JPH05317424A - 再使用防止シリンジ - Google Patents

再使用防止シリンジ

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JPH05317424A
JPH05317424A JP4151401A JP15140192A JPH05317424A JP H05317424 A JPH05317424 A JP H05317424A JP 4151401 A JP4151401 A JP 4151401A JP 15140192 A JP15140192 A JP 15140192A JP H05317424 A JPH05317424 A JP H05317424A
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syringe
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tip
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Yasuo Kajiwara
康男 梶原
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Nissho Corp
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    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/178Syringes
    • A61M5/31Details
    • A61M5/315Pistons; Piston-rods; Guiding, blocking or restricting the movement of the rod or piston; Appliances on the rod for facilitating dosing ; Dosing mechanisms
    • A61M5/31511Piston or piston-rod constructions, e.g. connection of piston with piston-rod
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 外筒1に摺動自在に挿入されるプランジャ2
は、その先端部を除く略全体を構成する基部側分割体9
と、プランジャ2の先端部を構成する先端部側分割体1
0とから構成されている。基部側分割体9の先端部に
は、蟻溝状の係合部15が形成され、先端部側分割体1
0の基端部には、蟻臍状とされ且つ係合部15に係合さ
れる被係合部20が形成されている。シリンジの使用後
には、プランジャ2の大半を外筒1から引き出した後、
係合部15を被係合部20に対してこじるように、基部
側分割体9に力を加えて、係合部15と被係合部20の
係合を解除させ、基部側分割体9を先端部側分割体10
から分離させる。 【効果】 容易な操作により、シリンジの再使用を防止
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、再使用防止シリンジに
関する。
【0002】
【従来の技術】シリンジでは、注射針を有する外筒内
に、その基端開口から、プランジャが軸心方向に摺動自
在に挿入されている。ところで、シリンジを再使用する
と、感染の惧れがあるため、シリンジは使い捨てとされ
ているが、シリンジをそのまま捨てたのでは、再使用さ
れて、感染事故が発生する惧れがある。そこで、従来に
おいては、シリンジの使用後に、プランジャの大半を外
筒から引き出して、プランジャを折ったり、曲げたりし
て、シリンジの再使用を防止していた。然しながら、従
来においては、プランジャは合成樹脂により一体形成さ
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、上記従来に
おいては、プランジャの強度が大であって、プランジャ
を上記のように折ったり、曲げたりすることは容易に行
えず、そのため、容易な操作により、シリンジの再使用
を防止できる提案が要望されていた。本発明の目的は、
上記問題を解決し、容易な操作により、シリンジの再使
用を防止できる再使用防止シリンジを提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の特徴とするところは、外筒内に、その基端
開口から、プランジャが軸心方向に摺動自在に挿入され
たシリンジにおいて、プランジャが、軸心方向に関して
2個の分割体に分割されて、両分割体が係合された点に
ある。
【0005】
【作用】シリンジを一回使用した後には、プランジャを
2個の分割体に分割する。これにより、分割体の係合部
分が変形して、再係合が不能となり、シリンジの再使用
が防止される。
【0006】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1乃至図5の
図面に基づき説明する。図1及び図2はシリンジを示
し、他の図面でも示すように、シリンジは、外筒1と、
プランジャ2と、注射針3とから構成されている。外筒
1は、比較的硬質の合成樹脂、例えば、ポリプロピレン
により一体形成されて、透明、又は、半透明、或いは、
不透明とされており、図3及び図4にも示すように、本
体5と、フランジ6を有する。本体5は、一定径の円筒
状とされて、先端部が閉塞状とされると共に、先端部に
注射針3が備えられている。本体5は基端で開口すると
共に、本体5の基端部の内周面には、他の部分より内径
が小径とされた小径部7が形成されている。本体5の基
端部からは、フランジ6が径方向外方に突設されてい
る。
【0007】プランジャ2は、比較的硬質の合成樹脂、
