JPH05322515A - 表面処理終点検出装置 - Google Patents

表面処理終点検出装置

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JPH05322515A
JPH05322515A JP15559692A JP15559692A JPH05322515A JP H05322515 A JPH05322515 A JP H05322515A JP 15559692 A JP15559692 A JP 15559692A JP 15559692 A JP15559692 A JP 15559692A JP H05322515 A JPH05322515 A JP H05322515A
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Noriyuki Kondo
教之 近藤
Shigeaki Fujiwara
成章 藤原
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面処理時に発生する光学的ノイズ成分を受
光しないようにし、液晶表示器用基板等の表面処理の終
点を精度よく検出できる表面処理終点検出装置を提供す
る。 【構成】 投光機構31は、フィルタ42a及び、フィ
ルタ選択機構42bで液晶表示器用基板Gの反射光を感
度よく受光できる波長の光を取り出し、コリメータレン
ズ45で平行光束にし、その平行光束を基板Gのサンプ
ル面に垂直に照射する。照射光は基板Gの各面で反射し
て反射光となる。その反射光は、結像レンズ48により
集光され、受光素子49の受光面Qで受光される。この
結像レンズ48の半径Dと受光面Qの半径Hは、基板G
のサンプル面がθ傾いたときの反射光も受光できる大き
さを有する。また、計測中、処理液カーテン形成機構3
3は照射領域の周囲にエッチング液のカーテンを形成
し、エッチング液の脈流、気泡の流入を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板上に透光性の表面
層が形成された被処理物に所定の処理液を供給して行う
表面処理(例えば現像やエッチング等)の終点を検出す
る装置に係り、特に、表面処理の終点を光学的な測定結
果に基づいて検出する表面処理終点検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、基板上に表面層が形成された被処
理物の表面層を除去する表面処理は、例えば、被処理物
を回転、あるいは往復移動させながら、表面層に所定の
処理液を供給し、この処理液を表面層全体に、均一に行
き渡らせる方法等によって行われている。このように行
われる表面処理の終点は光学的な測定結果に基づいて検
出されている。この検出方法として、一般的には、透過
率測定方法と、反射率測定方法とがある。透過率測定方
法とは、表面層によって遮断されていた照射光が、表面
処理により表面層が除去されることによって基板を透過
し、その透過光が検出されることによって表面処理の終
点を検出するものである。従って、この方法は、基板が
ガラス基板等のように透光性を有し、かつ表面層が例え
ば、クロムやアルミニウム等のように非透光性の場合に
適用することができる。一方、表面層が例えば、ポリシ
リコンやITO(Indium-Thin-Oxide )膜等のように透
光性を有する場合は、原理的に上述の透過率測定方法は
適用することができないので、このような被処理物に対
しては反射率測定方法によって表面処理の終点検出が行
われている。
【0003】以下、反射率測定方法の原理を説明する。
この方法は、表面層を透過可能な波長成分が含まれる光
を、基板の表面層に照射し、表面層や、表面層と基板と
の界面等で反射した反射光の光量を測定し、その測定結
果に基づいて表面処理の終点を検出する。すなわち、表
面処理の進行に従って表面層の膜厚が減少し、その膜厚
の変化に伴って反射光の光量が変化するので、この反射
光の光量の変化に基づいて、表面処理の終点を検出する
ものである。
【0004】以下、例えば、図7(a)に示すような、
基板としてのシリコンウエハ1の主面上に表面層として
のポリシリコン層2が形成され、また、そのポリシリコ
ン層2の上面には所望のパターンを有するレジスト層3
が形成された被処理物Xのエッチング領域4のエッチン
グ処理における終点検出について具体的に説明する。な
お、シリコンウエハ1とポリシリコン2との間には図示
しないシリコン酸化膜が形成されている。また、図中、
符号5はエッチングされない領域(マスク領域)であ
る。
【0005】同図に示すように、図示しない発光素子か
ら被処理物Xの上面に計測用の光(例えば、赤外光)L
t を照射すると、その照射光Lt は、エッチング領域4
では、ポリシリコン層2の上面、ポリシリコン層2とシ
リコン酸化膜との界面、シリコンウエハ1の下面で反射
され、各反射光LR0、LR1、LR2、となり、また、マス
ク領域5では、レジスト層3の上面、レジスト層3とポ
リシリコン層2との界面、ポリシリコン層2とシリコン
酸化膜との界面および、シリコンウエハ1の下面で反射
され、各反射光LR3、LR4、LR5、LR6となる。そし
て、反射光LR0、LR1、LR2の干渉光LRB及び、LR3
R4、LR5、LR6の干渉光LRAが、図示しない受光素子
で受光される。
【0006】エッチング処理は、図7(b)に示すよう
に進行していくが、このとき、マスク領域5からの干渉
光LRAは一定である。一方、エッチング領域4からの干
渉光LRBの光量は、図8に示すように、エッチングの進
行、すなわち、ポリシリコン膜2のエッチング領域4の
膜厚に伴って変化する。
【0007】図8は、横軸に時間を取り、縦軸に受光素
子で受光された反射光の光量をとって、ポリシリコン層
2のエッチングの進行に伴う反射光の光量の変化を表し
たものである。図中、符号Aはエッチング領域4からの
干渉光LRBによって形成される振動の振幅であり、aは
その振動中心、また、オフセットBは、主としてマスク
領域5からの干渉光LRAの光量によって形成される。同
図に示すように、反射光の光量は、ポリシリコン層2の
エッチングが進行している間、略一定周期で振幅Aの振
動を繰り返し、tf 時間経過後、すなわち、エッチング
が完了した後は一定の光量Sf となる。これは、ポリシ
リコン層2のエッチングが完了したことにより、エッチ
ング領域4の膜厚が一定になるからである。
【0008】上述のような光学的特性に基づいて、エッ
チング終了時刻tf を検出することにより、エッチング
処理の終点を検出することができる。
【0009】また、この種の反射率測定方法によって終
点検出を行う先行技術として、例えば、本願の出願人が
