JPH05318769A - インクジェットカラー記録方法及び装置とそれに用いられる駆動方法 - Google Patents

インクジェットカラー記録方法及び装置とそれに用いられる駆動方法

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JPH05318769A
JPH05318769A JP12704992A JP12704992A JPH05318769A JP H05318769 A JPH05318769 A JP H05318769A JP 12704992 A JP12704992 A JP 12704992A JP 12704992 A JP12704992 A JP 12704992A JP H05318769 A JPH05318769 A JP H05318769A
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JP12704992A
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Kiichiro Takahashi
喜一郎 高橋
Naoji Otsuka
尚次 大塚
Kentaro Yano
健太郎 矢野
Osamu Iwasaki
督 岩崎
Atsushi Arai
篤 新井
Hitoshi Nishigori
均 錦織
Yuji Akiyama
勇治 秋山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 単色インクジェット記録装置で複数の記録ヘ
ッドを用いても、高画質である少なくとも2色以上のカ
ラー画像を形成できるインクジェットカラー記録方法及
び装置を提供すること。 【構成】 単色インクジェット記録の被記録媒体供給排
出の工程を各色ごとに行うカラーインクジェット記録方
法、及び装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、単色インクジェット記
録を利用したカラーインクジェット記録方法及び装置、
更には単色インクジェット記録装置をカラー記録装置と
して効率よく利用できる画期的な発明に関する。本発明
は、液体のインク(以下、単にインクと呼ぶ)を紙、
布、OHP用シート等の被記録媒体に記録する装置に適
用可能である。
【0002】
【従来の技術】カラー記録画像の形成として、液体イン
クを被記録媒体に付着させて記録を行う方法は、電子写
真カラー記録よりも前に知られているものの、実施製品
は少なく、市場ではもっぱら電子写真カラー記録装置が
主流である。一般に、被記録媒体を記録装置に供給し
て、装置から排出される被記録媒体に複数色のカラー画
像が形成されているものが、カラー記録装置として知ら
れている。
【0003】インクジェット記録装置は、近年モノクロ
の単色記録を行える単色インクジェット記録装置と、カ
ラー記録を行うカラーインクジェット記録装置と、が発
売されているが、前者が安価であるのに対して、後者は
高価であり装置も大型化してしまう。特に、カラーイン
クジェット記録装置は、特定の被記録媒体には十分な記
録ができても、普通紙のような多種多様な被記録媒体や
OHP用紙として知られているシートには、相対的に画
質低下が見られてしまうことがあった。
【0004】一方、単色インクジェット記録装置を使用
しているユーザにあっては、要求頻度は少ないものの、
カラー記録を必要とする傾向が見られている。この結
果、装置自体も小型かつ廉価なものとし、ユーザーにと
ってより手軽に用いることのできるカラーインクジェッ
ト記録装置が望まれている。
【0005】(背景技術)本発明は、単色インクジェッ
ト記録装置では、複数の記録ヘッドを追加して搭載でき
る余裕はなく、結果的に複数のカラー記録を行えること
は不可能であるという通常の認識を、逆転の発想によっ
て展開することで、インクジェット特有の利点に着目し
てなされたものである。
【0006】即ち、従来のインクジェットカラー記録装
置では、記録領域において、複数色のインクを被記録媒
体に如何に短時間で供給し、インク流れを防止して、高
画質のカラー画像を形成するかを研究しているが、現状
では特定条件をはずれると、十分な画像を得ることがで
きない。つまり、複数のインクを供給する際に、インク
ばかりでなく、被記録媒体の伸びやインクあふれによる
余分な混色の発生が見られる。一方、単色インクジェッ
ト記録装置の様に、被記録媒体に単色記録した後、装置
外に排出すると、画像の定着性は相対的に安定してお
り、この記録済の被記録媒体を再度給紙装置から供給す
ると、順次記録の為に、記録領域に到達する時点では、
先行して記録した画像は完全に定着されており被記録媒
体も、先行して記録したインク記録を行う前の乾燥状態
に復帰していることが判明した。更に、この条件で、異
なる色のインクを先行して記録した画像の上に記録する
と、先行画像の記録位置は記録前の被記録媒体に対する
先行画像の記録すべき位置に匹敵しいる為、複数のイン
ク色によって形成される画像は、高画質で色合いも優れ
てた。
【0007】3種類、4種類のインクを用いて、上記工
程を実行しても、この結果は同様であった。
【0008】
【本発明が解決しようとしている課題】しかしながら、
同一の被記録媒体に複数のインク記録ヘッドを用いて記
録を行うインクジェット記録装置に於いて、同一の被記
録媒体に対して同じ又は異なるインク記録ヘッドで複数
回記録を行う場合に、必ずしも同じ状態で記録が行われ
るとは限らず、以下の様な問題点が懸念される。
【0009】(1)同一被記録媒体上での定着性 同一のインクジェット記録装置に於いて、複数のインク
記録ヘッドを使用する場合、前回の記録終了後、被記録
媒体を装置外に排出すると、画像の定着性は相対的に安
定しており、再度記録を行う場合でも被記録媒体はほぼ
インク記録を行う前の乾燥状態に復帰している。しか
し、著しく高dutyな記録が行われた場合には非常に
定着し難く、被記録媒体が十分な乾燥状態になるまで長
時間要する場合もある。また、被記録媒体は多種多様で
あり、被記録媒体によって定着時間も異なり、OHP用
紙等は特に長い定着時間を要する。更に、高湿度環境等
では通常の環境下より定着し難く、インクジェット記録
装置の置かれている環境によって定着性は変わってく
る。以上のように、定着が不十分な状態で同一被記録媒
体上に次の記録が行われた場合には、被記録媒体上に残
ったインクの近傍に異色又は同色のインクが打ち込ま
れ、その境界に於いてにじみを生じてしまう。
【0010】(2)インク記録ヘッド温度による画像品
位への影響 同一被記録媒体への記録を複数枚に渡って行う場合に、
各インク記録ヘッドは常に同じ状態ではなく、連続的に
記録が行われた場合のインク記録ヘッドの昇温と断続的
に記録が行われた場合の昇温とでは異なり、また、印字
