JPH05319088A - 自動車用空気調和装置の湿度制御装置 - Google Patents

自動車用空気調和装置の湿度制御装置

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JPH05319088A
JPH05319088A JP4130497A JP13049792A JPH05319088A JP H05319088 A JPH05319088 A JP H05319088A JP 4130497 A JP4130497 A JP 4130497A JP 13049792 A JP13049792 A JP 13049792A JP H05319088 A JPH05319088 A JP H05319088A
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Hideki Sunaga
英樹 須永
Takahisa Nagatomo
貴久 長友
Hisanaga Hirabayashi
久永 平林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】「自動車用空気調和装置の湿度制御装置」にお
いて、車室内の快適性を維持しつつ、窓曇りを防止して
車両の安全運行を確保すること。 【構成】湿度制御回路2は、湿度センサー7による湿度
検出値が所定値以上である場合に、所定の時間間隔で検
出された二つの湿度データに基づいて湿度変化率を演算
し、この演算された湿度変化率の大きさに応じて車室内
の除湿および窓曇りの除去に有用な最適空調モードを三
段階に選択し、この選択された空調モードを実行させる
指令をオートアンプ1に割り込みの形で出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車室内の快適な空調状
態を維持しつつ窓ガラスの曇りを防止することができる
自動車用空気調和装置の湿度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用空気調和装置に要求される性能
としては、まず第一には、車室内を快適な空調状態に維
持することであり、第二には、窓曇りの防止またはその
迅速なる除去を行って車両の安全運行を確保することで
ある。
【0003】ところが、例えば車室内温度が高い場合
に、湿気の多い空気が車室内に侵入したりまたは乗員の
身体から汗等の水分が発散するなどして車室内の湿度が
上昇すると車室内の快適性が損なわれるとともに、外気
温が車室内温度に比べて低いような場合には窓ガラスに
曇りが発生しやすくなる。
【0004】このような湿度の上昇に伴う不快感や窓曇
りの発生に対し、従来は、一般に、その都度乗員がスイ
ッチを操作して個別的に対応していた。すなわち、車内
の空気を除湿したい場合には、例えばエアコンスイッチ
をオンしてコンプレッサーをオン状態に固定しエバポレ
ーターの除湿機能により吹出し空気の除湿を行い、その
一方で、窓ガラスの曇りを取りたい場合には、例えばデ
フスイッチを押してコンプレッサーをオン状態、吹出口
をデフモード、吸入口を外気導入に設定し乾いた温風を
フロントガラスの内面に吹きつけて窓曇りを晴らすよう
にしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は、
自動制御の種類として湿度制御は一般に行われていなか
ったため、車内の湿度が上昇して空調の快適性が損なわ
れたりまたは窓曇りが発生したりすることを未然に防止
することができず、その都度乗員がスイッチを操作して
対処するようになっていたので、快適な空調状態の維持
や窓曇りの防止の点で大きな限界があった。
【0006】本発明は、このような従来の不具合を解消
するためになされたものであり、空調の快適性を阻害す
ることなく、窓曇りの発生を防止することができる自動
車用空気調和装置の湿度制御装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明は、車室内の湿度を検出する湿度検出手段
と、車室内を所望の空調状態に制御する空調状態制御手
段と、前記湿度検出手段により検出された湿度の値が所
定値以上である場合に、前記湿度検出手段により所定の
時間間隔で検出された第1湿度データと第2湿度データ
とに基づいて湿度変化率を演算し、この演算された湿度
変化率に基づいて車室内の除湿および窓曇りの除去に有
