JPH0531840U - 曲面創成位置決め装置 - Google Patents
曲面創成位置決め装置Info
- Publication number
- JPH0531840U JPH0531840U JP8911691U JP8911691U JPH0531840U JP H0531840 U JPH0531840 U JP H0531840U JP 8911691 U JP8911691 U JP 8911691U JP 8911691 U JP8911691 U JP 8911691U JP H0531840 U JPH0531840 U JP H0531840U
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- Japan
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- block
- curved surface
- plate
- component
- positioning device
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 航空機のフレーム部品等のような複雑且つ多
数の断面形状を有する部品の自由な曲面を容易に創成可
能とした位置決め装置を提供する。 【構成】 作業台上に多数のスライド軌条を並置固定
し、この軌条上にブロック2を載置する。各ブロック2
内にはそれぞれ数本のプレート1が内装支持されてお
り、各プレート1はブロック2内で前後にスライド可能
に構成する。プレート1の先端は航空機の断面を形成す
る部品3の外形形状が自由曲線で構成された曲面に当接
するようスライド微調整手段により移動可能にする。こ
れにより部品の曲率の異なる場合にもプレートの微調整
のみで対応でき、又全体の位置の変更の際はブロック2
ごとの移動で対応できる。
数の断面形状を有する部品の自由な曲面を容易に創成可
能とした位置決め装置を提供する。 【構成】 作業台上に多数のスライド軌条を並置固定
し、この軌条上にブロック2を載置する。各ブロック2
内にはそれぞれ数本のプレート1が内装支持されてお
り、各プレート1はブロック2内で前後にスライド可能
に構成する。プレート1の先端は航空機の断面を形成す
る部品3の外形形状が自由曲線で構成された曲面に当接
するようスライド微調整手段により移動可能にする。こ
れにより部品の曲率の異なる場合にもプレートの微調整
のみで対応でき、又全体の位置の変更の際はブロック2
ごとの移動で対応できる。
Description
【0001】
本考案は例えば航空機のフレーム部品等のような複雑且つ多数の断面形状を有 する部品の自由な曲面を創成可能とした位置決め装置に関する。
【0002】
従来航空機のフレーム部品のような多数の断面形状を有する部品においては、 相手部品の曲面形状に合わせた受け台により位置を決めていた。図4はその1例 を示すもので、図において3′は部品、10は受け台を示している。部品3′は 剛性がないため外形形状を基準として固定の要があり、受け台10に押し付け位 置決めしていた。このため部品の一種類毎に受け台が必要であった。
【0003】
ところで前述のような従来の位置決め手段では、部品一種類毎に受け台が必要 で、受け台を大量に用意する必要があった。そのためその受け台の取扱いのため に多大な労力と時間を要し、また大量の保管面積を必要とする不具合があった。 そしてさらに部品の曲面が変わった場合その変更の大小にかかわらず受け台の再 製作を必要とする不具合があった。
【0004】 本考案は、従来技術の上記各不具合点を解消し、部品の多数の曲面に対応して 曲面を自由に創成出来るようにした位置決め装置を提供する事を目的としている 。
【0005】
上記目的を達成するため本考案の曲面創成位置決め装置は、作業台上に多数の スライド軌条を並置固定し、該スライド軌条上に、部品の曲面形状に合わせてそ の曲面位置を決める摺動可能なプレートを数本づつまとめたブロックを複数個載 置し、該各ブロックに、スライド軌条に沿ってブロックを移動するためのスライ ド機構を具備させると共に、ブロック毎の前記各プレートを摺動又は固定するた めの微調整手段をも具備したことを特徴としている。
【0006】
上述の本考案の曲面創成位置決め装置は、作業台上に並置したスライド軌条上 の各ブロックが、手動又は自動制御機構により、部品の曲面形状に合わせてスラ イド上を移動し、先づ概略的な大まかな位置を設定して固定され、次いで各ブロ ック内に支持した数本の各プレートはブロックに設けられた微調整手段により前 後にスライド微調整されたのち、ギア,ブレーキ等の固定手段により固定され、 これによりプレート先端を対象となる部品の位置決め基準とする。
【0007】 これらの一連の操作により異なる形状の曲面を有する多種類の部品に対しても 、1つの取付具のみでそのブロック及びプレートの位置を変えるだけで対応でき 、従来技術のように受け台全体をその都度交換する必要がない。
【0008】
以下図面により本考案の1実施例について説明すると、図1は曲面を有する航 空機のフレーム部品の機械加工の取付具に適用した本考案位置決め装置の立体図 、図2は同実施例におけるブロックの平面図、図3は同ブロックの側面図である 。
【0009】 これらの図において3は航空機の断面を形成する部品で、一つの機体にはこの 断面が数十〜数百あり、部品3はさらにその断面を3〜5程度分割したものであ る。そしてこの部品は外形形状が自由曲線で構成されており、このような類似部 品は一機体で数十〜数百種類にものぼる。
【0010】 作業台上には多数のスライド軌条4が並置固定されており、該スライド軌条4 上にはブロック2が複数個載置されている。
【0011】 各ブロック2内には数本のプレート1がまとめて支持されており、各プレート 1はブロック2内で前後にスライド可能に構成され、ブロック2内に内蔵した一 方向クラッチ付きギア6及びブレーキ7により固定し得るよう構成している。こ れによりプレート1の先端を部品3の位置決め基準としている。
【0012】 ブロック2はスライド軌条4上を、これに沿って移動可能に構成されており、 ラック5を噛み合わせることにより固定する。
