JPH05315080A - Tft駆動薄膜el素子 - Google Patents
Tft駆動薄膜el素子Info
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- JPH05315080A JPH05315080A JP4137557A JP13755792A JPH05315080A JP H05315080 A JPH05315080 A JP H05315080A JP 4137557 A JP4137557 A JP 4137557A JP 13755792 A JP13755792 A JP 13755792A JP H05315080 A JPH05315080 A JP H05315080A
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Landscapes
- Electroluminescent Light Sources (AREA)
- Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
- Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 透明電極からの引き出し配線の構造が簡易で
しかも高耐圧の絶縁部材を要することのないTFT薄膜
駆動EL素子を提供する。 【構成】 赤色のEL発光層に接合される第1の透明電
極1と、緑色のEL発光層に接合される第2の透明電極
2は、共に櫛状に形成され且つ櫛の歯に相当する各々の
直線部1a、2aは、互いに違いに並設されるように配
置されると共に、青色のEL発光層に接合される第3の
透明電極3は、第1の透明電極1の直線部1aと第2の
透明電極2の直線部2aとの間を縫うように蛇行形成さ
れて配設されてなる。
しかも高耐圧の絶縁部材を要することのないTFT薄膜
駆動EL素子を提供する。 【構成】 赤色のEL発光層に接合される第1の透明電
極1と、緑色のEL発光層に接合される第2の透明電極
2は、共に櫛状に形成され且つ櫛の歯に相当する各々の
直線部1a、2aは、互いに違いに並設されるように配
置されると共に、青色のEL発光層に接合される第3の
透明電極3は、第1の透明電極1の直線部1aと第2の
透明電極2の直線部2aとの間を縫うように蛇行形成さ
れて配設されてなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、TFT駆動薄膜EL素
子に係り、特に、カラ−化されたものにおいて透明電極
の配置構造の改良に関する。
子に係り、特に、カラ−化されたものにおいて透明電極
の配置構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のTFT駆動薄膜EL素子
としては、例えば、特開昭59−1234873号公報
に開示されたようなものが公知・周知となっている。す
なわち、同公報には、非透明電極、EL発光層及び透明
電極を順に積層してEL素子を形成すると共に、このE
L素子が設けられたと略同一面内に、このEL素子を駆
動するための薄膜電界効果トランジスタ(TFT)を設
けたものが開示されている。さらに、このようなEL素
子のEL発光層を、例えば、赤、緑、青の各色素毎に設
けてEL素子をカラ−化することは、いわゆる当業者に
とって、公知・周知の技術となっている。
としては、例えば、特開昭59−1234873号公報
に開示されたようなものが公知・周知となっている。す
なわち、同公報には、非透明電極、EL発光層及び透明
電極を順に積層してEL素子を形成すると共に、このE
L素子が設けられたと略同一面内に、このEL素子を駆
動するための薄膜電界効果トランジスタ(TFT)を設
けたものが開示されている。さらに、このようなEL素
子のEL発光層を、例えば、赤、緑、青の各色素毎に設
けてEL素子をカラ−化することは、いわゆる当業者に
とって、公知・周知の技術となっている。
【0003】図3には、カラ−化されたTFT駆動薄膜
EL素子の構造、特に、透明電極の配置構造の一例が示
されており、以下、同図を参照しつつその構造について
説明する。このTFT駆動薄膜EL素子においては、青
色に対応する透明電極(以下、「青色透明電極」と言
う。)15、赤色に対応する透明電極(以下、「赤色透
明電極」と言う。)16及び緑色に対する透明電極(以
下、「緑色透明電極」と言う。)17が、この順で複数
並設されている。そして、青色透明電極15の一端(図
3において紙面右側の端)には接続配線18が接続され
おり、この接続配線18を介して交流駆動電源19aが
