JPH05312501A - 電子メジャー - Google Patents

電子メジャー

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Publication number
JPH05312501A
JPH05312501A JP30413992A JP30413992A JPH05312501A JP H05312501 A JPH05312501 A JP H05312501A JP 30413992 A JP30413992 A JP 30413992A JP 30413992 A JP30413992 A JP 30413992A JP H05312501 A JPH05312501 A JP H05312501A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scale
display
input
displayed
display means
Prior art date
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Pending
Application number
JP30413992A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Yamamoto
裕司 山本
Mikio Hashimoto
幹雄 橋本
Yasunobu Takusa
康伸 田草
Makoto Miyanochi
誠 宮後
Yoshihiro Hattori
吉広 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Publication of JPH05312501A publication Critical patent/JPH05312501A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Drawing Aids And Blackboards (AREA)
  • Length-Measuring Instruments Using Mechanical Means (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 電子メジャーは、入力キー群4を介して所望
の縮尺(又は倍率)を入力するだけで、測定すべき図面
あるいは地図の縮尺(又は倍率)に応じて、マイクロコ
ンピュータ10が目盛線の表示を変化させるので、どの
ような縮尺(又は倍率)の図面(又は地図)上の長さ
(又は距離)でも、目盛線を利用して直読し、この読み
取り値にディスプレイ5で表示されている単位を付すだ
けで測定が行なえる構成である。この時、マイクロコン
ピュータ10に編集指令が入力されると、この指令に基
づいて目盛、目盛値等の編集が行われるようになってい
る。 【効果】 容易にしかも高精度に長さ(又は距離)の測
定が行なえる。しかも、電子メジャー本体を固定したま
まで、測定し易いように目盛、目盛値等の編集が行える
ので、作業効率が向上する。関数グラフ作成も可能であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、等倍、縮小、あるいは
拡大されて描かれた図面や地図上の寸法や距離の測定、
又は等倍、縮小、あるいは拡大して図面、グラフ等の作
成を行う電子メジャーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、縮小あるいは拡大されて描かれた
図面(又は地図)上の寸法(又は距離)の測定は、縮尺
あるいは倍率が固定のスケールを使用して行われてい
る。このスケールとしては、三角スケール等が挙げら
れ、この三角スケール21は図16に示すように三角柱
の形状を有している。そして、距離の測定を行う測定面
(合計3面ある)には、各測定面の上端および下端に各
種縮尺目盛(この場合は6種類であり、その縮尺は、例
えば1/100、1/200、1/300、1/40
0、1/500、1/600である)が刻まれている。
【0003】上記構成の三角スケール21を使用して、
例えば地図上の距離を測定する場合、先ず地図の縮尺を
考慮して測定面が選択される。そして、選択した測定面
が被測定物の所望の測定箇所に面するようにセットされ
る。その後、該測定面に刻印された目盛を読むことによ
って、所望の距離が測定される。
【0004】又、上記構成の三角スケール21を使用し
て、図面あるいはグラフを作成する場合、三角スケール
21において所望の縮尺目盛が刻印されている面の目盛
および目盛値に基づいて、作図したり、或いは等間隔の
目盛からなるグラフの作成が行なわれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のスケールでは、以下に示すような種々の問題点を有
している。
【0006】(1)縮尺や倍率が所定の種類に固定され
ているので、固定された縮尺や倍率以外(例えば、10
/1、2/1、1/150、1/250、1/350、
1/900、1/1356、1/12937等の縮尺)
で描かれた図面(又は地図)上の長さ(又は距離)の測
定は行えない。又、任意の縮尺、あるいは倍率の図面の
作成が行なえない。
【0007】(2)測定する長さ(又は距離)の単位に
は、例えばミリメートル〔mm〕、センチメートル〔c
m〕、メートル〔m〕、キロメートル〔km〕、インチ〔i
nch〕、フィート〔ft〕、オングストローム〔Å〕、ミ
クロン〔μm〕等のように多種類あるが、上記従来のス
ケールには、通常、例えばメートル〔m〕等のように1
種類程度しか表示されていないので、任意の縮尺や倍率
で描かれた図面(又は地図)に対して目盛直読による測
定が行えない。
【0008】したがって、測定面に表示されていない単
位については、適宜、卓上電子計算機等を使用して単位
換算を行わなければならないので、測定の所要時間が長
くなると共に、誤って換算するおそれがある。
【0009】(3)三角スケールの場合、スケールの形
状が三角柱である。この形状の故に、使い勝手が非常に
悪く、測定又は作図に要する時間が長くなる。
【0010】(4)三角スケールの場合、出来る限り正
確に(精度良く)読み取るためには、細かい目盛を凝視
しなければならないので、目が疲労する。特に、長さ
(又は距離)測定を何度も繰り返し行わなければならな
いような場合には、目の疲労は累積され、測定の作業効
率が著しく低下する。これは、作図の場合についても同
様である。
【0011】(5)目盛に付された目盛値が固定化され
ているため、現在とは逆向きにある測定点との間の距離
を測定するには、その都度、スケールを180度回転す
る等してセットし直さなければならず、測定者に非常に
煩雑な作業を強いることになる。このため、測定者にと
って使い勝手が悪く、測定所要時間が長くなり、且つ作
業効率が悪くなる。これは、作図の場合についても同様
である。
【0012】(6)従来のスケールを図面作成用のドラ
フターに設けて使用する場合、目盛が固定化されている
ので、作業効率が著しく低下する。
【0013】(7)従来のスケールには、任意の縮尺や
倍率を有する複数の目盛を備えたものがないので、測定
対象ごとに、或いは作図対象ごとに、特定の縮尺や倍率
を有するスケールの使用できる範囲でしか測定、或いは
作図が行なえない。
【0014】(8)従来のスケールは、目盛が等間隔で
刻印されており、対数等の関数目盛を有していない。こ
のため、関数的に変化するデータ等の読み取りや、各種
関数グラフの作成が容易に行なえない。
【0015】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、操作性に優れ、多機能な電子メジャーを提供
することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、以下の手段を講じたことを特徴としてい
る。
【0017】即ち、請求項1の発明は、縮尺あるいは倍
率に関するデータ等を入力する第1入力手段(例えば、
入力キー)と、目盛を表示する目盛表示手段(例えば、
液晶フラットディスプレイ)と、距離の単位等を表示す
ると共に、上記の各種入力データを表示する第1表示手
段(例えば、液晶ディスプレイ)と、上記目盛表示手段
近傍に設けられ、表示された目盛に対応する目盛値を表
示する第2表示手段(例えば、ドットマトリックス表示
器)と、上記入力データに基づいて各種演算を行い、こ
の演算結果に基づいて上記データに対応する目盛表示を
上記の目盛表示手段が行うように記憶し、又その記憶デ
ータに基づく各種演算を行うと共に、第1表示手段が上
記単位等の表示を行うように制御する制御手段(例え
ば、マイクロコンピュータ)と、表示部分の編集のため
の情報を入力する第2入力手段(例えば、ライトペン)
と、上記編集のための情報に基づいて、表示部分の編集
を行う編集手段(例えば、マイクロコンピュータ)とを
備えている。
【0018】請求項2の発明は、第1入力手段(例え
ば、入力キー)を介して入力された表示用情報に基づい
て、目盛表示手段により表示された目盛に対応する目盛
値の表示方向を変更するように編集を行う編集手段(例
えば、マイクロコンピュータ)を備えている。
【0019】請求項3の発明は、上記請求項1の構成に
おいて、上記編集のための情報が、表示内容の位置変更
やその位置指定に関する位置情報であることを特徴とし
ている。
【0020】請求項4の発明は、縮尺あるいは倍率に関
するデータ等を入力するための第1入力手段(例えば、
入力キー)を介して入力された情報に基づいて、目盛表
示手段により表示される目盛の位置、及び第2表示手段
により表示される目盛値の位置を変更するように編集を
行う編集手段(例えば、マイクロコンピュータ)を備え
ている。
