JPH05317853A - 浄水器 - Google Patents

浄水器

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Publication number
JPH05317853A
JPH05317853A JP12068192A JP12068192A JPH05317853A JP H05317853 A JPH05317853 A JP H05317853A JP 12068192 A JP12068192 A JP 12068192A JP 12068192 A JP12068192 A JP 12068192A JP H05317853 A JPH05317853 A JP H05317853A
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JP
Japan
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water
raw water
purification cartridge
main body
backwash
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Application number
JP12068192A
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English (en)
Inventor
Kiichiro Miyata
喜一郎 宮田
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP12068192A priority Critical patent/JPH05317853A/ja
Publication of JPH05317853A publication Critical patent/JPH05317853A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 逆洗を行っても中空糸膜が目詰まりしない浄
水器を提供することが第一の目的である。 【構成】 本体1と本体1に着脱自在に取付けた浄水カ
ートリッジ2とで構成され、本体1からレバー16が突
設され、本体1内に、レバー16の浄化・逆洗・原水ス
トレート・原水シャワーの各モード操作により、水道蛇
口からの原水(水道水)の流れを原水出口13、原水流
路44、又は逆洗流路46に切り換えるメインバルブ3
2と、浄水カートリッジ2で浄化された浄水を浄水出口
12に導く浄水流路47を有し、浄水カートリッジ2内
に中空糸膜82を内蔵し、浄水カートリッジ2側の逆洗
流路46に濾過フィルタ84を配置すると共に、逆洗流
路46を原水流路44よりも狭路にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水道の蛇口に取付けて
原水(水道水)を浄水に変えるための浄水器であって、
特に濾材として中空糸膜を使用した蛇口直結型浄水器に
関する。
【0002】
【従来の技術】濾材として中空糸膜を使用した様々な浄
水器がある。例えば、特開平3−56189号公報に記
載された「浄水器」は、中空糸膜を濾材として収容した
浄化用カートリッジと、この浄化用カートリッジが着脱
自在に取付けられた本体とからなり、本体とカートリッ
ジとの間に本体側からカートリッジ内に原水を送る供給
路と、カートリッジ側から本体に浄化済みの水を戻す返
送路とが設けられ、カートリッジ内の濾材によって浄化
された水が本体側の放水部から放出されるものであっ
て、本体が返送路を通じてカートリッジ内に原水を送り
込むための弁を備え、カートリッジが弁の開閉に連動し
て開閉される排水部を備えている。
【0003】この浄水器は、弁を切り換えることによ
り、返送路を通じて原水をカートリッジ内の中空糸膜に
逆流させ、中空糸膜の汚れや目詰まりを取り除くことが
できる逆洗機能を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構造の浄水器においては、逆洗モードでは原水を
中空糸膜の出口側(内側)から直接流し込むため、逆洗
を実行したにもかかわらず、原水中のゴミ、汚れ等が中
空糸膜の出口側に溜まったり、詰まったりする。そのよ
うな状態で通常の浄化モードにすると、今度は中空糸膜