接続されている。
EL素子の構造、特に、透明電極の配置構造の一例が示
されており、以下、同図を参照しつつその構造について
説明する。このTFT駆動薄膜EL素子においては、青
色に対応する透明電極(以下、「青色透明電極」と言
う。)15、赤色に対応する透明電極(以下、「赤色透
明電極」と言う。)16及び緑色に対する透明電極(以
下、「緑色透明電極」と言う。)17が、この順で複数
並設されている。そして、青色透明電極15の一端(図
3において紙面右側の端)には接続配線18が接続され
おり、この接続配線18を介して交流駆動電源19aが
接続されている。
【0004】一方、この接続配線19aが導出されてい
る青色透明電極15の端部と反対側に設けられた、赤色
透明電極16及び緑色透明電極17の端部からは、それ
ぞれ、接続配線20,21が導出されている。すなわ
ち、赤色透明電極16の一端(図3において紙面左側)
において、接続配線20は、赤色透明電極16と略同一
面内で導出された後、赤色透明電極16に対して略垂直
に立ち上ったビアと称される立上り部20aが形成さ
れ、この複数の立上り部20aを接続する連絡部20b
が接続されてなる。そして、この接続配線20を介して
交流駆動電源19bに接続されている。これに対して、
緑色透明電極17の端部からは、この緑色透明電極17
が設けられた面と略同一の面内で接続配線21が導出さ
れている。従って、赤色透明電極16と緑色透明電極1
7の各々から導出される接続配線20,21は交わるこ
とのないようになっている。
る青色透明電極15の端部と反対側に設けられた、赤色
透明電極16及び緑色透明電極17の端部からは、それ
ぞれ、接続配線20,21が導出されている。すなわ
ち、赤色透明電極16の一端(図3において紙面左側)
において、接続配線20は、赤色透明電極16と略同一
面内で導出された後、赤色透明電極16に対して略垂直
に立ち上ったビアと称される立上り部20aが形成さ
れ、この複数の立上り部20aを接続する連絡部20b
が接続されてなる。そして、この接続配線20を介して
交流駆動電源19bに接続されている。これに対して、
緑色透明電極17の端部からは、この緑色透明電極17
が設けられた面と略同一の面内で接続配線21が導出さ
れている。従って、赤色透明電極16と緑色透明電極1
7の各々から導出される接続配線20,21は交わるこ
とのないようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構造にあっては、例えば、図4に示されるように、赤
色透明電極16に接続されている接続配線21に着目し
て、この接続配線21と他の透明電極15,17との間
の電圧を考えてみると、各透明電極15〜17及び接続
配線18,20,21には、よく知られているように互
いに位相の異なる交流電圧が印加されているので、例え
ば、各交流電圧が200Vとすれば、赤色配線電極16
と他の緑色又は青色透明電極15,17との間において
は、各交流電源19a〜19c間の位相関係によって
は、最大400Vp-p もの電圧がかかる場合があり(こ
れは、他の接続配線と他の透明電極との間においても、
同様である。)、このため接続電極21と各透明電極1
5〜17との間に設けられる絶縁層22は、このような
場合にも絶縁破壊を生じない比較的高い絶縁耐力を有す
ることが要求される結果、高価格な素子となる。そし
て、この絶縁層22にわずかでもいわゆるピンホ−ルが
存在すると、極めて絶縁破壊を生じ易いものとなり、製
品としての価値がなくなるので、結局、製造の歩留まり
を低下させるという問題があった。さらに、上述したよ
うに、接続配線の少なくとも一つはビアと称される立ち
上がりを設けて他の接続配線との間にいわゆる立体交差
を形成して、接続配線同士が交わらないように構成する
ことは、素子の構成を複雑化し、製造工程を多くし、結
果として先の絶縁破壊を生じ易いという問題と相俟って
より一層、高価な素子とするという問題もあった。さら
に、前述の立ち上り部を設けた構成においては、この立
ち上り部と透明電極との接合部分(例えば、図4で符号
イで示された部分)は、接合不良を生ずることがあり、
素子の信頼性を低下させるという問題があった。
た構造にあっては、例えば、図4に示されるように、赤
色透明電極16に接続されている接続配線21に着目し
て、この接続配線21と他の透明電極15,17との間
の電圧を考えてみると、各透明電極15〜17及び接続
配線18,20,21には、よく知られているように互
いに位相の異なる交流電圧が印加されているので、例え
ば、各交流電圧が200Vとすれば、赤色配線電極16
