JPH05322532A - ボンディングワイヤの外観検査装置及び外観検査方法 - Google Patents

ボンディングワイヤの外観検査装置及び外観検査方法

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JPH05322532A
JPH05322532A JP4131201A JP13120192A JPH05322532A JP H05322532 A JPH05322532 A JP H05322532A JP 4131201 A JP4131201 A JP 4131201A JP 13120192 A JP13120192 A JP 13120192A JP H05322532 A JPH05322532 A JP H05322532A
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JP
Japan
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pad
slice level
value
brightness
bonding
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Withdrawn
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JP4131201A
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Yoshitaka Oshima
美隆 大嶋
Hiroyuki Tsukahara
博之 塚原
Moritoshi Ando
護俊 安藤
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
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Publication of JPH05322532A publication Critical patent/JPH05322532A/ja
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    • H01L24/74Apparatus for manufacturing arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボンディングワイヤの外観検査装置及び外観
検査方法に関し,ボンディングボール部を精度よく検出
することを目的とする。 【構成】 ボンディングワイヤの張られたチップを照明
する照明装置11と, チップを撮像する撮像装置12と, 撮
像した画像を電気信号に変換したデータを格納する画像
メモリ14と, パッドのデータを格納するパッドデータメ
モリ15と, 画像メモリ14からパッドを含むウインドウ領
域を切り出すウインドウ生成部16と, ウインドウ領域の
データから明るさの高スライスレベル及び低スライスレ
ベルを設定する明るさ範囲設定部17と, ウインドウ領域
からのデータ及び明るさ範囲設定部17からの入力により
ボンディングボールを検出するためのボンディングボー
ルスライスレベルを算出するスライスレベル設定部18
と, ウインドウ領域からボンディングボールスライスレ
ベル以下の領域を検出するボンディングボール検出部19
とを有するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はボンディングワイヤの外
観検査装置及び外観検査方法に関する。近年,IC,L
SIは広範囲に大量に使用されており,ボンディングワ
イヤ外観検査の自動化が行われている。この時,ボンデ
ィングボールの形状を検査するとともに,ボンディング
ボールのパッド外へのはみ出し,位置ずれを検査するこ
とが要求されている。そのため,ボンディングボール部
の外形,位置を精度よく検出する必要がある。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のボンディングワイヤ外観検
査装置の構成を示す図であり,8は被検査体であってボ
ンディングワイヤの張られたチップ,9はフレームフィ
ーダ,10はハーフミラー, 11は照明装置, 12はカメラ,
13は画像入力装置, 14は画像メモリ,15はパッドデータ
メモリ, 16はウインドウ生成部, 18はスライスレベル設
定部, 19はボンディングボール検出部を表す。
【0003】フレームフィーダ9でボンディングワイヤ
の張られたチップ(被検査体)をカメラ12の真下に搬送
する。同軸落射照明装置10, 11からの光をボンディング
