JPH0532208Y2 - - Google Patents

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JPH0532208Y2
JPH0532208Y2 JP1989019605U JP1960589U JPH0532208Y2 JP H0532208 Y2 JPH0532208 Y2 JP H0532208Y2 JP 1989019605 U JP1989019605 U JP 1989019605U JP 1960589 U JP1960589 U JP 1960589U JP H0532208 Y2 JPH0532208 Y2 JP H0532208Y2
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【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案はノズルより噴射した高圧水の反力によ
り回転する回転ノズル装置に係り、特に前記反力
により無用に回転力が増大する事のないように、
回転力抑制手段が付設された回転ノズル装置の改
良に関する。
「従来の技術」 従来より、第2図に示す如く圧力源に連結され
る本体1に回転自在に支持される支持体2と、該
支持体2の回転軸11に対し偏向配置した直進ノ
ズル3とからなり、前記ノズル3より噴射される
噴射圧の反作用力を利用して該ノズル3を回転さ
せるようにし、その噴射域を拡大させるようにし
た回転ノズル装置は公知である。
しかしながらかかる回転ノズル装置においては
前記ノズルは支持体の回転軸に対し偏心している
為に、ノズルの噴射圧が高圧化すればする程、回
転速度とともに遠心力が増大し、該増大した遠心
力はノズルより噴射された噴射水流にも作用し
て、その直進性を妨げるのみならず散乱化させて
霧状態にしてしてしまう。そして一旦霧化した水
流は例えその噴出速度を維持して被洗浄体に衝突
しても衝撃力が大幅に低下し、洗浄効率が大幅に
低下するという問題が生じる。
かかる欠点を解消する為に、同図に示すように
例えば高圧水の反力により回転する直進ノズル3
を取付た支持体2と、その周囲を囲繞し前記支持
体2を回転可能に軸支する本体1からなり、ブレ
ーキ手段として機能する鋼球50を収納する収納
孔60を、前記支持体2外周面の周径方向に複数
個凹設するとともに、該収納孔60と対面する本
体1内壁面側に一又は複数の弧状凹溝70を設
け、そして該支持体2の回転により鋼球50が収
納孔60外方に移動し、その一部が収納孔60よ
り突設して前記凹溝70に係合且つ支持体2の回
転により離脱しながら支持体2の回転を抑制し、
該支持体2の回転数の増大に比例して遠心力が大
になると、前記鋼球50に付勢される押圧力も大
になる為に、前記鋼球50と凹溝70間の係合強
度が増大し、結果として支持体2の回転数の増大
に比例した抵抗力が発生し、これにより回転速度
の抑制を図る事が出来るものである。
「考案が解決しようとする課題」 かかる従来技術は、鋼球50が前記弧状凹溝7
0と収納孔60との間を衝接しながら回転速度の
抑制を図るものである為に、該衝接により前記弧
状凹溝70と収納孔60若しくは鋼球50のいず
れかが摩耗してしまう。
特に実際の装置においては、前記本体1や支持
体2を加工性のよい砲金で形成している為に、結
果として前記弧状凹溝70や収納孔60の方が摩
耗してしまい、而も前記ノズルの回転方向は一方
向である為に片当たりが生じてしまい、急速に摩
耗劣化が生じる。
本考案はかかる従来技術の欠点に鑑み、遠心方
向に対面可能に形成した支持体2と本体1間の凹
部に係合可能な球体を用いて回転力の抑制を図る
回転ノズル装置において、その耐久性の向上を図
つた装置を提供する事を目的とする。
「課題を解決する為の手段」 かかる技術的課題を達成する為に本考案は、前
記球体を前記支持体及び本体より比重の軽い中実
セラミツク球で形成するとともに、少なくとも前
記支持体の凹穴開口側内壁面にルーロン、ナイロ
ンその他の樹脂性緩衝体を介装させ、 更に前記支持体上に、周径方向に僅かに傾斜さ
せた一対の取付孔を、180°隔てた位置に夫々逆対
称状に穿孔し、該取付穴に選択的に一のノズルを