と他の緑色又は青色透明電極15,17との間において
は、各交流電源19a〜19c間の位相関係によって
は、最大400Vp-p もの電圧がかかる場合があり(こ
れは、他の接続配線と他の透明電極との間においても、
同様である。)、このため接続電極21と各透明電極1
5〜17との間に設けられる絶縁層22は、このような
場合にも絶縁破壊を生じない比較的高い絶縁耐力を有す
ることが要求される結果、高価格な素子となる。そし
て、この絶縁層22にわずかでもいわゆるピンホ−ルが
存在すると、極めて絶縁破壊を生じ易いものとなり、製
品としての価値がなくなるので、結局、製造の歩留まり
を低下させるという問題があった。さらに、上述したよ
うに、接続配線の少なくとも一つはビアと称される立ち
上がりを設けて他の接続配線との間にいわゆる立体交差
を形成して、接続配線同士が交わらないように構成する
ことは、素子の構成を複雑化し、製造工程を多くし、結
果として先の絶縁破壊を生じ易いという問題と相俟って
より一層、高価な素子とするという問題もあった。さら
に、前述の立ち上り部を設けた構成においては、この立
ち上り部と透明電極との接合部分(例えば、図4で符号
イで示された部分)は、接合不良を生ずることがあり、
素子の信頼性を低下させるという問題があった。
【0006】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、高耐圧の絶縁部材を要することなくしかも透明電極
からの接続配線の引き出し構造が簡易で信頼性の高いT
FT駆動薄膜EL素子を提供することにある。
で、高耐圧の絶縁部材を要することなくしかも透明電極
からの接続配線の引き出し構造が簡易で信頼性の高いT
FT駆動薄膜EL素子を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め請求項1記載の発明に係るTFT駆動薄膜EL素子
は、発光色の異なる三種類のEL発光層を略同一面内で
繰り返して配置してなるTFT駆動薄膜EL素子におい
て、前記三種のEL発光層の内、二種のEL発光層にそ
れぞれ接合される二つの透明電極を櫛状に形成し且つこ
の櫛状に形成された透明電極の櫛の歯に相当する略直線
状の部位が互い違いとなるように該二つの透明電極を配
置すると共に、前記三種のEL発光層の内、残余のEL
発光層に接合される透明電極を、前記二つの櫛状透明電
極の櫛の歯に相当する前記略直線状の部位間に位置する
ように蛇行形成して配設してなるものである。また、請
求項2記載の発明に係るTFT駆動薄膜EL素子は、発
光色の異なる三種類のEL発光層を略同一面内で繰り返
して配置してなるTFT駆動薄膜EL素子において、前
記三種のEL発光層に接合する透明電極のそれぞれを、
共に蛇行形成して配置してなるものである。
め請求項1記載の発明に係るTFT駆動薄膜EL素子
は、発光色の異なる三種類のEL発光層を略同一面内で
繰り返して配置してなるTFT駆動薄膜EL素子におい
て、前記三種のEL発光層の内、二種のEL発光層にそ
れぞれ接合される二つの透明電極を櫛状に形成し且つこ
の櫛状に形成された透明電極の櫛の歯に相当する略直線
状の部位が互い違いとなるように該二つの透明電極を配
置すると共に、前記三種のEL発光層の内、残余のEL
発光層に接合される透明電極を、前記二つの櫛状透明電
極の櫛の歯に相当する前記略直線状の部位間に位置する
ように蛇行形成して配設してなるものである。また、請
求項2記載の発明に係るTFT駆動薄膜EL素子は、発
光色の異なる三種類のEL発光層を略同一面内で繰り返
して配置してなるTFT駆動薄膜EL素子において、前
記三種のEL発光層に接合する透明電極のそれぞれを、
共に蛇行形成して配置してなるものである。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明に係るTFT駆動薄膜EL
素子においては、櫛状に形成され且つその櫛の歯に相当
する略直線部分が互い違い並設されるように配置し、さ
らにこの二つの透明電極の直線部の間を縫うように蛇行
形成されたもう一つの透明電極を配置したので、各透明
電極から配線を引き出す場合、他の透明電極との間で立
体交差構造を採ることなく配線を引き出すことができる
ので、簡易な構造となる。しかも、立体交差構造を採る
ことがないので、従来この立体交差構造を採ることに起
因して生じていた配線電極と他の透明電極との間の絶縁
層への瞬時的な高電圧印加がなくなり、そのため、絶縁
層の絶縁耐力を従来より低くでき、安価な素子となるも
のである。また、請求項2記載の発明に係るTFT駆動
