JPH0531810Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0531810Y2 JPH0531810Y2 JP1988121947U JP12194788U JPH0531810Y2 JP H0531810 Y2 JPH0531810 Y2 JP H0531810Y2 JP 1988121947 U JP1988121947 U JP 1988121947U JP 12194788 U JP12194788 U JP 12194788U JP H0531810 Y2 JPH0531810 Y2 JP H0531810Y2
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- electrode plate
- negative electrode
- plate
- positive electrode
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- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- Y02E60/12—
Landscapes
- Primary Cells (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
イ 産業上の利用分野
本考案は消耗性金属板よりなる負極板を備えた
非水電解液電池の構造に関するものである。
非水電解液電池の構造に関するものである。
ロ 従来の技術
リチウム、ナトリウムなどの消耗性金属を負極
活物質として用いる非水電解液電池は高エネルギ
ー密度を有し、且自己放電が少ないという利点か
ら各種電子機器の電源として利用されている。そ
して、最近では高率放電用として渦巻式電極構造
を採用した円筒型電池が開発され、その用途はさ
らに拡大している。
活物質として用いる非水電解液電池は高エネルギ
ー密度を有し、且自己放電が少ないという利点か
ら各種電子機器の電源として利用されている。そ
して、最近では高率放電用として渦巻式電極構造
を採用した円筒型電池が開発され、その用途はさ
らに拡大している。
ハ 考案が解決しようとする課題
渦巻式電極構造を採用した円筒型電池の用途の
中には単に高率放電のみに使用されず、高率放電
及び低率放電のいずれにも使用される場合があ
る。ところで、渦巻式電極構造を採用した円筒型
の非水電解液電池は、例えばニツケルーカドミウ
ム系の円筒型アルカリ蓄電池にはない特有の課題
を有することがわかつた。
中には単に高率放電のみに使用されず、高率放電
及び低率放電のいずれにも使用される場合があ
る。ところで、渦巻式電極構造を採用した円筒型
の非水電解液電池は、例えばニツケルーカドミウ
ム系の円筒型アルカリ蓄電池にはない特有の課題
を有することがわかつた。
即ち、この種電池を低率で放電した場合、正極
板に取付けた正極集電タブ及びタブ保護用の絶縁
部材と対向する負極板部分近傍に放電反応が生じ
易く、斯る部分の負極板が消耗して負極板が分断
され、負極集電タブを具備しない負極板の分断部
分は負極容量が存在しているにもかかわらず放電
反応が終了してしまうことである。これは負極板
が極板芯体を必要とせずリチウム板、ナトリウム
板などの消耗性金属板のみで電極が構成されるこ
とに起因する。尚、このような現象は高率放電の
場合、負極板が全体的に放電反応が速く進行する
ため生じ難い。
板に取付けた正極集電タブ及びタブ保護用の絶縁
部材と対向する負極板部分近傍に放電反応が生じ
易く、斯る部分の負極板が消耗して負極板が分断
され、負極集電タブを具備しない負極板の分断部
分は負極容量が存在しているにもかかわらず放電
反応が終了してしまうことである。これは負極板
が極板芯体を必要とせずリチウム板、ナトリウム
板などの消耗性金属板のみで電極が構成されるこ
とに起因する。尚、このような現象は高率放電の
場合、負極板が全体的に放電反応が速く進行する
ため生じ難い。
ニ 課題を解決するための手段
本考案は上記せる課題を解決するために成され
たものであり、その要旨とするところは、正極板
と、リチウム板或いはナトリウム板などの消耗性
金属板よりなる負極板とをセパレータを介して密
接配置した電極体を備え、前記正極板のうち正極
集電タブ及び該タブを保護する絶縁部材が配置さ
れ絶縁負極板と対向する幅方向の領域において、
前記正極集電タブ及び絶縁部材で遮蔽されない露
出部を残存させてなる非水電解液電池にある。
たものであり、その要旨とするところは、正極板
と、リチウム板或いはナトリウム板などの消耗性
金属板よりなる負極板とをセパレータを介して密
接配置した電極体を備え、前記正極板のうち正極
集電タブ及び該タブを保護する絶縁部材が配置さ