開示した特公平 3− 19698号公報に示すようなものがあ
る。この方法では、上述のように受光素子で測定したデ
ータを増幅し、増幅した測定データにスムージング処理
等を施してエッチング終了時刻tf の検出を容易に行お
うとする。このようなデータ処理の目的の1つは、受光
素子で測定されたデータに含まれているノイズを除去す
ることである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。まず、第一に、被処理物を回転、あるいは往復移
動させながら、処理液を供給して行う表面処理の場合、
表面層の上面で処理液の脈流や気泡が発生する。この脈
流や気泡が発生した状態で反射率測定を行うと、脈流や
気泡によって散乱された散乱光を、表面層等からの反射
光とともに計測することになる。このように終点検出に
悪影響を与える散乱光、すなわち、ノイズを計測データ
それ自体に取り込むことにより、終点検出が容易に行え
ないという問題がある。また、従来のようなノイズを除
去するデータ処理を行っても、ノイズ除去が困難な場合
がある。例えば、液晶表示器用のガラス基板のエッチン
グ処理においては、その基板を低速度で往復移動させな
がら行っている。このような場合、往復移動の速度に合
わせて発生するエッチング液の脈流等からの散乱光が計
測データに与える影響の周期(ノイズ周期)が長くなる
ので、短時間のデータ処理でこのようなノイズを除去す
ることが困難になる。従って、ノイズを除去する処理周
期が長くなり、エッチング処理時間内に充分なノイズ除
去処理が行えないという問題がある。
【0011】第二に、例えば、液晶表示器用のガラス基
板上にITO膜が形成されたような被処理物に対して上
述のような反射率測定を行った場合、ガラス基板とIT
O膜との屈折率の関係上、計測される干渉光の振幅A
は、従来のシリコンウエハ上にシリコン酸化膜を形成
し、このシリコン酸化膜上にポリシリコンを形成したよ
うな被処理物に対して反射率測定を行った場合に計測さ
れる干渉光の振幅Aに比べて小さくなる。そのため、測
定した反射光の光量の変化が認識し難く、終点検出が困
難になるという問題がある。また、このような被処理物
の反射率測定に対して振幅Aを増幅するために、例え
ば、照射する計測光の光量を多くする等した場合には、
以下のような問題がある。すなわち、例えば、エッチン
グ処理において計測される反射光の光量の内、干渉光の
振幅Aの大きさは、単位面積当りのエッチング領域4で
の干渉光の振幅に、エッチング領域4の面積をかけ合わ
せて得られ、一方、オフセットBの大きさの大部分は、
単位面積当りのマスク領域5での反射光の光量に、マス
ク領域5の面積をかけ合わせて得られる。また、それぞ
れの単位面積当りの各反射光の光量等は、照射光の波長
や、基板、表面層等の光学定数によって一定しないが、
仮に、単位面積当りの干渉光の振幅とエッチング領域以
外での反射光の光量が略等しいものとすれば、一般的に
エッチング領域4の面積は、マスク領域5の面積に比べ
て少ないので、オフセットBは干渉光の振幅Aに比べて
大きくなる。このような場合に、上述のように照射する
計測光の光量を多くすれば、それに伴ってオフセットB
もその光量に比例して増幅され、干渉光の振幅Aの認識
ができるまでに受光素子のダイナミックレンジを越えて
しまうという問題がある。従って、上述のようにオフセ
ットBが干渉光の振幅Aに対して大きい状態では、振幅
Aの増幅も行えない。さらに、上述のようにオフセット
Bが干渉光の振幅Aに比べて大きい場合、計測中に受け
るノイズは干渉光の振幅AとオフセットBのそれぞれの
大きさに比例して計測される。このとき、終点検出に使
用されないオフセットBによって大きなノイズを取り込
んでしまうことになり、干渉光の振幅Aの認識がより困
難になり、終点検出が困難になるという問題もある。
【0012】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、その目的とするところは、第一に、表
面処理を行う環境から受けるノイズを測定データに極力
取り込まない表面処理終点検出装置を提供することであ
り、第二に、例えば、液晶表示器用基板等のガラス基板
上にITO膜等が形成されたような、干渉光の振幅Aが
小さく、また、干渉光の振幅Aに比べてオフセットBが
大きい被処理物についての表面処理においても、その表
面処理終点を光学的な測定結果に基づいて精度よく検出
することができる表面処理終点検出装置を提供すること
である。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、基板上に透光性の表面層
が形成された被処理物に所定の処理液を供給して表面処
理を施すことによって前記表面層を除去する際に、前記
除去処理が終了した時点を検出する装置であって、前記
被処理物のサンプル面に平行光束を照射する投光手段
と、前記投光手段によって照射された平行光束が前記被
処理物で反射され、その反射光を集光させる結像レンズ
と、前記結像レンズによって集光された前記被処理物か
らの反射光を受光する受光手段と、前記受光手段によっ
て受光した反射光の光量に基づいて前記除去処理が終了
した時点を検出する終点検出手段と、を備え、かつ、少
なくとも前記被処理物と前記受光手段との間の反射光の
光路上に前記結像レンズを配設し、さらに、表面処理時
に発生する前記被処理物のサンプル面の最大傾き角度を
θ、前記被処理物のサンプル面から前記結像レンズまで
の距離をL、前記投光手段によって照射された光の光束
半径をRとした場合に、前記結像レンズの半径Dが、D
≧L×tan(2θ)+Rの条件を満たし、かつ、前記
結像レンズの焦点距離をf、前記受光手段の受光面で受
光する反射光の光束半径をdとした場合に、前記受光手
段の受光面の半径Hが、H=f×tan(2θ)+dの
条件を満たすものである。
【0014】請求項2に記載の発明は、上述の請求項1
に記載の表面処理終点検出装置において、前記投光手段
から照射する平行光束を、190nm〜500nmの範囲の
短波長の平行光束とするものである。
【0015】請求項3に記載の発明は、上述の請求項1
に記載の表面処理終点検出装置において、前記投光手段
から照射する平行光束を、前記表面処理の進行によって
反射光の光量が変化しない領域(マスク領域)からの反
射光の光量を小さくする特定の波長、若しくは、特定の
波長バンド域の平行光束とするものである。
【0016】請求項4に記載の発明は、上述の請求項1
に記載の表面処理終点検出装置において、前記投光手段
は、前記被処理物の表面層側に設定されたサンプル面に
平行光束を照射するものであり、かつ、前記平行光束の
照射領域の周囲に、前記処理液と同じ液体を流出して処