dutyによってもインク記録ヘッドの昇温は異なる。
インク記録ヘッドの温度が異なると、同条件の駆動を行
っても吐出量が違ってきて、濃度が変わってくる。モノ
クロ画像では多少濃度が変わっても大きくは目立たない
が、カラー画像で濃度が変わると色味が異なってきて視
覚的に目立ってしまう。同じ方法で記録したにも関わら
ず、異なった色味の画像を得ることになってしまう。
【0011】(3)複数のインク記録ヘッド間のばらつ
き 同一被記録媒体に対して複数のインク記録ヘッドを用い
て記録を行う場合、インク記録ヘッド間でのばらつき、
例えば最適な駆動エネルギー値のズレ等あり、そのまま
使用を続けると弊害を生じてしまう。最適値より高いエ
ネルギーで駆動を続けると、インク記録ヘッドの寿命が
早まってしまうことがある。逆に最適値より低いエネル
ギーで駆動を続けると、吐出しなかったり、不良な吐出
になったりしてしまう。
【0012】上記の問題点は同一の被記録媒体に複数の
インク記録ヘッドを用いて複数回記録を行うために発生
するものであり、単色インクジェット記録装置で複数の
インク記録ヘッドを用いて、高画質で少なくとも2色以
上のカラー画像を形成するには、これら問題点を解決し
なくてはならない。
【0013】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明はインク
ジェット記録装置で複数のインク記録ヘッドを用いた場
合に、同一被記録媒体に複数回印字するモードであるこ
とを検知又は認識して、複数のインク記録ヘッドを用い
ても高画質を維持しながら、記録ができるように駆動条
件及びシーケンスを自動的又はユーザーの設定により複
数インク記録ヘッドモードを行えるようにした。これに
よって、本発明の目的である単色インクジェット記録装
置で複数の記録ヘッドを用いても、高画質で少なくとも
2色以上のカラー画像を形成できるインクジェットカラ
ー記録方法の提供を実現している。
【0014】
【実施例】以下、本発明のインクジェット記録装置に係
る実施例について、図面を参照して詳細に説明する。
【0015】図5乃至図10は、本発明が実施もしくは
適用される好適なインクジェットユニットIJU、イン
クジェットヘッドIJH、インクタンクIT、インクジ
ェットカートリッジIJC、インクジェット記録装置本
体IJRA、キャリッジHCの夫々及び夫々の関係を説
明するための説明図である。以下これらの図面を用いて
各部構成の説明を行う。
【0016】(i) 装置本体の概略説明 図5は、本発明に適用されるインクジェット記録装置I
JRAの概観図の一例である。図において、駆動モータ
5013の正逆回転に連動して駆動力伝達ギア501
1、5009を介して回転するリードスクリユー500
4の螺旋溝5005に対して係合するキャリッジHCは
ピン(不図示)を有し、矢印a、b方向に往復移動され
る。このキャリッジHCには、インクジェットカートリ
ッジIJCが搭載されている。5002は紙押え板であ
り、キャリッジ移動方向にわたって紙をプラテン500
0に対して押圧する。5007、5008はフォトカプ
ラで、キャリッジのレバー5006のこの域での存在を
確認して、モータ5013の回転方向切換等を行うため
のホームポジション検知手段である。5016は記録ヘ
ツドの前面をキャップするキャップ部材5022を支持
する部材で、5015はこのキャップ内を吸引する吸引
手段でキャップ内開口5023を介して記録ヘッドの吸
引回復を行う。5017はクリーニングブレードで、5
019はこのブレードを前後方向に移動可能にする部材
であり、本体支持板5018にこれらは支持されてい
る。ブレードは、この形態に限らず周知のクリーニング
ブレードが本例に適用できることはいうまでもない。5
024は温度又は湿度センサーであり、インクジェット
記録装置のおかれている温度又は湿度を検出することが
できる。また、インク記録ヘッドの温度を予測すること
も可能となる。これはインクジェットカートリッジIJ
Cに取り付けられていても良く、直接インクジェットユ
ニットIJUに取り付けて検知しても良い。
【0017】さらに、図13はこの5017のクリーニ
ングブレードを清掃するためのクリーナーの一構成を示
すものである。作用としては5017のクリーニングブ
レードに付着した大きなインク滴を吸収または掻きとる
ことによりインクジェットヘッドIJHへの再付着を防
止しようとするものである。具体的にはキャリッジ50
14上に設けたインク吸収体7000によりクリーニン
グブレード5017上に付着したインク滴を吸収してし
まおうとするものである。この吸収体はこの図ではキャ
リッジ上に設けたがインクジェットカートリッジIJC
上に固定して専用化しIJCとともに使い捨てにしても
良い。
【0018】又、5021は、吸引回復の吸引を開始す
るためのレバーで、キヤリツジと係合するカム5020
の移動に伴って移動し、駆動モータからの駆動力がクラ
ツチ切換等の公知の伝達手段で移動制御される。
【0019】これらのキャッピング、クリーニング、吸
引回復は、キャリッジがホームポジション側領域にきた
ときにリードスクリュー5004の作用によってそれら
の対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、周知のタイミングで所望の作動を行うようにすれ
ば、本例には何れも適用できる。
【0020】本例でのインクジェットカートリッジIJ
Cは、図7の斜視図でわかるように、インクの収納割合
が大きくなっているもので、インクタンクITの前方面
よりもわずかにインクジェットユニットIJUの先端部
が突出した形状である。このインクジェットカートリッ
ジIJCは、インクジェット記録装置本体IJRAに載
置されているキャリッジHC(図5)の後述する位置決
め手段、及び電気的接点とによって固定支持されると共
に、該キャリッジHCに対して着脱可能なタイプであ
る。
【0021】(ii)インクジェットユニットIJU構成説
明 インクジェットユニットIJUは、電気信号に応じて膜
沸騰をインクに対して生じせしめるための熱エネルギー
を生成する電気熱変換体を用いて記録を行う方式のユニ
ットである。
【0022】図6において、100はSi基板上に複数
の列状に配された電気熱変換体(吐出ヒータ)と、これ
に電力を供給するAl等の電気配線とが成膜技術により
形成されて成るヒータボードである。200はヒータボ
ード100に対する配線基板であり、ヒータボード10
0の配線に対応する配線(例えばワイヤボンディングに
より接続される)と、この配線の端部に位置し本体装置
からの電気信号を受けるパッド201とを有している。
【0023】1300は複数のインク流路を夫々区分す
るための隔壁や共通液室等を設けた溝付天板で、インク
タンクから供給されるインクを受けて共通液室へ導入す
るインク受け口1500と、吐出口を複数有するオリフ