ボール部に照射し, その反射光をカメラ12で撮像する。
撮像した画像データを画像入力回路13で 256階調のディ
ジタル画像に変換し, 画像メモリ14に格納する。
【0004】ウインドウ生成部16ではパッドデータメモ
リ15のパッド中心位置をもとにし,画像メモリ14の画像
データからボンディング画像を切り出す。スライスレベ
ル設定部18でボンディングボールを検出するためのスラ
イスレベルを設定し,ボンディングボール検出部19でス
ライスレベル以下の領域を検出することによりボンディ
ングボール部を検出する。
【0005】図7(a) 〜(c) は従来のボンディングボー
ルの検出方法を説明するための図であり,以下,これら
の図を参照しながら従来例について説明する。 図7(a) 参照 これは落射照明をボンディングボール部に照射して画像
入力した時のボンディングボールを含むウインドウ領域
の画像で,1はボンディングワイヤ,2はボンディング
ボール,3はパッド,4は保護膜,5はチップを表す。
パッド3は例えばAl(アルミニウム)で明るく,ボン
ディングワイヤ1及びボンディングボール2は例えば金
であるが,光が発散するので暗く,保護膜4は例えばS
iO2 で中間の明るさである。
【0006】図7(b) 参照 ウインドウ画像の明るさの頻度(ヒストグラム)であ
る。ボールと保護膜の明るさ,保護膜とパッドの明るさ
は重なり合うところがあり,谷間の部分は分離して検出
することが難しい。
【0007】そこで,ウインドウ内の明るさの平均値A
Vを算出し,その値に1より小さい係数kを乗じたSL
をボンディングボール抽出のスライスレベルとしてい
る。kの値は例えば 0.5である。
【0008】図7(c) 参照 ウインドウ内の明るさをSLで2値化したときの画像で
あり,ボンディングワイヤ1及びボンディングボール2
に対応する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで,従来法には
次のような問題がある。図8(a) 〜(c) は従来の問題点
を説明するための図(その1)である。
【0010】まず,ボンディングボール2がパッド3か
らはみ出した画像である。さらに,暗いボンディングボ
ールが大きかったりウインドウ内に複数箇あったりする
と,相対的に明るいパッドの面積が減少する(図8(a)
参照)。
【0011】図8(b) はウインドウ内の明るさの頻度を
示す。明るさの平均値AVは,標準(点線)に比べて低
くなり,それに伴ってスライスレベルSLも標準(点
線)より小さくなる。
【0012】図8(c) はウインドウ内の明るさをSLで
2値化したときの画像である。保護膜4上では実際より
も画像が細り,小さく検出されるという問題がある。図
9(a) 〜(c) は従来の問題点を説明するための図(その
2)である。
【0013】暗いボンディングボールが小さいために,
相対的に明るいパッドの面積が増大する(図9(a) 参
照)。図9(b) はウインドウ内の明るさの頻度を示す。
明るさの平均値AVは,標準(点線)に比べて高くな
り,それに伴ってスライスレベルSLも標準(点線)よ
り高くなる。
【0014】図9(c) はウインドウ内の明るさをSLで
2値化したときの画像である。保護膜4上では実際より
も画像が太り,大きく検出されるという問題がある。し
たがって,従来の2値化法ではウインドウ内のボンディ
ングボール,パッド等の面積に明るさの平均値が左右さ
れるためにボンディングボールのスライスレベルが不安
定になる。
【0015】本発明は上記の問題に鑑み,ボンディング
ボールがパッドの外にはみ出したとしても,その部分を
精度よく検出するためのスライスレベルを安定化するこ
とによって,ボンディングボールの外形あるいはボンデ
ィングボールの位置を高精度に検査できるボンディング
ワイヤの外観検査装置及び検査方法を提供することを目
的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】図1は本発明のボンディ
ングワイヤ外観検査装置の構成を示す図,図2(a) 〜
(e) はボンデングボールスライスレベルをきめる第1ス
テップの手順を説明するための図,図3(a) 〜(e) はボ
ンデングボールスライスレベルをきめる第2ステップの
手順を説明するための図である。
【0017】上記課題は,ボンディングワイヤ1の張ら
れたチップ5を照明する照明装置11と, 該ボンディング
ワイヤ1の張られたチップ5を撮像する撮像装置12と,
撮像した画像を電気信号に変換したデータを格納する画
像メモリ14と, 該チップ5上のパッド3のデータを格納
するパッドデータメモリ15と, パッド3のデータを該パ
ッドデータメモリ15から読み出し,該画像メモリ14から
