JPH05318181A - レール走行台車の制御装置 - Google Patents

レール走行台車の制御装置

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JPH05318181A
JPH05318181A JP12641492A JP12641492A JPH05318181A JP H05318181 A JPH05318181 A JP H05318181A JP 12641492 A JP12641492 A JP 12641492A JP 12641492 A JP12641492 A JP 12641492A JP H05318181 A JPH05318181 A JP H05318181A
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JP
Japan
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carriage
rail
counter
carriage body
point
Prior art date
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Pending
Application number
JP12641492A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahide Nagahama
恭秀 永浜
Shunichi Fujii
俊一 藤井
Masaki Shibaike
雅樹 芝池
Tatsuji Minato
達治 湊
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05318181A publication Critical patent/JPH05318181A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、溶接ロボット等の産業用ロボットを
載置されてレール上を走行するレール走行台車を、レー
ルに対して位置決め制御するための制御装置に関し、カ
ウンタを任意の位置で容易にリセットできるようにし
て、従来のような台車本体の原点合わせを不要にし、台
車本体をレールに装着した後に速やかに再生動作を行な
えるようにすることを目的とする。 【構成】そこで、レール2に対して脱着可能な台車本体
1を、レール2に沿って走行移動させ任意の位置に位置
決め制御すべく、台車本体1の走行移動に伴ってパルス
信号を出力する位置検出器6と、この位置検出器6から
のパルス信号をアップダウンカウントするカウンタ18
とをそなえ、レール2に台車本体1を装着した際にカウ
ンタ18をリセットするリセットボタン19をそなえた
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶接ロボット等の産業
用ロボットを載置されてレール上を走行するレール走行
台車を、レールに対して位置決め制御するための装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、アークセンサや溶接ワイヤを利用
した各種タッチセンサの発達により、より大きなワーク
に対してロボットによる自動溶接を施すことが可能にな
り、溶接ロボットが、造船分野や建設機械部品,鉄骨部
品の溶接用に多く利用されるようになってきた。特に、
船舶(船殻ブロック)やタンク等の大きな鋼板を溶接する
際には、溶接ロボットを、レールに沿って走行する台車
(長尺スライダ,上下・前後スライダ)上に載置して、こ
の台車をレールに沿って移動させながら溶接を行なえる
ようにした大型ロボットシステムが用いられている(例
えば実開昭61−63369号公報等参照)。
【0003】このようなレール走行台車は、一般に、レ
ールに沿ってラックを付設し、台車側にそなえられたモ
ータに、減速機を介してピニオンギヤを装着し、このピ
ニオンギヤとラックとを噛み合わせ、ピニオンギヤをモ
ータにより回転駆動することにより、台車本体をレール
に沿って走行移動させるように構成されている。
【0004】そして、台車本体を任意の位置に位置決め
制御するために、モータに位置検出器(例えばパルスエ
ンコーダ)を装着し、この位置検出器からのパルス数を
制御盤内のカウンタによりアップダウンカウントして、
位置検出を行なっている。電源投入時(台車本体をレー
ルに装着した時)には、カウンタはゼロになっているの
で、レール走行台車を一旦レール端部まで走行移動させ
て、レール端部に設けられたドグと台車本体側に設けた
リミットスイッチとを当接させてリミットスイッチを動
作せることにより、カウンタをリセットして原点合わせ
を行なっている。
【0005】つまり、台車本体は、一旦レール端部まで
移動してリミットスイッチを動作させてから反転し、パ
ルスエンコーダから1回転当り1回出力されるZパルス
を検出してカウンタをリセットしてから、それ以降、カ
ウンタによりアップダウンカウントして位置情報を得て
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のレール走行台車の制御装置では、台車本体の
レールに対する脱着を頻繁に行なうような可搬式ロボッ
トに適用する際には、台車本体をレールに装着する度
に、台車本体を一旦レール端部まで移動させる前述の原
点合わせを行なわなければならず面倒であるなどの課題
があった。
【0007】本発明は、このような課題を解決しようと
するもので、カウンタを任意の位置で容易にリセットで
きるようにして、従来のような台車本体の原点合わせを
不要にし、台車本体をレールに装着した後に速やかに再
生動作を行なえるようにしたレール走行台車の制御装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のレール走行台車の制御装置は、レールに対
して脱着可能なレール走行台車を、前記レールに沿って
走行移動させ任意の位置に位置決め制御すべく、前記レ
ール走行台車の走行移動に伴ってパルス信号を出力する
位置検出手段と、該位置検出手段からのパルス信号をア
ップダウンカウントするカウンタとをそなえてなるもの
において、前記レールに前記レール走行台車を装着した
際に前記カウンタをリセットするスイッチをそなえたこ
とを特徴としている。
【0009】
【作用】上述した本発明のレール走行台車の制御装置で