ィスプレート400を一体成型したものである。これら
の一体成型材料としてはポリサルフォンが好ましいが、
他の成型用樹脂材料でも良い。
【0024】300は配線基板200の裏面を平面で支
持する例えば金属製の支持体で、インクジェットユニッ
トの底板となる。500は押えばねであり、M字形状で
そのM字の中央で共通液室を押圧すると共に前だれ部5
01で液路の一部を線圧で押圧する。ヒータボード10
0および天板1300を押えばねの足部が支持体300
の穴3121を通って支持体300の裏面側に係合する
ことで、これらを挟み込んだ状態で両者を係合させるこ
とにより、押えばね500とその前だれ部501の付勢
力によってヒータボード100と天板1300とを圧着
固定する。又、支持体300は、インクタンクITの2
つの位置決め突起1012及び位置決め且つ熱融着保持
用突起1800、1801に係合する位置決め用穴31
2、1900、2000を有する他、装置本体IJRA
のキャリッジHCに対する位置決め用の突起2500、
2600を裏面側に有している。加えて支持体300は
インクタンクからのインク供給を可能とするインク供給
管2200(後述)を貫通可能にする穴320をも有し
ている。支持体300に対する配線基板200の取付
は、接着剤等で貼着して行われる。尚、支持体300の
凹部2400、2401は、それぞれ位置決め用突起2
500、2600の近傍に設けられており、組立てられ
たインクジェットカートリッジIJC(図6)におい
て、その周囲の3辺を平行溝3000、3001の複数
で形成されたヘッド先端域の延長点にあって、ゴミやイ
ンク等の不要物が突起2500、2600に至ることが
ないように位置している。この平行溝3000が形成さ
れている蓋部材800は、図7でわかるように、インク
ジェットカートリッジIJCの外壁を形成すると共に、
インクジェットユニットIJUを収納する空間部を形成
している。又、この平行溝3001が形成されているイ
ンク供給部材600は、前述したインク供給管2200
に連続するインク導管1600を供給管2200側が固
定の片持ちばりとして形成し、インク導管の固定側とイ
ンク供給管2200との毛管現象を確保するための封止
ピン602が挿入されている。尚、601はインクタン
クITと供給管2200との結合シールを行うパッキ
ン、700は供給管のタンク側端部に設けられたフィル
ターである。
【0025】このインク供給部材600は、モールド成
型されているので、安価で位置精度が高く形成製造上の
精度低下を無くしているだけでなく、片持ちばりの導管
1600によって大量生産時においても導管1600の
上述インク受け口1500に対する圧接状態が安定化で
きる。本例では、この圧接状態下で封止用接着剤をイン
ク供給部材側から流し込むだけで、完全な連通状態を確
実に得ることができている。尚、インク供給部材600
の支持体300に対する固定は、支持体300の穴19
01、1902に対するインク供給部材600の裏面側
ピン(不図示)を支持体300の穴1901、1902
を介して貫通突出せしめ、支持体300の裏面側に突出
した部分を熱融着することで簡単に行われる。尚、この
熱融着された裏面部のわずかな突出領域は、インクタン
クITのインクジェットユニットIJU取付面側壁面の
くぼみ(不図示)内に収められるのでユニットIJUの
位置決め面は正確に得られる。
【0026】(iii) インクタンクIT構成説明 インクタンクは、カートリッジ本体1000と、インク
吸収体900とインク吸収体900をカートリッジ本体
1000の上記ユニットIJU取付面とは反対側の側面
から挿入した後、これを封止する蓋部材1100とで構
成されている。900はインクを含浸させるための吸収
体であり、カートリッジ本体1000内に配置される。
1200は上記各部100〜600からなるユニットI
JUに対してインクを供給するための供給口であると共
に、当該ユニットをカートリッジ本体1000の部分1
010に配置する前の工程で供給口1200よりインク
を注入することにより吸収体900のインク含浸を行う
ための注入口でもある。
【0027】この本例では、インクを供給可能な部分
は、大気連通口とこの供給口とになるが、インク吸収体
からのインク供給性を良好に行うための本体1000内
リブ2300と蓋部材1100の部分リブ2301、2
302とによって形成されたタンク内空気存在領域を、
大気連通口1401側から連続させてインク供給口12
00から最も遠い角部域にわたって形成している構成を
とっているので、相対的に良好かつ均一な吸収体へのイ
ンク供給は、この供給口1200側から行われることが
重要である。この方法は実用上極めて有効である。この
リブ2300は、インクタンクの本体1000の後方面
において、キャリッジ移動方向に平行なリブを複数有
し、吸収体が後方面に密着することを防止している。
又、部分リブ2301、2302は、同様にリブ230
0に対して対応する延長上にある蓋部材1100の内面
に設けられているが、リブ2300とは異なり分割され
た状態となっていて空気の存在空間を前者より増加させ
ている。尚、部分リブ2301、2302は蓋部材11
00の全面積の半分以下の面に分散された形となってい
る。これらのリブによってインク吸収体のタンク供給口
1200から最も遠い角部の領域のインクをより安定さ
せつつも確実に供給口1200側へ毛管力で導びくこと
ができた。1401はカートリッジ内部を大気に連通す
るために蓋部材に設けた大気連通口である。1400は
大気連通口1401の内方に配置される撥液材であり、
これにより大気連通口1401からのインク漏洩が防止
される。
【0028】前述したインクタンクITのインク収容空
間は直方体形状であり、その長辺を側面にもつ場合であ
るので上述したリブの配置構成は特に有効であるが、キ
ャリッジの移動方向に長辺を持つ場合又は立方体の場合
は、蓋部材1100の全体にリブを設けるようにするこ
とでインク吸収体900からのインク供給を安定化でき
る。
【0029】又、インクタンクITの上記ユニットIJ
Uの取付面の構成は図8によって示されている。オリフ
ィスプレート400の突出口のほぼ中心を通って、タン
クITの底面もしくはキャリッジの表面の載置基準面に
平行な直線をL1 とすると、支持体300の穴312に
係合する2つの位置決め突起1012はこの直線L1上
にある。この突起1012の高さは支持体300の厚み
よりわずかに低く、支持体300の位置決めを行う。こ
の図面上で直線L1 の延長上には、キャリッジの位置決
め用フック4001の90°角の係合面4002が係合
する爪2100が位置しており、キャリッジに対する位
置決めの作用力がこの直線L1 を含む上記基準面に平行
な面領域で作用するように構成されている。図9で後述
するが、これらの関係は、インクタンクのみの位置決め
