JPH05315745A - 配線基板の製造方法 - Google Patents
配線基板の製造方法Info
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- JPH05315745A JPH05315745A JP11505692A JP11505692A JPH05315745A JP H05315745 A JPH05315745 A JP H05315745A JP 11505692 A JP11505692 A JP 11505692A JP 11505692 A JP11505692 A JP 11505692A JP H05315745 A JPH05315745 A JP H05315745A
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- wiring
- layer
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 多層配線の層間配線のために樹脂層に開口さ
れたスルーホールの充填方法に関し,平坦でかつ密着性
に優れた充填方法の提供を目的とする。 【構成】 基板1上に配線2を形成する工程と,配線2
を覆い絶縁性の樹脂層3を堆積する工程と,樹脂層3を
貫通して底面に配線2を表出するスルホール5を開設す
る工程と,スルーホール5を埋め込み導電性の充填材7
を堆積する工程とを有する配線基板の製造方法におい
て,充填材7を堆積する工程に先立ち,スルーホール5
の内表面及び樹脂層7の表面を覆う金属層4bを堆積す
る工程と,スルーホール5の底面に金属層4bを表出す
る開口5aを有し,開口5a領域以外の金属層4b表面
を覆う絶縁層4cを形成する工程と,金属層4bを電極
とする導電体のメッキにより,スルーホール5の底面に
表出する金属層4b上にスルーホール5を埋め込み充填
材7を堆積する工程とを有して構成する。
れたスルーホールの充填方法に関し,平坦でかつ密着性
に優れた充填方法の提供を目的とする。 【構成】 基板1上に配線2を形成する工程と,配線2
を覆い絶縁性の樹脂層3を堆積する工程と,樹脂層3を
貫通して底面に配線2を表出するスルホール5を開設す
る工程と,スルーホール5を埋め込み導電性の充填材7
を堆積する工程とを有する配線基板の製造方法におい
て,充填材7を堆積する工程に先立ち,スルーホール5
の内表面及び樹脂層7の表面を覆う金属層4bを堆積す
る工程と,スルーホール5の底面に金属層4bを表出す
る開口5aを有し,開口5a領域以外の金属層4b表面
を覆う絶縁層4cを形成する工程と,金属層4bを電極
とする導電体のメッキにより,スルーホール5の底面に
表出する金属層4b上にスルーホール5を埋め込み充填
材7を堆積する工程とを有して構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は配線基板の製造方法に関
し,とくに多層配線の配線層間を接続するため樹脂に開
口されたスルーホールに導電体を充填する方法に関す
る。
し,とくに多層配線の配線層間を接続するため樹脂に開
口されたスルーホールに導電体を充填する方法に関す
る。
【0002】配線層間を樹脂層で絶縁した多層配線基
板,例えば半導体集積回路を搭載するためのセラミック
多層配線基板では,樹脂層を貫通するスルーホールを開
設し,そのスルーホール内部に導電体を充填して配線層
間の電気的接続がなされる。
板,例えば半導体集積回路を搭載するためのセラミック
多層配線基板では,樹脂層を貫通するスルーホールを開
設し,そのスルーホール内部に導電体を充填して配線層
間の電気的接続がなされる。
【0003】かかる接続は回路基板の信頼性を担保する
ために,機械的に十分な強度と,配線基板の外形精度を
保持してされねばならない。このため,スルーホール内
壁に密着し,かつ平坦にスルーホールを埋める導電体の
充填方法が必要とされている。
ために,機械的に十分な強度と,配線基板の外形精度を
保持してされねばならない。このため,スルーホール内
壁に密着し,かつ平坦にスルーホールを埋める導電体の
充填方法が必要とされている。
【0004】
【従来の技術】従来の多層配線基板における多層配線間
を接続するためのスルーホールの形成とその充填方法に
ついて説明する。
を接続するためのスルーホールの形成とその充填方法に
