数の心線4の他
方端4bの任意の1つを順番に接続してゆき、その接続
状態で、検査員6は抵抗計11の指針12の振れを確認
し、これによってケーブル1の前記一方端2でクリップ
8,10およびライン9を介してオン/オフされている
心線4のうちの1つの一方端4aと、そのケーブル1の
他方端3で検査員6がライン14を介してクリップ15
で接続している心線4のうちの1つの他方端4bとの導
通状態を知ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような図3に示さ
れる先行技術では、ケーブル1の心線4の導通検査のた
めに、2人の作業員5,6を必要とし、さらに、これら
の検査員5,6の相互の連絡を取るために、さらにもう
1人の検査員16を必要とすることもある。
【0004】検査員6は抵抗計11を用いてその指針1
2の振れを見ながら、また検査員6は、もう1人の検査
員5と無線機などを用いて相互に連絡を取りつつ作業を
行わなければならず、測定のために多くの労力を必要と
し、導通検査のための時間が長くなる。
【0005】またこのような先行技術では特にケーブル
1が長距離にわたって設けられているときには、作業者
5における作業のタイミングと、もう1人の検査員6に
よる作業のタイミングとが取りにくくなり、導通検査の
ための作業性が低下する。
【0006】またこのような先行技術では検査員5はク
リップ10を心線4のうちの1つの一方端4aに接続/
離脱を繰返してオン/オフ信号を送信しなければなら
ず、したがって作業性が悪い。また作業者6は抵抗計1
1による抵抗の測定時に、ノイズによって誤測定が生じ
やすいという問題がある。作業能率を向上するために、
クリップ10と心線4の1つの一方端4aとの接触/離
脱を短い周期で迅速に繰返すと、抵抗計11の指針12
の振れが小さくなり、導通検査を正確に行うことができ
なくなってしまう。したがってクリップ10と心線4の
1つの一方端4aとの接続/離脱をゆっくり行う必要が
あり、これによって導通検査の時間が長くなるという問
題がある。
【0007】本発明の目的は、ケーブルの複数の心線な
どのような複数導線の導通検査を、良好な作業性で、能
率よくかつ正確に行うことができるようにした複数導線
の導通検査方法およびそれに用いる接続装置を提供する
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の導線の
一方端部で、それらの導線のうちの予め定める導線と、
残余の複数の各導線との間に予め定める相互に異なった
抵抗値を有する抵抗を接続し、導線の他方端部で、前記
予め定める導線と、前記残余の各導線との間の抵抗値を
測定し、この測定した抵抗値と前記抵抗とを対応させる
ことによって、前記残余の各導線の一方端部と対応端部
との導通を検査することを特徴とする複数導線の導通検
査方法である。
【0009】また本発明は、一方端部が共通に接続さ
れ、相互に抵抗値が異なる複数の抵抗と、前記一方端部
に接続されるクリップと、前記抵抗の各他端部に、それ
ぞれ接続される複数のクリップを含むことを特徴とする
接続装置である。
【0010】
【作用】本発明に従えば、たとえば多芯シールドケーブ
ルなどのような複数の導線の一方端部で、それらの導線
のうちの外部導体などの予め定める導線と、残余の複数
の各導線との間に、予め定める相互に異なる抵抗値を有
する抵抗を接続し、導線の他方端部では、前記予め定め
る導線と、前記残余の各導線との間の抵抗値を測定し、
この測定した抵抗値と前記抵抗とを対応させることによ
って、前記残余の各導線の一方端部と他方端部との導通
を検査することができる。
【0011】
【実施例】図1は、接続装置21と検査手段22との電
気的構成を具体的に示す電気回路図である。多芯のシー
ルドケーブル23は、シールド線である外部導体26と
電気絶縁物によって被覆された複数の心線29とを有す
る。ケーブル23は、たとえば2〜3kmもの長距離に
わたって敷設されている。ケーブル23の一方端部24
で、心線である導線29の一方端部を参照符30,3
1,32,33でそれぞれ示す。ケーブル23の他方端
部25で、心線29の他方端部を参照符37,38,3
9,40でそれぞれ示す。ケーブル23の一方端部24
には接続装置21が配置され、他方端部25には検査手
