JPH05318938A - 二発色団を有するメチン染料の転写方法 - Google Patents
二発色団を有するメチン染料の転写方法Info
- Publication number
- JPH05318938A JPH05318938A JP3019981A JP1998191A JPH05318938A JP H05318938 A JPH05318938 A JP H05318938A JP 3019981 A JP3019981 A JP 3019981A JP 1998191 A JP1998191 A JP 1998191A JP H05318938 A JPH05318938 A JP H05318938A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alkyl
- support
- dye
- formula
- hydrogen
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/26—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
- B41M5/382—Contact thermal transfer or sublimation processes
- B41M5/385—Contact thermal transfer or sublimation processes characterised by the transferable dyes or pigments
- B41M5/3854—Dyes containing one or more acyclic carbon-to-carbon double bonds, e.g., di- or tri-cyanovinyl, methine
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10S428/913—Material designed to be responsive to temperature, light, moisture
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10S428/914—Transfer or decalcomania
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 二発色団を有するメチン染料の転写方法。
【構成】 式:
【化1】
[式中、Lは、ZとYとの間のπ電子の結合を許さない
橋状鎖を表わし、Xは、シアノ、C1〜C6−アルコキシ
カルボニル又はC1〜C6−モノアルキルカルバモイル
(アルキルはその都度酸素原子によって中断されていて
もよい)、C5〜C7−シクロアルコキシカルボニル、C
5〜C7−モノシクロアルキルカルバモイル、フエノキシ
カルボニル又はモノフエニルカルバモイルを表わし、Z
及びYは、それぞれ独立的に、ベンゼンに縮合されてい
てもよい他のアミノフエニレン又は複素環式基を表わ
す]で示される二発色団を有するメチン染料を、エネル
ギー源によって支持体からプラスチック被覆紙上に転写
する。
橋状鎖を表わし、Xは、シアノ、C1〜C6−アルコキシ
カルボニル又はC1〜C6−モノアルキルカルバモイル
(アルキルはその都度酸素原子によって中断されていて
もよい)、C5〜C7−シクロアルコキシカルボニル、C
5〜C7−モノシクロアルキルカルバモイル、フエノキシ
カルボニル又はモノフエニルカルバモイルを表わし、Z
及びYは、それぞれ独立的に、ベンゼンに縮合されてい
てもよい他のアミノフエニレン又は複素環式基を表わ
す]で示される二発色団を有するメチン染料を、エネル
ギー源によって支持体からプラスチック被覆紙上に転写
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発色団シアノ基2個が
存在していて、橋状鎖を介して相互に結合された2個の
単一発色団を有するメチン染料を、支持体からプラスチ
ック被覆紙上にエネルギー源を用いて転写する新規方法
に関する。
存在していて、橋状鎖を介して相互に結合された2個の
単一発色団を有するメチン染料を、支持体からプラスチ
ック被覆紙上にエネルギー源を用いて転写する新規方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】熱転写印刷法の場合には、1種以上の結
合剤中の熱転写可能の染料を、場合により適当な助剤と
一緒に支持体上に有する転写シートを、エネルギー源、
例えば加熱ヘッドを用いて、短い加熱パルス(持続時
間:1秒の数分の一)によって裏面から加熱すると、染
料は同転写シ−トから移動し、受理媒体の表面被覆中に
拡散する。この方法の重要な利点は、転写される染料の
量(ひいては色の階調)のコントロールがエネギー源か
ら放出されるエネルギーの調節によって容易に行なわれ
うることである。
合剤中の熱転写可能の染料を、場合により適当な助剤と
一緒に支持体上に有する転写シートを、エネルギー源、
例えば加熱ヘッドを用いて、短い加熱パルス(持続時
間:1秒の数分の一)によって裏面から加熱すると、染
料は同転写シ−トから移動し、受理媒体の表面被覆中に
拡散する。この方法の重要な利点は、転写される染料の
量(ひいては色の階調)のコントロールがエネギー源か
ら放出されるエネルギーの調節によって容易に行なわれ
うることである。
【0003】一般に表色は、3種の減色基本色である
黄、マゼンタ、シアン(及び場合によっては黒)を使っ
て行なう。最適表色を保証するためには、染料は次の特
性を有しなければならない: −熱転写が容易にできること、 −室温での受理媒体の表面被覆内又は同被覆からの移動
が少ないこと、 −湿気及び化学物質に対する熱的及び光化学的安定性及
び耐性が高いこと、 −減色的混色のために適当な色調を有すること、 −転写シートの貯蔵時に晶出しないこと。
黄、マゼンタ、シアン(及び場合によっては黒)を使っ
て行なう。最適表色を保証するためには、染料は次の特
性を有しなければならない: −熱転写が容易にできること、 −室温での受理媒体の表面被覆内又は同被覆からの移動
が少ないこと、 −湿気及び化学物質に対する熱的及び光化学的安定性及
び耐性が高いこと、 −減色的混色のために適当な色調を有すること、 −転写シートの貯蔵時に晶出しないこと。
【0004】上記の要求は、経験にれば同時にはなかな
か満足され難い。
か満足され難い。
【0005】従って熱転写印刷用に使用される公知の染
料の大部分は、要求された特性像に合致しない。
料の大部分は、要求された特性像に合致しない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題
は、染料として、シアノ基が存在していて、二発色団を
有するメチン染料を使用し、要求された前記特性をでき
