JPH0531400Y2 - - Google Patents

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JPH0531400Y2
JPH0531400Y2 JP1989022409U JP2240989U JPH0531400Y2 JP H0531400 Y2 JPH0531400 Y2 JP H0531400Y2 JP 1989022409 U JP1989022409 U JP 1989022409U JP 2240989 U JP2240989 U JP 2240989U JP H0531400 Y2 JPH0531400 Y2 JP H0531400Y2
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gas
flame
ejected
injection
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、10mm以下、とくに一般に好まれる6
mm程度の全体の厚さを有し、燃料タンクからの噴
出ガスを対流ガスとして火炎噴射部材に導入する
高速火炎噴射式ガスライターに関するものであ
る。
[従来の技術] 従来、ガスライターは火炎が一定の形状で静止
しているごとく見えるものが一般的であつた。こ
のようなガスライターに対し、最近、ジエツト、
ターボ等と称せられる、火炎が高速で流動してい
るごとく見えるガスライターが現れている。しか
しながら、かかるガスライターは全体の厚さが10
ないし12mmという厚さを有し、高速火炎を噴射す
る機構は通常の火炎噴射に必要な理論通りに設計
し、必要な部品を組み立てれば所望の成果が得ら
れた。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来技術においては、ガス噴流を作るため
に設けられる燃料濾過整流機構と噴出ガス対流発
生装置とが一体的に配置されており、このため噴
出ガス対流発生装置の上方に配置された火炎噴射
機構の高熱が燃料濾過整流機構に伝達され、この
機構の上部に設けられた細小孔を変形または閉塞
させ、所望量の噴出ガス燃料が得られなくなる恐
れがあり、また、噴出ガス対流発生装置は最終形
状が複雑なため、幾つかの機械加工部品を組み立
てる方法が取られ、さらに、このようなガスライ
ターにおいては、例えば白金触媒等を利用する構
造的制約から望ましい円筒形状を使用するため、
6mm程度の厚さの一般に好まれる形状のガスライ
ターを実現することができないという問題点があ
つた。
本考案の目的は、一般に好まれる厚さ形状にし
ても燃料濾過整流装置に火炎噴射部材からの高熱
が伝達されず、微小孔を変形させることがなく、
しかも隣接部材への高熱による影響のない高速火
炎噴射式ガスライターを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的は、10mm以下、とくに一般に好まれる
6mm程度の全体の厚さを有し、燃料タンクからの
噴射ガスを対流ガスとして火炎噴射部材に導入す
る高速火炎噴射式ガスライターにおいて、前記火
炎噴射部材を一定の火炎維持容積を得るために扁
平円筒形状にセラミツクにより形成し、燃料噴出
ノズルの上方でかつ前記火炎噴射部材の下方内壁
に対応する扁平形状で嵌合して配置される噴出ガ
ス対流発生部材を備え、該噴出ガス対流発生部材
が前記燃料噴出ノズルからの噴出ガスの上昇を遮
る下向きに突出する円錐状突起を有する上方部分
と扁平形状に形成される本体部分とを一体に形成
してなり、前記燃料噴出ノズルの上端と前記噴出
ガス対流発生部材との間に配置されかつ前記燃料
噴出ノズルから噴出する燃料を濾過する金網塊、
スポンジ塊等からなる噴出燃料濾過部材および該
噴出燃料濾過部材の上方に設けた燃料噴出微小孔
を有する燃料濾過装置を備えた構成によつて達成
される。
[作用] ガスライターは燃料濾過整流装置の微小孔から
噴出する燃料ガスを噴出ガス対流発生部材におい
て対流ガスとして火炎噴射部材に送り、この対流
ガスをこの火炎噴射部材内で火花放電により着火
するように動作する。
[実施例] 以下、本考案のガスライターの実施例を図面に
基づき詳細に説明する。
第1図は本考案による10mm以下、とくに一般に
好まれる6mm程度の全体の厚さを有するガスライ
ターの操作機構の1実施例を説明に必要な部分の
み適宜示す概略図である。図において、符号1で
総括的に示すガスライターは燃料調整弁3および
燃料注入弁4を備えた燃料タンク2を有してい
る。燃料調整弁3の上方には燃料を噴出する燃料
噴出ノズル5が設けてある。このノズル5の上端
には後述する燃料濾過整流装置6が嵌合されてい
る。該燃料濾過整流装置6の上方にはこれと長手
方向に間隔を置いて配置された後述する噴出ガス
対流発生部材7および火炎噴射部材8が設けられ
る。符号9は燃料濾過整流装置6、噴出ガス対流
発生部材7および火炎噴射部材8を固定して支持
する支持板であり、この支持板は単一板片を概略
