JPH0532016U - クラウチング装置の排気バルブ - Google Patents

クラウチング装置の排気バルブ

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JPH0532016U
JPH0532016U JP9156891U JP9156891U JPH0532016U JP H0532016 U JPH0532016 U JP H0532016U JP 9156891 U JP9156891 U JP 9156891U JP 9156891 U JP9156891 U JP 9156891U JP H0532016 U JPH0532016 U JP H0532016U
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port
plunger
valve
signal pressure
push rod
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JP9156891U
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達郎 山口
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Hino Motors Ltd
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Hino Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排気バルブにトラブルが発生して車高の復
元が不能になったときに車高を信号圧によらずに簡単に
復元して走行可能とする。 【構成】 排気バルブ14のプランジャ30を復元位
置に移動可能なプッシュロッド33と、プッシュロッド
33をプランジャ30に押付けて復元位置に移動させる
駆動手段40とを備える。信号圧が加わらない状態でプ
ランジャ30が復元位置に移動しないときに、駆動手段
40によりプッシュロッド33を駆動すると、プッシュ
ロッド33はプランジャ30を押して強制的に復元位置
まで移動する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はエアサスペンション車のエアスプリングのエアを信号圧により排出し て車高を下げるクラウチング装置の排気バルブに関する。更に詳しくは低下した 車高を信号圧により復元できないときの非常用車高復元機構を備えた排気バルブ に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
バスやトラックなどのエアサスペンション機構を装備した車両では、シャシフ レームとアクスルとの間にエアスプリングが設けられ、エアタンクからレベリン グバルブを介してエアスプリングに圧縮エアを供給して、エアスプリングにより シャシフレームを懸架している。アクスルがシャシフレームに対して相対的に垂 直方向に変位するとアクスルに枢支したリンク機構がレベリングバルブの切換レ バーを回動して、このレバーの回動によりレベリングバルブの圧縮エアの給排が 行われシャシフレームを一定の高さに保つようにしている。 従来、このエアサスペンション機構を利用して、例えばバスなどの車両で乗客 の乗降を容易にするために、或いはトラックなどの車両では荷物の積降しを容易 にするために、レベリングバルブとエアスプリングとの間に排気バルブを設けた クラウチング装置が知られている。このクラウチング装置では排気バルブに信号 圧が加わると排気バルブ内のプランジャが下降してレベリングバルブからのエア を遮断し、エアスプリングのエアを排出して車高を下げている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記クラウチング装置は信号圧を発生するための電磁弁が誤動作して 信号圧が加わったままになったり、排気バルブ内への異物の侵入等によりプラン ジャが上昇しなくなった場合には、エアスプリングのエアが排出され続け、車高 を復元することができない問題点があった。 本考案の目的は、排気バルブにトラブルが発生して車高の復元が不能になった ときに車高を信号圧によらずに復元し得るクラウチング装置の排気バルブを提供 することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案の構成を実施例に対応する図1に基づいて説 明する。 本考案は、レベリングバルブ13に連通する入口ポート14aと、エアスプリ ング16に連通する出口ポート14bと、このエアスプリング内のエアを排出す る排気ポート14cと、信号圧が加わる信号圧ポート14dとを備え、信号圧ポ ート14dに信号圧が加わるときには入口ポート14aと出口ポート14bとの 間の流路を遮断しかつ出口ポート14bと排気ポート14cを連通してクラウチ ング位置に移動し、信号圧が加わらないときには排気ポート14cと出口ポート 14bとの間の流路を遮断しかつ入口ポート14aと出口ポート14bを連通し て復元位置に移動するプランジャ30がバルブハウジング26内に設けられたク ラウチング装置の排気バルブ14の改良である。 その特徴ある構成は、プランジャ30を前記復元位置に移動可能なプッシュロ ッド33と、プッシュロッド33をプランジャ30に押付けて前記復元位置に移 動させる駆動手段40とを備えたことにある。
【0005】
【作用】
信号圧が加わらない状態でプランジャ30が復元位置に移動しないときに、駆 動手段40によりプッシュロッド33を駆動すると、プッシュロッド33はプラ ンジャ30を押して強制的に復元位置まで移動する。