るだけ十分に満足させうる染料の新規転写方法を提供す
ることであった。
は、染料として、シアノ基が存在していて、二発色団を
有するメチン染料を使用し、要求された前記特性をでき
るだけ十分に満足させうる染料の新規転写方法を提供す
ることであった。
【0007】
【課題を解決するための手段】ところで、二発色団を有
するメチン染料を、支持体からプラスチック被覆紙上に
エネルギー源を用いて転写する際、式I:
するメチン染料を、支持体からプラスチック被覆紙上に
エネルギー源を用いて転写する際、式I:
【0008】
【化3】
【0009】[式中、Lは、Z及びY基との間のπ電子
の結合を許さない橋状鎖を表わし、Xは、同じか又は異
なっていて、それぞれシアノ、C1〜C6−アルコキシカ
ルボニル又はC1〜C6−モノアルキルカルバモイル(ア
ルキル基はその都度酸素原子1又は2個によって中断さ
れていてもよい)、C5〜C7−シクロアルコキシカルボ
ニル、C5〜C7−モノシクロアルキルカルバモイル、フ
エノキシカルボニル又はモノフエニルカルバモイルを表
わし、Z及びYは、同じか又は異なっていて、橋状鎖L
と結合して相互に無関係に次式:
の結合を許さない橋状鎖を表わし、Xは、同じか又は異
なっていて、それぞれシアノ、C1〜C6−アルコキシカ
ルボニル又はC1〜C6−モノアルキルカルバモイル(ア
ルキル基はその都度酸素原子1又は2個によって中断さ
れていてもよい)、C5〜C7−シクロアルコキシカルボ
ニル、C5〜C7−モノシクロアルキルカルバモイル、フ
エノキシカルボニル又はモノフエニルカルバモイルを表
わし、Z及びYは、同じか又は異なっていて、橋状鎖L
と結合して相互に無関係に次式:
【0010】
【化4】
【0011】で示される基を表わし、前記式中nは0又
は1であり、R1及びR5は、同じか又は異なっていて、
相互に無関係にアルキル、アルコキシアルキル、アルコ
キシカルボニルアルキル又はアルカノイルオキシアルキ
ル(これらの基はそれぞれ最高10個までの炭素原子を
有し、場合によってはヒドロキシ又はシアノによって置
換されていてもよい)、水素、ベンジル、シクロキシ
ル、フエニル又はトルイルを表わし、R2及びR3は、同
じか又は異なっていて、相互に無関係に水素、C1〜C8
−アルキル、C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−アルカ
ノイルアミノ又はC1〜C6−アルキルスルホニルアミノ
を表わし、R4は、水素、ハロゲン、C1〜C8−アルキ
ル、場合によりC1〜C4−アルキル又はC1〜C4−アル
コキシによって置換されたフエニル、場合によりC1〜
C4−アルキル又はC1〜C4−アルコキシによって置換
されたベンジル、シクロヘキシル、チエニル又は−NH
R1基(R1は前記のものを表わす)を表わし、R6は水
素又はC1〜C8−アルキルを表わす]で示される1種以
上の染料がその上に存在する支持体を使用する場合に
は、この転写が有利に行なわれうることが判明した。
は1であり、R1及びR5は、同じか又は異なっていて、
相互に無関係にアルキル、アルコキシアルキル、アルコ
キシカルボニルアルキル又はアルカノイルオキシアルキ
ル(これらの基はそれぞれ最高10個までの炭素原子を
有し、場合によってはヒドロキシ又はシアノによって置
換されていてもよい)、水素、ベンジル、シクロキシ
ル、フエニル又はトルイルを表わし、R2及びR3は、同
じか又は異なっていて、相互に無関係に水素、C1〜C8
−アルキル、C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−アルカ
ノイルアミノ又はC1〜C6−アルキルスルホニルアミノ
を表わし、R4は、水素、ハロゲン、C1〜C8−アルキ
ル、場合によりC1〜C4−アルキル又はC1〜C4−アル
コキシによって置換されたフエニル、場合によりC1〜
C4−アルキル又はC1〜C4−アルコキシによって置換
されたベンジル、シクロヘキシル、チエニル又は−NH
R1基(R1は前記のものを表わす)を表わし、R6は水
素又はC1〜C8−アルキルを表わす]で示される1種以
上の染料がその上に存在する支持体を使用する場合に
は、この転写が有利に行なわれうることが判明した。
【0012】Z及びY基の間のπ電子の結合を許さない
橋状鎖は、一般に次式: −E1−D−E2− に従い、式中Dは化学結合、酸素、−SO2、−O−C
O−O−、1,4−シクロヘキシレン、フエニレン、及
び次式:
橋状鎖は、一般に次式: −E1−D−E2− に従い、式中Dは化学結合、酸素、−SO2、−O−C
O−O−、1,4−シクロヘキシレン、フエニレン、及
び次式:
【0013】
【化5】
【0014】[上記式中lは1〜10であり、mは2〜
10である]で示される基を表わし、E1及びE2は同じ
か又は異なっていて、相互に無関係に化学結合又はC1
〜C15−アルキレンを表わす。
10である]で示される基を表わし、E1及びE2は同じ
か又は異なっていて、相互に無関係に化学結合又はC1
〜C15−アルキレンを表わす。
【0015】前記式中に存在するアルキル基及びアルキ
レン基は直鎖及び枝分れであってもよい。
レン基は直鎖及び枝分れであってもよい。
【0016】適当なR1、R2、R3、R4、R5及びR
6は、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル、ペ
ンチル、イソペンチル、ネオペンチル、t−ペンチル、
ヘキシル、2−メチルペンチル、ヘプチル、オクチル、
2−エチルヘキシル又はイソオクチルである。
6は、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル、ペ
ンチル、イソペンチル、ネオペンチル、t−ペンチル、
ヘキシル、2−メチルペンチル、ヘプチル、オクチル、
2−エチルヘキシル又はイソオクチルである。
【0017】R1及びR5基は、さらに例えばノニル、イ
ソノニル、デシル、インデシル、2−メトキシエチル、
2−エトキシエチル、2−プロポキシエチル、2−ブト
キシエチル、2−又は3−メトキシプロピル、2−又は
3−エトキシプロピル、2−又は3−プロポキシプロピ
ル、2−又は3−フトキシプロピル、4−メトキシブチ
ル、4−エトキシブチル、4−ブトキシブチル、2−シ
アノエチル、3−シアノプロピル、4−シアノブチル、
2−ヒドロキシエチル、次式:
ソノニル、デシル、インデシル、2−メトキシエチル、
2−エトキシエチル、2−プロポキシエチル、2−ブト
キシエチル、2−又は3−メトキシプロピル、2−又は
3−エトキシプロピル、2−又は3−プロポキシプロピ
ル、2−又は3−フトキシプロピル、4−メトキシブチ
ル、4−エトキシブチル、4−ブトキシブチル、2−シ
アノエチル、3−シアノプロピル、4−シアノブチル、
2−ヒドロキシエチル、次式:
【0018】
【化6】
