JPH05314167A - 文表現解析方法 - Google Patents

文表現解析方法

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JPH05314167A
JPH05314167A JP4144933A JP14493392A JPH05314167A JP H05314167 A JPH05314167 A JP H05314167A JP 4144933 A JP4144933 A JP 4144933A JP 14493392 A JP14493392 A JP 14493392A JP H05314167 A JPH05314167 A JP H05314167A
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JP
Japan
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phrase
modifier
sentence
clauses
phrases
Prior art date
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Pending
Application number
JP4144933A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasutoshi Shimatani
安俊 島谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP4144933A priority Critical patent/JPH05314167A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 曖昧な表現で作成された文を解析し、表現が
明確な文を自動的に作成する。 【構成】 解析対象とする文の、文節及び句を検出する
文節検出部2a及び句検出部2bと、文節及び句の係受
けを検出する係受け検出部2cと、修飾側の句の文節数
を算出する文節数算出部2dと、修飾側の句が修飾側の
文節の前に位置し、かつ文節数の多い修飾側の句が、文
の前部に位置するように修飾側の句を並べ換える配置制
御部2eを備えたものにおいて、修飾側の文節の係りを
明確にする。また、配置制御部2eに換えて、修飾側の
文節が修飾側の句の前に位置した場合、修飾側の文節と
句の間に読点を挿入し、修飾側の文節と句の境界を明確
にする読点制御部2fを備えたものにおいて、修飾側の
文節の係りを明確にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、曖昧な表現の文の文節
を解析し、明解な表現の文を自動的に作成する文解析方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】文は、複数の文節から構成される。言い
換えれば、文節単位に分解することができる。また、複
数の文節が一纏まりになって、一つの文節のような働き
をする場合があり、このような複数の文節からなる構成
を、連文節(句)と呼んでいる。文節(句)相互には、
係受けの関係があり、“係り”に分類される文節(句)
は、係り文節(係り句)と呼び、“受け”に分類される
文節(句)は、受け文節(受け句)と呼ばれている。係
り文節及び係り句を総して、単に修飾語と呼び、受け文
節及び受け句を総して、単に被修飾語と呼んでいる。
【0003】例えば、読点を設けずに、複数の修飾語を
備えた文を作成する場合を想定すると、文の曖昧度、即
ち解釈内容に誤解が生じる度合いは、修飾語の配置関係
に影響される。ここで、「私は中村さんが鈴木さんを助
けたと思った。」(文A)と言う文が作成されたものと
する。この文Aは、内容“私は”の係り修飾語の後に、
内容“中村さんが鈴木さんを助けたと”の係り修飾語が
配置されている。
【0004】一般に、短い修飾語の後に、長い修飾語が
配置された文は、表現が曖昧で、難解になる傾向があ
る。このため、文Aの係り修飾語の配置を変更し、「中
村さんが鈴木さんを助けたと私は思った。」(文B)と
言う文に作成しなおすという作業が実施される。文書B
は、内容“中村さんが鈴木さんを助けたと”の係り修飾
語の後に、内容“私は”の係り修飾語が配置されてい
る。このように、長い修飾語の後に、短い修飾語が配置
された文は、表現が明確で、明解な文になる傾向があ
る。
【0005】さらに、白い紙に、何らかの色の文字が記
載された内容の文を作成する場合、文中の修飾関係にお
いて、「白い」という形容詞と、「文字の書かれた」と
いう修飾句が、「紙」と言う名詞を修飾するため、「文
字の書かれた白い紙」という表現の文を作成することが
望ましい。即ち、「白い文字の書かれた紙」という表現
にすると、「白い」が「文字」に係り、白い文字が紙に
記載されているものとして解釈される恐れがあり、やは
り表現が曖昧で、難解な文になる傾向がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上説明のように、従
来は表現が曖昧な文については、人手により修飾語の配
置変更等を行ない、表現が明確な文を作成しなおす、も
しくは、表現が曖昧にならぬように、修飾語の配置を意
識しながら文を作成する、という手間のかかる作業を強
いられるといった問題が生じていた。本発明は以上の点
に着目してなされたもので、曖昧な表現で作成された文
を解析し、表現が明確な文を自動的に作成する文表現解
析方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の文表現解析方法
は、解析対象とする文の文節を検出し、複数の前記文節
から構成される句を検出し、前記句以外の前記文節及び
前記句を、それぞれ修飾側と被修飾側に分類し、前記修
飾側の前記句について、文節数を算出し、前記文節数の