取り付ける事により、正逆回転可能に構成したも
のである。
「作用」 本考案は前記球体5にセラミツク材を用いる事
により、支持体2や本体1との間の硬度差を維持
して球体5自体の摩耗の恐れを除くとともに、該
セラミツク材は鋼球50に比較して質量が小であ
る為に、前記球体5が前記弧状凹溝7と凹穴6と
の間の衝接時に生じる衝接エネルギーを大幅に小
にする事が出来、結果として球体5の衝接に起因
する支持体2や本体1側の摩耗を低減させる事が
出来る。
又更に本考案は支持体2の凹穴6開口側内壁面
に樹脂性の緩衝体60を介装させた為に、前記衝
接時に生じるエネルギーを吸収する事が出来、こ
れにより前記効果が一層助長される。
尚前記緩衝体60は本体1側に設けてもよい
が、本体1側の衝接エネルギーは遠心力のみが作
用するのに対し、支持体2側においては本体1と
支持体2間の相対的速度エネルギが加味されて衝
接するものである為に、その衝接エネルギは一層
増大する為に支持体2側に設けた方が好ましい。
尚、前記球体5をセラミツク材で形成する事
は、鋼球50に比して質量が低下する為に、その
分回転力抑制力が低下する。そこで前記回転力抑
制機構を軸方向に複数段設ける事により、同時に
又は僅かに時期をずらして回転力抑制を図る事が
出来、その抑制効果が大になる。
更に本考案は前記支持体2上に一対のノズル取
付孔30A,30Bを穿孔し、該取付孔30A,
30Bに選択的に一のノズル3を取り付け、正逆
回転可能に構成する事によりいわゆる片当たりを
なくし、その分耐久性を2倍に向上させる事が出
来る。
「実施例」 以下、図面を参照して本考案の好適な実施例を
例示的に詳しく説明する。ただしこの実施例に記
載されている構成部品の寸法、材質、形状、その
相対配置などは特に特定的な記載がない限りは、
この考案の範囲をそれのみに限定する趣旨ではな
く、単なる説明例に過ぎない。
第1図は本考案の実施例を示す回転ノズル装置
で、Aは切欠平面図、BはA−A線断面図、Cは
B−B線断面図である。
本体1は中心貫通孔11aを有する中心管11
の下端側に、耐圧ホースを螺着させる螺子部11
bを設けるとともに、該螺子部11bの上側に円
板状のフランジ12を設け、該フランジ12外周
囲に筒状外被体13を螺子結合させて螺着させる
事により上面側に支持体(以下ロータ2という)
収納する円筒凹部を形成する事が出来る。
又前記フランジ12より立設する中心管11上
には、ライナパツキンからなる軸受部15を介し
て円筒状のロータ2が本体1に回転自在に支持さ
れている。
一方、ロータ2は、外被体13の内壁面より僅
かに小なる外径をもつて円筒状に形成され、その
上面に同心状に断面コの字状の円筒状カバー体4
を取付け、両者を直進ノズル3を介して又必要に
応じて螺子を介して一体的に固設する。
直進ノズル3はロータ2の軸心Cを指向するよ
う斜めに且つ周径方向にも僅かに傾斜させて配置
するとともに、前記ロータ2内に導通孔21を穿
孔し、前記本体1側の中心貫通孔11aと直進ノ
ズル3間を連通させる。この結果前記中心貫通孔
11aに高圧流体を導入する事によりノズル3よ
りの噴射圧により前記ロータ2が回転する。
さて前記ロータ2は、外被体13と対面する外
周面側に、複数のU字穴6を周径方向に所定角度
隔てた位置に上下2段状に凹設するとともに、該
U字穴6開口端側にルーロン製の円筒ブツシユ6
0を嵌入した後、該U字穴6内にその内径より僅
かに小なるアルミナ製のセラミツク球5を夫々収
納する。
外被体13は、その内壁面側に前記セラミツク
球5と対面する周面上の、選択された一又は二個
所(本実施例の場合は180°隔てた二個所)に、浅
い弧状凹溝7を設け、該凹溝7に前記セラミツク
球5が係合可能に構成する。一方外被体13外壁
面側には、内周面に螺子条43を螺刻したカバー
体4下端との間の出口開口41が微小隙間をもつ
て設定し得る程に近接させたスカート体40が螺
着されており、これにより前記カバー体4下端側
より支持体2の摺動面内に泥水を含んだはね返り
水の侵入を防止し得る。
そして第1図Cに示すごとくロータ2上面に
は、軸心Cを指向するよう斜めに且つ周径方向に
も僅かに傾斜させた一対の取付孔30A,30B
を、180°隔てた位置に夫々逆対称状に穿孔し、一
の取付孔30Bに前記ノズルを又他の取付け孔3