の出口側のゴミや汚れが浄水中に混在し、汚濁された浄
水が本体の放水部から出てしまい、大変都合が悪い。
【0005】又、逆洗を行う場合、浄化モードから逆洗
モードに切り換えて蛇口を目一杯開いたり、水を勢いよ
く出している状態で浄化モードから逆洗モードに瞬時に
切り換えたりすると、中空糸膜の出口(内側)に高水圧
が加わることになる。一般に、中空糸膜は外側よりも内
側からの高圧力に弱いため、特に逆洗の場合には高水圧
が中空糸膜の内側に加わらないようにする必要がある。
又、逆洗モード時に高水圧が加わると、逆洗するのに必
要以上の量の逆洗水が流れる。一般に、1回の逆洗に必
要な水量は浄水カートリッジと同体積程度で十分であ
り、それ以上の逆洗水は不要である。
【0006】上記のような問題点があるため、逆洗を必
要以上に行ったり、長時間行ったりするのは良くなく、
場合によっては中空糸膜の目詰まりや高水圧による破損
が起こる。しかし、上記浄水器も含めて逆洗機能を有す
る浄水器には、逆洗による目詰まりや破損の対策が何ら
取られていないのが実状である。一方、中空糸膜を内蔵
した浄水カートリッジは、その浄化作用が劣化すれば交
換する必要があり、古い浄水カートリッジを浄水器本体
から取り外し、新しい浄水カートリッジを再び本体に取
付けなければならない。しかしながら、上記浄水器で
は、浄水カートリッジを本体に差し込み、カートリッジ
を覆うカバーを本体に螺着する構成が取られているた
め、交換の際にカバーを回転させる必要があるため、交
換作業が面倒である。又、交換は頻繁に行うものではな
いため、浄水カートリッジと本体との取付部に設けてあ
るシールパッキン等の密閉部材が癒着することが多く、
カバーを本体から取り外すのが困難になる。このような
ことは、上記浄水器に限らず、一般に浄水カートリッジ
及び本体を螺合によって取付けるようにした浄水器に当
て嵌まることである。
【0007】従って、前記従来の問題点に着目し、本発
明の第一の目的は、逆洗を行っても中空糸膜が目詰まり
しない浄水器を提供することにある。本発明の第二の目
的は、逆洗時に中空糸膜が破損しない浄水器を提供する
ことにある。本発明の第三の目的は、逆洗時間を制御す
ることができる浄水器を提供することにある。
【0008】本発明の第四の目的は、本体に対する浄水
カートリッジの着脱を容易に行うことができる浄水器を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記第一の目的は、本発
明の浄水器(請求項1記載)により達成される。この浄
水器は、濾材として中空糸膜を収容した浄水カートリッ
ジと、この浄水カートリッジを着脱自在に取付けた本体
と、水道蛇口からの原水(水道水)を本体から浄水カー
トリッジ内の中空糸膜入口に導く原水流路と、浄水カー
トリッジによって浄化された浄水を浄水カートリッジか
ら本体の放水部に導く浄水流路とを備える浄水器におい
て、原水を本体から浄水カートリッジ内の中空糸膜出口
に導く逆洗流路を備え、原水の流れを原水流路又は逆洗
流路に切り換える弁を本体内に設け、浄水カートリッジ
内における逆洗流路の中空糸膜出口よりも上流側に濾過
フィルタを配置し、前記弁に連動して開閉され、逆洗済
みの原水を排出する排水部を本体に設けたことを特徴と
する。
【0010】この浄水器によれば、逆洗流路に濾過フィ
ルタが配置されているため、逆洗時に水道蛇口から流れ
込む原水が濾過フィルタによって濾過され、原水中の汚
れやゴミ等が除去される。このため、浄化された原水が
浄水カートリッジ内の中空糸膜に流入することになり、
中空糸膜が目詰まりを起こす可能性は殆どない。これに
加えて、濾過フィルタが浄水カートリッジ側に設けられ
ているため、カートリッジの交換と同時に濾過フィルタ
の交換も行われ、濾過フィルタの交換が至便になる。
【0011】又、逆洗流路に、この逆洗流路に流入する
原水の水圧を調節するための圧力制限機構、又は原水の
水量を調節するための流量制限機構を設けた浄水器(請
求項2記載)により、前記第二の目的が達成される。即
ち、水道蛇口から高圧の原水が浄水器内に流れ込んで
も、圧力制限機構においては原水圧が低圧に下げられ、
流量制限機構では原水量が減じられ、いずれの機構でも
高圧の原水がそのまま中空糸膜の内側に流れ込まなくな
り、中空糸膜の破損が防止される。具体的に圧力制限機
構としては安全弁が、流量制限機構としてはオリフィス
が例示される。
