JPH05318443A - コンクリートの曲面を塑造する型枠 - Google Patents
コンクリートの曲面を塑造する型枠Info
- Publication number
- JPH05318443A JPH05318443A JP12582792A JP12582792A JPH05318443A JP H05318443 A JPH05318443 A JP H05318443A JP 12582792 A JP12582792 A JP 12582792A JP 12582792 A JP12582792 A JP 12582792A JP H05318443 A JPH05318443 A JP H05318443A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- curved surface
- concrete
- memory alloy
- shape memory
- shape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Moulds, Cores, Or Mandrels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 木型をつくる必要がなく、低コストで量産が
できるコンクリートの曲面を塑造する型枠。 【構成】 注入するコンクリートの昇温温度の範囲に変
態点がある形状記憶合金の格子状体を、所定の曲面を有
するパターンに添付け、前記の温度範囲でその曲面形状
を記憶させ、その片面に防水膜を積層して曲面型枠を組
立て、注入するコンクリートの昇温によって所定の曲面
を形成するコンクリートの曲面を塑造する型枠。
できるコンクリートの曲面を塑造する型枠。 【構成】 注入するコンクリートの昇温温度の範囲に変
態点がある形状記憶合金の格子状体を、所定の曲面を有
するパターンに添付け、前記の温度範囲でその曲面形状
を記憶させ、その片面に防水膜を積層して曲面型枠を組
立て、注入するコンクリートの昇温によって所定の曲面
を形成するコンクリートの曲面を塑造する型枠。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はコンクリートの曲面を
塑造する型枠に関する。
塑造する型枠に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、曲面があるコン
クリートを塑造する型枠は、薄い板を数枚重ね合せて形
状をつくり、その上を合板で覆い曲面を形成して型枠を
つくっていた。この型枠は工作に手間がかかり、かつ、
木型を作れる職人が減ってきているため製作費がコスト
高となる。
クリートを塑造する型枠は、薄い板を数枚重ね合せて形
状をつくり、その上を合板で覆い曲面を形成して型枠を
つくっていた。この型枠は工作に手間がかかり、かつ、
木型を作れる職人が減ってきているため製作費がコスト
高となる。
【0003】この発明は上記事情に鑑みなされたもので
ある。その目的は木型をつくる必要がなく、多様な曲面
形状を有する型枠を低コストで供給できるコンクリート
の曲面を塑造する型枠を提案するにある。
ある。その目的は木型をつくる必要がなく、多様な曲面
形状を有する型枠を低コストで供給できるコンクリート
の曲面を塑造する型枠を提案するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明はコンクリート
の曲面を塑造する型枠であって、型枠材料に形状記憶合
金を用い、注入したコンクリートが水和反応により発熱
し昇温する温度範囲で塑造すべき曲面形状が記憶せしめ
てあることを特徴とする。
の曲面を塑造する型枠であって、型枠材料に形状記憶合
金を用い、注入したコンクリートが水和反応により発熱
し昇温する温度範囲で塑造すべき曲面形状が記憶せしめ
てあることを特徴とする。
【0005】
【実施例】図1はコンクリートを注入、塑造する型枠の
曲面を構成する部分であり、棒状をなした形状記憶合金
を用いた格子状体1の下面に防水膜2を積層した曲面型
枠3が配設してある。形状記憶合金は注入するコンクリ
ートが水和反応して発熱し昇温する温度範囲内に変態点
があり、格子状体1は、この温度範囲で所定の曲面形状
が記憶されている。
曲面を構成する部分であり、棒状をなした形状記憶合金
を用いた格子状体1の下面に防水膜2を積層した曲面型
枠3が配設してある。形状記憶合金は注入するコンクリ
ートが水和反応して発熱し昇温する温度範囲内に変態点
があり、格子状体1は、この温度範囲で所定の曲面形状
が記憶されている。
【0006】すなわち、この型枠に注入し、塑造するコ
ンクリートの発熱温度は図2に示すように、約60℃程
度まで昇温する。一方、この格子状体1の形状記憶合金
は40〜60℃に変態点があり、この温度範囲において
所定曲面をもったパターンに添付けて曲面形状を記憶せ
しめてある。型枠組立時点の格子状体1は変態点以下の
温度であり、軟らかく、防水膜2と共に自由に変形させ
て曲面型枠3を組立できる。組立てた曲面型枠3内にコ
ンクリートを注入し、40〜60℃の変態点に達する
と、格子状体1は記憶せしめてある曲面となり、剛性が
高い曲面型枠3を構成し、所望形状の曲面をもったコン
クリートを塑造できる。コンクリート温度が変態点以下
となると曲面型枠3は剛性が低下し、元の形に戻り容易
に脱型できる。
ンクリートの発熱温度は図2に示すように、約60℃程
度まで昇温する。一方、この格子状体1の形状記憶合金
は40〜60℃に変態点があり、この温度範囲において
所定曲面をもったパターンに添付けて曲面形状を記憶せ
しめてある。型枠組立時点の格子状体1は変態点以下の
温度であり、軟らかく、防水膜2と共に自由に変形させ
て曲面型枠3を組立できる。組立てた曲面型枠3内にコ
ンクリートを注入し、40〜60℃の変態点に達する