の精度がヘッドの吐出口の位置決め精度と同等となるの
で有効な構成となる。
【0030】又、支持体300のインクタンク側面への
固定用穴1900、2000に夫々対応するインクタン
クの突起1800、1801は前述の突起1012より
も長く、支持体300を貫通して突出した部分を熱融着
して支持体300をその側面に固定するためのものであ
る。上述の線L1 に垂直でこの突起1800を通る直線
をL3 、突起1801を通る直線をL2 としたとき、直
線L3 上には上記供給口1200のほぼ中心が位置する
ので、供給部の口1200と供給管2200との結合状
態を安定化する作用をし、落下や衝撃によってもこれら
の結合状態への負荷を軽減できるので好ましい構成であ
る。又、直線L2 、L3 は一致していず、ヘッドIJH
の吐出口側の突起1012周辺に突起1800、180
1が存在しているので、さらにヘッドIJHのタンクに
対する位置決めの補強効果を生んでいる。尚、L4 で示
される曲線は、インク供給部材600の装着時の外壁位
置である。突起1800、1801はその曲線L4 に沿
っているので、ヘッドIJHの先端側構成の重量に対し
ても充分な強度と位置精度を与えている。尚、2700
はインクタンクITの先端ツバで、キャリッジの前板4
000の穴に挿入されて、インクタンクの変位が極端に
悪くなるような異変時に対して設けられている。210
1は、キャリッジHCとのさらなる位置決め部との係合
部である。
【0031】インクタンクITは、ユニットIJUを装
着された後に蓋800で覆うことで、ユニットIJUを
下方開口を除いて包囲する形状となるが、インクジェッ
トカートリッジIJCとしては、キャリッジHCに載置
するための下方開口はキャリッジHCと近接するため、
実質的な4方包囲空間を形成してしまう。従って、この
包囲空間内にあるヘッドIJHからの発熱はこの空間内
の保温空間として有効となるものの長期連続使用として
は、わずかな昇温となる。このため本例では、支持体の
自然放熱を助けるためにカートリッジIJCの上方面
に、この空間よりは小さい幅のスリット1700を設け
て、昇温を防止しつつもユニットIJU全体の温度分布
の均一化を環境に左右されないようにすることができ
た。
【0032】インクジェットカートリッジIJCとして
組立てられると、インクはカートリッジ内部より供給口
1200、支持体300に設けた穴320およびインク
供給部材600の中裏面側に設けた導入口を介してイン
ク供給部材600内に供給され、その内部を通った後、
導出口より適宜の供給管および天板1300のインク導
入口1500を介して共通液室内へと流入する。以上に
おけるインク連通用の接続部には、例えばシリコンゴム
やブチルゴム等のパッキンが配設され、これによって封
止が行われてインク供給路が確保される。
【0033】尚、本実施例においては天板1300は耐
インク性に優れたポリサルフォン、ポリエーテルサルフ
ォン、ポリフェニレンオキサイド、ポリプロピレンなど
の樹脂を用い、オリフィスプレート部400と共に金型
内で一体に同時成型してある。
【0034】上述のように一体成型部品は、インク供給
部材600、天板・オリフィスプレート一体、インクタ
ンク本体1000としたので組立て精度が高水準になる
ばかりでなく、大量生産の品質向上に極めて有効であ
る。又部品点数の個数は従来に比較して減少できている
ので、優れた所望特性を確実に発揮できる。
【0035】(iv)キャリッジHCに対するインクジェッ
トカートリッジIJCの取付説明 図9において、5000はプラテンローラで、被記録媒
体Pを紙面下方から上方へ案内する。キャリッジHC
は、プラテンローラ5000に沿って移動するもので、
キャリッジの前方プラテン側にインクジェットカートリ
ッジIJCの前面側に位置する前板4000(厚さ2m
m)と、カートリッジIJCの配線基板200のパッド
201に対応するパッド2011を具備したフレキシブ
ルシート4005、及びこれを裏面側から各パッド20
11に対して押圧する弾性力を発生するためのゴムパッ
ド4006を保持する電気接続部用支持板4003と、
インクジェットカートリッジIJCを記録位置へ固定す
るための位置決め用フック4001とが設けられてい
る。前板4000は位置決め用突出面410をカートリ
ッジの支持体300の前述した位置決め突起2500、
2600に夫々対応して2個有し、カートリッジの装着
後はこの突出面4010に向う垂直な力を受ける。この
ため、補強用のリブが前板のプラテンローラ側に、その
垂直な力の方向に向っているリブ(不図示)を複数有し
ている。このリブは、カートリッジIJC装着時の前面
位置L5 よりもわずかに(約0.1mm程度)プラテン
ローラ側に突出しているヘッド保護用突出部をも形成し
ている。電気接続部用支持板4003は、補強用リブ4
004を前記リブの方向ではなく垂直方向に複数有し、
プラテン側からフック4001側に向って側方への突出
割合が減じられている。これは、カートリッジ装着時の
位置を図のように傾斜させるための機能も果している。
又、支持板4003は電気的接触状態を安定化するた
め、プラテン側の位置決め面4008とフック側の位置
決め面4007を有し、これらの間にパッドコンタクト
域を形成すると共にパッド2011対応のボッチ付ゴム
シート4006の変形量を一義的に規定する。これらの
位置決め面は、カートリッジIJCが記録可能な位置に
固定されると、配線基板300の表面に当接した状態と
なる。本例では、さらに配線基板300のパッド201
を前述した線L1 に関して対称となるように分布させて
いるので、ゴムシート4006の各ボッチの変形量を均
一化してパッド2011、201の当接圧をより安定化
している。本例のパッド201の分布は、上方、下方2
列、縦2列である。
【0036】フック4001は、固定軸4009に係合
する長穴を有し、この長穴の移動空間を利用して図の位
置から反時計方向に回動した後、プラテンローラ500
0に沿って左方側へ移動することでキャリッジHCに対
するインクジェットカートリッジIJCの位置決めを行
う。このフック4001の移動はどのようなものでも良
いが、レバー等で行える構成が好ましい。いずれにして
もこのフック4001の回動時にカートリッジIJCは
プラテンローラ側へ移動しつつ位置決め突起2500、
2600が前板の位置決め面4010に当接可能な位置
へ移動し、フック4001の左方側移動によって90°
のフック面4002がカートリッジIJCの爪2100
の90°面に密着しつつカートリッジIJCを位置決め
面2500、4010同志の接触域を中心に水平面内で
旋回して最終的にパッド201、2011同志の接触が
始まる。そしてフック4001が所定位置、即ち固定位
置に保持されると、パッド201、2011同志の完全
接触状態と、位置決め面2500、4010同志の完全