ついて説明する。
【0005】図2は,従来の実施例断面工程図であり,
配線基板のスルーホールを表している。従来の方法で
は,先ず,図2(a)を参照して,セラミック基板1上
に配線2を形成した後,その上に感光性の樹脂層3を堆
積してスルーホールを形成すべき領域を露光する。
配線基板のスルーホールを表している。従来の方法で
は,先ず,図2(a)を参照して,セラミック基板1上
に配線2を形成した後,その上に感光性の樹脂層3を堆
積してスルーホールを形成すべき領域を露光する。
【0006】次いで,図2(b)を参照して,樹脂層3
を現像して上記露光領域(5b)を除去し,樹脂層3を
貫通し配線2を表出するスルーホール5を開設する。次
いで,図2(c)を参照して,導電性の金属層4bを例
えばスパッタによりスルーホール5内壁を覆い樹脂層3
上に堆積する。
を現像して上記露光領域(5b)を除去し,樹脂層3を
貫通し配線2を表出するスルーホール5を開設する。次
いで,図2(c)を参照して,導電性の金属層4bを例
えばスパッタによりスルーホール5内壁を覆い樹脂層3
上に堆積する。
【0007】次いで,図2(d)を参照して,レジスト
8を堆積し,そのレジスト8にスルーホール5を露出す
る開口を設ける。次いで,図2(e)を参照して,金属
層4bを電極とする電気メッキにより,導電体からなる
充填材7をスルーホール5を埋めて配線2上に堆積す
る。
8を堆積し,そのレジスト8にスルーホール5を露出す
る開口を設ける。次いで,図2(e)を参照して,金属
層4bを電極とする電気メッキにより,導電体からなる
充填材7をスルーホール5を埋めて配線2上に堆積す
る。
【0008】次いで,図2(f)を参照して,スルーホ
ール以外の周囲の金属層4bをエッチングにより除去
し,スルーホール5の充填を完了する。しかし,上記従
来の方法では,スルーホール5の内面全面が金属層4b
に覆われているため,充填材7をメッキするときスルー
ホール5の底面のみならず側壁からも充填材7が堆積す
るため,スルーホール5の表面周辺が盛り上がるように
充填材7が形成されるのである。
ール以外の周囲の金属層4bをエッチングにより除去
し,スルーホール5の充填を完了する。しかし,上記従
来の方法では,スルーホール5の内面全面が金属層4b
に覆われているため,充填材7をメッキするときスルー
ホール5の底面のみならず側壁からも充填材7が堆積す
るため,スルーホール5の表面周辺が盛り上がるように
充填材7が形成されるのである。
【0009】このため,スルーホールを平坦に形成する
ことができず,精密な平面精度を有する配線基板を製造
することができない。他方,配線を電気メッキの電極と
して利用できる場合は,以下に述べるようにかかる問題
を生じない。
ことができず,精密な平面精度を有する配線基板を製造
することができない。他方,配線を電気メッキの電極と
して利用できる場合は,以下に述べるようにかかる問題
を生じない。
【0010】図3は従来の他の実施例断面工程図であ
り,配線基板のスルーホールを表している。本他の実施
例は,図3(a)を参照して,配線基板1上に配線が形
成され,配線2上に堆積された樹脂層3に配線2を表出
するスルーホール5を開口することは上記の従来例と同
様である。
り,配線基板のスルーホールを表している。本他の実施
例は,図3(a)を参照して,配線基板1上に配線が形
成され,配線2上に堆積された樹脂層3に配線2を表出
するスルーホール5を開口することは上記の従来例と同
様である。
【0011】本他の実施例では,配線2はこのスルーホ
ール5以外の場所で,例えば引出し線,或いは基板1に
開設された他のスルーホールにより配線基板の外部にあ
るメッキ用電極と電気的に接続される。
ール5以外の場所で,例えば引出し線,或いは基板1に
開設された他のスルーホールにより配線基板の外部にあ
るメッキ用電極と電気的に接続される。
【0012】次いで,スルーホール5の底に表出する配
線2を一方の電極として充填材7を電気メッキにより堆
積し,スルーホール5を底から順次埋込み,スルーホー
ル5を充填する。
線2を一方の電極として充填材7を電気メッキにより堆
積し,スルーホール5を底から順次埋込み,スルーホー
ル5を充填する。
【0013】本他の実施例では,充填材7はスルーホー
ルの底から堆積し側壁から堆積することがないから,充