【0012】更に、逆洗時間を調節するための逆洗時間
制限機構を備える浄水器(請求項3記載)では、逆洗が
必要最小限の時間に制限されると共に、長時間の逆洗が
防止され、前記第三の目的が達成される。一方、濾材と
して中空糸膜を収容した浄水カートリッジと、この浄水
カートリッジを着脱自在に取付けた本体と、水道蛇口か
らの原水(水道水)を本体から浄水カートリッジ内の中
空糸膜入口に導く原水流路と、浄水カートリッジによっ
て浄化された浄水を浄水カートリッジから本体の放水部
に導く浄水流路とを備える浄水器において、浄水カート
リッジを本体に着脱自在に取付けるための機構が、浄水
カートリッジ及び本体に形成した係合又は嵌合可能な相
補形である浄水器(請求項4記載)においては、カート
リッジを容易に着脱することができ、カートリッジの交
換作業性が良くなり、前記第四の目的が達成される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の浄水器を実施例に基づいて説
明する。その一実施例に係る浄水器の外観図を図1(側
面図)、図2(側面図)及び図3(平面図)に示す。こ
の浄水器は、その殆どが合成樹脂からなり、水道蛇口に
取付けるための本体1と、この本体1に着脱自在に取付
けた浄水カートリッジ2とで構成される。本体1は、上
ケース1aと下ケース1bで構成され、両ケース1a、
1bを嵌合させることで本体1が組み立てられる。又、
本体1は、蛇口に取付けるための原水(水道水)取水口
11と、浄水カートリッジ2で浄化された浄水を取り出
すための浄水出口12と、蛇口からの原水を直接出すた
めの原水出口13と、逆洗に使用した水を排出するため
の排水口14とを有する。取水口11にはアダプタキャ
ップ15が設けられ、このアダプタキャップ15を緩め
たり締めたりすることにより、本体1を蛇口に取付ける
ことができる。又、本体1には、浄化・逆洗・原水スト
レート・原水シャワーのモード切り換えを行うためのレ
バー16が突設されると共に、レバー16のモード位置
を確認するためのポジションレンズ17が設けられてい
る。
【0014】浄水器の内部構造を図4、図5及び図6に
示す。図4は図1に示す状態での要部断面図、図5は図
2に示す状態での要部断面図、図6は図3に示す状態で
の要部断面図である。取水口11には回転可能にアダプ
タキャップ15が周設され、取水口11の内端部にはア
ダプタパッキン20が配置され、このパッキン20はメ
インバルブケース24に当接したスペーサ22によって
取水口11の内端部に密接している(図4参照)。
【0015】図4及び図6において、メインバルブケー
ス24の一端には本体1の外方まで延びるレバー16が
Uパッキン25を介して水密に突設され、レバー16の
レバー軸16aがメインバルブケース24内に延設され
ている。このレバー16を手動により切り換えることに
より、取水口11から流入した原水の流れを浄化・逆洗
・原水ストレート・原水シャワーの4つのモードのうち
のいずれかに設定することができる。又、レバー16の
操作と同時に各モード用の表示を記した文字板26が動
き、モードに応じた表示をポジションレンズ17から確
認することができるようになっている。逆洗モード以外
の浄化・原水ストレート・原水シャワーのモードは、ス
プリング28とボール30との機構により各々の位置に
固定される。
【0016】逆洗モードの機構は、図面には特に詳細に
示していないが、レバー16に設けた突起とレバー軸1
6aに巻回したスプリングとからなり、この突起とスプ
リングで逆洗時間制限機構が構成される。この機構によ
れば、レバー16を逆洗モードに保持した時には突起に
よってスプリングが圧縮され、手を離せばその圧縮され
たスプリングの復元力によってレバー16が逆洗モード
から自動的に脱するようになっている。
【0017】メインバルブケース24内には、レバー1
6のレバー軸16aに連結され、レバー16に連動して
回転する中空シャフト状のメインバルブ32が挿設さ
れ、メインバルブ32の中心空洞部は流路になってお
り、レバー16のモード位置に対応するメインバルブ3
2とメインバルブケース24との相関位置により、原水
を原水流路、逆洗流路、原水ストレート流路又は原水シ
ャワー流路のいずれかの流路に導くための流路が形成さ
れる。従って、レバー16を浄化モード位置にすれば、
メインバルブ32内の流路が原水流路に通じると共に、
メインバルブ32によって逆洗流路、原水ストレート流