矩形状に屈曲して形成される。噴出ガス対流発生
部材7はこの支持板9の図示してない開口を通し
て肩部で支持板上面に載置される。
符号10は燃料噴出開閉機構の一部を形成する
第2開閉板であり、この第2開閉板は一端で燃料
噴出ノズル5と燃料濾過整流装置6の下端との間
に配置され、他端で第1開閉板11の一端に係止
される。該第1開閉板11の他端は操作片12の
下端に延在している。該操作片12は、第1図に
示すように、ガスライター1の上方右側に軸13
のまわりに回動可能に取り付けられ、ガスライタ
ー1の点火に際して第2図の矢印方向に押し上げ
回動して起立させ、その後押下することにより燃
料噴出開閉機構および高電圧発生装置14を作動
するように構成されている。
上記高電圧発生装置14は、詳しくは図示して
ないが、この中に収容された圧電素子がばね負荷
の作動部材14aによつて作動される衝撃体によ
つて衝撃され、高電圧を発生すべくなされてい
る。高電圧発生装置14で発生された高電圧はリ
ード線15によつて導かれ、このリード線15の
自由端が形成する電極15aに導かれ、この電極
15aと火炎噴射部材8の底部に突出する噴出ガ
ス対流発生部材7の上方部分7a(後述)との間
の火花間隙において火花放電すべくなされてい
る。高電圧発生装置14の下方から導出されるリ
ード線16はアース線であり、このアース線16
は上方に延在して燃料噴出開閉機構の第1開閉板
11の操作片12側の端部下方に位置し、これに
より第1開閉板11が操作片12によつて押し下
げられるとき第1開閉板11に接触するようにな
されている。なお、第1図において17は蓋体で
あり、火炎噴射部材8の上方対応部に炎口17a
を形成している。符号18は第1開閉板支持部で
ある。
第3図は燃料濾過整流装置6を示す概略図であ
り、図において、6aは第1スリーブ、6bは第
2スリーブである。第1スリーブ6aの上方下面
と第2スリーブ6bの上端縁との間は小円板6c
が配置され、この小円板6cの中心部には微小孔
6dが穿孔されている。第2スリーブ6b内には
金網塊、スポンジ等からなる噴出燃料濾過部材6
eが収容される。この燃料濾過整流装置6におい
ては、燃料噴出ノズル5から噴出されるガス状燃
料中に含まれる微細なゴミおよび油分等を除去
し、小円板6cの微小孔6dの閉塞または狭小化
を防止して所定量のガス状燃料を微小孔6cから
噴出するために配置される。図示してないが燃料
噴出ノズル5の上端周囲と第2スリーブ6bの内
壁との間および該第2スリーブの上端と小円板6
c下面との間にパツキンを配置することができ
る。
第4図、第5図および第6図は噴出ガス対流発
生部材を示すそれぞれ平面図、正面断面図および
側面図である。この噴出ガス対流発生部材は後述
する火炎噴射部材の扁平円筒内壁に対応して扁平
形状に形成された本体部分7、上方部分7a、支
持フランジ7b、および上方部分7aの中心に長
手方向に下向きに突出する円錐状突起7cからな
つている。本実施例において、噴出ガス対流発生
部材7本体部分7、上方部分7a、支持フランジ
7bおよび円錐状突起7cをダイキヤストにより
一体部片として形成している。したがつて、従
来、3〜4つの部材から構成されるものに比して
噴出ガス対流発生部材7自体の組み立て作業を必
要とせず、また個々の部材の製造精度および組み
立て精度に関係なく、安定した噴出ガスの対流を
発生することができる。
第7図および第8図は火炎噴射部材8を示すそ
れぞれ概略斜視図および断面図である。図におい
て、火炎噴射部材本体8は扁平円筒形状を有し、
この本体8は図において右側に電極15aを収容
支持する電極支持体8aを一体に形成してセラミ
ツク材料によつて作られている。この扁平円筒形
状は本考案が目途とするこの種のガスライターの
薄型化に大きく寄与するものである。すなわち、
高速噴射炎を発生するこの種のバーナ部において
は一定の火炎維持容積を必要とする。この容積維
持は、例えば、ガスライターの厚さが約10mmない
し12mm程度の厚型のガスライターにおいては構造
上十分な火炎維持容積を自由に得ることができる
ので全く考慮外である。しかしながら、本考案の
薄型、例えば約6mmの厚さのガスライターでは構
造上の制限を十分に考慮し、最も効果的な火炎容
積維持の発想を得た。この実施例で扁平円筒形状
の内部断面は上下同一形状であるが、容積維持の
許容範囲内で上方の直径を小さくして逆漏斗状断
面としても良い。この扁平円筒形状に形成された
火炎噴射部材8と該火炎噴射部材8に対応して扁
平円筒形状を有しかつ一体の本体部分を備えた噴
出ガス対流発生部材7により本実施例によるガス
ライターは点火時青炎(ブルーフアイヤー)を発
生する安定した高速流動火炎を得ることができ
る。
上述した実施例によるガスライターの作動につ
いて説明する。
第2図に示すように、操作片12を押し上げ回
動して該操作片12を作動位置に持ち来す。次
に、操作片12を押し下げると、燃料噴出開閉機
構の第1開閉板11が操作片12の下端によつて
押し下げられる。この押下げによつて第1開閉板
