JPH0531812U - チヤツク - Google Patents

チヤツク

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JPH0531812U
JPH0531812U JP8966691U JP8966691U JPH0531812U JP H0531812 U JPH0531812 U JP H0531812U JP 8966691 U JP8966691 U JP 8966691U JP 8966691 U JP8966691 U JP 8966691U JP H0531812 U JPH0531812 U JP H0531812U
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wedge
draw plate
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 締付爪を半径方向から交換するチャックにお
いて、ドロープレートをプランジャに連動してスムーズ
に移動し、爪操作機構の動作を確実にする。 【構成】 締付爪2の楔部5に噛合う楔溝9を備えたプ
ランジャ8を摺動自在に設ける。プランジャ8の後方に
ドロープレート15を前後動可能に配設し、スプリング
16で前方へ付勢する。ドロープレート15で操作機構
24の被動部材19を回動し、その突起20で締付爪2
を半径方向に位置決めする。操作部材21を回動し、突
起20を係合凹部6から解離して締付爪2を交換する。
プランジャ8の後退時には、ドロープレート15がプラ
ンジャ8により後方へ押動される。プランジャ8の前進
時には、ドロープレート15が結合機構25によりプラ
ンジャ8に一体移動可能に結合される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は複数の締付爪を半径方向から脱着して交換するように構成したチャ ックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数の締付爪に対応して操作機構を設け、各操作機構をウェッジ部材の 前後動に伴い作動部材により作動して、締付爪をチャックボディに対し結合及び 解離するように構成したチャックが知られている。この種のチャックでは、ウェ ッジ部材の後退時に作動部材がウェッジ部材に押されて後方へ移動されるととも に、ウェッジ部材の前進時には作動部材がばねの付勢力によりウェッジ部材とは 別個に前方へ移動されるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来のチャックによると、作動部材がばねの付勢力のみによって前 進されるので、作動部材とチャックボディとの間にこじれが発生しやすく、こう した場合に、操作機構の動作が不確実になるという問題点があった。
【0004】 そこで、この考案の課題は、作動部材をウェッジ部材に連動して前後にスムー ズに移動して、操作機構を確実に動作させることができるチャックを提供するこ とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この考案のチャックは、チャックボディと、そ のチャックボディに半径方向へ移動自在に装着された複数の締付爪と、各締付爪 に噛合う噛合部を備え、前後に移動されるウェッジ部材と、各締付爪に係脱する 被動部材を備えその被動部材の動きに関連して締付爪をチャックボディに結合及 び解離する操作機構と、ウェッジ部材の後方において前後に移動可能に配設され て操作機構の被動部材を作動する作動部材と、この作動部材を前方へ付勢する付 勢部材と、ウェッジ部材の前進時に作動部材をウェッジ部材に一体移動可能に結 合する結合機構とから構成される。
【0006】
【作用】
この考案のチャックによれば、ウェッジ部材の後退時に、作動部材がウェッジ 部材に押されて後方へ移動されるとともに、ウェッジ部材の前進時には、作動部 材が結合機構によりウェッジ部材に結合されてそれと一体に前方へ移動される。 このため、ウェッジ部材の後退時のみならず前進時にも、作動部材がこじれるこ となく前後にスムーズに移動され、それによって、操作機構が確実に作動される 。また、作動部材はウェッジ部材の駆動力により前進するので、作動部材を前方 へ付勢する付勢部材の力を作動部材の振動を防ぎ得る程度に小さく設定でき、そ の結果、付勢部材によるウェッジ部材の駆動力の損失量を小さく抑え、ウェッジ 部材を小型のアクチュエータで確実に駆動できるという利点もある。
【0007】
【実施例】