【0019】で示される基である。
【0020】R4基は、さらに例えばフエニル、2−,
3−又は4−メチルフエニル、2−又は4−イソプロピ
ルフエニル、2−ブチルフエニル、2−,3−又は4−
メトキシフエニル、2−プロポキシフエニル、4−ブト
キシフエニル、2−(ブト−2−オキシ)フエニル、ベ
ンジル、2−,3−又は4−メチルベンジル、2−,3
−又は4−メトキシベンジル、弗素、塩素、臭素、チエ
ニ−2−イル又はチエニ−3−イルである。
3−又は4−メチルフエニル、2−又は4−イソプロピ
ルフエニル、2−ブチルフエニル、2−,3−又は4−
メトキシフエニル、2−プロポキシフエニル、4−ブト
キシフエニル、2−(ブト−2−オキシ)フエニル、ベ
ンジル、2−,3−又は4−メチルベンジル、2−,3
−又は4−メトキシベンジル、弗素、塩素、臭素、チエ
ニ−2−イル又はチエニ−3−イルである。
【0021】R2及びR4は、さらにメトキシ、エトキ
シ、プロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、s−ブトキ
シ、ペンチルオキシ、イソペンチルオキシ、ネオペンチ
ルオキシ、ヘキシルオキシ、ホルミルアミノ、アセチル
アミノ、プロピオニルアミノ、ブチリルアミノ、メチル
スルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノ、プロピル
スルホニルアミノ、イソプロピルスルホニルアミノ又は
ブチルスルホニルアミノである。
シ、プロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、s−ブトキ
シ、ペンチルオキシ、イソペンチルオキシ、ネオペンチ
ルオキシ、ヘキシルオキシ、ホルミルアミノ、アセチル
アミノ、プロピオニルアミノ、ブチリルアミノ、メチル
スルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノ、プロピル
スルホニルアミノ、イソプロピルスルホニルアミノ又は
ブチルスルホニルアミノである。
【0022】X基は、例えばメトキシカルボニル、エト
キシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキ
シカルボニル、ブトキシカルボニル、2−メトキシカル
ボニル、メチルカルバモイル、エチルカルバモイル、2
−メトキシエチルカルバモニル、シクロペンチルオキシ
カルボニル、シクロヘキシルオキシカルボニル、シクロ
ヘプチルオキシカルボニル、シクロペンチルカルバモイ
ル、シクロヘキシルカルバモイル又はシクロヘプチルカ
ルバモイルである。
キシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキ
シカルボニル、ブトキシカルボニル、2−メトキシカル
ボニル、メチルカルバモイル、エチルカルバモイル、2
−メトキシエチルカルバモニル、シクロペンチルオキシ
カルボニル、シクロヘキシルオキシカルボニル、シクロ
ヘプチルオキシカルボニル、シクロペンチルカルバモイ
ル、シクロヘキシルカルバモイル又はシクロヘプチルカ
ルバモイルである。
【0023】E1及びE2基は、例えばメチレン、1,2
−エチレン、エチリデン、1,2−又は1,3−プロピ
レン又は1,4−、1,3−又は2,3−ブチレンであ
る。
−エチレン、エチリデン、1,2−又は1,3−プロピ
レン又は1,4−、1,3−又は2,3−ブチレンであ
る。
【0024】D基は次式で示される基である:
【0025】
【化7】
【0026】有利な効果は、Z及びY基が式IIa乃至
IIgに従う場合の式Iで示される1種以上のメチン染
料の転写の際に得られる。
IIgに従う場合の式Iで示される1種以上のメチン染
料の転写の際に得られる。
【0027】また優れた効果は、式IにおいてR1及び
R5が相互に無関係に水素、C1〜C6−アルキル又はシ
クロヘキシルを表わし、R2及びR3が相互に無関係に水
素、メチル、メトキシ又はアセチルアミノを表わし、R
4が水素又はC1〜C6−アルキル、場合によりメチル又
はメトキシによって置換されたフエニル、チエン−2−
イル又はチエン−3−イルを表わし、R6が水素又はC1
〜C6−アルキルを表わす場合の式Iの1種以上のメチ
ン染料を転写する際に得られる。
R5が相互に無関係に水素、C1〜C6−アルキル又はシ
クロヘキシルを表わし、R2及びR3が相互に無関係に水
素、メチル、メトキシ又はアセチルアミノを表わし、R
4が水素又はC1〜C6−アルキル、場合によりメチル又
はメトキシによって置換されたフエニル、チエン−2−
イル又はチエン−3−イルを表わし、R6が水素又はC1
〜C6−アルキルを表わす場合の式Iの1種以上のメチ
ン染料を転写する際に得られる。
【0028】極めて優れた効果は、式Iにおいて橋状鎖
Lが次式: −E1D−E2− を有し、この際E1及びE2が相互に無関係にC1〜C4−
アルキレン及び化学結合、酸素、−SO2−、−O−C
O−(CH2)l−CO−O(lは2〜4である)、又は
次式:
Lが次式: −E1D−E2− を有し、この際E1及びE2が相互に無関係にC1〜C4−
アルキレン及び化学結合、酸素、−SO2−、−O−C
O−(CH2)l−CO−O(lは2〜4である)、又は
次式:
【0029】
【化8】
【0030】で示される基を表わす場合の式Iの1種以
上のメチン染料を転写する際に得られる。
上のメチン染料を転写する際に得られる。
【0031】さらに、極めて優れた効果は、Xがシアノ
を表わす場合の式Iの1種以上のメチン染料を転写する
際に得られる。
を表わす場合の式Iの1種以上のメチン染料を転写する
際に得られる。
【0032】本発明による方法で使用される二発色団を
有するメチン染料は周知であり、例えばGB−A−12
01925、US−A−3553245、DE−A−1
569678、DE−A−2519592、DE−A−
3020473、WO−A−86/04904又はWO
−A−87/01121に記載されているか又はそこに
記載された方法により得られる。
有するメチン染料は周知であり、例えばGB−A−12
01925、US−A−3553245、DE−A−1
569678、DE−A−2519592、DE−A−
3020473、WO−A−86/04904又はWO
−A−87/01121に記載されているか又はそこに
記載された方法により得られる。
【0033】本発明方法で転写される染料は、公知法で
使用される染料と比べると、一般に、室温での受理媒体
中における固着の改善、より容易な熱転写性、より高い
光堅牢度、湿気及び化学物質に対する安定性の増大、有
機溶剤中での良好な溶解度、より高いインキリボンの安
定性及びより高い色調純度によって優れている。
使用される染料と比べると、一般に、室温での受理媒体
中における固着の改善、より容易な熱転写性、より高い
光堅牢度、湿気及び化学物質に対する安定性の増大、有