【0006】
【実施例】
次に本考案の一実施例を図面に基づいて詳しく説明する。 図3に示すように、車両の圧縮エア源11からレベリングバルブ13及び排気 バルブ14を介してエアスプリング16に圧縮エアが供給される。このエアスプ リング16はシャシフレーム17に固着されたプレート16aと、ブラケット1 9を介してアクスル18に取付けられたベース16bと、円筒状に形成されたゴ ム膜16cとを有する。ゴム膜16cはプレート16aとベース16bとの間に 接続され、その内部には圧縮エアが供給される。またベース16bの上面にはゴ ムにて形成されたコンタクトラバー21が固着され、エアスプリング16内の圧 縮エアが排出されたときプレート16aがラバー21の頂部に当接するようにな っている。エアスプリング16は車両の走行中、路面の凹凸にて発生する振動を エアスプリング16の内部に貯えられた圧縮エアの弾性により吸収してシャシフ レーム17に伝わらないように構成される。
【0007】 レベリングバルブ13は3ポート3位置切換えのバルブであり、入口ポート1 3aは圧縮エア源11に接続され、出口ポート13bは排気バルブ14に接続さ れ、排気ポート13cは大気に開放される。このバルブ13はシャシフレーム1 7に固着され、バルブ13にはレバー13dの基端が枢着される。レバー13d の先端はリンク13eを介してブラケット19に枢着される。レバー13dが実 線で示すように水平状態のときにはポート13aとポート13bとが遮断され、 レバー13dが二点鎖線で示すように上向きのときにはポート13aとポート1 3bとが連通し、レバー13dが破線で示すように下向きのときにはポート13 bと排気ポート13cとが連通するように構成される。 圧縮エア源11から分岐して3ポート2位置切換えの電磁制御式の電磁バルブ 22が設けられる。入口ポート22aは圧縮エア源11に接続され、出口ポート 22bは排気バルブ14の信号圧ポート14dに接続され、排気ポート22cは 大気に開放される。この電磁バルブ22は車室に設けられた手動スイッチ23に てオンオフし、スイッチ23を閉じると、ポート22aとポート22bとが連通 し、スイッチ23を開くと、ポート22bと排気ポート22cとが連通するよう に構成される。
【0008】 図1〜図3に示すように、排気バルブ14は3ポート2位置切換えのエア圧制 御式のバルブであり、入口ポート14aはレベリングバルブ13のポート13b に接続され、出口ポート14bはエアスプリング16に接続され、排気ポート1 4cは大気に開放され、信号圧ポート14dは電磁バルブ22のポート22bに 接続される。 排気バルブ14のバルブハウジング26の上部には入口ポート14aを有する 部材27が固着され、その下部には排気ポート14cを有するケーシング28が ボルト29により固着される。ハウジング26には出口ポート14b及び信号圧 ポート14dが設けられ、ハウジング26内にはプランジャ30が摺動可能に設 けられる。プランジャ30の内部にはエア流路30aが貫通する。
【0009】 プランジャ30の上方のハウジング26内には弁体31が設けられる。この弁 体31はスプリング32によりプランジャ30に圧接され、プランジャ30が下 降したときにはハウジング26内に設けられたシート26aに着座するようにな っている。このシート26aにはプランジャ30が出没可能な開口部26bが形 成される。 ケーシング28にはプランジャ30を押上げるためのプッシュロッド33が摺 動可能に設けられ、このロッド33の先端にはパッキング34が、また中央には ストッパ35がそれぞれ固着される。プランジャ30の底面とストッパ35の間 にはリターンスプリング36が介装される。 プッシュロッド33はレバー37、インナケーブル38、アウタケーブル39 、ねじ軸42及びハンドル43からなる駆動手段40により駆動される。即ち、 ケーシング28の内面下部に略J字状のレバー37の基端が枢着される。このレ バー37の上面にはプッシュロッド33の下端が当接し、その先端にはインナケ ーブル38の下端が接続される。ケーシング28の上面にはケーブル38を摺動 可能に被包するアウタケーブル39の下端がナット41により固着される。イン ナケーブル38の上端はアウタケーブル39の上端に螺合して設けられたねじ軸 42に接続され、ねじ軸42の上部にはハンドル43が固着される。
【0010】 このような構成のクラウチング装置の動作を説明する。 スイッチ23が開いた状態では、排気バルブ14の信号圧ポート14dには信 号圧が加わらないため、図1に示すようにプランジャ30はスプリング36の弾 性力により上昇して弁体31を押上げる。入口ポート14aと出口ポート14b とが連通してレベリングバルブ13からの圧縮エアがエアスプリング16に供給 されるようになる。 またスイッチ23が閉じた状態では、ポート22aとポート22bとが連通し て信号圧ポート14dに信号圧が加わるため、図2に示すようにこの信号圧でプ ランジャ30がスプリング36の弾性力に抗して下降する。弁体31がシート2 6aに着座するとともに、開口部26bを閉塞する。これによりエアスプリング 16の圧縮エアが出口ポート14bからシート26aの下部の開口部26b、プ ランジャ30のエア流路30a及び排気ポート14cを通って大気に放出され、 車高が低下する。