理液のカーテンを形成する処理液カーテン形成手段を備
えたものである。
【0017】請求項5に記載の発明は、上述の請求項1
に記載の表面処理終点検出装置において、前記投光手段
は、前記被処理物の下面側に設定されたサンプル面に平
行光束を照射するものであり、かつ、前記平行光束の照
射領域に、気体を吹き付けるノズルを備えたものであ
る。
【0018】
【作用】本発明の作用は次のとおりである。請求項1に
記載の発明によれば、投光手段は被処理物のサンプル面
に平行光束を照射する。ここで被処理物のサンプル面と
は、被処理物の表面層が形成された面かあるいは、被処
理物の表面層が形成された面と反対の面、すなわち、基
板の下面をいう。サンプル面として何れの面を選択する
かは、基板の透光性や、表面層の透光性等を考慮して決
めることができる。例えば、液晶表示器用のガラス基板
上にITO膜が形成された場合であれば、何れの面から
光束を照射しても、光束はITO膜の膜厚減少に伴う干
渉光を計測できるが、ガラス基板とITO膜との間の一
部にクロム(Cr)等のメタルが形成されている場合に
は、基板の下面から光束を照射しても、ITO膜の膜厚
減少に伴う干渉光を計測し難いので、表面層側の面から
光束を照射する方がよいことになる。
【0019】投光手段によって照射された平行光束は、
被処理物の表面層の上面や、表面層と基板との界面等で
反射され、各面での反射光となる。また、このとき、表
面層上の処理液の脈流や気泡からの散乱光も発生する。
これらの反射光や散乱光は、被処理物と受光手段との間
の反射光の光路上に配設された結像レンズで集光され
る。この結像レンズの半径Dは、D≧L×tan(2
θ)+Rの条件を満たすことによって、被処理物が表面
処理時にθ傾いた状態で光束がその被処理物で反射した
場合でも、その反射光等は結像レンズに必ず入射され
る。
【0020】結像レンズで集光された反射光は受光手段
で受光される。この受光手段の受光面の半径Hは、H=
f×tan(2θ)+dの条件を満たすことによって、
被処理物がθ傾いた状態での反射光も受光することがで
きる。一方、散乱光が上述の条件を満たす受光手段で受
光されない角度θX は、θX ≧{tan-1((H+d)
/f)}/2であり、脈流や気泡による反射角は、表面
処理時の被処理物のサンプル面の傾き角に対して かに
大きく散乱光の大部分は上述のθX の条件を満たすの
で、散乱光が、上述の受光半径を有する受光手段で受光
されることは極めて少ない。
【0021】終点検出手段は、受光手段で受光された反
射光の光量に基づいて、すなわち、表面層の除去に伴う
干渉光の変化が無くなった時を終点として検出する。
【0022】請求項2に記載の発明によれば、上述の請
求項1の発明の構成を有する表面処理終点検出装置にお
いて、投光手段から照射する平行光束を、190nm〜5
00nmの範囲の短波長の平行光束とする。短波長、特
に、190nm〜500nmの範囲の波長の光を、液晶表示
器用のガラス基板にITO膜が形成され、ITO膜上に
所望のパターンのレジスト層が形成された被処理物に照
射すると、被処理物や処理液等での吸収が少なく、さら
に、ITO膜の屈折率が大きくなり、ガラス基板の屈折
率との差が大きくなるので、干渉光の振幅が大きくな
る。また、波長を上述のような範囲の短波長域にするこ
とにより、干渉光の振動の周期が短くなる。さらに、上
述の範囲の波長の光の内、紫外域の波長を上記の被処理
物に照射すれば、ITO膜上に形成されているレジスト
層で光の吸収が起こり、主にオフセットを形成するマス
ク領域での反射が少なくなる。
【0023】請求項3に記載の発明によれば、上述の請
求項1の発明の構成を有する表面処理終点検出装置にお
いて、投光手段から照射する平行光束を、表面処理の進
行によって反射光の光量が変化しない領域(マスク領
域)からの反射光の光量を小さくする特定の波長、若し
くは、特定の波長バンド域の平行光束とする。すなわ
ち、例えば、被処理物の表面処理において、表面処理に
より除去されない領域(例えば、レジスト層等で覆われ
た領域)での反射光の光量は、表面処理の進行に対して
無関係に、反射光は常に一定であり、また、この領域で
の反射光は、オフセットの主要成分である。さらに、こ
の領域での反射光の光量を、波長を変えて計測すると、
特定波長においてピークとボトムが形成される特性があ
る。これは、表面層や表面層と基板との界面等での各反
射光が、波長と、表面層等の膜厚とに応じて干渉するこ
とによって起こる。従って、表面層等の膜厚がわかって
いれば、上述のボトム近辺のバンド域の波長の光束を被
処理物に照射すれば、表面処理の進行に無関係な部分か
らの反射光の光量を小さくすることができ、オフセット
を小さくすることができる。
【0024】請求項4に記載の発明によれば、上述の請
求項1の発明の構成を有する表面処理終点検出装置が、
サンプル面を表面層側にして終点検出を行っている間、
処理液カーテン形成手段は、平行光束が照射されるサン
プル面上の照射領域の周囲に、処理液と同じ液体を流出
し処理液のカーテンを形成する。この処理液カーテンに
より、被処理物の表面層に供給された処理液が表面層で
脈流や気泡を発生させていても、光束の照射領域内へ処
理液を流入させないので、脈流等に光束を照射すること
による散乱光の発生を防止できる。
【0025】請求項5に記載の発明によれば、上述の請
求項1の発明の構成を有する表面処理終点検出装置が、
サンプル面を基板の下面側にして終点検出を行っている
間、ノズルは、光束が照射されるサンプル面上の照射領
域に、気体を吹き付ける。このように気体を吹き付ける
ことにより、基板の下面に流れ出した処理液を光束の照
射領域内に流入させないので、処理液に光束を照射する
ことによる散乱光の発生が防止できる。
【0026】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図2は、本発明の実施例に使用される表面処理装
置全体の概略構成を示す図である。図2に示した装置は
液晶表示器用基板Gのエッチング装置として形成されて
おり、以下では液晶表示器用基板Gのエッチング処理に
おける終点検出を例にとって説明する。
【0027】液晶表示器用基板Gは、図3に示すよう
に、ガラス基板11の主面上にITO膜12が形成さ
れ、ITO膜12の上面には、所望のパターンを有する
レジスト層13が形成されている。そして、このエッチ
ング装置では、レジスト層13が取り去られているエッ
チング領域14のITO膜12の除去処理が行われてい
る。なお、図中、符号15はエッチングされない領域
(マスク領域)である。
【0028】液晶表示器用基板Gは、ローラ21a、2
1b、22a、22bによって挟持されている。ローラ