薄膜EL素子においては、3つの透明電極が共に蛇行形
成されて配置されるので、その蛇行形成された3つの透
明電極のそれぞれの端部からそのまま、略同一の面内で
配線を引き出すことができ、従来と異なり立体交差する
ような部分がなくなり、そのため、簡易な構造となるも
のである。
素子においては、櫛状に形成され且つその櫛の歯に相当
する略直線部分が互い違い並設されるように配置し、さ
らにこの二つの透明電極の直線部の間を縫うように蛇行
形成されたもう一つの透明電極を配置したので、各透明
電極から配線を引き出す場合、他の透明電極との間で立
体交差構造を採ることなく配線を引き出すことができる
ので、簡易な構造となる。しかも、立体交差構造を採る
ことがないので、従来この立体交差構造を採ることに起
因して生じていた配線電極と他の透明電極との間の絶縁
層への瞬時的な高電圧印加がなくなり、そのため、絶縁
層の絶縁耐力を従来より低くでき、安価な素子となるも
のである。また、請求項2記載の発明に係るTFT駆動
薄膜EL素子においては、3つの透明電極が共に蛇行形
成されて配置されるので、その蛇行形成された3つの透
明電極のそれぞれの端部からそのまま、略同一の面内で
配線を引き出すことができ、従来と異なり立体交差する
ような部分がなくなり、そのため、簡易な構造となるも
のである。
【0009】
【実施例】以下、図1を参照しつつ、本発明に係るTF
T駆動薄膜EL素子について説明する。ここで、図1
は、本発明に係るTFT駆動薄膜EL素子を構成するの
透明電極の構造配置を示す平面図である。本実施例にお
けるTFT駆動薄膜EL素子は、カラ−化されたものを
前提としており、例えば、赤、緑、青色の各発光素子が
順に複数設けられてなるもので、かかる構成において
は、従来から存在するカラ−化されたTFT駆動薄膜E
L素子と基本的に同一構造を有するものであるが、透明
電極の配置構造が次述するように従来のものと比較して
特徴的に異なるものである。
T駆動薄膜EL素子について説明する。ここで、図1
は、本発明に係るTFT駆動薄膜EL素子を構成するの
透明電極の構造配置を示す平面図である。本実施例にお
けるTFT駆動薄膜EL素子は、カラ−化されたものを
前提としており、例えば、赤、緑、青色の各発光素子が
順に複数設けられてなるもので、かかる構成において
は、従来から存在するカラ−化されたTFT駆動薄膜E
L素子と基本的に同一構造を有するものであるが、透明
電極の配置構造が次述するように従来のものと比較して
特徴的に異なるものである。
【0010】すなわち、先ず、赤色のEL素子の一部を
構成する第1の透明電極1は、一定間隔をおいて略平行
状態に配列された複数の直線部1aが設けられて、全体
として櫛状に形成されてなるものである。また、緑色の
EL素子の一部を構成する第2の透明電極2の配置構成
も、上述した第1の透明電極1と同一であるが、第1の
透明電極1の二つの直線部1aの間に、第2の透明電極
2の直線部2aの一つが位置するように配置されている
ものである。さらに、青色のEL素子の一部を構成する
第3の透明電極3は、互いに略平行して配置された複数
の直線部3aと、この直線部3aを接続する複数の折り
返し部3bとが形成されてなり、全体としていわゆるジ
グザグ状に形成(蛇行形成)されてなるものである。そ
して、直線部3bは、前述した第1の透明電極1の直線
部1aと第2の透明電極2の直線部2aとの間に位置す
るように配置されてなるものである。尚、これら第1乃
至第3の透明電極1〜3は、例えば、酸化インジウム・
スズ(ITO)をスパッタ法により1000オングスト
ロ−ム程度に着膜して形成されるものである。
構成する第1の透明電極1は、一定間隔をおいて略平行
状態に配列された複数の直線部1aが設けられて、全体
として櫛状に形成されてなるものである。また、緑色の
EL素子の一部を構成する第2の透明電極2の配置構成
も、上述した第1の透明電極1と同一であるが、第1の
透明電極1の二つの直線部1aの間に、第2の透明電極
2の直線部2aの一つが位置するように配置されている
ものである。さらに、青色のEL素子の一部を構成する
第3の透明電極3は、互いに略平行して配置された複数
の直線部3aと、この直線部3aを接続する複数の折り
返し部3bとが形成されてなり、全体としていわゆるジ
グザグ状に形成(蛇行形成)されてなるものである。そ
して、直線部3bは、前述した第1の透明電極1の直線
部1aと第2の透明電極2の直線部2aとの間に位置す
るように配置されてなるものである。尚、これら第1乃
至第3の透明電極1〜3は、例えば、酸化インジウム・
スズ(ITO)をスパッタ法により1000オングスト
