JPH05321605A - タービン起動装置 - Google Patents

タービン起動装置

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Publication number
JPH05321605A
JPH05321605A JP12483992A JP12483992A JPH05321605A JP H05321605 A JPH05321605 A JP H05321605A JP 12483992 A JP12483992 A JP 12483992A JP 12483992 A JP12483992 A JP 12483992A JP H05321605 A JPH05321605 A JP H05321605A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turbine
speed
rate
vibration
rotation speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12483992A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichi Okuma
栄一 大熊
Atsushi Tachikawa
篤 立川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Engineering Corp, Toshiba Corp filed Critical Toshiba Engineering Corp
Priority to JP12483992A priority Critical patent/JPH05321605A/ja
Publication of JPH05321605A publication Critical patent/JPH05321605A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】タービン昇速時の振動、熱応力の発生に伴う超
過起動時間を短縮することにある。 【構成】目標回転数の設定値に応じて設定される昇速率
設定値に基づいてタービン8を起動するタービン起動装
置において、前記タービン8の起動過程で振動や熱応力
の発生が検出されると前記タービンの昇速率を予め設定
された低昇速率に切替え可能な昇速率設定部5を設けて
タービン起動時の昇速率を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タービン起動時の昇速
率を自動的に制御するタービン起動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のタービン起動装置においては、予
め起動前に制御用計算機に目標回転数と昇速率とを設定
することにより、タービン起動が行われている。図3は
タービン起動スケジュールをタービン回転数と時間との
関係で示すものである。
【0003】即ち、図3に示すようにタービンの起動が
開始されると、目標回転数と昇速率により決定される図
示実線のTのようなタービン起動スケジュールに従って
回転数が上昇制御される。また、タービンの上昇過程で
タービンに振動、熱応力が発生し警報点Pに達すると、
制御用計算機より直ちに回転数を一定に保持すべき信号
が出され、タービンはこの時点より図示点線Cのように
定値制御に移行し、その定値制御が解除される指令が出
されるまでその回転数を保持すべく運転が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなタ
ービン起動装置では、タービン起動時の振動、熱応力の
警報が発生すると、タービン回転数が定値制御が解除さ
れるまで一定に保持されるため、タービンが目標回転数
に到達するまでにより多くの時間を費やすことになる。
従って、ユニット起動全体に要する時間が長くなるた
め、発電開始が遅れるだけでなく、経済的にも不利であ
る。本発明の目的は、タービン昇速時の振動、熱応力の
発生に伴う超過起動時間を短縮することができるタービ
ン起動装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、目標回転数の設定値に応じて設定される昇
速率設定値に基づいてタービンを起動するタービン起動
装置において、前記タービンの起動過程で振動や熱応力
の発生が検出されると前記タービンの昇速率を予め設定
された低昇速率に切替え可能な昇速率設定手段を設けて
タービン起動時の昇速率を制御するものである。
【0006】
【作用】このような構成のタービン起動装置にあって
は、タービン昇速過程で振動や熱応力が発生した時点で
タービンの昇速率が自動的に予め昇速率設定手段に設定
された低昇速率に切替えられてタービンが制御されるの
で、振動や熱応力が警報発生点に達する前にタービンの
振動や熱応力の増加を抑制することが可能となり、しか
も起動時間を短縮することが可能となる。
【0007】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を参照して説明
する。
【0008】図1は本発明によるタービン自動起動装置
の全体構成例を示すものである。図1において、1はタ
ービン8の目標回転数を入力する目標回転数入力部、2
はタービン回転数の昇速率を入力する昇速率入力部で、
