JPH0532264Y2 - - Google Patents

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JPH0532264Y2
JPH0532264Y2 JP1986159265U JP15926586U JPH0532264Y2 JP H0532264 Y2 JPH0532264 Y2 JP H0532264Y2 JP 1986159265 U JP1986159265 U JP 1986159265U JP 15926586 U JP15926586 U JP 15926586U JP H0532264 Y2 JPH0532264 Y2 JP H0532264Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、氷、冷菓、チヨコレート、ゼリー、
角砂糖類、かまぼこ、石鹸、コンクリート等の充
填成形材を成型するための弾性成形型に関するも
のである。
[従来の技術] 現在、チヨコレートやゼリー等の製造は、大き
な型で作つた後に、所定の大きさに切断して製品
とするか、あるいは所定個数をまとめて成形型で
成型して製品としていた。
[考案が解決しようとする問題点] ただ従来から使用していたこのような充填製菓
材等の成形型は、通常、金型、特に割型で形成さ
れていたために、製造された製品の割型の継目が
残つてしまい、見栄えが悪く製品価値を低下させ
ていたと共に、微妙な形状及び逆テーパー形状等
を含む製品を形成することができず、従つてデザ
イン的な制約をも有していた。
また、割型を使用すると、型からの製品の取り
外しが困難であるばかりでなく、コスト高になる
等の多くの問題があつた。
そこで例えば特開昭48−86980号公報記載の発
明のように、内部を凹設させた弾性型を用い、こ
の凹部に充填物を充填させて固化させるようなも
のも提供されるに至つている。
このような弾性型を用いると、特に充填物の取
り出しの際に弾性型が変形するので、微妙な形状
及び逆テーパー形状等を含む製品を形成すること
もできるものであつた。
ただこのような弾性型を用いると、弾性型の厚
さが厚いので、弾性型を変形させることが困難で
あるだけでなく、長年の使用によつて、厚さの厚
い部分と薄い部分との間の伸びが異なり、型の変
形を生じることもあつた。また更に、充填、固
化、取り出しの際に、充填装置、固化装置あるい
は取り出し装置への固定部分がないことから、固
定に困るものであつた。
[問題点を解決するための手段] そこで、本考案は、上記金型に代わるものとし
て、弾性成形型を用いると共に、使用し易い弾性
成形型を提供しようとするものである。
すなわち、金型に代る弾性成形型として、ほぼ
均一の厚さの製造型と固定片とを一体に成型する
ことによつて、長年の使用によつても伸びの不均
一がないようにし、同時に固定片によつて、充
填、固化、取り出しの際に、充填装置、固化装
置、あるいは取り出し装置への固定を可能とし
て、その後の成形品の製造を容易とすることを目
的とする。
[問題点を解決するための手段] 前述した問題点を解決するために、本考案は、
内部に充填させた充填物を固化させて取り出すこ
とによつて成形品を得るための弾性成形型であつ
て、充填物を充填させるためにほぼ均一の厚さに
形成された製造型の開口端部に、充填、固化ある
いは取り出しの際の押さえとしての固定片を一体
に連設させて成型したことを特徴とする。
[作用] このように形成した本考案に係る弾性成形型
は、弾性成形型の製造型内部への充填物の充填、
充填物の固化及び固化した充填物である成型品の
取り出し等の工程時に、固定片を充填装置、固化
装置あるいは取り出し装置等に固定することによ
つて、簡単、確実かつ迅速に工程処理が行なえる
ものである。
もちろんこの際、充填装置、固化装置、取り出
し装置を一連に作動する同一の機械に組み込むこ
とによつて、一旦固定すれば、全工程の作業が行
えるようにすることも可能である。
[実施例] 以下、本考案の実施例について、図示例と共に
説明する。
第1図に示したものは、弾性成形型の断面図で
ある。
この図において、弾性成形型は、製造型5と、
この製造型5の開口端部から製造型5と一体に連
設させて成型した固定片3とから形成されてい
る。
