JPH0531314Y2 - - Google Patents

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JPH0531314Y2
JPH0531314Y2 JP1671388U JP1671388U JPH0531314Y2 JP H0531314 Y2 JPH0531314 Y2 JP H0531314Y2 JP 1671388 U JP1671388 U JP 1671388U JP 1671388 U JP1671388 U JP 1671388U JP H0531314 Y2 JPH0531314 Y2 JP H0531314Y2
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impeller
turbine
blade
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shell
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JP1671388U
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JPH01121760U (ja
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  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車などに使用されるトルクコン
バータに関し、特に、インペラー及びタービンの
外周部の構造を対象としている。更に具体的に
は、本考案は、インペラーシエルの外周部に半径
方向外向きの折曲部分が設けてあり、その折曲部
分から延びる外周端部(連結部分)が入力部材で
あるフロントカバーに連結するようなトルクコン
バータに関する。
[従来の技術] 周知の如く、トルクコンバータは、インペラー
シエルとタービンシエルで囲まれる空間(回路)
内の作動油によりインペラーからタービンへ回転
力が伝えられる。従つて、トルクコンバータの回
転力伝達効率を高めるためには、上記回路内にお
いて作動油を効率良く循環させることが必要であ
る。そのために、従来、インペラーブレードとタ
ービンブレードの間の隙間を小さくし、その隙間
から作動油が回路外へ洩れることを極力防止する
ことが必要とされている。
[考案が解決しようとする課題] ところが、インペラーとタービンとを接近させ
過ぎると、両者が干渉する恐れがあり、特に、前
述の如くインペラーシエルの外周部に折曲部分を
設けた構造では、その様な問題が顕著になる。
すなわち、従来構造では、インペラーブレード
の半径方向外側の端縁(シエルの外周からインナ
ーコアの外周まで延びる縁)とインペラーシエル
外周の折曲部分の基端の位置が一致しており、
又、タービンブレードの半径方向外側の端縁とタ
ービンシエルの先端の位置が一致している。
従つて、ブレード間の上記隙間を狭めるために
は、ブレード同志を近付けるだけでなく、タービ
ンシエルの先端をインペラーシエルの折曲部分に
近付ける必要がある。
ところが、インペラーシエルの外周部の折曲部
分はプレス加工で成形されるので、その寸法精度
を高めることができない。そのために、インペラ
ーシエルの先端と折曲部分との間の寸法は、両者
の干渉を避けるために、折曲部分の寸法誤差を考
慮して設定しなければならず、その寸法を充分に
小さく設定することは不可能である。従つて、イ
ンペラーとタービンの間の隙間も充分に狭くする
ことはできない。
本発明は上記問題を解決することを目的として
いる。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案は、インペ
ラーシエルに、そのブレードを支持する部分と、
該支持部分の外周縁から半径方向外向きの折曲部
分を介して一体に延びる連結部分を設け、該連結
部分の先端を入力部に固定し、インペラーブレー
ドの半径方向外側の端縁を上記折曲部分よりもタ
ービン側に位置させ、タービンシエルの外周部に
タービンブレードよりもインペラー側へ突出した
延長部を設け、該延長部の先端を、インペラーブ
レードの上記端縁とそれに隣接するタービンブレ
ードの端縁の間の隙間よりもインペラー側に位置
させ、インペラーブレードの上記端縁に上記延長
部との干渉を避けるための切り欠きを設けたこと
を特徴としている。
[作用] 上記構造によると、インペラーシエルの内側の
空間(複数のインペラーブレードの間の空間)か
らタービンシエルの内側の空間(複数のタービン
ブレードの間の空間)に向かつて流れる作動油の
一部は、上記隙間からタービンシエルの外側の空
間(外部空間)へ流れようとする。ところが、隙
間の半径方向外側には、タービンシエルの延長部
がその隙間を完全に覆う状態で位置している。従
つて、作動油が隙間から外部空間へ流出すること
は、上記延長部により防止される。
[実施例] 第1図において、インペラー1とタービン2は
互いに対向する姿勢で出力軸3(中心線のみ図
示)の周囲に配置してあり、インペラー1とター
ビン2の半径方向内側の部分の間にステータ4が
位置している。入力部材であるフロントカバー5
はタービン2の背面を覆う状態で設けてあり、そ
の外周先端部がインペラー1に下記のように連結
している。
インペラー1のシエル10は多数のインペラー
ブレード11の外周を支持する支持部分12と、
支持部分12の外周縁に折曲部分13を介して連
続する連結部分14とを一体に備えている。連結
部分14は折曲部分13から半径方向外方へ延び
ており、その外周部がタービン2の外周側へ筒状
