JPH0531983A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JPH0531983A
JPH0531983A JP18777191A JP18777191A JPH0531983A JP H0531983 A JPH0531983 A JP H0531983A JP 18777191 A JP18777191 A JP 18777191A JP 18777191 A JP18777191 A JP 18777191A JP H0531983 A JPH0531983 A JP H0531983A
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JP
Japan
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recording
paper
printer
ink
sheet feeder
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JP18777191A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Totsugi
俊彦 戸次
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Manual Feeding Of Sheets (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 オートシートフィーダの着脱に応じ確実かつ
自動的にプリンタ本体のモード切換えを行うことのでき
るプリンタを提供する。 【構成】 オートシートフィーダ120にはプリンタ本
体100への装着のためのロック爪123a,123b
が揺動可能に設けられており、この爪が装着時プリンタ
本体100のモード切替えのための切替えスイッチ10
8を切替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリンタ、特にオートシ
ートフィーダが装着されるプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかるプリンタとしては種々の型
式のものが知られているが、以下、インクジェットプリ
ンタを例に挙げて説明する。
【0003】インクジェットプリンタは印字ヘッドと記
録用紙の相対的な動きに同期させ、データ信号に応じた
インクを印字ヘッドのインク吐出口から噴射し、インク
滴を記録用紙に付着させることによって印字を行うもの
である。
【0004】一方、近年のインクジェット記録装置、と
りわけ記録ヘッドにあっては、その製造が半導体の成膜
工程やマイクロ加工技術によって行われるようになり、
より小型でかつ廉価な記録ヘッドが実現されつつある。
これにより、例えばインクタンクと一体とされた使い捨
てタイプの記録ヘッドも提案されている。
【0005】これに伴い、プリンタの装置自体をも小型
かつ廉価なものとし、ユーザーにとってより手軽に用い
ることのできるインクジェット記録装置が望まれてい
る。
【0006】さらに装置の小型化によりプリンタが持ち
運べるようになるとバッテリーによって駆動されるもの
も提案されている。
【0007】ところで、ワイヤードットプリンタにおい
て、カーボンによる複写紙を用いる場合には、ピンチロ
ーラ等により圧接して用紙を送るということはできない
ので、ピンフィードトラクタによって搬送を行わなけれ
ばならない。連続紙を用いピンフィードトラクタで搬送
する場合には、単票紙を1枚1枚セットする手間を省く
ために単票紙の給排紙を自動で行うオートシートフィー
ダが外付もしくは内蔵の形で提案されている。単票紙の
手差しによる給紙,オートシートフィーダによる給紙、
あるいは連続紙の給紙では、それぞれの給紙動作や印字
信号受付の処理などを異なったものとする必要があり、
モードを切替える必要がある。この場合外付型の場合に
は、オートシートフィーダの着脱の際に、内蔵型の場合
には連続紙との切替えの際に、ディップスイッチまたは
パネルキースイッチ等によりユーザーがプリンタのモー
ドを切替えていた。
【0008】また、プリンタをリーダ等と組み合わせて
複写装置の出力装置として用いたり、送受信機能を有す
るファクシミリ装置の機能を持たせたりするため、デー
タ処理のボードを追加できたり、データ処理のモジュー
ルをコネクタに継げられたりする物も提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来技術では、外付型の場合、オートシートフィーダ
の着脱の際にディップスイッチまたはパネルキースイッ
