JPH05320026A - 多色固形粉末化粧料の製造方法 - Google Patents
多色固形粉末化粧料の製造方法Info
- Publication number
- JPH05320026A JPH05320026A JP15444592A JP15444592A JPH05320026A JP H05320026 A JPH05320026 A JP H05320026A JP 15444592 A JP15444592 A JP 15444592A JP 15444592 A JP15444592 A JP 15444592A JP H05320026 A JPH05320026 A JP H05320026A
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- cosmetic
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- cosmetics
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 プレス時に金型を交換したり仕切り板を移動
したりする必要がなく、きれいに区画された多色固形粉
末化粧料を一度のプレスで極めて簡便に形成することが
できる多色固形粉末化粧料の製造方法の提供を目的とす
る。 【構成】 （Ａ）仕切り板により仕切られた複数の区画
室を有し、仕切り板を設けた方向に沿って移動可能なホ
ッパーの各区画室内に色の異なる粉末化粧料をそれぞれ
充填する工程と、（Ｂ）上記ホッパーの移動方向に設置
された打型雌型の充填部上にホッパーを移動せしめて該
部に上記色の異なる粉末化粧料を同時に充填する工程
と、（Ｃ）上記打型雌型の充填部に充填された粉末化粧
料を打型雄型によりプレスする工程と、から多色固形粉
末化粧料を形成する方法。
したりする必要がなく、きれいに区画された多色固形粉
末化粧料を一度のプレスで極めて簡便に形成することが
できる多色固形粉末化粧料の製造方法の提供を目的とす
る。 【構成】 （Ａ）仕切り板により仕切られた複数の区画
室を有し、仕切り板を設けた方向に沿って移動可能なホ
ッパーの各区画室内に色の異なる粉末化粧料をそれぞれ
充填する工程と、（Ｂ）上記ホッパーの移動方向に設置
された打型雌型の充填部上にホッパーを移動せしめて該
部に上記色の異なる粉末化粧料を同時に充填する工程
と、（Ｃ）上記打型雌型の充填部に充填された粉末化粧
料を打型雄型によりプレスする工程と、から多色固形粉
末化粧料を形成する方法。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、多色固形粉末化粧料の
製造方法に係り、詳しくは、プレス時に金型を交換した
り仕切り板を移動させたりする必要がなく、一度のプレ
スで多色固形粉末化粧料を形成することができる簡便な
多色固形粉末化粧料の製造方法に関するものである。
製造方法に係り、詳しくは、プレス時に金型を交換した
り仕切り板を移動させたりする必要がなく、一度のプレ
スで多色固形粉末化粧料を形成することができる簡便な
多色固形粉末化粧料の製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
多色固形粉末化粧料の製造方法としては、特開昭５９−
４４２０５号公報に開示されているように、打型金型に
仕切り板を設け、この仕切り板間に多色化粧料を充填し
た上で仕切り板を独立状態で移動させることにより多色
固形粉末化粧料を得る方法、特開昭６１−１６１０号公
報にように複数個の押型を使用する方法、また特開昭６
２−２１５５１５号公報のように複数個の色の異なる固
形粉末化粧料を受皿に移し換えて再度打型する方法等が
あるが、これらはいずれもプレス時に押型を取り替えた
り仕切り板を移動させたりする必要があるために、製造
装置が複雑で高価なものになり、製造工程も煩雑になる
という欠点を有していた。
多色固形粉末化粧料の製造方法としては、特開昭５９−
４４２０５号公報に開示されているように、打型金型に
仕切り板を設け、この仕切り板間に多色化粧料を充填し
た上で仕切り板を独立状態で移動させることにより多色
固形粉末化粧料を得る方法、特開昭６１−１６１０号公
報にように複数個の押型を使用する方法、また特開昭６
２−２１５５１５号公報のように複数個の色の異なる固
形粉末化粧料を受皿に移し換えて再度打型する方法等が
あるが、これらはいずれもプレス時に押型を取り替えた
り仕切り板を移動させたりする必要があるために、製造
装置が複雑で高価なものになり、製造工程も煩雑になる
という欠点を有していた。
【０００３】また、特開平１−１９９９０３号公報に示
されているようにホッパーに仕切り板を設けて振動を与
えながら充填する方法も提案されているが、この方法で
