JPH053151U - 樹脂製容器の蓋部材取付構造 - Google Patents

樹脂製容器の蓋部材取付構造

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JPH053151U
JPH053151U JP2309191U JP2309191U JPH053151U JP H053151 U JPH053151 U JP H053151U JP 2309191 U JP2309191 U JP 2309191U JP 2309191 U JP2309191 U JP 2309191U JP H053151 U JPH053151 U JP H053151U
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康寛 瀬濤
均 中島
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株式会社クラタ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂製容器の容器本体と蓋部材との間のシ−
ル性の信頼度を向上させる。 【構成】中空形状の容器本体としてのタンク本体2の開
口部4の周縁に円筒状の取付部5が上方に突出して形成
されている。取付部4の外側には、環状のナットリング
11を有するリング部材9が螺合されている。リング部
材9と取付部5とは回り止め溶着されている。リング部
材9に蓋部材6が、ナットリング11にボルト12を螺
合することにより取付固定されている。リング部材9と
蓋部材6との間にはガスケット7が介装されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車用フュ−エルタンク等の樹脂製容器の蓋部材取付構造に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車用フュ−エルタンク等の樹脂製容器の開口部への蓋部材の取付け は、例えば第4図に示すように、樹脂製容器aより上方に突出する円筒状の取付 部bの外周面をねじ加工してねじ部b1 を形成し、金属製の蓋部材cを取付部b の上面との間にゴム製のシ−ル材dを介して適用し、さらに、内周にねじ部e1 を有する樹脂製の締付けリング部材eを用いて固定するようにしたものが知られ ている。なお、締付けリング部材eの上縁部には内方に突出し蓋部材cを押圧す るフランジ部e2 が、蓋部材cには下方に突出したシ−ル止め部c1 が設けられ ている。
【0003】 また、第5図に示すように、樹脂製容器fの円筒状取付部gが下方に突出し、 該取付部gの内周面にねじ部g1 を形成するとともに下端縁より内方に延びる鍔 部hを設け、該鍔部hの上面の凹溝h1 にシ−ル材i(Oリング)を配設し、そ の上に蓋部材jを配設し、それから外周面がねじ部k1 である締付けリング部材 kを適用して取付けるようにしたものも知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
まず、第4図に示す構造では、締付けリング部材eの回転により締付け固定す るようにしているので、締付けリング部材eの回転により蓋部材cとシ−ル材d とが共回りして、蓋部材cの方向がずれたり、シ−ル材dの位置がずれたりシ− ル材dがはずれたりしやすく、また、フランジ部e2 が上方に、ねじ部e1 が半 径方向外方に反力をそれぞれ受けることから、締付けリング部材eの下端部が外 方に拡大し易く、結果としてシ−ル性が低下しやすいという課題がある。
【0005】 また第5図に示す構造では、締付けリング部材kの回転による締付けにより、 蓋部材jの方向がずれたり、締付けの反力を受けシ−ル材iを支持している鍔部 hがが下方に落ちてシ−ル性が低下しやすいという課題がある。
【0006】 そこで、具体的に図示していないが、タンク本体の開口部周縁内に直接にナッ トをインサ−ト成形し、リング部材を省略することも考えられるが、そのように すると、インサ−ト成形のためにタンク本体を成形するのに要する時間が、本来 長いのがより長くなり、生産性の点で劣る。
【0007】 本考案は、上述した如き開口部を有する樹脂製容器の該開口部の周縁に蓋部材 を取付ける樹脂製容器の蓋部材取付構造において、蓋部材の方向性の安定と生産 性を損なうことなく、シ−ル性の信頼度を向上させることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、上記目的を達成するために、上記樹脂製容器の開口部の周 縁に円筒状の取付部が外方に突出して形成され、該円筒状の取付部の外側に、ナ ット部材を有するリング部材が螺合され、該リング部材に蓋部材が、上記ナット 部材にボルト部材を螺合して取付固定されている構成とする。