該パッド3を含むウインドウ領域を切り出すウインドウ
生成部16と, 該ウインドウ領域のデータから明るさの高
スライスレベル及び低スライスレベルを設定する明るさ
範囲設定部17と, 該ウインドウ領域からのデータ及び該
明るさ範囲設定部17からの入力によりボンディングボー
ルを検出するためのボンディングボールスライスレベル
を算出するスライスレベル設定部18と, 該ウインドウ領
域から該ボンディングボールスライスレベル以下の領域
を検出するボンディングボール検出部19とを有するボン
ディングワイヤの外観検査装置によって解決される。
【0018】また,前記パッドデータメモリ15のパッド
データから前記ボンディングボールスライスレベルを算
出するための画像領域を設定するスライスレベル算出領
域設定部20を有する前記のボンディングワイヤの外観検
査装置によって解決される。
【0019】また,ワイヤボンディング後のチップ5を
照明して撮像し, 撮像した画像を電気信号に変えてデー
タを画像メモリ14に格納し, ボンディングワイヤの張ら
れていないパッドのデータをパッドデータメモリ15から
読出し, 該ボンディングワイヤの張られていないパッド
を含む第1のウインドウ領域61を該画像メモリ14から切
出し, 該ボンディングワイヤの張られていないパッドの
外側の領域から該領域の明るさの上限値より小さい第1
の高スライスレベル値及び該領域の明るさの下限値より
大きい第1の低スライスレベル値を設定し,該第1の高
スライスレベル値及び該第1の低スライスレベル値の該
ボンディングワイヤの張られていないパッドの明るさの
上限値に対する比を求めて第1の高レベルカット係数及
び第1の低レベルカット係数とし,次に,検査すべきボ
ンディングワイヤの張られたパッドのデータを該パッド
データメモリ15から読出し, 該ボンディングワイヤの張
られたパッドを含む第2のウインドウ領域64を該画像メ
モリ14から切出し, 該第2のウインドウ領域64の明るさ
の最大値及び最小値を求め,該最小値に,該最大値と該
最小値の差に前記第1の高レベルカット係数を乗じた値
を加えて第2の高スライスレベル値とし,該最小値に,
該最大値と該最小値の差に前記第1の低レベルカット係
数を乗じた値を加えて第2の低スライスレベル値とし,
該第2のウインドウ領域の明るさが該第2の低スライス
レベル値より大きく該第2の高スライスレベル値より小
さい領域の平均の明るさを算出し,該平均の明るさの値
に1より小さい第2の高レベルカット係数を乗じて第3
の高スライスレベル値を設定し,該第2のウインドウ領
域の明るさが該第3の高スライスレベル値より小さい領
域を検出することにより,ボンディングボールを検出す
るボンディングワイヤの外観検査方法によって解決され
る。
【0020】
【作用】本発明では,ウインドウ領域のデータから明る
さの高スライスレベル及び低スライスレベルを設定する
明るさ範囲設定部17を設けている。明るさ範囲設定部17
により,明るいパッド部と暗いボンディングボール部を
除外し,比較的明るさの安定するパッド周辺の保護膜領
域の中間明るさが抽出できるように明るさ範囲を設定す
れば,その範囲の明るさをもとにしてスライスレベル設
定部18はボンディングボールを抽出するスライスレベル
を算出することができる。その結果,ボンディングボー
ル部とパッド部の面積比が変わった場合でも安定してボ
ンディングボール部を抽出することができる。
【0021】また,本発明は, パッドデータメモリ15の
パッドデータからボンディングボールスライスレベルを
算出するための画像領域を設定するスライスレベル算出
領域設定部20を設けている。それゆえ,スライスレベル
を算出する時,ウインドウ内全部の画像データを引き出
す必要がなく,算出が短時間で終了する。
【0022】本発明の方法では,まず,ボンディングワ
イヤの張られていないパッドの外側の領域からその領域
の明るさの上限値より小さい第1の高スライスレベル値
及び明るさの下限値より大きい第1の低スライスレベル
値を設定し,第1の高スライスレベル値及び第1の低ス
ライスレベル値のボンディングワイヤの張られていない
パッドの明るさの上限値に対する比を求めて第1の高レ
ベルカット係数及び第1の低レベルカット係数としてい
る。このようにすることにより,標準となる明るさ範囲
をマージンをもって安定に設定することができる。
【0023】検査すべきボンディングワイヤの張られた
パッドを含む第2のウインドウ領域においても,前に求
めておいた第1の高レベルカット係数及び第1の低レベ
ルカット係数を適用することができ,これらの係数をも
とにしてボンディングボールを検出するための第3の高
スライスレベル値を設定することができ,ボンディング
