JPH05318021A - 自硬性鋳物砂の再生装置 - Google Patents

自硬性鋳物砂の再生装置

Info

Publication number
JPH05318021A
JPH05318021A JP16817392A JP16817392A JPH05318021A JP H05318021 A JPH05318021 A JP H05318021A JP 16817392 A JP16817392 A JP 16817392A JP 16817392 A JP16817392 A JP 16817392A JP H05318021 A JPH05318021 A JP H05318021A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molding sand
reconditioning
sand
self
rotor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16817392A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Iwamoto
実 岩本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Chuki Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Chuki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiyo Chuki Co Ltd filed Critical Taiyo Chuki Co Ltd
Priority to JP16817392A priority Critical patent/JPH05318021A/ja
Publication of JPH05318021A publication Critical patent/JPH05318021A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種自硬性プロセスに使用する天然の鋳物砂
及び人工的鋳物砂を一旦使用した回収鋳物砂を再生する
に際し、該鋳物砂の表面に付着している薬剤等の残滓を
高効率に分離除去して再使用可能なるようにする。 【構成】 回収鋳物砂を投入するホッパー2の直下に回
転ローター3とその上端の内部を囲繞する様に固定した
環状ウエアリング4を固定すると共にこれらの直上に集
塵フード6配設して、この間において再生過程で発生す
る粉塵を除去する一次再生と、この一次再生を経た鋳物
砂を流動層9に導入してエアースクラビング現象により
砂粒間の残留微粉を的確に除去する二次再生を適宜回数
行う様にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高速回転する再生ロー
ター及びその上端の内周を囲繞する様に固定した環状ウ
エアリングの直上にリング状の集塵フードを配設して自
硬性砂の再生時に発生する粉塵を吸引除去する一次再生
工程を複数回行うと共に、この一次再生後の鋳物砂を流
動層に導入して空気噴出によるエアースクラビング現象
により砂粒の表面に強固に付着していた微粉を除去する
様に洗浄して該鋳物砂の再生効率を向上する様にした自
硬性鋳物砂の再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より各種の鋳物工場において、鋳
鋼、鋳鉄或いはアルミ合金等を生産するには生型砂によ
り鋳型を造型するか又は、自硬性鋳型造型法の内、無機
系の水ガラス系により鋳型を造型してかかる鋳鋼等を生
産していたものである。しかしながらこれらの鋳型によ
り鋳鋼等を生産した場合、夫々次の様な欠点を有してい
るものである。即ち、生型造型の鋳型にあっては、鋳型
強度が低い為に中、大物の造型が出来ず、しかも近年の
高速造型により小ロッド、多品種生産には不向きなもの
であり、又、水ガラス系の鋳型にあっては鋳型に与える
溶湯の圧力(張り気)が大きい為に寸法精度が悪く、造
型後のバラシ作業においては鋳型の残留強度が高い為に
非常な労力が掛る等の欠点を有しているものである。
【0003】更に、上記の鋳型とは別に自硬性鋳型造型
法の内、有機系にあってはフラン系の鋳型造型が多く用
いられており、これらを用いて鋳鋼等を生産する場合に
おいは鋳型強度が強すぎる為に注湯後の冷却時において
該鋳物に熱間割れ(ホットピァー)等が生じる欠陥を有
し、しかもこれらの生産過程においては種々の有毒ガス
が排出して作業環境を劣悪とし更には大気汚染防止条例
等に違反する等の憂いを有しているものである。
【0004】又、この様な従来のフラン系の自硬性鋳型
より鋳鋼等の生産にはアルカリフエノールを用いた自硬
性鋳型の生産プロセスが非常に適しているとの評価を得
ているが、このアルカリフェノールに適用する鋳物砂と
しては珪砂、クロマイトサンド及び最近とみに高騰・品
不足とされているジルコンサンド、更にはこのジルコン
サンドの代用品として最近種々改良されたアルミナとカ
リオン質を主原料として焼結させて成型した人工的鋳物
砂のセラミックビーズによる鋳物砂があるが、これらの
再生には鋳物砂の表面に強固に付着した残留薬剤の剥離
が非常に困難を来して、再生効率の向上が希求されてい
るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、一旦溶湯を注湯して鋳鋼等を生産した後の
回収鋳物砂を再生するに際し、鋳物砂の表面に強固に付
着している残留薬剤を砂粒間の相互摩擦により剥離する
時に発生する粉塵を局部より強力に集塵する工程を複数
回経た後、更にこれを流動層においてエアースクラビン
グ現象により微粉を除去する様にして該鋳物砂の再生効
率を向上せしめて、再度使用時には鋳造欠陥が生じず且
つ産業廃棄物及び大気汚染公害をも惹起しない様にする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる現状に鑑
みて創作したものであって、内側周面を階段状とした高
速回転する回転ローター及びその上端の内周を囲繞する