れ絶縁負極板と対向する幅方向の領域において、
前記正極集電タブ及び絶縁部材で遮蔽されない露
出部を残存させてなる非水電解液電池にある。
ホ 作用
本考案の電池構成によれば、低率放電で使用し
放電途中で、負極板のうち正極集電タブ及び該タ
ブを保護する絶縁部材と対向する部分の近傍で分
離したとしても、正極集電タブ及び該タブを保護
する絶縁部材が配置された正極板の幅方向の領域
には、正極集電タブ及び該タブを保護する絶縁部
材で遮蔽されない露出部が残存しているため、負
極板のうち正極板の露出部に対向する部分が残
り、負極板は長手方向に連続した状態で維持され
るため、負極板の有効利用が計れる。
放電途中で、負極板のうち正極集電タブ及び該タ
ブを保護する絶縁部材と対向する部分の近傍で分
離したとしても、正極集電タブ及び該タブを保護
する絶縁部材が配置された正極板の幅方向の領域
には、正極集電タブ及び該タブを保護する絶縁部
材で遮蔽されない露出部が残存しているため、負
極板のうち正極板の露出部に対向する部分が残
り、負極板は長手方向に連続した状態で維持され
るため、負極板の有効利用が計れる。
ヘ 実施例
以下本考案の実施例につき図面に基づき説明す
る。第1図はセパレータを省略した正負極板の斜
視図、第2図は電池の縦断面図を夫々示す。
る。第1図はセパレータを省略した正負極板の斜
視図、第2図は電池の縦断面図を夫々示す。
1は帯状の正極板であつて、二酸化マンガンを
活物質とする正極ペースト2をエキスパンドメタ
ルからなる極板芯体3の表裏両面に塗着、乾燥し
て作成されたものであり、又4は帯状の負極板で
あつて、リチウム板よりなる。尚、正極板1は負
極板4より幅寸法が大で、正極板1の上下端が負
極板4と対向しないように設計されている。この
理由は正極板1の上下端に発生する極板芯体3の
バリ等が負極板4に接して内部短絡を生じること
を抑制するためである。
活物質とする正極ペースト2をエキスパンドメタ
ルからなる極板芯体3の表裏両面に塗着、乾燥し
て作成されたものであり、又4は帯状の負極板で
あつて、リチウム板よりなる。尚、正極板1は負
極板4より幅寸法が大で、正極板1の上下端が負
極板4と対向しないように設計されている。この
理由は正極板1の上下端に発生する極板芯体3の
バリ等が負極板4に接して内部短絡を生じること
を抑制するためである。
而して、正極板1の略中央部には活物質を取除
いて極板芯体3を露呈させ、斯る極板芯体に正極
集電タブ5が固着されていると共に、この正極集
電タブ5を両面からガタス粘着テープからなる絶
縁部材6で保護している。ここで重要なことは、
正極集電タブ5及び絶縁部材6が配置された幅方
向の領域において、正極集電タブ5及び絶縁部材
6で遮蔽されない露出部7が残存していることで
ある。
いて極板芯体3を露呈させ、斯る極板芯体に正極
集電タブ5が固着されていると共に、この正極集
電タブ5を両面からガタス粘着テープからなる絶
縁部材6で保護している。ここで重要なことは、
正極集電タブ5及び絶縁部材6が配置された幅方
向の領域において、正極集電タブ5及び絶縁部材
6で遮蔽されない露出部7が残存していることで
ある。
一方、負極板4にも負極集電タブ8が固着さ
れ、この負極集電タブ8は両面からガラス粘着テ
ープからなる絶縁部材9で保護されている。
れ、この負極集電タブ8は両面からガラス粘着テ
ープからなる絶縁部材9で保護されている。
これらの帯状の正負極板1,4はポリエチレン
薄膜よりなるセパレータ10を介して巻回し渦巻
電極体とされ、正極端子を兼ねる外装缶11内に
収納されている。そして正極集電タブ5の端部が
外装缶11の内定面に固着され、又負極集電タブ
8の端部が負極端子を兼ねる封口蓋12の内定面
に固着されている。13は外装缶11と封口蓋1
2とを隔離する絶縁パツキングである。
薄膜よりなるセパレータ10を介して巻回し渦巻
電極体とされ、正極端子を兼ねる外装缶11内に
収納されている。そして正極集電タブ5の端部が
外装缶11の内定面に固着され、又負極集電タブ
8の端部が負極端子を兼ねる封口蓋12の内定面
に固着されている。13は外装缶11と封口蓋1
2とを隔離する絶縁パツキングである。
本考案電池構成によると、低率で放電した場
合、絶縁部材6で覆われた正極板部分は反応に関
与しない、その結果絶縁部材6に近接する部分に
電流が集中して他の部分より放電反応が活発に進
行することになり、斯る部分に対向する負極板4
の部分14の消耗が激しく、分断されるが、正極
板1の露出部7に対向する負極板4の部分15は
正常な放電反応が進行するため放電末期まで分断
することはなく、負極板4は長手方向に連続した
状態で維持され、負極板の有効利用が計れる。
合、絶縁部材6で覆われた正極板部分は反応に関
与しない、その結果絶縁部材6に近接する部分に