以下、この考案を具体化した実施例を図面に基づいて説明する。図1〜図5は 第一実施例のチャックを示し、チャックボディ1の前部に3個の締付爪2が装着 されている。各締付爪2はマスタジョー3とトップジョー4とを備え、マスタジ ョー3にてチャッボディ1に半径方向へ移動自在に装着されている。マスタジョ ー3の両側面内端部には断面T字形の楔部5が刻設されるとともに、マスタジョ ー3の背面には係合凹部6が半径方向に長く形成されている。この係合凹部6は 図5に示すように膨出部を備えた略ひょうたん形状に形成されている。
【0008】 チャックボディ1の中心部に形成された摺動孔1aには、ウェッジ部材として のプランジャ8がチャックボディ1の軸線方向に摺動自在に嵌合され、チャック ボディ1の前面にはパイロットプレ−ト7が固定されている。プランジャ8の外 周部にはマスタジョー3の楔部5に噛合う噛合部としての楔溝9が斜状に形成さ れるとともに、後部には筒状部10が突設されている。筒状部10にはドローチ ューブ11が結合され、図示しないアクチュエータによりドローチューブ11を 介してプランジャ8が噛合位置と解離位置との間で前後に摺動される。そして、 楔部5と楔溝9との係合により、締付爪2がプランジャ8の後退時に半径方向内 側へ閉鎖移動され、プランジャ8の前進時に半径方向外側へ開放移動され、また 、プランジャ8が解離位置に達したときには、楔溝9が楔部5から完全に解離さ れるようになっている(図4参照)。
【0009】 チャックボディ1の背面にはバックプレート12がボルト13により固定され 、その前面の各締付爪2と対応する位置には、バックプレ−ト12に取付けた支 持板12aによってガイドバー14が回動可能に支持されている。プランジャ8 の後方には作動部材としてのドロープレート15が配設され、各ガイドバー14 により前後に摺動可能に支持されている。ドロープレート15とバックプレート 12との間には、ドロープレート15を前方へ付勢する付勢部材としてのスプリ ング16が介装されている。そして、ドロープレート15はプランジャ8の後退 時にその後側面により押されてバックプレート12に当接する位置或はその近く まで後方へ移動される。
【0010】 各ガイドバー14にはリード溝17が刻設され、ドロープレート15にはリー ドピン18が固着されている。ガイドバー14と締付爪2との間のチャックボデ ィ1には被動部材19が、係合凹部6に向けて進退移動自在でかつその移動軸線 の周りで回動可能に収容され、その先端面には係合凹部6に係脱する突起20が 一方に偏った位置に形成されている。被動部材19はドロープレート15の前後 動に伴いガイドバー14と一体に所定の角度で往復回動され、係合凹部6の形状 に基づき、突起20がプランジャ8の噛合位置で締付爪2の半径方向移動を許容 して締付爪2をチャックボディ1に対して解離し、プランジャ8の解離位置で締 付爪2を閉鎖位置に位置決めして締付爪2をチャックボディ1に対して結合する (図5)。
【0011】 各被動部材19と対応する位置のチャックボディ1の外周部には操作部材21 がレンチ22(図4参照)により回動操作可能に設けられ、その内端には被動部 材19の突起20を係合凹部6に係脱する為に、被動部材19を進退移動させる 偏心突起23が形成されている。そして、被動部材19と操作部材21とにより 操作機構24が構成され、被動部材19の動きに関連して締付爪2をチャックボ ディ1に結合及び解離できるようになっている。
【0012】 一方、前記プランジャ8とドロープレート15との間には、プランジャ8の前 進時にドロープレート15をプランジャ8に一体移動可能に結合する結合機構2 5が設けられている。すなわち、プランジャ8の筒状部10にはロック面26a と押圧面26bを備えたロック部26が形成されている。ドロープレート15に は、筒状部10が嵌入する嵌入孔27とその嵌入孔27から離れた位置にプラン ジャ8の移動方向へ貫通する挿入孔27aとが形成され、また嵌入孔27と挿入 孔27aに開口する収容孔27bが形成されている。その収容孔27bには、プ ランジャ8の前後動に伴い一端がロック面26a及び押圧面26bに係合可能な 係合子28がガイドピン29を介してドロープレート15の半径方向へ所定量移 動自在に嵌合されている。プランジャ8の外周部には、前記挿入孔27aと対応 する位置に移動方向の収容孔8aと半径方向の支持孔8bとが形成され、その支 持孔8bには作動子30が半径方向へ出没可能に嵌合され、収容孔8aにはその 作動子30の動きを前記係合子28に伝える伝動片31が抜け止めピン32を介 して軸方向へ所定量摺動自在に嵌合されている。前記作動子30の一端と伝動片 31の一端は互いに当接して相手を軸線方向へ移動させ得るように斜面に形成さ れている。また伝動片31の他端と前記係合子28の他端も互いに当接して相手 を軸線方向へ移動させ得るように斜面に形成されている。チャックボディ1の内 周面には、作動子30を回り止めした状態で前後に摺動案内する案内溝33と、 プランジャ8とドロープレート15との当接位置で作動子30を出没させる傾斜 面34と、前記当接位置とプランジャ8の後退端位置との間で作動子30を没入 位置に保持する保持面35とが前後方向に連続してカム面が形成されている。な お符号51はチャックを図示しない工作機械のスピンドルに取付けるためのボル トである。