ボールを精度よく検出することができる。
【0024】
【実施例】図1は本発明のボンディングワイヤ外観検査
装置の構成を示す図であり,8は被検査体であって,ボ
ンディングワイヤの張られたチップ,9はフレームフィ
ーダ,10はハーフミラー, 11は照明装置, 12はカメラ,
13は画像入力装置, 14は画像メモリ,15はバッドデータ
メモリ, 16はウインドウ生成部, 17は明るさ範囲設定
部, 18はスライスレベル設定部, 19はボンディングボー
ル検出部, 20はスライスレベル算出領域設定部を表す。
【0025】フレームフィーダ9でボンディングワイヤ
の張られたチップ(被検査体8)をカメラ12の真下に搬
送する。同軸落射照明装置10, 11からの光をボンディン
グボール部に照射し, その反射光をカメラ12で撮像す
る。撮像した画像データを画像入力回路13で 256階調の
ディジタル画像に変換し, 画像メモリ14に格納する。
【0026】パッドデータメモリ15はパッドの中心位置
や形状に関するデータを格納する。ウインドウ生成部16
ではパッドデータメモリ15のパッド中心位置をもとに
し, 画像メモリ14の画像データからボンディング画像を
切り出す。
【0027】明るさ範囲設定部17はボンディングボール
の検査に入る前に明るい領域と暗い領域をカットして比
較的安定した中間領域を抽出するための高レベルカット
係数及び低レベルカット係数を定める処理を行う。
【0028】スライスレベル設定部18で明るさ範囲設定
部17からの高レベルカット係数及び低レベルカット係数
を入力し,ウインドウ生成部16からの画像データからボ
ンディングボールを検出するためのスライスレベルを設
定する。ボンディングボール検出部19でスライスレベル
以下の領域を検出することによりボンディングボール部
を検出する。
【0029】スライスレベル算出領域設定部20は,パッ
ドの位置データ,外形データを用いて,スライスレベル
を設定するために算出を行う領域を設定する。スライス
レベル算出領域設定部20を設けることにより,ウインド
ウ内全領域を算出領域としなくてすむから算出が効率的
に行なえる。
【0030】図2(a) 〜(e) はボンディングボールスラ
イスレベルをきめる第1ステップの手順を説明するため
の図である。以下,これらの図を参照しながら説明す
る。この第1ステップは高レベルカット係数及び低レベ
ルカット係数を求める処理であり,明るさ範囲設定部17
で行い,少なくとも1回は行う。
【0031】図2(a) 参照 ワイヤボンディングされていないパッドを含む画像を切
り出す。61は切り出したウインドウであり,3はパッ
ド,4は保護膜である。パッドの内側のウインドウ63は
パッドのみのウインドウであり,パッドの外側のウイン
ドウ62はパッドを完全に含むウインドウである。
【0032】図2(b), (c)参照 パッドの内側のウインドウ63の明るさの分布(頻度)を
示す。MAXH は明るさの最大値である。MAXH は切
り出したウインドウ61の明るさの最大値でもある。OS
は照明をオフにした時のオフセット値で,必ずしもゼロ
ではない。
【0033】明るさは0から 255までのディジタル値
で,MAXH −OS=S0 とする。 図2(d), (e)参照 切り出したウインドウ61からパッドの外側のウインドウ
62を除いた領域,即ち保護膜4のみの領域の明るさの分
布(頻度)を示す。MAXM は明るさの最大値,MIN
M は明るさの最小値である。MAXM 及びMINM のS
0 に対する比を求めて,高レベルカット係数及び低レベ
ルカット係数を設定するが,この時(e)に示すように若
干のマージン(ΔH ,ΔL )を見込むようにする。
【0034】高レベルカット係数kH 及び低レベルカッ
ト係数kL は次式により算出する。 kH =SH /S0 =(MAXM −OS−ΔH )/(MA
H −OS) kL =SL /S0 =(MINM −OS+ΔL )/(MA
H −OS) スライスレベル算出領域設定部20では,検査対象となる
ボンディングボールに関し,注目するパッドとその両隣
のパッドのエッジ位置をパッドデータメモリ15から読み
込み,そのデータから画像上での位置を算出してスライ
スレベルを算定するためのパッド周辺領域を設定する。
【0035】図3(a) 〜(e) はボンディングボールスラ
イスレベルをきめる第2ステップの手順を説明するため
の図である。以下,これらの図を参照しながら説明す
る。この第2ステップはスライスレベル設定部で行う。
【0036】スライスレベル設定部では設定したパッド
周辺領域の明るさから,前に求めた高レベルカット係数
H 及び低レベルカット係数kL を用いてボンディング
ボールスライスレベルを算出する。この処理はワイヤボ