は隣り合う粉体が混合してしまうこととなり、きれいに
区画された多色固形粉末化粧料を形成することは困難で
あった。
されているようにホッパーに仕切り板を設けて振動を与
えながら充填する方法も提案されているが、この方法で
は隣り合う粉体が混合してしまうこととなり、きれいに
区画された多色固形粉末化粧料を形成することは困難で
あった。
【０００４】本発明は、上述のような問題に鑑みなされ
たものであって、プレス時に型を交換したり仕切り板を
移動させたりする必要がなく、一度のプレスできれいに
区画された多色固形粉末化粧料を形成することのできる
多色固形粉末化粧料の製造方法の提供を目的とするもの
である。
たものであって、プレス時に型を交換したり仕切り板を
移動させたりする必要がなく、一度のプレスできれいに
区画された多色固形粉末化粧料を形成することのできる
多色固形粉末化粧料の製造方法の提供を目的とするもの
である。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、（Ａ）仕切り板により仕切られた複数
の区画室を有し、仕切り板を設けた方向に沿って移動可
能なホッパーの各区画室内に色の異なる粉末化粧料をそ
れぞれ充填する工程と、（Ｂ）上記ホッパーの移動方向
に設置された打型雌型の充填部上にホッパーを移動せし
めて該部に上記色の異なる粉末化粧料を同時に充填する
工程と、（Ｃ）上記打型雌型の充填部に充填された粉末
化粧料を打型雄型によりプレスする工程と、から多色固
形粉末化粧料を形成する方法をとる。
めに、本発明は、（Ａ）仕切り板により仕切られた複数
の区画室を有し、仕切り板を設けた方向に沿って移動可
能なホッパーの各区画室内に色の異なる粉末化粧料をそ
れぞれ充填する工程と、（Ｂ）上記ホッパーの移動方向
に設置された打型雌型の充填部上にホッパーを移動せし
めて該部に上記色の異なる粉末化粧料を同時に充填する
工程と、（Ｃ）上記打型雌型の充填部に充填された粉末
化粧料を打型雄型によりプレスする工程と、から多色固
形粉末化粧料を形成する方法をとる。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図１は、本発明方法を実施する装置の一例を示して
いる。この図において、（１）は打型雌型であって、そ
の断面図である図２に示すように充填部（１ａ）の内部
に受皿（２）を嵌挿したものである。
る。図１は、本発明方法を実施する装置の一例を示して
いる。この図において、（１）は打型雌型であって、そ
の断面図である図２に示すように充填部（１ａ）の内部
に受皿（２）を嵌挿したものである。
【０００７】また、打型雌型（１）の後方に密接状態で
スライド台（３）を設けるとともに、このスライド台
（３）の上面には複数枚（本実施例では２枚）の平行な
仕切り板（４）を備えたホッパー（５）を載置してい
る。
スライド台（３）を設けるとともに、このスライド台
（３）の上面には複数枚（本実施例では２枚）の平行な
仕切り板（４）を備えたホッパー（５）を載置してい
る。
【０００８】ホッパー（５）は、その後端部に取付けた
押棒（６）により前後に移動しうるようになっている。
そして上記スライド台（３）と打型雌型（１）とが同じ
高さであって、互いの上面が面一となっているため、上
記ホッパー（５）の押棒（６）を押動することにより、
図３に示すようにホッパー（５）をスライド台（３）上
から打型雌型（１）の充填部（１ａ）上へと移動させる
ことができるのである。
押棒（６）により前後に移動しうるようになっている。
そして上記スライド台（３）と打型雌型（１）とが同じ
高さであって、互いの上面が面一となっているため、上
記ホッパー（５）の押棒（６）を押動することにより、
図３に示すようにホッパー（５）をスライド台（３）上
から打型雌型（１）の充填部（１ａ）上へと移動させる
ことができるのである。
【０００９】次に、上記装置を用いて本発明方法により
多色固形粉末化粧料を製造する例について説明する。
多色固形粉末化粧料を製造する例について説明する。
【００１０】図４（Ａ）は、ホッパー（５）の仕切り板
（４）の間の３つの室にそれぞれ色の異なる粉末化粧料
Ａ，Ｂ，Ｃを充填した状態を上から見た図である。この
ような状態から、ホッパー（５）の押棒（６）を押動し
てスライド台（３）上をスライドさせ、同図（Ｂ）のよ
うに打型雌型（１）の充填部（１ａ）上にホッパー
（５）を位置させることにより、その断面図である同図
（Ｃ）に示すように打型雌型（１）の内部に嵌挿された
受皿（２）内に３色の粉末化粧料Ａ，Ｂ，Ｃが区画され
た状態で充填されていくことになる。このとき、ホッパ
ー（５）のそれぞれの室の上部から攪拌を与えたり、ま
たホッパー（５）自体に振動を与えたりすると、粉末化