面接触と、90°面4002と爪2100の90°面の
2面接触と、配線基板300と位置決め面4007、4
008との面接触とが同時に形成されてキャリッジに対
するカートリッジIJCの保持が完了する。
【0037】(v) ヒーターボードの説明 図10は本実施例で使用しているヘッドのヒーターボー
ド100の模式図を示している。ヘッドの温度を制御す
るための温調用(サブ)ヒーター8d、インクを吐出さ
せるための吐出用(メイン)ヒーター8cが配された吐
出部列8g、駆動素子8hが同図で示される様な位置関
係で同一基板上に形成されている。この様に各素子を同
一基板上に配することでヘッド温度の検出、制御が効率
よく行え、更にヘッドのコンパクト化、製造工程の簡略
化を計ることができる。また同図には、ヒーターボード
がインクで満たされる領域と、そうでない領域とに分離
する天板の外周壁断面8fの位置関係を示す。この天板
の外周壁断面8fの吐出用ヒーター8d側が、共通液室
として機能する。なお、天板の外周壁断面8fの吐出部
列8g上に形成された溝部によって、液路が形成され
る。
【0038】(vi)制御構成の説明 次に、上述した装置構成の各部の記録制御を実行するた
めの制御構成について、図11に示すブロック図を参照
して説明する。制御回路を示す同図において、10は記
録信号を入力するインターフェ−ス、11はMPU、1
2はMPU11が実行する制御プログラムを格納するプ
ログラムROM、13は各種データ(上記記録信号やヘ
ッドに供給される記録データ等)を保存しておくダイナ
ミック型のRAMであり、印字ドット数や、インク記録
ヘッドの交換回数等も記憶できる。14は記録ヘッド1
8に対する記録データの供給制御を行うゲートアレイで
あり、インターフェース10、MPU11、RAM13
間のデータの転送制御も行う。20は記録ヘッド18を
搬送するためのキャリアモータ、19は記録用紙搬送の
ための搬送モータである。15はヘッドを駆動するヘッ
ドドライバ、16、17は夫々搬送モータ19、キャリ
アモータ20を駆動するモータドライバである。
【0039】図12は、図11の各部の詳細を示す回路
図である。ゲートアレイ14は、データラッチ141、
セグメント(SEG)シフトレジスタ142、マルチプ
レクサ(MPX)143、コモン(COM)タイミング
発生回路144、デコーダ145を有する。記録ヘッド
18は、ダイオードマトリックス構成を取っており、コ
モン信号COMとセグメント信号SEGが一致したとこ
ろの吐出用ヒータ(H1からH64)に駆動電流が流
れ、これによりインクが加熱され吐出する。
【0040】上記デコーダ145は、上記コモンタイミ
ング発生回路144が発生したタイミングをデコードし
て、コモン信号COM1〜8のいずれか1つを選択す
る。データラッチ141はRAM13から読み出された
記録データを8ビット単位でラッチし、この記録データ
をマルチプレクサ143はセグメントシフトレジスタ1
42に従い、セグメント信号SEG1〜8として出力す
る。マルチプレクサ143からの出力は、後述するよう
に1ビット単位、2ビット単位、または8ビット全てな
ど、シフトレジスタ142の内容によって種々変更する
ことができる。
【0041】上記制御構成の動作を説明すると、インタ
ーフェース10に記録信号が入るとゲートアレイ14と
MPU11との間で記録信号がプリント用の記録データ
に変換される。そして、モータドライバ16、17が駆
動されるとともに、ヘッドドライバ15に送られた記録
データに従って記録ヘッドが駆動され、印字が行われ
る。
【0042】このような装置を用いて以下に本発明での
具体的な実施例を示す。
【0043】(実施例1)図14は本発明の全体のシス
テムを表す構成図である。構成としては記録手段と、好
ましくはそれに付属する種類判別手段と交換検知手段等
から構成されるIJCユニットとそのIJCユニットに
対してホームポジション等でヘッドのメンテナンス等を
行うブレード、そのブレードをクリーニングするブレー
ドクリーナー(第1クリーナ)、記録手段から安定な記
録状態を維持するため吐出されるインクを受けるインク
受け部材(第2クリーナ)、記録手段のノズル内より強
制的にインクを排出させるインク強制排出手段等により
構成されるクリーニングユニットと記録手段に記録信号
を与える記録手段駆動素子とその記録素子駆動手段に印
字パターンを与えるラインバッファメモリー等のメモリ
ー手段を有するコントロールユニットとそのコントロー
ルユニットにホストからの印字パターンをコントロール
ユニットに適した形に直すためのプリンタードライバー
からなるホストユニットで構成されている。さらに記録
手段により被記録媒体上に画像を記録するための被記録
媒体搬送手段と好ましくはその際被記録媒体の位置合わ
せをするためのレジスト調整手段を有する。それにより
同一被記録媒体を複数回被記録媒体搬送手段により搬送
して印字記録を行っても各記録回ごとの位置がずれない
ようにしたものである。さらに被記録後の非記録媒体を
排出するための排出手段を有している。その際排出手段
にはいくつかの方法がすでに示されているが一般的には
排出拍車を用いて被印字後の被記録媒体の印字面を拍車
で押さえながら排出するものが多い。
【0044】図14の交換検知手段の具体的な例を示
す。図15は本発明に於ける記録素子と記録データが一
致しているかどうかを判別するための判別方式について
あらわしたものである。図15(A)はホストのデータ
からどのデータを選択するかを記録素子に設けられたヘ
ッドIDから読みとり、その指示によりデータを選択し
記録素子に送っている状態を示す。
【0045】図15(B)はユーザーがデータを選択す
ると、現在選択されている記録素子の種類が何かを判定
し異なっている場合に何らかの指示を出す構成となって
いるものを示す。
【0046】同一の被記録媒体に複数のインク記録ヘッ
ドを用いて記録を行うインクジェット記録装置に於い
て、高画質を維持するための駆動シーケンスを制御する
方法について説明する。
【0047】図1に本発明を実施する駆動シーケンスの
一例を示す。交換検知手段によりインク記録ヘッドの交
換が検知又は認識されると、まず、そのインク記録ヘッ
ドのモードを検知又は認識する。
【0048】複数のインク記録ヘッドが使用されるモー
ドであると検知又は認識した場合、まずインク記録ヘッ
ドのエージングを行う。エージング中のインク記録ヘッ
ドの昇温を検知することにより、インク記録ヘッドの状
態を診断することができる。例えば、一定時間内の温度
上昇から吐出量を予測する。効率の良いインク記録ヘッ
ドに於いてエネルギーはほとんど吐出するのに使われ、
無駄なエネルギーによるインク記録ヘッドの温度は少な
いが、効率の悪いインク記録ヘッドは同じエネルギーで
も吐出量が下がる分、無駄が多く、インク記録ヘッドの
温度が上がってしまう。よって、エージング時のインク