【0011】 本実施例の特徴ある動作は、スイッチ23を開いても、プランジャ30がスプ リング36の弾性力で上昇せず、低下した車高を復元できない場合に行われる。 即ち、この場合にハンドル43を図1の矢印の方向に回すと、二点鎖線で示すよ うにねじ軸42がアウタケーブル39から進出し、インナケーブル38を引張っ てレバー37を時計方向に回転させる。レバー37がスプリング36の弾性力に 抗してプッシュロッド33を押上げ、このロッド33はプランジャ30を押上げ る。またロッド33のパンキング34がプランジャ30の下端でエア流路30a を確実に閉塞するため、たとえ弁体31が損傷して入口ポート14aとエア流路 30aとのシール性が劣化していても、排気ポート14cから圧縮エアは漏洩し なくなる。プランジャ30の上端が弁体31をシート26aから浮上させると、 レベリングバルブ13からの圧縮エアが入口ポート14aを通って出口ポート1 4bからエアスプリング16に流入し、車高が上昇する。 所定の車高になるとレベリングバルブ13のレバー13dが水平になり、その 出口ポート13bから排気バルブ14に供給していた圧縮エアは止まる。荷物の 積降しや乗客の乗降によりエアスプリング16に加わる荷重が変動して車高に変 化が見られるときには、レベリングバルブ13がエアスプリング16の圧縮エア を給排して、上記所定の高さを維持する。 排気バルブ14の誤動作の原因等を調べる場合には、ハンドル43を逆転して レバー37を元の位置に戻せば、リターンスプリング36の弾性力によりプッシ ュロッド33は操作前の状態になる。
【0012】 なお、上記例ではプッシュロッド33の駆動手段として、レバーとケーブルと ハンドルによる機械的手段を示したが、本考案はこれに限らず、ソレノイド、流 体シリンダ等他の手段を用いてもよい。
【0013】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、プランジャをプッシュロッドにより強制 的に復元位置まで移動するようにしたので、排気バルブにトラブルが発生して車 高の復元が不能になったときに車高を信号圧によらずに簡単に復元して走行する ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案一実施例のクラウチング装置のエアスプ
リングにエアを供給している状態を示す排気バルブの断
面図。
【図2】そのエアスプリングからエアを大気中に放出し
ている状態を示す排気バルブの断面図。
【図3】そのクラウチング装置の構成図。
【符号の説明】
13 レベリングバルブ 14 排気バルブ 14a 入口ポート 14b 出口ポート 14c 排気ポート 14d 信号圧ポート 16 エアスプリング 26 バルブハウジング 30 プランジャ 33 プッシュロッド 40 駆動手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レベリングバルブ(13)に連通する入口ポ
    ート(14a)と、エアスプリング(16)に連通する出口ポー
    ト(14b)と、前記エアスプリング内のエアを排出する排
    気ポート(14c)と、信号圧が加わる信号圧ポート(14d)と
    を備え、 前記信号圧ポート(14d)に信号圧が加わるときには前記
    入口ポート(14a)と前記出口ポート(14b)との間の流路を
    遮断しかつ前記出口ポート(14b)と前記排気ポート(14c)
    を連通してクラウチング位置に移動し、前記信号圧が加
    わらないときには前記排気ポート(14c)と前記出口ポー
    ト(14b)との間の流路を遮断しかつ前記入口ポート(14a)
    と前記出口ポート(14b)を連通して復元位置に移動する
    プランジャ(30)がバルブハウジング(26)内に設けられた
    クラウチング装置の排気バルブ(14)において、 前記プランジャ(30)を前記復元位置に移動可能なプッシ
    ュロッド(33)と、 前記プッシュロッド(33)を前記プランジャ(30)に押付け
    て前記復元位置に移動させる駆動手段(40)とを備えたこ
    とを特徴とするクラウチング装置の排気バルブ。
JP9156891U 1991-10-11 1991-10-11 クラウチング装置の排気バルブ Pending JPH0532016U (ja)

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JPH0532016U true JPH0532016U (ja) 1993-04-27

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ID=14030131

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51138455A (en) * 1975-05-27 1976-11-30 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Method of forming light wave guide
JPS5244421A (en) * 1975-10-06 1977-04-07 Nakakita Seisakusho Automatic valve controller
JPS54111126A (en) * 1978-02-20 1979-08-31 Toa Medical Electronics Fluid control valve
JPS5929481A (ja) * 1982-08-11 1984-02-16 Shinwa Boeki Kk ガスレ−ザ発生装置

Patent Citations (4)

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