機溶剤中での良好な溶解度、より高いインキリボンの安
定性及びより高い色調純度によって優れている。
【0034】さらに、式Iで示される染料は、極めて高
い分子量を有するけれども、良好に転写でき、高いイン
キリボン安定性を有することも意外である。
い分子量を有するけれども、良好に転写でき、高いイン
キリボン安定性を有することも意外である。
【0035】新規方法で使用される式Iの染料は、分子
の吸光係数が高くかつ明るさが高いために、減色的混色
にとって必要な三色素の製造にとって好適である。
の吸光係数が高くかつ明るさが高いために、減色的混色
にとって必要な三色素の製造にとって好適である。
【0036】さらに、良好な転写性は受容体として使用
されるプラスチックの大きな変動、ひいては全系(供与
体/受容体)における染料の極めて良好な適合も許す。
されるプラスチックの大きな変動、ひいては全系(供与
体/受容体)における染料の極めて良好な適合も許す。
【0037】本発明方法にとって必要な染料支持体の製
造のためには、適当な有機溶剤中又は溶剤混合物中の染
料を、1種以上の結合剤と一緒に、場合により助剤を添
加しつつ加工して印刷インキとする。印刷インキは染料
を好ましくは分子分散的に溶解された形で含有する。印
刷インキをドクターによって不活性支持体に塗布し、空
気乾燥する。
造のためには、適当な有機溶剤中又は溶剤混合物中の染
料を、1種以上の結合剤と一緒に、場合により助剤を添
加しつつ加工して印刷インキとする。印刷インキは染料
を好ましくは分子分散的に溶解された形で含有する。印
刷インキをドクターによって不活性支持体に塗布し、空
気乾燥する。
【0038】染料Iの適当な有機溶剤は、例えば、染料
Iの溶解度が20℃の温度で1重量%よりも大きく、好
ましくは5重量%よりも大きいようなものである。
Iの溶解度が20℃の温度で1重量%よりも大きく、好
ましくは5重量%よりも大きいようなものである。
【0039】例としては、エタノール、プロパノール、
イソブタノール、テトラヒドロフラン、塩化メチレン、
メチルエチルケトン、シクロペンタノン、シクロヘキサ
ノン、トルオール、クロルベンゾール又はそれらの混合
物が挙げられる。
イソブタノール、テトラヒドロフラン、塩化メチレン、
メチルエチルケトン、シクロペンタノン、シクロヘキサ
ノン、トルオール、クロルベンゾール又はそれらの混合
物が挙げられる。
【0040】結合剤としては、有機溶剤中で可溶であ
り、染料っを耐摩耗的に不活性支持体に結合することの
できる、すべての樹脂又は重合体材料が適当である。さ
らに、印刷インキの空気乾燥後に染料を明るい透明なフ
イルムの形で保持し、しかも同染料の可視的晶出を惹起
しないような結合剤が好ましい。
り、染料っを耐摩耗的に不活性支持体に結合することの
できる、すべての樹脂又は重合体材料が適当である。さ
らに、印刷インキの空気乾燥後に染料を明るい透明なフ
イルムの形で保持し、しかも同染料の可視的晶出を惹起
しないような結合剤が好ましい。
【0041】このような結合剤の例は、セルロース誘導
体、例えばメチルセルロース、エチルセルロース、エチ
ルヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセ
ルロース、セルロースアセテート又はセルロースアセト
ブチレート、デンプン、アルギン酸塩、アルキド樹脂、
ビニル樹脂、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセテ
ート、ポリビニルブチレート又はポリビニルピロリドン
である。また、アクリレート又はその誘導体のポリマ−
及びコポリマー、例えばポリアクリレート酸、ポリメチ
ルメタクリレート又はスチロールアクリレートコポリマ
ー、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタン
樹脂又は天然のCH樹脂、例えばアラビヤゴムも結合剤
として適当である。他の適当な結合剤は例えばDE−A
−3524519にも記載されている。
体、例えばメチルセルロース、エチルセルロース、エチ
ルヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセ
ルロース、セルロースアセテート又はセルロースアセト
ブチレート、デンプン、アルギン酸塩、アルキド樹脂、
ビニル樹脂、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセテ
ート、ポリビニルブチレート又はポリビニルピロリドン
である。また、アクリレート又はその誘導体のポリマ−
及びコポリマー、例えばポリアクリレート酸、ポリメチ
ルメタクリレート又はスチロールアクリレートコポリマ
ー、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタン
樹脂又は天然のCH樹脂、例えばアラビヤゴムも結合剤
として適当である。他の適当な結合剤は例えばDE−A
−3524519にも記載されている。
【0042】好ましい結合剤は、エチルセルロース、エ
チルヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルブチレー
ト又はポリビニルアセテートである。
チルヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルブチレー
ト又はポリビニルアセテートである。
【0043】助剤としては、例えば剥離剤が適当であ
り、EP−A−227092、EP−A−192435
又はそこに引用された特許出願明細書中に挙げられてい
る。また特に、貯蔵時及びインキリボンの加熱時の転写
染料の晶出を防止する有機添加物、例えばコレステリン
又はバニリンを挙げることができる。
り、EP−A−227092、EP−A−192435
又はそこに引用された特許出願明細書中に挙げられてい
る。また特に、貯蔵時及びインキリボンの加熱時の転写
染料の晶出を防止する有機添加物、例えばコレステリン
又はバニリンを挙げることができる。
【0044】不活性支持体は、例えば薄葉紙、吸取紙又
は硫酸紙、又は良好な耐熱性を有するプラスチック材
料、例えば場合により金属被覆されたポリエステル、ポ
リアミド又はポリイミドである。不活性支持体は、加熱
ヘッドに対向する側で場合によりさらに滑剤層(滑り
層)で被覆され、加熱印刷ヘッドと支持体材料との接着
が防止される。適当な滑剤は例えばEP−A−2164
83又はEP−A−227095に記載されている。染
料−支持体の厚さは一般に3〜30μm、好ましくは5
〜10μmである。
は硫酸紙、又は良好な耐熱性を有するプラスチック材
料、例えば場合により金属被覆されたポリエステル、ポ
リアミド又はポリイミドである。不活性支持体は、加熱
ヘッドに対向する側で場合によりさらに滑剤層(滑り
層)で被覆され、加熱印刷ヘッドと支持体材料との接着
