JPH05318938A - 二発色団を有するメチン染料の転写方法 - Google Patents

二発色団を有するメチン染料の転写方法

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JPH05318938A
JPH05318938A JP3019981A JP1998191A JPH05318938A JP H05318938 A JPH05318938 A JP H05318938A JP 3019981 A JP3019981 A JP 3019981A JP 1998191 A JP1998191 A JP 1998191A JP H05318938 A JPH05318938 A JP H05318938A
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alkyl
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dye
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hydrogen
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Volker Bach
バッハ フォルカー
Karl-Heinz Etzbach
エッツバッハ カール−ハインツ
Ruediger Sens
ゼンス リューディガー
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BASF SE
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    • B41M5/385Contact thermal transfer or sublimation processes characterised by the transferable dyes or pigments
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 二発色団を有するメチン染料の転写方法。 【構成】 式: 【化1】 [式中、Lは、ZとYとの間のπ電子の結合を許さない
橋状鎖を表わし、Xは、シアノ、C1〜C6−アルコキシ
カルボニル又はC1〜C6−モノアルキルカルバモイル
(アルキルはその都度酸素原子によって中断されていて
もよい)、C5〜C7−シクロアルコキシカルボニル、C
5〜C7−モノシクロアルキルカルバモイル、フエノキシ
カルボニル又はモノフエニルカルバモイルを表わし、Z
及びYは、それぞれ独立的に、ベンゼンに縮合されてい
てもよい他のアミノフエニレン又は複素環式基を表わ
す]で示される二発色団を有するメチン染料を、エネル
ギー源によって支持体からプラスチック被覆紙上に転写
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発色団シアノ基2個が
存在していて、橋状鎖を介して相互に結合された2個の
単一発色団を有するメチン染料を、支持体からプラスチ
ック被覆紙上にエネルギー源を用いて転写する新規方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】熱転写印刷法の場合には、1種以上の結
合剤中の熱転写可能の染料を、場合により適当な助剤と
一緒に支持体上に有する転写シートを、エネルギー源、
例えば加熱ヘッドを用いて、短い加熱パルス(持続時
間:1秒の数分の一)によって裏面から加熱すると、染
料は同転写シ−トから移動し、受理媒体の表面被覆中に
拡散する。この方法の重要な利点は、転写される染料の
量(ひいては色の階調)のコントロールがエネギー源か
ら放出されるエネルギーの調節によって容易に行なわれ
うることである。
【0003】一般に表色は、3種の減色基本色である
黄、マゼンタ、シアン(及び場合によっては黒)を使っ
て行なう。最適表色を保証するためには、染料は次の特
性を有しなければならない: −熱転写が容易にできること、 −室温での受理媒体の表面被覆内又は同被覆からの移動
が少ないこと、 −湿気及び化学物質に対する熱的及び光化学的安定性及