この製造型5は、固化した充填物である成形品
nの形状によつて種々の形状とすることができる
ので、かならずしも図示例の形状に限定されるも
のではない。例えば、製造型5の形状は、動物に
模しても良いし、特定のキヤラクターに模しても
良い。
次にこのような弾性成形型の使用を第2図乃至
第5図に従つて説明する。
第2図にブロツク図として示したものは、本考
案に係る弾性成形型の使用を工程順にした概略を
示したものである。
即ち、その各工程は、 弾性成形型の製造型5内部への充填物の充填工程
X(第3図参照)と、 充填物の弾性成形型の製造型5内部での固化工程
Yと、 固化した充填物である成形品nの弾性成形型の製
造型5内部からの取り出し工程Z(第4図、第5
図参照)と、 からから成つている。
ここで充填工程Xは、ゴム製成形型の製造型5
内部に充填物を充填する工程である。この時、充
填物の粘度が低ければ、第3図に示したように製
造型5上方から充填物の充填が行なえるものの、
充填物の粘度が大きい時には、図示を省略する
が、充填用のノズルを一旦製造型5の内部に挿入
させ、充填物の充填に伴なつて徐々にノズルを上
昇させることによつて気泡等の混入がない充填が
行えるものである。いずれの手段をとるとして
も、固定片3が充填時の押え片として機能するも
のである。
また固化工程Yは、充填物の性質によつて、冷
却、加熱、加湿等の処理を施すものである。この
時にも、固定片3が、固化時の押え片として機能
するものである。
また第4図に示した取り出し工程Zは、ゴム製
成形型の固定片3を引つ張つて製造型5の開口端
部を拡開させて成形品nを製造型5内部から落下
させるものである。またこのような取り出し工程
にあつては成形品nが落下しない時には、図示を
省略するが、製造型5の反固定片3側から成形品
nを押し出すことによつて成形品nの取り出しを
行うことができる。この時には、固定片3が引つ
張り片として機能することとなる。
また第5図に示した取り出し工程Zは、製造型
5の反固定片3側に負圧室4を設け、この負圧室
4を負圧状態にして、製造型5を負圧室4内部に
密着させることによつて、固化した充填物である
成形品nの取り出しを行うものである。この時に
は、固定片3が負圧状態となつて引つ張られる製
造型5の押え片として機能するものである。
このように充填工程X、固化工程Y及び取り出
し工程Zを問わず、いずれの工程中にあつても、
固定片3が必要とされる。
次に、このような弾性成形型の製造方法を、弾
性体形成溶液として天然ゴムラテツクスを用いた
場合を例として、第6図乃至第13図に従つて説
明する。
まず抜き板1に適宜形状の製造元型2を固定し
て浸漬型Aを作る(第6図、第7図参照)。
その後この浸漬型Aを前処理のための凝固液a
中に浸漬し(第8図参照)、浸漬型A外周面に硝
酸カルシウム結晶mを析出させる(第9図参照)。
次いで、表面に硝酸カルシウム結晶mを析出さ
せた浸漬型Aを天然ゴムラテツクス溶液b中に浸
漬させる(第10図参照)。
ここで天然ゴムラテツクス溶液bの成分として
は、成形品nの製造工程において成形品nを抜き
取る際に、ゴム製成形型を伸ばす必要があるの
で、少なくても弾性を有し、かつ伸ばした後の復
元性を有するようなゴム成分が必要とされる。
また成形品nをゴム製成形型の内部で固化させ
る際に、冷凍して固化させるものと、加熱して固
化させるものとがあるので、前記天然ゴムラテツ
クスの成分も用途に応じて変更させることが必要
である。更には、チヨコレートのように、 脂肪分を無視できないものであるので、このよ
うな場合には、耐油性のある天然ゴムラテツクス
の選択が必要とされる。
このような所定成分の天然ゴムラテツクス溶液
b中に浸漬させた浸漬型A全体に、ゴム成分が
0.8〜1.0mm程度付着した後に、ゴムラテツクス溶
液b中から引き上げる(第11図参照)。
この時には、ゴム成分が、浸漬型Aの製造元型
2のみならず抜き型1にも付着しているものであ
る。
その後、60〜80℃の乾燥器中で約60〜90分程度
乾燥した後、最高物性が得られるような温度及び
時間を選択して加硫を行う。
更にこのようにして乾燥したゴム製成形型を、
浸漬型Aから外し(第12図参照)、更にその後
水洗い等を行なつて製品としての弾性成形型を得
ることができる(第13図参照)。