用な最適空調モードを段階的に選択し、この選択した結
果を前記空調状態制御手段に出力する湿度制御手段とを
有することを特徴とする。
【0008】
【作用】このように構成した本発明にあっては、湿度検
出手段は、車室内の湿度を検出して湿度制御手段に出力
する。湿度制御手段は、湿度検出手段により検出された
湿度の値が所定値以上であるとき、まず湿度検出手段に
より所定の時間間隔で検出された第1湿度データと第2
湿度データとに基づいて湿度変化率を演算し、次いでこ
の演算された湿度変化率に基づいて車室内の除湿および
窓曇りの除去に有用な最適空調モードを段階的に選択
し、この選択した結果を空調状態制御手段に出力する。
空調状態制御手段は、湿度制御手段により選択された空
調モードに従って車室内を所望の空調状態に制御する。
湿度制御手段は、湿度検出手段により検出された湿度の
値が所定値以下になると上記の湿度制御を解除する。こ
れにより、空調の快適性を阻害することなく、窓曇りを
防止することができるようになる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の一実施例に係る自動車用空気調
和装置の湿度制御装置の概略構成図、図2は同実施例の
湿度制御特性を示す図、図3は同実施例の湿度制御モー
ド特性を示す図、図4は同実施例により処理されるメイ
ンフローチャート、図5は図4のサブルーチンの内容を
示すフローチャート、である。
【0010】図1に示すように、このシステムは、空調
状態制御手段として機能するオートエアコンコントロー
ラアンプ1(以下、単にオートアンプという。)を有
し、このオートアンプ1には、湿度制御手段として機能
する湿度制御回路2のほか、車外の気温を検出する外気
センサー3、エンジン冷却水温を検出する水温センサー
4、コンプレッサーをオンにするエアコンスイッチ5、
その他の各種センサー6(スイッチを含む。)がそれぞ
れ接続されている。また、外気センサー3と水温センサ
ー4は湿度制御回路2にも接続されており、さらにこの
湿度制御回路2には、湿度検出手段として車室内の湿度
(相対湿度)を検出する湿度センサー7、および、後述
する湿度制御のオン・オフを選択するためのオートデフ
スイッチ8がそれぞれ接続されている。その他の各種セ
ンサーとしては、例えば、車室内温度を検出する内気セ
ンサー、日射量を検出する日射センサー、エバポレータ
ー通過後の空気温度を検出する吸込温度センサー等が設
けられており、その他のスイッチとしては、車室内温度
設定スイッチ、吹出口モード設定スイッチ、ファン速度
設定スイッチ等が設けられている。以上の各種センサー
はそれぞれ車室内外の適当な場所に取り付けられてお
り、また、各スイッチは室内に設置されているコントロ
ールパネルにそれぞれ配設されている。
【0011】一方、オートアンプ1の出力側には、各種
モードドア9を駆動するモードドアアクチュエーター1
0と、インテークドア11を駆動するインテークドアア
クチュエーター12と、ブロアファン13を回転させる
ブロアファンモーター14と、コンプレッサー15のオ
ン・オフを行うマグネットクラッチ等からなるクラッチ
駆動手段16と、図示しないエアミックスドアを駆動す
るエアミックスドアアクチュエーター等がそれぞれ接続
されている。
【0012】モードドア9は例えばデフドア、ベントド
ア、フットドアからなり、これらはそれぞれデフ吹出
口、ベント吹出口、フット吹出口に回動自在に取り付け
られ、リンクを介して前記モードドアアクチュエーター
10によって開閉されるようになっている。吹出口モー
ドとしては、各モードドア9の開閉の組み合わせに応じ
て、温風をフロントガラス内面に導いてガラスの曇りを
除去するためのデフモードをはじめとして、ベントモー
ド、バイレベルモード、フットモード、デフフットモー
ド等が一般的に設けられている。インテークドア11は
取り入れ空気の内外気の選択を行うために設けられてお
り、また、吹出し風量の大小はファンモーター14への
印加電圧を変えてブロアファン13の回転スピードを切
り替えることによって調節される。コンプレッサー15
は冷房サイクルを作動させるためのもので、クラッチ1
6を入れてコンプレッサー15をオンにすると冷房サイ
クルが作動してエバポレーターにより取り入れ空気の冷
却と除湿が行われるようになっている。なお、吹出風温
度の調節はエアミックスドアの開度を変えて冷風と温風
の混合割合を変えることによってなされる。