記録ヘッドの温度上昇から吐出量を予測することができ
る。また、インク記録ヘッドがインク落ちしていた場合
には急激に温度が上昇してしまう。この異常を印字前に
検知することができる。更に、インク記録ヘッド複数モ
ードの場合、同一被記録媒体に複数回記録を行うため、
通常の単一のインク記録ヘッドを用いる場合より、一回
の不良記録でも大きく影響する。信頼性を向上させる意
味でもエージングは有効である。
【0049】次に駆動周波数、駆動電圧、駆動パルス等
のインク記録ヘッド駆動条件を同一被記録媒体に複数回
記録を行う独自の駆動である複数モードに設定する。
【0050】駆動周波数は例えば、高画質記録の信頼性
を重視して通常モードより低周波数とする。または各イ
ンク記録ヘッドの最適な周波数とすることで信頼性を向
上させても良い。逆に、このモードでは同一記録媒体に
対して複数回記録を行うため、通常より印字時間が長く
なってしまう。そこで、画質の劣化がない程度の高周波
数にして、印字速度の高速化を図っても良い。
【0051】駆動電圧は各インク記録ヘッド毎に設定す
る必要がある。駆動電圧はインク記録ヘッドが吐出を行
うのに必要なエネルギーを決める要素となるため、必要
以上に高いエネルギーで駆動するとインク記録ヘッドの
寿命を縮めることになり、逆に低いエネルギーでは正常
な吐出が行えなくなってしまうことがある。よって、ヘ
ッド交換が行われた場合には、特に交換が頻繁に行われ
る複数モードでは確実にそのインク記録ヘッドに応じた
駆動電圧の設定が必要である。
【0052】駆動パルスも駆動電圧同様、インク記録ヘ
ッドが吐出を行うのに必要なエネルギーを決める要素と
なる。更に、パルス幅やマルチパルスを用いることで吐
出量制御することができる。よって、駆動パルスを各イ
ンク記録ヘッド毎に設定することで、各インク記録ヘッ
ド毎の吐出量制御が可能となる。前記エージング時にイ
ンク記録ヘッドの状態を検知することにより、各々のイ
ンク記録ヘッドの吐出量の統一ができ、一つのインク記
録ヘッドの経時的な変化や吐出による昇温等のインク記
録ヘッドの状態変化にも追従して吐出量制御が可能とな
る。
【0053】図2にBk、C、M、Yインクの各インク
記録ヘッドを用いた場合の具体的な駆動シーケンスの一
例を示す。交換有りと判断したインク記録ヘッドのモー
ドを検知または認識する。複数のインク記録ヘッドが使
用されるモードであると検知又は認識した場合、どのイ
ンクを用いているのか判別していく。普通、通常モード
に於いてはBkインク記録ヘッドを用いる場合がほとん
どであるが、複数モードにBkインクが用いられる場合
もあり、ヘッドID等で通常モードと切り分けて用いる
ことができる。まず、Bkインク記録ヘッドであるか判
断して、Bkインク記録ヘッドであるなら、エージング
によるヘッド診断でインク記録ヘッドの状態を見極め、
それにあったBkインク記録ヘッド独自の駆動条件の設
定を行うことができる。次に、Bkインク記録ヘッドで
ないと判断された場合に、Cインク記録ヘッドであるか
判断して、Cインク記録ヘッドであるなら、Bkインク
記録ヘッド同様エージングを行い、Cインク記録ヘッド
独自の駆動条件の設定を行う。更に、Cインク記録ヘッ
ドでないと判断された場合には、Mインク記録ヘッドで
あるか判断して、Mインク記録ヘッドであるならMイン
ク記録ヘッド独自の、Mインク記録ヘッドでないならY
インク記録ヘッド独自の、それぞれ駆動条件を設定でき
る。この実施例ではBk、C、M、Yの順番で判別した
が、順番やインク記録ヘッドの種類数に依らず、同様の
方法で判別して複数モード独自の駆動条件を設定するこ
とができる。
【0054】以上説明してきたように、同一被記録媒体
に複数回印字するモードであることを検知又は認識し
て、駆動条件及びシーケンスを独自の複数インク記録ヘ
ッドモードに設定することで、複数のインク記録ヘッド
を用いても高画質な記録が可能となる。
【0055】(実施例2)本実施例では同一被記録媒体
に対して複数回記録が行われる場合の高画質を維持する
ために、インクの定着性に着目した駆動方法について説
明する。
【0056】同一被記録媒体に対して複数回の記録が行
われる場合、全く記録を行っていない被記録媒体と何回
か記録が行われて被記録媒体表面上にインクまたはイン
クの成分が残っている被記録媒体とでは新たに着弾した
インクの挙動が異なり、後者は異種インクであるなら混
色にじみを引き起こしてしまう。これを避けるためには
充分に定着させて、被記録媒体がインク記録を行う前に
近い乾燥状態で記録を行えばよいが、単に定着させるた
めの定着器等を設けることは大きなコストアップになっ
てしまう。本実施例ではコストアップ無しで定着性を向
上させるための定着時間を設けている。具体的には図3
に示すようなシーケンスを用いることで定着時間を設け
ている。複数のインク記録ヘッドの用いるモードである
場合には、キャリッジ移動速度(以下CR速度)と被記
録媒体搬送速度(以下LF速度)をそれぞれ通常のモー
ドとは別に設定している。複数モードを一律に通常モー
ドより遅くしても良いし、各インク記録ヘッド毎にCR
速度とLF速度を設定しても良い。その後、他の駆動条
件を設定して記録に備える。通常モードではCR速度と
LF速度を正規の速度に戻し、更に他の駆動条件を再度
設定して記録に備える。CR速度とLF速度はそれぞれ
独立して設定することができ、それぞれモード、インク
記録ヘッド、更には被記録媒体に応じた値とする。この
方法はマルチパスの記録(1行分の印字を複数回に分割
して記録を行う場合)に有効であり、前回のパスで印字
したインクが充分に定着してから、次のパスの印字を行
えるようにCR速度及びLF速度を設定できる。
【0057】また、印字中のCR速度及びLF速度は変
えずに1ページ印字後、すぐ排紙しないでそのままの状
態で休止して定着を促進しても良い。装置内から被記録
媒体を排出しないために、まだ定着していない被記録媒
体をユーザーが触ってしまって、形成した画像の品位を
著しく損なうことを防ぐことができる。停止させる時間
は複数モードを一律に設定しても良いし、各インク記録
ヘッド毎に設定しても良い。具体的な停止時間の例とし
て表1のテーブルに示す。これは被記録媒体の状態、つ
まり打ち込んだインク量に応じてCR速度及びLF速度
を設定している。印字したドット数をカウントしながら
RAM上に記憶しておき、そのドット数が多いほど定着
し難く、印字ドット数が多くなるにしたがってCR速度
及びLF停止時間が多くなるように設定している。この
ようにすることで被記録媒体の状態に適した停止時間の
設定ができ、一律に停止時間を設定する場合より、効率
よい停止時間を選択することが可能となる。
【0058】
【表1】
【0059】以上説明してきたように、本実施例では印
字速度は低下するものの、定着時間を設けることで確実
に定着させて、被記録媒体がインク記録前に近い乾燥状