が防止される。適当な滑剤は例えばEP−A−2164
83又はEP−A−227095に記載されている。染
料−支持体の厚さは一般に3〜30μm、好ましくは5
〜10μmである。
【0045】染料受容体層としては、原則として、転写
すべき染料に対する親和性を有する、すべての熱安定性
プラスチック層、例えば変性ポリカーボネート又はポリ
エステルが適当である。受容体層組成の適当な配合は、
例えばEP−A−227094、EP−A−13301
2、EP−A−133011、EP−A−11100
4、特開昭61−199997号、特開昭61−283
595号、特開昭61−237694号又は特開昭61
−127392号公報に記載されている。
すべき染料に対する親和性を有する、すべての熱安定性
プラスチック層、例えば変性ポリカーボネート又はポリ
エステルが適当である。受容体層組成の適当な配合は、
例えばEP−A−227094、EP−A−13301
2、EP−A−133011、EP−A−11100
4、特開昭61−199997号、特開昭61−283
595号、特開昭61−237694号又は特開昭61
−127392号公報に記載されている。
【0046】転写は、エネルギー源、例えばレ−ザ又は
300℃以上の温度に加熱できなければならない加熱印
刷ヘッドを用いて、染料転写が時間範囲t:o〈t〈1
5msecで行なわれうるように行なう。この際染料は
転写シートから移動し、受理媒体の表面被覆中に拡散す
る。
300℃以上の温度に加熱できなければならない加熱印
刷ヘッドを用いて、染料転写が時間範囲t:o〈t〈1
5msecで行なわれうるように行なう。この際染料は
転写シートから移動し、受理媒体の表面被覆中に拡散す
る。
【0047】
【実施例】次に実施例により本発明を評述する。「%」
は、他に指摘がなければ、「重量%」である。
は、他に指摘がなければ、「重量%」である。
【0048】染料の転写特性を容易にかつ定量的にテス
トすることができるためには、熱転写を加熱印刷ヘッド
の代わりに大面積の熱板を用いて行ない、転写温度Tを
70℃〜120℃の範囲で変え、転写時間を2分に定め
た。
トすることができるためには、熱転写を加熱印刷ヘッド
の代わりに大面積の熱板を用いて行ない、転写温度Tを
70℃〜120℃の範囲で変え、転写時間を2分に定め
た。
【0049】α) 支持体に染料を塗布するための一般
的方法:結合剤1gを40〜50℃でトルオール/エタ
ノール(8:2v/v)8mlに溶かした。このものに
テトラヒドロフラン5ml中の染料0.25gの溶液を
撹拌下に導入し、場合によっては不溶の残留物を濾取し
た。これによって得られた印刷ペーストを80μmドク
ターでポリエステルシート上に施こし(厚さ:6〜10
μm)て、ヘヤドライヤーで乾燥した。
的方法:結合剤1gを40〜50℃でトルオール/エタ
ノール(8:2v/v)8mlに溶かした。このものに
テトラヒドロフラン5ml中の染料0.25gの溶液を
撹拌下に導入し、場合によっては不溶の残留物を濾取し
た。これによって得られた印刷ペーストを80μmドク
ターでポリエステルシート上に施こし(厚さ:6〜10
μm)て、ヘヤドライヤーで乾燥した。
【0050】β) 熱転写性の試験:使用した染料を次
のようにして試験した:試験すべき染料を被覆物質(前
面)中に含有するポリエステルシート(供与体)を、商
業的に得られる紙(受容体:次下に評述)前面に置い
て、圧着した。次に供与体/受容体をアルミニウムシー
トで被覆し、2個の加熱板の間で異なる温度T(温度間
隔:70℃〈T〈120℃)で加熱した。受容体の光沢
のあるプラスチックの層中に拡散された染料の量は、光
学密度(=吸光度A)に比例する。吸光度は測光により
測定した。80〜110℃の温度間隔で測定した、着色
受容体紙の吸光度Aの対数を、相応の絶対温度の逆数に
対してプロットすると、直線が得られ、この傾きから転
写実験の活性化をエネルギーΔETが次式により計算さ
れる:
のようにして試験した:試験すべき染料を被覆物質(前
面)中に含有するポリエステルシート(供与体)を、商
業的に得られる紙(受容体:次下に評述)前面に置い
て、圧着した。次に供与体/受容体をアルミニウムシー
トで被覆し、2個の加熱板の間で異なる温度T(温度間
隔:70℃〈T〈120℃)で加熱した。受容体の光沢
のあるプラスチックの層中に拡散された染料の量は、光
学密度(=吸光度A)に比例する。吸光度は測光により
測定した。80〜110℃の温度間隔で測定した、着色
受容体紙の吸光度Aの対数を、相応の絶対温度の逆数に
対してプロットすると、直線が得られ、この傾きから転
写実験の活性化をエネルギーΔETが次式により計算さ
れる:
【0051】
【数1】
【0052】完全に特性表示するためには、さらに前記
プロットから、着色された受容体紙の吸光度Aが1の値
に達する際の温度T*[℃]も読取った。
プロットから、着色された受容体紙の吸光度Aが1の値
に達する際の温度T*[℃]も読取った。
【0053】次表に記載した染料は、α)により加工
し、同染料を塗布して得られた支持体をβ)により転写
特性について試験した。各表中には、温度転写パラメー
タT*及びΔET、染料の吸収極大λmax(塩化メチレン
中で測定)、使用された結合剤及び染料:結合剤:助剤
の重量比が記載されている。
し、同染料を塗布して得られた支持体をβ)により転写
特性について試験した。各表中には、温度転写パラメー
タT*及びΔET、染料の吸収極大λmax(塩化メチレン
中で測定)、使用された結合剤及び染料:結合剤:助剤
の重量比が記載されている。
【0054】この際次の略語が用いられている:F=染
料、B=結合剤、EC=エチルセルロース、PVB=ポ
ロビニルブチレート、Cellit=セルロースアセト
ブチレート、HCVPP=ヒタチカラービデオ印刷紙
(受容体)、PBTP=ポリブチレンテレフタレートフ
イルム(受容体)、SV100=カラービデオ印刷紙/
kodak AG(受容体)。
料、B=結合剤、EC=エチルセルロース、PVB=ポ
ロビニルブチレート、Cellit=セルロースアセト
ブチレート、HCVPP=ヒタチカラービデオ印刷紙
(受容体)、PBTP=ポリブチレンテレフタレートフ
イルム(受容体)、SV100=カラービデオ印刷紙/
kodak AG(受容体)。
【0055】
【表1】
【0056】
【表2】
【0057】
【表3】
【0058】
【表4】
【0059】
【表5】
【0060】
【表6】
【0061】同様にして次表に示されるメチレン染料も
転写することができる:
転写することができる:
【0062】
【表7】
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年5月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【化1】 [式中、Lは、Z及びY基との間のπ電子の共役を許さ