【0013】オートアンプ1は、内蔵しているマイコン
によって、各スイッチや各種センサーなどの入力信号を
演算処理して、モードドアアクチュエーター10、イン
テークドアアクチュエーター12、ブロアファンモータ
ー14、マグネットクラッチ16、エアミックスドアア
クチュエーター等を総合的に制御する。すなわち、ふつ
うはエアコンスイッチ5がオンされるとコンプレッサー
15がオンになり、自動制御(通常のオートエアコン制
御)が行われるようになっているが、この通常制御にお
いては、オートアンプ1により、外気温度、日射量、車
室内温度等の情報と好みの設定温度とに基づいて車室内
を常に快適な空調状態に保つように、吹出温度、吹出風
量、吹出口、吸込口の切り替えなどが自動的に制御され
るようになっている。
【0014】湿度制御回路2は、外気センサー3や水温
センサー4からの情報に基づいて後述する内容をもつ湿
度制御の必要性を判断した後、湿度センサー7からの入
力データに基づいて湿度変化率を演算し、この湿度変化
率の値に応じて最適な湿度制御内容を選択し、この選択
された湿度制御の内容をオートアンプ1に実行させるべ
く、その指令を割り込みの形でオートアンプ1に出力す
る。湿度制御回路2からの割り込みがかかると、オート
アンプ1は通常制御に優先して湿度制御を行うようにな
っている。
【0015】本実施例では、図2に示すように、湿度セ
ンサー7で検出された相対湿度Sが所定値A(例えばA
=50%)以上になると湿度制御を開始させ、相対湿度
Sが所定値B(例えばB=30%)以下になると湿度制
御を解除するように構成してヒステリシスを持たせ、制
御のふらつきを防止している。また、図3に示すよう
に、湿度Sの時間に対する変化率(湿度変化率P)の大
きさに基づいて三段階の制御がなされるようになってい
る。すなわち、湿度変化率Pが所定値C(例えばC=
2)以上と大きい場合、つまり、湿度が急激に変化して
いる場合には、吸入口を外気導入、吹出口モードをデフ
モード、ファン風量を大風量に固定する制御(以下、こ
れを強モードと呼ぶ。)を行い、湿度変化率Pが所定値
D(例えばD=1.5)以上所定値C(=2)未満の場
合には、吸入口を外気導入、吹出口モードをデフモード
に固定する制御(以下、これを中モードと呼ぶ。)を行
い、湿度変化率Pが所定値E(例えばE=0)以上所定
値D(=1.5)未満と小さい場合には、吸入口を外気
導入に固定する制御(以下、これを弱モードと呼ぶ。)
を行うように構成されている。もちろんこれらの各湿度
制御モードにおいてコンプレッサー15はオン状態に固
定されており、湿度制御モードが弱モードから強モード
に移行するにしたがって窓曇り除去性能(デフロスト作
用)がアップするように設定されている。このように湿
度変化率Pの大きさによって湿度制御を段階的に(本実
施例では三段階に)行うのは、湿度の急激な変化に対応
できるようにして窓曇りの防止を図るとともに、制御内
容の急変を回避して乗員の違和感をなくすためである。
【0016】以上のような構成を有する本装置は、図4
および図5のフローチャートに示したように動作する。
なお、ここでは、エアコンスイッチ5がオンされて自動
制御がなされている状態が前提となっている。まず、図
4のメインフローチャートに従って、湿度制御回路2
は、水温センサー4および外気センサー3からそれぞれ
エンジン冷却水温データおよび外気温データを入力し
(S1)、現状態が湿度制御を必要とするレベルを算出
し(S2)、この算出結果に基づいて湿度制御が一般的
に必要かどうかを判断し(S3)、この判断として湿度
制御が必要ならステップ4に進むが、必要でなければス
テップ1に戻る。例えば、エンジン冷却水温が低い場合
には暖房能力が十分でないのであまりデフロスト効果は
期待できず、また、外気温度がある程度以上では窓曇り
は生じにくいと考えられるので、こうした場合には曇り
止めと除湿を目的とする湿度制御は行わないようにす
る。
【0017】ステップ3において現状態は一般的に湿度
制御が必要であると判断されると、湿度制御回路2は、
湿度センサー7による湿度検出値を入力し(S4)、そ
れが所定値A(=50%)以上であるかどうかを判断し
(S5)、所定値A以上であれば引き続きオートデフス
イッチ8がオンされているかどうか判断し(S6)、そ
うであれば湿度制御を実行する(S7)(図2参照)。
これに対し、ステップ5で湿度が所定値Aに達していな