は、レールにレール走行台車を装着した際に、ワークや
レールの所定位置(目印位置)など任意の位置でスイッチ
を操作することにより、カウンタを容易にリセットする
ことができ、従来のような台車本体の原点合わせをする
ことなく、再生動作を仮スタートすることができる。
【0010】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例としての
レール走行台車の制御装置について説明すると、図1
(a)はその制御装置を適用されるレール走行台車を一部
破断して示す側面図、図1(b)はそのブロック図、図2
はその動作(Zパルスを利用する場合)を説明するための
フローチャート、図3はその動作(Zパルスを利用しな
い場合)を説明するためのフローチャート、図4はその
具体的な適用例を示す斜視図である。
【0011】図1(a)において、1は本実施例のレール
走行台車の台車本体で、この台車本体1は、レール2に
沿って走行・移動するものである。この台車本体1に
は、後述する可搬式ロボット(アーク溶接ロボット)11
が取付・載置されるようになっている。また、台車本体
1には、この台車本体1を走行・移動させるべくピニオ
ン4を回転駆動する台車モータ3がそなえられている。
ピニオン4は、台車本体1をレール2に装着した際にレ
ール2に付設されたラック5に噛み合うもので、このよ
うにピニオン4をラック5に噛み合わせながら台車モー
タ3により回転駆動することにより、台車本体1がレー
ル2に沿って走行・移動するようになっている。
【0012】また、台車モータ3には、台車本体1のレ
ール2に対する位置を検出するための位置検出器(位置
検出手段)6が装着されている。この位置検出器6とし
ては、例えば、台車モータ3が所定角度回転する毎に
A,Bパルスを出力するとともに台車モータ3の1回転
当り1回Zパルスを出力するパルスエンコーダが用いら
れる。
【0013】さらに、台車本体1の裏面(下面)側には、
左右一対のガイドローラ7,8が台車本体1の軸線両側
に対向して配設され、これらのガイドローラ7,8は、
台車本体1をレール2に装着した際にレール2の両側面
を挾み込んでいる。また、台車本体1の裏面には、レー
ル2の側面に当接してガイドするガイドローラ7,8の
ほかに、レール2に上下方向から当接してガイドするガ
イドローラ9,10もそなえられている。
【0014】ここで、可搬式ロボット11は、旋回アー
ム13,下腕14,上腕15をそなえて構成され、旋回
アーム13を旋回軸S1まわりに回転駆動する旋回軸駆
動部12や、旋回アーム13の先端側に支持される下腕
14を揺動軸S2まわりに回転駆動する下腕駆動部16
や、下腕14の先端側に支持される上腕15をリンク部
材17を介して揺動軸S3まわりに回転駆動する上腕駆
動部(図示せず)などをそなえている。
【0015】そして、本実施例では、図1(a),(b)に
示すように、位置検出器6からのA,Bパルスをアップ
ダウンカウントする台車カウンタ18がそなえられると
ともに、台車本体1上には、台車カウンタ18をリセッ
トする際に押下操作されるリセットボタン(スイッチ)1
9が設けられている。
【0016】また、図1(b)において、20は台車カウ
ンタ18のカウント値(つまり台車本体1の位置情報)に
応じて台車モータ3の動作を制御して台車本体1の位置
制御を行なうためのCPUボード、21はこのCPUボ
ード20からの速度指令を受けて台車モータ3の動作を
制御する台車モータドライバである。
【0017】上述のごとく構成された本実施例の装置の
動作を、図2,図3に従って説明する。ここで、図2は
Zパルスを利用して初期化を行なう場合を示し、図3は
Zパルスを利用しないで初期化を行なう場合を示してい
る。まず、図2によりZパルスを利用する場合について
説明する。
【0018】レール2に台車本体1を装着して初期化を
行なう際には、台車初期化モードをスタートし(ステッ
プA1)、台車モータ3を逆転させ(ステップA2)、オ
ペレータが、台車本体1,レール2に予めつけられた目
印や、ワークの特徴点を目視しながら、台車本体1が適
当な位置に到達した時点でリセットボタン19を押下操
作する(ステップA3)。
【0019】この後、台車モータ3を正転させ(ステッ
プA4)、CPUボード20が、最初に位置検出器6か
らのZパルスを受けた時点(ステップA5)で、台車カウ
ンタ18に対してカウンタリセット信号を出力し、台車
カウンタ18をリセットし台車本体1を停止させる。
【0020】このようにして、台車カウンタ18を容易
にリセットすることができ、従来のような台車本体の原
点合わせをすることなく、再生動作を仮スタートするこ
とができる。このような初期化調整は粗いものであるの
で、実際には、台車カウンタ18のリセット後に、溶接
ワイヤの接触や近接スイッチによるワーク検出等の他の
センシング手段を用いて微調整を行なう。
【0021】ついで、図3によりZパルスを利用しない
場合について説明する。台車初期化モードをスタートす
ると(ステップB1)、オペレータが、ティーチングボッ
クス(図示せず)を用いて台車本体1をレール2上の適当
な位置までインチングした後(ステップB2)、オペレー
タがリセットボタン19を押下操作する(ステップB
3)。そして、リセットボタン19の押下信号を受けた
CPUボード20は、台車カウンタ18に対してカウン
タリセット信号を出力し、台車カウンタ18をリセット
する(ステップB4)。この後、前述と同様の微調整を行
なう。
【0022】上述したリセットボタン19を用いた初期
化操作は、台車本体1をレール2に対して装着する際に
有効であるが、例えば、図4に示すように、船舶の船殻
ブロックなどを建造する際にも有効に利用することがで
きる。つまり、図4に示すように、船殻ブロックの建造
時には、外板22上に一定間隔で平行に配置された複数
のロンジ材23上に、各ロンジ材23に直交するように
レール2をセットし、このレール2上を走行する台車本
体1上にアーク溶接ロボット11を装着して、このアー
ク溶接ロボット11により、各ロンジ材23の下部と各
ロンジ材23に直交するトランス材24とを溶接してい
る。
【0023】このような場合、各ロンジ材23とトラン
ス材24との溶接線は、各ロンジ材23間で共通である
ので、各ロンジ材23の端部まで台車本体1が走行移動
する度に、リセットボタン19により台車カウンタ18
をリセットしていけば、同一プログラムで各ロンジ材2
3とトランス材24との溶接を行なうことができる。