チ等により、ユーザーがプリンタのモードを切替えてい
るので、切替え忘れや、間違いによってプリンタが正し
く動作しない場合があるという問題があった。
【0010】また、デイップスイッチの場合には、スイ
ッチが小さいため操作しずらいという問題もあった。
【0011】本発明の目的は、従来の上記問題を解決
し、オートシートフィーダの着脱に応じ確実かつ自動的
にプリンタ本体のモード切換えを行うことのできるプリ
ンタを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明はオートシートフィーダを記録ヘッドと被
記録部材の搬送手段とを備えたプリンタ本体に装着する
際に用いる固定用の爪によって、手差しとオートシート
フィーダとのモード切替えスイッチの操作を行うように
構成したことを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明によれば、オートシートフィーダをプリ
ンタ本体に装着すると、その固定のための爪がモード切
換えスイッチを操作する。従って、装着時はオートシー
トフィーダによる給紙モードに確実かつ自動的に切替え
を行うことができる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0015】図1は本発明の一実施例に関するインクジ
ェット記録装置にオートシートフィーダ(ASF)を装
着した状態の外観斜視図、図2は図1に示した装置の概
略断面図、図3は図2に示した断面図の主に排紙系を表
す断面図、図4は拍車の支持方法を表す斜視図である。
【0016】図1において、100はインクジェット記
録装置を、120は前記インクジェット記録装置100
に取り付けられたオートシートフィーダ(以下、ASF
と称す)を示す。この装置100は同図に示すようにA
SFが装着されるか、もしくは単独で水平に載置されて
使用される場合と、厚紙,封筒等を手差しによって給紙
するために垂直に載置されて、使用される場合があり、
比較的小型なものである。
【0017】101は装置ケース、102は外蓋、10
3は内蓋であり、非使用時等には内蓋103の上に外蓋
102が重畳されて閉塞され、装置100は長方体状で
コンパクトなものとなる。これにより、例えば記録装置
を専用の収納バック等にいれ、ユーザーが持ち運びする
ことができる。
【0018】また外蓋102は、同図に示すように記録
紙40の給紙ガイド、および排紙サポータとして兼用す
ることができる。外蓋102の大きさは装置の大きさに
よって制限されるので、装置の小型化に起因して給紙ガ
イドおよび排紙サポータとしての長さが足りない場合に
は、出し入れできる補助サポータ104を設ける。いず
れの場合でも、図中106が給紙口、107が排紙口、
108が排紙された紙のスタッカ部となる。
【0019】105は操作キー、表示部、109は印字
信号を入力するインターフェイスコネクタ、110は外
付けのモジュール等を取り付けるフック部である。
【0020】また、ASF120において、121は装
置ケース、122は給紙のトレイ部、123はASF1
20をインクジェット記録装置100に取り付ける際の
フックのロックレバーである。
【0021】次に、図2を参照して装置要部の構成を説
明する。
【0022】図2において、1はシャーシであり、プリ
ンタの機構部、および電気回路基板50が取り付けられ
ている。
【0023】2はキャリア3に搭載される記録ヘッドで
あり、本例ではインク吐出を行うためのヘッドエレメン
ト2aとインク供給源をなすインクタンク2bとを一体
化してキャリア3に着脱可能としたカートリッジの形態
を有し、インクが消費されたとき等に交換可能な使い捨
て型のものとしてある。なお、ヘッドエレメント2aに
配設されてインクに吐出エネルギを作用させる吐出エネ
ルギ発生素子としては、電気熱変換素子や電気機械変換
素子が用いられるが、インク吐出口等の高密度実装化が
可能であること、製造工程が簡略であること等の理由に
より、前者が好ましく用いられる。
【0024】4はガイド軸を兼ねたリードスクリュー軸
で、前記記録ヘッド2を載せたキャリア3がガイドさ
れ、図示しないモータによって前記リードスクリュー軸
4は駆動され、この回転によりキャリア3はリードスク
リュー軸4に沿って往復駆動される。
【0025】6は紙等の被記録媒体を搬送するための紙
送りローラであり、モータ111(図6参照)により駆
動される。7および8はピンチローラで図示しないばね
により紙送りローラ6に圧接されている。
【0026】本実施例装置は2つの給紙口A、およびB
を有する。給紙口Aは普通紙の手差し給紙の場合に用い
られ、外蓋102は給紙ガイドと排紙サポータとを兼ね