【0021】請求項5の発明は、昇順、又は降順の指令
を入力する第3入力手段(例えば、機能キー)と、この
第3入力手段を介して入力される指令に基づいて、目盛
表示手段により表示された目盛に対応して第2表示手段
により表示される目盛値を昇順、又は降順するように編
集を行う編集手段(例えば、マイクロコンピュータ)と
を備えている。
【0022】請求項6の発明は、位置情報を入力する第
2入力手段(例えば、ライトペン)と、表示に関する指
令を入力する第3入力手段(例えば、機能キー)と、上
記第2入力手段を介して指定された位置を目盛値の基準
点とし、第3入力手段を介して入力される指令に基づい
て相対的な目盛値を表示するように編集を行う編集手段
(例えば、マイクロコンピュータ)とを備えている。
【0023】請求項7の発明は、請求項4、請求項5、
又は請求項6記載の構成を有する電子メジャーを図面作
成用のドラフターのアーム又はその付近に設置したこと
を特徴としている。
【0024】請求項8の発明は、縮尺あるいは倍率に関
するデータ、及び少なくとも1種類の目盛表示範囲を指
定するデータを入力する第1入力手段(例えば、入力キ
ー)と、目盛を表示する目盛表示手段(例えば、液晶フ
ラットディスプレイ)と、距離の単位等を表示すると共
に、上記の各種入力データを表示する第1表示手段(例
えば、液晶ディスプレイ)と、上記目盛表示手段近傍に
設けられ、表示された目盛に対応する目盛値を表示する
第2表示手段(例えば、ドットマトリックス表示器)
と、上記入力データに基づいて各種演算を行い、この演
算結果に基づいて上記データに対応する目盛表示および
目盛値の表示を上記の目盛表示手段および第2表示手段
が行うように記憶し、又その記憶データに基づく各種演
算を行うと共に、第1表示手段が上記単位等の表示を行
うように制御する制御手段(例えば、マイクロコンピュ
ータ)と、上記第1入力手段を介して指定された表示範
囲ごとに、目盛および目盛値をそれぞれ表示するように
編集を行う編集手段(例えば、マイクロコンピュータ)
とを備えている。
【0025】請求項9の発明は、請求項8の発明の構成
に加えて、少なくとも1種類の目盛表示範囲を指定する
位置情報を入力する専用の第2入力手段(例えば、ライ
トペン)を備え、この第2入力手段を介して指定された
表示範囲ごとに、目盛および目盛値をそれぞれ表示する
ように編集手段が編集を行う構成を有している。
【0026】請求項10の発明は、請求項8、又は請求
項9の発明において、上記第1入力手段には関数情報が
入力されると共に、上記編集手段は、入力された関数に
対応する目盛および目盛値の表示を上記目盛表示手段お
よび第2表示手段が行うように編集する構成を有してい
る。
【0027】請求項11の発明は、請求項8、請求項
9、又は請求項10の発明の構成に加えて、昇順、及び
降順の指令を入力する第3入力手段(例えば、機能キ
ー)を有し、上記編集手段は、この第3入力手段を介し
て入力される指令に基づいて、目盛表示手段により表示
された目盛に対応して第2表示手段により表示される目
盛値を昇順、又は降順表示するように編集を行う構成で
ある。
【0028】
【作用】請求項1の構成によれば、電子メジャーを測定
の対象物(例えば、縮小或いは拡大されて描かれた図面
や地図)にセットし、該対象物の縮尺あるいは倍率に関
するデータ等が第1入力手段を介して入力されると、こ
の入力データに基づいて各種演算が制御手段により実行
される。
【0029】この演算結果に基づいて、上記縮尺あるい
は倍率に対応する目盛が目盛表示手段により表示される
と共に、対応する距離の単位等が第1表示手段により表
示される。この時、表示部分の編集のための情報が第2
入力手段に入力されると、この情報に基づいて、電子メ
ジャーの表示部分に対する所望の編集が編集手段により
実行される。そして、編集済みの表示内容を直読し、直
読した値に基づいて、任意の縮尺あるいは倍率の距離測
定が、その単位も含めて正確に行なえる。
【0030】請求項1の電子メジャーを使用すれば、所
望の縮尺あるいは倍率で表示された目盛及び目盛値に基
づいて、図面やグラフの作成が容易に行える。
【0031】請求項2の構成によれば、表示された目盛
に対応する目盛値の表示方向を設定する表示用情報が第
1入力手段を介して入力されると、目盛に対応して第2
表示手段により表示される目盛値が上記指定された表示
方向にくるように、編集手段によって編集が行われて表
示される。そして、表示方向が変更された目盛値を直読
し、直読した測定値に単位を付すことによって、任意の
縮尺あるいは倍率の距離測定が、その単位も含めて正確
に行なえる。これにより、測定値を読み違えることを防
止でき、測定の精度が向上する。
【0032】請求項2の電子メジャーを使用すれば、寸
法を間違えることなく、表示された目盛及び目盛値に基
づいて、図面やグラフの作成が容易に行える。
【0033】請求項3の構成によれば、表示内容の位置
変更やその位置指定に関する位置情報が第2入力手段に
入力されると、目盛表示手段により表示される目盛、及
びこの目盛に対応して第2表示手段により表示される目
盛値が上記指定された位置にくるように、編集手段によ
って編集が行われて表示される。そして、位置変更され
た目盛を利用し、該位置変更に伴って変更された目盛値
を直読し、直読した測定値に単位を付すことによって、
任意の縮尺あるいは倍率の距離測定が、その単位も含め
て正確に行なえる。
【0034】請求項3の電子メジャーを使用すれば、電
子メジャーを移動させることなく、所望の縮尺あるいは
倍率で表示された目盛及び目盛値に基づいて、図面やグ
ラフの作成が容易に行える。
【0035】請求項4の構成によれば、電子メジャーを
測定の対象物(例えば、縮小或いは拡大されて描かれた
図面や地図)上にセットし、該対象物の縮尺あるいは倍
率に関するデータ等が第1入力手段を介して入力される
と、この入力データに基づいて各種演算が制御手段によ
り実行される。
【0036】この演算結果に基づいて、上記縮尺あるい
は倍率に対応する目盛が目盛表示手段により表示される
と共に、対応する距離の単位等が第1表示手段により表
示される。この時、第1入力手段を介して入力された情
報に基づいて、目盛表示手段により表示される目盛の位
置、及びこの目盛に対応して第2表示手段により表示さ
れる目盛値の位置が、編集手段の編集動作によって、変
更されて表示される。そして、位置変更された目盛を利
用し、編集済みの目盛値を直読し、直読した測定値に単
位を付すことによって、任意の縮尺あるいは倍率の距離
測定が、その単位も含めて正確に行なえる。
【0037】請求項4の電子メジャーを使用すれば、電
子メジャーを移動させることなく、所望の縮尺あるいは
倍率で表示された目盛及び目盛値に基づいて、図面やグ
ラフの作成が容易に行える。
【0038】請求項5の構成によれば、電子メジャーを
測定の対象物(例えば、縮小或いは拡大されて描かれた
図面や地図)にセットし、該対象物の縮尺あるいは倍率
に関するデータ等が第1入力手段を介して入力される
と、この入力データに基づいて各種演算が制御手段によ
り実行される。
【0039】この演算結果に基づいて、上記縮尺あるい
は倍率に対応する目盛が目盛表示手段により表示される
と共に、対応する長さ(又は距離)の単位等が第1表示
手段により表示される。この時、昇順、又は降順の指令
が第3入力手段を介して編集手段に入力されると、この
指令に基づいて、目盛表示手段により表示された目盛に
対応して第2表示手段により表示される目盛値を昇順、
又は降順するように、編集手段によって編集が行われ
る。そして、昇順、又は降順された目盛値を直読し、直
読した測定値に単位を付すことによって、任意の縮尺あ
るいは倍率の距離測定が、その単位も含めて正確に行な
える。
【0040】請求項5の電子メジャーを使用すれば、逆
向きに作図する際、電子メジャーを移動させることな
く、所望の縮尺あるいは倍率で表示された目盛及び目盛
値に基づいて、図面やグラフの作成が容易に行える。
【0041】請求項6の構成によれば、電子メジャーを
測定の対象物(例えば、縮小或いは拡大されて描かれた
図面や地図)にセットし、該対象物の縮尺あるいは倍率
に関するデータ等が第1入力手段を介して入力される
と、この入力データに基づいて各種演算が制御手段によ
り実行される。
【0042】この演算結果に基づいて、上記縮尺あるい
は倍率に対応する目盛が目盛表示手段により表示される
と共に、対応する距離の単位等が第1表示手段により表
示される。この時、表示に関する指令が第3入力手段に
入力された後、位置指定に係る位置情報が第2入力手段
を介して入力されると、指定された位置を目盛値の基準
点(例えばゼロ点)とし、第3入力手段を介して入力さ
れる指令に基づいて相対的な目盛値を表示するように、
編集手段によって編集が行われる。そして、相対表示さ
れた目盛値を直読し、直読した測定値に単位を付すこと
によって、任意の縮尺あるいは倍率の相対距離測定が、
その単位も含めて正確に行なえる。
【0043】請求項6の電子メジャーを使用すれば、相
対的な作図を行なう際、電子メジャーを移動させること
なく、所望の縮尺あるいは倍率で表示された目盛及び目
盛値に基づいて、図面やグラフの作成が容易に行える。
【0044】請求項7の構成によれば、請求項4、請求
項5、又は請求項6記載の構成を有する電子メジャー
が、図面作成用のドラフターのアーム又はその付近に設
置されるので、縮小、或いは拡大された図面や地図の作
成時の作業効率が向上する。特に、近距離の場合、アー
ムを移動させずに電子メジャーの目盛及び目盛値を移動
させることによって、図面作成作業の効率が著しく向上
する。
【0045】請求項8の構成によれば、電子メジャーを
距離測定の対象物(例えば、縮小或いは拡大されて描か
れた図面や地図)にセットし、該対象物の縮尺あるいは