填材7がスルーホール5の周辺に盛り上がることがな
い。従って,スルーホールを平坦に製造することができ
る。
ルの底から堆積し側壁から堆積することがないから,充
填材7がスルーホール5の周辺に盛り上がることがな
い。従って,スルーホールを平坦に製造することができ
る。
【0014】しかし,本他の実施例では,スルーホール
5の側壁は金属層により被覆されておらず樹脂が露出し
ているため,樹脂層3と充填材7との密着性が悪い。こ
のため,スルーホールの機械的強度が弱く,信頼性に乏
しい。
5の側壁は金属層により被覆されておらず樹脂が露出し
ているため,樹脂層3と充填材7との密着性が悪い。こ
のため,スルーホールの機械的強度が弱く,信頼性に乏
しい。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述したように,樹脂
を層間絶縁層とする多層配線基板の配線層間を接続する
ためのスルーホールを電気メッキにより堆積した導電体
で充填する配線基板の製造方法において,従来の方法
は,スルーホールの底面以外の部分,例えば側面からも
充填材が堆積するため,スルーホールを平坦に充填する
ことができないという欠点を有していた。
を層間絶縁層とする多層配線基板の配線層間を接続する
ためのスルーホールを電気メッキにより堆積した導電体
で充填する配線基板の製造方法において,従来の方法
は,スルーホールの底面以外の部分,例えば側面からも
充填材が堆積するため,スルーホールを平坦に充填する
ことができないという欠点を有していた。
【0016】また,スルーホールの底面に表出する配線
を電極としてする電気メッキにより充填材を堆積する方
法による場合は,樹脂層と充填材との密着性が劣り,機
械的強度が弱いという問題がある。
を電極としてする電気メッキにより充填材を堆積する方
法による場合は,樹脂層と充填材との密着性が劣り,機
械的強度が弱いという問題がある。
【0017】本発明は,樹脂に開口したスルーホールの
内面に金属層を被覆してメッキ電極用としての導電性を
確保するとともに,スルーホールの側壁を被覆する金属
層上に絶縁層を形成することにより,充填材のスルーホ
ールの側壁からの堆積を防止して,スルーホールを平坦
に埋込みかつ樹脂層との密着性に優れた充填材を堆積す
る配線基板の製造方法を提供することを目的とする。
内面に金属層を被覆してメッキ電極用としての導電性を
確保するとともに,スルーホールの側壁を被覆する金属
層上に絶縁層を形成することにより,充填材のスルーホ
ールの側壁からの堆積を防止して,スルーホールを平坦
に埋込みかつ樹脂層との密着性に優れた充填材を堆積す
る配線基板の製造方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の実施例断
面工程図であり,配線基板のスルーホールを表してい
る。
面工程図であり,配線基板のスルーホールを表してい
る。
【0019】上記課題を解決するために,図1を参照し
て,本発明の第一の構成は,基板1上に配線2を形成す
る工程と,該配線2を覆い該基板1上に絶縁性の樹脂層
3を堆積する工程と,該樹脂層3を貫通して底面に該配
線2を表出するスルホール5を開設する工程と,該スル
ーホール5を埋め込み該配線2と電気的に接続する導電
性の充填材7を堆積する工程とを有する配線基板の製造
方法において,該充填材7を堆積する工程に先立ち,該
スルーホール5の内表面及び該樹脂層7の表面を覆う金
属層4bを堆積する工程と,該スルーホール5の底面に
該金属層4bを表出する開口5aを有し,該開口5a領
域以外の該金属層4b表面を覆う絶縁層4cを形成する
工程と,次いで,該金属層4bを一方の電極とする導電
体のメッキにより,該スルーホール5の底面に表出する
該金属層4b上に該スルーホール5を埋め込み充填材7
を堆積する工程とを有することを特徴として構成し,及
び,第二の構成は,第一の構成の配線基板の製造方法に
おいて,該金属層4bを覆う該絶縁層4cを形成する工
程は,該金属層4c上にCr及びTiのうち何れかを表
面層として堆積する工程と,該表面層を酸化熱処理して
Cr及びTiのうち何れかの酸化物からなる該絶縁層4
cとする工程とを有してなることを特徴として構成す
る。
て,本発明の第一の構成は,基板1上に配線2を形成す
る工程と,該配線2を覆い該基板1上に絶縁性の樹脂層