ることとなる。給紙口Bは厚紙、およびASF使用時の
普通紙の給紙口であり、厚紙を用いる場合は記録ヘッド
が下向きになるようこの図示の状態から直角に本体を立
てて印字する。どちらの給紙口を用いる場合でも、ピン
チローラ8より先は同じパスになる。次にピンチローラ
8より先のパスについて図3を用いて説明する。
【0027】図3において、9は記録された記録紙を排
紙するための給紙ローラ、10は排紙ローラ9と紙送り
ローラ6との中間部に配され、紙送りローラ6の回転を
排紙ローラ9に伝達するための伝達ローラである。これ
ら回転の伝達は、相互が当接することによる摩擦力によ
って行われる。排紙ローラ9は、その形状が両端部と中
間部とでは半径の異なる円筒形であり、伝達ローラ10
は排紙ローラ9の径の小さな方の中間部と当接する。従
って、記録紙の搬送を行う径の大きな方の両端部は、紙
送りローラ6の周速よりやや大きな周速で回転する。こ
の結果、排紙の際には記録紙を引っ張りぎみに搬送する
ことになり、たるみを防止して記録面を良好に形成する
ことができる。
【0028】11は排紙ローラによって搬送される記録
紙に押圧力を与え記録紙の排紙方向を規制し、かつ搬送
力を生じさせるための第1拍車、12は記録紙が前記拍
車11より排出された後記録紙後端を排紙ローラに確実
に掛かるようにするための第2拍車、13は前記第1お
よび第2の拍車11、および12を保持する拍車ホル
ダ、14は拍車ホルダ13を介して第1および第2の拍
車11、および12を排紙ローラに圧接する拍車ばねで
ある。
【0029】図4に拍車ホルダ13の支持構成を示す。
【0030】図において、前記拍車ホルダ13は両端の
軸部13a,13bで回動可能でかつ水平方向に移動可
能なように前記内蓋103に支持されている。また拍車
ばね14は両端の軸部13a,13bの中心線上、つま
り拍車ホルダ13の回動中心と同軸上における左右の中
心位置に当たるようになっている。
【0031】再び、図3において、15は前記排紙ロー
ラ9を軸支する部材によって形成されたプラテン面であ
る。また、Iは印字ヘッドの上下方向の印字の中心を、
IIは印字の幅を、2点鎖線は紙パスを表す。本例の紙
パスは、次の3点によって規定される。すなわち、1)
ピンチローラ8と紙送りローラ6との接触面、2)プラ
テン面15、3)排紙ローラ9と拍車11との接触面で
ある。プラテン面15の位置はプラテン面15と上記
1)の面がヘッド2の表面に対して平行になり、かつヘ
ッド2の印字中心と対向する位置であり、上述の3)の
位置は上述の1)、および2)の面より若干ヘッド2か
ら離れる方向にあり、排出される記録用紙に垂直より幾
分角度をつける。これは排出される記録用紙が印字面側
に倒れるのを防ぐためである。またこのような構成を取
ると、記録用紙は必ずプラテン面に付勢されるので、プ
ラテン面とヘッドの位置関係を決めれば、排紙ローラ9
や紙送りローラ6の位置の誤差や偏心にかかわらず、ヘ
ッド2と記録用紙の間隔を精度良く保つことができる。
【0032】また、記録用紙を確実に排出するために
は、用紙後端を図3の点P12の位置まで搬送する必要
があるが、拍車12を印字時に強く押し過ぎると排紙ロ
ーラ9の位置で記録用紙が曲がり、その分プラテン面1
5と排紙ローラ9との間で記録用紙がヘッド2側に膨ら
むことになり、ヘッド2と記録用紙との間隔が正しく保
てなくなったり、膨らんだ用紙がヘッドと干渉する不都
合が生ずる。そのために、拍車ばね14は、第1拍車1
1には十分な搬送力が与えられる程度、第2拍車12に
は印字時に用紙を強く曲げない程度の押圧力を生ずるよ
うな位置で拍車ホルダ13を押すようにする。これによ
り、1つのばねで4つの拍車に対し適切な圧接力を与え
ることができる。
【0033】図2を再び参照すると、内蓋103は拍車
11,12を具えているので排紙ローラ9との位置関係
を精度良く保つ必要がある。また、使い捨て記録ヘッド
2の交換のため容易に開閉できることが好ましい。そこ
で内蓋103は排紙ローラ9を軸支している部材に軸支
され、排紙ローラ9との位置関係を精度良く保つように
し、反対の端はシャーシ1に取り付けられたつまみ16
により上下方向に位置決めされ、つまみ16の解除によ
り持ち上がるようにばね17により上方へ付勢されてい
る。
【0034】図5および図6にインクジェット記録装置
100にASF120を装着した状態のロック方法を表
す概略図を示す。図5および図6において、インクジェ
ット記録装置100とASF120とは、左右のロック
爪123aおよび123bにより結合される。ロック爪
123aおよび123bはASF120に揺動自在に枢
支され、その一端の爪部がASF120の装置ケース1