倍率に関するデータ、及び少なくとも1種類の目盛表示
範囲を指定するデータ等が第1入力手段を介して入力さ
れると、この入力データに基づいて各種演算が制御手段
により実行される。
【0046】この演算結果に基づいて、上記縮尺あるい
は倍率に対応する目盛が目盛表示手段により表示される
と共に、対応する距離の単位等が第1表示手段により表
示される。この時、第1入力手段を介して指定された表
示範囲ごとに、目盛表示手段により表示される目盛の位
置、及びこの目盛に対応して第2表示手段により表示さ
れる目盛値の位置が、編集手段によって編集され表示さ
れる。
【0047】そして、表示範囲ごとに表示された目盛を
利用し、対応する目盛値を直読し、直読した測定値に単
位を付すことによって、任意の縮尺あるいは倍率の距離
測定が、その単位も含めて正確に行なえる。つまり、表
示範囲を複数指定することによって、異なる縮尺あるい
は倍率を有する目盛が上記指定表示範囲ごとに表示され
るので、測定の対象物ごとに目盛等を設定し直す必要が
なくなり、複数の距離測定を効率よく、正確に行える。
【0048】請求項8の電子メジャーを使用すれば、倍
率あるいは縮尺の異なる複数の目盛及び目盛値に基づい
て、複数の図面やグラフの作成が容易に行える。
【0049】請求項9の構成によれば、少なくとも1種
類の目盛表示範囲を指定する位置情報が専用の第2入力
手段を介して入力されるので、表示範囲ごとに表示され
た目盛に基づいて、対応する目盛値を直読し、直読した
測定値に単位を付すことによって、任意の縮尺あるいは
倍率の距離測定が、その単位も含めて正確に行なえる。
つまり、表示範囲を複数指定することによって、異なる
縮尺あるいは倍率を有する目盛が上記指定表示範囲ごと
に表示されるので、測定の対象物ごとに目盛等を設定し
直す必要がなくなり、複数の距離測定を効率よく、正確
に行える。
【0050】請求項9の電子メジャーを使用すれば、倍
率あるいは縮尺の異なる複数の目盛及び目盛値に基づい
て、複数の図面やグラフの作成が容易に行える。
【0051】請求項10の構成によれば、上記第1入力
手段を介して関数情報が入力されると、入力された関数
に対応する目盛および目盛値を目盛表示手段および第2
表示手段が表示するように編集手段により編集が行なわ
れる。これにより、従来、所定の関数目盛を使用しない
と、読み取れなかったデータ等でも容易に直読できると
共に、関数目盛を使用するグラフ等の作成が容易に行え
る。
【0052】また、表示された関数目盛に対して、倍
率、或いは縮尺を第1入力手段を介して入力することに
よって、所望の関数目盛を設定できる。加えて、使用頻
度の高い関数に対応する入力手段を設けておけば、操作
性がより一層向上する。
【0053】請求項11の構成によれば、請求項8、
9、又は10の構成による作用に加えて、昇順、又は降
順の指令が第3入力手段を介して編集手段に入力される
と、この指令に基づいて、目盛表示手段により表示され
た目盛に対応して第2表示手段により表示される目盛値
を昇順、又は降順表示するように、編集手段によって編
集が行われる。そして、昇順、又は降順表示された目盛
値を直読し、直読した測定値に単位を付すことによっ
て、任意の縮尺あるいは倍率の距離測定が、その単位も
含めて正確に行なえる。
【0054】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図15
に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【0055】本実施例に係る電子メジャーは、図1に示
すように、入力キー群4(第1入力手段)、機能キー群
9(第3入力手段)、マイクロコンピュータ10(制御
手段、編集手段)、ディスプレイ駆動部12、目盛表示
部1、ディスプレイ部5(第1表示手段)、及びディス
プレイ部8(第1表示手段)から主として構成されてい
る。なお、電子メジャー本体には、例えばケーブル等を
介して位置情報入力部11(第2入力手段)が接続され
ている。
【0056】上記電子メジャー本体(図2参照)のサイ
ズについては特に制限がなく、例えば10cm、15cm、
30cm、50cm等の長さのものが考えられ、用途に応じ
て長さを決定すればよい。
【0057】上記ディスプレイ8には、押圧された上記
の機能キー群9に対応した単位が表示されると共に、縮
尺を入力した時あるいは計算機機能を使用した時の入力
途中経過(数値や式など)や計算結果等が逐一表示され
るようになっている。
【0058】上記機能キー群9の下方には、電子メジャ
ー本体の一角部が面取りされて所定の角度で傾斜する目
盛表示部1が配されている。この目盛表示部1は、図3
に示すように、目盛線表示領域2および目盛値表示領域
3(第2表示手段)から構成されており、目盛線表示領
域2は長さの異なる4つの目盛線2a〜2d(表示領
域)に分割されている。
【0059】分割された目盛線2a〜2dは、マイクロ
コンピュータ10に制御されたディスプレイ駆動部12
により駆動されて、互いに独立にON状態あるいはOF
F状態になる。すなわち、マイクロコンピュータ10
は、上記入力キー群4を介して入力されたデータに基づ
いて各種演算を行い、この演算結果に基づいて上記デー
タに対応する目盛表示を目盛線表示領域2および目盛値
表示領域3が行うように記憶し、又その記憶データに基
づく各種演算を行うと共に、ディスプレイ部5、及びデ
ィスプレイ部8が上記単位等の表示を行うように制御す
るようになっている。
【0060】目盛値表示領域3には、例えば数値1個に
つき4×7ドットマトリックス方式あるいは7セグメン
ト表示方式に基づいて、入力された縮尺あるいは倍率に
対応した目盛値(数値)が表示される。つまり、任意の
縮尺あるいは倍率に対応した目盛値が表示される。な
お、上記目盛線の分割数は4個に限定されるものではな
く、また目盛線2a〜2dの長さも本実施例の長さに限
定されるものではない。又、目盛線は必ずしも上記のよ
うに分割されていなくてもよい。
【0061】上記ディスプレイ部8は入力キー群4の右
方に配され、入力された各種数値、文字、記号、任意の
パターン等が表示される。つまり、入力された縮尺ある
いは倍率が表示される以外に、上記電子メジャーは卓上
電子計算機あるいは電子手帳として使用することも可能
である。
【0062】上記ディスプレイ部8の右方にはディスプ
レイ部5が配され、ここで被測定物の長さ(又は距離)
の単位が表示されるようになっている。つまり、ディス
プレイ部5では、目盛表示部1を介して直読した測定距
離の実際の単位が表示される。又、上記機能キー群9に
より単位換算を実行した場合には、単位換算に伴ってデ
ィスプレイ部8で表示される単位も変化するようになっ
ている。
【0063】なお、上記目盛表示部1、ディスプレイ部
5、及びディスプレイ部8は、例えば液晶ディスプレ
イ、EL(Electoro-Luminescense )ディスプレイ、プ
ラズマディスプレイ、蛍光表示管方式ディスプレイ等で
構成すればよい。又、上記の例では、ディスプレイ部5
とディスプレイ部8とをそれぞれ別々のディスプレイ部
として説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、ディスプレイ部5とディスプレイ部8とを1つの
ディスプレイ部で構成してもよい。
【0064】又、上記構成要素の電力供給を行う電源
(図示しない)は乾電池や太陽電池等でよく、電子メジ
ャー本体に内蔵されている。しかし、本発明は内蔵した
電源に限定されるものではなく、外部から供給される電
源や、内部あるいは外部のどちらからでも電源が供給で
きる構成でもよい。
【0065】ここで、編集のための表示用情報に基づい
て、現在表示されている目盛に対応する目盛値の表示方
向が変更されることについて、図11乃至図13を参照
しながら以下に説明する。
【0066】図11に示すように、例えば目盛、及び目
盛値が目盛線表示領域2および目盛値表示領域3に表示
されていたとする。この際、目盛値を最も正確に且つ容
易に直読するには、図11中に示すP方向から読み取れ
ばよい。この時、上記P方向以外から目盛値を直読する
と、誤って読み取られることがある。例えば、目盛値を
直読する方向によっては、目盛値の数字「6」が誤って
「9」(或いは逆に目盛値の数字「9」が誤って
「6」)に読み取られてしまうことがある。
【0067】このような問題点は、図12及び図13に
示すように、目盛値の表示方向を変更(回転)すること
によって克服できる。これには、上記の入力キー群4を
使用すればよい。つまり、数値キーと、回転キー(“右
回転キー”、“左回転キー”)とを組み合わせて、表示
方向の変更に関する情報(表示用情報)を入力する。
【0068】例えば、現在の目盛値「6」の表示方向
(図13(a)参照)に対して10度だけ右回転させる
場合、先ず数値キーにより“1”、“0”をこの順に入
力し、それから“右回転キー”を押圧し、最後に“実行
キー”を押圧すればよい。これにより、図13(b)に
示すように、現在の表示方向から10度だけ右回転して
目盛値「6」が表示される。
【0069】したがって、図12において、Q方向(左
仰角45度の方向)から目盛値「6」(図12の上図参
照)を読み取る際、数値キーにより“1”、“3”、
“5”をこの順に入力し、それから“右回転キー”を押
圧し、最後に“実行キー”を押圧すると、目盛値「6」
が135度だけ右回転し、その結果、目盛値「6」と正
確に読み取れるようになる(図12の下図参照)。な
お、目盛値の編集は、上記に限定されるものではない。
例えば、上記数値キーや回転キーを利用する代わりに、
専用の入力手段を設けて、測定者が操作しやすいように
構成してもよい。
【0070】ここで、上記位置情報入力部11について
説明する。この位置情報入力部11は、目盛線表示領域
