JP2003205035A - 注射針引込み型注射器 - Google Patents

注射針引込み型注射器

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JP2003205035A
JP2003205035A JP2002325666A JP2002325666A JP2003205035A JP 2003205035 A JP2003205035 A JP 2003205035A JP 2002325666 A JP2002325666 A JP 2002325666A JP 2002325666 A JP2002325666 A JP 2002325666A JP 2003205035 A JP2003205035 A JP 2003205035A
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injection needle
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Takahiko Kunishige
隆彦 国重
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 製造が容易であり、また、ハブと針基の間の
嵌合に加わる外力の影響が抑制され、嵌合強度の維持が
図られた注射針引込み型注射器を提供する。 【解決手段】 内腔にプランジャー6が挿入されたバレ
ル5と、バレル5の先端部に装着された針基3と、針基
の内腔に後端側へのみ離脱が可能なように装着されたハ
ブ2と、ハブの先端部に後端部が固着された注射針4と
を備える。プランジャーをバレルの先端部に移動させる
ことによりハブの後端部11aとプランジャーの先端部
13とを係合させて、プランジャーを介して注射針をバ
レル内に引き込むことが可能である。ハブの先端部外周
面と針基の先端部内腔面との間に形成される嵌合構造に
より、ハブが針基に保持され、針基に対してハブを最も
先端側へ位置させた嵌合状態におけるハブの先端は、軸
方向において針基の先端近傍あるいはそれよりも前方に
位置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、注射針引込み型誤
穿刺防止機能を備えた安全な注射器に関する。より詳細
には、注射針が固着されたハブと(注射器先端部に注射
針を装着するための)針基の嵌合構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】誤穿刺防止機能を備えた注射器として、
例えば、特許文献1あるいは特許文献2に開示されたよ
うな、使用後に注射針をバレル(外筒)内に引込むタイ
プのものがある。それらの文献に記載された注射器は、
注射針が固着されたハブとプランジャー(内筒)とを係
合させる機構を有し、使用後にハブとプランジャーとを
係合させて、プランジャーを介して注射針をバレル内に
引き込むことが可能である。
【0003】特許文献2に開示された注射器において
は、注射針付きのハブと針基との間の適度な嵌合強度に
加えて、ハブ外面と針基内腔面との当接によって得られ
る液密性(液体シールド性能)を保持することが必要で
ある。この液密性を良好に保持するためには、ハブ外面
と針基内腔面との当接部位を、軸方向に長い広い面では
なく、軸方向において線状に近い細い環状の面にするこ
とが望ましい。しかし、嵌合強度は当接面積が広い程大
きいことを考えれば、そのようにすることはマイナス要
因となることが判る。
【0004】また、そのように線状の当接部でハブと針
基が嵌合されていると、製造時には、所定の嵌合強度を
有していても、輸送や保管状態によって嵌合強度が低下
し易くなり、針基からハブが離脱する危険性が増加す
る。そのため、上述の注射針引込み型注射器の構造にお
いて、液密性と嵌合強度を付与し、それを維持させるこ
とは、非常に困難であった。
【0005】さらに、特許文献2に開示されたような従
来例の注射針引込み型注射器を製造する場合、以下のよ
うな解決の困難な問題があった。図6に、従来例の注射
針引込み型注射器を構成する注射針装着構造体21の断
面形状の一例を示す。
【0006】注射針装着構造体21は、ハブ22、針基
23、及び注射針24からなる。ハブ22の先端部が針
基23の内腔後部に嵌合し、注射針24の後端部がハブ
22の内腔22aの先端部に嵌合している。針基23の
内腔は、先端部内腔23a、中央部内腔23b、後部内
腔23cからなる。中央部内腔23bにハブ22の先端
部が嵌合し、保持される。先端部内腔23aと中央部内
腔23bの境界に形成された段部により、ハブ22は先
端側への移動が阻止され位置規制される。ハブ22は、
後部に一対の係合脚25を有し、係合脚25の先端に
は、外方に突出する引込み用突起25aが形成されてい
る。
【0007】この注射針装着構造体21は、図示されて