この時ゴム製成形型は、抜き板1部分である平
板状のゴム表面から一体に製造型5が突設してい
るように形成されている。
従つて、完成したゴム製成形型では、抜き板1
部に相当する平板状面が固定片3として機能する
こととなる。
なお弾性体形成溶液としては、天然ゴムラテツ
クス以外にも、例えば合成ゴムとしての、シリコ
ーンゴム、ウレターン系のゴム、ブタジエンゴム
等の内から選択することもできる。
即ち本考案で用いる弾性成形体は、使用に適す
るだけの伸びと、復元性が担保できる材料であれ
ば、成分を問わず使用できるものである。またこ
の時に、最終的な成形品nが食品である時には、
特に安全性を有する材料を選択することが必要で
ある。
以下更に、この弾性成形体の製造について詳述
する。
本考案によつて製造する弾性成形型は、この弾
性成形型内部に充填物を充填し、充填状態で内部
の充填物を固化させ、かつ固化後の充填物を製品
として取り出すためのものである。
ここで弾性成形型の内部に充填する充填物は、
例えば氷等のように冷凍することによつて硬化す
るものと、かまぼこ等のように加熱することによ
つて硬化するものがある。また更にチヨコレート
等のように脂肪分を無視できないものもある。
そこでこのような弾性成形型の用途に応じた実
施例を以下詳細に説明する。
[第1実施例] この第1実施例は、氷等のように冷凍すること
によつて硬化するものを成型するためのゴム製成
形型の製造方法に関するものである。
第6図及び第7図に示したものは、厚板状に形
成された抜き板1の周面1aの両面から製造元型
2を2個づつ突設させた状態を示す浸漬型Aの正
面図及び側面図である。
この浸漬型Aの内の抜き板1は、加熱処理等の
関係から、例えばネオプレンあるいはブタジエン
アクリロニトリルゴム(NBR)等の耐熱合成ゴ
ム、ポリプロピレン(PP)あるいはアクリロニ
トリルブタジエンスチレン(ABS)等の耐熱合
成樹脂等によつて形成するものである。また製造
元型2は、ガラス、陶器、ポリプロピレン(PP)
あるいはアクリロニトリルブタジエンスチレン
(ABS)等の耐熱合成樹脂、耐触性に優れた金属
等の適宜材料によつて形成することができる。
また製造元型2は、本考案に係るゴム製成形型
によつて製造する製品に応じた適宜形状とするこ
とができる。即ち、その製品の購入者に応じて、
例えば冷凍あるいはチヨコレート等を製造する場
合には、動物の体に模した製造元型2とすること
ができる。
更に製造元型2は、ゴム製成形型を製造した時
に、このゴム製成形型を使用して製品を作る際に
必要とされる固定片3の巾が確保できる程度の間
隔で抜き板1に固定するものである。
なお詳細な図示は省略するが、製造元型2と抜
き板1との接続部は、角部とせずに、若干アール
を付けておくと、過度部部分を含めたゴム皮膜の
膜厚の均一化が図れるだけでなく、硬化したゴム
皮膜を浸漬型Aから剥離させる時に亀裂等が生じ
難くなる。また、抜き型の製造元型2固定部分
に、あらかじめ優弧状の中間板を固定し、この中
間板に製造元型2を固定するようにすると、更に
ゴム皮膜にピンホール等ができ難くなると共に、
硬化したゴム皮膜を浸漬型Aから剥離させる時に
亀裂等も生じ難くなる。
次にこのような浸漬型Aを用いて本考案に係る
ゴム製成形型を製造する方法は、製造順序に従つ
て説明する。
まず、前述したような浸漬型Aを、浸漬型Aに
付着した汚れの除去を目的として、清浄な水でシ
ヤワー洗浄し、その後約60〜80℃の乾燥器で10〜
20分間程度乾燥させる。
次いで浸漬型Aを、イオン作用によつてゴムの
付着を確実とするための前処理として、硝酸カル
シウム40重量部に対してグリセリン0.5重量部及
びメタノール59.5重量部の凝固液a中に浸漬する
(第8図参照)。
この浸漬時には、気泡の混入あるいは膜厚の均
一化を図る意味から、浸漬型Aが浸漬方向に対し
て直角方向として浸漬することが望ましい。
その後、この凝固液a中から引き上げ、約70〜
80℃の乾燥器中で約10分間乾燥し、メタノールを
揮散させ、浸漬型Aの周面1aに膜状の硝酸カル
シウム結晶mを析出させる(第9図参照)。
なおこの凝固液a中への浸漬及び引き上げに伴
なう硝酸カルシウム結晶mの膜厚は、一般に凝固
液a中の硝酸カルシウム濃度及び引き上げ速度に