2に表示される目盛や目盛値表示領域3に表示される目
盛値や、或いは他の表示部分等において、表示内容の位
置変更、或いはその位置指定を行うために設けられてい
る。なお、位置情報入力部11の具体例として、例えば
ライトペン等が挙げられる。しかし、本発明は、位置情
報入力部11として、ライトペンに限定されるものでは
なく、電子メジャー本体に対して位置が指定できるもの
であればよい。
【0071】例えば、図6に示すような目盛、及び目盛
値が、目盛線表示領域2、及び目盛値表示領域3に表示
されていたとする。そして、位置情報入力部11である
ライトペンにより、図6中のXで示す位置を指定したと
すると、この指定された位置に関する位置情報が、マイ
クロコンピュータ10に送られる。この位置情報に基づ
いて、マイクロコンピュータ10は、図7に示すよう
に、目盛線表示領域2、及び目盛値表示領域3を制御
し、指定した位置に対して最短距離の位置にある目盛値
“8”、及びそれに対応する目盛をXで示す位置に配し
て表示する。
【0072】なお、上記の目盛の移動に伴って、その他
の目盛、及び目盛値も平行移動(シフト)され、目盛間
および目盛値間の関係は一定(移動前と同じ関係)に保
たれる。
【0073】このように、位置情報入力部11を介して
移動先の位置を指定することによって、目盛およびそれ
に対応する目盛値が指定位置に配されて表示される。し
たがって、測定のたびに、必要に応じて、電子メジャー
本体を移動させる必要がなくなるので、操作性、及び作
業効率が著しく向上する。
【0074】又、本実施例において、目盛、及びそれに
対応する目盛値を移動させるために、上記位置情報入力
部11を介して位置情報を入力する代わりに、上記入力
キー群4を使用してもよい。つまり、数値キーと、シフ
トキー(“←”または“→”)とを組み合わせて使用す
ることによって、目盛、及びそれに対応する目盛値を所
望の位置まで移動できる。
【0075】例えば、目盛、及びそれに対応する目盛値
を目盛線2dで9個分だけ左にシフトさせる場合、先
ず、数値キー“9”、及びシフトキー“←”をこの順に
押圧し、実行キーを最後に押圧すればよい。又、目盛、
及びそれに対応する目盛値を目盛線2dで15個分だけ
右にシフトさせる場合、先ず、数値キー“15”、及び
シフトキー“→”をこの順に押圧し、実行キーを最後に
押圧すればよい。
【0076】ところで、本実施例の構成によれば、数値
キーとシフトキーとを併用する代わりに、上記シフトキ
ーのみを押圧することによっても、目盛、及びそれに対
応する目盛値を所望の目盛線分だけ左向き又は右向きに
シフトできる。
【0077】例えば、図6に示す状態において、シフト
キー“→”を押圧すれば、目盛、及びそれに対応する目
盛値が右へ目盛線2dの1個分だけ、それぞれシフトす
る。この動作を6回繰り返せば、目盛、及びそれに対応
する目盛値の表示位置を図7に示す状態に変更できる。
逆に、図7に示す状態において、シフトキー“←”を押
圧すれば、目盛、及びそれに対応する目盛値が左へ目盛
線2dの1個分だけシフトする。この動作を6回繰り返
せば、目盛、及びそれに対応する目盛値の表示位置を図
6に示す状態に変更できる。
【0078】入力キー群4は、上記以外に、図面あるい
は地図等の測定対象物の縮尺あるいは倍率を特定するた
めの入力手段でもある。入力キー群4は、図2に示すよ
うに、電子メジャー本体の左部に、例えば、上下3列で
配置され、数値キー、シフトキー(“→”、“←”
等)、四則演算キー、科学技術計算キー(対数キー、指
数キー、正弦キー、余弦キー、平方根キー、百分率キー
など)、アルファベットキー、仮名キー、演算記号キー
などの各種キーが卓上電子計算機(あるいは電子手帳)
のように配置され機能(電卓機能、或いは電子手帳機
能)するようになっている。
【0079】例えば、図面あるいは地図の縮尺が1/1
00の場合は、“1”、“0”、“0”の数値キーをこ
の順に入力(キーイン)する。又、図面あるいは地図の
倍率が2倍の場合は、“0”、“.(小数点)”、
“5”と数値キー等を介して、この順に入力すればよ
い。
【0080】上記機能キー群9は、長さ(又は距離)の
単位間の換算を行うための機能キー群、及び表示される
目盛値の昇順、或いは降順を指令する“昇順”キー又は
“降順”キー、目盛値表示において正数表示を行うか、
或いは正数、負数の両方を表示するかを切り替えるため
の“正数表示”キー又は“正・負数表示”キーからな
り、上記入力キー群4の下方に配されている。
【0081】例えば、ミリメートル〔mm〕からインチ
〔inch〕への変換あるいはその逆変換、インチ〔inch〕
からフィート〔ft〕への変換あるいはその逆変換、フィ
ート〔ft〕からオングストローム〔Å〕への変換あるい
はその逆変換等の各種専用の単位換算のためのキーから
構成されており、この機能キー群9のうち所望の単位換
算キーを押圧することによって、ディスプレイ部5に所
望の換算単位が表示される。
【0082】又、上記“昇順”キー又は“降順”キーを
押圧することによって、目盛表示部1の目盛に対応して
目盛値表示領域3に表示される目盛値が昇順表示された
り、或いは降順表示されたりする。
【0083】更に、上記“正数表示”キー又は“正・負
数表示”キーを押圧することによって、所望の点をゼロ
点とした目盛値の相対表示が可能となる。なお、このゼ
ロ点は、位置情報入力部11により指定される任意の位
置に設定できる。
【0084】ここで、上記機能キー群9を使用して、目
盛値表示領域3に表示される目盛値の昇順表示および降
順表示を行うことについて以下に説明する。
【0085】例えば、目盛値を昇順表示させる場合、機
能キー群9内の“昇順”キーを押圧すると、図8に示す
ように、目盛値表示領域3に表示される目盛値が昇順表
示される(図8中、左から右に向かって目盛値が大きく
なるように表示される)。なお、この昇順表示に伴っ
て、目盛値に対応する目盛表示部1の目盛表示も移動さ
れる。
【0086】一方、目盛値を降順表示させる場合、機能
キー群9内の“降順”キーを押圧すると、図9に示すよ
うに、目盛値表示領域3に表示される目盛値が降順表示
される(図9中、左から右に向かって目盛値が小さくな
るように表示される)。なお、この降順表示に伴って、
目盛値に対応する目盛表示部1の目盛表示も移動され
る。
【0087】以上のように、機能キー群9内の“昇順”
キー又は“降順”キーを押圧することによって、目盛値
の昇順表示又は降順表示を行うことができるので、長さ
(又は距離)の測定中に、現在とは逆向きにある測定点
までの長さ(又は距離)を測定する必要が生じた場合
(或いは、現在とは逆向きに作図線を引く場合等)、電
子メジャーを180度回転する等してセットし直すとい
う煩雑な作業が省略できる。
【0088】また、本実施例の電子メジャーは、上記位
置情報入力部11と、機能キー群9とを組み合わせて使
用することによって、所望の点を基準点として、正数/
負数の目盛値を相対表示させることができる。
【0089】例えば、所望の点をゼロ点として、目盛値
を正数表示させる場合、先ず、機能キー群9内の“正数
表示”キーが押圧される。続いて、位置情報入力部11
であるライトペンにより、例えば図8のYで示す位置を
基準点として設定する。Yに対応する位置情報が、位置
情報入力部11からマイクロコンピュータ10に送られ
る。この位置情報に基づいて、マイクロコンピュータ1
0は、図8に示すように、目盛値表示領域3を制御し、
該領域3に表示される目盛値を上記Y点を起点(ゼロ
点)として左から右に向かって表示させる。
【0090】一方、所望の点をゼロ点として、目盛値を
正・負数表示させる場合、先ず、機能キー群9内の“正
・負数表示”キーが押圧される。続いて、ライトペンに
より、図10のZで示す位置を基準点として設定する。
Zに対応する位置情報が、位置情報入力部11からマイ
クロコンピュータ10に送られる。この位置情報に基づ
いて、マイクロコンピュータ10は、目盛値表示領域3
を制御し、図10に示すように、該領域3に表示される
目盛値を上記Z点を起点(ゼロ点)として、その左側お
よび右側にそれぞれ負数および正数の目盛値を表示させ
る。
【0091】以上のように、本実施例の電子メジャーの
構成によれば、所望の点を基準点として、正数/負数の
目盛値を相対表示させることができるので、長さ(又は
距離)の測定中に、現在とは逆向きにある測定点までの
長さ(又は距離)を測定する必要が生じた場合や、或い
は所定領域に点在する複数の測定点を測定する場合、電
子メジャーをそのたびに180度回転する等してセット
し直すという煩雑な作業が省略できる。これは、作図の
場合についても同様である。
【0092】なお、上記ゼロ点(基準点)は、位置情報
入力部11により指定される任意の位置に設定できる。
また、位置情報入力部11により誤った位置を指定して
も、再度、位置指定を行えばよく、これに要する時間は
無視できるくらい短いので、測定者にとっては非常に使
い勝手が良く、作業効率が著しく向上する。
【0093】また、従来の固定スケールを使用して距離
測定を行う場合と比べて、本実施例の電子メジャーを使
用すれば、最初に電子メジャーをセットする位置に対し
てそれほど神経を使う必要がなくなるので、測定者によ
る測定時間のばらつき等も均一化されると共に、測定所
要時間が大幅に短縮する。
【0094】ここで、目盛線表示領域2、及び目盛値表
示領域3をそれぞれ複数の表示範囲からなる領域に分割
し、表示範囲ごとに異なる目盛及び目盛値(各表示範囲
ごとに縮尺あるいは倍率が異なってもよい)を表示させ
る場合について図14を参照しながら以下に詳細に説明
する。
【0095】この場合、所望の表示範囲を指定するため
に、入力キー群4が使用される。つまり、本実施例の電
子メジャーは、数値キーとシフトキーとを併用して、表
示範囲ごとに目盛線の表示位置の起点と終点とを特定す