ロ−ム程度に着膜して形成されるものである。
【0011】上述した第1乃至第3の透明電極1〜3に
は、交流駆動電源4〜6がそれぞれ接続されるようにな
っているが、この交流駆動電源4〜6への接続配線の各
透明電極1〜3側での点は、図3で説明した従来の場合
のように各透明電極の端部である必要はない。すなわ
ち、図1に示されるように本実施例においては、第1の
透明電極1の場合には、コ−ナ部1bから接続配線7が
引き出されて交流駆動電源4が接続されている。また、
第2の透明電極2の場合、一方の端部に交流駆動電源5
が接続されている。さらに、第3の透明電極3にあって
は、前述した第1の透明電極1のコ−ナ部1bに対して
略対象の位置のコ−ナ部3bに接続配線8を介して交流
駆動電源6が接続されている。そして、これら第1及び
第3の透明電極1〜3の上には、詳細は図示しないが各
色毎にEL発光層、各透明電極1〜3に対向する接地電
極、TFTが図1の紙面裏面から表面方向へ順に積層さ
れてTFT駆動薄膜EL素子が構成されている。尚、図
1において点線で示された矩形の部分は、赤(R)、緑
(G)、青(B)の各EL素子がそれぞれ一つづつ集合
した部分を示したもので、いわゆる一画素に対する範囲
を示すものである。
は、交流駆動電源4〜6がそれぞれ接続されるようにな
っているが、この交流駆動電源4〜6への接続配線の各
透明電極1〜3側での点は、図3で説明した従来の場合
のように各透明電極の端部である必要はない。すなわ
ち、図1に示されるように本実施例においては、第1の
透明電極1の場合には、コ−ナ部1bから接続配線7が
引き出されて交流駆動電源4が接続されている。また、
第2の透明電極2の場合、一方の端部に交流駆動電源5
が接続されている。さらに、第3の透明電極3にあって
は、前述した第1の透明電極1のコ−ナ部1bに対して
略対象の位置のコ−ナ部3bに接続配線8を介して交流
駆動電源6が接続されている。そして、これら第1及び
第3の透明電極1〜3の上には、詳細は図示しないが各
色毎にEL発光層、各透明電極1〜3に対向する接地電
極、TFTが図1の紙面裏面から表面方向へ順に積層さ
れてTFT駆動薄膜EL素子が構成されている。尚、図
1において点線で示された矩形の部分は、赤(R)、緑
(G)、青(B)の各EL素子がそれぞれ一つづつ集合
した部分を示したもので、いわゆる一画素に対する範囲
を示すものである。
【0012】図2には他の実施例が示されており、以
下、同図を参照しつつ他の実施例について説明する。こ
の図2に示された実施例は、図1における第1の透明電
極1及び第3の透明電極3を、同じく図1に示された第
2の透明電極2と同様にいわゆるジグザグ状に形成、配
置した点が異なるものである。すなわち、第1乃至第3
の透明電極9〜11は、互いに略平行して配置された複
数の直線部9a,10a,11aと、この直線部9a,
10a,11aを接続する複数の折り返し部9b,10
b,11bとが、それぞれ形成されてなり、全体として
いわゆるジグザグ状に形成されてなるものである。そし
て、第1及び第3の透明電極9〜11相互は、略一定の
間隔を隔てて、上述したように共にいわゆるジグザグ状
に形成(蛇行形成)されており、本実施例においては、
第1の透明電極1の二つの直線部9a,9bの間に第2
の透明電極10の二つの直線部10a,10aと折り返
し部10bが配置され、さらに、この第2の透明電極2
の二つの直線部10a,10aと折り返し部10bとで
画成される領域に、第3の透明電極11の二つの直線部
11a,11aと、この二つの直線部11a,11aを
接続する折り返し部11bとが配置されるようになって
いる。
下、同図を参照しつつ他の実施例について説明する。こ
の図2に示された実施例は、図1における第1の透明電
極1及び第3の透明電極3を、同じく図1に示された第
2の透明電極2と同様にいわゆるジグザグ状に形成、配
置した点が異なるものである。すなわち、第1乃至第3
の透明電極9〜11は、互いに略平行して配置された複
数の直線部9a,10a,11aと、この直線部9a,
10a,11aを接続する複数の折り返し部9b,10
b,11bとが、それぞれ形成されてなり、全体として
いわゆるジグザグ状に形成されてなるものである。そし
て、第1及び第3の透明電極9〜11相互は、略一定の
間隔を隔てて、上述したように共にいわゆるジグザグ状
に形成(蛇行形成)されており、本実施例においては、
第1の透明電極1の二つの直線部9a,9bの間に第2
の透明電極10の二つの直線部10a,10aと折り返
し部10bが配置され、さらに、この第2の透明電極2