多い前記句を、前記修飾側の前記文節の前で、かつ前記
文節数の少ない前記句の前に位置するように、前記修飾
側の前記句の配列を並べ換える。解析対象とする文の文
節を検出し、複数の前記文節から構成される句を検出
し、前記句以外の前記文節及び前記句を、それぞれ修飾
側と被修飾側に分類し、前記修飾側の前記句の前に前記
修飾側の前記文節が位置する場合、当該句と当該文節の
境目に読点を挿入する。
【0008】
【作用】この方法は、解析対象とする文の、修飾側の句
及び文節を検出し、修飾側の句の文節数を算出する。さ
らに、修飾側の句が修飾側の文節の前に位置し、かつ文
節数の多い修飾側の句が、文の前部に位置するように並
べ換える。これにより、修飾側の文節の前に、文節数の
多い順序で修飾側の句が配置されることになり、修飾側
の文節の係りが明確になる。また、修飾側の文節が、修
飾側の句の前に位置した場合、修飾側の文節と修飾側の
句の間に読点を挿入し、修飾側の文節と修飾側の句の境
界を明確にすることにより、修飾側の文節の係りが明確
になる。
【0009】
【実施例】図1に、本発明に係る文表現解析装置の概念
図を示す。図に示した文表現解析装置1には、プロセッ
サ2と、プロセッサ2に接続されたキーボード3、ディ
スプレイ4、主メモリ5、外部メモリ6、プリンタ7が
設けられている。
【0010】プロセッサ2は、文表現解析装置1を構成
する各部の制御を行なうものである。キーボード3は、
各種情報の入力を行なう文字や数値キー等を備えた入力
装置である。ディスプレイ4は、各種情報の表示を行な
う表示装置である。
【0011】主メモリ5は、プロセッサ2の参照するプ
ログラムやデータ、さらには、解析対象とする文のデー
タ(文データ)を記憶するROM及びRAM等から構成
されるものである。外部メモリ6は、文表現解析装置1
が解析対象とする文データ、解析結果として得らえる文
データ、さらにはプロセッサ2が解析処理の際に参照す
る文法辞書等の保存等を行なう磁気ディスク装置等から
構成されるものである。プリンタ7は、文データ等の印
刷を行なうものである。
【0012】プロセッサ2には、文節検出部2a,句検
出部2b、係受け検出部2c、文節数算出部2d、そし
て配置制御部2eが設けられている。なお、読点制御部
2fについては、後に説明する。
【0013】文節検出部2aは、主メモリ5上に解析対
象として書込まれた文データを、文節単位に分解する処
理を行なうもので、予め外部メモリ6上に用意された文
法辞書等に照らし合わせて、文節の把握を行なう。句検
出部2bは、文節検出部2aに検出された文節の内、複
数の文節がまとまって一つの文節としての機能を持つ句
を検出するもので、やはり外部メモリ6上の文法辞書等
に照らし合わせて、句の把握を行なう。
【0014】係受け検出部2cは、句検出部2bに検出
された句と、文節検出部2aに検出された、句以外の文
節の個々について、係り修飾語(係り文節(係り句))
であるか、受け修飾語(受け文節(受け句))であるか
を検出するものである。文節数算出部2dは、係り句を
構成する文節数を、係り句毎に算出するものである。配
置制御部2eは、係り修飾語に着目し、係り文節の前、
文節数の多い順序で係り句を配置して、文の作成を行な
うものである。
【0015】以上の構成の文表現解析装置1を用いた本
発明の文表現解析方法の第1の手順を、図2を参照しな
がら説明する。図2は、本発明に係る第1のフローチャ
ートである。なお、キーボード3の操作等により入力さ
れた文が、既に主メモリ5に記憶されているものとす
る。主メモリ5上の文(文データ)は、まず初めに文節
検出部2a及び句検出部2bで解析され、文節及び句に
分けられる(ステップS1)。その後、係受け検出部2
cにおいて、文節及び句の係受け関係を検出し(ステッ
プS2)、ディスプレイ4を駆動して係受け関係を表示
し、書き手の指示を促す(ステップS3)。ステップS
3では、係受け関係の候補が複数存在した場合、一つの
係受け関係を特定する為の選択指示を受ける。また、候
補が一つのみの場合、候補を許容する確認指示を受け
る。さらには、係受け関係が誤っていた場合、修正指示
を受けることになる。
【0016】ステップS3の実施後、文節数算出部2d
が起動し、被修飾語に対する修飾語の数nを求め(ステ
ップS4)、各修飾語の文節数を求める(ステップS
5)。各修飾語の文節数が求められると、配置制御部2
eが起動し、修飾語の配置が、文節数の多いもの程、文
の前方に配置されているか否かを判断する(ステップS
6)。
【0017】ステップS6の結果がNOの場合、配置制
御部2eは、句の修飾語を文節の修飾語の前に配置し、
かつ句の修飾語が複数存在した場合には、文節数の多い
順に配置する(ステップS7)。その後、配置制御部2
eは、配置変更を行なった文をディスプレイ4に表示し
て内容の確認を促し(ステップS8)、処理を終了す
る。
【0018】図3に、本発明に係る第1の表示説明図を
示す。図は、ディスプレイ5に表示される表示内容の例
で、図3(a)は、図2のステップS3の実行に伴なう
表示で、図3(b)は、図2のステップS8の実行に伴
なう表示である。ここでは、「私は中村さんが鈴木さん
を助けたと思った。」という文が入力された場合の例
で、図3(a)に示すように、修飾語の「私は」、「中
村さんが鈴木さんを助けたと」と、被修飾語の「思っ
た。」に分解されたものとする。
【0019】この文は、句の修飾語が文節の修飾語の後
ろに配置されているため、図2のステップS6を実施す
ると、結果がNOとなり、文節の修飾語と句の修飾語の
配置を変更する処理が実施される。結果として図3
(b)に示す、「中村さんが鈴木さんを助けたと私は思
った。」という文が作成されることになる。
【0020】図4に、本発明に係る第2の表示説明図を
示す。図は、図3同様に、ディスプレイ5に表示される
表示内容の例で、図4(a)は、図2のステップS3の
実行に伴なう表示で、図4(b)は、図2のステップS