ることによって、複数の表示範囲が指定される構成であ
る。
【0096】例えば、図14に示すように、目盛表示部
1を2つの表示範囲に分割し、始点aと終点bで指定さ
れる表示範囲にはインチ目盛を表示させる一方、始点c
と終点dで指定される表示範囲にはセンチメートル目盛
を表示させるとする。
【0097】数値キーとシフトキーを併用し、始点a、
終点b、始点c、及び終点dを順に入力する。これらの
データは、マイクロコンピュータ10に送られる。これ
らの表示範囲指定データに基づいて、マイクロコンピュ
ータ10は目盛表示部1を制御し、図14に示すよう
に、インチ目盛(始点a、終点bで特定される表示範
囲)、センチメートル目盛(始点c、終点dで特定され
る表示範囲)がそれぞれ目盛表示部1に表示される。
【0098】このとき、目盛表示部1上の各表示範囲
が、インチ目盛に対応するのか、或いはセンチメートル
目盛に対応するのかを測定者が瞬時に識別することがで
きないことがある(設定する表示範囲の数が多くなれば
なるほど識別が難しくなる)。
【0099】そこで、本実施例の電子メジャーにおいて
は、例えば、図17に示すように、ディスプレイ部5に
“cm”及び“inch”の各単位表示を行なうと共に、該単
位表示に対して破線、及び実線のアンダーライン表示を
それぞれ行なう一方、目盛値表示領域3の近傍に、表示
範囲毎に、上記単位表示に対応する破線、及び実線のア
ンダーラインを表示することによって、両者を瞬時に識
別できるようになっている。これにより、表示範囲が複
数存在しても、読み取った目盛値に、ディスプレイ部5
の対応するアンダーライン表示の単位を付すことによっ
て、測定値の直読が容易に且つ正確に行なえる。
【0100】また、複数の表示範囲を測定者が識別する
他の方法として、次のようにしてもよい。すなわち、前
記のディスプレイ部5の代わりに、ディスプレイ部5と
同様な機能を有するディスプレイ部5bを、例えば図1
8に示すように、目盛表示部1の上方で、且つディスプ
レイ部8および機能キー群9の下方に設け、目盛表示部
1上の各表示範囲に対応する単位表示を行なうことによ
って、各表示範囲がどの単位に対応する目盛を表示して
いるのかを瞬時に識別できる。これにより、表示範囲が
複数存在しても、読み取った目盛値にディスプレイ部5
bに表示されている単位を付すことによって、測定値の
直読が容易に且つ正確に行なえる。
【0101】なお、説明の便宜上、インチ目盛およびセ
ンチメートル目盛の2つの表示範囲に目盛表示部1を分
割する例について示したが、本発明はこれに限定される
ものではなく、必要に応じて、所望の目盛からなる所望
数の表示範囲を設け得る構成である。また、複数の表示
範囲を測定者が識別する方法については、上記した例に
限定されるものではなく、種々の形態が可能である。
【0102】上記表示範囲の指定は、入力キー群4を使
用する代わりに、上記位置情報入力部11(ライトペン
等)を使用しても行える。このとき、位置情報入力部1
1で位置情報である始点a、終点b、始点c、及び終点
dを特定することによって表示範囲を指定すると、入力
キー群4の場合と同様に、マイクロコンピュータ10は
これらのデータに基づいて、目盛表示部1を制御し、図
14に示すように、指定した表示範囲にインチ目盛、セ
ンチメートル目盛をそれぞれ表示させる。つまり、入力
キー群4を使用する代わりに、位置情報入力部11を使
用することにより操作性が著しく向上する。
【0103】以上のように、本実施例の電子メジャー
は、目盛表示部1を複数の表示範囲からなる領域に分割
し、異なる複数の目盛表示を同時に行なうので、倍率あ
るいは縮尺の異なる複数の長さ(距離)測定をする場
合、各測定の対象ごとに目盛の設定をし直すという煩雑
で時間の要する作業を回避できる。したがって、測定の
際の作業効率が著しく向上する。又、所望の表示範囲の
目盛及び目盛値に基づいて、倍率あるいは縮尺の異なる
複数の図面やグラフの作成を並行してただ一つの電子メ
ジャーで容易に行える。
【0104】又、上記複数の表示範囲の目盛値に対して
も、前述のように、昇順、又は降順表示が可能である。
つまり、昇順、又は降順表示の指令が機能キー群9を介
して前述のようにマイクロコンピュータ10に入力され
ると、この指令に基づいて、目盛表示部1により表示さ
れた目盛に対応して目盛値表示領域3に表示される目盛
値を昇順、又は降順表示するように、マイクロコンピュ
ータ10は編集を行なう。そして、昇順、又は降順表示
された目盛値を直読し、直読した測定値に単位を付すこ
とによって、任意の縮尺あるいは倍率の距離測定が、そ
の単位も含めて正確且つ容易に行なえる。
【0105】ここで、本実施例の電子メジャーを使用し
て、対数等の関数に対応する目盛表示を行なう場合につ
いて、図15を参照しながら以下に詳細に説明する。な
お、説明の便宜上、関数目盛表示の例として対数目盛表
示する場合を示すが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、他の関数目盛表示についても同様に実施可能で
ある。
【0106】先ず、入力キー群4の関数情報キーを押圧
する。関数情報キーの押圧に伴って、ディスプレイ部5
には「関数情報」と表示され、電子メジャーは関数目盛
表示モードになる。それから入力キー群4の数値キー、
四則演算キー、アルファベットキー、及び演算記号キー
を使用して常用対数を意味する“log”を入力する。
この対数表記“log”はマイクロコンピュータ10に
送られ、ディスプレイ部8に表示される。これにより、
電子メジャーが対数目盛表示モードに移行したことが確
認できる。
【0107】次に、数値キー及びシフトキーを介する
か、或いは位置情報入力部11を介するかして、所望の
表示範囲における表示位置の始点eおよび終点fを入力
することによって、目盛表示部1上で対数目盛表示すべ
き表示範囲を指定する。なお、表示範囲を複数設定する
場合には、前述のように、所望数に対応する表示位置の
始点および終点を表示範囲ごとに特定すればよい。その
後、各始点および終点に対応する目盛値を入力キー群4
を介して入力する。
【0108】上記操作により、マイクロコンピュータ1
0は各種演算を行い、対数に対応する目盛および目盛値
を記憶し、これらが目盛表示部1の指定された表示範囲
に表示されるように制御する。また、入力キー群4を介
して、所望の倍率あるいは縮尺を入力することによっ
て、表示される対数目盛を編集する(縮小、又は拡大す
る)ことも可能である。更に、複数の表示範囲を指定す
る際、等間隔の目盛および関数目盛をそれぞれ表示する
表示範囲を指定することによって、これらの目盛を同時
に表示することも可能である。
【0109】又、上記関数目盛値に対しても、前述のよ
うに、昇順、又は降順表示が可能である。つまり、昇
順、又は降順表示の指令が機能キー群9を介してマイク
ロコンピュータ10に入力されると、この指令に基づい
て、目盛表示部1により表示された目盛に対応して目盛
値表示領域3に表示される目盛値を昇順、又は降順表示
するように、マイクロコンピュータ10は編集を行な
う。そして、昇順、又は降順表示された目盛値を直読
し、直読した測定値に単位を付すことによって、任意の
関数に係る測定が、その単位も含めて正確且つ容易に行
なえる。
【0110】上記の説明では、入力キー群4を使用して
所望の関数式を入力する例を示したが、本発明はこれに
限定されるものではなく、例えば、使用頻度の高い関数
については、予め専用の関数キーを設けておき、該関数
キーを押圧することによって、関数目盛表示が自動的に
行なわれるように構成することが好ましい。これによ
り、関数目盛表示を行なう際の操作性が著しく向上す
る。
【0111】ここで、上記の電子メジャーの動作につい
て以下に説明する。例えば、縮尺1/100の図面(又
は地図)上の長さ(又は距離)は、直読により以下のよ
うにして測定される。
【0112】即ち、先ず、入力キー群4を介して、
“1”、“0”、“0”の数値キーがこの順に入力され
ると、目盛線表示領域2は図4に示すように、縮尺1/
100に対応するように目盛を表示すると共に、上記縮
尺1/100がディスプレイ部8に表示される。この結
果、電子メジャーは、縮尺1/100の図面あるいは地
図の距離を読み取る専用のスケール(縮尺1/100で
図面を作成するための専用のスケールでもある)にな
る。そして、電子メジャー本体が被測定物上の所望の箇
所付近にセットされる。
【0113】なお、この時、“m”(メートル)が、距
離の単位としてディスプレイ部5(図2参照)に表示さ
れる。また、図4中、目盛線2a〜2dにおいて黒塗り
で示す領域は目盛線2a〜2dを構成する液晶がON状
態にあることを示す一方、白抜きで示す領域は液晶がO
FF状態にあることを示している。
【0114】この状態で、測定を行う2点間の長さ(又
は距離)は、目盛線2a〜2dを利用して直接読み取り
可能となる。つまり、目盛線2aが最も粗い目盛になる
一方、2dが最も細かい目盛になるので、測定長さ(又
は距離)およびその測定精度に応じて読み取る目盛線を
2a〜2dから適宜選択して直読すればよい。
【0115】この時、測定者の希望した箇所が、目盛値
の表示された目盛線に対応していなければ、ライトトペ
ン等の位置情報入力部11を介して、再度、所望の箇所
を指定すると、この指定した位置に目盛値が表示される
ようにマイクロコンピュータ10により編集される。
【0116】なお、入力キー群4の数値キー及びシフト
キーを使用することによっても、同様に指定した位置に
目盛値を表示できる。
【0117】そして、目盛線2a〜2dを利用して直読
した読み取り値にディスプレイ部5に表示されている単
位〔m〕を付したものが測定長さ(又は測定距離)とな
る。即ち、縮尺に伴う換算を行う必要がなくなる。な