【0013】 次ぎに本考案装置の作動について説明すると、部品3の曲面の基準位置を決め るに当っては、相手部品3の曲面形状に合わせて先づ各ブロック2の大まかな位 置を決めるためブロック2をスライド軌条4に沿って移動した後、各ブロック2 をラック5の噛み合わせにより固定する。
【0014】 ついでプレート1をブロック2内で前後にスライドさせプレート1先端を部品 3の曲面に接触する位置まで微調整したのち、ブレーキ7で固定する。
【0015】 これにより図2に示すように部品3および部品3′のように曲率が異なる部品 の場合でも、プレート1の微調整のみで対応できる。またさらに全体の位置の変 更に当たっては、ブロック2ごと移動させればよい。
【0016】
以上述べたように本考案によれば、部品の曲面を基準もしくは支えとする場合 に、ブロック及びプレートの位置を変えるだけで、多種類の曲面に対応出来る。 したがって従来の方法のように受け台全体を交換する必要がなく、取り付け具の 交換が容易に出来る。また数多くの受け台を作る必要がなくその製作費用及びそ れを保管,管理する面積,手間が必要なくなる。
【図1】本考案の1実施例に係る位置決め装置の立体図
である。
である。
【図2】同実施例におけるブロックの平面図である。
【図3】同実施例におけるブロックの側面図である。
【図4】従来の位置決め方法を示す立体図である。
1 プレート 2 ブロック 3 部品 4 スライド軌条 5 ラック 6 ギア 7 プレーキ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 丸井 敏路 名古屋市港区大江町10番地 三菱重工業株 式会社名古屋航空宇宙システム製作所内 (72)考案者 宮部 智彦 東京都港区虎ノ門一丁目2番3号 財団法 人日本航空機開発協会内
Claims (1)
- 【請求項1】 作業台上に多数のスライド軌条を並置固
定し、該スライド軌条上に、部品の曲面形状に合わせて
その曲面位置を決める摺動可能なプレートを数本づつま
とめたブロックを複数個載置し、該各ブロックに、前記
スライド軌条に沿ってブロックを移動し得るスライド機
構を具備すると共に、ブロック毎の前記各プレートを摺
動・固定する微調整手段を設けたことを特徴とする曲面
創成位置決め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991089116U JP2542774Y2 (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 曲面創成位置決め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991089116U JP2542774Y2 (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 曲面創成位置決め装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0531840U true JPH0531840U (ja) | 1993-04-27 |
JP2542774Y2 JP2542774Y2 (ja) | 1997-07-30 |
Family
ID=13961926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991089116U Expired - Lifetime JP2542774Y2 (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 曲面創成位置決め装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2542774Y2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100864851B1 (ko) * | 2007-11-14 | 2008-10-23 | 주식회사 아이씨엠씨 | 3차원 벤딩된 파이프용 절단장치 |
KR100864854B1 (ko) * | 2007-11-14 | 2008-10-23 | 주식회사 아이씨엠씨 | 2차원 벤딩된 파이프용 절단장치 |
JP2012527373A (ja) * | 2009-06-01 | 2012-11-08 | コリア エアロスペース インダストリーズ リミテッド | 航空機部品のホールディングフィクスチャー |
CN107350993A (zh) * | 2017-08-24 | 2017-11-17 | 重庆望江工业有限公司 | 一种等距曲面内腔结构件定位装置 |
WO2019092832A1 (ja) * | 2017-11-09 | 2019-05-16 | 三菱重工業株式会社 | 加工装置および加工方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58192728A (ja) * | 1982-04-27 | 1983-11-10 | Takeda Kikai Seisakusho:Kk | ワ−ククランプ装置 |
JPS597316A (ja) * | 1982-07-05 | 1984-01-14 | Fuji Photo Film Co Ltd | 多色光学フイルタ−の製造方法 |
JPS6338276A (ja) * | 1986-08-04 | 1988-02-18 | Fujitsu Ltd | レ−ザダイオ−ド駆動回路 |
-
1991
- 1991-10-04 JP JP1991089116U patent/JP2542774Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
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JPWO2019092832A1 (ja) * | 2017-11-09 | 2020-04-16 | 三菱重工業株式会社 | 加工装置および加工方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2542774Y2 (ja) | 1997-07-30 |
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Legal Events
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