態で複数回の記録を行うことが可能となり、高画質を維
持した記録ができる。
【0060】(実施例3)本実施例では記録が行われて
いる環境に応じて、キャリッジの移動と被記録媒体の搬
送を停止させる場合について説明する。
【0061】インクジェット記録装置に於いて、記録が
行われた被記録媒体の定着性はその環境に依存するとこ
ろが大きい。また、インク吐出量は環境温度に依存し、
高温であると吐出量は大きくなり、低温であると吐出量
は小さくなる。吐出量により定着に要する時間も変わっ
てくる。したがって、記録が行われる環境に応じた定着
時間の管理が必要となる。
【0062】表2のテーブルに環境温度またはインク記
録ヘッド温度に応じた印字停止時間を示す。環境温度ま
たはインク記録ヘッド温度が高いほどインク吐出量は多
くなり、必要な定着時間が長くなる。表2では高温にな
るにしたがって、印字停止時間を長く設定している。複
数回の記録が行われる直前の環境温度またはインク記録
ヘッド温度に応じて設定することで、行われる記録に適
した停止時間の設定が可能となる。また、インク記録ヘ
ッド温度が検知または予測できる場合には、前回の記録
による昇温によるインク記録ヘッド温度の変化にも追従
することができ、環境温度だけの場合より、更に適した
停止時間の制御ができる。複数個のインク記録ヘッドを
用いる場合は、インク記録ヘッドの状態がそれぞれ異な
り、各インク記録ヘッド毎に停止時間を設定する方が良
い。
【0063】
【表2】
【0064】また、温度と印字ドット数から停止時間を
制御する場合のテーブルを表3に示す。温度が高く吐出
量が大きいほど、印字ドット数が多いほど、定着時間を
長く設定している。複数のパラメータから印字停止時間
を各インク記録ヘッド毎に設定することで、より最適な
停止時間制御を行うことができる。
【0065】
【表3】
【0066】また、湿度センサーを備えているインクジ
ェット記録装置に於いては、環境湿度に応じて停止時間
を設定することができる。表4に湿度に応じた停止時間
のテーブルを示す。高湿であるほど乾燥し難く、定着す
るのに時間がかかるので、高湿ほど停止時間を長く設定
している。
【0067】
【表4】
【0068】本実施例では環境に応じた、キャリッジの
移動と被記録媒体の搬送の停止時間の制御を行っている
が、各インク記録ヘッド毎に設定することで、同一被記
録媒体に複数回記録を行っても高画質を維持できること
が可能となる。また、本実施例は被記録媒体上での定着
性に着目して制御しているが、インクの定着性は被記録
媒体の種類やインク吐出量にもよる。被記録媒体の種類
に応じて、ユーザーのホスト上からの被記録媒体の設定
により、定着時間としての、キャリッジの移動と被記録
媒体の搬送の停止時間の制御を行っても良い。更に、イ
ンク記録ヘッド交換検知時のエージング中のインク記録
ヘッド温度の変位から、そのインク記録ヘッドの吐出量
を予測して、吐出量に応じた、キャリッジの移動と被記
録媒体の搬送の停止時間の制御を行っても良い。複数の
パラメータを組み合わせて制御することで、より適切且
つ高精度の制御が可能となる。
【0069】以上説明してきたように、本実施例では環
境に応じて、キャリッジの移動と被記録媒体の搬送の停
止時間を各インク記録ヘッド毎に設定することで、定着
性を向上させてさせて、複数回の記録でも高画質を維持
して記録が行えることを可能としている。
【0070】(その他の実施例)本実施例では複数のイ
ンク記録ヘッドが交換を繰り返して記録を行う場合の、
高画質を維持する方法について説明する。
【0071】複数のインク記録ヘッドを交換を繰り返し
ながら記録を行う場合、各インク記録ヘッドは常に同じ
状態とは限らず、連続的に記録が行われる場合と間欠的
に記録を行った場合とではインク記録ヘッドの昇温降温
が違い、記録の間隔時間によっても異なってくる。さら
に、印字dutyによってもインク記録ヘッド温度の変
化量は異なってくる。記録を行う場合の同じインク記録
ヘッドでも温度が異なると吐出量が異なってくる。吐出
量が異なってくると濃度が変わってきて、カラー画像で
は多少の濃度変動でも色味が異なってきてしまう。同じ
インク記録ヘッドで同じ印字方法で画像形成を行っても
異なった色味の画像を得ることになる。
【0072】より高画質を可能とするために、各インク
記録ヘッドの温度を検知または予測して、インク記録ヘ
ッド温度から想定されるインク吐出量を、同一インク記
録ヘッドであるなら常に同量になるように駆動条件を設
定することで、インク記録ヘッド温度が異なっても同じ
濃度の記録を可能としている。具体的には、図1に示し
たシーケンスを用いて、各インク記録ヘッド毎に交換が
行われる度に駆動条件の設定をインク記録ヘッド温度に
応じて吐出量の補正を行うことができる。
【0073】同一被記録媒体に対して複数回記録が行わ
れる場合、印字データによっては300%dutyを越
える記録を行わなければならない可能性があり、通常と
同じ吐出量で記録を行うと、被記録媒体上のインク量が
著しく多くなってしまい、画像品位を落としてしまう。
よって、高画質を常に維持するために、複数モードでは
通常より吐出量を少なくする。例えば、通常は1ドット
当たり約90pl(ピコリットル)の吐出量を複数モー
ドでは50pl程度に制御する。300%dutyを越
えるデータでも200%以下に抑えることが可能とな
る。吐出量の設定はインク記録ヘッド交換時に行うこと
ができ、上記した温度と組み合わせることで、各インク
記録ヘッド毎により効果的に吐出量を制御することが可
能となる。また、設定する吐出量はインクジェット記録
装置自身が記憶していても良いし、ユーザーのホスト側
からの命令で、ユーザーの希望する吐出量に設定するよ
うにしても良い。更に同種インクのインク記録ヘッド間
での吐出量の同程度にすることもできる。インク記録ヘ
ッド交換時のエージングの時の温度変位から吐出量を予
測し、その予測値を各インク記録ヘッドの種類毎にRA
M上に記憶させて、そのインクジェット記録装置で用い
られた過去のインク記録ヘッドの吐出量と同量になるよ
うに設定する。RAM上には一種類のインク記録ヘッド
の吐出量が複数個分記憶できるようになっている。具体
的には図4に示すヘッド診断のシーケンスで吐出量を予
測する。まず、ヘッド交換が行われたインク記録ヘッド
に対してエージングを行い、ある区間、例えば1000
発目から4000発目までの区間での温度上昇を検知し
て、その温度変位から吐出量を予測する。予め、温度変
位に対応する吐出量を測定して、テーブル化して本体が
記憶しておき、テーブル値から吐出量を予測する。次
に、その予測吐出量から図1のシーケンスに基づいて駆
動条件を設定する。このようにして様々なインク記録ヘ
ッドを用いても常に同じ吐出量を得ることができ、同じ
濃度の記録を常に行うことが可能となる。
【0074】本実施例は記録前のインク記録ヘッド温度