【0013】 次に、上記のように構成されたこの実施例のチャックの作用について説明する 。図1は締付爪2がチャックボディ1に装着された状態を示し、このとき、プラ ンジャ8は噛合位置に配置され、その楔溝9は締付爪2の楔部5に噛合い、ドロ ープレート15はスプリング16の付勢力によりチャックボディ1の内壁面に圧 接され、そして、被動部材19の突起20は係合凹部6内において締付爪2の半 径方向移動を許容する非規制位置に配置されている。したがって、この状態では 、プランジャ8の摺動に伴い楔溝9及び楔部5のウェッジ作用により、各締付爪 2がチャックボディ1の半径方向へ一斉に開閉移動される。
【0014】 工作物(図示略)の径に応じて締付爪2を交換する場合には、まず、図1に示 す状態において、プランジャ8が解離位置に向けて後退される。プランジャ8の 後退時には、楔部5と楔溝9との係合により各締付爪2が一斉に閉鎖移動される とともに、プランジャ8によりドロープレート15がスプリング16の付勢力に 抗して後方へ押動される。ドロープレート15の後退時には、操作機構24にお いて、リードピン18及びリード溝17を介しガイドバー14及び被動部材19 が一体に回動され、プランジャ8が後退端位置つまり解離位置に到達した時点で 、突起20が図5において仮想線で示すように、締付爪2の係合凹部6の内壁に 係合することにより締付爪2が閉鎖位置に位置決めされる。
【0015】 また、このとき、結合機構25においては、プランジャ8の押圧面26bによ りドロープレート15の係合子28が確実に押し下げられたのち、プランジャ8 がドロープレート15に当接し、図3に示すように、作動子30が傾斜面34に 係合するとともに、伝動片31の後端が係合子28に係合する。この状態で、プ ランジャ8がさらに後退すると、作動子30が傾斜面34により没入されたのち 保持面35上に保持され、この作動子30により伝動片31が後方へ摺動され、 その伝動片31により係合子28が押し上げられ、その係合子28が押し上げら れた位置と図4に示すように、プランジャ8が解離位置に到達する位置との間で は、係合子28がプランジャ8のロック面26に係止されて、ドロープレート1 5がプランジャ8に結合される。
【0016】 この状態で、レンチ22により操作部材21が回動操作され、偏心突起23に より突起20が係合凹部6から退避されて、締付爪2がチャックボディ1から解 離され、その締付爪2が半径方向外側へ移動されてチャックボディ1から取外さ れる。次いで、チャックボディ1が回転され、次の締付爪2が作業位置に割出さ れ、前記と同様の手順で残りの締付爪2が順次取外される。続いて、新しい締付 爪2がチャックボディ1に挿入され、操作部材21が逆回動されて、締付爪2が 突起20を介してチャックボディ1に結合され、各装着位置に残りの締付爪2が 順次装着される。そして、全部の締付爪2が装着されると、プランジャ8が解離 位置から噛合位置に向けて前進される。
【0017】 プランジャ8が前進すると、結合機構25においては、作動子30が保持面3 5により没入位置に保持されているため、係合子28がロック面26に係止した ままの状態で、ドロープレート15がプランジャ8に牽引されてそれと一体に前 方へ強制的に移動される。そして、作動子30が保持面35の前端に達すると、 図3に示すように、作動子30が傾斜面34を滑り落ちて案内溝33内に突出さ れ、これにより、伝動片31が前方へ摺動されるとともに、係合子28が押し下 げられてロック面26bから解離され、ドロープレート15とプランジャ8との 結合が解除される。その後、ドロープレート15はスプリング16の付勢力でチ ャックボディ1の内壁面に圧接保持され、また、プランジャ8はドローチューブ 11により単独で噛合位置まで前進される。
【0018】 このプランジャ8の前進時には、ドロープレート15の前方移動に伴い、操作 機構24において、ガイドバー14及び被動部材19が一体に逆回動され、突起 20が係合凹部6内で非規制位置に配置される。またプランジャ8が噛合位置に 到達すると、楔溝9が各締付爪2の楔部5に一斉に噛み合され、これにより、締 付爪2の交換作業が完了し、チャックが使用可能な状態となる。なお、以上の説 明では、先の締付爪2を全部取外したのちに、新しい締付爪2が装着されるよう になっているが、先の締付爪2を取外した箇所に新しい締付爪2を装着し、これ を順次繰返して交換することも可能である。