の二つの直線部10a,10aと折り返し部10bとで
画成される領域に、第3の透明電極11の二つの直線部
11a,11aと、この二つの直線部11a,11aを
接続する折り返し部11bとが配置されるようになって
いる。
【0013】そして、第1乃至第3の透明電極9〜11
の一方の端部(図2においては、紙面右上側の端部)に
は、それぞれ交流駆動電源4〜6が接続されている。こ
の場合、従来と異なり、この交流駆動電源4〜6が接続
される各々の端部から引き出される配線が立体交差する
構造とすることなく、図2のように同じそれぞれ同じ側
の端部に交流駆動電源4〜6を接続できる構造となって
いる。尚、図2において、点線で示された矩形部分は、
前述した図1の実施例における意味と同一である。
の一方の端部(図2においては、紙面右上側の端部)に
は、それぞれ交流駆動電源4〜6が接続されている。こ
の場合、従来と異なり、この交流駆動電源4〜6が接続
される各々の端部から引き出される配線が立体交差する
構造とすることなく、図2のように同じそれぞれ同じ側
の端部に交流駆動電源4〜6を接続できる構造となって
いる。尚、図2において、点線で示された矩形部分は、
前述した図1の実施例における意味と同一である。
【0014】また、この図2における実施例において
は、第1乃至第3の透明電極9〜11の同じ側の端部に
おいて交流駆動電源4〜6をそれぞれ接続するようにし
たが、このような接続状態に限られる必要がないことは
勿論である。例えば、図2において紙面左下における各
透明電極9〜11の端部にそれぞれ交流駆動電源4〜6
を接続するようにしてもよいし、また、図2において紙
面左上の各透明電極9〜11の端部のいずれか二つに、
それぞれ対応する交流駆動電源を接続する一方、残余の
透明電極については図2において紙面左下の端部で交流
駆動電源を接続する等の種々接続形態を採ることが可能
である。
は、第1乃至第3の透明電極9〜11の同じ側の端部に
おいて交流駆動電源4〜6をそれぞれ接続するようにし
たが、このような接続状態に限られる必要がないことは
勿論である。例えば、図2において紙面左下における各
透明電極9〜11の端部にそれぞれ交流駆動電源4〜6
を接続するようにしてもよいし、また、図2において紙
面左上の各透明電極9〜11の端部のいずれか二つに、
それぞれ対応する交流駆動電源を接続する一方、残余の
透明電極については図2において紙面左下の端部で交流
駆動電源を接続する等の種々接続形態を採ることが可能
である。
【0015】
【発明の効果】以上、述べたように、本発明によれば、
透明電極から引き出される配線と他の透明電極から引き
出される配線とを立体的に交差させる必要がないように
複数の透明電極を櫛形又は蛇行形成して、その形状から
生ずる湾曲部分に他の透明電極が配設されるような構造
とすることにより、従来と異なり透明電極から引き出さ
れる配線部分を立体交差させるような構造を採ることな
く各透明電極からEL素子駆動用の電源への配線の引き
出しが可能となり、簡易な構造となる。さらに、従来の
ような立体交差部分がないので、従来この立体交差構造
を採ることに起因して生じていた引き出し配線と他の透
明電極との間の絶縁層への瞬時的な高電圧の印加がなく
なり、そのため、絶縁破壊の確率が低下する。そのう
え、従来と異なり透明電極に対して垂直方向で接合する
部分がなくなるので、従来このような部分で生じていた
接合不良が生じることがなくなり、そのため信頼性が向
上して且つ安価なTFT薄膜駆動EL素子を提供するこ
とができるという効果を奏するものである。
透明電極から引き出される配線と他の透明電極から引き
出される配線とを立体的に交差させる必要がないように
複数の透明電極を櫛形又は蛇行形成して、その形状から
生ずる湾曲部分に他の透明電極が配設されるような構造
とすることにより、従来と異なり透明電極から引き出さ
れる配線部分を立体交差させるような構造を採ることな
く各透明電極からEL素子駆動用の電源への配線の引き
出しが可能となり、簡易な構造となる。さらに、従来の
ような立体交差部分がないので、従来この立体交差構造
を採ることに起因して生じていた引き出し配線と他の透
明電極との間の絶縁層への瞬時的な高電圧の印加がなく
なり、そのため、絶縁破壊の確率が低下する。そのう
え、従来と異なり透明電極に対して垂直方向で接合する
部分がなくなるので、従来このような部分で生じていた
接合不良が生じることがなくなり、そのため信頼性が向
上して且つ安価なTFT薄膜駆動EL素子を提供するこ
とができるという効果を奏するものである。
【図1】 本発明に係るTFT駆動薄膜EL素子の一実