3を堆積する工程と,該樹脂層3を貫通して底面に該配
線2を表出するスルホール5を開設する工程と,該スル
ーホール5を埋め込み該配線2と電気的に接続する導電
性の充填材7を堆積する工程とを有する配線基板の製造
方法において,該充填材7を堆積する工程に先立ち,該
スルーホール5の内表面及び該樹脂層7の表面を覆う金
属層4bを堆積する工程と,該スルーホール5の底面に
該金属層4bを表出する開口5aを有し,該開口5a領
域以外の該金属層4b表面を覆う絶縁層4cを形成する
工程と,次いで,該金属層4bを一方の電極とする導電
体のメッキにより,該スルーホール5の底面に表出する
該金属層4b上に該スルーホール5を埋め込み充填材7
を堆積する工程とを有することを特徴として構成し,及
び,第二の構成は,第一の構成の配線基板の製造方法に
おいて,該金属層4bを覆う該絶縁層4cを形成する工
程は,該金属層4c上にCr及びTiのうち何れかを表
面層として堆積する工程と,該表面層を酸化熱処理して
Cr及びTiのうち何れかの酸化物からなる該絶縁層4
cとする工程とを有してなることを特徴として構成す
る。
【0020】
【作用】本発明の構成では,図1(d)を参照して,層
間絶縁膜である樹脂層3に配線2と接続するためのスル
ーホール5を開設した後,スルーホール5内面及び樹脂
層を覆う金属層4bを例えばスパッタにより堆積する。
間絶縁膜である樹脂層3に配線2と接続するためのスル
ーホール5を開設した後,スルーホール5内面及び樹脂
層を覆う金属層4bを例えばスパッタにより堆積する。
【0021】次いで,金属層4bを覆う絶縁層を形成
し,スルホール5の底面の絶縁層を除去しスルホール5
の底面に金属層4bが表出する開口を形成する。次い
で,金属層4bを一方の電極とし,電気メッキによりス
ルーホール5の底面に表出する金属層4b表面上に充填
材7,例えばCuを堆積してスルーホール5を埋め込
む。
し,スルホール5の底面の絶縁層を除去しスルホール5
の底面に金属層4bが表出する開口を形成する。次い
で,金属層4bを一方の電極とし,電気メッキによりス
ルーホール5の底面に表出する金属層4b表面上に充填
材7,例えばCuを堆積してスルーホール5を埋め込
む。
【0022】本構成において,スルーホール5に充填材
7を電気メッキにより堆積する場合,スルーホール5の
側壁は絶縁層4cに覆われているため充填材7がスルー
ホール5側壁から堆積することはなく,必ずスルーホー
ルの底に開設された絶縁層4cの開口5領域から堆積す
る。
7を電気メッキにより堆積する場合,スルーホール5の
側壁は絶縁層4cに覆われているため充填材7がスルー
ホール5側壁から堆積することはなく,必ずスルーホー
ルの底に開設された絶縁層4cの開口5領域から堆積す
る。
【0023】従って,充填材7はスルーホールの底面か
ら堆積し,スルーホールを底から埋めるから,充填材が
スルーホール5の周辺で盛り上がるように堆積すること
を回避することができる。
ら堆積し,スルーホールを底から埋めるから,充填材が
スルーホール5の周辺で盛り上がるように堆積すること
を回避することができる。
【0024】また,絶縁層4cを金属層4bとの密着性
が良く,かつ充填材7との密着性が良い物質,例えば酸
化クロム,酸化チタンとすることで,スルーホール5の
側壁面と充填材7との密着性を高め,機械的強度の高い
スルーホールを形成することができる。
が良く,かつ充填材7との密着性が良い物質,例えば酸
化クロム,酸化チタンとすることで,スルーホール5の
側壁面と充填材7との密着性を高め,機械的強度の高い
スルーホールを形成することができる。
【0025】さらに,第二の構成では,金属層4bの表
面にCr又はTiを例えばスパッタにより堆積し,酸化
熱処理して酸化クロム又は酸化チタンとし,これを絶縁
層4bとする。
面にCr又はTiを例えばスパッタにより堆積し,酸化
熱処理して酸化クロム又は酸化チタンとし,これを絶縁
層4bとする。
【0026】この構成では,絶縁層4cとなるべき層
は,初め金属クロム,金属チタンとして金属層4b上に
堆積されるから,直接酸化物を堆積するよりも接着強度
が高いのである。
は,初め金属クロム,金属チタンとして金属層4b上に
堆積されるから,直接酸化物を堆積するよりも接着強度
が高いのである。
【0027】従って,充填材とスルーホール側壁との密
着力が強く,信頼性の高い配線基板を製造することがで