び耐性が高いこと、 −減色的混色のために適当な色調を有すること、 −転写シートの貯蔵時に晶出しないこと。
【0004】上記の要求は、経験にれば同時にはなかな
か満足され難い。
【0005】従って熱転写印刷用に使用される公知の染
料の大部分は、要求された特性像に合致しない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題
は、染料として、シアノ基が存在していて、二発色団を
有するメチン染料を使用し、要求された前記特性をでき
るだけ十分に満足させうる染料の新規転写方法を提供す
ることであった。
【0007】
【課題を解決するための手段】ところで、二発色団を有
するメチン染料を、支持体からプラスチック被覆紙上に
エネルギー源を用いて転写する際、式I:
【0008】
【化3】
【0009】[式中、Lは、Z及びY基との間のπ電子
の結合を許さない橋状鎖を表わし、Xは、同じか又は異
なっていて、それぞれシアノ、C1〜C6−アルコキシカ
ルボニル又はC1〜C6−モノアルキルカルバモイル(ア
ルキル基はその都度酸素原子1又は2個によって中断さ
れていてもよい)、C5〜C7−シクロアルコキシカルボ
ニル、C5〜C7−モノシクロアルキルカルバモイル、フ
エノキシカルボニル又はモノフエニルカルバモイルを表
わし、Z及びYは、同じか又は異なっていて、橋状鎖L
と結合して相互に無関係に次式:
【0010】
【化4】
【0011】で示される基を表わし、前記式中nは0又
は1であり、R1及びR5は、同じか又は異なっていて、
相互に無関係にアルキル、アルコキシアルキル、アルコ
キシカルボニルアルキル又はアルカノイルオキシアルキ
ル(これらの基はそれぞれ最高10個までの炭素原子を
有し、場合によってはヒドロキシ又はシアノによって置
換されていてもよい)、水素、ベンジル、シクロキシ
ル、フエニル又はトルイルを表わし、R2及びR3は、同
じか又は異なっていて、相互に無関係に水素、C1〜C8
−アルキル、C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−アルカ
ノイルアミノ又はC1〜C6−アルキルスルホニルアミノ
を表わし、R4は、水素、ハロゲン、C1〜C8−アルキ
ル、場合によりC1〜C4−アルキル又はC1〜C4−アル
コキシによって置換されたフエニル、場合によりC1
4−アルキル又はC1〜C4−アルコキシによって置換
されたベンジル、シクロヘキシル、チエニル又は−NH
1基(R1は前記のものを表わす)を表わし、R6は水
素又はC1〜C8−アルキルを表わす]で示される1種以
上の染料がその上に存在する支持体を使用する場合に
は、この転写が有利に行なわれうることが判明した。
【0012】Z及びY基の間のπ電子の結合を許さない
橋状鎖は、一般に次式: −E1−D−E2− に従い、式中Dは化学結合、酸素、−SO2、−O−C
O−O−、1,4−シクロヘキシレン、フエニレン、及
び次式:
【0013】
【化5】
【0014】[上記式中lは1〜10であり、mは2〜
10である]で示される基を表わし、E1及びE2は同じ
か又は異なっていて、相互に無関係に化学結合又はC1
〜C15−アルキレンを表わす。
【0015】前記式中に存在するアルキル基及びアルキ
レン基は直鎖及び枝分れであってもよい。
【0016】適当なR1、R2、R3、R4、R5及びR
6は、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル、ペ
ンチル、イソペンチル、ネオペンチル、t−ペンチル、
ヘキシル、2−メチルペンチル、ヘプチル、オクチル、
2−エチルヘキシル又はイソオクチルである。
【0017】R1及びR5基は、さらに例えばノニル、イ
ソノニル、デシル、インデシル、2−メトキシエチル、
2−エトキシエチル、2−プロポキシエチル、2−ブト
キシエチル、2−又は3−メトキシプロピル、2−又は
3−エトキシプロピル、2−又は3−プロポキシプロピ
ル、2−又は3−フトキシプロピル、4−メトキシブチ
ル、4−エトキシブチル、4−ブトキシブチル、2−シ
アノエチル、3−シアノプロピル、4−シアノブチル、
2−ヒドロキシエチル、次式:
【0018】
【化6】
【0019】で示される基である。