【0024】このように、本実施例のレール走行台車の
制御装置によれば、台車本体1に対して従来のような原
点合わせを行なうことなく仮スタートすることができる
ので、他のセンシング機能による微調整を併用すること
により、脱着可能な台車本体1をレール2に装着した後
に速やかに再生動作することができる。また、台車本体
1の走行方向に繰り返し同一作業を行なう場合には、そ
の都度、リセットボタン19によりリセット操作を行な
えば、同一プログラムで作業を実行することが可能にな
る。
【0025】なお、上記実施例では、本発明をアーク溶
接ロボットに適用した場合について説明したが、本発明
は、これに限定されるものではなく、他の種々のロボッ
トにも同様に適用され、上記実施例と同様の作用効果が
得られることは言うまでもない。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のレール走
行台車の制御装置によれば、カウンタをスイッチにより
任意の位置で容易にリセットできるように構成したの
で、従来のような台車本体の原点合わせが不要になり、
台車本体をレールに装着した後に速やかに再生動作を行
なえる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてのレール走行台車の制
御装置を示すもので、(a)はその制御装置を適用される
レール走行台車を一部破断して示す側面図、(b)はその
ブロック図である。
【図2】本実施例の動作(Zパルスを利用する場合)を説
明するためのフローチャートである。
【図3】本実施例の動作(Zパルスを利用しない場合)を
説明するためのフローチャートである。
【図4】本実施例の具体的な適用例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 台車本体(アーク溶接ロボット) 2 レール 3 台車モータ 4 ピニオン 5 ラック 6 位置検出器(位置検出手段) 7〜10 ガイドローラ 11 可搬式ロボット 12 旋回軸駆動部 13 旋回アーム 14 下腕 15 上腕 16 下腕駆動部 17 リンク部材 18 台車カウンタ 19 リセットボタン(スイッチ) 20 CPUボード 21 台車モータドライバ 22 外板 23 ロンジ材 24 トランス材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 湊 達治 神奈川県藤沢市宮前字裏河内100−1 株 式会社神戸製鋼所藤沢事業所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レールに対して脱着可能なレール走行台
    車を、前記レールに沿って走行移動させ任意の位置に位
    置決め制御すべく、前記レール走行台車の走行移動に伴
    ってパルス信号を出力する位置検出手段と、該位置検出
    手段からのパルス信号をアップダウンカウントするカウ
    ンタとをそなえてなる制御装置において、 前記レールに前記レール走行台車を装着した際に、前記
    カウンタをリセットするスイッチがそなえられたことを
    特徴とするレール走行台車の制御装置。
JP12641492A 1992-05-19 1992-05-19 レール走行台車の制御装置 Pending JPH05318181A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12641492A JPH05318181A (ja) 1992-05-19 1992-05-19 レール走行台車の制御装置

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JP12641492A JPH05318181A (ja) 1992-05-19 1992-05-19 レール走行台車の制御装置

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Publication Number Publication Date
JPH05318181A true JPH05318181A (ja) 1993-12-03

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ID=14934580

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12641492A Pending JPH05318181A (ja) 1992-05-19 1992-05-19 レール走行台車の制御装置

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JP (1) JPH05318181A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006039893A (ja) * 2004-07-27 2006-02-09 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 可搬式自動加工装置
KR100663848B1 (ko) * 2005-05-04 2007-01-05 김승호 자동용접기를 안내하는 용접지그
CN107107332A (zh) * 2014-12-26 2017-08-29 川崎重工业株式会社 生产系统

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100663848B1 (ko) * 2005-05-04 2007-01-05 김승호 자동용접기를 안내하는 용접지그
CN107107332A (zh) * 2014-12-26 2017-08-29 川崎重工业株式会社 生产系统
KR20170098892A (ko) * 2014-12-26 2017-08-30 카와사키 주코교 카부시키 카이샤 생산 시스템
US10232506B2 (en) 2014-12-26 2019-03-19 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Production system
CN107107332B (zh) * 2014-12-26 2019-11-01 川崎重工业株式会社 生产系统

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