いと判断された時、および、ステップ6でオートデフス
イッチ8がオンされていないと判断された時には、湿度
制御回路2は割り込み信号をオートアンプ1に出力する
ことなく、オートアンプ1は通常のオートエアコン制御
を実行する(S8)。
【0018】ステップ8の湿度制御のサブルーチンの内
容は図5に示すとおりである。まず、湿度制御回路2
は、湿度センサー7から所定の時間間隔Δtを置いて第
1湿度データと第2湿度データをそれぞれ順次入力し、
これをメモリーにストアする(S9、S10)。それか
ら、これらの湿度データに基づいて時間に対する湿度変
化率Pを算出する(S11)。例えば湿度変化率Pは次
の式で演算する。 湿度変化率P={(第1湿度データ)−(第2湿度デー
タ)}/Δt それから、湿度制御回路2は、ステップ11で算出され
た湿度変化率Pが所定値C(=2)以上であるかどうか
を判断し(S12)、もしそうであれば湿度制御モード
として強モードを選択する。すなわち、インテークモー
ドを外気導入に、吹出口モードをデフモードに、ファン
風量を大風量にそれぞれ選択し(S13、S14、S1
5)、これらを実行させる指令をオートアンプ1に割り
込みの形で出力する。オートアンプ1はこの指令に従っ
て強モードの湿度制御を優先的に行う。
【0019】これに対し、ステップ12の判断として湿
度変化率Pが所定値C(=2)未満であった時には引き
続きそれが所定値D(=1.5)以上かどうかを判断し
(S16)、もうそうなら湿度制御モードとして中モー
ドを選択する。すなわち、インテークモードを外気導入
に、吹出口モードをデフモードにそれぞれ選択し(S1
7、S18)、この指令をオートアンプ1に出力してこ
の中モードの湿度制御を優先的に実行させる。それか
ら、湿度制御回路2はウエイト処理を行って所定時間だ
け時間待ちした後(S19)、新データを取り込んで最
新の湿度変化率Pを算出してこの値が所定値D(=1.
5)より小さくなったかどうか判断し(S20)、もし
所定値Dより小さくなってなければ湿度制御モードを一
段階アップさせてステップ13以下の強モードに切り替
える一方、所定値Dより小さくなっておれば当該中モー
ド制御により効果があがったものと判断してステップ2
5に進む。
【0020】また、ステップ16の判断の結果として湿
度変化率Pが所定値D(=1.5)未満であった時には
引き続いてそれが所定値E(=0)以上であるかどうか
を判断し(S21)、もしそうであれば湿度制御モード
として弱モードを選択する。すなわち、インテークモー
ドを外気導入に選択し(S22)これをオートアンプ1
に指令する。それから、所定時間だけ時間待ちをした後
(S23)、新データを取り込んで最新の湿度変化率P
を算出してこの値が所定値E(=0)より小さくなった
かどうか判断し(S24)、もしなってなければ湿度制
御モードを一段階アップさせてステップ17以下の中モ
ードに切り替える一方、所定値Eより小さくなっておれ
ば当該弱モード制御により効果があがったものと判断し
てステップ25に進む(以上の湿度制御モード特性につ
いては図3参照)。
【0021】それから、湿度制御回路2は、湿度センサ
ー7からの最新の湿度データに基づいてそれが所定値B
(=30%)以下であるかどうか判断し(S25)、こ
の判断の結果として現在の湿度が所定値B以下であれば
湿度制御を解除してリターンするが、所定値B以下にな
ってなければステップ6に戻ってオートデフスイッチ8
がオフされてない限り湿度制御を繰り返す。
【0022】このように、本実施例にあっては、窓曇り
の生じやすい状態において車室内の湿度が所定値A(=
50%)以上になると、湿度変化率Pに応じて段階的に
除湿と窓曇り除去を内容とする湿度制御を自動的に行う
ようにしたので、車室内の急激な湿度変化にも対応する
ことができ、窓ガラスの曇りの発生を確実に防止するこ
とができるようになり、車両運行上の安全性が確保され
る。また、その際、湿度制御は湿度変化率に応じて段階
的になされるため、制御内容が急激に変わるということ
がなく、乗員に違和感を感じさせることもない。さら
に、湿度制御は必要に応じてその都度割り込みの形で行
われるため、オートエアコンの制御性を損なうこともな
く、車室内の空調の快適性が維持されることになる。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、車室
内の湿度が所定値以上の場合に湿度変化率に基づいて車