21上壁の開口から突出し、他端が、図1にも示すよう
に、ASF120の装置ケース121の側面に露出して
いる。そして、ロック爪123aおよび123bは、常
時、ばね124aおよび124bでもって付勢されてい
る。
【0035】インクジェット記録装置100の前述した
紙送りローラ6を駆動するモータは、同時に歯車112
を駆動する。一方、ASF120の装置ケース121の
上壁には伝達歯車125が回転自在に設けられており、
この伝達歯車125はインクジェット記録装置100と
ASF120との結合時、インクジェット記録装置10
0の下壁に形成された開口から侵入し、前述の歯車11
2と噛合するよう配置されている。
【0036】なお、この伝達歯車125はASF120
内に配設された不図示の紙送りローラ等を回転させる歯
車列の駆動源として機能する。
【0037】また、ロック爪123aおよび123bの
爪部が、インクジェット記録装置100の下壁の開口縁
と係合する結合時において、ASF120とインクジェ
ット記録装置100との間で「ガタ」が生じないよう
に、インクジェット記録装置100の下壁には弾性スペ
ーサ113が設けられ、ばね124aおよび124bに
よる引張力と協働している。図5に示す108はリーフ
スイッチでロック爪123aの先端によってON,OF
Fされる。
【0038】手差し給紙時は、送りローラ6を正転させ
ることによりピンチローラ7に突き当たっている記録用
紙を印字する位置にセットするが、ASF120の装着
時は、ASF120駆動のため、手差し給紙時とは給紙
動作を異なったものとする必要があり、モードが切替え
られる。この切替えをリーフスイッチ108により行
う。リーフスイッチ108はロック爪123の当接時に
おいては、それに押圧されONし、自動給紙モードに切
替える。ロック爪123が存在しないときは自らの弾性
力によりOFFし、手差しモードにする。
【0039】特に、プリンタ本体100からASF12
0に駆動力を伝達している側のロック爪123aの係合
によって、このスイッチ108が操作されるようにする
ことが好ましい。これは、インクジェット記録装置10
0の歯車112からASF120の伝達歯車125に回
転力を伝達するのに、この駆動力を伝達している側のロ
ック爪123aが係合しておれば、両歯車が噛合状態に
あり、一応回転力を伝達できるからである。
【0040】図7ないし図9は、本実施例装置のバッテ
リーパックおよびオプションモジュールの装着方法を図
番の順に表す断面斜視図である。
【0041】これらの図において、401はバッテリー
パック、402は、バッテリーパック401をプリンタ
本体100に止めるため、前記バッテリーパック401
に形成されたL字形のロック爪、403は前記ロック爪
402と一体に形成された電気接点、404はストッ
パ、405はストッパ404を付勢するばね、406は
前記ロック爪402と係合する本体側の受け部、407
は本体側電気接点である。
【0042】また、410はオプションモジュール、4
11はオプションモジュール410をプリンタ本体に止
めるための2連のロック爪、412は前記ロック爪41
1を付勢するばね、413はプリンタ本体に印字信号を
伝えるコネクタを表す。
【0043】バッテリーパック401の装着は、図7→
図8→図9の順にバッテリーパック401を矢印方向に
動かすことによって行われる。
【0044】図7は装着前の状態を示し、バッテリーパ
ック401側のロック爪402と本体側の受け部406
とが合うようにバッテリーパック401を矢印Cの方向
に動かす。
【0045】図8は装着途中の状態を示し、次にはバッ
テリーパック401を矢印Dの方向にずらしてロック爪
402と受け部406とを係合させる。
【0046】図9は装着後の状態を示し、ストッパ40
4が本体側の溝部に嵌合しているのでバッテリーパック
401がなんらかの外力により容易にずれて外れること
はない。
【0047】外す際には、ストッパ404の操作部をス
ライドさせてストッパ400をプリンタ本体から外しロ
ックを解除してバッテリーパック401を装着時と反対
向きにずらす。
【0048】接続のための爪402に電気接点403を
設けているため、本体側に必要以上の開口部を設ける必
要がなく、また、接点部407が本体中側に引っ込んで
いるので、本体電気基板に対する静電破壊対策としても
良い。さらに取り付けるという動作で自然に接点同士が
こすれるので接触不良も起きにくい。
【0049】同様にオプションモジュール410の装着
も、図7→図8→図9の順にオプションモジュール41
0を矢印方向に動かすことによって行われるが、オプシ
ョンモジュール410の装着には電気信号のコネクタ4