【0020】R4基は、さらに例えばフエニル、2−,
3−又は4−メチルフエニル、2−又は4−イソプロピ
ルフエニル、2−ブチルフエニル、2−,3−又は4−
メトキシフエニル、2−プロポキシフエニル、4−ブト
キシフエニル、2−(ブト−2−オキシ)フエニル、ベ
ンジル、2−,3−又は4−メチルベンジル、2−,3
−又は4−メトキシベンジル、弗素、塩素、臭素、チエ
ニ−2−イル又はチエニ−3−イルである。
【0021】R2及びR4は、さらにメトキシ、エトキ
シ、プロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、s−ブトキ
シ、ペンチルオキシ、イソペンチルオキシ、ネオペンチ
ルオキシ、ヘキシルオキシ、ホルミルアミノ、アセチル
アミノ、プロピオニルアミノ、ブチリルアミノ、メチル
スルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノ、プロピル
スルホニルアミノ、イソプロピルスルホニルアミノ又は
ブチルスルホニルアミノである。
【0022】X基は、例えばメトキシカルボニル、エト
キシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキ
シカルボニル、ブトキシカルボニル、2−メトキシカル
ボニル、メチルカルバモイル、エチルカルバモイル、2
−メトキシエチルカルバモニル、シクロペンチルオキシ
カルボニル、シクロヘキシルオキシカルボニル、シクロ
ヘプチルオキシカルボニル、シクロペンチルカルバモイ
ル、シクロヘキシルカルバモイル又はシクロヘプチルカ
ルバモイルである。
【0023】E1及びE2基は、例えばメチレン、1,2
−エチレン、エチリデン、1,2−又は1,3−プロピ
レン又は1,4−、1,3−又は2,3−ブチレンであ
る。
【0024】D基は次式で示される基である:
【0025】
【化7】
【0026】有利な効果は、Z及びY基が式IIa乃至
IIgに従う場合の式Iで示される1種以上のメチン染
料の転写の際に得られる。
【0027】また優れた効果は、式IにおいてR1及び
5が相互に無関係に水素、C1〜C6−アルキル又はシ
クロヘキシルを表わし、R2及びR3が相互に無関係に水
素、メチル、メトキシ又はアセチルアミノを表わし、R
4が水素又はC1〜C6−アルキル、場合によりメチル又
はメトキシによって置換されたフエニル、チエン−2−
イル又はチエン−3−イルを表わし、R6が水素又はC1
〜C6−アルキルを表わす場合の式Iの1種以上のメチ
ン染料を転写する際に得られる。
【0028】極めて優れた効果は、式Iにおいて橋状鎖
Lが次式: −E1D−E2− を有し、この際E1及びE2が相互に無関係にC1〜C4
アルキレン及び化学結合、酸素、−SO2−、−O−C
O−(CH2l−CO−O(lは2〜4である)、又は
次式:
【0029】
【化8】
【0030】で示される基を表わす場合の式Iの1種以
上のメチン染料を転写する際に得られる。
【0031】さらに、極めて優れた効果は、Xがシアノ
を表わす場合の式Iの1種以上のメチン染料を転写する
際に得られる。
【0032】本発明による方法で使用される二発色団を
有するメチン染料は周知であり、例えばGB−A−12
01925、US−A−3553245、DE−A−1
569678、DE−A−2519592、DE−A−
3020473、WO−A−86/04904又はWO
−A−87/01121に記載されているか又はそこに
記載された方法により得られる。
【0033】本発明方法で転写される染料は、公知法で
使用される染料と比べると、一般に、室温での受理媒体
中における固着の改善、より容易な熱転写性、より高い
光堅牢度、湿気及び化学物質に対する安定性の増大、有
機溶剤中での良好な溶解度、より高いインキリボンの安
定性及びより高い色調純度によって優れている。
【0034】さらに、式Iで示される染料は、極めて高
い分子量を有するけれども、良好に転写でき、高いイン
キリボン安定性を有することも意外である。
【0035】新規方法で使用される式Iの染料は、分子
の吸光係数が高くかつ明るさが高いために、減色的混色
にとって必要な三色素の製造にとって好適である。
【0036】さらに、良好な転写性は受容体として使用