室内の除湿および窓曇りの除去を内容とする湿度制御を
自動的に行うようにしたので、車室内の空調の快適性を
損なうことなく、窓曇りの発生を防止することができ、
車両運行上の安全性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る自動車用空気調和装置
の湿度制御装置の概略構成図である。
【図2】同実施例の湿度制御特性を示す図である。
【図3】同実施例の湿度制御モード特性を示す図であ
る。
【図4】同実施例により処理されるメインフローチャー
トである。
【図5】図4のサブルーチンの内容を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1…オートアンプ(空調状態制御手段) 2…湿度制御回路(湿度制御手段) 7…湿度センサー(湿度検出手段)
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の一実施例に係る自動車用空気調
和装置の湿度制御装置の概略構成図、図2は同実施例の
湿度制御特性を示す図、図3は同実施例の湿度制御モー
ド特性を示す図、図4は同実施例により処理されるメイ
ンフローチャート、図5は図4のサブルーチンの内容を
示すフローチャート、図6は図5のサブルーチンの内容
を示すフローチャートである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】以上のような構成を有する本装置は、図4
〜図6のフローチャートに示したように動作する。な
お、ここでは、エアコンスイッチ5がオンされて自動制
御がなされている状態が前提となっている。まず、図4
のメインフローチャートに従って、湿度制御回路2は、
水温センサー4および外気センサー3からそれぞれエン
ジン冷却水温データおよび外気温データを入力し(S
1)、現状態が湿度制御を必要とするレベルを算出し
(S2)、この算出結果に基づいて湿度制御が一般的に
必要かどうかを判断し(S3)、この判断として湿度制
御が必要ならステップ4に進むが、必要でなければステ
ップ8に進んで通常のオートエアコン制御を実行する。
例えば、エンジン冷却水温が低い場合には暖房能力が十
分でないのであまりデフロスト効果は期待できず、ま
た、外気温度がある程度以上では窓曇りは生じにくいと
考えられるので、こうした場合には曇り止めと除湿を目
的とする湿度制御は行わないようにする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】ステップの湿度制御のサブルーチンの内
容は図5に示すとおりである。まず、湿度制御回路2
は、その時の湿度変化率を演算する(S9)。このサブ
ルーチンの内容は図6のフローチャートに示す通りであ
る。すなわち、湿度センサー7からの検出値を入力し
(S28)その値を第1湿度データとしてメモリーにス
トアし(S29)、所定の時間間隔Δtを置いて再度湿
度センサー7からの検出値を入力し(S30)その値を
第2湿度データとしてメモリーにストアする(S3
1)。それから、これらの湿度データに基づいて時間に
対する湿度変化率Pを算出する(S32)。例えば湿度
変化率Pは次の式で演算する。 湿度変化率P={(第1湿度データ)−(第2湿度デー
タ)}/Δt それから、湿度制御回路2は、ステップで算出された
湿度変化率Pが所定値C(=2)以上であるかどうかを
判断し(S10)、もしそうであれば湿度制御モードと
して強モードを選択する。すなわち、インテークモード
を外気導入に、吹出口モードをデフモードに、ファン風
量を大風量にそれぞれ選択し(S11、S12、S
)、これらを実行させる指令をオートアンプ1に割り
込みの形で出力する。オートアンプ1はこの指令に従っ
て強モードの湿度制御を優先的に行う。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】これに対し、ステップ10の判断として湿
度変化率Pが所定値C(=2)未満であった時には引き
続きそれが所定値D(=1.5)以上かどうかを判断し
(S14)、もうそうなら湿度制御モードとして中モー
ドを選択する。すなわち、インテークモードを外気導入
に、吹出口モードをデフモードにそれぞれ選択し(S
、S16)、この指令をオートアンプ1に出力してこ
の中モードの湿度制御を優先的に実行させる。それか
ら、湿度制御回路2はウエイト処理を行って所定時間だ