いないが、バレルの先端に装着されて注射器を構成す
る。その状態で、係合脚25はバレル内に位置する。バ
レル内に摺動可能に装着されたプランジャーは、その先
端に、引込み用突起25aと係合可能な係合部を有す
る。その係合を介して、プランジャーをバレル後方に向
かって引き出す操作により、ハブ22がバレル内に引込
まれる。
【0008】上記構成においては、ハブ22を針基23
の後端から装着しなければならないので、注射針24と
ハブ22を針基23に装着する方法が制限される。一般
的には、先ず注射針24をハブ22に固着し、その後、
注射針24付きのハブ22を針基23の後端から挿入し
て、ハブ22を針基23に嵌合させる方法が考えられ
る。
【0009】しかし、この方法では、注射針24の先端
が針基23の先端部内腔23aを通過することが必要
で、その際に注射針24の刃先を損傷する恐れがある。
また、針基23の内面を注射針24の刃先で削ることに
よって、バリ等(削り込みや削りかす)が発生する恐れ
がある。しかも、注射器は通常、自動組立てにより製造
されるため、注射針24の刃先を針基23の内面に接触
させずに挿通しようとすると、自動組立て装置に対し
て、かなりの精度を要求することになる。以上の理由に
より、上述の方法は採用し難い。
【0010】したがって、この注射器を製造するために
は、図7(a)〜(c)に模式的に示すような工程が必
要であった。
【0011】先ず図7(a)に示すように、ハブ22を
針基23内に嵌合させて次の工程に供給する。次に注射
針24をハブ22に装着する前に、図7(b)に示すよ
うに、一旦ハブ22を針基23から外し後方に移動させ
て、ハブ22の先端が針基23の後端から露出した状態
にする。この状態で、注射針24の後端部24aを針基
23の先端から挿入し、図7(c)に示すように、針基
23の後端から露出しているハブ22の内腔22aの先
端部に嵌合させる。次に側方に配した接着剤塗布装置2
6によって、露出したハブ22の先端部に接着剤27を
塗付する。次に、注射針24が固着されたハブ22は、
針基23の先端側に移動され、針基23の中央部内腔2
3bに嵌合される。この方法によれば、注射針24は後
端部24aから針基23に挿入されるため、注射針24
の刃先の損傷は解消できる。
【0012】
【特許文献1】特開平7−51372号公報(図5、図
9)
【0013】
【特許文献2】特開平11−342200号公報(図
3、図5、図8)
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記の製造方法
は、図7(a)〜(c)から明らかなように、工程が煩
雑で、手間がかかる。しかも、ハブ22からの注射針2
4の離脱、あるいは逆に、余剰の接着剤による針基23
とハブ22との固着等の不良品発生を防止するために
は、少量の接着剤を過不足なく、ハブ22の所定の領域
にのみ塗付する精度が要求される。以上のように、この
製造方法も自動組立て装置に適用し難いものであった。
【0015】また、上記の引込み式注射器においては、
針基23の先端部内腔23aに対する注射針24の挿通
許容度(コンプライアンス)を大きくするために、先端
部内腔23aの径が注射針24の外径よりも大きめに形
成される。そのため、図8に示すように、注射針24に
横方向の力F1が加わった時に、横方向に振れた注射針
24が針基23の先端部に当接する。その当接箇所がて
この支点28となって、注射針24の後端部24aか
ら、中央部内腔23bにおける針基23とハブ22の嵌
合部位29に横方向の力F2が加わる。
【0016】力F1による注射針24の変位が小さいも
のであっても、ハブ22と針基23との嵌合部位29が
支点28から離れているので、嵌合部位29における力
F2によるハブ22の変位は大きくなる。したがって、
注射針24が針基23の先端部でガタつくことが、ハブ
22と針基23の嵌合を弱める重要な要因となる。この
ように、従来タイプの引込み式注射器では、ハブ22と
針基23との嵌合部位29が針基23の奥部である中央
部内腔23bにあり、支点28となる針基23の先端部
から距離が離れていることが、ハブ22と針基23の嵌
合状態を維持するための障害となる。
【0017】従って、本発明は、製造が容易な注射針引
込み型注射器を提供することを目的とする。また本発明
は、ハブと針基の間の嵌合に加わる外力の影響を抑制
し、嵌合強度の維持を図ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の注射針引込み型
注射器は、内腔にプランジャーが挿入されたバレルと、
前記バレルの先端部に装着された針基と、前記針基の内
腔に後端側へのみ離脱が可能なように装着されたハブ
と、前記ハブの先端部に後端部が固着された注射針とを
備える。前記プランジャーを前記バレルの先端部に移動
させることにより前記ハブの後端部と前記プランジャー