例えば、ポリプロピレンにより形成されて、透明、又
は、半透明、或いは、不透明とされている。プランジャ
2は、本体5の基端開口から内部に挿脱自在に挿入され
て、本体5内で軸心方向に摺動自在とされている。図5
にも示すように、プランジャ2は、軸心方向に関して2
個に分割され、その先端部を除く略全体を構成する基部
側分割体9と、プランジャ2の先端部を構成する先端部
側分割体10とから構成され、両分割体9,10が係合
されている。
【0008】基部側分割体9は、4枚の羽根12と押部
13を一体形成して成る。4枚の羽根12は、基部側分
割体9を主構成するもので、周方向に等配されている。
羽根12は、基部側分割体9の軸心から半径方向に延び
ると共に、上記軸心で一体化されている。径方向対称箇
所にある一対の羽根12の先端部には、他の部分よりも
幅広状に形成された幅広部14が径方向全長にわたって
形成されると共に、この幅広部14には、軸心方向前方
及び径方向に開口し且つ略T型状の蟻溝タイプの係合部
15が径方向全長にわたって形成されている。尚、明細
書中で、前側とは、注射針3の先端側を示し、後側と
は、上記の反対側を示す。押部13は、4枚の羽根12
の基端部を連結している。
【0009】先端部側分割体10は、ストッパ17と、
突出部18と、ガスケット19を有する。ストッパ17
は先端部側分割体10の基部を構成するもので、円板状
とされており、本体5の小径部7に当接して、プランジ
ャ2が外筒1から不慮に離脱することを防止する。スト
ッパ17の基端面には、後方に突出するT型状の蟻臍タ
イプの被係合部20が径方向全長にわたって形成されて
おり、この被係合部20が、基部側分割体9の係合部1
5に径方向から挿入係合されて、両分割体が係合されて
いる。尚、上記挿入時には、幅広部14が弾性変形し
て、係合部14と被係合部20が圧着し、基部側分割体
9と先端部側分割体10が確実に固定される。突出部1
8はストッパ17から軸心方向前方に突出し、この突出
部18にガスケット19が嵌脱自在に外嵌されて、スト
ッパ17と軸心方向に関して小隙を介して対向してい
る。
【0010】上記のように構成した実施例によれば、基
部側分割体9と先端部側分割体10が係合されて、プラ
ンジャ2が構成された後、プランジャ2が外筒1に挿入
されて、シリンジが構成される。これにより、シリンジ
を従来同様に使用できるのであるが、シリンジを一回使
用した後には、次のようにして、シリンジの再使用を防
止する。即ち、先ず、プランジャ2の大半を図4に示す
ように引き出して、プランジャ2のストッパ17を外筒
1の小径部7の先端部に当接させる。
【0011】次に、係合部15を被係合部20に対して
こじるように、基部側分割体9に力を加えて、図5に示
すように、係合部15と被係合部20の係合を解除さ
せ、基部側分割体9を先端部側分割体10から分離させ
る。この際、係合部15と被係合部20が変形して、再
度、係合部15と被係合部20を係合させることができ
なくなるので、シリンジの再使用が防止される。尚、係
合部15と被係合部20の係合強度は、プランジャ2を
外筒1に対して軸心方向に摺動させた際には、分離しな
い強度とされ、上記のように、こじって、分離した際の
み、係合部15と被係合部20が変形して、分離するよ
うにされている。
【0012】図6乃至図8は本発明の第2実施例を示す
もので、基部側分割体9の径方向対称箇所にある一対の
羽根12の先端部の内側部側には、蟻臍タイプの係合部
15が形成されると共に、上記一対の羽根12における
係合部15及びその軸心方向後方に続く部分の内側部に
は、切欠部22が形成されている。又、先端部側分割体
10のストッパ17の基端面からは、周方向に等配され
た4個の突起部23が軸心方向後方に突設されて、基部
側分割体9の羽根12と軸心方向に関して当接してい
る。突起部23は、先端部側分割体10の軸心から半径
方向に延びると共に、上記軸心で一体化されている。係
方向対称箇所にある一対の突起部23には、台形状とさ
れた蟻溝状の被係合部20が形成されて、この被係合部
20に、係合部15が係合されている。尚、上記係合時
には、係合部15の両側部が切欠部23側に弾性変形
し、係合状態では、係合部15と被係合部20が径方向
に関して圧着状態となり、基部側分割体9は先端部側分
割体10に確実に固定される。
【0013】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
プランジャの基部側分割体と先端部側分割体を分離させ
るという容易な操作により、シリンジの再使用を防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すシリンジの一部断面
正面図である。
【図2】同斜視図である。
【図3】図1のA−A線矢視断面図である。
【図4】図1のプランジャの大半を引き出した状態を示
す正面断面図である。
【図5】図2の基部側分割体と先端部側分割体を分離さ
せた状態を示す斜視図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す要部の正面断面図で
ある。
【図7】同要部の斜視図である。
【図8】図6のB−B線矢視断面図である。
【符号の説明】
1 外筒 2 プランジャ 3 注射針 9 基部側分割体 10 先端部側分割体 15 係合部 20 被係合部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外筒内に、その基端開口から、プランジャ
    が軸心方向に摺動自在に挿入されたシリンジにおいて、 プランジャが、軸心方向に関して2個の分割体に分割さ
    れて、両分割体が係合されたことを特徴とする再使用防
    止シリンジ。
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