21a、22aは、エッチング処理中、図示しないモー
ターによって正逆に同期して回転駆動され、その動作に
よって支持された液晶表示器用基板Gは水平に往復移動
される。また、モーターの駆動制御は制御部27によっ
て行われている。一方、往復移動される液晶表示器用基
板Gは、ローラ21a、21b、22a、22bに挟持
されていることよって上下方向への動きが抑止される。
【0029】タンク25内にはエッチング液Eが準備さ
れており、このエッチング液EはポンプPによって汲み
上げられ、ノズル26によって、往復移動させられてい
る液晶表示器用基板Gの表面に供給される。ノズル26
はモーターMによって矢印のように揺動させられる。す
なわち、ノズル26は揺動しながらエッチング液Eを液
晶表示器用基板Gの表面に供給し、このエッチング液E
は液晶表示器用基板Gの往復移動により液晶表示器用基
板Gの表面全体に均一に行き渡り、エッチングが進行し
ていく。なお、ポンプPやモーターMの駆動制御も制御
部27によって行われている。
【0030】測定光学機構30は本発明の要部であり、
詳細は後述するが、液晶表示器用基板Gがエッチングさ
れている間、平行光束を液晶表示器用基板Gのサンプル
面に垂直に照射し、液晶表示器用基板Gで反射された反
射光を受光し、その反射光の光量に応じた検知信号を制
御部27に供給する。反射光の光量に応じた検知信号が
供給された制御部27は、そのデータに基づいて、従来
例で説明したようにしてエッチングの終点を検出する。
【0031】制御部27は、図示しないCPUやメモ
リ、ROM(読み出し専用メモリ)等によって構成され
ている。また、ROMには各部材の制御手順や、終点検
出の処理手順等(プログラム)が予め記憶されており、
CPUはそのプログラムに従って、各部材の制御を行
い、計測データに基づいて終点検出を行う。
【0032】以下、図1を参照して、測定光学機構30
の構成を具体的に説明する。この実施例装置では、サン
プル面をITO膜12の上面にとって、装置を構成して
いる。測定光学機構30は大きく分けて、投光機構31
と、受光機構32および、処理液カーテン形成機構33
とによって構成されている。
【0033】投光機構31は、ハロゲンランプやキセノ
ンランプ等によって構成されている光源41から照射さ
れた光が、固定フィルタ42aおよび、フィルタ選択機
構42bを通過し、コンデンサレンズ43によって集光
されて投光用光ファイバ44を通り、さらに、投光用光
ファイバ44の投光口44aから投光され、コリメータ
レンズ45によって平行光束にされ、ハーフミラー46
を透過して液晶表示器用基板Gのサンプル面に照射され
るように構成されている。
【0034】固定フィルタ42aは、被処理物の最適バ
ンド域の波長の光のみを取り出すフィルタである。この
波長のバンド域の選択は、被処理物を構成する基板と表
面層のそれぞれの屈折率がある程度異なり、かつ、供給
されるエッチング液での照射光の吸収が少ないことを条
件として決められる。すなわち、基板の屈折率と、表面
層の屈折率とが略等しければ、干渉もあまり起こらず、
従って、干渉光の振幅も小さくなる。また、この屈折率
は、基板や表面層の材質と照射される光の波長によって
変化する。よって、エッチング処理する基板と表面層と
の材料が決まっていれば、その材質に応じて、基板と表
面層の各屈折率がある程度異なる波長を選択すればよ
い。一方、照射された光の多くが被処理物に照射される
前にエッチング液で吸収されてしまうと、反射率が低く
なり、計測の感度が悪くなる。従って、上述の基板と表
面層の各屈折率の組合せによって決定したバンド域内で
エッチング液の吸収が少ない範囲のバンド域を選択する
ことにより、最適バンド域の波長を選択することができ
る。これらの条件を考慮して、例えば、本実施例のよう
にガラス基板11にITO膜12が形成された被処理物
に対しては、使用するエッチング液によって若干異なる
が、光源41から照射された光の内、190nm〜500
nmの範囲の波長の光のみを通過させるフィルタであれ
ば、液晶表示器用基板Gでの計測が安定して行なえる。
また、紫外域の波長の光のみを通過させるフィルタであ
れば、レジスト層13での吸収が起こり、マスク領域1
5からの反射光を低減できるので、計測データのオフセ
ット成分が小さくでき、計測データの信号対雑音比(S
/N比)を高めることができる。このフィルタ42a
は、被処理物が変更されることにより、最適バンド域が
変更しない限り固定されている。なお、液晶表示器用基
板Gに照射される光束の波長が190nm未満になれば、
空気中やエッチング液での吸収が多くなり、また、50
0nmを越えると、ガラス基板11とITO膜12との屈
折率が小さくなるので、いずれもS/N比が小さくなり
不都合である。
【0035】一方、フィルタ選択機構42bは、上述の
固定フィルタ42aで選択したバンド域の波長の内、マ
スク領域15での反射光の光量を低くする特定波長の光
のみを取り出すフィルタを選択設定するための機構であ
る。マスク領域15には、1μm〜1.5μm程度のレ
ジスト層13がITO膜12上に形成されているため、
光の多重反射による干渉が起こる。この干渉光の分光ス
ペクトルは、レジスト層13の膜厚を一定にし、照射す
る光の波長を変えてやると、図4に示すように、ピーク
とボトムとを形成する。このような分光スペクトルは、
膜厚の変化に応じて変化するが、例えば、図4に示す分
光スペクトルについて、その分光スペクトルからボトム
になる波長(例えば、430nmや460nm等)を選択し
てやれば、レジスト層13が特定の膜厚の液晶表示器用
基板Gについては、マスク領域15での反射光の光量を
低く、すなわち、図8に示したオフセットBを小さくす
ることができる。また、単一波長にしなくとも、分光ス
ペクトルの周期に応じた特定のバンド域の波長(例え
ば、1周期に相当する430nm〜460nm等)を選択す
ることにより、マスク領域15での反射光の光量を、少
なくとも、((ピークの反射光の光量)+(ボトムの反
射光の光量))/2に平均化することができる。このよ
うな条件を考慮して、フィルタ選択機構42bは、上述
の固定フィルタ42aで選択した190nm〜500nmの
バンド域の波長の光の内、特定波長、あるいは、特定バ
ンド域の波長の光のみを通過させる複数種のフィルタを
選択して使用できるように、例えば、複数種のフィルタ
42dを円盤42c上の周縁に沿って組み込んで、円盤
42cを回転させることにより、フィルタ42aを通過
した光の光路上に、所定のフィルタ42dを位置づける
ようにして構成されている。また、このフィルタ選択機
構42bの駆動、すなわち、複数種のフィルタ42dの
選択動作は、制御部27によって、例えば、レジスト層