の先端部とを係合させて、前記プランジャーを介して注
射針をバレル内に引き込むことが可能である。上記課題
を解決するために、前記ハブの先端部外周面と前記針基
の先端部内腔面との間に形成される嵌合構造により、前
記ハブが前記針基に保持され、前記針基に対して前記ハ
ブを最も先端側へ位置させた嵌合状態における前記ハブ
の先端は、軸方向において前記針基の先端近傍あるいは
それよりも前方に位置する。
【0019】または、前記針基の先端部内腔径は、前記
ハブの先端部外径と実質的に同一かそれよりも大で、か
つ前記バレルの先端部内径よりも小であり、前記針基に
対して前記ハブを最も先端側へ位置させた嵌合状態にお
ける前記ハブの先端は、軸方向において前記針基の先端
近傍あるいはそれよりも前方に位置する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。図1Aは、一実施の形態
における注射針引込み型注射器を、一部省略して示した
断面図である。
【0021】1は注射針装着構造体であり、略円筒状の
針基3の内腔に嵌合された略円筒状のハブ2と、ハブ2
の先端部に固着された注射針4とを含む。ハブ2は、針
基3に対して後端側へのみ離脱が可能である。この注射
針装着構造体1は、針基3の後端部が略円筒状のバレル
5の先端部と結合することにより、バレル5に装着され
て注射器を構成する。6は、バレル5の内腔に挿入され
たプランジャー6である。プランジャー6は、プランジ
ャー本体6aと、ガスケット7からなる。
【0022】バレル5の先端部には、内壁8と外壁9が
形成され、内壁8と外壁9の間に針基3の後端部が挿入
される。外壁9の先端内側に形成された係止部9aが、
針基3の後端に形成された結合部10に係合し、それに
より、バレル5に対する注射針装着構造体1の装着が保
持される。
【0023】ハブ2は、後端部に係合脚11を有し、係
合脚11には、その先端部に引込み用突起11aが、側
部に保持突起11bが形成されている。保持突起11b
がバレル5の先端部に設けられたハブ保持部12と係合
することにより、ハブ2は針基3に対する後端側への移
動が規制されている。ハブ保持部12を針基3の後端部
に設けた構造とすることもできる。プランジャー本体6
aの先端部には、引込み用突起11aと係合可能な係合
部13を有する。
【0024】図1B、1Cに、この注射針引込み型注射
器の動作を示す。図1Bに示すように、プランジャー6
をバレル5の先端まで移動させると、プランジャー本体
6aの係合部13の中に、係合脚11の引込み用突起1
1aが入り込む。それにより、係合脚11がプランジャ
ー本体6aに係合するとともに、係合脚11が変形し
て、保持突起11bとハブ保持部12の係合が外され
る。従って、図1Cに示すように、プランジャー6をバ
レル5の後端側に向かって移動させると、針基3に対す
るハブ2の嵌合が外れ、注射針4をバレル5内に引き込
むことができる。注射針4の先端を完全にバレル5内に
引き込むことにより、誤穿刺防止の状態が得られる。
【0025】次に、本発明の特徴部分である注射針装着
構造体1について、詳細に説明する。注射針装着構造体
1の軸方向の断面図を図2に示す。図3(a)、(b)
にそれぞれ、ハブ2および針基3の断面図を示す。
【0026】注射針装着構造体1は、ハブ2の先端部外
周面と針基3の先端部内腔面に形成された嵌合構造を有
し、それにより、ハブ2が針基3に保持される。嵌合構
造は、軸方向の前部に設けられた嵌合維持領域と、後部
に設けられた液密確保領域とを含む。嵌合維持領域は、
ハブ先端部2aの外面と針基3の先端部内腔3aにより
形成される。液密確保領域は、ハブ中央部2bの外面と
針基3の中央部内腔3bにより形成される。注射針4の
基端部は、ハブ2の先端側に形成された針固定孔14に
挿入され、接着剤15によって固着されている。
【0027】針基3の後部内腔3cに位置するハブ2の
後端部には、位置規制突起2cが設けられている。位置
規制突起2cが、針基3の中央部内腔3bと後部内腔3
cの境界に形成された段部に当接することにより、ハブ
2は先端側への移動が阻止され位置規制される。従って
ハブ2は、針基3の後端側へのみ離脱可能である。図2
のように、針基3に対してハブ2を最も先端側へ位置さ
せた嵌合状態におけるハブ先端2dは、針基3の先端か
ら露出する。
【0028】ハブ先端2dは、針基3の先端から僅かに
奥側に引込んでいても良い。要するに、ハブ先端2d
は、軸方向において針基3先端の近傍に位置すればよ
い。針基3先端の近傍とは、注射針4を針固定孔14に
挿入し、その挿入箇所に接着剤15を塗布する工程にお
いて、接着剤塗布装置が容易に挿入可能な程度に、針基
3の先端に近接した位置を意味する。ハブ2と針基3に
嵌合させた時に、ハブ先端2dの針基3先端からの引込
み量が3mm程度以内であれば、実用上許容できる。ハ
ブ先端2dの針基3先端から突出する場合、上述の意味