よつて決定されるものである。この実施例では
100mm/1分程度の速度で引き上げを行うもので
ある。
なおこのような前処理は、気泡の混入あるいは
ゴム皮膜cの膜厚の均一化を図るために施すもの
であることから、ゴム皮膜cの膜厚の均一化等が
許容できる限りにおいては不要である。また浸漬
型Aを予め60℃程度に加熱しておく、感熱法によ
る前処理を施すことも可能である。
次いで、このような前処理を施した浸漬型A全
体を、ゴムラテツクス溶液b中に約10〜15分浸漬
した(第10図参照)後、引き上げ(第11図参
照)浸漬型Aの表面全体に渡つて0.8mm〜1.0mmの
ゴム皮膜cを形成する。
ここでゴムラテツクス溶液bは、下記の固形分
重量比で配合されたものである。
60%天然ゴムラテツクス 100.0 非イオン性安定剤 0.1 ((株)花王製;エマルゲン810) 水酸化カリウム 0.3 硫黄 1.0 酸化亜鉛 0.6 マーキヤプトベンゾチアゾールの亜鉛塩 0.7 ジエチルジチオカルバミン酸の亜鉛塩 0.2 この際、ゴム皮膜cは製造元型2だけではなく
抜き板1の周面1aにも皮膜されて固定片3を形
成する。
次に、ゴム皮膜cが形成された浸漬型Aを、80
〜90℃の乾燥器中で約60〜90分間乾燥及び加硫を
行い、その後浸漬型Aからゴム皮膜cを離脱させ
る(第12図参照)。
その後、浸漬型Aから離脱させたゴム皮膜c
を、60〜65℃の循環温水中に約5時間浸漬して、
硝酸カルシウム、及び天然ゴムラテツクス以外の
水溶性非ゴム成分の除去処理を行う。
更にその後、このようなゴム皮膜cを、70〜80
℃の乾燥器内に約15時間放置して乾燥させて、ゴ
ム製成形型を得る。
このようにして得たゴム製成形型は、製造元型
2に対応する袋状の製造型5の部分と、抜き型に
対応して製造型5の開口部に連続した固定片3と
から形成されていることとなる。
従つて、このゴム皮膜cの固定片3を所定の巾
を残して切断することによつて、実用に適したゴ
ム製成形型が得られる。
このようにして得られたゴム製成形型の各種特
性は以下の通りである。
(低温引つ張り試験) 常態 低温時 引張強さ(Kgf/cm2) 361 529 伸び(%) 900 790 500%引張応力(Kgf/cm2) 36 88 永久伸び(%) 3 *試験方法 JIS K6301(加硫ゴム物理試験法) 試験温度 −25±1℃ 低温常態調整 60分間 (低温繰り返し伸張試験) 伸張回数 状態 3000回 異常なし 5000回 異常なし 10000回 切断 * 試験方法 デマチヤ式屈曲試験機 試験温度 −25℃ 伸張サイクル 300回/分 標距離 20mm [第2実施例] この第2実施例は、かまぼこ等のように加熱す
ることによつて硬化するものを成型するためのゴ
ム製成形型の製造方法に関するものである。
この第2実施例は、ゴムラテツクス溶液bの配
合を除いて、おおむね第1実施例と同様なので、
ゴムラテツクス溶液bの配合及び製造されたゴム
製成形型の特性について説明し、他の製造工程に
関しては説明を省略する。
ここで使用するゴムラテツクス溶液bは、下記
の固形分重量比で配合されたものである。
60%天然ゴムラテツクス 100.0 非イオン界面活性剤 0.2 ((株)花王製;エマルゲン911) 水酸化カリウム 0.5 亜鉛華 3.0 促進剤TT(Tetramethylthiuram disulfide) (川口科学(株)製;アクセルTMT) 3.0 促進剤PX(Zinc ethylphenyl
dithiocarbamate) (川口科学(株)製;アクセルPX) 1.0 チオ尿素 1.0 老化防止剤(ヘノール系) 2.0 またこのようなゴムラテツクス溶液bを用いて
製造したゴム製成形型は、以下のような特性を有
する。
(物理的性質) 300%モジユラス(Kgf/cm2) 13.0 引張り強さ(Kgf/cm2) 321.0 伸び(%) 900.0 (耐熱試験) 300%モジユラス(保持率) 100℃×24H 101.5% 100℃×48H 107.5% 100℃×96H 103.0% 100℃×168H 100.6% 引張り強さ(保持率) 100℃×24H 95.8% 100℃×48H 92.2% 100℃×96H 88.8% 100℃×168H 78.2% 伸び(保持率) 100℃×24H 98.5% 100℃×48H 97.5% 100℃×96H 97.8% 100℃×168H 95.3% [第3実施例] この第3実施例は、チヨコレート等のように脂