と、格子状体1は記憶せしめてある曲面となり、剛性が
高い曲面型枠3を構成し、所望形状の曲面をもったコン
クリートを塑造できる。コンクリート温度が変態点以下
となると曲面型枠3は剛性が低下し、元の形に戻り容易
に脱型できる。
【0007】
【発明の効果】この発明は以上の通りでありこのコンク
リートの曲面を塑造する型枠は、形状記憶合金の型枠材
料を所定の曲面をもったパターンに添付けて曲面形状を
記憶させて型枠を構成できるので、 曲面型枠1ケ毎に木型を作る必要がなく、 多種曲面のパターンを準備し、多様の曲面をもった
型枠を低コストで量産できる。
リートの曲面を塑造する型枠は、形状記憶合金の型枠材
料を所定の曲面をもったパターンに添付けて曲面形状を
記憶させて型枠を構成できるので、 曲面型枠1ケ毎に木型を作る必要がなく、 多種曲面のパターンを準備し、多様の曲面をもった
型枠を低コストで量産できる。
【0008】 多様な曲面をもったプレキャスト部材
や外装材を能率よく生産することが可能となる。
や外装材を能率よく生産することが可能となる。
【図1】コンクリート注入、塑造する型枠の曲面部分の
斜視図である。
斜視図である。
【図2】コンクリート打設後の経過時間とコンクリート
温度との相関グラフである。
温度との相関グラフである。
1…形状記憶合金の格子状体、2…防水膜、3…曲面型
枠。
枠。
Claims (1)
- 【請求項1】 コンクリートを注入し曲面を塑造する型
枠であって、型枠材料に形状記憶合金を用い、注入した
コンクリートが水和反応により発熱し昇温する温度範囲
で塑造すべき曲面形状が記憶せしめてあることを特徴と
するコンクリートの曲面を塑造する型枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4125827A JP2546103B2 (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | コンクリート曲面部の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4125827A JP2546103B2 (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | コンクリート曲面部の形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05318443A true JPH05318443A (ja) | 1993-12-03 |
JP2546103B2 JP2546103B2 (ja) | 1996-10-23 |
Family
ID=14919927
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4125827A Expired - Lifetime JP2546103B2 (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | コンクリート曲面部の形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2546103B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0657945A (ja) * | 1992-08-14 | 1994-03-01 | Misawa Homes Co Ltd | コンクリートパネル成形用型枠 |
JPH09195502A (ja) * | 1996-01-23 | 1997-07-29 | Tokai Rubber Ind Ltd | 型枠およびそれを用いたコンクリート構造物の製法 |
CN115506577A (zh) * | 2022-10-18 | 2022-12-23 | 上海建工二建集团有限公司 | 适用于多曲面混凝土结构的可调模板及其施工方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01146909U (ja) * | 1988-03-31 | 1989-10-11 | ||
JPH0218005A (ja) * | 1988-07-06 | 1990-01-22 | Kuraray Co Ltd | 母型およびそれを用いた型枠の作製法 |
-
1992
- 1992-05-19 JP JP4125827A patent/JP2546103B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01146909U (ja) * | 1988-03-31 | 1989-10-11 | ||
JPH0218005A (ja) * | 1988-07-06 | 1990-01-22 | Kuraray Co Ltd | 母型およびそれを用いた型枠の作製法 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0657945A (ja) * | 1992-08-14 | 1994-03-01 | Misawa Homes Co Ltd | コンクリートパネル成形用型枠 |
JPH09195502A (ja) * | 1996-01-23 | 1997-07-29 | Tokai Rubber Ind Ltd | 型枠およびそれを用いたコンクリート構造物の製法 |
CN115506577A (zh) * | 2022-10-18 | 2022-12-23 | 上海建工二建集团有限公司 | 适用于多曲面混凝土结构的可调模板及其施工方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2546103B2 (ja) | 1996-10-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960611 |