13の膜厚が異なる液晶表示器用基板Gの変更に応じて
行われる。なお、このフィルタ選択機構42bは、複数
種の特定波長または、特定バンド域の波長の光のみを通
過させるフィルタ42dが選択可能であればよく、上述
のように円盤状の構成に限らず、長方形の板の長手方向
に複数種のバンド域の波長を通過させるフィルタを一列
に組み込み、その板を長手方向にスライドさせて、固定
フィルタ42aを通過した光の光路上に、所定のフィル
タを位置づけるよう構成してもよい。
【0036】投光用光ファイバ44の投光口44aから
投光され、コリメータレンズ45で平行光とされた光束
が、液晶表示器用基板Gのサンプル面上に所定の照射領
域、例えば、直径6mm〜10mmの円内に照射するよう
に、投光用光ファイバ44の投光口44aの口径、投光
用光ファイバ44の投光口44aからコリメータレンズ
45までの距離などが調整されている。なお、このよう
に、照射光を光束にして、所定の照射領域を取るのは、
ある程度広い面積で反射光を計測した方が、計測データ
がサンプル面全体で平均化されるので、エッチング処理
の進行状況をより正確に検知し、終点の検出精度が向上
できるからである。
【0037】受光機構32は、液晶表示器用基板Gの各
面、すなわち、エッチング領域14では、ITO膜12
の上面、ITO膜12とガラス基板11との界面、ガラ
ス基板11の下面、また、マスク領域15では、レジス
ト層13の上面、レジスト層13とITO膜12との界
面、ITO膜12とガラス基板11との界面、ガラス基
板11の下面で反射した反射光が合成されて、ハーフミ
ラー46で光路が変更され、また、ミラー47によって
再び光路が変更され、結像レンズ48で集光され、受光
素子49の受光面Qで受光されるように構成されてい
る。さらに、エッチング処理時に液晶表示器用基板Gが
往復運動させられて発生する揺れによるサンプル面の傾
き(図5参照)の最大角度をθ、液晶表示器用基板Gの
サンプル面から結像レンズ48までの距離をL、投光機
構31によって照射された光の光束半径をRをした場合
に、結像レンズ48の半径Dが、D≧L×tan(2
θ)+Rの条件を満たし、かつ、結像レンズ48の焦点
距離をf、受光素子49の受光面Qで受光する反射光の
光束半径をdとした場合に、受光素子49の受光面Qの
半径Hが、H=f×tan(2θ)+dの条件を満たす
ように構成されている。ここで、焦点距離f、最大傾き
角度θ及び、反射光の光束半径dは、それぞれ誤差を有
するパラメータであるので、予め誤差を含ませたパラメ
ータによって受光面Qの半径を求めてもよい。但し、マ
イナス方向の誤差を含ませてしまうと、有効な反射光を
除去してしまうことになるので、各パラメータに含ませ
てよいのは、プラス方向の誤差のみである。また、受光
面Qの半径Hを規定する方式としては、半径Hの透過孔
が形成されたアパーチャー板を受光素子49の前に設け
てもよい。なお、投光機構31から照射された光束が完
全な平行光であれば、結像レンズ48によって完全に集
光されるので、上述の反射光の光束半径dは「0」とな
り、完全な平行光でなければ、結像レンズ48によって
完全に集光されず、dは「0」とはならない(図5
(b)、(c)参照)。
【0038】上述の各条件を図5を参照して説明する
と、液晶表示器用基板Gのサンプル面が「θ」傾くこと
によって、照射された光束は、サンプル面が水平の状態
での反射光に対して「2θ」の角度をもって反射する。
このように「2θ」の角度で反射された反射光を結像レ
ンズ48に入射させるためには、三角関数の計算から、
結像レンズ48の半径Dが、D≧L×tan(2θ)+
Rであればよい。
【0039】次に、上述の「2θ」の角度をもって結像
レンズ48に入射した反射光が、集光されて受光素子4
9の受光面Qで受光されるためには、三角関数の計算か
ら、受光素子49の受光面Qの半径Hが、H=f×ta
n(2θ)+dであればよい(図5(b)参照)。一
方、エッチング処理中には、液晶表示器用基板Gの上面
に供給されたエッチング液が、液晶表示器用基板Gの上
面で脈流や気泡を発生させ、また、液晶表示器用基板G
の下面にエッチング液が流れ出し、それらの脈流等に光
を照射することにより、照射された光は散乱する。この
散乱光が上述の条件を満たす受光素子49の受光面Qで
受光されない角度θX は、θX ≧{tan-1((H+
d)/f)}/2であり、脈流等による反射角は、液晶
表示器用基板Gのサンプル面の傾き角に対して かに大
きく散乱光の大部分は上述のθX の条件を満たすので、
散乱光が、上述の受光半径Hの条件を満たす受光素子で
受光されることは極めて少ない(図5(c)参照)。
【0040】処理液カーテン形成機構33は、同心状の
2つの円筒を組み合わせて、大きい円筒が外壁51、小
さい円筒が内壁52となるようなタンク50によって構
成されている。外壁51と内壁52との上面は密閉され
ており、外壁51と内壁52との間の空間には、エッチ
ング液が準備された図示しないタンクに連通されたパイ
プ53からエッチング液が流入され、流入されたエッチ
ング液は外壁51と内壁52との間の空間の下面から液
晶表示器用基板Gの上面に流出される。このエッチング
液の流入制御は、制御部27によって行われている。タ
ンク50の下面と液晶表示器用基板Gの上面とは、タン
ク50の下面から流出したエッチング液が液晶表示器用
基板Gの上面とタンク50の下面との間に満たされる程
度の間隔、一例を示せば、1mm〜3mm程度に保たれてい
る。また、タンク50の内壁52の内空間、すなわち、
照射光が通過する空間の下面には、エッチング液の流入
を防ぐためのガラス板54が、水平に対してθ(θは、
上述した液晶表示器用基板Gの最大傾き角)より大きい
角度をもって取り付けられている。ガラス板54がこの
ような角度で取り付けられているのは、照射された光束
の内、ガラス板54の上面と下面で反射された反射光が
受光素子49で受光されないようにするためである。す
なわち、受光素子49は上述したように、液晶表示器用
基板Gが最大傾きθの状態でも受光できるように設計さ
れている。従って、ガラス板54が水平に対してθより
大きい角度で取り付けられていれば、ガラス板54の上
面と下面で反射された反射光は受光素子49で受光され
ない。従って、終点検出に不要なノイズが除去できる。
【0041】上述の構成を有する測定光学機構30の、
エッチング処理中の反射光計測の動作を説明する。エッ
チング処理する液晶表示器用基板Gが図2に示すローラ
21a、21b、22a、22bによって挟持される
と、制御部27は、フィルタ選択機構42bを駆動し
て、最適なフィルタ42dを選択する。この選択は、フ
ィルタ42dが、単一波長用で構成されている場合と、