ンディングされた各パッド毎に行う。
【0037】図3(a), (b)参照 ワイヤボンディングされたパッドを含むウインドウ64を
切り出す。切り出されたウインドウ64またはパッドの内
側のウインドウ63において, 明るさの最大値MAXP
び明るさの最小値MINP を検出する。
【0038】MAXP 及びMINP から前に求めた高レ
ベルカット係数kH 及び低レベルカット係数kL を用い
て高カットスライスレベルSLH 及び低カットスライス
レベルSLL を次式により設定する。
【0039】 SLH =SPH+MINP =kH P0+MINP SLL =SPL+MINP =kL P0+MINP ここで,SP0=MAXP −MINP 図3(c) 参照 スライスレベル算出領域設定部20により設定された領域
(ウインドウ64からウインドウ62を除いた領域で保護膜
のみの領域)について明るさの頻度を求め,高カットス
ライスレベルSLH より明るい領域及び低カットスライ
スレベルSLLより暗い領域を除去する。
【0040】SLL からSLH の範囲(G)の明るさの
平均値AVG を算出する。 図3(d) 参照 平均値AVG にボンディングボールを抽出するための高
レベルカット係数kBを乗じてスライスレベルSLB
設定する。
【0041】SLB =kB ×AVGB の値は1より小さく例えば 0.5である。このように
して,ボンディングボールスライスレベルがきまる。
【0042】図3(e) 参照 この後,ボンディングボール検出部20でウインドウ64の
画像をボンディングボールスライスレベルSLB で2値
化し,ボンディングボールの外形,位置を検出する。
【0043】このように保護膜の明るさを基準にしてボ
ンディングボールを抽出することにより,ボンディング
ボールの外形,位置を精度よく検出することができる。
図4(a) 〜(e) は他の例のボンディングボールスライス
レベルをきめる第1ステップの手順を説明するための
図,図5(a) 〜(e) は他の例のボンディングボールスラ
イスレベルをきめる第2ステップの手順を説明するため
の図である。
【0044】パッド3に引出し線31が接続している点,
保護膜4の形状が前述の例と異なるが,この場合も高カ
ットスライスレベルSLH 及び低カットスライSLL
きめるために保護膜4のみを含む領域にパッドの外側の
ウインドウ65を形成するようにする。手順は前述の例と
同じなので説明は省略する。
【0045】この場合も保護膜の明るさを基準にしてボ
ンディングボールを抽出することにより,ボンディング
ボールの外形,位置を精度よく検出することができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
ウインドウ画像内の明るさ分布に左右されることなく,
ボンディングボールの形状,位置を精度よく検査するこ
とができ,しかも高速に検査することができる。
【0047】本発明は,ボンディングワイヤの外観検査
の自動化の高精度化,高速化に寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のボンディングワイヤ外観検査装置の構
成を示す図である。
【図2】(a) 〜(e) はボンディングボールスライスレベ
ルをきめる第1ステップの手順を説明するための図であ
る。
【図3】(a) 〜(e) はボンディングボールスライスレベ
ルをきめる第2ステップの手順を説明するための図であ
る。
【図4】(a) 〜(e) は他の例のボンディングボールスラ
イスレベルをきめる第1ステップの手順を説明するため
の図である。
【図5】(a) 〜(e) は他の例のボンディングボールスラ
イスレベルをきめる第2ステップの手順を説明するため
の図である。
【図6】従来のボンディングワイヤ外観検査装置の構成
を示す図である。
【図7】従来のボンディングボールの検出方法を説明す
るための図である。
【図8】従来の問題点を説明するための図(その1)で
ある。
【図9】従来の問題点を説明するための図(その2)で
ある。
【符号の説明】
1はボンディングワイヤ 2はボンディングボール 3はパッド 4は保護膜 5はチップ 61, 64はウインドウであって切り出したウインドウ 62, 65はウインドウであってパッドの外側のウインドウ 63はウインドウであってパッドの内側のウインドウ 8は被検査体であってボンディングワイヤの張られたチ
ップ 9はフレームフィーダ 10はハーフミラー 11は照明装置 12は撮像装置であってカメラ 13は画像入力回路 14は画像メモリ 15はパッドデータメモリ 16はウインドウ生成部 17は明るさ範囲設定部 18はスライスレベル設定部 19はボンディングボール検出部 20はスライスレベル算出領域設定部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボンディングワイヤ(1) の張られたチッ