路及び原水シャワー流路が閉じられる。逆洗モードで
は、メインバルブ32の流路が逆洗流路と連通し、その
他の流路が閉鎖される。原水ストレート・原水シャワー
のモードの場合も、同様に各々の流路に関する以外の流
路が塞がれる。
【0018】原水出口13において、原水ストレート流
路にはメッシュフィルタ32が取付けられると共に、原
水をシャワーにするためのシャワーキャップ34が本体
1の下ケース1bに嵌着されている。なお、原水が取水
口11からメインバルブケース24に流れ込む部分と、
メインバルブケース24から原水出口13に流れ込む部
分には、それぞれパッキン36、38が施されている。
【0019】メインバルブケース24の他端にはUパッ
キン42及びOリング43を介してサブバルブケース4
0が水密に連結され、メインバルブ32はサブバルブケ
ース40内に延びる。サブバルブケース40内に原水流
路44と逆洗流路46が開口すると共に、浄水カートリ
ッジ2からの浄水のための浄水流路47が開口し、これ
らの流路44、46、47は各モードに応じてメインバ
ルブ32によって開閉される。勿論、浄水流路47は、
浄水が原水と混ざらないようにサブバルブケース40内
の流路とは隔絶され、ケース40との連結部にてパッキ
ン54及びUパッキン55によって水密になされてい
る。
【0020】サブバルブケース40内にはサブバルブ4
8が設けられ、サブバルブ48は、リリーフキャップ5
2によって支持されたスプリング50によって弁座に常
時押圧されている。このサブバルブ48は、サブバルブ
ケース40から排水口14への流路を平常時(低水圧の
場合)には塞いでいるが、浄化モード及び逆洗モード時
に高水圧が加わった場合にスプリング50のバネ力に抗
して後退して流路を開き、高圧の原水が浄化カートリッ
ジ2内に浸入しないようにするためのものである。
【0021】図6から分かるように、この実施例では、
逆洗流路46は原水流路44よりも狭路であり、これに
より、原水の水量を調節するための流量制限機構が構成
され、逆洗時に高圧の原水が流れ込んでも逆洗流路46
に流入する原水量が制限される。これに加えて、前述し
たようにたとえ高圧の原水が流れ込んでも、サブバルブ
48が開いて原水の一部が排水口14から出るため、原
水の圧力が下がることになる。従って、流量制限機構と
サブバルブ48の相乗作用により、高圧の原水がそのま
ま逆洗流路46に流入することはなく、ほぼ一定の流量
・水圧で原水が逆洗流路46に流れることになる。な
お、原水流路44及び逆洗流路46とサブバルブケース
40との連結部にはパッキン56が施されている。
【0022】図5に示すように、浄水流路47は、水密
に連結した2つのエルボ60、62を通じて浄水出口1
2に導かれている。エルボ62の流出口にはフロート6
4が配置され、フロート64はスプリング66にてエル
ボ62の流出口に付勢されている。浄化モードでは、浄
水の水圧によってフロート64がスプリング66のバネ
力に対して押し戻され、浄水が浄水出口12から出る。
【0023】図6において、本体1に取付けられた浄水
カートリッジ2は円柱状を呈し、その内周に沿って活性
炭80が配設され、活性炭80の内側に中空糸膜82が
配置されている。浄水カートリッジ2の本体取付側に
は、本体側の原水流路44、逆洗流路46及び浄水流路
47にそれぞれ通ずる流路を有し、浄水カートリッジ2
を本体1に取付ければ、カートリッジ側の各流路と本体
側の対応流路とがそれぞれ整合する。浄水カートリッジ
2は、逆洗流路46が中空糸膜82の出口(内側)に至
る部分に濾過フィルタ84を有し、この濾過フィルタ8
4によって原水中のゴミや汚れ等が取り除かれる。浄水
カートリッジ2内では逆洗流路46と浄水流路47は共
に原水流路44に連通するが、先に述べたようにメイン
バルブケース24内のメインバルブ32の回転位置に応
じて、浄化モード時には逆洗流路46が閉じられ、逆洗
モード時には原水流路44と浄水流路47が閉じられ
る。但し、逆洗モード時には、洗浄水が原水流路44の
途中まで逆流するが、原水流路44から分岐し排水口1
4に通ずる分流路(図示せず)が開くため、洗浄水はこ
の分流路に流れ込み、排水口14から排出される。勿
論、浄化モード時に分流路は閉じており、浄化を行うた
めの原水が分流路に流れることはない。このように、レ
バー16の操作に応じて各モードに必要な流路が選択さ