分を無視できないものを成型するためのゴム製成
形型の製造方法に関するものである。
この第3実施例は、ゴムラテツクス溶液bの配
合を除いて、おおむね第1実施例と同様なので、
ゴムラテツクス溶液bの配合及び製造されたゴム
製成形型の特性について説明し、他の製造工程に
関しては説明を省略する。
ここで使用するゴムラテツクス溶液bは、下記
の固形分重量比で配合されたものである。
カルボキシル化NBRラテツクス 100.0 非イオン界面活性剤 0.5 水酸化カリウム 0.75 促進剤BZ(Zinc dibutyl dithiocarbamate) (川口科学(株)製;アクセルBZ) 0.25 亜鉛華 5.0 硫黄 0.5 またこのようなゴムラテツクス溶液bを用いて
製造したゴム製成形型は、 以下のような特性を有する。
(物理的性質) 300%モジユラス(Kgf/cm2) 60.0 500%モジユラス(Kgf/cm2) 175.0 引張り強さ(Kgf/cm2) 316.0 伸び(%) 580.0 (配合加硫皮膜の耐油、耐溶剤性) A B 前記NBRラテツクス 1.0 0.8 天然ゴム 164 112 クロロプレン 20 4 *ここで数字は面積膨張率(%)を示す。
またA;25℃ ヘキサン B;25℃ ASTM#2オイル 浸漬時間;24時間 即ち本考案で用いる弾性体形成溶液は、使用に
適するだけの伸びと、復元性が担保できる材料で
あれば、成分を問わず使用できるものである。ま
たこの時に、最終的な成形品nが食品である時に
は、特に安全性を有する材料を選択することが必
要である。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案はチヨコレートや
ゼリー等の充填物の成形に必要な製造型と共に、
充填物の取り出しに必要な固定片を有するので、
その後の成形品の製造が簡単、確実かつ迅速に行
なえるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すものであつて、第
1図は断面図、第2図は本考案に係る弾性成形体
を用いて成形品を製造する各工程の概略を示した
ブロツク図、第3図は本考案に係る弾性成形体を
用いて成形品を製造する際の充填工程を示した断
面図、第4図は本考案に係る弾性成形体を用いて
成形品を製造する際の取り出し工程を示した断面
図、第5図は本考案に係る弾性成形体を用いて成
形品を製造する際の他の取り出し工程を示した断
面図、第6図及び第7図は浸漬型の正面図及び側
面図、第8図乃至第13図は本考案に係る製造順
序に従つて順次図示したものであつて、第8図は
浸漬型を凝固液中に浸漬した状態を示す部分断面
図、第9図は浸漬型を凝固液中から取り出した状
態を示す部分断面図、第10図は浸漬型をゴムラ
テツクス中に浸漬した状態を示す部分断面図、第
11図は浸漬型をゴムラテツクス中から取り出し
た状態を示す部分断面図、第12図は浸漬型から
ゴム皮膜を取り外した状態を示す部分断面図、第
13図は完成したゴム製成形型の正面図及び側面
図である。 A……浸漬型、1……抜き板、2……製造元
型、3……固定片、4……負圧室、5……製造
型、X……充填工程、Y……固化工程、Z……取
り出し工程、a……凝固液、b……ゴムラテツク
ス溶液、c……ゴム皮膜、m……硝酸カルシウム
結晶。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 内部に充填させた充填物を固化させて取り出す
    ことによつて成形品を得るための弾性成形型であ
    つて、 充填物を充填させるためにほぼ均一の厚さに形
    成された製造型の開口端部に、充填、固化あるい
    は取り出しの際の押さえとしての固定片を一体に
    連設させて成型したことを特徴とする弾性成形
    型。
JP1986159265U 1985-10-19 1986-10-17 Expired - Lifetime JPH0532264Y2 (ja)

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