特定バンド域の波長用で構成されている場合とでは処理
方式が異なる。すなわち、フィルタ42dが特定バンド
域の波長用で構成されている場合には、上述したよう
に、レジスト層13の膜厚が分かっていれば、分光スペ
クトルの周期も略一定になるので、処理する液晶表示器
用基板Gのレジスト層13の膜厚の変更があるごとにフ
ィルタ42dを変更すればよい。例えば、液晶表示器用
基板Gにおいて、レジスト層13の膜厚にバラツキがあ
っても、計測においては、反射光の光量は、略、((ピ
ークの反射光の光量)+(ボトムの反射光の光量))/
2になるので、バラツキを平均化することができる。一
方、単一波長用で構成されている場合には、液晶表示器
用基板Gは搬入されるたびに、その液晶表示器用基板G
の最適波長を測定するのが好ましい。これは、選択波長
を上述の分光スペクトルのボトム近辺に限定するため
に、液晶表示器用基板Gごとにレジスト層13の膜厚に
バラツキがあれば、場合によっては、ボトムを選択した
つもりでトップを選択することがあるからである。すな
わち、分光スペクトルはレジスト層13の膜厚によって
変化するからである。従って、予め、レジスト層13の
膜厚の基準値が分かっていても、液晶表示器用基板Gご
とに計測前に最適波長を測定して決めるのが好ましい。
【0042】次に、制御部27はローラ21a、22a
を駆動して、液晶表示器用基板Gを往復移動させ、ま
た、ポンプPとモータMを駆動して、ノズル26からエ
ッチング液を液晶表示器用基板Gの上面に供給する。さ
らに、制御部27は、処理液カーテン形成機構33の外
壁51と内壁52との間の空間にエッチング液を流入し
て、照射領域の周囲にエッチング液のカーテンを形成す
る。
【0043】上述のようにエッチング処理が開始する
と、計測光学機構30は、反射光の計測を開始する。す
なわち、投光機構31から照射された平行光束が液晶表
示器用基板Gのサンプル面で反射し、その反射光を受光
機構32で受光し、受光したデータは制御部27に与え
られる。制御部27は、このデータに基づいて、エッチ
ング処理の終点を検出する。
【0044】このとき、処理液カーテン形成機構33が
形成したエッチング液のカーテンによって、サンプル面
上の照射光の照射領域内へのエッチング液の流入が防止
され、サンプル面上でのエッチング液の脈流や気泡によ
る散乱光の発生を防止することができる。また、結像レ
ンズ48の半径Dの大きさ、受光素子49の受光面Qの
半径Hの大きさ等を調整しているので、液晶表示器用基
板Gの下面に流れ出したエッチング液に液晶表示器用基
板Gを透過した照射光が照射されることによる散乱光等
のノイズをカットすることができる。さらに、液晶表示
器用基板Gのサンプル面が傾いた状態で反射された反射
光も受光することができるとともに、照射光の波長を調
整しているので、干渉光の振幅を大きくし、オフセット
を小さくしたS/N比の大きなデータを計測することが
できる。
【0045】なお、この第一実施例装置は、液晶表示器
用基板Gのガラス基板11とITO膜12との間にクロ
ム(Cr)等の非透光性のものが部分的に存在する場合
にも、液晶表示器用基板GのITO膜12側をサンプル
面としているので、ITO膜12からの反射光を、Cr
に遮断されることなく受光できる。
【0046】次に、測定光学機構を別の様態(測定光学
機構60)で実現した第二実施例装置を図6を参照して
説明する。この実施例装置では、サンプル面をガラス基
板11の下面にとって、装置を構成している。測定光学
機構60は大きく分けて、投光機構61と、受光機構6
2および、エアー吹き付けノズル63とによって構成さ
れている。
【0047】投光機構61は、ハロゲンランプやキセノ
ンランプ等によって構成されている光源71から照射さ
れた光が、固定フィルタ72aおよび、フィルタ選択機
構72bを通過し、コンデンサレンズ73によって集光
されて投光用光ファイバ74を通り、さらに、投光用光
ファイバ74の投光口74aから投光され、コリメータ
レンズ75によって平行光束にされ、ハーフミラー76
を反射し、ミラー77によって光路が変更されて液晶表
示器用基板Gのサンプル面に照射されるように構成され
ている。なお、固定フィルタ72aの波長のバンド域の
選択は、被処理物を構成する基板と表面層のそれぞれの
屈折率がある程度異なり、かつ、ガラス基板11での照
射光の吸収が少ないことを条件として決められる。これ
は、サンプル面をガラス基板11の下面にしているの
で、照射された光束がガラス基板11で吸収されること
による反射率の低下を防止するためである。また、その
他の部材については、この投光機構61を、照射光を液
晶表示器用基板Gの下面側から照射するように構成した
こと以外は、上述の投光機構31と略同じ構成であるの
で、ここでの詳細な説明は省略する。
【0048】受光機構62は、液晶表示器用基板Gの各
面で反射した反射光が、ミラー77で光路が変更され、
また、ハーフミラー76を透過し、ミラー78で光路が
変更され、結像レンズ79で集光され、受光素子80の
受光面Qで受光されるように構成されている。また、結
像レンズ79の半径Dや受光素子80の受光面Qの半径
Hの条件は、上述した受光機構32の場合と同じであ
る。なお、受光機構62も、液晶表示器用基板Gの下面
側からの反射光を受光するように構成したこと以外は、
上述の受光機構32と略同じ構成であるので、個々の部
材の詳細な説明は省略する。
【0049】エアー吹き付けノズル63は、一方が図示
しないエアー供給源に連通しており、他方の先端に円筒
形のエアー吹き付け口81が、その円筒の口がエアー吹
き付けノズル63のエアー吹き付け方向に垂直になるよ
うに取り付けられて構成されている。また、エアー吹き
付け口81の口は、液晶表示器用基板Gのサンプル面上
の照射領域と、後述するガラス板82とに向けられ、そ
の円筒内を照射光と反射光とが通過するように取り付け
られている。このエアー吹き付けノズル63から吹き付
けられたエアーは、エアー吹き付け口81の内壁にぶつ
かり、円筒の口から液晶表示器用基板Gのサンプル面の
照射領域と、ガラス板82とに吹き付けられる。なお、
このエアーの吹き出し制御は制御部27によって行われ
る。
【0050】上述のミラー77と、エアー吹き付け口8
1との間には、エッチング液の侵入防止用のガラス板8
2が、水平に対してθ(θは、上述した液晶表示器用基
板Gの最大傾き角)より大きい角度をもって取り付けら
れている。ガラス板82がこのような角度で取り付けら
れているのは、上述した第一実施例装置で説明したよう
に、照射された光束の内、ガラス板82の上面と下面で
反射された反射光を受光素子80で受光しないようにす
るためである。
【0051】上述の構成を有する測定光学機構60の、