様に固定した環状のウエアリングとの間に回収鋳物砂を
投入して、これらの両者間で該鋳物砂を対流せしめてそ
の流動化現象による砂粒間の相互摩擦によりその表面に
強固に付着する残留薬剤を剥離すると共に、該剥離され
て粉塵化した残留薬剤はこれらの直上に設けた集塵フー
ドより強力に吸引除去する工程を複数回行うと共に、こ
の一次再生後の鋳物砂を機体下半部に設けた流動層に導
入して下方より空気噴出するエアースクラビング現象に
より砂粒表面に付着している微粉を完全除去する二次再
生機構により該鋳物砂の再生効率の向上を図っているも
のである。
【0007】
【作用】本発明によれば、高速回転する回転ローターと
その上端に固定するウエアリングとの直上にリング上の
集塵フードを配設して、回転ローター上に投入される回
収鋳物砂は回転ローターとウエアリングとの間を対流し
てその流動化現象により砂粒の表面が相互に摩擦して、
砂粒の表面を被覆した薬剤を剥離してこれより発生する
粉塵化した薬剤は直上に配設した集塵フードより強力に
吸引除去するものであるから、一旦剥離した粉塵が再度
砂粒の表面に再付着することなく的確に除去して再生効
率を挙げるもので、この一次再生工程を複数回繰り返し
た後、下方より空気噴出する流動層に順次導入して砂粒
を流動攪拌して砂粒表面に強固に付着する残留微粉をエ
アースクラビング現象により的確に除去洗浄する様にし
て該鋳物砂の再生効率を向上しているものである。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例を説明すれば、機体1の上
半部に回収鋳物砂を投入するホッパー2の直下に、内周
側面を階段状とした高速回転する回転ローター3とその
上端部の内周を囲繞する様に固定した環状ウエアリング
4を固定すると共に、これらの直上に一定の間隔を置き
集塵ダクト5を配管したリング状の集塵フード6を図示
しない公知の手段により昇降可能に配設した一次再生機
構7を一段又は複数段設けると共に、機体1の下半部に
は一次再生後の鋳物砂を導入するシュート8に連続し
て、パンチングメタル等により多数の通気孔を有する流
動層9を形成し、該流動層9の下部には図示しないブロ
アーより空気送気管10を配管してなる二次再生機構1
1よりなる再生機構体12を単体又はバケットエレベー
ター等の連続機器13により複数台連続する様にしてな
るものであって、図中14は回転ローター用モーター、
15は鋳物砂投入管、16は一次再生後の排出路、17
は排気管、18は点検窓である。
【0009】本発明は叙上の如き構成によりなるもので
あって、その再生工程を説明すれば、一旦溶湯を注湯し
て鋳鋼等を生産した後の回収鋳物砂を、再生体12の一
次再生機構7のホッパー2より鋳物砂投入管15を経て
高速回転する回転ローター3に投入すると、該鋳物砂は
回転ローター3よりその内周側面の階段状より高速遠心
投射されて上端部より環状のウエアリング4内を対流し
て流動化現象を生じてその間において砂粒間の相互摩擦
により砂粒の表面に強固に付着していた薬剤を剥離する
こととなる。この時剥離された薬剤等は回転ローター3
の上方で粉塵化して飛散するが、この粉塵を集塵フード
6により強力に吸引除去して再度砂粒間に混入する憂い
無く一次再生を行い、更に造型プロセスの相違に基づく
添加剤の種類に応じてこの一次再生を複数回繰り返した
後、該鋳物砂をシュート8より下方から空気が噴出する
流動層9に順次導入して砂粒を流動攪拌して砂粒表面に
強固に付着している残留微粉をエアースクラビング現象
により的確に除去洗浄して一連の再生工程が終了するも
のであり、これらは前記する如く添加剤の種類及び使用
鋳物砂の種別により連続機器13を介して適宜行うもの
である。
【0010】
【発明の効果】以上説明した様に本発明は、簡単な機械
的構成により鋳物砂の再生過程において発生する粉塵及
び微粉を的確に除去して、これらが再度砂粒の表面に付
着することなく再生効率を向上せしめて、如何様な造型
プロセスにおける添加剤及び鋳物砂にも対応出来る極め
て有用なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成全体を示す側面図であ
る。
【図2】同上における一時再生機構の要部拡大図であ
る。
【図3】同上における二次再生機構の要部拡大図であ
る。
【符号の説明】
1 機体 2 ホッパー 3 回転ローター 4 環状ウエアリング 5 集塵ダクト 6 集塵フード 7 一次再生機構 8 シュート 9 流動層 11 二次再生機構 12 再生機構体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体の上半部に回収鋳物砂を投入するホ
    ッパーの直下に、高速回転する回転ローターとその上端
    部の内周を囲繞する様な環状ウエアリングを固定すると
    共に、これらの直上に一定の間隔を置き集塵フードを配
    設した一次再生機構を一段又は複数段設けると共に、機
    体の下半部には一次再生後の鋳物砂を導入するシュート
    に連続して多数の通気穴を有する流動層を形成した二次
    再生機構よりなる再生機構体を単体又は連続機器を介し
    て複数台連続するせしめることを特徴とする自硬性鋳物
    砂の再生装置。
JP16817392A 1992-05-18 1992-05-18 自硬性鋳物砂の再生装置 Pending JPH05318021A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16817392A JPH05318021A (ja) 1992-05-18 1992-05-18 自硬性鋳物砂の再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16817392A JPH05318021A (ja) 1992-05-18 1992-05-18 自硬性鋳物砂の再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05318021A true JPH05318021A (ja) 1993-12-03