段22が設けられている。
【0012】接続装置21は、一方端部が共通に接続さ
れ、相互に抵抗値が異なる複数の抵抗53,54,5
5,56と、前記抵抗53,54,55,56の一方端
部に接続されるクリップ44と、前記抵抗53,54,
55,56の各他端部にそれぞれ接続される複数のクリ
ップ45,46,47,48とから成る。
【0013】抵抗53,54,55,56は、相互に心
線の抵抗や接続部分の接触抵抗による悪影響を受けない
程度に十分大きな差異をもって異なる抵抗値R1〜R5
に選ぶ。たとえば、各心線29の抵抗が1[Ω]のと
き、R1=1kΩ,R2=2kΩ,…,R5=5kΩと
する。クリップ45,46,47,48は、接続装置2
1の抵抗53,54,55,56を、心線29の各一方
端部に着脱可能に接続するために、ワニ口クリップとす
る。接続装置21側の各クリップ45〜48が、各抵抗
53〜56にそれぞれ対応していることは、予め定めら
れているものとする。接続装置21は、導通検査に先立
って、ケーブル23の一方端部24に予め接続してお
く。接続装置21は電池などを有していないので、電池
の消耗などを考慮する必要がなく、取扱いが容易であ
る。
【0014】まず、ケーブルの一方端部24において、
クリップ44と外部導体26の一方端部27とを接続
し、次にクリップ45,46,47,48を、任意の各
心線の一方端部30,31,32,33にそれぞれ接続
する。
【0015】そこで次に、ケーブル23の他方端部25
において、外部導体26の他方端部28と、検査手段2
2に含まれる抵抗計58のクリップ49を接続し、さら
にもう一方の抵抗計58のクリップ50を、心線29の
任意の1本のたとえば他方端部38に接続する。零点調
整用抵抗60は、抵抗計58による、直流定圧電源59
の抵抗計58のクリップ49,50を短絡した状態にお
ける抵抗値の零点調整を行うために設ける。この状態
で、抵抗計58で抵抗値を測定する。抵抗計58のクリ
ップ50を心線29の任意の1本の他方端部38に接続
した状態では、抵抗計58の指示計59によって表示さ
れる抵抗値は、抵抗54の抵抗値R2である。したがっ
て、この抵抗計58に表示される抵抗値を読みとること
によって、クリップ50に接続されている心線の他方端
部38は、抵抗54に対応した、接続装置21のクリッ
プ46と接続されている心線の一方端部31に対応して
いることを知ることができる。
【0016】次に、クリップ49を外部導体26他方端
部28に接続した状態のままで、クリップ50を残余の
他方端部37,39,40のうちの1つに接続し、前述
と同様にして抵抗計58による抵抗値の測定を行い、前
記一方端部30,32,33のうちの1つと対応してい
ることを検査する。検査手段22は、テスターであって
もよいので、したがって図1の実施例の実施が容易であ
る。
【0017】接続装置21のクリップ数は、導通検査を
行う心線の数より多くてもよいし、少なくてもよい。接
続装置21のクリップ数が心線29の数より少ない場合
は、前述の手順で測定を行ったのち、クリップ45,4
6,47,48を、残余の心線29の一方端部に順次つ
なぎ替え、同様の手順で測定を行う。
【0018】他の実施例として、抵抗53,54,5
5,56の抵抗値R1,R2,R3,R4,R5を、た
とえば、
【0019】
【数1】
【0020】で表されるような値に選んでもよい。たと
えば、R1=2kΩ,R2=4kΩ,R3=8kΩ,R
4=16kΩ,R5=32kΩとする。抵抗53,5
4,55,56の各抵抗値R1,R2,R3,R4,R
5は、ケーブル23の外部導体26および心線29の抵
抗値およびクリップ44,45,46,47,48,4
9,50と端部27,28,30,31,32,33,
37,38,39,40との接触抵抗によって悪影響さ
れないようにして適宜定められてもよい。
【0021】図2は、他の実施例の電気回路図である。
この実施例は、前述の図1の実施例に類似し、対応する
部分には同一の参照符を付す。注目すべきは、この実施
例では、検査手段22では、一方のクリップ49に接続
される直流定電圧電源64と、電流計65と、可変抵抗
VR1とが直列に接続され、可変抵抗VR1は、他方の
クリップ50に接続される。クリップ49を外部導体2
6の他方端部28に接続した状態で、クリップ50を心