での許容範囲はないが、注射器として通常の使用に不都
合を生じない範囲で適宜設定される。
【0029】図3(b)に示されるように、嵌合維持領
域を形成する針基3の先端部内腔3aの内面には、縦筋
状のリブ16が形成されている。また液密確保領域を形
成する針基3の中央部内腔3bの内面には、環状突起1
7が形成されている。図2に、環状突起17とハブ2の
外面との当接状態が示される。また図2のA−A断面が
図4Aに、図2のB−B断面が図4Bに拡大して示され
る。図4Aに示されるように、リブ16は周方向に3本
設けられ、それぞれのリブ16は等間隔に配置されてい
る。
【0030】以上の構成においては、3本のリブ16と
ハブ先端部2aの外面との当接で生じる圧接力により、
実質的にハブ2と針基3の嵌合が維持される。また、環
状突起17とハブ中央部2bの外面との密着により、針
基3とハブ2間の液密性が確保される。
【0031】ハブ中央部2bの外面は、後方に向かって
径大となる緩やかなテーパーが形成されている。従っ
て、液密確保領域における針基3とハブ2との当接は、
針基3内腔面に形成された環状突部17と、テーパーの
形成されたハブ2外面との間でなされる。これにより、
針基3とハブ2の嵌合を円滑に行うことが可能となる。
すなわち、テーパーのあるハブ2外面を針基3の環状突
部17が滑らかに摺動できるため、容易にしかも確実に
液密性を確保できる。このテーパーは、ハブ中央部2b
の外面のみに形成され、ハブ先端部2aの外面には形成
されていない。また必要に応じて、針基3内腔に軸方向
のテーパーを形成し、ハブ2外面に環状突部を設けた構
成にすることもできる。
【0032】上記構成の注射針装着構造体1を製造する
方法の一例について、図5を参照して説明する。まず、
ハブ2を針基3の後端側から挿入し、ハブ先端部2aお
よびハブ中央部2bを針基3の先端部内腔3aおよび中
央部内腔3bに嵌合させて、図5に示す状態にする。次
に、針基3の先端から露出しているハブ先端2dの針固
定孔14に、注射針基端部4aを挿入し、図2に示した
ように接着剤15を用いて固着する。あるいは接着剤1
5を用いず、針固定孔14と注射針基端部4aの嵌合に
より、単に挿入するのみで固着が完了するように構成す
ることもできる。
【0033】以上のような構成、および製造方法を用い
ることにより、注射針装着構造体1の製造工程が簡素化
される。その理由は以下のとおりである。まず、本発明
のハブ2と針基3との嵌合構造においては、針基3の先
端部内腔3aおよび中央部内腔3bについて、注射針4
の挿通許容性を考慮する必要が無い。何故ならば、ハブ
2と針基3とを嵌合した時にハブ先端2dが針基3の先
端の近傍に位置するため、注射針4をハブ2に挿入する
際、針基3の内面に接触することがないからである。注
射針4をハブ2へ埋込む際には、図5に示すように、針
基3の先端から露出しているか、あるいは僅かに引込ん
だ位置にあるハブ先端2dから覗く針固定孔14に、注
射針基端4aを直接挿入することができ、工程の実施が
容易である。さらに、針基3に注射針4を挿入しなくて
も良いので、自動組立て装置に要求される精度を緩和で
き、製造工程を簡素化できる。
【0034】上記構成の注射針装着構造体1の場合、以
下のような他の製造方法を用いることもできる。まず、
ハブ先端2dの針固定孔14に注射針基端部4aを挿入
して固定する。次に、注射針付のハブ2を、針基3に対
して後方から挿入する。つまり、注射針4の先端を針基
3の後部内腔3cから挿入して、先端部内腔3aを通し
てと針基3から突き出させ、さらに、ハブ先端部2aと
針基3の先端部内腔3aとが嵌合するまでハブ2を押し
込む。注射針付のハブ2は、ハブ2の成型時に注射針を
組み込むいわゆるインサート成型により、作製すること
もできる。インサート成型により作製した注射針付のハ
ブ2を針基3に装着することにより、図7(a)〜
(c)に示したような煩雑な工程がいっそう簡略化され
る。
【0035】このように簡単な方法は、ハブ先端部2a
を針基3の先端部内腔3aに嵌合させた構造を前提とし
て可能となっている。その理由は次のとおりである。つ
まり、そのような嵌合構造とするためには、針基3の先
端部内腔3aの径が、ハブ先端部2aの外径と略同等で
あることが必要である。その結果、先端部内腔3aの径
は、注射針4の外径に比べてハブ2の肉厚分大きく、注
射針4の外径よりも十分に大きい。従って、注射針4を
針基3の内腔に挿入した際に、注射針4の先端により針
基3の内腔面を損傷する可能性は小さく、上記のような
製造方法を容易に用いることができる。
【0036】例えば、引込み型の注射器として供される
注射針4の最大径は、1.25mm以下である。バレル
先端内壁8の内径は、汎用の注射針針基にも装着可能と
するために、2.7〜3.0mmが好ましい。注射針4
の最大径およびバレル先端内壁8の内径から想定される
ハブ先端部2aの外径の好ましい範囲は、2.2〜2.