け時間待ちした後(S17)、図6のフローチャートに
従って最新の湿度変化率Pを算出して(S18)この値
が所定値D(=1.5)より小さくなったかどうか判断
し(S19)、もし所定値Dより小さくなってなければ
湿度制御モードを一段階アップさせてステップ11以下
の強モードに切り替える一方、所定値Dより小さくなっ
ておれば当該中モード制御により効果があがったものと
判断してステップ25に進む。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】また、ステップ14の判断の結果として湿
度変化率Pが所定値D(=1.5)未満であった時には
引き続いてそれが所定値E(=0)以上であるかどうか
を判断し(S20)、もしそうであれば湿度制御モード
として弱モードを選択する。すなわち、インテークモー
ドを外気導入に選択し(S21)これをオートアンプ1
に指令する。それから、所定時間だけ時間待ちをした後
(S22)、図6のフローチャートに従って最新の湿度
変化率Pを算出して(S23)この値が所定値E(=
0)より小さくなったかどうか判断し(S24)、もし
なってなければ湿度制御モードを一段階アップさせてス
テップ15以下の中モードに切り替える一方、所定値E
より小さくなっておれば当該弱モード制御により効果が
あがったものと判断してステップ25に進む(以上の湿
度制御モード特性については図3参照)。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】それから、湿度制御回路2は、湿度センサ
ー7から最新の湿度データを入力し(S25)、このデ
ータに基づいてそれが所定値B(=30%)以下である
かどうか判断し(S26)、この判断の結果として現在
の湿度が所定値B以下であれば湿度制御を解除してリタ
ーンするが、所定値B以下になってなければオートデフ
スイッチ8がオフされていない限り(S27)同一の湿
度制御モードによる湿度制御を繰り返す。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る自動車用空気調和装置
の湿度制御装置の概略構成図である。
【図2】同実施例の湿度制御特性を示す図である。
【図3】同実施例の湿度制御モード特性を示す図であ
る。
【図4】同実施例により処理されるメインフローチャー
トである。
【図5】図4のサブルーチンの内容を示すフローチャー
トである。
【図6】図5のサブルーチンの内容を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】 1…オートアンプ(空調状態制御手段) 2…湿度制御回路(湿度制御手段) 7…湿度センサー(湿度検出手段)
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】追加
【補正内容】
【図6】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車室内の湿度を検出する湿度検出手段(7)
    と、 車室内を所望の空調状態に制御する空調状態制御手段
    (1) と、 前記湿度検出手段(7) により検出された湿度の値が所定
    値以上である場合に、前記湿度検出手段(7) により所定
    の時間間隔で検出された第1湿度データと第2湿度デー
    タとに基づいて湿度変化率を演算し、この演算された湿
    度変化率に基づいて車室内の除湿および窓曇りの除去に
    有用な最適空調モードを段階的に選択し、この選択した
    結果を前記空調状態制御手段(1) に出力する湿度制御手
    段(2) とを有することを特徴とする自動車用空気調和装
    置の湿度制御装置。
JP13049792A 1992-05-22 1992-05-22 自動車用空気調和装置の湿度制御装置 Expired - Fee Related JP3325290B2 (ja)

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WO2003037665A1 (de) * 2001-10-26 2003-05-08 Preh Gmbh Verfahren zur beschlagsvermeidung an scheiben eines kraftfahrzeuges

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