Family

ID=15863154

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16817392A Pending JPH05318021A (ja) 1992-05-18 1992-05-18 自硬性鋳物砂の再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05318021A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100623740B1 (ko) * 2005-03-25 2006-09-14 중소기업진흥공단 아크릴레이트를 점결제로 사용하는 폐주물사 재생장치
JP5164013B1 (ja) * 2012-07-17 2013-03-13 太洋マシナリー株式会社 鋳物砂の再生処理装置
CN107497994A (zh) * 2017-09-19 2017-12-22 襄阳新金开泵业有限公司 一种型砂回收再生装置
CN109967692A (zh) * 2019-04-30 2019-07-05 彰武天一科技有限公司 一种再生砂净化槽

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100623740B1 (ko) * 2005-03-25 2006-09-14 중소기업진흥공단 아크릴레이트를 점결제로 사용하는 폐주물사 재생장치
JP5164013B1 (ja) * 2012-07-17 2013-03-13 太洋マシナリー株式会社 鋳物砂の再生処理装置
CN107497994A (zh) * 2017-09-19 2017-12-22 襄阳新金开泵业有限公司 一种型砂回收再生装置
CN109967692A (zh) * 2019-04-30 2019-07-05 彰武天一科技有限公司 一种再生砂净化槽

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5297731B2 (ja) 再生鋳物砂の製造方法
CN102133616B (zh) 一种铸造混合废旧砂的再生回用方法
JP5110984B2 (ja) 再生鋳物砂の製造方法
JP2014024097A (ja) 鋳物砂の再生方法
JPH05318021A (ja) 自硬性鋳物砂の再生装置
AU632897B2 (en) Method for the treatment of foundry sand and/or core sand
KR100824100B1 (ko) 벤토나이트로 피복된 모래를 제조하는 방법, 이러한 모래,및 벤토나이트에 의해 피복된 모래를 사용하여 주형용주물사를 재순환시키는 방법
JP2948653B2 (ja) 使用済み鋳物砂の再生処理方法
CN109822041A (zh) 一种无机废砂再生方法
JP5420475B2 (ja) 鋳物砂の再生利用方法
CN115446292A (zh) 一种熔模壳型铸件的清理分级铁磁分离方法
GB2238740A (en) Removing dust from used foundry sand scouring apparatus
US3829029A (en) Abrasive blast cleaning system
JPH06170485A (ja) 鋳物砂の再生方法
US3738415A (en) Method of molding articles and reclaiming the foundry sand used
WO2019202376A1 (en) A method of regenerating foundry sand
US3690066A (en) Abrasive blast cleaning system
JPS6043824B2 (ja) 鋳物砂再生方法
US5522447A (en) Method and apparatus for on-line monitoring, cleaning, and inspection of core boxes during casting
CN107511451B (zh) 一种铸造用砂循环处理系统
JPH06142823A (ja) 鋳物の生産方法
US5163496A (en) Process for treating old foundry sand for reuse in place of core sand
JPH08243682A (ja) 使用済鋳物砂の再生方法
JPS6257733A (ja) コ−ルドボツクス法用の鋳物砂再生装置
JPH0890150A (ja) 鋳鋼用自硬性鋳型と鋳物砂の再生方法