JPH0531732A - フープ成形品の不要樹脂部除去装置 - Google Patents
フープ成形品の不要樹脂部除去装置Info
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- JPH0531732A JPH0531732A JP21278591A JP21278591A JPH0531732A JP H0531732 A JPH0531732 A JP H0531732A JP 21278591 A JP21278591 A JP 21278591A JP 21278591 A JP21278591 A JP 21278591A JP H0531732 A JPH0531732 A JP H0531732A
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- Japan
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- hoop
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- resin
- runner
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/38—Cutting-off equipment for sprues or ingates
- B29C45/382—Cutting-off equipment for sprues or ingates disposed outside the mould
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
- Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フープ成形品から効率的にカル、ランナー等
の不要樹脂部を剥離除去することを目的とする。 【構成】 フープ１０を長尺体のまま長手方向に移送し
つつ樹脂成形して成るフープ成形品１２からカル、ラン
ナー等の不要樹脂部を除去するフープ成形品の不要樹脂
部除去装置において、前記フープ成形品１２を搬送する
搬送位置に、フープ成形品を両面から挟むパッケージ押
さえローラ３２およびカル・ランナー分離ローラ３４を
設け、前記パッケージ押さえローラおよびカル・ランナ
ー分離ローラに並べて、フープ成形品が前記パッケージ
押さえローラおよびカル・ランナー分離ローラを通過し
た後、フープ成形品の走行方向が屈曲するよう移送方向
を案内する分離ローラ３６を設ける。
の不要樹脂部を剥離除去することを目的とする。 【構成】 フープ１０を長尺体のまま長手方向に移送し
つつ樹脂成形して成るフープ成形品１２からカル、ラン
ナー等の不要樹脂部を除去するフープ成形品の不要樹脂
部除去装置において、前記フープ成形品１２を搬送する
搬送位置に、フープ成形品を両面から挟むパッケージ押
さえローラ３２およびカル・ランナー分離ローラ３４を
設け、前記パッケージ押さえローラおよびカル・ランナ
ー分離ローラに並べて、フープ成形品が前記パッケージ
押さえローラおよびカル・ランナー分離ローラを通過し
た後、フープ成形品の走行方向が屈曲するよう移送方向
を案内する分離ローラ３６を設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は樹脂成形後のフープ成形
品からカル、ランナー等の不要樹脂部を除去するフープ
成形品の不要樹脂部除去装置に関する。
品からカル、ランナー等の不要樹脂部を除去するフープ
成形品の不要樹脂部除去装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】トランジスタ製品等のような小型の樹脂
封止部を有する半導体装置の製品では、図１に示すよう
に、長尺のフープ１０を１ショットずつ樹脂成形し、シ
ョット範囲ごと間欠的に順送りして長尺体のまま次々に
樹脂成形して製造する製品がある。図２はフープ１０を
樹脂成形していく状態を説明的に示す。フープ１０には
所定のリードパターンが形成されており、成形装置１１
で樹脂成形された後、順次先送りされてフープ１０の全
体にわたって樹脂成形される。図示した例は１回の成形
操作で２単位を樹脂成形する例である。また、樹脂成形
用のポットはフープ１０の両サイドに設けられ、フープ
成形品１２は両側縁に硬化したカル１４およびランナー
１６が付着したものとなっている。
封止部を有する半導体装置の製品では、図１に示すよう
に、長尺のフープ１０を１ショットずつ樹脂成形し、シ
ョット範囲ごと間欠的に順送りして長尺体のまま次々に
樹脂成形して製造する製品がある。図２はフープ１０を