されるプラスチックの大きな変動、ひいては全系(供与
体/受容体)における染料の極めて良好な適合も許す。
【0037】本発明方法にとって必要な染料支持体の製
造のためには、適当な有機溶剤中又は溶剤混合物中の染
料を、1種以上の結合剤と一緒に、場合により助剤を添
加しつつ加工して印刷インキとする。印刷インキは染料
を好ましくは分子分散的に溶解された形で含有する。印
刷インキをドクターによって不活性支持体に塗布し、空
気乾燥する。
【0038】染料Iの適当な有機溶剤は、例えば、染料
Iの溶解度が20℃の温度で1重量%よりも大きく、好
ましくは5重量%よりも大きいようなものである。
【0039】例としては、エタノール、プロパノール、
イソブタノール、テトラヒドロフラン、塩化メチレン、
メチルエチルケトン、シクロペンタノン、シクロヘキサ
ノン、トルオール、クロルベンゾール又はそれらの混合
物が挙げられる。
【0040】結合剤としては、有機溶剤中で可溶であ
り、染料っを耐摩耗的に不活性支持体に結合することの
できる、すべての樹脂又は重合体材料が適当である。さ
らに、印刷インキの空気乾燥後に染料を明るい透明なフ
イルムの形で保持し、しかも同染料の可視的晶出を惹起
しないような結合剤が好ましい。
【0041】このような結合剤の例は、セルロース誘導
体、例えばメチルセルロース、エチルセルロース、エチ
ルヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセ
ルロース、セルロースアセテート又はセルロースアセト
ブチレート、デンプン、アルギン酸塩、アルキド樹脂、
ビニル樹脂、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセテ
ート、ポリビニルブチレート又はポリビニルピロリドン
である。また、アクリレート又はその誘導体のポリマ−
及びコポリマー、例えばポリアクリレート酸、ポリメチ
ルメタクリレート又はスチロールアクリレートコポリマ
ー、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタン
樹脂又は天然のCH樹脂、例えばアラビヤゴムも結合剤
として適当である。他の適当な結合剤は例えばDE−A
−3524519にも記載されている。
【0042】好ましい結合剤は、エチルセルロース、エ
チルヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルブチレー
ト又はポリビニルアセテートである。
【0043】助剤としては、例えば剥離剤が適当であ
り、EP−A−227092、EP−A−192435
又はそこに引用された特許出願明細書中に挙げられてい
る。また特に、貯蔵時及びインキリボンの加熱時の転写
染料の晶出を防止する有機添加物、例えばコレステリン
又はバニリンを挙げることができる。
【0044】不活性支持体は、例えば薄葉紙、吸取紙又
は硫酸紙、又は良好な耐熱性を有するプラスチック材
料、例えば場合により金属被覆されたポリエステル、ポ
リアミド又はポリイミドである。不活性支持体は、加熱
ヘッドに対向する側で場合によりさらに滑剤層(滑り
層)で被覆され、加熱印刷ヘッドと支持体材料との接着
が防止される。適当な滑剤は例えばEP−A−2164
83又はEP−A−227095に記載されている。染
料−支持体の厚さは一般に3〜30μm、好ましくは5
〜10μmである。
【0045】染料受容体層としては、原則として、転写
すべき染料に対する親和性を有する、すべての熱安定性
プラスチック層、例えば変性ポリカーボネート又はポリ
エステルが適当である。受容体層組成の適当な配合は、
例えばEP−A−227094、EP−A−13301
2、EP−A−133011、EP−A−11100
4、特開昭61−199997号、特開昭61−283
595号、特開昭61−237694号又は特開昭61
−127392号公報に記載されている。
【0046】転写は、エネルギー源、例えばレ−ザ又は
300℃以上の温度に加熱できなければならない加熱印
刷ヘッドを用いて、染料転写が時間範囲t:o〈t〈1
5msecで行なわれうるように行なう。この際染料は
転写シートから移動し、受理媒体の表面被覆中に拡散す
る。
【0047】