9mmである。このハブ先端部2aの外径の範囲から算
定される針基3の先端部内腔3aの径の好ましい範囲
は、2.25〜2.95mmである。従って、先端部内
腔3aの径は、注射針4の最大径よりも十分に大きい。
【0037】ここで、先端部内腔3aの径は、リブ16
が形成されていない部分の径をいう。リブ16の頂部を
含む径は、嵌合による押圧力を発生するために、ハブ先
端部2aの外径と実質的に同等以下であることが望まし
い。従って、リブ16が形成されない場合は、先端部内
腔3aの径をハブ先端部2aの外径と実質的に同等以下
とする。
【0038】上記の注射針装着構造体1の構成によれ
ば、針基3とハブ2の嵌合力を効果的に維持することが
できる。嵌合力の維持には、種々の要因が関係する。そ
の中でも、従来の技術において説明した、注射針4の横
振れによるガタつきを防止することが重要である。その
ための最も簡単な方策は、ハブ2と針基3との嵌合部位
を針基3先端側に配置することである。注射針4が振れ
る際に針基3先端部が支点として作用することを考慮す
ると、嵌合部位を針基3先端に近づけることによって、
注射針4の横振れにより発生する嵌合部位への加圧力を
減弱することができることが判る。上記の注射針装着構
造体1においては、嵌合維持領域がハブ先端部2aの外
面と針基3の先端部内腔3aにより形成されるので、針
基3とハブ2の嵌合強度の低下が効果的に抑制される。
【0039】また、上記構成は、嵌合力の向上にも効果
的である。嵌合力の向上には、針基とハブの嵌合部位に
おける密接性の関与が大きい。ここでいう、嵌合部位に
おける密接性とは、液密性とは異なり、嵌合部位がガタ
つかないように相互に確実に当接した状態を意味する。
上述のとおり、本実施の形態のハブ2と針基3との嵌合
構造においては、針基3の先端部内腔3aおよび中央部
内腔3bについて、注射針4の挿通許容性を考慮する必
要が無い。その結果、針基3の先端部内腔3aおよび中
央部内腔3bの径は、ハブ2の外面との嵌合のみを考慮
すれば良い。従って、先端部内腔3aおよび中央部内腔
3bにハブ2が密接する寸法に構成して、実用上は、嵌
合のガタつきを実質的に回避できる。
【0040】針基とハブの当接は、全面的な当接に限ら
ず部分的な当接であってもよく、当接した各ポイントに
おいて確実な当接状態が得られればよい。従って図4A
に示したように、針基3の内腔面に複数の縦筋状リブ1
6を形成し、これらの各リブ16とハブ先端部2aの外
面の当接によって得られる嵌合を用いることができる。
この嵌合は、液密性を提供するものではないが、確実な
嵌合力を得るためには効果的である。図4Aに示される
とおり、一本のリブ16がハブ2外面に当接する面積は
少ないものの、3本のリブ16によってハブ2外面が周
囲から均等に把持され、十分な嵌合強度が得られる。ま
た、軸方向に形成された複数のリブとハブの外面との当
接による嵌合は、全周面の当接による嵌合に比べて、嵌
合操作が容易である。
【0041】形成するリブの数としては、コスト・手間
と効果の兼合いから、2〜4個が好ましい。なお、嵌合
維持領域を形成する先端部内腔3aの内面に、縦筋状の
リブ16に代えて、他の形状の突起あるいは突部を形成
してもよい。ハブ先端部2aの外面との間に適切な圧接
力を生じるものであれば、リブ16と同様に機能する。
また、それらの突起や突部を、ハブ先端部2aの外面に
形成しても、同様に機能させることができる。
【0042】さらに本実施の形態の構成は、ハブと針基
の間の十分な嵌合強度および液密性を両立させるために
有効である。つまり、ハブ2と針基3との嵌合構造が嵌
合維持領域と液密確保領域とに分散して構成されている
ので、各領域を、各々の機能に最適な構造にすることが
可能だからである。上記構成においては、嵌合維持領域
に縦筋状のリブ16を用い、液密確保領域に環状突起1
7を用いることにより、機能の両立を実現している。こ
れについて、以下により具体的に説明する。
【0043】十分な嵌合強度を得るためには、全体的な
嵌合部位における当接面積の増加が必要である。但し、
単純に嵌合部の当接面積を増やしただけでは、ハブと針