ない橋状鎖を表わし、Xは、同じか又は異なっていて、
それぞれシアノ、C1〜C6−アルコキシカルボニル又
はC1〜C6−モノアルキルカルバモイル(アルキル基
はその都度酸素原子1又は2個によって中断されていて
もよい)、C5〜C7−シクロアルコキシカルボニル、
C5〜C7〜モノシクロアルキルカルバモイル、フエノ
キシカルボニル又はモノフエニルカルバモイルを表わ
し、Z及びYは、同じか又は異なっていて、橋状鎖Lと
一緒になって相互に無関係に次式:
ない橋状鎖を表わし、Xは、同じか又は異なっていて、
それぞれシアノ、C1〜C6−アルコキシカルボニル又
はC1〜C6−モノアルキルカルバモイル(アルキル基
はその都度酸素原子1又は2個によって中断されていて
もよい)、C5〜C7−シクロアルコキシカルボニル、
C5〜C7〜モノシクロアルキルカルバモイル、フエノ
キシカルボニル又はモノフエニルカルバモイルを表わ
し、Z及びYは、同じか又は異なっていて、橋状鎖Lと
一緒になって相互に無関係に次式:
【化2】 で示される基を表わし、前記式中nは0又は1であり、
R1及びR6は、同じか又は異なっていて、相互に無関
係にアルキル、アルコキシアルキル、アルコキシカルボ
ニルアルキル又はアルカノイルオキシアルキル(これら
の基はそれぞれ最高10個までの炭素原子を有し、場合
によってはヒドロキシ又はシアノによって置換されてい
てもよい)、水素、ベンジル、シクロヘキシル、フエニ
ル又はトルイルを表わし、R2及びR3は、同じか又は
異なっていて、相互に無関係に水素、C1〜C8−アル
キル、C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−アルカノ
イルアミノ又はC1〜C6−アルキルスルホニルアミノ
を表わし、R4は、水素、ハロゲン、C1〜C8−アル
キル、場合によりC1〜C4−アルキル又はC1〜C4
−アルコキシによって置換されたフエニル、場合により
C1〜C4−アルキル又はC1〜C4−アルコキシによ
って置換されたベンジル、シクロヘキシル、チエニル又
は−NHR1基(R1は前記のものを表わす)を表わ
し、R6は水素又はC1〜C8−アルキルを表わす]で
示される1種以上の染料がその上に存在する支持体を使
用することを特徴とする。二発色団を有するメチン染料
の転写方法。
R1及びR6は、同じか又は異なっていて、相互に無関
係にアルキル、アルコキシアルキル、アルコキシカルボ
ニルアルキル又はアルカノイルオキシアルキル(これら
の基はそれぞれ最高10個までの炭素原子を有し、場合
によってはヒドロキシ又はシアノによって置換されてい
てもよい)、水素、ベンジル、シクロヘキシル、フエニ
ル又はトルイルを表わし、R2及びR3は、同じか又は
異なっていて、相互に無関係に水素、C1〜C8−アル
キル、C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−アルカノ
イルアミノ又はC1〜C6−アルキルスルホニルアミノ
を表わし、R4は、水素、ハロゲン、C1〜C8−アル
キル、場合によりC1〜C4−アルキル又はC1〜C4
−アルコキシによって置換されたフエニル、場合により
C1〜C4−アルキル又はC1〜C4−アルコキシによ
って置換されたベンジル、シクロヘキシル、チエニル又
は−NHR1基(R1は前記のものを表わす)を表わ
し、R6は水素又はC1〜C8−アルキルを表わす]で
示される1種以上の染料がその上に存在する支持体を使
用することを特徴とする。二発色団を有するメチン染料
の転写方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】[式中、Lは、Z及びY基との間のπ電子
の共役を許さない橋状鎖を表わし、Xは、同じか又は異
なっていて、それぞれシアノ、C1〜C6−アルコキシ
カルボニル又はC1〜C6−モノアルキルカルバモイル
(アルキル基はその都度酸素原子1又は2個によって中
断されていてもよい)、C5〜C7−シクロアルコキシ
カルボニル、C5〜C7−モノシクロアルキルカルバモ
イル、フエノキシカルボニル又はモノフエニルカルバモ
イルを表わし、Z及びYは、同じか又は異なっていて、
橋状鎖Lと一緒になって相互に無関係に次式:
の共役を許さない橋状鎖を表わし、Xは、同じか又は異
なっていて、それぞれシアノ、C1〜C6−アルコキシ
カルボニル又はC1〜C6−モノアルキルカルバモイル
(アルキル基はその都度酸素原子1又は2個によって中
断されていてもよい)、C5〜C7−シクロアルコキシ
カルボニル、C5〜C7−モノシクロアルキルカルバモ
イル、フエノキシカルボニル又はモノフエニルカルバモ
イルを表わし、Z及びYは、同じか又は異なっていて、
橋状鎖Lと一緒になって相互に無関係に次式:
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】Z及びY基の間のπ電子の共役を許さない
橋状鎖は、一般に次式: −E1−D−E2− に従い、式中Dは化学結合、酸素、−SO2、−O−C
O−C−、1,4−シクロヘキシレン、フエニレン、及
び次式:
橋状鎖は、一般に次式: −E1−D−E2− に従い、式中Dは化学結合、酸素、−SO2、−O−C
O−C−、1,4−シクロヘキシレン、フエニレン、及
び次式:
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リューディガー ゼンス ドイツ連邦共和国 マンハイム 1 メデ ィクスシュトラーセ 12
Claims (1)
- 【請求項1】 二発色団を有するメチン染料をエネルギ
ー源によって支持体からプラスチック被覆紙上に転写す
るに当り、式I: 【化1】 [式中、Lは、Z及びY基との間のπ電子の結合を許さ
ない橋状鎖を表わし、Xは、同じか又は異なっていて、
それぞれシアノ、C1〜C6−アルコキシカルボニル又は
C1〜C6−モノアルキルカルバモイル(アルキル基はそ
の都度酸素原子1又は2個によって中断されていてもよ
い)、C5〜C7−シクロアルコキシカルボニル、C5〜
C7〜モノシクロアルキルカルバモイル、フエノキシカ
ルボニル又はモノフエニルカルバモイルを表わし、Z及
びYは、同じか又は異なっていて、橋状鎖Lと結合して
相互に無関係に次式: 【化2】 で示される基を表わし、前記式中nは0又は1であり、
R1及びR5は、同じか又は異なっていて、相互に無関係
にアルキル、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニ
ルアルキル又はアルカノイルオキシアルキル(これらの
基はそれぞれ最高10個までの炭素原子を有し、場合に
よってはヒドロキシ又はシアノによって置換されていて
もよい)、水素、ベンジル、シクロヘキシル、フエニル
又はトルイルを表わし、R2及びR3は、同じか又は異な
っていて、相互に無関係に水素、C1〜C8−アルキル、