お、図4中のAは実寸1cmに対応する長さを示してい
る。又、機能キー群9を適宜選択して押圧することによ
って、所望の単位換算を行うことができる。
【0118】以上のように、目盛線が複数設けられてい
るので、読み取り精度が向上し、高測定精度が要求され
る場合にも十分対応できる。又、この時、目盛線表示領
域2近傍に設けられた目盛値表示領域3に表示された目
盛値は、その表示位置が、ライトペン等の位置情報入力
部11又は入力キー群4を介して変更できるので、上記
測定値を短時間で、しかも精度良く、直接読み取れる。
【0119】又、目盛値を読み取る際、“昇順”キー又
は“降順”キーを押圧することによって、目盛値の昇順
表示および降順表示を行うことができるので、距離(又
は長さ)の測定中に、現在とは逆向きにある測定点まで
の距離(又は長さ)を電子メジャーを180度回転する
等してセットし直すことなく正確、短時間に測定でき
る。したがって、測定に要する時間が大幅に短縮される
と共に、操作性が著しく向上する。なお、作図する場合
にも同様の効果が得られる。
【0120】更に、“正数表示”キー又は“正・負数表
示”キーと、上記ライトペンとを組み合わせて使用すれ
ば、所望の点をゼロ点として、正数/負数の目盛値を相
対表示させることができる。それゆえ、上記と同様に、
電子メジャー本体を固定したままで、所定領域に点在す
る複数の測定点までの長さ(又は距離)を測定できる。
したがって、測定に要する時間が大幅に短縮されると共
に、操作性が著しく向上する。なお、ライトペンの代わ
りに数値キー及びシフトキーを併用しても同様の結果が
得られる。
【0121】次に、例えば、縮尺1/50000の図面
(又は地図)の上の長さ(又は距離)の測定を行う場合
について以下に説明する。なお、説明の便宜上、目盛お
よびその対応する目盛値の編集については、上記した説
明と同じであるので、省略する。
【0122】先ず、入力キー群4を介して、“5”、
“0”、“0”、“0”、“0”の数値キーがこの順に
入力されると、目盛線表示領域2は図5に示すように、
縮尺1/50000に対応するように表示されると共
に、上記縮尺1/50000がディスプレイ部8に表示
される。この結果、電子メジャーは、今度は、縮尺1/
50000の図面(又は地図)の上の長さ(又は距離)
を読み取る専用のスケールになる(縮尺1/50000
の図面を作図する専用のスケールでもある)。そして、
電子メジャー本体が被測定物上の所望の箇所付近にセッ
トされる。
【0123】なお、この時、“km”(キロメートル)
が、距離の単位としてディスプレイ部5(図2参照)に
表示される。また、図4の場合と同様に、図5中、目盛
線2a〜2dにおいて黒塗りで示す領域は目盛線2a〜
2dを構成する液晶がON状態にあることを示す一方、
白抜きで示す領域は液晶がOFF状態にあることを示し
ている。
【0124】この状態で、測定を行う2点間の長さ(又
は距離)は目盛線2a〜2dを利用して直接読み取り可
能となる。つまり、測定長さ(又は距離)およびその測
定精度に応じて、読み取るべき目盛線を2a〜2dから
選択して直読すればよい。そして、目盛線2a〜2dを
利用して直読した読み取り値にディスプレイ部5に表示
されている単位〔km〕を付したものが測定長さ(又は距
離)となる。即ち、縮尺に伴う換算を行う必要がなくな
る。なお、図4中のBは実寸2cmに対応する長さを示し
ており、本実施例ではB=2Aの関係がある。
【0125】ところで、例えば、縮尺1/0.5、即ち
倍率2倍の図面(又は地図)の上の長さ(又は距離)の
測定を行う場合、入力キー群4を介して、
“0”、“.”(小数点)、“5”がこの順に入力され
ると、電子メジャーは、倍率2倍の図面(又は地図)の
上の長さ(又は距離)を読み取る専用のスケールになる
(倍率2倍の図面を作図する専用のスケールでもあ
る)。その後は、上記と同様の手順で所望の長さ(又は
距離)が測定される。つまり、倍率2倍に対応する目盛
線2a〜2d(図示しない)を利用して直読した読み取
り値にディスプレイ部5に表示されている単位を付した
ものが測定長さ(又は距離)となる。即ち、倍率に伴う
換算を行う必要がなくなる。
【0126】以上のように、上記電子メジャーは、入力
キー群4を介して所望の縮尺(又は倍率)を入力するだ
けで、測定すべき図面あるいは地図の縮尺(又は倍率)
に応じて、マイクロコンピュータ10が目盛線2a〜2
dの表示を変化させるので、どのような縮尺(又は倍
率)、例えば16/1、1/38、1/691、1/4
1953等の縮尺(又は倍率)の図面(又は地図)上の
長さ(又は距離)でも、表示された目盛線2a〜2dを
利用して直読し、この読み取り値にディスプレイ5で表
示されている単位を付すだけで、容易にしかも高精度に
長さ(又は距離)の測定が行なえる。
【0127】しかも、電子メジャー本体が図2に示すよ
うな形状(フラットな形状)を有しているので、測定者
にとって扱い易く、測定の操作性が向上する。この時、
上記目盛線2a〜2dの近傍に設けられた目盛値表示領
域3に表示された目盛値、およびその編集機能により、
上記読み取り値を短時間で、しかも精度良く読み取れ
る。更に、機能キー群9により、所望の単位換算、目盛
及びその目盛値のシフト動作が容易に、しかも誤りなく
行なえる。
【0128】本実施例に係る電子メジャーを図面作成用
のドラフターのアーム(図示しない)、又はその付近に
設置して使用すると、縮小、或いは拡大された図面や地
図の作成時の作業効率が向上する。特に、近距離の場
合、アームを移動させずに電子メジャーの目盛の移動に
より図面作成作業の効率が著しく向上する。
【0129】ところで、例えば、縮尺1/100の図面
(又は地図)上の長さと、倍率2倍の図面(又は地図)
上の長さ(又は距離)の測定をただ一つの電子メジャー
で行う場合、先ず、前述のように、縮尺あるいは倍率が
数値キーを介して入力され、それから2つの表示範囲を
特定する始点および終点が数値キーおよびシフトキーを
介するか、或いは位置情報入力部11(例えばライトペ
ン)を介するかして入力されると、マイクロコンピュー
タ10により目盛線表示領域2、及び目盛値表示領域3
は制御されて、2つの表示範囲にそれぞれ分割される。
【0130】この結果、電子メジャーは、倍率2倍およ
び縮尺1/100の両方の図面上の長さ(又は距離)を
読み取る専用のスケールになる(倍率2倍および縮尺1
/100の図面を作図する専用のスケールでもある)。
その後は、上記と同様の手順で所望の長さ(又は距離)
が測定される。つまり、表示範囲ごとに表示された目盛
値の読み取り値にディスプレイ部5に表示されている単
位を付したものが測定長さ(又は距離)となる。即ち、
倍率に伴う換算を行う必要がなくなる。
【0131】以上のように、上記電子メジャーは、複数
の表示範囲を指定するだけで、測定すべき図面あるいは
地図の縮尺(又は倍率)に応じて、マイクロコンピュー
タ10が目盛線2a〜2d、及び目盛値の表示を変化さ
せる構成である。したがって、ただ一つの電子メジャー
で、複数の縮尺の異なる図面上の長さ(又は距離)の測
定が可能になると共に、測定の際の操作性が著しく向上
する。これは、作図の場合についても同様である。
【0132】このとき、目盛値を読み取る際、“昇順”
キー又は“降順”キーを併用することによって、測定に
要する時間が大幅に短縮されると共に、操作性が著しく
向上する。なお、作図する場合にも同様の効果が得られ
る。
【0133】又、上記電子メジャーを使用して、対数等
の関数に対応する目盛表示を行なう場合、関数情報キ
ー、入力キー群4を使用して対数表記“log”を入力
し、更に数値キー及びシフトキーを介するか、或いは位
置情報入力部11を介するかして、表示位置の始点およ
び終点を指定すると、マイクロコンピュータ10は各種
演算を行い、対数目盛、及びそれに対応する目盛値が目
盛表示部1の指定された表示範囲に表示される。これに
より、対数変化するデータの読み取りや、対数グラフの
作成が行なえる。
【0134】このとき、目盛値を読み取る際、“昇順”
キー又は“降順”キーを併用することによって、測定に
要する時間が大幅に短縮されると共に、操作性が著しく
向上する。なお、作図する場合にも同様の効果が得られ
る。
【0135】以上のように、上記電子メジャーの構成に
よれば、各種の関数に対応する目盛を目盛表示部1の指
定された表示範囲に表示することが可能となるので、該
関数のグラフの作成、及び関数的に変化するデータの読
み取りが可能となる。
【0136】なお、上記の電子メジャーは卓上電子計算
機或いは電子手帳の機能も有しており、入力キー群4、
マイクロコンピュータ10及びディスプレイ部8によ
り、所望の科学技術計算の実行や各種データ、文字、記
号、パターン等の表示が行なえる。
【0137】
【発明の効果】請求項1の発明は、以上のように、縮尺
あるいは倍率に関するデータ等を入力する第1入力手段
と、距離測定のための目盛を表示する目盛表示手段と、
距離の単位等を表示すると共に、上記の各種入力データ
を表示する第1表示手段と、上記目盛表示手段近傍に設
けられ、表示された目盛に対応する目盛値を表示する第
2表示手段と、上記入力データに基づいて各種演算を行
い、この演算結果に基づいて上記データに対応する目盛
表示を上記の目盛表示手段が行うように記憶し、又その
記憶データに基づく各種演算を行うと共に、第1表示手
段が上記単位等の表示を行うように制御する制御手段
と、表示部分の編集のための情報を入力する第2入力手
段と、上記編集のための情報に基づいて、表示部分の編
集を行う編集手段とを備えた構成である。
【0138】それゆえ、表示された上記目盛を直読する
ことによって、その単位も含めて、任意の縮尺あるいは
倍率の距離測定を正確に行えると共に、従来の、形状に
よる測定の操作性の悪さを克服できる。
【0139】又、従来のものさしのように扱い易く、容