樹脂成形していく状態を説明的に示す。フープ１０には
所定のリードパターンが形成されており、成形装置１１
で樹脂成形された後、順次先送りされてフープ１０の全
体にわたって樹脂成形される。図示した例は１回の成形
操作で２単位を樹脂成形する例である。また、樹脂成形
用のポットはフープ１０の両サイドに設けられ、フープ
成形品１２は両側縁に硬化したカル１４およびランナー
１６が付着したものとなっている。
【０００３】このようにフープ成形品は樹脂成形後、カ
ルあるいはランナーがフープに付着したまま搬送される
が、このカルあるいはランナー等は不要樹脂部であっ
て、後工程で剥離除去する必要がある。このカルあるい
はランナー等の不要樹脂部を除去する方法として従来な
されている方法は、通常のリードフレームの樹脂封止の
際のカルおよびランナーの除去方法と同様であって、フ
ープ成形品を両面から押さえ、フープ成形品の側方に突
出しているカルをパンチで突き上げあるいは突き落とし
てフープから剥離させる方法である。
ルあるいはランナーがフープに付着したまま搬送される
が、このカルあるいはランナー等は不要樹脂部であっ
て、後工程で剥離除去する必要がある。このカルあるい
はランナー等の不要樹脂部を除去する方法として従来な
されている方法は、通常のリードフレームの樹脂封止の
際のカルおよびランナーの除去方法と同様であって、フ
ープ成形品を両面から押さえ、フープ成形品の側方に突
出しているカルをパンチで突き上げあるいは突き落とし
てフープから剥離させる方法である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにパンチを用いてカルあるいはランナー等を除去す
る方法は、パンチを作動させるために機構が複雑になる
ことや、パンチで突いた際に樹脂成形部以外の露出した
リード部分等に変形を生じさせたりするといった問題点
があった。そこで、本発明は上記問題点を解消すべくな
されたものであり、その目的とするところは、従来方法
にくらべて構造的にも簡易な方法で、かつフープ成形品
に変形等を起こさせることなく確実に剥離除去すること
のできるフープ成形品の不要樹脂部除去装置を提供しよ
うとするものである。
ようにパンチを用いてカルあるいはランナー等を除去す
る方法は、パンチを作動させるために機構が複雑になる
ことや、パンチで突いた際に樹脂成形部以外の露出した
リード部分等に変形を生じさせたりするといった問題点
があった。そこで、本発明は上記問題点を解消すべくな
されたものであり、その目的とするところは、従来方法
にくらべて構造的にも簡易な方法で、かつフープ成形品
に変形等を起こさせることなく確実に剥離除去すること
のできるフープ成形品の不要樹脂部除去装置を提供しよ
うとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、フープを長尺体
のまま長手方向に移送しつつ樹脂成形して成るフープ成
形品からカル、ランナー等の不要樹脂部を除去するフー
プ成形品の不要樹脂部除去装置において、前記フープ成
形品を搬送する搬送位置に、フープ成形品を両面から挟
むパッケージ押さえローラおよびカル・ランナー分離ロ
ーラを設け、前記パッケージ押さえローラおよびカル・
ランナー分離ローラに並べて、フープ成形品が前記パッ
ケージ押さえローラおよびカル・ランナー分離ローラを
通過した後、フープ成形品の走行方向が屈曲するよう移
送方向を案内する分離ローラを設けたことを特徴とす
る。
するため次の構成を備える。すなわち、フープを長尺体
のまま長手方向に移送しつつ樹脂成形して成るフープ成
形品からカル、ランナー等の不要樹脂部を除去するフー
プ成形品の不要樹脂部除去装置において、前記フープ成
形品を搬送する搬送位置に、フープ成形品を両面から挟
むパッケージ押さえローラおよびカル・ランナー分離ロ
ーラを設け、前記パッケージ押さえローラおよびカル・
ランナー分離ローラに並べて、フープ成形品が前記パッ
ケージ押さえローラおよびカル・ランナー分離ローラを
通過した後、フープ成形品の走行方向が屈曲するよう移
送方向を案内する分離ローラを設けたことを特徴とす
る。
【０００６】
【作用】フープ成形品は樹脂成形後、間欠的に搬送さ
れ、パッケージ押さえローラとカル・ランナー分離ロー
ラで挟圧されて順送りされる。分離ローラはフープ成形
品がパッケージ押さえローラとカル・ランナー分離ロー
ラから送り出される際に走行方向が屈曲するようフープ
成形品を案内すべく配置しているから、フープ成形品が
パッケージ押さえローラとカル・ランナー分離ローラを
出た後、フープ成形品に対して折り曲げ力が作用し、カ
ルおよびランナーが非屈曲性を有することから前記折り