3は目標回転数入力部1および昇速率入力部2より目標
回転数および昇速率がそれぞれ入力されるタービン自動
起動装置である。
【0009】このタービン自動起動装置3は目標回転数
入力部1より目標回転数が入力されると回転数が設定さ
れる回転数設定部4、この回転数設定部4で設定された
回転数設定値と昇速率入力部2より入力される昇速率に
より、タービン回転数の昇速率が設定される昇速率設定
部5、およびこの昇速率設定部5で設定された昇速率設
定値と速度検出器9により検出されたタービン8の回転
速度検出信号10との偏差信号が入力され、この偏差信
号によりタービン8に流入する蒸気量を調節する主加減
弁7の開度を制御する速度制御部6から構成されてい
る。
【0010】図2は回転数設定部4と昇速率設定部5の
具体例を示すものである。図2において、回転数設定部
4は目標回転数入力部1より目標回転数が入力される
と、例えばスイッチがS1(0rpm),S2(400rpm),
S3(1000rpm),S4(3000rpm)の何ずれかに切替えら
れ、目標回転数が設定されるようになっている。
【0011】また、昇速率設定部5は回転数設定部4よ
り入力される回転数設定値と昇速率入力部2より入力さ
れる昇速率に基づいて、複数の昇速率設定値、例えばス
イッチがSa(100rpm/ 分)、Sb(150rpm/ 分)、S
c(300rpm/ 分)に切替可能な構成となっており、さら
に設定タービン8に振動、熱応力が発生すると図示しな
い検出器より入力される検出信号により、その昇速率設
定値が低昇速率Sa(100rpm/ 分)に切替えられるよう
になっている。
【0012】このような構成のタービン自動起動装置に
おいて、タービン8が起動され、図3に示すようにター
ビン起動スケジュールTに従って昇速制御されていると
き図示D点で図示しない検出器によりタービン8に振動
や熱応力が発生していることを検出すると、その検出信
号Dが昇速率設定部5に入力される。この昇速率設定部
5ではその検出信号Dにより昇速率設定値がその時点で
の設定値から最低の設定値、ここではSa(100rpm/
分)に切替えられ、タービン8はD点から最低の昇速率
設定値に基づいて回転数が図示一点鎖線Bのように昇速
制御される。そして、警報発生点Pに達する前にタービ
ン8の振動や熱応力が許容範囲内に入ると、その時点よ
りタービン起動スケジュールTによる制御に移行する。
【0013】従って、タービン8の昇速時に振動や熱応
力が発生すると、昇速率を下げる制御が自動的に行われ
るので、警報発生以前に対処することが可能となる。ま
た、振動や熱応力発生時においてもタービン回転数は低
昇速率で上昇しているので、目標回転数に至るまでの起
動時間を短縮することができる。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ター
ビン昇速時の振動、熱応力の発生に伴う超過起動時間を
短縮することができるタービン自動起動装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるタービン自動起動装置の一実施例
を示す回路構成図。
【図2】同実施例における回転数設定部と昇速率設定部
の具体例を示す回路図。
【図3】タービン起動スケジュールほんと振動や熱応力
の発生による従来の定値制御と本発明の一実施例による
低昇速率による時間と回転数の関係を示す図。
【符号の説明】
1……目標回転数入力部、2……昇速率入力部、3……
タービン自動起動装置、4……回転数設定部、5……昇
速率設定部、6……速度制御部、7……主加減弁、8…
…タービン、9……速度検出器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目標回転数の設定値に応じて設定される
    昇速率設定値に基づいてタービンを起動するタービン起
    動装置において、前記タービンの起動過程で振動や熱応
    力の発生が検出されると前記タービンの昇速率を予め設
    定された低昇速率に切替え可能な昇速率設定手段を設け
    てタービン起動時の昇速率を制御することを特徴とする
    タービン起動装置。
JP12483992A 1992-05-18 1992-05-18 タービン起動装置 Pending JPH05321605A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12483992A JPH05321605A (ja) 1992-05-18 1992-05-18 タービン起動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12483992A JPH05321605A (ja) 1992-05-18 1992-05-18 タービン起動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05321605A true JPH05321605A (ja) 1993-12-07

Family

ID=14895371

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12483992A Pending JPH05321605A (ja) 1992-05-18 1992-05-18 タービン起動装置

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