エッチング処理中の反射光計測の動作は、上述の第一実
施例の処理液カーテン形成機構33の替わりにエアー吹
き付けノズル63で照射領域にエアーを吹き付けるよう
にしたこと以外は、上述の第一実施例の場合と略同じで
ある。
【0052】この装置によって反射率測定を行ったと
き、エアー吹き付けノズル63から吹き付けられたエア
ーによって、液晶表示器用基板Gの上面からサンプル面
に流れ込んだ、照射光の照射領域内のエッチング液が吹
き飛ばされ、サンプル面上でのエッチング液の脈流や気
泡による散乱光の発生を防止することができる。また、
結像レンズ79の半径Dの大きさ、受光素子80の受光
面Qの半径Hの大きさ等を調整しているので、液晶表示
器用基板Gの上面で発生しているエッチング液の脈流や
気泡に液晶表示器用基板Gを透過した照射光が照射され
ることによる散乱光等のノイズをカットすることができ
る。さらに、液晶表示器用基板Gのサンプル面が傾いた
状態で反射された反射光も受光することができるととも
に、照射光の波長を調整しているので、干渉光の振幅を
大きくし、オフセットを小さくしたS/N比の大きなデ
ータを計測することができる。
【0053】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載した発明によれば、結像レンズの半径を調整し
ているので、被処理物が表面処理時にθ(θは表面処理
時に発生する被処理物のサンプル面の最大傾き角度)傾
いた状態で光束がその被処理物で反射した場合でも、そ
の反射光は結像レンズに必ず入射される。また、受光素
子の受光面の半径を調整しているので、被処理物がθ傾
いた状態での反射光も受光することができるとともに、
脈流や気泡による反射角は、表面処理時の被処理物のサ
ンプル面の傾き角に対して かに大きいので、脈流等か
らの散乱光が受光手段でほとんど受光されなくなり、S
/N比の高い計測データを得ることができ、表面処理の
終点検出精度を向上することができる。
【0054】請求項2に記載した発明によれば、短波
長、特に、190nm〜500nm範囲の波長の光を計測用
の照射光としているので、液晶表示器用のガラス基板に
ITO膜が形成され、ITO膜上に所望のパターンのレ
ジスト層が形成されたような被処理物に対しても、干渉
光の振幅を大きくすることができ、計測データのS/N
比を向上することができる。また、波長を上述のような
範囲の短波長域にすることにより、干渉光の振動の周期
が短くなり、より多くの振動波形を計測することができ
るので、終点検出のためのデータ処理に有利となる。
【0055】請求項3に記載した発明によれば、表面層
の膜厚と照射する波長との関係から、表面処理の進行に
よって反射率が変化しない領域(マスク領域)からの反
射光の光量を小さくする特定の波長、若しくは、特定の
波長バンド域の平行光束を計測光として照射することに
よって、オフセットを小さくしているので、表面処理の
進行に従って計測される干渉光の振幅を相対的に大きく
することができる。従って、干渉光の振幅を増幅するこ
とができ、また、オフセットに伴うノイズを低減するこ
とができるので、表面処理の終点検出精度の向上を図る
ことができる。
【0056】請求項4に記載した発明によれば、サンプ
ル面を被処理物の表面層側に設定した場合に、処理液カ
ーテン形成手段がサンプル面上の照射光の照射領域の周
囲に処理液カーテンを形成するので、照射領域内への処
理液の流入が防止され、照射領域内で処理液による脈流
や気泡の発生がなくなるので、それら脈流等からの散乱
光によるノイズ成分が一層低減され、計測データのS/
N比を高めることができる。
【0057】請求項5に記載した発明によれば、サンプ
ル面を被処理物の下面側に設定した場合に、エアー吹き
付けノズルがサンプル面上の照射光の照射領域にエアー
を吹き付けているので、照射領域内への処理液の流入が
防止され、照射領域内で処理液による脈流や気泡の発生
がなくなるので、それら脈流等からの散乱光によるノイ
ズ成分が一層低減され、計測データのS/N比を高める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表面処理終点検出装置に係る第一実施
例装置の計測光学機構の概略構成を示す図である。
【図2】実施例装置全体の概略構成を示す図である。
【図3】液晶表示器用基板の概略構成を示す断面図であ
る。
【図4】レジスト層に照射する光の波長と反射率との関
係を示す図である。
【図5】結像レンズの半径と受光素子の受光面の半径の
条件を説明するための図である。
【図6】第二実施例装置の計測光学機構の概略構成を示
す図である。
【図7】シリコンウエハ上にポリシリコン層を形成した
半導体基板の概略構成を示す断面図である。
【図8】反射率測定方法により測定した反射光の光量の
変化状態を示す図である。
【符号の説明】
G … 液晶表示器用基板 27 … 制御部(終点検出手段) 30、60 … 測定光学機構 31、61 … 投光機構(投光手段) 42a、72a … 固定フィルタ 42b、72b … フィルタ選択機構 32、62 … 受光機構 33 … 処理液カーテン形成機構(処理液カーテン形
成手段) 48、79 … 結像レンズ 49、80 … 受光素子(受光手段) Q … 受光面 63 … エアー吹き付けノズル(ノズル)
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】結像レンズで集光された反射光は受光手段
で受光される。この受光手段の受光面の半径Hは、H=
f×tan(2θ)+dの条件を満たすことによって、
被処理物がθ傾いた状態での反射光も受光することがで
きる。一方、散乱光が上述の条件を満たす受光手段で受
光されない角度θは、θ≧{tan−1((H+
d)/f)}/2であり、脈流や気泡による反射角は、
表面処理時の被処理物のサンプル面の傾き角に対して
かに大きく散乱光の大部分は上述のθの条件を満たす
ので、散乱光が、上述の受光半径を有する受光手段で受
光されることは極めて少ない。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】請求項4に記載の発明によれば、上述の請
求項1の発明の構成を有する表面処理終点検出装置が、
サンプル面を表面層側にして終点検出を行っている間、
処理液カーテン形成手段は、平行光束が照射されるサン
プル面上の照射領域の周囲に、処理液と同じ液体を流出
し処理液のカーテンを形成する。この処理液カーテン
成手段からの処理液が照射領域内に満たされ、被処理物
の表面層に供給された処理液が表面層で脈流や気泡を発
生させていても、この処理液は光束の照射領域内へ流入
されないので、脈流等の光束を照射することによる散乱