    プ(5) を照明する照明装置(11)と,該ボンディングワイ
    ヤ(1) の張られたチップ(5) を撮像する撮像装置(12)
    と,撮像した画像を電気信号に変換したデータを格納す
    る画像メモリ(14)と,該チップ(5) 上のパッド(3) のデ
    ータを格納するパッドデータメモリ(15)と,パッド(3)
    のデータを該パッドデータメモリ(15)から読み出し,該
    画像メモリ(14)から該パッド(3) を含むウインドウ領域
    を切り出すウインドウ生成部(16)と, 該ウインドウ領域
    のデータから明るさの高スライスレベル及び低スライス
    レベルを設定する明るさ範囲設定部(17)と,該ウインド
    ウ領域からのデータ及び該明るさ範囲設定部(17)からの
    入力によりボンディングボールを検出するためのボンデ
    ィングボールスライスレベルを算出するスライスレベル
    設定部(18)と,該ウインドウ領域から該ボンディングボ
    ールスライスレベル以下の領域を検出するボンディング
    ボール検出部(19)とを有することを特徴とするボンディ
    ングワイヤの外観検査装置。
  2. 【請求項2】 前記パッドデータメモリ(15)のパッドデ
    ータから前記ボンディングボールスライスレベルを算出
    するための画像領域を設定するスライスレベル算出領域
    設定部(20)を有することを特徴とする請求項1記載のボ
    ンディングワイヤの外観検査装置。
  3. 【請求項3】 ワイヤボンディング後のチップ(5) を照
    明して撮像し, 撮像した画像を電気信号に変えてデータ
    を画像メモリ(14)に格納し,ボンディングワイヤの張ら
    れていないパッドのデータをパッドデータメモリ(15)か
    ら読出し, 該ボンディングワイヤの張られていないパッ
    ドを含む第1のウインドウ領域(61)を該画像メモリ(14)
    から切出し,該ボンディングワイヤの張られていないパ
    ッドの外側の領域から該領域の明るさの上限値より小さ
    い第1の高スライスレベル値及び該領域の明るさの下限
    値より大きい第1の低スライスレベル値を設定し,該第
    1の高スライスレベル値及び該第1の低スライスレベル
    値の該ボンディングワイヤの張られていないパッドの明
    るさの上限値に対する比を求めて第1の高レベルカット
    係数及び第1の低レベルカット係数とし,次に,検査す
    べきボンディングワイヤの張られたパッドのデータを該
    パッドデータメモリ(15)から読出し, 該ボンディングワ
    イヤの張られたパッドを含む第2のウインドウ領域(64)
    を該画像メモリ(14)から切出し,該第2のウインドウ領
    域(64)の明るさの最大値及び最小値を求め,該最小値
    に,該最大値と該最小値の差に前記第1の高レベルカッ
    ト係数を乗じた値を加えて第2の高スライスレベル値と
    し,該最小値に,該最大値と該最小値の差に前記第1の
    低レベルカット係数を乗じた値を加えて第2の低スライ
    スレベル値とし,該第2のウインドウ領域の明るさが該
    第2の低スライスレベル値より大きく該第2の高スライ
    スレベル値より小さい領域の平均の明るさを算出し,該
    平均の明るさの値に1より小さい第2の高レベルカット
    係数を乗じて第3の高スライスレベル値を設定し,該第
    2のウインドウ領域の明るさが該第3の高スライスレベ
    ル値より小さい領域を検出することにより,ボンディン
    グボールを検出することを特徴とするボイディングワイ
    ヤの外観検査方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006177730A (ja) * 2004-12-21 2006-07-06 Renesas Technology Corp 撮像検査装置および方法
JP2008185574A (ja) * 2007-01-31 2008-08-14 Shibaura Mechatronics Corp 基板に貼着されたテープ状部材の検査装置及び検査方法
CN101936918A (zh) * 2010-09-02 2011-01-05 东信和平智能卡股份有限公司 Bga芯片视觉检测系统及其检测方法

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