粧料Ａ，Ｂ，Ｃを充填しやすくなり、効率的である。
（４）の間の３つの室にそれぞれ色の異なる粉末化粧料
Ａ，Ｂ，Ｃを充填した状態を上から見た図である。この
ような状態から、ホッパー（５）の押棒（６）を押動し
てスライド台（３）上をスライドさせ、同図（Ｂ）のよ
うに打型雌型（１）の充填部（１ａ）上にホッパー
（５）を位置させることにより、その断面図である同図
（Ｃ）に示すように打型雌型（１）の内部に嵌挿された
受皿（２）内に３色の粉末化粧料Ａ，Ｂ，Ｃが区画され
た状態で充填されていくことになる。このとき、ホッパ
ー（５）のそれぞれの室の上部から攪拌を与えたり、ま
たホッパー（５）自体に振動を与えたりすると、粉末化
粧料Ａ，Ｂ，Ｃを充填しやすくなり、効率的である。
【００１１】このようにして充填が終了した後、ホッパ
ー（５）を打型雌型（１）の上からスライド台（３）上
の初期の位置までスライドさせることにより、同図
（Ｄ）及び（Ｅ）に示すように打型雌型（１）への粉末
化粧料の充填作業が完了する。
ー（５）を打型雌型（１）の上からスライド台（３）上
の初期の位置までスライドさせることにより、同図
（Ｄ）及び（Ｅ）に示すように打型雌型（１）への粉末
化粧料の充填作業が完了する。
【００１２】次に、図５に示すように、上記の如く打型
雌型（１）に充填された粉末化粧料Ａ，Ｂ，Ｃの上に離
型シート（７）を介して打型雄型（８）をセットし、受
皿（２）内に収まるところまで粉末化粧料をプレスす
る。そしてプレス終了後、受皿（２）を打型雌型（１）
から取り出すことにより、図６に示す多色固形粉末化粧
料が得られる。
雌型（１）に充填された粉末化粧料Ａ，Ｂ，Ｃの上に離
型シート（７）を介して打型雄型（８）をセットし、受
皿（２）内に収まるところまで粉末化粧料をプレスす
る。そしてプレス終了後、受皿（２）を打型雌型（１）
から取り出すことにより、図６に示す多色固形粉末化粧
料が得られる。
【００１３】上述した方法によれば、ホッパー（５）が
仕切り板（４）によって複数の室に区切られ、その室内
にそれぞれ色の異なる粉末化粧料Ａ，Ｂ，Ｃを投入し、
ホッパー（５）を打型雌型（１）の上部へ移動させるだ
けで、打型雌型（１）内に色の異なる粉末化粧料Ａ，
Ｂ，Ｃを区画した状態で充填することができる。そし
て、打型雌型（１）に充填された粉末化粧料Ａ，Ｂ，Ｃ
の上から打型雄型（８）によるプレスを行うだけで、き
れいに区画された多色固形粉末化粧料が得られるのであ
る。
仕切り板（４）によって複数の室に区切られ、その室内
にそれぞれ色の異なる粉末化粧料Ａ，Ｂ，Ｃを投入し、
ホッパー（５）を打型雌型（１）の上部へ移動させるだ
けで、打型雌型（１）内に色の異なる粉末化粧料Ａ，
Ｂ，Ｃを区画した状態で充填することができる。そし
て、打型雌型（１）に充填された粉末化粧料Ａ，Ｂ，Ｃ
の上から打型雄型（８）によるプレスを行うだけで、き
れいに区画された多色固形粉末化粧料が得られるのであ
る。
【００１４】図７（Ａ）〜（Ｄ）は、他の実施例を示し
ている。この実施例では、打型雌型（１）としてその充
填部（１ａ）が斜めに設けられたものを用いているが、
その他は上述した実施例と同様である。このような打型
雌型（１）を用いて本発明方法により製造した多色固形
粉末化粧料は、同図（Ｄ）のように受皿（２）内に斜め
に区画形成されたものとなる。このように、ホッパーと
打型雌型の充填部との位置関係を適宜変えることによ
り、多色化粧料の区画態様の変化を楽しむことができ
る。
ている。この実施例では、打型雌型（１）としてその充
填部（１ａ）が斜めに設けられたものを用いているが、
その他は上述した実施例と同様である。このような打型
雌型（１）を用いて本発明方法により製造した多色固形
粉末化粧料は、同図（Ｄ）のように受皿（２）内に斜め
に区画形成されたものとなる。このように、ホッパーと
打型雌型の充填部との位置関係を適宜変えることによ
り、多色化粧料の区画態様の変化を楽しむことができ
る。
【００１５】
【発明の効果】以上の通り、本発明の多色固形粉末化粧
料の製造方法によれば、プレス時に金型を交換したり仕
切り板を移動したりする必要がなく、きれいに区画され
た多色固形粉末化粧料を一度のプレスで極めて簡便に形
成することが可能となる。
料の製造方法によれば、プレス時に金型を交換したり仕
切り板を移動したりする必要がなく、きれいに区画され
た多色固形粉末化粧料を一度のプレスで極めて簡便に形
成することが可能となる。
【図１】本発明の多色固形粉末化粧料の製造方法を実施
する際に用いる製造装置の一例を示す外観斜視図であ
る。
する際に用いる製造装置の一例を示す外観斜視図であ
る。
【図２】同装置の打型雌型の中に受皿が嵌挿された状態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図３】図１の状態からホッパーを前方に移動させた状