光の発生を防止できる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】次に、上述の「2θ」の角度をもって結像
レンズ48に入射した反射光が、集光されて受光素子4
9の受光面Qで受光されるためには、三角関数の計算か
ら、受光素子49の受光面Qの半径Hが、H=f×ta
n(2θ)+dであればよい(図5(b)参照)。一
方、エッチング処理中には、液晶表示器用基板Gの上面
に供給されたエッチング液が、液晶表示器用基板Gの上
面で脈流や気泡を発生させ、また、液晶表示器用基板G
の下面にエッチング液が流れ出し、それらの脈流、液滴
等に光を照射することにより、照射された光は散乱す
る。この散乱光が上述の条件を満たす受光素子49の受
光面Qで受光されない角度θは、θ≧{tan−1
((H+d)/f)}/2であり、脈流等による反射角
は、液晶表示器用基板Gのサンプル面の傾き角に対して
かに大きく散乱光の大部分は上述のθの条件を満た
すので、散乱光が、上述の受光半径Hの条件を満たす受
光素子で受光されることは極めて少ない(図5(c)参
照)。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】このとき、処理液カーテン形成機構33が
形成したエッチング液のカーテンによって、サンプル面
上の照射光の照射領域内に処理液カーテン形成機構33
からのエッチング液が満たされ、ノズル26からのエッ
チング液の流入が防止され、サンプル面上でのエッチン
グ液の脈流や気泡による散乱光の発生を防止することが
できる。また、結像レンズ48の半径Dの大きさ、受光
素子49の受光面Qの半径Hの大きさ等を調整している
ので、液晶表示器用基板Gの下面に流れ出したエッチン
グ液に液晶表示器用基板Gを透過した照射光が照射され
ることによる散乱光等のノイズをカットすることができ
る。さらに、液晶表示器用基板Gのサンプル面が傾いた
状態で反射された反射光も受光することができるととも
に、照射光の波長を調整しているので、干渉光の振幅を
大きくし、オフセットを小さくしたS/N比の大きなデ
ータを計測することができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載した発明によれば、結像レンズの半径を調整し
ているので、被処理物が表面処理時にθ(θは表面処理
時に発生する被処理物のサンプル面の最大傾き角度)傾
いた状態で光束がその被処理物で反射した場合でも、そ
の反射光は結像レンズに必ず入射される。また、受光素
子の受光面の半径を調整しているので、被処理物がθ傾
いた状態での反射光も受光することができるとともに、
脈流や気泡による反射角は、表面処理時の被処理物のサ
ンプル面の傾き角に対してかに大きいので、脈流等か
らの散乱光が受光手段でほとんど受光されなくなり、S
/N比の高い計測データを得ることができ、表面処理の
終点検出精度を向上することができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】請求項4に記載した発明によれば、サンプ
ル面を被処理物の表面層側に設定した場合に、処理液カ
ーテン形成手段がサンプル面上の照射光の照射領域の周
囲に処理液カーテンを形成するので、照射領域内への
流や気泡の流入が防止され、散乱光によるノイズ成分が
一層低減され、計測データのS/N比を高めることがで
きる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に透光性の表面層が形成された被
    処理物に所定の処理液を供給して表面処理を施すことに
    よって前記表面層を除去する際に、前記除去処理が終了
    した時点を検出する装置であって、 前記被処理物のサンプル面に平行光束を照射する投光手
    段と、 前記投光手段によって照射された平行光束が前記被処理
    物で反射され、その反射光を集光させる結像レンズと、 前記結像レンズによって集光された前記被処理物からの
    反射光を受光する受光手段と、 前記受光手段によって受光した反射光の光量に基づいて
    前記除去処理が終了した時点を検出する終点検出手段
    と、 を備え、かつ、 少なくとも前記被処理物と前記受光手段との間の反射光
    の光路上に前記結像レンズを配設し、 さらに、表面処理時に発生する前記被処理物のサンプル
    面の最大傾き角度をθ、前記被処理物のサンプル面から
    前記結像レンズまでの距離をL、前記投光手段によって
    照射された光の光束半径をRとした場合に、前記結像レ
    ンズの半径Dが、D≧L×tan(2θ)+Rの条件を
    満たし、 かつ、前記結像レンズの焦点距離をf、前記受光手段の
    受光面で受光する反射光の光束半径をdとした場合に、
    前記受光手段の受光面の半径Hが、H=f×tan(2
    θ)+dの条件を満たすことを特徴とする表面処理終点
    検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の表面処理終点検出装置
    において、 前記投光手段から照射する平行光束を、190nm〜50
    0nmの範囲の短波長の平行光束とした表面処理終点検出
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の表面処理終点検出装置
    において、 前記投光手段から照射する平行光束を、前記表面処理の
    進行によって反射光の光量が変化しない領域(マスク領
    域)からの反射光の光量を小さくする特定の波長、若し
    くは、特定の波長バンド域の平行光束とした表面処理終
    点検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の表面処理終点検出装置
    において、 前記投光手段は、前記被処理物の表面層側に設定された
    サンプル面に平行光束を照射するものであり、かつ、前
    記平行光束の照射領域の周囲に、前記処理液と同じ液体
    を流出して処理液のカーテンを形成する処理液カーテン
    形成手段を備えた表面処理終点検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の表面処理終点検出装置
    において、 前記投光手段は、前記被処理物の下面側に設定されたサ
    ンプル面に平行光束を照射するものであり、かつ、前記
    平行光束の照射領域に、気体を吹き付けるノズルを備え
    た表面処理終点検出装置。
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