JPH053129Y2 - - Google Patents

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JPH053129Y2
JPH053129Y2 JP15264387U JP15264387U JPH053129Y2 JP H053129 Y2 JPH053129 Y2 JP H053129Y2 JP 15264387 U JP15264387 U JP 15264387U JP 15264387 U JP15264387 U JP 15264387U JP H053129 Y2 JPH053129 Y2 JP H053129Y2
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grid
ceramic
nozzle tube
divided
ceramic grid
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、遠赤外線放射体となり得るセラミ
ツク製グリツドを内蔵してなる温風加熱機に係
り、そのセラミツク製グリツドに改善を加えたも
のである。
〔従来の技術〕
この種の温風加熱機として、有機物に対する透
過力に優れ、短時間で物質を加熱、乾燥させるこ
ができ、また殺菌効果も高いとされる遠赤外線を
放射するセラミツク製グリツドを内蔵したヘアー
ドライヤや温風ストーブ等は公知である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
問題は、遠赤外線放射体となり得るセラミツク
製グリツドはその使用原料からして非常に高価で
あるうえに、落下衝撃等に非常に弱くて破損しや
すい点である。
高価なセラミツクで格子状のグリツドを成形、
焼結するときその一部が欠損したり、変形しやす
いが、この場合不良品となり、歩留りが悪い。
また、この遠赤外線放射用のセラミツク製グリ
ツドをヘアードライヤや温風ストーブ等の機体側
に組みつけるとき、不慮に落下させたり、強い締
めつけ荷重を加えたりすると、その一部が壊れや
すい。組み付け後においてもかかる破損問題は同
じように落下衝撃等により発生しやすい。このよ
うに遠赤外線放射用のグリツドが一部欠損した場
合もこれ全体の取り替えを余儀なくされ、不経済
極まりなかつた。
また、このグリツドはヘアードライヤや温風ス
トーブ等の各種機体にそれぞれ対応し得るように
多種多様のものを製造しなければならず、在庫管
理も大変であつた。
この考案は上記問題点を解決し、遠赤外線放射
用のセラミツク製グリツドを内蔵した温風加熱機
において、セラミツク製グリツドが一部欠損した
場合の経済的な取り替えや、部分的互換性を可能
にすることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、温風加熱機に内蔵される遠赤外線
放射用のセラミツク製グリツド16を二以上の分
割体16aで構成することを特徴とする。
ここに、セラミツク製グリツド16の全体形状
はヘアードライヤ、温風ストーブなど相手側の組
み込みスペースの形態に対応して、円形、四角形
等に形成されるが、その分割態様は均等分割する
こと、不均等分割することを問わない。
〔考案の効果〕
この考案によれば、遠赤外線放射用のセラミツ
ク製グリツド16を二以上の分割体16aで構成
するものであるから、成形、焼結工程、輸送時、
組立て時、あるいは組み付け後などに一部欠損し
た場合、この欠損した一つの分割体16aだけを
取り替えることで済むため、セラミツク製グリツ
ド16全体を取り替えるよりも極めて経済的であ
り、歩留りも良好になる。
また、そのように一つのセラミツク製グリツド
16の部分的な交換を可能にすることにより、で
きる限り数少ない種類の分割体16aで多種多様
のセラミツク製グリツド16を得ることができて
有利である。
〔実施例〕
この考案の一実施例を第1図ないし第5図に基
づきヘアードライヤに適用した場合について説明
する。
第2図において、プラスチツク製の本体ケース
1の内部に遠心式の両吸込み送風機2を収容す
る。本体ケース1の左右には吸込口3,3を開口
し、この吸込口3にパンチングメタルからなる吸
込グリル4をはめ込んでなる。本体ケース1は左
右の吸込口3,3間に送風機2のモータ5が内蔵
されている。
本体ケース1は吹出筒口6を前方突出状に一体
に形成し、この吹出筒口6の外周にノズル筒7を
嵌合して止ねじ等で止めつけている。
ノズル筒7はこれを握つて使うこともできるよ
うに吹出筒口6より更に前方へ延出する長さをも
つ握り易い円筒形状に形成されている。またノズ
ル筒7の先端の吹出口8の内部には吹出グリル9