【0009】 請求項2の考案は、上記樹脂製容器の開口部の周縁に円筒状の取付部が内方に 突出して形成され、該円筒状の取付部の内側に、ナット部材を有するリング部材 が螺合され、該リング部材に蓋部材が、上記ナット部材にボルト部材を螺合して 取付固定されている構成とする。
【0010】
【作用】
請求項1及び請求項2の考案によれば、開口部周縁の取付部に取付けられた、 ナット部材を有する円筒状のリング部材における該ナット部材に対して、ボルト 部材を適用して、蓋部材が取付けられているので、蓋部材に回転方向の力が作用 しない。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に沿って詳細に説明する。
【0012】 樹脂製容器の蓋部材取付構造を示す図1において、1は樹脂製容器としての燃 料タンクで、そのタンク本体2の上面部3に開口部4が形成され、該開口部4の 周縁部には、タンク本体2より外方に突出して取付部5が形成され、該取付部5 に対してエンジン等に燃料を供給する燃料ポンプ(図示せず)を取付けるための 金属製の蓋部材6を取付けるようになっている。上記取付部5は、外周面にねじ 部5aが形成されている。
【0013】 上記取付部5の上面には上方に突出する周回突条5bが形成され、該周回突条 5bの上側に環状のシ−ル材としてのド−ナッツ状のガスケット7が載置され、 その上側に蓋部材6が締付固定されるようになっている。なお、周回突条5bが ガスケット7に食い込み、シ−ル性を高めるようになっている。
【0014】 また、取付部5の外周には、それのねじ部5aに螺合するねじ部9aを内周面 に有する筒状のリング部材9が螺合されて所定量締込まれ、それから回り止め溶 着されている。
【0015】 なお、10は回り止め溶着部である。このリング部材9には環状のナットリン グ11がインサ−ト成形されており、該ナットリング11に、蓋部材6の取付孔 6aを通じて適用されたボルト12が螺合されるようになっている。
【0016】 上記蓋部材6は、ガスケット7の落下を防止するために、下方に突出する周回 壁部6bを有している。
【0017】 上記のように構成すれば、まず、タンク本体2の取付部5にリング部材9を螺 合して所定量締め込み、それから振動等により緩まないように取付部5に対しリ ング部材9を円周上数箇所の回り止め溶着部10において回り止め溶着する。
【0018】 それから、ガスケット7を取付部5の上面に適用し、その上側に蓋部材6を重 ね、蓋部材6の取付孔6aを通じてボルト12を挿入して、リング部材9内のナ ットリング11に螺合させて締付けることで、がスケット7による蓋部材6と取 付部5との間のシ−ル性が確保される。
【0019】 特に、この場合、リング部材9はナットリング11を有しているので、下端部 が外方に拡がろうとするのを抑制する。また、取付時に蓋部材6を回転する必要 がないので、周回突条5bと周回壁部8bとの協働作用によってガスケット7が ずれたり落下したりするおそれもない。
【0020】 また、前述したように、タンク本体2の開口部周縁にナットリング11を直接 にインサ−ト成形することも考えられるが、1つのタンク本体2を製造するのに 要する時間が本来長いのにナットをインサ−ト成形のためにより長くなり、生産 性が劣る。これに対し、タンク本体2の取付部5に螺合されるリング部材9を用 い、それにナットリング11をインサ−ト成形するようにすることで、タンク本 体2とは別に、ナットリング11がインサ−ト成形されたリング部材9を製造す るようにしているので、タンク本体2とナットリング11を有するリング部材9 を同時に平行して生産することができ、タンク本体2の製造時間を長くすること なく、ガスケット7によるシ−ル性の確保が図れる。
【0021】 上記実施例では、蓋部材6が取付けられる取付部5が容器本体としてのタンク 本体2より外方に突出し、その外周部にねじ部9aが形成されている場合につい て説明したが、図2に示すように、燃料タンク21において、タンク本体22よ り取付部23が内方に突出し、その内周部に取付ねじ部23aが形成されている 場合にも適用することができる。すなわち、タンク本体22の開口部24の周縁 部より下方に突出する取付部23が形成され、該取付部23の内周部には取付ね じ部23aが形成され、該ねじ部23aにリング部材25の外周のねじ部25a が螺合されるようになっている。ねじ部23aの内方側でかつ取付部23とリン グ部材25との間に、リング部材25の周回凹溝25b内に位置するシ−ル材と してのOリング26が介設され、ねじ部23a,25aの外方側部分で回り止め 溶着がなされている。27は回り止め溶着部である。