【実施例】次に実施例により本発明を評述する。「%」
は、他に指摘がなければ、「重量%」である。
【0048】染料の転写特性を容易にかつ定量的にテス
トすることができるためには、熱転写を加熱印刷ヘッド
の代わりに大面積の熱板を用いて行ない、転写温度Tを
70℃〜120℃の範囲で変え、転写時間を2分に定め
た。
【0049】α) 支持体に染料を塗布するための一般
的方法:結合剤1gを40〜50℃でトルオール/エタ
ノール(8:2v/v)8mlに溶かした。このものに
テトラヒドロフラン5ml中の染料0.25gの溶液を
撹拌下に導入し、場合によっては不溶の残留物を濾取し
た。これによって得られた印刷ペーストを80μmドク
ターでポリエステルシート上に施こし(厚さ:6〜10
μm)て、ヘヤドライヤーで乾燥した。
【0050】β) 熱転写性の試験:使用した染料を次
のようにして試験した:試験すべき染料を被覆物質(前
面)中に含有するポリエステルシート(供与体)を、商
業的に得られる紙(受容体:次下に評述)前面に置い
て、圧着した。次に供与体/受容体をアルミニウムシー
トで被覆し、2個の加熱板の間で異なる温度T(温度間
隔:70℃〈T〈120℃)で加熱した。受容体の光沢
のあるプラスチックの層中に拡散された染料の量は、光
学密度(=吸光度A)に比例する。吸光度は測光により
測定した。80〜110℃の温度間隔で測定した、着色
受容体紙の吸光度Aの対数を、相応の絶対温度の逆数に
対してプロットすると、直線が得られ、この傾きから転
写実験の活性化をエネルギーΔETが次式により計算さ
れる:
【0051】
【数1】
【0052】完全に特性表示するためには、さらに前記
プロットから、着色された受容体紙の吸光度Aが1の値
に達する際の温度T*[℃]も読取った。
【0053】次表に記載した染料は、α)により加工
し、同染料を塗布して得られた支持体をβ)により転写
特性について試験した。各表中には、温度転写パラメー
タT*及びΔET、染料の吸収極大λmax(塩化メチレン
中で測定)、使用された結合剤及び染料:結合剤:助剤
の重量比が記載されている。
【0054】この際次の略語が用いられている:F=染
料、B=結合剤、EC=エチルセルロース、PVB=ポ
ロビニルブチレート、Cellit=セルロースアセト
ブチレート、HCVPP=ヒタチカラービデオ印刷紙
(受容体)、PBTP=ポリブチレンテレフタレートフ
イルム(受容体)、SV100=カラービデオ印刷紙/
kodak AG(受容体)。
【0055】
【表1】
【0056】
【表2】
【0057】
【表3】
【0058】
【表4】
【0059】
【表5】
【0060】
【表6】
【0061】同様にして次表に示されるメチレン染料も
転写することができる:
【0062】
【表7】
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年5月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【化1】 [式中、Lは、Z及びY基との間のπ電子の共役を許さ
ない橋状鎖を表わし、Xは、同じか又は異なっていて、
それぞれシアノ、C〜C−アルコキシカルボニル又
はC〜C−モノアルキルカルバモイル(アルキル基
はその都度酸素原子1又は2個によって中断されていて
もよい)、C〜C−シクロアルコキシカルボニル、
〜C〜モノシクロアルキルカルバモイル、フエノ
キシカルボニル又はモノフエニルカルバモイルを表わ
し、Z及びYは、同じか又は異なっていて、橋状鎖Lと
一緒になって相互に無関係に次式:
【化2】 で示される基を表わし、前記式中nは0又は1であり、
及びRは、同じか又は異なっていて、相互に無関
係にアルキル、アルコキシアルキル、アルコキシカルボ
ニルアルキル又はアルカノイルオキシアルキル(これら
の基はそれぞれ最高10個までの炭素原子を有し、場合
によってはヒドロキシ又はシアノによって置換されてい
てもよい)、水素、ベンジル、シクロヘキシル、フエニ
ル又はトルイルを表わし、R及びRは、同じか又は
異なっていて、相互に無関係に水素、C〜C−アル
キル、C〜C−アルコキシ、C〜C−アルカノ
イルアミノ又はC〜C−アルキルスルホニルアミノ
を表わし、Rは、水素、ハロゲン、C〜C−アル