きる。なお,本発明は金属層4bを電極として電気メッ
キをするのであるから,スルーホール5の底面に表出す
る配線2が電気的に接続されているか否かに関係なく適
用することができる。
着力が強く,信頼性の高い配線基板を製造することがで
きる。なお,本発明は金属層4bを電極として電気メッ
キをするのであるから,スルーホール5の底面に表出す
る配線2が電気的に接続されているか否かに関係なく適
用することができる。
【0028】
【実施例】本発明の詳細を実施例を参照して説明する。
先ず,図1(a)を参照して,セラミック基板1上に例
えば幅60μm,厚さ5μmのCuの配線2パターンを
形成する。
先ず,図1(a)を参照して,セラミック基板1上に例
えば幅60μm,厚さ5μmのCuの配線2パターンを
形成する。
【0029】次いで,樹脂層3として例えば厚さ50μ
mの感光性のポリイミドを堆積し,スルーホール領域を
露光,現像して,樹脂層3を貫通し,底面に配線2を表
出する例えば直径50μmのスルーホール5を開設す
る。
mの感光性のポリイミドを堆積し,スルーホール領域を
露光,現像して,樹脂層3を貫通し,底面に配線2を表
出する例えば直径50μmのスルーホール5を開設す
る。
【0030】次いで,厚さ0.1μmのCrをスパッタ
により堆積し,下地層4aとする。この下地層4aは,
樹脂層3と次に堆積する金属層4bとの密着性を良くす
るために設けられる。
により堆積し,下地層4aとする。この下地層4aは,
樹脂層3と次に堆積する金属層4bとの密着性を良くす
るために設けられる。
【0031】次いで,金属層4bとして導電性の金属,
例えば厚さ0.5μmのCuをスパッタにより堆積す
る。次いで,金属層4b上に例えば厚さ0.1μmのC
rを表面層として堆積し,続いて酸化雰囲気中にて酸化
熱処理し,この表面層を酸化クロムとすることで,金属
層4bの表面を覆う酸化クロムからなる絶縁層4cを形
成する。
例えば厚さ0.5μmのCuをスパッタにより堆積す
る。次いで,金属層4b上に例えば厚さ0.1μmのC
rを表面層として堆積し,続いて酸化雰囲気中にて酸化
熱処理し,この表面層を酸化クロムとすることで,金属
層4bの表面を覆う酸化クロムからなる絶縁層4cを形
成する。
【0032】次いで,図1(b)を参照して,レジスト
6を塗布し,スルーホール5の底面に窓を開口する。次
いで,図1(c)を参照して,レジスト6をマスクとし
てスルーホール5の底面の絶縁層4cを除去し,スルー
ホール5の底面に絶縁層4cの開口5aを開設する。
6を塗布し,スルーホール5の底面に窓を開口する。次
いで,図1(c)を参照して,レジスト6をマスクとし
てスルーホール5の底面の絶縁層4cを除去し,スルー
ホール5の底面に絶縁層4cの開口5aを開設する。
【0033】次いで,レジスト6を除去し,図1(d)
を参照して,金属層4bを陽極とする電気メッキによ
り,開口5a上に導電体,例えばCuを充填材7として
堆積し,スルーホール5を埋め込む。
を参照して,金属層4bを陽極とする電気メッキによ
り,開口5a上に導電体,例えばCuを充填材7として
堆積し,スルーホール5を埋め込む。
【0034】次いで,スルーホール5領域を覆うレジス
トパターン(図示されていない。)を用いて,スルーホ
ール5領域を残してその周囲の絶縁層4c,金属層4b
及び下地層4aを除去して,図1(e)を参照して,ス
ルーホール5の充填を完了する。
トパターン(図示されていない。)を用いて,スルーホ
ール5領域を残してその周囲の絶縁層4c,金属層4b
及び下地層4aを除去して,図1(e)を参照して,ス
ルーホール5の充填を完了する。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば,充填材のスルーホール
の側壁からの堆積が阻止されスルーホールの底面からの
み堆積するから,スルーホールは平坦に埋め込まれ,ま
たスルーホールの側壁に充填材との密着性の良い物質を
用いることができるから,スルーホールの機械的強度が
高く,信頼性あるかつ平坦なスルーホールを有する配線
基板の製造方法を提供することができ,電子機器の性能
向上に寄与するところが大きい。
の側壁からの堆積が阻止されスルーホールの底面からの
み堆積するから,スルーホールは平坦に埋め込まれ,ま
たスルーホールの側壁に充填材との密着性の良い物質を