線29の他方端部37,38,39,40のうちの1つ
に接続する。たとえば、図2に示されるように、クリッ
プ50を心線29の他方端部38に接続する場合を想定
すると、電流計65によって測定される電流値Iは、直
流定電圧電源64の出力電圧をVとするとき、I=V/
R3となり、したがってクリップ49に接続されている
心線29の他方端部38は、抵抗値R3を有する抵抗5
5に対応して接続されている心線29の一方端部31に
対応していることを知ることができる。
【0022】このように、検査手段22として、測定に
直流定電圧電源64を使用すれば、耐ノイズ性が良好で
あり、またケーブル23の外部導体26との間の浮遊容
量にかかわらず、正確な測定が可能である。
【0023】
【発明の効果】本発明に従えば、たとえば多芯シールド
ケーブルなどのような複数の導線の一方端部で、それら
の導線のうちの接地導体などの予め定める導線と、残余
の複数の各導線との間に、予め定める相互に異なる抵抗
値を有する抵抗を接続し、導線の他方端部では、前記予
め定める導線と、前記残余の各導線との間の抵抗値を測
定し、この測定した抵抗値と前記抵抗とを対応させるこ
とによって、前記残余の各導線の一方端部と他方端部と
の導通を検査することができる。これによって導通検査
の作業が他方の側でのみ行うことができるので、作業性
が向上し、検査員がたとえば1人ですむ。接続装置には
電源が不要であるので、装置が安価で簡便に作業を行う
ことができるとともに、ケーブルの一方端での接続装置
の接続作業後、後日、ケーブルの他方端で導通を検査で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電気的構成を示す電気回路
図である。
【図2】本発明の他の実施例の電気的構成を示す電気回
路図である。
【図3】従来技術を示す図である。
【符号の説明】
21 接続装置 22 検査手段 23 シールドケーブル 24 ケーブルの一方端部 25 ケーブルの他方端部 26 外部導体 27 接地導体の一方端部 28 接地導体の他方端部 29 相互に絶縁された心線 30〜36 心線の一方端部 37〜43 心線の他方端部 44〜48 接続装置クリップ 49 検査手段抵抗計クリップ 50 検査手段抵抗計クリップ 51 シールドケーブル 53〜56 抵抗 60 零点調整用抵抗

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の導線の一方端部で、それらの導線
    のうちの予め定める導線と、残余の複数の各導線との間
    に予め定める相互に異なった抵抗値を有する抵抗を接続
    し、 導線の他方端部で、前記予め定める導線と、前記残余の
    各導線との間の抵抗値を測定し、 この測定した抵抗値と前記抵抗とを対応させることによ
    って、前記残余の各導線の一方端部と対応端部との導通
    を検査することを特徴とする複数導線の導通検査方法。
  2. 【請求項2】 一方端部が共通に接続され、相互に抵抗
    値が異なる複数の抵抗と、 前記一方端部に接続されるクリップと、 前記抵抗の各他端部に、それぞれ接続される複数のクリ
    ップを含むことを特徴とする接続装置。
JP4126468A 1992-05-19 1992-05-19 複数導線の導通検査方法およびこれに用いる接続装置 Pending JPH05322953A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016099145A (ja) * 2014-11-19 2016-05-30 株式会社昭和通信工業社 多芯ケーブルとコネクタとの接続確認装置
JP2017181250A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 三菱電機株式会社 抵抗値測定システム、及び抵抗値測定方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016099145A (ja) * 2014-11-19 2016-05-30 株式会社昭和通信工業社 多芯ケーブルとコネクタとの接続確認装置
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