れ、逆洗のための原水が浄水流路47に流れ込んだり、
浄水が逆洗流路46に流れ込んだりしないように設定さ
れている。
【0024】ところで、浄水カートリッジ2は本体1に
対して着脱自在であるが、本実施例では図5に示すよう
に、逆洗に使用した洗浄水の排水口14を兼ねるロック
バー68のほぼ中央から突出するフック70と、ロック
バー68を本体1の外方に押し出す方向に付勢するスプ
リング72と、浄水カートリッジ2の本体取付側から突
出するフック86とで着脱機構が構成される。このよう
な着脱機構によれば、スプリング72の力に抗してロッ
クバー68を本体1に向かって押し込めば、両フック7
0、86の係合が解除され、浄水カートリッジ2を本体
1から容易に取り外すことができる。一方、浄水カート
リッジ2を本体1に取付けるには、浄水カートリッジ2
を本体1に押付けると、カートリッジ側のフック86に
よって本体側のフック70がスプリング72側に若干押
し退けられるため、両フック70、86が係合し合い、
浄水カートリッジ2が本体1に固定される。
【0025】次に、上記のように構成した浄水器の作用
について述べる。まず、取水口11から取り入れた水道
水(原水)をそのままストレート又はシャワーにして出
す場合、レバー16を原水ストレート又は原水シャワー
のモード位置に切り換える。この場合、原水はメインバ
ルブケース24の下流側には流れ込まず、原水出口13
から直接出るか、或いはシャワーキャップ34によって
シャワーとなる。
【0026】浄水を得る場合にはレバー16を浄化モー
ド位置に変える。すると、メインバルブ32によって、
原水出口13への流路が断たれると共に、逆洗流路46
と分流路が閉じられ、原水流路44と浄水流路47が開
かれる。このため、原水はメインバルブ32内から原水
流路44に流れ込み、更に浄水カートリッジ2の原水流
路を経て活性炭80、中空糸膜82に順に流入する。こ
の過程で原水が浄化され、浄水が浄水流路47を通じて
浄水出口12から排出される。又、浄化モード時に高圧
の原水が流れ込んだ場合には、サブバルブケース40内
に設けたサブバルブ48が開いて、原水の一部が排水口
14から排出されるため、高圧の原水が原水流路44に
入ることはない。
【0027】逆洗モードでは、レバー16を逆洗モード
位置に保持した時だけ逆洗が行われる。そして、逆洗時
には、メインバルブ32により、逆洗流路46と分流路
が開かれ、原水流路44と浄水流路47が閉鎖される。
従って、原水は、メインバルブ32内から逆洗流路46
に入り込み、浄水カートリッジ2側の濾過フィルタ84
にてゴミ等が除去された後、中空糸膜82、活性炭80
の順に流れる。塩素を含んだ原水が逆流することで、中
空糸膜80が洗浄・殺菌される。浄化済みの洗浄水は、
原水流路44を途中まで逆流するが、原水流路44が閉
じられて分流路が開いているため、分流路を通じて排水
口14から流出する。
【0028】この逆洗モード時では、前記したように流
量制限機構である狭い逆洗流路46とサブバルブケース
40内のサブバルブ48との相乗作用により、高水圧の
原水が流れ込んでも水圧が下げられ、ほぼ一定の流量・
水圧で原水が逆洗流路46に流入する。これに加えて、
レバー16に設けた突起及びレバー軸16aに巻回した
スプリングからなる逆洗時間制限機構により、逆洗はレ
バー16を逆洗モード位置に保つ間だけ行われ、レバー
16から手を離せば逆洗モードが解除されるため、意図
的にレバー16を逆洗モード位置に維持しない限り逆洗
は続行されず、必要な時に必要な時間だけ逆洗を行うこ
とができる。
【0029】
【発明の効果】本発明の浄水器は、以上説明したように
構成されているので、下記の効果を有する。 (1)逆洗専用の濾過フィルタを備えるため、逆洗時に
は濾過フィルタによって浄化された原水が浄水カートリ
ッジ内の中空糸膜に流れ込み、中空糸膜の内側での目詰
まりや汚れは起こらない。 (2)圧力制限機構又は流量制限機構を設けてあるた
め、逆洗時に高圧の原水が流れ込んでも水圧が下げら
れ、逆洗流路から中空糸膜の内側に高圧の原水が流入す
ることはなく、中空糸膜を高水圧による破損から防護す
ることができる。 (3)逆洗時間制限機構を設けてあるため、逆洗は一定
時間に制限されるだけでなく、逆洗に最適な時間を設定
でき、長時間逆洗が不用意に続行されるようなことは皆
無になる。又、使用者は簡易な操作で最適の逆洗を行う
ことが可能となる。 (4)浄水カートリッジ及び本体に形成した係合又は嵌