【0019】 このように、本実施例のチャックによれば、プランジャ8の後退時に、ドロー プレート15がプランジャ8により後方へ押動されるとともに、プランジャ8の 前進時には、ドロープレート15が結合機構25によりプランジャ8に結合され てそれと一体に前方へ移動される。このため、プランジャ8の後退時のみならず 前進時にも、ドロープレート15がこじれることなく前後にスムーズに移動して 操作機構24を確実に動作させる。また、ドロープレート15はプランジャ8の 駆動力により前進するので、スプリング16の付勢力をドロープレート15の振 動を防ぎ得る程度に小さく設定でき、その結果、スプリング16によるプランジ ャ8の駆動力の損失量を小さく抑えて、プランジャ8を小型のアクチュエータに より確実に駆動できるという利点もある。
【0020】 なお、上記実施例では、プランジャ8の筒状部10に係合子28を押し下げる ための押圧面26bが設けられているが、ロック面26aより後方の筒状部10 を均一の肉厚で形成すれば、押圧面26bを設けなくても、プランジャ8の後退 初期に係合子28を確実に押し下げておくことができる。また、上記実施例では 、作動子30が傾斜面34によりほぼ完全に没入されたときに係合子28がロッ ク面26aに係止されるように構成されているが、結合機構25の各部品の寸法 を変更して、プランジャ8がドロープレート15に当接した直後に係合子28が ロック面26aに係止される、すなわち、図3に示す隙間Gが解消されるように 構成することも可能である。さらに、上記実施例では、伝動片31がプランジャ 8側に設けられているが、図6に示すように、伝動片31をドロープレート15 側に設けた場合でも、上記実施例と同様な作用効果が得られる。その他、スプリ ング16に代えてばね付きノッチでドロープレート15を付勢したり、傾斜面3 4及び保持面35をチャックボディ1とは別体の部品で形成したりすることも可 能である。
【0021】 次に、この考案の第二実施例を図7〜図11に基づいて説明する。この第二実 施例のチャックは、締付爪2をチャックボディ1に対し結合及び解離する操作機 構24の構成において前記第一実施例と相違している。その他の構成は第一実施 例と同様であり、図面に同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0022】 この実施例の操作機構24においては、摺動部材37が締付爪2の背面に接合 する状態でチャックボディ1の半径方向に摺動自在に設けられている。摺動部材 37の内端部外面には、マスタジョ−3と同様にプランジャ8の楔溝9に噛合う くさび溝38が刻設されるとともに、摺動部材37の中間部には、締付爪2の係 合凹部6に係脱する被動部材39がノッチ部材40を介して前後に摺動可能に支 持されている。また、摺動部材37には結合用操作ピン41と解離用操作ピン4 2とが被動部材39と直交する方向に摺動自在に挿入され、それらの外周面には 被動部材39に突設したピン43に係合するカム溝44,45がそれぞれ逆向き の斜状に刻設されている。一方、バックプレート12には、検出ピン46が出没 自在に挿入されるとともに、ドロープレート15に固定したロッド47が検出ピ ン46と直交する方向に摺動可能に挿入されていて、これらの検出ピン46及び ロッド47はピン48と溝49との嵌合を介して相対移動可能に結合されている 。
【0023】 この第二実施例のチャックにおいては、締付爪2の交換に際し、プランジャ8 が解離位置に向けて後退されると、楔溝9と楔部5及び楔部38との係合により 、締付爪2と共に摺動部材37が閉鎖移動される。このとき、ドロープレート1 5の後退に伴い、結合機構25が第一実施例と同様に作動されるとともに、ロッ ド47によりピン48及び溝49を介して検出ピン46がバックプレート12か ら突出される。したがって、作業者はこの検出ピン46を目視して、または、検 出ピン46により動作されるスイッチ部材の信号に基づいてドロープレート15 の後退位置を確実に確認することができる。