が一体に成形される。ノズル筒7の先端の外周に
はアタツチメントたるノズル10を着脱自在に嵌
合する。
本体ケース1の吹出筒口6およびノズル筒7の
内部には送風機2からの風を吹出口8に送る送風
通路11が形成され、この通路11内には正面視
において十字形状の絶縁板12の外周にヒータ1
3を巻き付けてなる熱源14が収容される。ヒー
タ13の外周は金属製の遮熱筒15でカバーされ
て吹出筒口6およびノズル筒7に熱影響を及ぼす
ことのないように配慮している。
ノズル筒7の吹出口8内において、吹出グリル
9の内面と絶縁板12の前端との間に、遠赤外線
放射用のセラミツク製グリツド16が収容配置さ
れる。
セラミツク製グリツド16は、ノズル筒7が吹
出筒口6に取りつけられるに先立つて、該ノズル
筒7内に予め取りつけられる。このさい、第3図
に示すように、ノズル筒7の内面において、吹出
グリル9より内部後方の内径Aは吹出グリル9の
存在する箇所の内径Bよりも大きく設定してその
間に段部17を設ける。一方、セラミツク製グリ
ツド16の外径Dはノズル筒7の前記内径Bより
も僅かに小さく設定して、これをノズル筒7内の
吹出グリル9の内面側に納めたときグリツド16
の外周面とノズル筒7の内周面との間に僅かな隙
間Sができるようにしてグリツド16の熱膨張を
許容している。
セラミツク製グリツド16の固着にさいし、第
3図および第4図に示すようにプラスチツク製の
押えリング18と弾性リング19とを用意する。
押えリング18はその外周面にノズル筒7の内面
の段部17に係合する嵌めこみ深さ規制用の段部
20をつけるとともに、その段部20より前側の
外径Cをノズル筒7の前記内径Bよりも僅かに大
きく設定してこれをノズル筒7内のグリツド16
の後方に圧入嵌合できるようにする。弾性リング
19としては波形の薄い板ばね座金を用いる。
かくしてセラミツク製グリツド16をノズル筒
7の内部に固着するには、第3図に示すように、
先ずグリツド16の前面側が吹出グリル9の内面
に薄い金属製の格子状円板21を介して重なり合
うようにグリツド16をノズル筒7内にこの後方
から嵌めこむ。
次いで、弾性リング19をセラミツク製グリツ
ド16の後面上の外周縁部に置いたうえで、押え
リング18をこの段部20がノズル筒7の内周の
段部17に係合する深さにまでノズル筒7内に圧
入嵌合し、この押えリング18の押え荷重により
弾性リング19が圧縮してグリツド16が吹出グ
リル9の内面に対し格子状円板21を介し押しつ
けて固定される。
このさい、セラミツク製グリツド16が位置ず
れを起こすことのないように第1図に示すように
グリツド16の外周面の一部に位置決め用凹部2
2を設け、これをノズル筒7の内面に設けた位置
決め用凸部23に嵌合することによつてグリツド
16の位置決めや回り止めが図られる。最後に、
このノズル筒7は吹出筒口6の先端側に嵌合固定
し、これによりグリツド16が前述したように吹
出グリル9の内面と熱源14との間に配置固定さ
れることになる。
第1図および第5図に示すように、セラミツク
製グリツド16は、アルミナを主体とし、これに
黒色等の顔料を含めてなり、これ全体の形状がノ
ズル筒7の内周に合わせて円形に形成されるが、
この円形を4等分した分割体16aからなる。
各分割体16aは扇形状に形成されて円弧形状
の外枠24とこれに一体に成形された縦横の格子
片25,25とを有してなり、これを4個組み合
わせて円形のグリツド16を構成する。
しかるときは、たとえば、組立て時にその4個
の分割体16aのうち、いずれか一つが破損した
場合、この破損した分割体16aのみを取り替え
ることで足りる。とくに、円周一部に位置決め用
の凹部22を持つ分割体16aの凹部22の存在
箇所が落下衝撃等により欠損しやすく、当該箇所
が欠損した場合は、凹部22を持つ分割体16a
のみを取り替えればよい。
また、第6図に示すように位置決め用凹部22
が第1図に示す位置決め用凹部22の角形状とは
異なるV形状の場合があるが、この場合もその凹
部22を持つ分割体16aのみを互換してその余
の分割体16aは共通して使用できる。
相隣る分割体16a,16aの外枠24,24
どうしの合わせ面間には波板ばねからなる緩衝材
26を介在させる。これにより外部から振動や衝
撃をこの緩衝材26で吸収緩和させて分割体16
aの破損、損傷を防止している。外枠24の緩衝
材26を受ける端部24aは他の箇所よりも厚肉
する。
第1図に示すように、4個の分割体16a,1
6a,16a,16aの合わせ面間には、温風が
各分割体16aの抵抗を受けることなくスムーズ
に前方に通すための断面十字形状で、かつ格子片