合可能な相補形により浄水カートリッジを本体に着脱す
るため、浄水カートリッジの交換が非常に簡単になるば
かりか、カートリッジ固定用のカバーが不要であるため
小型化を実現できる。更には、カートリッジ交換の際に
本体に強い力が加わらず、蛇口に対する本体の取付位置
がずれたりするような不都合が減少する。 (5)逆洗専用の濾過フィルタを浄水カートリッジに設
けてあるため、浄水カートリッジの交換と同時に濾過フ
ィルタも取り替えられることになり、使用者にとっては
濾過フィルタのみをわざわざ交換する手間が省ける。 (6)逆洗専用の濾過フィルタを浄水カートリッジに設
けてあるため、濾過フィルタの寿命を浄水カートリッジ
の寿命に合わせることが可能となり、必要最小限の大き
さの濾過フィルタを採用でき、小型化を実現できる。 (7)塩素を含有する原水(水道水)を逆洗に使うた
め、雑菌の発生し易い浄水カートリッジの出口側(特に
中空糸膜の出口側)を塩素殺菌することができ、衛生的
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る浄水器の外観側面図で
ある。
【図2】図1に示す浄水器を別の角度から見た外観側面
図である。
【図3】図1に示す浄水器の外観平面図である。
【図4】図1に示す状態における浄水器の要部断面図で
ある。
【図5】図2に示す状態における浄水器の要部断面図で
ある。
【図6】図3に示す状態における浄水器の要部断面図で
ある。
【符号の説明】
1 浄水器本体 2 浄水カートリッジ 16 レバー 32 メインバルブ 44 原水流路 46 逆洗流路 47 浄水流路 70 本体側のフック 82 中空糸膜 84 濾過フィルタ 86 浄水カートリッジ側のフック

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】濾材として中空糸膜を収容した浄水カート
    リッジと、この浄水カートリッジを着脱自在に取付けた
    本体と、水道蛇口からの原水(水道水)を本体から浄水
    カートリッジ内の中空糸膜入口に導く原水流路と、浄水
    カートリッジによって浄化された浄水を浄水カートリッ
    ジから本体の放水部に導く浄水流路とを備える浄水器に
    おいて、 原水を本体から浄水カートリッジ内の中空糸膜出口に導
    く逆洗流路を備え、原水の流れを原水流路又は逆洗流路
    に切り換える弁を本体内に設け、浄水カートリッジ内に
    おける逆洗流路の中空糸膜出口よりも上流側に濾過フィ
    ルタを配置し、前記弁に連動して開閉され、逆洗済みの
    原水を排出する排水部を本体に設けたことを特徴とする
    浄水器。
  2. 【請求項2】前記逆洗流路に、この逆洗流路に流入する
    原水の水圧を調節するための圧力制限機構、又は原水の
    水量を調節するための流量制限機構を設けたことを特徴
    とする請求項1記載の浄水器。
  3. 【請求項3】逆洗時間を調節するための逆洗時間制限機
    構を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2記載
    の浄水器。
  4. 【請求項4】濾材として中空糸膜を収容した浄水カート
    リッジと、この浄水カートリッジを着脱自在に取付けた
    本体と、水道蛇口からの原水(水道水)を本体から浄水
    カートリッジ内の中空糸膜入口に導く原水流路と、浄水
    カートリッジによって浄化された浄水を浄水カートリッ
    ジから本体の放水部に導く浄水流路とを備える浄水器に
    おいて、 前記浄水カートリッジを本体に着脱自在に取付けるため
    の機構が、浄水カートリッジ及び本体に形成した係合又
    は嵌合可能な相補形であることを特徴とする浄水器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008246425A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Kuraray Co Ltd 膜モジュールの洗浄方法および膜ろ過装置
WO2012114858A1 (ja) * 2011-02-25 2012-08-30 シャープ株式会社 浄水器

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