施例における透明電極の配置構造を示す平面図である。
施例における透明電極の配置構造を示す平面図である。
【図2】 本発明に係るTFT駆動薄膜EL素子の他の
実施例における透明電極の配置構造を示す平面図であ
る。
実施例における透明電極の配置構造を示す平面図であ
る。
【図3】 従来のTFT駆動薄膜EL素子における透明
電極の構造配置の一例を示す全体斜視図である。
電極の構造配置の一例を示す全体斜視図である。
【図4】 図3に示された従来例における透明電極と接
続配線との縦方向での位置関係を示す縦断面図である。
続配線との縦方向での位置関係を示す縦断面図である。
1,9…第1の透明電極、 1a,9a…直線部、 1
b…コ−ナ部、 2,10…第2の透明電極、 2a,
10a…直線部、 2b…コ−ナ部、 3,11…第3
の透明電極、 3a,11a…直線部、 3b,9b,
10b,11b…折り返し部
b…コ−ナ部、 2,10…第2の透明電極、 2a,
10a…直線部、 2b…コ−ナ部、 3,11…第3
の透明電極、 3a,11a…直線部、 3b,9b,
10b,11b…折り返し部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05B 33/14
Claims (2)
- 【請求項1】 発光色の異なる三種類のEL発光層を略
同一面内で繰り返して配置してなるTFT駆動薄膜EL
素子において、前記三種のEL発光層の内、二種のEL
発光層にそれぞれ接合される二つの透明電極を櫛状に形
成し且つこの櫛状に形成された透明電極の櫛の歯に相当
する略直線状の部位が互い違いとなるように該二つの透
明電極を配置すると共に、前記三種のEL発光層の内、
残余のEL発光層に接合される透明電極を、前記二つの
櫛状透明電極の櫛の歯に相当する前記略直線状の部位間
に位置するように蛇行形成して配設したことを特徴とす
るTFT駆動薄膜EL素子。 - 【請求項2】 発光色の異なる三種類のEL発光層を略
同一面内で繰り返して配置してなるTFT駆動薄膜EL
素子において、前記三種のEL発光層に接合する透明電
極のそれぞれを、共に蛇行形成して配設したことを特徴
とするTFT駆動薄膜EL素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4137557A JPH05315080A (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | Tft駆動薄膜el素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4137557A JPH05315080A (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | Tft駆動薄膜el素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05315080A true JPH05315080A (ja) | 1993-11-26 |
Family
ID=15201507
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4137557A Pending JPH05315080A (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | Tft駆動薄膜el素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05315080A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012054248A (ja) * | 1999-10-29 | 2012-03-15 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 電子装置及び電子装置の作製方法 |
-
1992
- 1992-05-01 JP JP4137557A patent/JPH05315080A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012054248A (ja) * | 1999-10-29 | 2012-03-15 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 電子装置及び電子装置の作製方法 |
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