に延びてフロントカバー5に溶接されている。
インペラーブレード11の半径方向外側の各端
縁15(1個のみ図示)は、インペラーシエル1
0のブレード支持部分12の外周端からコアリン
グ16の外周端まで延びている。端縁15は、概
ね全体が、例えば、トルクコンバータの半径方向
に真つ直ぐ延びているが、その半径方向外側の部
分には切り欠き縁部17が設けてある。切り欠き
縁部17はトルクコンバータの円周方向及び軸方
向に対して傾斜(あるいは湾曲又は屈曲)してお
り、ブレード支持部分12の外周端から半径方向
内方かつタービン2側へ延びている。
この説明から明らかなように、端縁15はイン
ペラーシエル10のブレード支持部分12の外周
端及び折曲部分13よりもタービン2側へ張り出
した位置にある。
タービン2のタービンブレード20の半径方向
外側の端縁21は、第1図に示す断面(出力軸中
心線を含む断面)において、端縁15と平行であ
り、両者の間に隙間22が形成されている。ター
ビン2のタービンシエル25の先端部は端縁21
よりもインペラー1側へ延長されて延長部26を
形成している。延長部26の先端は、切り欠き縁
部17や折曲部分13に対して僅かな隙間を隔て
た状態で、切り欠き縁部17に対して半径方向外
側に位置しており、隙間22を半径方向外側から
完全に覆つている。上記説明から明らかなよう
に、前記切り欠き縁部17は、延長部26と端縁
15の干渉を避けるために設けてある。
上記構造によると、運転状態において、作動油
はインペラーシエル10の内側の空間30からイ
ンペラーシエル10の内面及びインペラーブレー
ド11の表面に沿つてタービンシエル25の内側
の空間31へ流れる。この動作において、作動油
の一部は隙間22からタービンシエル25の外側
の空間32へ流れようとするが、その様な流出は
タービンシエル25の延長部26により阻止さ
れ、空間30から流出した作動油は効率良く空間
31へ流入する。
[考案の効果] 以上説明した構造では、タービンシエル25の
延長部26がインペラー1とタービン2の間の隙
間22を外側から覆つているので、隙間22から
空間32への作動油の流出を効果的に防止でき
る。又、端縁15は折曲部分13よりもタービン
2側へ張り出しているので、折曲部分13の寸法
誤差を考慮せずに端縁15をタービンブレード2
0に接近させ、隙間22の幅を小さくできる。こ
れらの理由により、トルクコンバータ内部の作動
油の流動特性を向上させ、性能の優れたトルクコ
ンバータを構成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の断面略図である。 1……インペラー、2……タービン、10……
インペラーシエル、11……インペラーブレー
ド、12……支持部分、13……折曲部分、14
……連結部分、15……インペラーブレードの端
縁、17……切り欠き縁部、20……タービンブ
レード、21……タービンブレードの端部、22
……隙間、25……タービンシエル、26……延
長部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. インペラーシエルに、そのブレードを支持する
    部分と、該支持部分の外周縁から半径方向外向き
    の折曲部分を介して一体に延びる連結部分を設
    け、該連結部分の先端を入力部に固定し、インペ
    ラーブレードの半径方向外側の端縁を上記折曲部
    分よりもタービン側に位置させ、タービンシエル
    の外周部にタービンブレードよりもインペラー側
    へ突出した延長部を設け、該延長部の先端を、イ
    ンペラーブレードの上記端縁とそれに隣接するタ
    ービンブレードの端縁の間の隙間よりもインペラ
    ー側に位置させ、インペラーブレードの上記端縁
    に上記延長部との干渉を避けるための切り欠きを
    設けたことを特徴とするトルクコンバータ。
JP1671388U 1988-02-10 1988-02-10 Expired - Lifetime JPH0531314Y2 (ja)

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JP1671388U JPH0531314Y2 (ja) 1988-02-10 1988-02-10

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JP1671388U JPH0531314Y2 (ja) 1988-02-10 1988-02-10

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JPH01121760U JPH01121760U (ja) 1989-08-17
JPH0531314Y2 true JPH0531314Y2 (ja) 1993-08-11

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JP1671388U Expired - Lifetime JPH0531314Y2 (ja) 1988-02-10 1988-02-10

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KR101862673B1 (ko) * 2017-05-22 2018-05-31 김종길 토크 컨버터

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JPH01121760U (ja) 1989-08-17

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