8の実行に伴なう表示である。ここでは、「白い文字の
書かれた板。」という文が入力された場合の例で、図4
(a)に示すように、修飾語の「白い」、「文字の書か
れた」と、被修飾語の「板。」に分解されたものとす
る。
【0021】この文の場合、修飾関係の候補が2つ検出
される。書き手が、白い板に、文字が書かれている、と
いう意図で文を作成した場合、候補1が選択される。候
補1において、句の修飾語が文節の修飾語の後ろに配置
されているため、図2のステップS6を実施すると、結
果がNOとなり、文節の修飾語と句の修飾語の配置を変
更する処理が実施される。結果として図4(b)に示
す、「文字の書かれた白い板。」という文が作成される
ことになる。
【0022】ここで再び図1に戻り、図5を参照して、
本発明の文解析方法の第2の手順について説明する。第
2の発明は、プロセッサ1に、配置制御部2eに換えて
読点制御部2fを設ける。読点制御部2fは、係り修飾
語に着目し、文節の修飾語の前に句の修飾語が配置され
ていた場合、文節の修飾語の後に、読点を挿入し、文節
の修飾語と句の修飾語の境界を明確にする。
【0023】図5に、本発明に係る第2のフローチャー
トを示す。図に示したステップS11〜S16,S18
は、先に図2において説明したステップS1〜S6,S
8と同一の処理である。従って、ここでは、ステップS
17の処理について説明する。ステップS17におい
て、読点制御部2fが起動すると、句の修飾語と文節の
修飾語の位置関係を把握し、句の修飾語の前に文節の修
飾語が存在した場合、文節の修飾語と句の修飾語の間に
読点を挿入し、句の修飾語と文節の修飾語の境界を明確
にする(ステップS17)。
【0024】先に図3及び図4において説明した文を例
に取ると、ステップS18において、「私は、中村さん
が鈴木さんを助けたと思った。」、もしくは、「白い、
文字の書かれた板。」という文がディスプレイ4に表示
されることになる。即ち、文節の修飾語を独立させ、句
の修飾語と被修飾語を一文にすることにより、文節の修
飾語が、被修飾語のみに係る表現を実現することができ
る。
【0025】以上のように、被修飾語に係る修飾語が明
確になる文を自動的に作成する。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の文表現解
析方法によると、文節の意味の解析を実施することな
く、修飾語の文節数のみに着目して、修飾語の配置変更
を実施するため、文節の意味解析等に必要な大規模な辞
書を用意することなく、明確な文を作成することができ
る。さらに、修飾語の配置を変更するという処理を実施
することなく、単に読点の挿入する場合、修飾語の配置
変更に要する時間が省略できる為に、より短時間で明解
な文を作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る文表現解析装置の概念図である。
【図2】本発明に係る第1のフローチャートである。
【図3】本発明に係る第1の表示説明図である。
【図4】本発明に係る第2の表示説明図である。
【図5】本発明に係る第2のフローチャートである。
【符号の説明】
2 プロセッサ 2a 文節検出部 2b 句検出部 2c 係受け検出部 2d 文節数算出部 2e 配置制御部 2f 読点制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 解析対象とする文の文節を検出し、 複数の前記文節から構成される句を検出し、 前記句以外の前記文節及び前記句を、それぞれ修飾側と
    被修飾側に分類し、 前記修飾側の前記句について、文節数を算出し、 前記文節数の多い前記句を、前記修飾側の前記文節の前
    で、かつ前記文節数の少ない前記句の前に位置するよう
    に、前記修飾側の前記句の配列を並べ換えることを特徴
    とする文表現解析方法。
  2. 【請求項2】 解析対象とする文の文節を検出し、 複数の前記文節から構成される句を検出し、 前記句以外の前記文節及び前記句を、それぞれ修飾側と
    被修飾側に分類し、 前記修飾側の前記句の前に前記修飾側の前記文節が位置
    する場合、当該句と当該文節の境目に読点を挿入するこ
    とを特徴とする文表現解析方法。
JP4144933A 1992-05-11 1992-05-11 文表現解析方法 Pending JPH05314167A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4144933A JPH05314167A (ja) 1992-05-11 1992-05-11 文表現解析方法

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ID=15373575

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JP4144933A Pending JPH05314167A (ja) 1992-05-11 1992-05-11 文表現解析方法

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JP (1) JPH05314167A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019057095A (ja) * 2017-09-20 2019-04-11 大日本印刷株式会社 文章生成装置、モデル生成装置、校正装置及びコンピュータプログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019057095A (ja) * 2017-09-20 2019-04-11 大日本印刷株式会社 文章生成装置、モデル生成装置、校正装置及びコンピュータプログラム

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