基との間の液密性を阻害することになり兼ねない。従っ
て、液密性を確保した上で嵌合部の当接面積を増加する
ことが重要である。そのためには、嵌合部位の分散化が
有効である。すなわち、嵌合維持領域と液密確保領域を
別個に設けることにより、嵌合維持領域では、液密性を
考慮しないで所定の嵌合強度を確保する構成とし、液密
確保領域では、嵌合強度を考慮せずに、環状の狭い領域
で液密性を確保することができる。
【0044】上記の構成において、嵌合維持領域が、液
密確保領域よりも針基の先端側に形成されることが好ま
しい。それにより上述のとおり嵌合部位を針基先端側に
配置することができ、嵌合力を維持する効果を十分に得
ることができる。しかも、針基後端側で液密性を保持す
ることになるため、針基内腔に滞留される注射器内の薬
液のデッド・ボリューム(Dead Volume)を減少でき
る。嵌合維持領域は、針基先端から注射針軸方向の後方
に0〜5mmまでに配置されることが好ましい。
【0045】嵌合維持領域を軸方向に複数箇所設けて、
既述した注射針を介して加えられる力による嵌合強度の
減弱を防止することもできる。このとき、嵌合維持領域
となる嵌合部位が多すぎても意味が無く、場合によって
は液密性を損なうこともあるので、2〜3箇所までとす
る。
【0046】また、液密確保領域の液密性を低下させず
に、嵌合部位の密接性を増加するには、ハブと針基との
嵌合が、針基内腔面またはハブ外面に形成された凸形状
と対向面との当接によってなされることが好ましい。例
えば、図2、図3Bおよび図4Bに示したように、針基
3内腔面に形成されたリブ16および環状突起17とハ
ブ2外面との当接による嵌合は効果的である。このよう
な構成とすることで、上述のとおり、一箇所当たりの当
接面積は少ないが、当接部位が分散されて多数あること
により、全体的な密接性を十分に得ることは可能であ
る。また、嵌合維持領域における嵌合部位は、液密確保
領域とは離れた位置にあり、しかも凸形状一箇当たりの
当接面積が小さい。そのため、嵌合維持領域における嵌
合力は、液密確保領域における嵌合状態に与える影響が
少なく、液密確保領域における液密性を阻害する可能性
は低い。
【0047】次に、図3(a)を参照して、ハブ2の形
状・寸法について、簡単に説明する。ハブ2に形成され
た針固定孔14の先端側内腔面は、注射針4を挿入し易
いように、先端側の内径が大きくなるテーパー状に形成
されている。また、針固定孔14の先端寄りに、注射針
4をより強固に保持するための2本の環状溝18が刻ま
れている。また、既述したようにハブ中央部2bの外面
には、テーパーの付いた環状突起当接部を形成する。テ
ーパーの形成されている範囲は、ハブ中央部2bの先端
から0〜4.0 mmまでである。既述のように、ハブ
先端部2aの外面は直壁(非テーパー)となっている。
さらにハブ先端部2aの外面とハブ中央部2bの外面の
境界には段差が形成され、位置規制突起2cとともに、
ハブ2の先端側への移動を防止する。
【0048】次に針基3の形状・寸法について、簡単に
説明する。針基3の先端部内腔3a、および中央部内腔
3bの径は、基本的には、ハブ2外径によって規定され
る。ただし、ハブ中央部2bの外面にはテーパーが形成
されているので、軸方向に沿って僅かに径が変化する。
リブ16は、針基3先端から1〜5.0mmの位置まで
筋状に形成されている。環状突起17は、針基3先端か
ら2〜7mmの位置に、0.3〜3.0mmの幅で形成
されている。針基3の後部内腔3cは十分に径大に形成
され、後方からハブ2を挿入し易くなっている。
【0049】ハブ2と針基3との嵌合強度については、
両者の当接に基づき相互に当接する部分に加わる力が、
5〜15N/cm2になるように設計することが好まし
い。その範囲であれば、使用時までは偶発的には外れ難
く、使用後は施術者によって容易にに嵌合を外すことが
できる。
【0050】
【発明の効果】本発明の注射針引込み型注射器によれ
ば、ハブの先端が針基の先端近傍に位置する構成を有す
るので、製造工程が簡素化され、コストを低減できる。
自動組立て装置においても、従来の製造法で必要な精度
が要求されないので、汎用装置を利用または転用でき