曲げ力がフープからカルおよびランナー等の不要樹脂部
を剥離するように作用して、フープから不要樹脂部を剥
離して除去する。不要樹脂部は樹脂成形のためにフープ
を間欠送りするごと剥離除去される。
れ、パッケージ押さえローラとカル・ランナー分離ロー
ラで挟圧されて順送りされる。分離ローラはフープ成形
品がパッケージ押さえローラとカル・ランナー分離ロー
ラから送り出される際に走行方向が屈曲するようフープ
成形品を案内すべく配置しているから、フープ成形品が
パッケージ押さえローラとカル・ランナー分離ローラを
出た後、フープ成形品に対して折り曲げ力が作用し、カ
ルおよびランナーが非屈曲性を有することから前記折り
曲げ力がフープからカルおよびランナー等の不要樹脂部
を剥離するように作用して、フープから不要樹脂部を剥
離して除去する。不要樹脂部は樹脂成形のためにフープ
を間欠送りするごと剥離除去される。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。図１は本発明に係るフープ成形
品の不要樹脂部除去装置とフープの樹脂成形装置を示す
説明図である。フープ１０は図の左から右へ順次移送さ
れて樹脂成形される。２０は樹脂成形装置のベースで、
２２は下金型、２４は上金型である。上金型２４は固定
で下金型２２は上下方向に可動である。
づいて詳細に説明する。図１は本発明に係るフープ成形
品の不要樹脂部除去装置とフープの樹脂成形装置を示す
説明図である。フープ１０は図の左から右へ順次移送さ
れて樹脂成形される。２０は樹脂成形装置のベースで、
２２は下金型、２４は上金型である。上金型２４は固定
で下金型２２は上下方向に可動である。
【０００８】２６は樹脂成形装置の入口側に設置したフ
ープ送りスプロケット、２８は押さえローラである。３
０は樹脂成形装置の出口側に設置した不要樹脂除去装置
である。不要樹脂除去装置３０はパッケージ押さえロー
ラ３２、カル・ランナー分離ローラ３４、分離ローラ３
６を有する。パッケージ押さえローラ３２とカル・ラン
ナー分離ローラ３４は樹脂成形後のフープ成形品１２を
挟んで押さえるためのものであり、分離ローラ３４は樹
脂成形後ほぼ水平に搬送されてきたフープ成形品１２を
下方に屈曲させて先送りさせるためのものである。フー
プ成形品１２の送り方向を屈曲させるためカル・ランナ
ー分離ローラ３４ではフープ成形品１２は上側をとお
り、分離ローラ３６では下側をとおるようにする。前記
フープ送りスプロケット２６および不要樹脂除去装置３
０はともに可動ロッド２９、３７により上下動可能に支
持されている。下金型２２と上金型２４とでフープ１０
を挟圧して樹脂成形できるようにするためである。
ープ送りスプロケット、２８は押さえローラである。３
０は樹脂成形装置の出口側に設置した不要樹脂除去装置
である。不要樹脂除去装置３０はパッケージ押さえロー
ラ３２、カル・ランナー分離ローラ３４、分離ローラ３
６を有する。パッケージ押さえローラ３２とカル・ラン
ナー分離ローラ３４は樹脂成形後のフープ成形品１２を
挟んで押さえるためのものであり、分離ローラ３４は樹
脂成形後ほぼ水平に搬送されてきたフープ成形品１２を
下方に屈曲させて先送りさせるためのものである。フー
プ成形品１２の送り方向を屈曲させるためカル・ランナ
ー分離ローラ３４ではフープ成形品１２は上側をとお
り、分離ローラ３６では下側をとおるようにする。前記
フープ送りスプロケット２６および不要樹脂除去装置３
０はともに可動ロッド２９、３７により上下動可能に支
持されている。下金型２２と上金型２４とでフープ１０
を挟圧して樹脂成形できるようにするためである。
【０００９】なお、本装置ではフープ成形品１２に形成
された樹脂成形部が正規に樹脂成形されたかどうかを検
査する検査部４０を設けている。検査部４０はフープ引
張スプロケット４２、検査アーム４４、検査アーム４４
に軸支した検査ローラ４６、ガイドローラ４８等を有し
ている。Ｌ形に屈曲して形成された検査アーム４４は屈
曲部で軸支されて揺動自在であり、検査ローラ４６はフ
ープ成形品の樹脂成形部を押接するよう設けられてい
る。フープ成形品の樹脂成形部に樹脂の未充填による欠
け等の成形不良があると検査アーム４４が揺動するか
ら、この検査アーム４４の揺動を検知することによって
製品不良を検知することができる。
された樹脂成形部が正規に樹脂成形されたかどうかを検
査する検査部４０を設けている。検査部４０はフープ引
張スプロケット４２、検査アーム４４、検査アーム４４
に軸支した検査ローラ４６、ガイドローラ４８等を有し
ている。Ｌ形に屈曲して形成された検査アーム４４は屈
曲部で軸支されて揺動自在であり、検査ローラ４６はフ
ープ成形品の樹脂成形部を押接するよう設けられてい