0Aに盲栓31を取り付ける。
かかる実施例によれば、回転停止時において
は、セラミツク球5は外被体13内壁面に対し非
接触の状態を維持している為に、前記ノズル3の
噴射反力でロータ2が容易に回転し始め、そして
該ロータ2の回転により生じる遠心力によりセラ
ミツク球5がU字穴6外方に移動し、その一部が
U字穴6より突出して前記凹溝7に係合−衝接し
更にロータ2の回転により凹溝7より離脱しU字
穴6開口側への衝接を繰り返す事によりロータ2
の回転を抑制する訳であるが、前記したようにセ
ラミツク球5自体が高硬度で且つ質量が小である
とともに、U字穴6開口側に緩衝体として機能す
るブツシユ60が嵌挿されている為に、更には該
回転力抑制機構は上下に二段に配置されている為
に、前記した本考案の作用を円滑に達成し得る。
そして更に、前記取付孔30A,30Bに選択
的にノズル3と盲栓31を交互に取り付ける事に
より、簡単に正逆回転させる事が出来、これによ
り片当たりを防ぐ事が出来る。
「考案の効果」 以上記載の如く、本考案によれば、遠心方向に
対面可能に形成した支持体と本体間の凹部に係合
可能な球体を用いて回転力の抑制を図る回転ノズ
ル装置において、前記ブレーキ部材の衝接に起因
する各部の摩耗を向上させる事が出来、結果とし
てその耐久性を大幅に向上させる事が出来る。
又本考案は前記支持体上に一対のノズル取付孔
を穿孔し、該取付孔に選択的に一のノズルを取り
付け、正逆回転可能に構成する事によりいわゆる
片当たりをなくし、その分耐久性を2倍に向上さ
せる事が出来る。等の種々の著効を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す回転ノズル装置
で、Aは切欠中央破断平面図、BはAのA−A線
断面図、CはAのB−B線断面図である。第2図
は従来技術に係る回転ノズル装置を示す縦断正面
図である。 1……本体、2……支持体、5……球体、6…
…凹穴、7……弧状凹溝、30A,30B……ノ
ズル取付孔、60……緩衝体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 高圧水の反力により回転するノズルを取付け
    た金属製支持体と、その周囲を囲繞し前記支持
    体を回転可能に軸支する金属製本体からなり、
    前記支持体の周面に設けた凹穴内に収納した球
    体が遠心力の作用により、本体側の凹部に係合
    可能に構成した回転ノズル装置において、前記
    球体を前記支持体及び本体より比重の軽い中実
    セラミツク球で形成するとともに、少なくとも
    前記支持体の凹穴開口側内壁面に樹脂性緩衝体
    を介装させ、 更に前記支持体上に、周径方向に僅かに傾斜
    させた一対の取付孔を、180°隔てた位置に夫々
    逆対称状に穿孔し、該取付穴に選択的に一のノ
    ズルを取り付ける事により、正逆回転可能に構
    成した事を特徴とする回転ノズル装置。 2 前記支持体に設けた凹穴、球体、及び本体側
    の凹部からなる回転力抑制機構を軸方向に複数
    段状に設けた事を特徴とする請求項1)記載の
    回転ノズル装置。
JP1989019605U 1989-02-23 1989-02-23 Expired - Lifetime JPH0532208Y2 (ja)

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JPH02112351U JPH02112351U (ja) 1990-09-07
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Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5924542B2 (ja) * 1979-07-23 1984-06-09 三菱電機株式会社 半導体装置用基板の製造方法
JPS63185468A (ja) * 1986-09-08 1988-08-01 Anzen Jidosha Kk 回転ノズル装置

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