用いることができるから,スルーホールの機械的強度が
高く,信頼性あるかつ平坦なスルーホールを有する配線
基板の製造方法を提供することができ,電子機器の性能
向上に寄与するところが大きい。
【図1】 本発明の実施例断面工程図
【図2】 従来の実施例断面工程図
【図3】 従来の他の実施例断面工程図
1 基板 2 配線 3 樹脂層 4a 下地層 4b 金属層 4c 絶縁層 5 スルーホール 5a 開口 5b 露光領域 6 レジスト 7 充填材
Claims (2)
- 【請求項1】 基板(1)上に配線(2)を形成する工
程と,該配線(2)を覆い該基板(1)上に絶縁性の樹
脂層(3)を堆積する工程と,該樹脂層(3)を貫通し
て底面に該配線(2)を表出するスルホール(5)を開
設する工程と,該スルーホール(5)を埋め込み該配線
(2)と電気的に接続する導電性の充填材(7)を堆積
する工程とを有する配線基板の製造方法において, 該充填材(7)を堆積する工程に先立ち,該スルーホー
ル(5)の内表面及び該樹脂層(7)の表面を覆う金属
層(4b)を堆積する工程と, 該スルーホール(5)の底面に該金属層(4b)を表出
する開口(5a)を有し,該開口(5a)領域以外の該
金属層(4b)表面を覆う絶縁層(4c)を形成する工
程と, 次いで,該金属層(4b)を一方の電極とする導電体の
メッキにより,該スルーホール(5)の底面に表出する
該金属層(4b)上に該スルーホール(5)を埋め込み
充填材(7)を堆積する工程とを有することを特徴とす
る配線基板の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の配線基板の製造方法にお
いて, 該金属層(4b)を覆う該絶縁層(4c)を形成する工
程は, 該金属層(4c)上にCr及びTiのうち何れかを表面
層として堆積する工程と, 該表面層を酸化熱処理してCr及びTiのうち何れかの
酸化物からなる該絶縁層(4c)とする工程とを有して
なることを特徴とする配線基板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11505692A JPH05315745A (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | 配線基板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11505692A JPH05315745A (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | 配線基板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05315745A true JPH05315745A (ja) | 1993-11-26 |
Family
ID=14653087
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11505692A Withdrawn JPH05315745A (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | 配線基板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05315745A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106034373A (zh) * | 2015-03-10 | 2016-10-19 | 上海量子绘景电子股份有限公司 | 高密度多层铜线路板及其制备方法 |
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1992
- 1992-05-08 JP JP11505692A patent/JPH05315745A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN106034373A (zh) * | 2015-03-10 | 2016-10-19 | 上海量子绘景电子股份有限公司 | 高密度多层铜线路板及其制备方法 |
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