易に測定が行え、且つ目に与える疲労を軽減できる。ま
た、測定の際、電子メジャー本体を固定したままで、測
定値を読み取りやすいように編集できるので、操作性及
び作業効率が向上すると共に、付加価値を高めることが
できる。
【0140】更に、所望の縮尺あるいは倍率で表示され
た目盛及び目盛値に基づいて、図面やグラフの作成が容
易に行えるという効果を併せて奏する。
【0141】請求項2の発明は、以上のように、第1入
力手段を介して入力された表示用情報に基づいて、目盛
表示手段により表示された目盛に対応する目盛値の表示
方向を変更するように編集を行う編集手段を備えた構成
である。
【0142】それゆえ、表示された上記目盛を直読する
ことによって、その単位も含めて、任意の縮尺あるいは
倍率の距離測定が正確に行えると共に、従来の、形状に
よる測定の操作性の悪さを克服できる。
【0143】又、従来、目盛に付された目盛値が固定化
されているため、現在と逆向きにある測定点との間の距
離を測定するときには、その都度、スケールを180度
回転する等してセットし直すという煩雑で時間の要する
作業を回避できると共に、測定する方向に関係なく目盛
値の読み取りが高精度に且つ容易に行える。
【0144】更に、寸法を間違えることなく、表示され
た目盛及び目盛値に基づいて、図面やグラフの作成が容
易に行えるという効果を併せて奏する。
【0145】請求項3の発明は、以上のように、上記請
求項1の構成において、上記編集のための情報が、表示
内容の位置変更やその位置指定に関する位置情報からな
る構成である。
【0146】それゆえ、請求項1の効果に加えて、表示
される目盛、及びこの目盛に対応して表示される目盛値
を、指定した位置にくるように編集できるので、電子メ
ジャー本体を必要に応じて移動させる等してセットし直
すという煩雑で時間の要する作業を回避できると共に、
最後の桁を読み取るのに要する時間を短縮でき、その読
み取り精度が向上する。
【0147】又、電子メジャーを移動させることなく、
所望の縮尺あるいは倍率で表示された目盛及び目盛値に
基づいて、図面やグラフの作成が容易に行えるという効
果を奏する。
【0148】請求項4の発明は、以上のように、縮尺あ
るいは倍率に関するデータ等を入力するための第1入力
手段を介して入力された情報に基づいて、目盛表示手段
により表示される目盛の位置、及び第2表示手段により
表示される目盛値の位置を変更するように編集を行う編
集手段を備えた構成である。
【0149】それゆえ、表示された上記目盛を直読する
ことによって、その単位も含めて、任意の縮尺あるいは
倍率の距離測定が正確に行えると共に、従来の、形状に
よる測定の操作性の悪さを克服できる。
【0150】又、従来のものさしのように扱い易く、測
定し易く、且つ目に与える疲労を大幅に軽減できる電子
メジャーを提供できる。
【0151】更に、構成を複雑化することなく、目盛、
及び目盛値の位置変更を行うことができるので、コスト
低減、及び省スペース化が可能となる。
【0152】加えて、長さ(又は距離)測定のために、
電子メジャー本体を必要に応じて移動させる等してセッ
トし直すという煩雑で時間の要する作業を回避できるの
で、作業効率が著しく向上する。
【0153】そして、電子メジャーを移動させることな
く、所望の縮尺あるいは倍率で表示された目盛及び目盛
値に基づいて、図面やグラフの作成が容易に行えるとい
う効果を併せて奏する。
【0154】請求項5の発明は、以上のように、昇順、
及び降順の指令を入力する第3入力手段と、この第3入
力手段を介して入力される指令に基づいて、目盛表示手
段により表示された目盛に対応して第2表示手段により
表示される目盛値を昇順、又は降順表示するように編集
を行う編集手段とを備えた構成である。
【0155】それゆえ、表示された上記目盛を直読する
ことによって、任意の縮尺あるいは倍率の距離測定が、
その単位も含めて正確に行なえると共に、従来の、形状
による測定の操作性の悪さを克服できる。
【0156】又、目盛に対応して表示される目盛値を昇
順、又は降順表示するように編集できるので、逆向きに
長さ(又は距離)を測定するために、電子メジャー本体
の向きを必要に応じて変更する等してセットし直すとい
う煩雑で時間の要する作業を回避できるので、作業効率
が著しく向上する。
【0157】更に、逆向きに作図する際、電子メジャー
を移動させることなく、所望の縮尺あるいは倍率で表示
された目盛及び目盛値に基づいて、図面やグラフの作成
が容易に行えるという効果を併せて奏する。
【0158】請求項6の発明は、以上のように、位置情
報を入力する第2入力手段と、表示に関する指令を入力
する第3入力手段と、上記第2入力手段を介して指定さ
れた位置を目盛値の基準点とし、第3入力手段を介して
入力される指令に基づいて相対的な目盛値を表示するよ
うに編集を行う編集手段とを備えた構成である。
【0159】それゆえ、表示された上記目盛を直読する
ことによって、任意の縮尺あるいは倍率の距離測定が、
その単位も含めて正確に行なえると共に、従来の、形状
による測定の操作性の悪さを克服できる。
【0160】又、所望の点を基準点として、相対的な目
盛値を表示できるので、相対的な距離測定が行える。
【0161】更に、相対的な距離測定のために、電子メ
ジャー本体を移動させる等して所望の基準点にセットし
直すという煩雑で時間の要する作業を回避できるので、
作業効率が著しく向上する。
【0162】加えて、或る基準に対して相対的な作図を
行なう際、電子メジャーを移動させることなく、所望の
縮尺あるいは倍率で表示された目盛及び目盛値に基づい
て、図面やグラフの作成が容易に行えるという効果を併
せて奏する。
【0163】請求項7の発明は、以上のように、請求項
4、請求項5、又は請求項6記載の構成を有する電子メ
ジャーを図面作成用のドラフターのアーム又はその付近
に設置した構成されている。
【0164】それゆえ、請求項4、請求項5、又は請求
項6の効果に加えて、アームを移動させる代わりに、電
子メジャーの目盛を移動させることによって、所望の図
面作成作業が行えるので、作業効率を著しく向上できる
という効果を奏する。
【0165】請求項8の発明は、以上のように、縮尺あ
るいは倍率に関するデータ、及び少なくとも1種類の目
盛表示範囲を指定するデータを入力する第1入力手段
と、目盛を表示する目盛表示手段と、距離の単位等を表
示すると共に、上記の各種入力データを表示する第1表
示手段と、上記目盛表示手段近傍に設けられ、表示され
た目盛に対応する目盛値を表示する第2表示手段と、上
記入力データに基づいて各種演算を行い、この演算結果
に基づいて上記データに対応する目盛表示および目盛値
の表示を上記の目盛表示手段および第2表示手段が行う
ように記憶し、又その記憶データに基づく各種演算を行
うと共に、第1表示手段が上記単位等の表示を行うよう
に制御する制御手段と、上記第1入力手段を介して指定
された表示範囲ごとに、目盛および目盛値をそれぞれ表
示するように編集を行う編集手段とを備えた構成であ
る。
【0166】それゆえ、第1入力手段により指定された
表示範囲ごとに表示された上記目盛を直読することによ
って、任意の縮尺あるいは倍率を有する複数の長さ(距
離)測定が、その単位も含めて正確に行なえると共に、
従来の、形状による測定の操作性の悪さを克服できる。
【0167】また、複数の長さ(距離)測定のために、
各測定の対象ごとに目盛の設定をし直すという煩雑で時
間の要する作業を回避できるので、作業効率が著しく向
上する。
【0168】更に、倍率あるいは縮尺の異なる複数の目
盛及び目盛値に基づいて、複数の図面やグラフの作成が
容易に行えるという効果を併せて奏する。
【0169】請求項9の発明は、少なくとも1種類の目
盛表示範囲を指定する位置情報を入力する専用の第2入
力手段を備えた構成である。
【0170】それゆえ、請求項8の発明の効果と同様
に、少なくとも1種類の目盛表示範囲を指定する位置情
報が第2入力手段を介して入力されるので、指定された
表示範囲ごとに表示された上記目盛を直読することによ
って、任意の縮尺あるいは倍率を有する複数の長さ(距
離)測定が、その単位も含めて正確に行なえると共に、
従来の、形状による測定の操作性の悪さを克服できる。
【0171】又、なお、表示範囲の指定が専用の第2入
力手段により行えるので、表示範囲の指定の際の操作性
が著しく向上する。
【0172】更に、複数の長さ(距離)測定のために、
各測定の対象ごとに目盛の設定をし直すという煩雑で時
間の要する作業を回避できるので、作業効率が著しく向
上する。
【0173】加えて、倍率あるいは縮尺の異なる複数の
目盛及び目盛値に基づいて、複数の図面やグラフの作成
が容易に行えるという効果を併せて奏する。
【0174】請求項10の発明は、請求項8または請求
項9の発明において、上記第1入力手段には関数情報が
入力される構成である。
【0175】それゆえ、請求項8又は請求項9の効果に
加えて、指定された表示範囲ごとに関数目盛が表示され
るので、従来のものさしでは処理できないグラフの作成
や、データの読み取りが容易に行えるという効果を併せ
て奏する。
【0176】請求項11の発明は、請求項8、請求項
9、又は請求項10の発明の構成に加えて、昇順、及び
降順の指令を入力する第3入力手段を備え、上記編集手
段は、該第3入力手段を介して入力される指令に基づい
て、表示された目盛に対応する目盛値を昇順、又は降順
表示するように編集を行う構成である。
【0177】それゆえ、請求項8、請求項9、又は請求
項10の効果に加えて、表示された上記の目盛値の昇
順、または降順表示を容易に行なえるという効果を併せ
て奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子メジャーの構成の要部を示すブロ