C1〜C6−アルコキシ、C1〜C6−アルカノイルアミノ
又はC1〜C6−アルキルスルホニルアミノを表わし、R
4は、水素、ハロゲン、C1〜C8−アルキル、場合によ
りC1〜C4−アルキル又はC1〜C4−アルコキシによっ
て置換されたフエニル、場合によりC1〜C4−アルキル
又はC1〜C4−アルコキシによって置換されたベンジ
ル、シクロヘキシル、チエニル又は‐NHR1基(R1は
前記のものを表わす)を表わし、R6は水素又はC1〜C
8−アルキルを表わす]で示される1種以上の染料がそ
の上に存在する支持体を使用することを特徴とする。二
発色団を有するメチン染料の転写方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4004614A DE4004614A1 (de) | 1990-02-15 | 1990-02-15 | Verfahren zur uebertragung von bichromophoren cyanogruppen enthaltenden methinfarbstoffen |
DE4004614.1 | 1990-02-15 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05318938A true JPH05318938A (ja) | 1993-12-03 |
Family
ID=6400164
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3019981A Withdrawn JPH05318938A (ja) | 1990-02-15 | 1991-02-13 | 二発色団を有するメチン染料の転写方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5139997A (ja) |
EP (1) | EP0439200B1 (ja) |
JP (1) | JPH05318938A (ja) |
DE (2) | DE4004614A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7288121B2 (en) | 2004-02-27 | 2007-10-30 | L'oreal S.A. | Composition comprising at least one mixed dye comprising at least one chromophore chosen from compounds of the methine family and/or the carbonyl family, dyeing process and kit, and mixed dyes |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4105197A1 (de) * | 1991-02-20 | 1992-08-27 | Basf Ag | Bichromophore methinfarbstoffe |
US6638522B1 (en) | 1998-12-11 | 2003-10-28 | Pharmasolutions, Inc. | Microemulsion concentrate composition of cyclosporin |
US6057289A (en) * | 1999-04-30 | 2000-05-02 | Pharmasolutions, Inc. | Pharmaceutical composition comprising cyclosporin in association with a carrier in a self-emulsifying drug delivery system |
DE10009580A1 (de) * | 2000-02-29 | 2001-08-30 | Bayer Ag | Verfahren zum Massefärben von Kunststoffen |
US6841514B2 (en) * | 2002-12-26 | 2005-01-11 | Eastman Kodak Company | Thermal transfer imaging element containing infrared bichromophoric colorant |
US6831163B2 (en) * | 2002-12-26 | 2004-12-14 | Eastman Kodak Company | Bichromophoric molecules |
FR2879927A1 (fr) * | 2004-02-27 | 2006-06-30 | Oreal | Composition comprenant un colorant mixte a base d'au moins un chromophore de type nitre (hetero) aromatique,procede de coloration et colorants mixtes. |
FR2866808A1 (fr) * | 2004-02-27 | 2005-09-02 | Oreal | Composition comprenant un colorant mixte a base d'au moins un chromophore de type nitre(herero)aromatique ou azine cyclique, procede de coloration et colorants mixtes |
US7303591B2 (en) * | 2004-02-27 | 2007-12-04 | L'oreal S.A. | Composition comprising at least one mixed dye comprising at least two chromophores of (hetero) aromatic nitro or cyclic azine type, dyeing process, and mixed dyes |
FR2866803B1 (fr) * | 2004-02-27 | 2007-06-29 | Oreal | Composition comprenant un colorant mixte a base d'au moins un chromophore de type nitre (hetero) aromatique ou azine cyclique, procede de coloration et colorants mixtes |