キル、場合によりC〜C−アルキル又はC〜C
−アルコキシによって置換されたフエニル、場合により
〜C−アルキル又はC〜C−アルコキシによ
って置換されたベンジル、シクロヘキシル、チエニル又
は−NHR基(Rは前記のものを表わす)を表わ
し、Rは水素又はC〜C−アルキルを表わす]で
示される1種以上の染料がその上に存在する支持体を使
用することを特徴とする。二発色団を有するメチン染料
の転写方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】[式中、Lは、Z及びY基との間のπ電子
共役を許さない橋状鎖を表わし、Xは、同じか又は異
なっていて、それぞれシアノ、C〜C−アルコキシ
カルボニル又はC〜C−モノアルキルカルバモイル
(アルキル基はその都度酸素原子1又は2個によって中
断されていてもよい)、C〜C−シクロアルコキシ
カルボニル、C〜C−モノシクロアルキルカルバモ
イル、フエノキシカルボニル又はモノフエニルカルバモ
イルを表わし、Z及びYは、同じか又は異なっていて、
橋状鎖Lと一緒になって相互に無関係に次式:
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】Z及びY基の間のπ電子の共役を許さない
橋状鎖は、一般に次式: −E−D−E− に従い、式中Dは化学結合、酸素、−SO、−O−C
O−C−、1,4−シクロヘキシレン、フエニレン、及
び次式:
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リューディガー ゼンス ドイツ連邦共和国 マンハイム 1 メデ ィクスシュトラーセ 12

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二発色団を有するメチン染料をエネルギ
    ー源によって支持体からプラスチック被覆紙上に転写す
    るに当り、式I: 【化1】 [式中、Lは、Z及びY基との間のπ電子の結合を許さ
    ない橋状鎖を表わし、Xは、同じか又は異なっていて、
    それぞれシアノ、C1〜C6−アルコキシカルボニル又は
    1〜C6−モノアルキルカルバモイル(アルキル基はそ
    の都度酸素原子1又は2個によって中断されていてもよ
    い)、C5〜C7−シクロアルコキシカルボニル、C5
    7〜モノシクロアルキルカルバモイル、フエノキシカ
    ルボニル又はモノフエニルカルバモイルを表わし、Z及
    びYは、同じか又は異なっていて、橋状鎖Lと結合して
    相互に無関係に次式: 【化2】 で示される基を表わし、前記式中nは0又は1であり、
    1及びR5は、同じか又は異なっていて、相互に無関係
    にアルキル、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニ
    ルアルキル又はアルカノイルオキシアルキル(これらの
    基はそれぞれ最高10個までの炭素原子を有し、場合に
    よってはヒドロキシ又はシアノによって置換されていて
    もよい)、水素、ベンジル、シクロヘキシル、フエニル
    又はトルイルを表わし、R2及びR3は、同じか又は異な
    っていて、相互に無関係に水素、C1〜C8−アルキル、
    1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−アルカノイルアミノ
    又はC1〜C6−アルキルスルホニルアミノを表わし、R
    4は、水素、ハロゲン、C1〜C8−アルキル、場合によ
    りC1〜C4−アルキル又はC1〜C4−アルコキシによっ
    て置換されたフエニル、場合によりC1〜C4−アルキル
    又はC1〜C4−アルコキシによって置換されたベンジ
    ル、シクロヘキシル、チエニル又は‐NHR1基(R1
    前記のものを表わす)を表わし、R6は水素又はC1〜C
    8−アルキルを表わす]で示される1種以上の染料がそ
    の上に存在する支持体を使用することを特徴とする。二
    発色団を有するメチン染料の転写方法。
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