態を示す説明図である。
態を示す説明図である。
【図４】本発明方法の一実施例において多色粉末化粧料
を打型雌型に充填する工程の説明図である。
を打型雌型に充填する工程の説明図である。
【図５】同実施例において打型雌型に充填された多色粉
末化粧料を打型雄型によりプレスする工程の説明図であ
る。
末化粧料を打型雄型によりプレスする工程の説明図であ
る。
【図６】同実施例により受皿に形成された多色固形粉末
化粧料の説明図である。
化粧料の説明図である。
【図７】本発明方法の他の実施例の説明図である。
１ 打型雌型 ２ 受皿 ３ スライド台 ４ 仕切り板 ５ ホッパー ６ 押棒 ７ 離型シート ８ 打型雄型
Claims (1)
- 【請求項１】 （Ａ）仕切り板により仕切られた複数の
区画室を有し、仕切り板を設けた方向に沿って移動可能
なホッパーの各区画室内に色の異なる粉末化粧料をそれ
ぞれ充填する工程と、 （Ｂ）上記ホッパーの移動方向に設置された打型雌型の
充填部上にホッパーを移動せしめて該部に上記色の異な
る粉末化粧料を同時に充填する工程と、 （Ｃ）上記打型雌型の充填部に充填された粉末化粧料を
打型雄型によりプレスする工程と、 から多色固形粉末化粧料を形成することを特徴とする多
色固形粉末化粧料の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15444592A JP2676694B2 (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | 多色固形粉末化粧料の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15444592A JP2676694B2 (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | 多色固形粉末化粧料の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05320026A true JPH05320026A (ja) | 1993-12-03 |
| JP2676694B2 JP2676694B2 (ja) | 1997-11-17 |
Family
ID=15584367
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15444592A Expired - Lifetime JP2676694B2 (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | 多色固形粉末化粧料の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2676694B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010001233A (ja) * | 2008-06-19 | 2010-01-07 | Key Tranding Co Ltd | 多色化粧料の充填装置および多色化粧料の製造方法 |
| JP2011184384A (ja) * | 2010-03-10 | 2011-09-22 | Key Tranding Co Ltd | 多色化粧料および多色化粧料の製造方法 |
| KR101220525B1 (ko) * | 2010-10-06 | 2013-01-10 | 김진길 | 다색 화장품의 제조방법 |
-
1992
- 1992-05-20 JP JP15444592A patent/JP2676694B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010001233A (ja) * | 2008-06-19 | 2010-01-07 | Key Tranding Co Ltd | 多色化粧料の充填装置および多色化粧料の製造方法 |
| JP2011184384A (ja) * | 2010-03-10 | 2011-09-22 | Key Tranding Co Ltd | 多色化粧料および多色化粧料の製造方法 |
| KR101220525B1 (ko) * | 2010-10-06 | 2013-01-10 | 김진길 | 다색 화장품의 제조방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2676694B2 (ja) | 1997-11-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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