FR2889954B1 (fr) * | 2005-08-26 | 2007-10-19 | Oreal | Colorants mixtes cationiques comprenant un chromophore anthraquinone et leur utilisation en colorant capillaire |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3846069A (en) * | 1968-07-26 | 1974-11-05 | Ciba Geigy Ag | Sublimation transfer dyeing with styryl dyes |
CH1123568A4 (de) * | 1968-07-26 | 1972-02-29 | Ciba Geigy Ag | Transferdruckverfahren auf Textilmaterialien |
US4018810A (en) * | 1972-10-25 | 1977-04-19 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Organic dye having fluoroaliphatic substituent |
US4748149A (en) * | 1987-02-13 | 1988-05-31 | Eastman Kodak Company | Thermal print element comprising a yellow merocyanine dye stabilized with a cyan indoaniline dye |
US4833123A (en) * | 1987-10-08 | 1989-05-23 | Sumitomo Chemical Company Limited | Yellow dye-donor element used in thermal transfer and thermal transfer and thermal transfer sheet using it |
-
1990
- 1990-02-15 DE DE4004614A patent/DE4004614A1/de not_active Withdrawn
-
1991
- 1991-02-04 US US07/650,430 patent/US5139997A/en not_active Expired - Fee Related
- 1991-02-06 DE DE59108061T patent/DE59108061D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1991-02-06 EP EP91101566A patent/EP0439200B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1991-02-13 JP JP3019981A patent/JPH05318938A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7288121B2 (en) | 2004-02-27 | 2007-10-30 | L'oreal S.A. | Composition comprising at least one mixed dye comprising at least one chromophore chosen from compounds of the methine family and/or the carbonyl family, dyeing process and kit, and mixed dyes |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE59108061D1 (de) | 1996-09-19 |
US5139997A (en) | 1992-08-18 |
DE4004614A1 (de) | 1991-08-22 |
EP0439200A1 (de) | 1991-07-31 |
EP0439200B1 (de) | 1996-08-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5147845A (en) | Triazolopyridine dyes and thermal transfer of methine dyes | |
JP2856928B2 (ja) | 二発色団メチン−及びアザメチン染料及びその転写法 | |
JP2749378B2 (ja) | ピリジン―カツプリング成分を有するアゾ染料の転写法 | |
US5389596A (en) | Dye mixtures for dye transfer | |
JPH05318938A (ja) | 二発色団を有するメチン染料の転写方法 | |
JPH10508641A (ja) | トリフルオルメチルピリドンを基礎とする、メチン−及びアザメチン染料 | |
JP2856927B2 (ja) | メチン染料およびその転写方法 | |
US5158928A (en) | Azo dyes for thermotransfer printing | |
US5214140A (en) | Bichromophoric methine and azamethine dyes and process for transferring them | |
US4940692A (en) | Transfer of dyes | |
JP3171884B2 (ja) | トランスファーからプラスチック−コーティング紙シートへインドアニリン染料を転写する方法 | |
JP2801221B2 (ja) | 熱転写シート及び熱転写法 | |
JPH0225384A (ja) | アゾ染料の転写法 | |
JPH05584A (ja) | アゾ染料の転写法 | |
US5225548A (en) | Indophenol dyes and thermal transfer thereof | |
JP2947959B2 (ja) | インドナフトール染料 | |
US5218120A (en) | Quinolinemethine dyes | |
US5281572A (en) | Bichromorphic methine and azamethine dyes and process for transferring them | |
US5773623A (en) | Methine dyes containing a 5- or 6- membered carbocyclic or heterocyclic radical | |
JPH04232781A (ja) | 熱転写法 | |
JPH04270689A (ja) | 熱転写印刷法 | |
JPH05104863A (ja) | メチン染料の転写法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980514 |