電流が集中して他の部分より放電反応が活発に進
行することになり、斯る部分に対向する負極板4
の部分14の消耗が激しく、分断されるが、正極
板1の露出部7に対向する負極板4の部分15は
正常な放電反応が進行するため放電末期まで分断
することはなく、負極板4は長手方向に連続した
状態で維持され、負極板の有効利用が計れる。
ト 考案の効果
上述した如く、本考案はリチウム或いはナトリ
ウムなどの消耗性金属板を負極板とし、渦巻電極
体を備えた非水電解液電池に係り、負極板が放電
途中で分断するという不都合が防止され、放電末
期まで負極板の有効利用が計ることができるもの
であり、その実用的価値は極めて大である。
ウムなどの消耗性金属板を負極板とし、渦巻電極
体を備えた非水電解液電池に係り、負極板が放電
途中で分断するという不都合が防止され、放電末
期まで負極板の有効利用が計ることができるもの
であり、その実用的価値は極めて大である。
図面はいずれも本考案に係り、第1図はセパレ
ータを省略した正負極板の斜視図、第2図は電池
の縦断面図を夫々示す。 1……正極板、2……正極ペースト、3……極
板芯体、4……負極板、5……正極集電タブ、6
……絶縁部材、7……正極板の露出部、8……負
極集電タブ、9……絶縁部材、10……セパレー
タ、11……外装缶、12……封口蓋、13……
絶縁パツキング、14……負極板の分断部分。
ータを省略した正負極板の斜視図、第2図は電池
の縦断面図を夫々示す。 1……正極板、2……正極ペースト、3……極
板芯体、4……負極板、5……正極集電タブ、6
……絶縁部材、7……正極板の露出部、8……負
極集電タブ、9……絶縁部材、10……セパレー
タ、11……外装缶、12……封口蓋、13……
絶縁パツキング、14……負極板の分断部分。
Claims (1)
- 正極板と、リチウム板或いはナトリウム板など
の消耗性金属板よりなる負極板とをセパレータを
介して密接配置した電極体を備え、前記正極板の
うち正極集電タブ及び該タブを保護する絶縁部材
が配置され前記負極板と対向する幅方向の領域に
おいて、前記正極集電タブ及び絶縁部材で遮蔽さ
れない露出部を残存させてなる非水電解液電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988121947U JPH0531810Y2 (ja) | 1988-09-16 | 1988-09-16 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988121947U JPH0531810Y2 (ja) | 1988-09-16 | 1988-09-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0242365U JPH0242365U (ja) | 1990-03-23 |
JPH0531810Y2 true JPH0531810Y2 (ja) | 1993-08-16 |
Family
ID=31369422
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988121947U Expired - Lifetime JPH0531810Y2 (ja) | 1988-09-16 | 1988-09-16 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0531810Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2522141B2 (ja) * | 1992-12-16 | 1996-08-07 | 富士電気化学株式会社 | スパイラル形リチウム電池 |
WO2018100853A1 (ja) * | 2016-11-30 | 2018-06-07 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 円筒形電池 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61204360U (ja) * | 1985-06-13 | 1986-12-23 | ||
JPS6298160U (ja) * | 1985-12-10 | 1987-06-23 |
-
1988
- 1988-09-16 JP JP1988121947U patent/JPH0531810Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0242365U (ja) | 1990-03-23 |
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