11は支持部18を支点としてその先端が上昇し
この上昇によりこの先端部に係合されている第2
開閉板10が上昇し、燃料噴出ノズル5を引き上
げる。これにより該燃料噴出ノズル5を通つて燃
料タンク2からの燃料ガスが噴出し、この燃料ガ
スは燃料濾過整流装置6内でゴミ、油分等を除去
して、点火に良好な噴出ガスとして微小孔6dを
通つて上方に間隔を置いて配置された噴出ガス対
流発生部材7に送られる。この噴出ガス対流発生
部材7において噴出ガスはその貫通孔を通つて上
昇し、この噴出ガスの上昇を遮る上方部分7aの
円錐状突起7cによつて周囲に拡散し、対流ガス
として火炎噴射部材8内に送られる。
一方、上記操作片12の押下げにより、燃料開
閉機構の作動から僅かに遅れて、操作片12の下
端がばね負荷の衝撃体作動部材14aを押し下
げ、これにより図示してない衝撃体が図示してな
い圧電素子を急激に打撃して高電圧を発生する。
この発生された高電圧はリード線15を介してそ
の先端の電極15aに導かれ、該電極15aと火
炎噴射部材8内に突出する噴出ガス対流発生部材
7の上部部分7aとの間の火花間隙で火花放電す
る。この火花により火炎噴射部材8内に上述した
ごとくすでに存在しているガスが点火され、高速
で流動するブルーフアイヤーを炎口17aを通つ
て外方に噴射する。使用後の消化に際しては操作
片12への押下げ力を解放し、該操作片12を第
2図の矢印と逆の方向に回動させれば第1図およ
び第2図の不使用状態に復帰する。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、10mm以
下、とくに一般に好まれる6mm程度の全体の厚さ
を有し、燃料タンクからの噴射ガスを対流ガスと
して火炎噴射部材に導入する高速火炎噴射式ガス
ライターにおいて、前記火炎噴射部材を一定の火
炎維持容積を得るために扁平円筒形状にセラミツ
クにより形成し、燃料噴出ノズルの上方でかつ前
記火炎噴射部材の下方内壁に対応する扁平形状で
嵌合して配置される噴出ガス対流発生部材を備
え、該噴出ガス対流発生部材が前記燃料噴出ノズ
ルからの噴射ガスの上昇を遮る下向きに突出する
円錐状突起を有する上方部分と扁平形状に形成さ
れる本体部分とを一体に形成してなり、前記燃料
噴出ノズルの上端と前記噴出ガス対流発生部材と
の間に配置されかつ前記燃料噴出ノズルから噴出
する燃料を濾過する金網塊、スポンジ塊等からな
る噴出燃料濾過部材および該噴出燃料濾過部材の
上方に設けた燃料噴出微小孔を有する燃料濾過装
置を備えた構成であるので、火炎噴射部材からの
高熱が燃料濾過整流装置に伝わらず、したがつて
この装置に設けた微小孔の変形または閉塞を生じ
ることなく安定した燃料ガス噴出を得ることがで
き、また、セラミツクからなる火炎噴射部材を利
用し、その形状を扁平円筒形状としたので、火炎
維持容積を十分に取りながら薄型にすることがで
きる高速火炎噴射式ガスライターを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるガスライターの1実施例
の全体構成を示す概略図、第2図は第1図のガス
ライターの操作片の作動を説明する説明図、第3
図は燃料濾過整流装置を示す断面図、第4図、第
5図および第6図は噴出ガス対流発生部材を示す
それぞれ平面図、正面断面図および側面図、第7
図および第8図は火炎噴射部材を示すそれぞれ概
略斜視図および断面図である。 図中、符号1はガスライター、2は燃料タン
ク、5は燃料噴出ノズル、6は燃料濾過整流装
置、6dは微小孔、6eは噴出燃料濾過部材、7
は噴出ガス対流発生部材、8は火炎噴射部材であ
る。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
10mm以下、とくに一般に好まれる6mm程度の全
体の厚さを有し、燃料タンクからの噴射ガスを対
流ガスとして火炎噴射部材に導入する高速火炎噴
射式ガスライターにおいて、前記火炎噴射部材を
一定の火炎維持容積を得るために扁平円筒形状に
セラミツクにより形成し、燃料噴出ノズルの上方
でかつ前記火炎噴射部材の下方内壁に対応する扁
平形状で嵌合して配置される噴出ガス対流発生部
材を備え、該噴出ガス対流発生部材が前記燃料噴
出ノズルからの噴出ガスの上昇を遮る下向きに突
出する円錐状突起を有する上方部分と扁平形状に
形成される本体部分とを一体に形成してなり、前
記燃料噴出ノズルの上端と前記噴出ガス対流発生
部材との間に配置されかつ前記燃料噴出ノズルか
ら噴出する燃料を濾過する金網塊、スポンジ塊等
からなる噴出燃料濾過部材および該燃料濾過部材
の上方に設けた燃料噴出微小孔を有する燃料濾過
装置を備えたことを特徴とする高速火炎噴射式ガ
スライター。
JP1989022409U 1989-02-28 1989-02-28 Expired - Lifetime JPH0531400Y2 (ja)

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