【0022】 したがって、リング部材25内にはナットリング28がインサ−ト成形されて おり、リング部材25の上面部にガスケット29を載置し、その上側に蓋部材3 0を載置し、蓋部材30の取付孔30aを通じてボルト31を適用してナットリ ング28に螺合させることで蓋部材30の取付けが行われる。
【0023】 この場合においても、リング部材25に対してボルト31を締付けることとな り、取付部23下端の鍔部23bを下方に押圧することとならないので、取付部 23下端の鍔部23bが蓋部材30の取付けによって下方に落下するおそれはな いし、ガスケット29の取付孔29aを通じてボルト31を適用しているので、 シ−ル性を損なうこともない。
【0024】 上記実施例では、ナットリング11をリング部材9A内にインサ−ト成形する ようにしているが、図3に示すように、リング部材9Aに外周面に開放する凹部 9b(段差部)を形成しておいて、後加工によりナットリング11を凹部9b内 に配設するようにしてもよい。
【0025】
【考案の効果】
請求項1及び請求項2の考案は、上記のように、開口部周縁の取付部に取付け られたリング部材に、ボルト部材とナット部材を用いて、蓋部材が取付けられて いるので、縦に蓋部材を閉め込むようになり、蓋部材が共回りすることがなく、 蓋部材の方向がずれたりしない。また、シ−ル材を入れた場合もシ−ル材がずれ たり外れたりすることがない。さらに、リング部材に設けられたナット部材が、 リング部材の下端部が外方に拡大しようとするのを押さえるので、シ−ル性の安 定性(信頼性)を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】樹脂製容器の蓋部材取付構造を示す要部断面図
である。
【図2】樹脂製容器の蓋部材取付構造の別の実施例を示
す要部断面図である。
【図3】ナット部材の取付構造の変形例を示す要部断面
図である。
【図4】樹脂製容器の蓋部材取付構造の従来例を示す要
部断面図である。
【図5】樹脂製容器の蓋部材取付構造の他の従来例を示
す要部断面図である。
【符号の説明】
1.21 燃料タンク(樹脂製容器) 2,22 タンク本体(容器本体) 4,24 開口部 5,23 取付部 6,30 蓋部材 7,29 ガスケット(シ−ル材) 9,25 リング部材 11,28 ナットリング(ナット部材) 12,31 ボルト(ボルト部材) 26 Oリング(シ−ル材)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中空形状の容器本体に開口部が形成され、
    該開口部の周縁に取付部が形成されて樹脂製容器が構成
    され、該樹脂製容器の取付部に蓋部材を取付ける構造で
    あって、 上記開口部の周縁に円筒状の取付部が外方に突出して形
    成され、該円筒状の取付部の外側に、ナット部材を有す
    るリング部材が螺合され、該リング部材に蓋部材が、上
    記ナット部材にボルト部材を螺合して取付固定されてい
    ることを特徴とする樹脂製容器の蓋部材取付構造。
  2. 【請求項2】中空形状の容器本体に開口部が形成され、
    該開口部の周縁に取付部が形成されて樹脂製容器が構成
    され、該樹脂製容器の取付部に蓋部材を取付ける構造で
    あって、 上記開口部の周縁に円筒状の取付部が内方に突出して形
    成され、該円筒状の取付部の内側に、ナット部材を有す
    るリング部材が螺合され、該リング部材に蓋部材が、上
    記ナット部材にボルト部材を螺合して取付固定されてい
    ることを特徴とする樹脂製容器の蓋部材取付構造。
JP1991023091U 1991-04-09 1991-04-09 樹脂製容器の蓋部材取付構造 Expired - Lifetime JP2554015Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59126994U (ja) * 1983-02-16 1984-08-27 昭和電線電纜株式会社 耐雨性盲蓋機構
JPS6057541U (ja) * 1983-02-05 1985-04-22 望月 和仁 ステンレス製角型丸口密閉容器

Patent Citations (2)

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