る。フープ成形品の樹脂成形部に樹脂の未充填による欠
け等の成形不良があると検査アーム４４が揺動するか
ら、この検査アーム４４の揺動を検知することによって
製品不良を検知することができる。
【００１０】上記樹脂成形装置による樹脂成形方法につ
いて説明すると、フープ１０は図１のように、フープ送
りスプロケット２６とパッケージ押さえローラ３４およ
びカル・ランナー分離ローラ３４との間で張られた状態
で支持され、樹脂成形時にはフープ１０が上金型２４に
当接するまでフープ送りスプロケット２６および不要樹
脂除去装置３０が上昇し、同時に下金型２２が上昇し、
フープ１０をクランプして樹脂成形する。樹脂成形後は
下金型２２およびフープ送りスプロケット２６およびパ
ッケージ押さえローラ３２、カルランナー分離ローラ３
４が下降し、１ショット分だけフープ成形品１２が先送
りされる。このようにフープ１０を昇降させて樹脂成形
すると共に、順送りして順次フープ１０を樹脂成形す
る。樹脂成形されたフープ成形品１２は上記の不要樹脂
除去装置３０においてカル・ランナーの不要樹脂が除去
される。
いて説明すると、フープ１０は図１のように、フープ送
りスプロケット２６とパッケージ押さえローラ３４およ
びカル・ランナー分離ローラ３４との間で張られた状態
で支持され、樹脂成形時にはフープ１０が上金型２４に
当接するまでフープ送りスプロケット２６および不要樹
脂除去装置３０が上昇し、同時に下金型２２が上昇し、
フープ１０をクランプして樹脂成形する。樹脂成形後は
下金型２２およびフープ送りスプロケット２６およびパ
ッケージ押さえローラ３２、カルランナー分離ローラ３
４が下降し、１ショット分だけフープ成形品１２が先送
りされる。このようにフープ１０を昇降させて樹脂成形
すると共に、順送りして順次フープ１０を樹脂成形す
る。樹脂成形されたフープ成形品１２は上記の不要樹脂
除去装置３０においてカル・ランナーの不要樹脂が除去
される。
【００１１】次に、不要樹脂除去装置３０によって不要
樹脂を除去する方法について説明する。図３は不要樹脂
除去装置３０をフープ成形品の送り方向から見た状態を
示す。フープ成形品１２はパッケージ押さえローラ３２
とカル・ランナー分離ローラ３４とで挟圧されて先送り
される。実施例のフープ成形品１２は図のようにフープ
の幅方向に２つの樹脂成形部５０を有しているから、カ
ル・ランナー分離ローラ３４のローラ面にはパッケージ
部分を通過させるための凹溝３４ａ、３４ｂを設け、パ
ッケージ押さえローラ３２ではフープの幅方向の中央部
分を挟圧するためローラ面の中央部を突縁状に設けてい
る。パッケージ押さえローラ３２をカル・ランナー分離
ローラ３４に対して弾性的に押圧することにより、フー
プ成形品１２はパッケージ押さえローラ３２とカル・ラ
ンナー押さえローラ３４とで挟圧されて搬送される。
樹脂を除去する方法について説明する。図３は不要樹脂
除去装置３０をフープ成形品の送り方向から見た状態を
示す。フープ成形品１２はパッケージ押さえローラ３２
とカル・ランナー分離ローラ３４とで挟圧されて先送り
される。実施例のフープ成形品１２は図のようにフープ
の幅方向に２つの樹脂成形部５０を有しているから、カ
ル・ランナー分離ローラ３４のローラ面にはパッケージ
部分を通過させるための凹溝３４ａ、３４ｂを設け、パ
ッケージ押さえローラ３２ではフープの幅方向の中央部
分を挟圧するためローラ面の中央部を突縁状に設けてい
る。パッケージ押さえローラ３２をカル・ランナー分離
ローラ３４に対して弾性的に押圧することにより、フー
プ成形品１２はパッケージ押さえローラ３２とカル・ラ
ンナー押さえローラ３４とで挟圧されて搬送される。
【００１２】フープ成形品１２はフープの側縁にランナ
ー１６が付着し、カル１４がフープの側縁から外方に延
出する。パッケージ押さえローラ３２とカル・ランナー
分離ローラ３４に進入していく状態で、これら不要樹脂
部分は図３に示すように、パッケージ押さえローラ３２
とカル・ランナー分離ローラ３４の挟圧部分から外方に
突出した状態である。ところが、パッケージ押さえロー
ラ３２とカル・ランナー分離ローラ３４を通過して分離
ローラ３６にフープ成形品１２が向かう際には、フープ
成形品１２の走行方向が、図１に示すように、大きく屈
曲するからフープ成形品１２に対し曲げ力が作用する。
フープそのものは厚み方向の曲げに対して十分な柔軟性
を有し、走行方向が変わってもそれに対応して屈曲する
が、フープ成形品１２に付着しているランナー１６、カ
ル１４は屈曲性を有しないから、フープが分離ローラ３
６に向けて屈曲しようとする際にランナー１６、カル１
４が曲がらず、フープとランナー１６との間でランナー
１６を剥離しようとする力が作用する。