る。さらに、注射針の刃先を保護可能な製造方法を適用
できる。
【0051】また、ハブと針基の嵌合部位が針基先端側
に配置されているので、注射針の横振れに起因する嵌合
部位への加圧力を減弱することができ、針基とハブの嵌
合強度の低下が効果的に抑制される。従って、嵌合力を
長期間維持可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1A】 本発明の一実施の形態における注射針引込
み型注射器を、一部省略して示した断面図
【図1B】 同注射針引込み型注射器の動作を示す断面
【図1C】 同注射針引込み型注射器の動作を示す断面
【図2】 図1の注射器を構成する注射針装着構造体の
断面図
【図3】 (a)は図2の注射針装着構造体を構成する
ハブを示す断面図、(b)は図2の注射針装着構造体を
構成する針基を示す断面図
【図4A】 図2のA−A断面を拡大して示す断面図
【図4B】 図2のB−B断面を拡大して示す断面図
【図5】 図1の注射器の製造工程を示す断面図
【図6】 従来例の注射針引込み型注射器を構成する注
射針装着構造体の断面図
【図7】 図6の注射針装着構造体の製造手順を示す模
式図
【図8】 図6の注射針装着構造体の問題を説明するた
めの模式図
【符号の説明】
1 注射針装着構造体 2 ハブ 2a ハブ先端部 2b ハブ中央部 2c 位置規制突起 2d ハブ先端 3 針基 3a 先端部内腔 3b 中央部内腔 3c 後部内腔 4 注射針 4a 注射針基端部 5 バレル 6 プランジャー 6a プランジャー本体 7 ガスケット 8 内壁 9 外壁 9a 係止部 10 結合部 11 係合脚 11a 引込み用突起 11b 保持突起 12 ハブ保持部 13 係合部 14 針固定孔 15 接着剤 16 リブ 17 環状突起 18 環状溝 21 注射針装着構造体 22 ハブ 22a 内腔 23 針基 23a 先端部内腔 23b 中央部内腔 23c 後部内腔 24 注射針 24a 後端部 25 係合脚 25a 引込み用突起 26 接着剤塗布装置 27 接着剤 28 支点 29 嵌合部位 F1、F2 力

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内腔にプランジャーが挿入されたバレル
    と、前記バレルの先端部に装着された針基と、前記針基
    の内腔に後端側へのみ離脱が可能なように装着されたハ
    ブと、前記ハブの先端部に後端部が固着された注射針と
    を備え、前記プランジャーを前記バレルの先端部に移動
    させることにより前記ハブの後端部と前記プランジャー
    の先端部とを係合させて、前記プランジャーを介して注
    射針をバレル内に引き込むことが可能である注射針引込
    み型注射器において、 前記ハブの先端部外周面と前記針基の先端部内腔面との
    間に形成される嵌合構造により、前記ハブが前記針基に
    保持され、前記針基に対して前記ハブを最も先端側へ位
    置させた嵌合状態における前記ハブの先端は、軸方向に
    おいて前記針基の先端近傍あるいはそれよりも前方に位
    置することを特徴とする注射針引込み型注射器。
  2. 【請求項2】 内腔にプランジャーが挿入されたバレル
    と、前記バレルの先端部に装着された針基と、前記針基
    の内腔に後端側へのみ離脱が可能なように装着されたハ
    ブと、前記ハブの先端部に後端部が固着された注射針と
    を備え、前記プランジャーを前記バレルの先端部に移動
    させることにより前記ハブの後端部と前記プランジャー
    の先端部とを係合させて、前記プランジャーを介して注
    射針をバレル内に引き込むことが可能である注射針引込
    み型注射器において、 前記針基の先端部内腔径は、前記ハブの先端部外径と実
    質的に同一かそれよりも大で、かつ前記バレルの先端部
    内径よりも小であり、前記針基に対して前記ハブを最も
    先端側へ位置させた嵌合状態における前記ハブの先端
    は、軸方向において前記針基の先端近傍あるいはそれよ