13の接続が必要なので、装着の途中でオプションモジ
ュール410自体を本体に対してずらすことができな
い。従って、2連のロック爪411がばね412に抗っ
てオプションモジュール410に対してずれるようにさ
れている。
【0050】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0051】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0052】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0053】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0054】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0055】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0056】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0057】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0058】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0059】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、オートシートフィーダをプリンタ本体に装着
する際に用いられるロック用の爪によって、給紙モード
を切り換えるスイッチの切替操作を行うようにしたの
で、持ち運び可能な小型プリンタなどにおいて、頻繁に
オートシートフィーダを着脱するような際にも、いちい
ちユーザーによるスイッチの切り換えを要することなく
確実に自動的にモード切替えが行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェット記録装置の一実施
例を示す外観斜視図である。
【図2】図1に示した装置の一断面を表す概略断面図で
ある。
【図3】図2に示した断面図の主に排紙系を表す断面図
である。
【図4】図1に示した装置の拍車の支持形態を表す概略
斜視図である。
【図5】オートシートフィーダのプリンタ本体への装着
状態を表す概略断面図である。
【図6】オートシートフィーダのプリンタ本体への装着
状態を表す概略断面図であり、図5と逆側からみた図で
ある。
【図7】バッテリーパックおよびオプションモジュール
の装着方法を説明するための斜視図である。
【図8】バッテリーパックおよびオプションモジュール
の装着方法を説明するための斜視図である。
【図9】バッテリーパックおよびオプションモジュール
の装着方法を説明するための斜視図である。
【符号の説明】
1 シャーシ 2 記録ヘッド 3 キャリア 4 リードスクリュー軸 5 紙ガイド 6 紙送りローラ 7,8 ピンチローラ 9 排出ローラ 11,12 拍車 13 拍車ホルダ 14 拍車ばね 40 記録紙 100 インクジェット記録装置 102 外蓋 103 内蓋 108 切替スイッチ 120 オートシートフィーダ 122 給紙トレイ 123 ロック爪 124 ばね 125 伝達歯車

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オートシートフィーダを、記録ヘッドと
    被記録部材の搬送手段とを備えたプリンタ本体に装着す
    る際に用いる固定用の爪によって、手差しとオートシー
    トフィーダとのモード切替えスイッチの操作を行うよう
    に構成したことを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 固定用の爪を複数個有し、前記切替えス
    イッチが、前記複数個の固定用の爪の内、前記プリンタ
    本体からオートシートフィーダへの駆動力を伝達する部
    分に最も近い爪によって操作されることを特徴とする請
    求項1に記載のプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記記録ヘッドは熱エネルギーを利用し
    てインクに気泡を生成させ、該気泡の生成に伴なってイ
    ンクを吐出することを特徴とする請求項1または2に記
    載のプリンタ。
JP18777191A 1991-07-26 1991-07-26 プリンタ Pending JPH0531983A (ja)

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