ー１６が付着し、カル１４がフープの側縁から外方に延
出する。パッケージ押さえローラ３２とカル・ランナー
分離ローラ３４に進入していく状態で、これら不要樹脂
部分は図３に示すように、パッケージ押さえローラ３２
とカル・ランナー分離ローラ３４の挟圧部分から外方に
突出した状態である。ところが、パッケージ押さえロー
ラ３２とカル・ランナー分離ローラ３４を通過して分離
ローラ３６にフープ成形品１２が向かう際には、フープ
成形品１２の走行方向が、図１に示すように、大きく屈
曲するからフープ成形品１２に対し曲げ力が作用する。
フープそのものは厚み方向の曲げに対して十分な柔軟性
を有し、走行方向が変わってもそれに対応して屈曲する
が、フープ成形品１２に付着しているランナー１６、カ
ル１４は屈曲性を有しないから、フープが分離ローラ３
６に向けて屈曲しようとする際にランナー１６、カル１
４が曲がらず、フープとランナー１６との間でランナー
１６を剥離しようとする力が作用する。
【００１３】ランナー１６は図２に示すように１ショッ
トの範囲にわたってフープの側縁に付着しているから、
フープ成形品１２がパッケージ押さえローラ３２とカル
・ランナー分離ローラ３４を出たところで、ランナー１
６が付着している先側から順に剥離される。フープの側
縁に付着したランナー１６が剥離されることによりカル
１４も除去される。実施例ではフープの上側にランナー
１６が付着され、フープ成形品１２が下側に引っ張られ
ることによりランナー１６がフープの上側から離れるよ
うに剥離される。図３ではカル・ランナー分離ローラ３
４の両側に不要樹脂部を側方に落下させるためのスライ
ド支持部５２を設けている。
トの範囲にわたってフープの側縁に付着しているから、
フープ成形品１２がパッケージ押さえローラ３２とカル
・ランナー分離ローラ３４を出たところで、ランナー１
６が付着している先側から順に剥離される。フープの側
縁に付着したランナー１６が剥離されることによりカル
１４も除去される。実施例ではフープの上側にランナー
１６が付着され、フープ成形品１２が下側に引っ張られ
ることによりランナー１６がフープの上側から離れるよ
うに剥離される。図３ではカル・ランナー分離ローラ３
４の両側に不要樹脂部を側方に落下させるためのスライ
ド支持部５２を設けている。
【００１４】前述したように、フープ１０は１ショット
ごと間欠送りして順次樹脂成形する。したがって、フー
プ成形品１２もショットごと間欠送りされ、これらの送
り操作ごと、上記方法によってフープからランナーおよ
びカル等の不要樹脂部が除去されることになる。以上の
ように、本装置は樹脂の非屈曲性を利用し、フープ成形
品の送り方向を変えるだけで不要樹脂部を除去している
から、従来のようなパンチを用いて除去する方法にくら
べはるかに装置構成を単純化することができる。また、
不要樹脂部を剥離除去する場合もフープ成形品を挟圧支
持しながら剥離するから、フープ成形品を変形させるこ
とが少ないといった特徴がある。なお、上記実施例の装
置ではフープを水平に搬送させながら樹脂成形し、不要
樹脂部を剥離除去しているが、フープの搬送方法は機種
に応じて適宜設定されるもので、その配置等は適宜設定
すればよい。
ごと間欠送りして順次樹脂成形する。したがって、フー
プ成形品１２もショットごと間欠送りされ、これらの送
り操作ごと、上記方法によってフープからランナーおよ
びカル等の不要樹脂部が除去されることになる。以上の
ように、本装置は樹脂の非屈曲性を利用し、フープ成形
品の送り方向を変えるだけで不要樹脂部を除去している
から、従来のようなパンチを用いて除去する方法にくら
べはるかに装置構成を単純化することができる。また、
不要樹脂部を剥離除去する場合もフープ成形品を挟圧支
持しながら剥離するから、フープ成形品を変形させるこ
とが少ないといった特徴がある。なお、上記実施例の装
置ではフープを水平に搬送させながら樹脂成形し、不要
樹脂部を剥離除去しているが、フープの搬送方法は機種
に応じて適宜設定されるもので、その配置等は適宜設定
すればよい。
【００１５】
【発明の効果】本発明に係るフープ成形品の不要樹脂除
去装置によれば、上述したように、不要樹脂部の構成を
簡素化することができ、フープ成形品の搬送とともに不
要樹脂部が除去でき、きわめて効率的に作業することが
できる。また、不要樹脂部を剥離除去する際にフープを
変形させたりせずに除去することができる等の著効を奏
する。
去装置によれば、上述したように、不要樹脂部の構成を
簡素化することができ、フープ成形品の搬送とともに不
要樹脂部が除去でき、きわめて効率的に作業することが
できる。また、不要樹脂部を剥離除去する際にフープを
変形させたりせずに除去することができる等の著効を奏
する。