    りも前方に位置することを特徴とする注射針引込み型注
    射器。
  3. 【請求項3】 前記針基に対して前記ハブを最も先端側
    へ位置させた嵌合状態における前記ハブの先端が、軸方
    向において前記針基の先端と実質的に等位にある請求項
    1または2に記載の注射針引込み型注射器。
  4. 【請求項4】 前記針基に対して前記ハブを最も先端側
    へ位置させた嵌合状態における前記ハブの先端が、前記
    針基の先端から露出しているか、または前記針基の先端
    から引込んでいる請求項1または2に記載の注射針引込
    み型注射器。
  5. 【請求項5】 前記嵌合構造が、前記針基の内腔面また
    は前記ハブの外面の一方に形成された凸形状と他方の対
    向面との当接によって形成された請求項1または2に記
    載の注射針引込み型注射器。
  6. 【請求項6】 前記嵌合構造は、軸方向に別個に設けら
    れた嵌合維持領域と液密確保領域とを含み、前記嵌合維
    持領域は前記針基と前記ハブの嵌合を維持する機能を有
    し、前記液密確保領域は前記針基と前記ハブの間の液密
    性を確保する機能を有する請求項5に記載の注射針引込
    み型注射器。
  7. 【請求項7】 前記嵌合維持領域が、前記液密確保領域
    よりも前記針基の先端側に形成された請求項5に記載の
    注射針引込み型注射器。
  8. 【請求項8】 前記嵌合維持領域における前記嵌合構造
    が、前記針基内腔面の軸方向に形成された複数のリブと
    前記ハブ外面との当接によって形成された請求項6また
    は7に記載の注射針引込み型注射器。
  9. 【請求項9】 前記液密確保領域における前記嵌合構造
    が、前記針基内腔面に形成された環状突部と、前記ハブ
    外面の軸方向に形成された先端から後端側に向かって径
    大となるテーパーとによって形成され、前記環状突部と
    前記ハブ外面との当接によって液密性が確保される請求
    項6〜8のいずれか1項に記載の注射針引込み型注射
    器。
  10. 【請求項10】 インサート成型された注射針付きの前
    記ハブが前記針基に装着された請求項1〜9のいずれか
    1項に記載の注射針引込み型注射器。
  11. 【請求項11】 前記ハブは後端部に係合脚を有し、前
    記係合脚はその先端部に形成された引込み用突起と側部
    に形成された保持突起とを有し、前記引込み用突起は前
    記プランジャーの先端部と係合可能であり、前記保持突
    起が前記バレルの先端部または前記針基の後端部に設け
    られたハブ保持部と係合することにより、前記ハブは前
    記針基に対する後端側への移動が規制され、前記引込み
    用突起が前記プランジャーの先端部と係合したときに、
    前記保持突起と前記ハブ保持部の係合が外されるように
    構成された請求項1または2に記載の注射針引込み型注
    射器。
  12. 【請求項12】 前記ハブと前記針基との嵌合により相
    互に当接する部分に加わる力が、5〜15N/cm2
    ある請求項1に記載の注射針引込み型注射器。
  13. 【請求項13】 針基の内腔に後端側へのみ離脱が可能
    なように装着されたハブと、前記ハブの先端部に後端部
    が固着された注射針とを備えた、注射針引込み型注射器
    を構成するための注射針装着構造体であって、 前記針基は内腔にプランジャーが挿入されたバレルの先
    端部に装着可能であり、 前記ハブは後端部に前記プランジャーの先端部と係合可
    能な引込み用突起が設けられ、 前記ハブの先端部外周面と前記針基の先端部内腔面との
    間に形成される嵌合構造により、前記ハブが前記針基に
    保持され、前記針基に対して前記ハブを最も先端側へ位
    置させた嵌合状態における前記ハブの先端部が、軸方向
    において前記針基の先端近傍あるいはそれよりも前方に
    位置する注射針装着構造体。
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