25,25間の一つの通風孔27の断面積よりも
大きい温風通路28を形成してなる。
〔別実施例〕
第7図および第8図はいずれも本考案のそれぞ
れ異なる別実施例を示している。第7図は対称の
半円形に形成した分割体16a,16aを合わし
て円形のセラミツク製グリツド16を構成したも
のである。第8図は断面四角形状のグリツド組み
込みスペースに合わしてセラミツク製グリツド1
6全体を四角形状に構成し、これを二分割体16
a,16aで構成したものである。
第9図は本考案の更に別実施例を示しており、
円形状のセラミツク製グリツド16を均等に4分
割するが、格子片25,25のピツチの異なる分
割体16a,16aを組み合わせてなる。
第10図a,b,cはいずれも本考案の更に別
実施例を示しており、四角形状のセラミツク製グ
リツド16を均等に2分割、または4分割したも
のである。
第11図は本考案の更に別実施例を示してお
り、これでは四角形状のグリツド16を不均等に
三分割し、ヘアードライヤ等の機体内部と接当干
渉して壊れやすい左右の分割体16a,16a
と、前記接当干渉からできるだけ回避できる中央
の壊れにくい分割体16aの組み合わせからな
り、そのすち壊れやすい左右の分割体16a,1
6aは、これが壊れた場合互換するにそなえて中
央の分割体16aの左右横幅h1よりも狭い横幅h2
を有する形に形成してなる。
第12図a,b,cは本考案の更に別実施例を
示しており、各図に示す四角形状のセラミツク製
グリツド16はそれぞれ中央に配置される分割体
16aを共通して使用し、その四方に配置する分
割体16aを幅hの異なるものとしてなる。これ
によれば、四方の分割体16aを取り替えるのみ
で各種サイズのグリツド組み込みスペースに対応
できて有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図はこの考案に係る温風加熱
機の一実施例を示しており、第1図は第2図にお
けるI−I線断面図、第2図はヘアードライヤの
一部を破断して示す縦断側面図、第3図は吹出部
の拡大断面図、第4図はヘアードライヤの要部の
分解斜視図、第5図はセラミツク製グリツドの分
解斜視図である。第6図ないし第12図はいずれ
も本考案のそれぞれ異なる別実施例を示すセラミ
ツク製グリツドの正面図である。 16……セラミツク製グリツド、16a……分
割体、26……緩衝材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 遠赤外線放射用のセラミツク製グリツド16
    を内蔵してなる温風加熱機において、 セラミツク製グリツド16が二以上の分割体
    16aからなることを特徴とする温風加熱機。 (2) 分割体16a,16aどうしの合わせ面間に
    緩衝材26が介在されている実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の温風加熱機。
JP15264387U 1987-10-05 1987-10-05 Expired - Lifetime JPH053129Y2 (ja)

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JP15264387U JPH053129Y2 (ja) 1987-10-05 1987-10-05

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JP15264387U JPH053129Y2 (ja) 1987-10-05 1987-10-05

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JPH0159505U JPH0159505U (ja) 1989-04-14
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FR2855933B1 (fr) * 2003-06-06 2006-06-09 Valeo Climatisation Dispositif de chauffage electrique, notamment pour un vehicule automobile
JP6053906B1 (ja) * 2015-12-14 2016-12-27 株式会社Louvredo ヘアドライヤー

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JPH0159505U (ja) 1989-04-14

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