を見ているため、環境変化に対しても追従することが可
能であり、常に高画質カラー画像を形成できる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置に
於いて、同一被記録媒体に複数回記録を行うことによる
インク記録ヘッドでの問題を解決し、簡単に、少なくと
も2色以上の高画質カラー画像の記録を行うことが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本概念を説明するインク記録ヘッド
交換時の駆動シーケンスである。
【図2】本発明のインク記録ヘッド交換時の各インク記
録ヘッド種毎に駆動条件を設定するシーケンスの一例で
ある。
【図3】本発明の、CR速度及びLF速度をインク記録
ヘッド複数モードに設定するシーケンスの一例である。
【図4】本発明のインク記録ヘッド交換時のエージング
によるヘッド診断のシーケンスのである。
【図5】本発明が適用されるインクジェット記録装置本
体を示す説明図である。
【図6】インクジェットカートリッジを示す分解斜視図
である。
【図7】インクジェットカートリッジを示す斜視図であ
る。
【図8】インクジェットカートリッジ一部の詳細を説明
するための図である。
【図9】インクジェットカートリッジの取り付けを説明
するための図である。
【図10】ヒーターボードを説明するための図である。
【図11】実施例の制御回路を示すブロック図である。
【図12】図11に示す制御構成の詳細を示すブロック
図である。
【図13】本発明で用いた記録装置本体のクリーニング
ユニットの構成の一例を示す図である。
【図14】本発明の全体のシステムを表す構成図であ
る。
【図15】本発明に於ける記録素子と記録データが一致
しているかどうかを判別するための判別方式についてあ
らわした図である。
【符号の説明】
8c 吐出用ヒーター 11 MPU 12 ROM 13 RAM 14 ゲートアレイ 18 記録ヘッド 81 ノズル 82 共通液室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩崎 督 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 新井 篤 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 錦織 均 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 秋山 勇治 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出して被記録媒体に記録を行
    うインク記録手段を用いて所定の複色カラー画像を同一
    被記録媒体に複数回の副走査による記録により形成する
    インクジェットカラー記録方法であって、 異なるインク記録手段に応じて実行される交換されたイ
    ンク記録手段専用の駆動シーケンスを有することを特徴
    とするインクジェットカラー記録方法。
  2. 【請求項2】 前記インク記録ヘッドの駆動シーケンス
    に於いて、同一被記録媒体に複数回記録するモードであ
    ることを検知又は認識して、インク記録ヘッドのインク
    吐出に関わる駆動シーケンスを同一被記録媒体に一回記
    録するモードとは異ならせる制御手段を具備することを
    特徴とする請求項第1項に記載のインクジェットカラー
    記録方法。
  3. 【請求項3】 前記インク記録ヘッドが交換されたか否
    かを検知する検知手段を具備することを特徴とする請求
    項第1項に記載のインクジェットカラー記録方法。
  4. 【請求項4】 前記インク記録ヘッドが交換されたか否
    かを認識する認識手段を具備することを特徴とする請求
    項第1項に記載のインクジェットカラー記録方法。
  5. 【請求項5】 前記インク記録ヘッドがインクを吐出す
    るために利用される熱エネルギーを発生させる熱エネル
    ギー発生体として電気熱変換体を有することを特徴とす
    る請求項第1項に記載のインクジェットカラー記録方
    法。
  6. 【請求項6】 上記インクジェット記録装置は、環境温
    度又は環境湿度を検知する手段を備えていることを特徴
    とする請求項第1項に記載のインクジェットカラー記録
    方法。
  7. 【請求項7】 上記インクジェット記録装置は、インク
    記録ヘッド温度検知または予測する手段を備えているこ
    とを特徴とする請求項第1項に記載のインクジェットカ
    ラー記録方法。
  8. 【請求項8】 インクを吐出して被記録媒体に記録を行
    うインク記録手段を用いて所定の複色カラー画像を同一
    被記録媒体に複数回の副走査による記録により形成する
    インクジェットカラー記録方法において、 異なるインク記録手段に応じて実行される交換されたイ
    ンク記録手段専用の駆動方法。
  9. 【請求項9】 前記インク記録ヘッドの駆動シーケンス
    に於いて、同一被記録媒体に複数回記録するモードであ
    ることを検知又は認識して、インク記録ヘッドのインク
    吐出に関わる駆動シーケンスを同一被記録媒体に一回記
    録するモードとは異ならせる制御手段を具備することを
    特徴とする請求項第8項に記載の駆動方法。
  10. 【請求項10】 前記同一被記録媒体に複数回記録する
    モードの駆動シーケンスにおいて、各インク記録ヘッド
    毎に駆動条件を設定することを特徴とする請求項第8項
    に記載の駆動方法。
  11. 【請求項11】 前記被記録媒体に複数回記録するモー
    ドの駆動シーケンスにおいて、キャリッジ移動速度及び
    被記録媒体搬送速度を設定することを特徴とする請求項
    第8項に記載の駆動方法。
  12. 【請求項12】 前記被記録媒体に複数回記録するモー
    ドの駆動シーケンスにおいて、環境温度又はインク記録
    ヘッド温度に応じて駆動条件を設定することを特徴とす
    る請求項第8項に記載の駆動方法。
  13. 【請求項13】 前記被記録媒体に複数回記録するモー
    ドの駆動シーケンスにおいて、インク記録ヘッド温度変
    位にインク吐出量を予測することを特徴とする請求項第
    8項に記載の駆動方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012061700A (ja) * 2010-09-15 2012-03-29 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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