ック図である。
【図2】上記電子メジャーの外形を示す斜視図である。
【図3】図2の要部拡大図である。
【図4】縮尺1/100で描かれた図面(又は地図)上
の長さ(又は距離)を測定する時の目盛線と目盛値とを
示す説明図である。
【図5】縮尺1/50000で描かれた図面(又は地
図)上の長さ(又は距離)を測定する時の目盛線と目盛
値とを示す説明図である。
【図6】目盛、及び目盛値を位置情報入力部を介して指
定した位置に移動させることを説明するための説明図で
ある。
【図7】図6の目盛、及び目盛値を移動させた場合の一
例を示す説明図である。
【図8】目盛、及び目盛値を機能キーを介して昇順表示
させることを説明するための説明図である。
【図9】目盛、及び目盛値を機能キーを介して降順表示
させることを説明するための説明図である。
【図10】目盛、及び目盛値を、機能キー及び位置情報
入力部を介して正・負数表示させることを説明するため
の説明図である。
【図11】本発明に係る電子メジャーにおいて、目盛値
を正確に且つ容易に読み取れる最適方向を示すための説
明図である。
【図12】目盛値の表示方向を変更することによって、
上記電子メジャーの目盛値を図11とは異なる方向から
でも正確に且つ容易に読み取れることを示すための説明
図である。
【図13】図12において、目盛値の表示方向の変更例
を示すための説明図である。
【図14】上記電子メジャーが、目盛表示部を複数の表
示範囲に分割して、表示範囲ごとに異なる目盛を表示で
きることを示すための説明図である。
【図15】上記電子メジャーが、対数目盛表示を指定し
た表示範囲に表示できることを示すための説明図であ
る。
【図16】従来の三角スケールの斜視図である。
【図17】上記電子メジャーが、目盛表示部を複数の表
示範囲に分割して、表示範囲ごとに異なる目盛を表示し
た場合、表示範囲毎に単位を特定できることを示す説明
図である。
【図18】上記電子メジャーが、目盛表示部を複数の表
示範囲に分割して、表示範囲ごとに異なる目盛を表示し
た場合、表示範囲毎に単位を特定できることを示す他の
説明図である。
【符号の説明】
2 目盛線表示領域(目盛表示手段) 3 目盛値表示領域(第2表示手段) 4 入力キー群(第1入力手段) 5 ディスプレイ部(第1表示手段) 8 ディスプレイ部(第1表示手段) 9 機能キー群(第3入力手段) 10 マイクロコンピュータ(制御手段、編集手段) 11 位置情報入力部(第2入力手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮後 誠 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 服部 吉広 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】縮尺あるいは倍率に関するデータ等を入力
    する第1入力手段と、 目盛を表示する目盛表示手段と、 距離の単位等を表示すると共に、上記の各種入力データ
    を表示する第1表示手段と、 上記目盛表示手段近傍に設けられ、表示された目盛に対
    応する目盛値を表示する第2表示手段と、 上記入力データに基づいて各種演算を行い、この演算結
    果に基づいて上記データに対応する目盛表示を上記の目
    盛表示手段が行うように記憶し、又その記憶データに基
    づく各種演算を行うと共に、第1表示手段が上記単位等
    の表示を行うように制御する制御手段と、 表示内容の編集のための情報を入力する第2入力手段
    と、 上記編集のための情報に基づいて、表示内容の編集を行
    う編集手段とを備えた電子メジャー。
  2. 【請求項2】縮尺あるいは倍率に関するデータ等を入力
    すると共に、表示された目盛に対応する目盛値の表示方
    向を設定する表示用情報を入力する第1入力手段と、 目盛を表示する目盛表示手段と、 距離の単位等を表示すると共に、上記の各種入力データ
    を表示する第1表示手段と、 上記目盛表示手段近傍に設けられ、表示された目盛に対
    応する目盛値を表示する第2表示手段と、 上記入力データに基づいて各種演算を行い、この演算結
    果に基づいて上記データに対応する目盛表示を上記の目
    盛表示手段が行うように記憶し、又その記憶データに基
    づく各種演算を行うと共に、第1表示手段が上記単位等
    の表示を行うように制御する制御手段と、 上記表示用情報に基づいて、表示内容の編集を行う編集
    手段とを備えた電子メジャー。
  3. 【請求項3】上記編集のための情報が、表示内容の位置
    変更やその位置指定に関する位置情報であることを特徴
    とする請求項1記載の電子メジャー。
  4. 【請求項4】縮尺あるいは倍率に関するデータ等を入力
    する第1入力手段と、 目盛を表示する目盛表示手段と、 距離の単位等を表示すると共に、上記の各種入力データ
    を表示する第1表示手段と、 上記目盛表示手段近傍に設けられ、表示された目盛に対
    応する目盛値を表示する第2表示手段と、 上記入力データに基づいて各種演算を行い、この演算結
    果に基づいて上記データに対応する目盛表示を上記の目
    盛表示手段が行うように記憶し、又その記憶データに基
    づく各種演算を行うと共に、第1表示手段が上記単位等
    の表示を行うように制御する制御手段と、 上記第1入力手段を介して入力された情報に基づいて、
    上記目盛の表示位置、及び目盛値の表示位置を変更する
    ように編集を行う編集手段とを備えた電子メジャー。
  5. 【請求項5】縮尺あるいは倍率に関するデータ等を入力
    する第1入力手段と、 昇順、及び降順の指令を入力する第3入力手段と、 目盛を表示する目盛表示手段と、 距離の単位等を表示すると共に、上記の各種入力データ
    を表示する第1表示手段と、 上記目盛表示手段近傍に設けられ、表示された目盛に対
    応する目盛値を表示する第2表示手段と、 上記入力データに基づいて各種演算を行い、この演算結
    果に基づいて上記データに対応する目盛表示を上記の目
    盛表示手段が行うように記憶し、又その記憶データに基
    づく各種演算を行うと共に、第1表示手段が上記単位等
    の表示を行うように制御する制御手段と、 上記第3入力手段を介して入力される指令に基づいて、
    表示された目盛に対応する目盛値を昇順、又は降順する
    ように編集を行う編集手段とを備えた電子メジャー。
  6. 【請求項6】縮尺あるいは倍率に関するデータ等を入力
    する第1入力手段と、 目盛を表示する目盛表示手段と、 距離の単位等を表示すると共に、上記の各種入力データ
    を表示する第1表示手段と、 上記目盛表示手段近傍に設けられ、表示された目盛に対
    応する目盛値を表示する第2表示手段と、 上記入力データに基づいて各種演算を行い、この演算結
    果に基づいて上記データに対応する目盛表示を上記の目
    盛表示手段が行うように記憶し、又その記憶データに基
    づく各種演算を行うと共に、第1表示手段が上記単位等
    の表示を行うように制御する制御手段と、 位置情報を入力する第2入力手段と、 表示に関する指令を入力する第3入力手段と、 上記第2入力手段を介して指定された位置を目盛値の基
    準点とし、第3入力手段を介して入力される指令に基づ
    いて相対的な目盛値を表示するように編集を行う編集手
    段とを備えた電子メジャー。
  7. 【請求項7】図面作成のためのドラフターのアーム又は
    その付近に設置されたことを特徴とする請求項4、請求
    項5、又は請求項6記載の電子メジャー。
  8. 【請求項8】縮尺あるいは倍率に関するデータ、及び少
    なくとも1種類の目盛表示範囲を指定するデータを入力
    する第1入力手段と、 目盛を表示する目盛表示手段と、 距離の単位等を表示すると共に、上記の各種入力データ
    を表示する第1表示手段と、 上記目盛表示手段近傍に設けられ、表示された目盛に対
    応する目盛値を表示する第2表示手段と、 上記入力データに基づいて各種演算を行い、この演算結
    果に基づいて上記データに対応する目盛表示および目盛
    値の表示を上記の目盛表示手段および第2表示手段が行
    うように記憶し、又その記憶データに基づく各種演算を
    行うと共に、第1表示手段が上記単位等の表示を行うよ
    うに制御する制御手段と、 上記第1入力手段を介して指定された表示範囲ごとに、
    目盛および目盛値をそれぞれ表示するように編集を行う
    編集手段とを備えた電子メジャー。
  9. 【請求項9】少なくとも1種類の目盛表示範囲を指定す
    る位置情報を専用に入力する第2入力手段を備え、上記
    編集手段が第2入力手段を介して指定された表示範囲ご
    とに、目盛および目盛値をそれぞれ表示するように編集
    を行うことを特徴とする請求項8記載の電子メジャー。
  10. 【請求項10】上記第1入力手段には関数情報が入力さ
    れると共に、上記編集手段は、入力された関数に対応す
    る目盛および目盛値の表示を上記目盛表示手段および第
    2表示手段が行うように編集することを特徴とする請求
    項8又は請求項9記載の電子メジャー。
  11. 【請求項11】昇順、及び降順の指令を入力する第3入
    力手段を備え、上記編集手段は、該第3入力手段を介し
    て入力される指令に基づいて、表示された目盛に対応す
    る目盛値を昇順、又は降順するように編集を行うことを
    特徴とする請求項8、請求項9、又は請求項10記載の
    電子メジャー。
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