【0024】 プランジャ8の解離位置においては、解離用操作ピン42が押し下げられ、被 動部材39がピン43及びカム溝45を介して係合凹部6から後退され、締付爪 2がチャックボディ1から解離されて半径方向へ取外される。次いで、新しい締 付爪2が挿入されると、プランジャ8が前進され、ドロープレート15が結合機 構25によりプランジャ8に結合された状態でそれと一体に前方へ移動され、そ のドロプレート15により被動部材39が前方へ強制的に押動されて係合凹部6 に係合し、締付爪2がチャックボディ1に結合される。このときも、検出ピン4 6が没入されるので、それに基づいてドロプレート15の前進位置を確実に確認 することができる。同様の手順で残りの締付爪2を順次脱着すれば、爪交換作業 が完了する。なお、締付爪2をチャックボディ1に結合する際には、結合用操作 ピン41を押し下げて被動部材39を係合凹部6に係合させてもよい。その場合 には、プランジャ8を解離位置においた状態で総ての締付爪2を交換でき、最後 にプランジャ8を噛合位置に移動させることで、係合用操作ピン41の操作忘れ があっても、被動部材39を係合凹部6に強制的に係合させることができる。
【0025】 なお、この考案は上記した各実施例の構成に限定されるものではなく、例えば 、特公昭63−15086号公報に示されているように、ウエッジ部材に噛合す るマスタジョ−とトップジョ−をマスタジョ−に支持させた被動部材を前後動さ せて係脱させるチャックに実施したり、操作機構24の操作部材33または操作 ピン41,42を爪交換装置のロボットアームで作動して各締付爪2を自動交換 できるように構成するなど、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で各部の形状並びに 構成を任意に変更して具体化することも可能である。
【0026】
【考案の効果】
以上に詳述したように、この考案によれば、ウェッジ部材の後退時に、それに よって作動部材を後方へ押動するとともに、ウェッジ部材の前進時には、作動部 材を結合機構によりウェッジ部材に結合してそれと一体に前方へ移動するように 構成したので、ウェッジ部材の後退時のみならず前進時にも、作動部材をこじれ ることなく前後へスムーズに移動して、操作機構を確実に動作させることができ るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第一実施例を示すチャックの断面図
である。
【図2】図1のチャックの正面図である。
【図3】図1のチャックにおいて結合機構の作用を説明
する部分断面図である。
【図4】図1のチャックを爪交換可能な状態で示す断面
図である。
【図5】締付爪と被動部材との関係を示す説明図であ
る。
【図6】図3の結合機構の別例を示す部分断面図であ
る。
【図7】この考案の第二実施例を示すチャックの断面図
である。
【図8】図7のA−A線に沿う断面図である。
【図9】図8の平面図である。
【図10】図8のB−B線に沿う部分断面図である。
【図11】図8のC−C線に沿う部分断面図である。
【符号の説明】
1・・チャックボディ、2・・締付爪、3・・マスタジ
ョー、4・・トップジョー、5・・楔部、6・・係合凹
部、7・・パイロットプレート、8・・ウェッジ部材と
してのプランジャ、9・・楔溝、11・・ドローチュー
ブ、12・・バックプレート、14・・ガイドバー、1
5・・作動部材としてのドロープレート、16・・付勢
部材としてのスプリング、19,39・・被動部材、2
0・・突起、21・・操作部材、24・・操作機構、2
5・・結合機構、26・・ロック部、26a・・ロック
面、26b・・押圧面、27・・嵌入孔、28・・係合
子、30・・作動子、31・・伝動片、33・・案内
溝、34・・傾斜面、35・・保持面、37・・摺動部
材、38・・楔部、41・・結合用操作ピン、42・・
解離用操作ピン、46・・検出ピン、47・・ロッド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャックボディと、そのチャックボディ
    に半径方向へ移動自在に装着された複数の締付爪と、各
    締付爪に噛合う噛合部を備え、前後に移動されるウェッ
    ジ部材と、各締付爪に係脱する被動部材を備えその被動
    部材の動きに関連して締付爪をチャックボディに結合及
    び解離する操作機構と、ウェッジ部材の後方において前
    後に移動可能に配設されて前記操作機構の被動部材を作
    動する作動部材と、この作動部材を前方へ付勢する付勢
    部材と、ウェッジ部材の前進時に作動部材をウェッジ部
    材に一体移動可能に結合する結合機構とから構成したこ
    とを特徴とするチャック。
JP8966691U 1991-10-04 1991-10-04 チャック Expired - Lifetime JPH0889Y2 (ja)

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