【図１】フープ成形品の樹脂成形装置および不要樹脂部
の除去装置の配置を示す説明図である。
の除去装置の配置を示す説明図である。
【図２】フープ成形品の樹脂成形状態を示す説明図であ
る。
る。
【図３】フープ成形品の送り方向から見た不要樹脂部の
除去装置を示す説明図である。
除去装置を示す説明図である。
１０ フープ １２ フープ成形品 １４ カル １６ ランナー ２２ 下金型 ２４ 上金型 ２６ フープ送りスプロケット ３０ 不要樹脂除去装置 ３２ パッケージ押さえローラ ３４ カル・ランナー分離ローラ ３６ 分離ローラ ４０ 検査部 ５０ 樹脂成形部 ５２ スライド支持部
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 フープを長尺体のまま長手方向に移送し
つつ樹脂成形して成るフープ成形品からカル、ランナー
等の不要樹脂部を除去するフープ成形品の不要樹脂部除
去装置において、 前記フープ成形品を搬送する搬送位置に、フープ成形品
を両面から挟むパッケージ押さえローラおよびカル・ラ
ンナー分離ローラを設け、 前記パッケージ押さえローラおよびカル・ランナー分離
ローラに並べて、フープ成形品が前記パッケージ押さえ
ローラおよびカル・ランナー分離ローラを通過した後、
フープ成形品の走行方向が屈曲するよう移送方向を案内
する分離ローラを設けたことを特徴とするフープ成形品
の不要樹脂部除去装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21278591A JP2977649B2 (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | フープ成形品の不要樹脂部除去方法及び除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21278591A JP2977649B2 (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | フープ成形品の不要樹脂部除去方法及び除去装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0531732A true JPH0531732A (ja) | 1993-02-09 |
| JP2977649B2 JP2977649B2 (ja) | 1999-11-15 |
Family
ID=16628346
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21278591A Expired - Fee Related JP2977649B2 (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | フープ成形品の不要樹脂部除去方法及び除去装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2977649B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102013000214A1 (de) | 2012-01-10 | 2013-07-11 | Fanuc Corporation | Steuereinrichtung einer Förderbandvorrichtung |
-
1991
- 1991-07-30 JP JP21278591A patent/JP2977649B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102013000214A1 (de) | 2012-01-10 | 2013-07-11 | Fanuc Corporation | Steuereinrichtung einer Förderbandvorrichtung |
| DE102013000214B4 (de) * | 2012-01-10 | 2017-11-09 | Fanuc Corporation | Steuereinrichtung einer Förderbandvorrichtung |
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| Publication number | Publication date |
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| JP2977649B2 (ja) | 1999-11-15 |
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